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ラフロイグ 1966-1997 31年 シグナトリー #1094 49.3%

念願かなって飲めました。感激です。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1966-1997 31yo SIGNATORY VINTAGE #1094 49.3%
one of 210 bottles

香りはこなれていて穏やか、アプリコットジャムやグレープフルーツのジャム、クリーム、樹液、淡く腐葉土、ヨードもある強いピート、ムスク、妖艶さがありリッチ。
飲むと粘性もある柔らかな口当たりから力強く広がる、濃縮したグレープフルーツ、噛み応えのあるテクスチャー、ワックス、コクのある甘味と優しい酸味、塩気が強いソルトピーナッツ、塩素やクレゾール、こなれているが強いピート、オイリーで長い余韻。

【Very Good/Excellent】

シグナトリーが1997年にボトリングした、ラフロイグ1966、31年熟成です。
私はラフロイグが大好きですが、60年代蒸留のもの、しかもカスクストレングスとなるとなかなか飲む機会もありません。
そしてこのシグナトリーの1966は、過去にニアミスで飲み損ねることを繰り返していたのですが、やっと巡り合えました。

香りの第一印象はやや落ち着いたカスクストレングスという感じで、こなれて濃縮感のあるフルーツ感やクリーミーさ、そして土っぽさのある強いピートが、らしいヨードを伴って感じられました。
経年変化も相まってか、複雑で深みがあり、妖艶さも感じられました。

飲んでもこなれていますがしっかりと広がるパワーと?み応えを感じるような凝縮感がありました。
らしいグレープフルーツ感にも濃縮感があり、しっとりとしたコクがあり、何よりピートにアードベックや70年代前半のブローラに近いニュアンスのある塩素っぽさが伴っていたのが印象的でした。

香りと味わいでやや印象が違いましたが、妖艶さは香り同様に味わいにおいても感じられ、余韻にも陶酔感がありました。

素敵な経験をありがとうございました。

 

#ラフロイグ (LAPHROAIG)

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