2018.06.20【日記】

グレンモーレンジ オフィシャル ポートウッドフィニッシュ 90年代後半流通 46.5%

以前飲んだ時より明らかにオールド感を帯びており、いろいろ考えさせられました。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB PORT WOOD FINISH 46.5%
90年代後半流通



香りには丸みがあり芳醇で強い。プルーン、ブドウの皮、黒糖、ビターチョコレート、奥にこなれたモルティ、淡くレザーや妖艶なニュアンスがある。
飲んでも芳醇で意外に飲みごたえあり。やや粘性のあるテクスチャー、ジャム系のコク深い甘味、淡いが古い家具のようなウッディネス、チョコレートやタンニンの心地良い渋味、少しレザーや腐葉土、妖艶さや陶酔感もある余韻。

【Very Good, Interesting】


90年代後半流通と思われるグレンモーレンジ,オフィシャルのポートウッドフィニッシュです。
ウッドフィニッシュのはしりともいうべきモーレンジですが、最初の頃のボトリングで、46.5%という特殊な度数です。

ボトリングからそれなりに時間が経っていることもあってか、香味は強いのですがこなれており、味付け感も気にならず自然な濃厚さです。
多彩な香味が経年変化とも合わさってハイレベルで一体感を帯びているという印象で、深い甘味と渋味のバランスも良く、淡いですがレザーや土っぽさまであって妖艶さと陶酔感がありました。


今回のモーレンジは恐らく80年代蒸留の原酒で、90年代後半のボトリングから20年程度が経過している加水のモルトですが、明らかに経年変化でこなれた感じがありました。そして、それだけでなく古い腐葉土やレザーなどによって深く複雑になっているような感じや、少し妖艶さを伴うような雰囲気など、以前なら80年代蒸留のボトルに感じるとは思えなかった良いオールドボトルのようなニュアンスが感じられたのが特に印象的で、これは10年くらい前に同ボトルを飲んだ時には全く感じなかったものでした。カスクフィニッシュ感もだんだん多種樽のヴァッティングに近づいているようでもあり、うっすらと、ボトリング後にモルトがオールドのような方向に変化していく過程をみているような感覚を味わうことができたのでした。

変化が進んでも、最終的に60年代以前の蒸留で伝説的に美味しいと感じるボトルと同様になるかどうかはわかりません。近年のものには全体としては加水と思えないような極端な濃厚さや良い意味での雑味、そして麦芽に由来しそうな芯の太さを感じにくいので、悪く考えると昔のボトルと比べたら香味の変化も少なく経年変化にボディがついてこれないようにも思えます。
とはいえ、今回のボトルをじっくり飲んで、少なくとも近い方向性の変化はしていくのだと実感できたのでした。

近年のものにも驚くほど美味しいものや太さを感じるものは存在しますし、蒸留所によっては良い雑味を残しているところもあります。経年変化後に往年の名ボトルに迫るような素晴らしいものが現れることにもまだまだ期待しながら、そして変化した後の各ボトルの姿を想像しながら、これからも飲み進めていきたいと思っています。
そのほうが楽しいですしね。

 
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