MENU

ニューリリース:グレンオード 1983 31年 ケイデンヘッド シングルカスク

オードらしい麦感もありますが,全体に穏やかでフルーティさが出ていました。

 

グレンオード GLENORD 1983-2014 31yo CADENHEAD SINGLE CASK 51%

香りは強い蜂蜜とオレンジ、アプリコットティー、淡く桃、やわらかでこなれた麦感がしっかり、少し樹液、飲むと滑らかな口当たり、香りの印象通りのコクのある蜂蜜とこなれた強い麦、熟したアプリコット、奥から桃や洋梨、少しオイル、フルーティでほど良い甘味、迫力のあるボディは無いミディアムボディで引っ掛かりがなく心地良い余韻。

【Very Good】

ケイデンヘッドのシングルカスクシリーズ(金色ラベル)からグレンオード1983,31年熟成。
ボトラーズのオードはめっきりリリースが無く,リリースのアナウンスがあってから,さすがケイデンヘッドと楽しみにしていたボトルでした。

オードのオフィシャル長熟に感じるような無骨な麦感を想像していたのですが,強い蜂蜜やフルーツ感も印象的な香味でした。
とはいってもこなれた麦感が終始主張し,旨味も感じてらしいといえばらしいニュアンスがありました。
無骨な麦と厚いボディを期待するとちょっぴり肩透かしを食らいますが,良い麦感とフルーツ感が伴に感じられるオードで,とても美味しかったです。

オードの長熟ボトラーズものには,ボディが弱まりフルーティが強まったタイプのものが散見されます。(サマローリブーケの1965,クラシックカスクの1965,OMCの1967など)
これらももちろん美味しかったのですが,本来のオフィシャルの無骨なハウススタイルとは異なるモルトで,今回のボトルはそういう方向へ変化し始めたオードという印象でした。

オードは好きな蒸留所ということもあり,美味しくてもいろいろ考えてしまいますね。

 

#グレンオード (GLENORD)

この記事を書いた人