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ニューリリース:ラフロイグ 25年 オフィシャル 2016年リリース 48.6%

力強く伸びしろも多そうな大器のオフィシャル25でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 25yo OB bottles in 2016 48.6%
SECOND-FILL OLOROSO SHERRY CASKS AND AMERICAN BOURBON BARRELS

香りは華やかでフルーティ、バニラやオレンジ、オーク、淡く桃とプラム、銀杏、潮風、しっかりヨードのある魚介の燻製のような強いピート。
飲むと凝縮して少し粉っぽさのあるテクスチャー、粉末っぽさも含むグレープフルーツ、噛み応えがあり少しスパイシー、柑橘系の甘味と酸味、塩気もある、上品な魚介ダシ、味を引き締めるオーク、ヨードのある王道感のあるピートがしっかりあり、フルーツと共に長く残る。

【Good/Very Good】

今年201年目を迎えるラフロイグ蒸留所からニューリリースのオフィシャル25年です。
以前にご紹介した30年と同時リリースで、ラベルも今年から黒から白ベースに変わっていました。
逆算すると、美味しくて記憶に刻まれた1991ドイツ向けと同じくらいの蒸留でしょうか。
セカンドフィルオロロソシェリーカスクとバーボンバレルのヴァッティングです。

バニラやオークなどどちらかというと華やかなバーボンカスク由来の香味が優位かなと思いますが、プラムっぽいフルーツ感などシェリー系の要素も感じられる香りで、もちろんラフロイグらしい魚介ダシやヨードのあるピートも十分に感じられました。

飲むと期待する粉っぽい凝縮感も少しあって、バーボンバレルの影響か度数の割には結構スパイシーなオーク感がありました。
リフィルカスクのラフロイグに感じるようなグレープフルーツ感があり、甘味と酸味、そして塩気のバランスも良好でした。

ヴァッティングの多彩さは感じられ、ハウススタイルもあり、優れたオフィシャルボトルとして現時点でもかなり美味しいのですが、もう少し一体感が欲しい気がしました。
未開栓で10~20年くらい置きたい気もしますが、ボトルの最後のほうになっただけでももっと美味しくなっていると思います。

 

#ラフロイグ (LAPHROAIG)

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