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自宅テイスティング:ノッカンドゥ KNOCKANDO 1996-2009 12年 オフィシャル マネージャーズチョイス #800790

だんだん美味しくなってきました。

 

ノッカンドゥ KNOCKANDO 1996-2009 12yo OB THE MANAGER'S CHOICE #800790 58.5%
Spanish Sherry European Oak Cask, one of 612 bottles

・香り:
強いシェリー,ビターチョコレート,黒糖,濃く甘酸っぱいプラムやプルーン,デーツなどのドライフルーツ,強く生の木や鉛筆の削りかすのようなウッディネス,松ヤニ,若い植物感と焦がした麦,ハーブとマギーブイヨンのようなコンソメ,クローブ,少し土っぽさ,キャラメリゼしたナッツ,かすかにミント,リッチ。

・味わい:
やや刺激のある口当たり,リッチで強い味わい,香り同様の強いシェリーとそのフルーティ,ブドウの皮,ドライフルーツ,香ばしい麦,ブランデーケーキ,キャラメリゼしたナッツ,ビターチョコレートそのものに近い強めの甘味と渋味,やや強めのウッディネスとタンニン,植物感と生の木のエグ味も強めだが開けたてと比べて弱まった,リッチで複雑。フルボディ。

・余韻:
エグ味もあるがハーブと良いシェリーの要素が長く残る。

・加水:
崩れないが,加水が多くなるとエグ味が際立つ。

・総評:
リッチなシェリーカスクのノッカンドゥ。
マネージャーズチョイスはプレーンな樽のものが多く,こういうバリシェリーは珍しいと思って買ったが,開けたては生の木のエグ味が非常にキツく,ちょっと飲めなかった。
しかし時間とともにエグ味は抜けてきて,3か月ほどで美味しく飲めるようになった。

【Good/Very Good】

オフィシャルのマネージャーズチョイスからノッカンドゥ1996,12年熟成。
ヨーロピアンオークシェリーのシングルカスクで,非常に濃い色合いです。

同じバリシェリーでも,昔のものと違って生々しい樽感がありちょっと強引な感じは否めませんが,香り・味わいともリッチで複雑です。
そのあたりがマネージャーにチョイスされたのだと思います。

開けた時には,なんだこれと思うくらい生々しい木のエグ味が強く,ちょっと飲み続けるのが難しいくらいでした。
抜けてくるかなと思って放置していたら,やはり徐々に抜けてきました。
今も飲み疲れはするものの,美味しくいただけるリッチでフルボディなモルトになりました。
 

#ノッカンドゥ (KNOCKANDO)

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