2020.09.29【日記】

アードベッグ 2000 20年 ザ・ニンフ "カジュアルドレス" #954 56.4%

軽やかで品のあるアードベッグです。

 

アードベッグ ARDBEG 2000 20yo The Nymph "Casual Dress" #954 56.4%
one of 198 bottles, Barrel



香りはフレッシュレモンとまだ硬い桃、生ハムメロン、若葉、淡くバニラ、潮風と強いスモーク。
飲むと口当たりはピリッと胡椒。鋭く強いスモーク優位のピート、薄めたシロップのようなクセの無い甘味とフレッシュな柑橘の酸味、しっかりと海の塩気、じわりと麦芽の旨味、少し砂利っぽいミネラル、オイルもあるがキレがあり、やや軽やかな余韻。


ミネラリーでらしさはしっかりあるが、砂利や塩素っぽい個性が強すぎず、スッキリとした品の良い近年のアードベッグ。
度数が高く最初はスパイシーだが、その割にボディには良い意味での軽さがあり、樽感も強すぎずとってつけたような味付け感が無いため飲み心地が良い。
言ってみればクセのある中ではクセの無い香味で、引っ掛かりが無くついつい杯を重ねてしまう。


”ザ・ニンフ”は、富山県の三郎丸蒸留所・稲垣さんとモルトヤマ・下野さんが選んだ樽からボトリングされたプライベートブランドです。
今回、ニューリリースに先立ってテイスティングをご依頼いただきました。

この蒸留所らしさはもちろんありますが、クセがあるのが前提のアードベッグの中では樽も原酒の個性も強すぎず、薄化粧で素直な香味なので飲み疲れしません。贅沢ですがソーダ割りにしても美味しいと思います。
私はなかなかに好きなタイプでした。

現状ではアイラモルトはなかなかボトリングする機会が無く、当然選択できる樽も多くはなかったものと推察します。
そんな中でも、特に珍しいアードベッグを蒸留所名表記で詰められたのは驚きですし、肝心の中身の質も良いのではないでしょうか。

 
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