MENU

自宅テイスティング:ロングモーン 1976 35年 ウイスキーエージェンシー パーフェクトドラム

ウッディネスは強めですが,76ロングモーンらしさもしっかりありました。

 

ロングモーン LONGMORN 1976-2011 35yo THE WHISKY AGENCY THE PERFECT DRAM 53.6%
one of 187 bottles, EX-BOURBON HOGSHEAD

・香り:
アプリコットジャム,グランマニエ,濃く煮出しすぎた紅茶,バタークリーム,ナッツ入りのクッキー,バニラ,強めのオークとヒノキ風呂,オリエンタルな香木感も少々,淡い桃やパイナップルなどのトロピカルフルーツも奥から出てくる,リッチ。

・味わい:
滑らかな口当たりから芳醇に広がり,徐々にスパイシーになる,パイナップル系のトロピカル感は香りよりもしっかり感じる,グランマニエ,やはり強いオークと松ヤニ,オイル,ややクリーミーで粘性のあるテクスチャー,ジャム系の濃いねっとりした甘味,やや強めのタンニン,少しエグ味,リッチで複雑。

・余韻:
トロピカルフルーツとウッディネスが長く残る。

・加水:
よりクリーミーになり,多少の加水では崩れない。

・総評:
やや新樽に共通するようなオーキーなニュアンスが強く過熟感もなくはないが,トロピカルフルーツもあり複雑でリッチなロングモーン。
とても旨いが少々飲み疲れするタイプではある。

【Very Good】

ウイスキーエージェンシーのパーフェクトドラムからロングモーン1976,35年熟成。
海外から買いましたが,日本には入っていないボトルかもしれません。

70年代ロングモーンらしいフルーツ感も飲むと強く感じられますが,香り・味わいともにオーキーで松ヤニっぽさもあり,渋味はそれほど強くないのですが,私はちょっとスムーズに杯を重ねられないタイプでした。
そのぶん,樽由来の成分も含めて多彩で複雑なモルトでもあり,かなりリッチなモルトです。スペイサイドの長熟を飲んだという1杯の満足度は十二分でした。

 

#ロングモーン (LONGMORN)

この記事を書いた人