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アイルオブジュラ 1966-1986 サマローリ 50%

憧れのモルトは期待通りでした。

 

アイルオブジュラ ISLE OF JURA 1966-1986 R.W.Duthie & Co. for SAMAROLI 50%
one of 180 bottles, Sherry Wood

香りは非常に華やかで陶酔感のあるフルーティ、心地良いオールド感、ライチやマンゴスチン、グレープフルーツのワタ、白ブドウ、枯れたモルティ。
飲んでも極めて華やかでフルーティ、じわじわと舌に染み込むようなテクスチャー、香り同様に陶酔感のある多彩なフルーツと長熟コニャックのようなブドウ感、果汁っぽい品のある甘味と酸味、陶酔感のある心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】

サマローリが1986年にダッシーズからボトリングしたジュラ1966、およそ20年の熟成です。

この頃のジュラには、同時期のボウモアを彷彿とさせるような弾けるようなトロピカルフルーツを感じるものがありますが、このボトルもそういうタイプだと聞いていました。
しかしなかなか飲む機会に恵まれず、いつか飲みたいと強く思っていたボトルのひとつでした。

ドキドキしながらテイスティングしましたが、香りからは期待通り陶酔感のあるフルーツが突き抜けて感じられました。
やはりライチやマンゴスチン、グレープフルーツのわたといった60年代ボウモアと共通する要素がたっぷりと含まれていました。
わずかながら枯れ感を伴っていたのですが、ボトリングから30年以上経過していますから状態としては良い方だと思います。

飲んでも香り同様に多彩で陶酔感のあるフルーツが感じられ、オールドらしい舌に染み込むようなテクスチャーが心地良く、香りよりもブドウっぽいニュアンスが顕著に感じられたのも好印象でした。

みずみずしい果汁のような甘味と酸味も心地良く、ボディも少し枯れているものの保たれており、最後まで陶酔感がありました。

60年代ボウモアとブラインドでは区別がつかないと感じるマキロップチョイスのジュラ1966と同系統のフルーツ感でしたが、こちらの方が厚みがありました。
そういう意味でも期待通りで、さらに状態の良いものがあればまた飲んでみたいですが、世界に180本でボトリング後32年だと、いろんな意味でなかなか難しいでしょうね。。。

 

#アイルオブジュラ (ISLE OF JURA)

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