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ニューリリース:グレンスペイ 1981 32年 ウイスキーエージェンシー&アレントレーディング

エージェンシーの長熟マイナー系モルトとしてはちょっと意外な系統でした。

 

グレンスペイ GLENSPEY 1981-2013 32yo THE WHISKY AGENCY with ARen Trading 50.9%
one of 203 bottles, Refill Hogshead

香りはフルーティだがややもっさり感あり、素朴な麦感と植物感、熟したオレンジ、紅茶、バニラ、オーク、飲むとまろやかでトロリとした口当たり、熟したオレンジや蜂蜜のコクのある甘味、麦と淡くオークのタンニン、やや粘性があり長めの余韻。

【Good/Very Good】

ウイスキーエージェンシーのニューリリース,グレンスペイ1981,32年熟成の長熟です。
台湾のアレントレーディング社とのジョイントボトリングとのことです。

香りにはオレンジなどのフルーツやバニラ,紅茶などのニュアンスがあり華やかさも無くはないのですが,もっさりしたニュアンスやわりと素朴な麦感や植物感も感じられました。
飲んでみると粘性のあるテクスチャーで,オレンジや蜂蜜の甘味にはコクもあって,オークのタンニンも深みを出していましたが,全体としては無骨なニュアンスも伴っているように思いました。

グレンスペイというと,決してメジャーな蒸留所ではなく,エージェンシーのこういう蒸留所の長熟モルトというと,ボディやハウススタイルは失われているものの突き抜けてエステリーでフルーティな変化を遂げたものがかなりの割合を占めるイメージでした。
しかしこのボトルは,厚いボディがあるわけではありませんが度数も高めでやや素朴なニュアンスがあり,想像した上記のようなタイプとは異質なものでした。

 

#グレンスペイ (GLENSPEY)

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