ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.06.23【日記】

スコットランド旅行記 5/21 (5日目) 後編

前編からの続き

ボトルも多く、いったん車でトレーラーハウスに戻った。
そして、予定していた夜のバーベキュー&アイラオイスターパーティーのために予約していた牡蠣を受け取りに出かけた。
ブルイックラディから車で北上して15分程度、ちょっと海から離れる方向にあるので変な気がしたが、取れたての牡蠣を保存してある倉庫で100個の牡蠣を購入。持ち帰って生牡蠣、焼き牡蠣にする以外のものを、仲間達と片っ端から剥いていった。新鮮で美味しそうな牡蠣であり、牡蠣剥きそのものもかなり楽しかった。


牡蠣の準備が一段落したところで、隣に泊まっているのにまだ見ていないブルイックラディを見学。ブルイックラディの日は翌日なので、アイラフェス向けのボトルも含めて特別なものはほとんど売っていなかったが、翌日に向けて準備は進んでいるようであった。




トレーラーハウスに戻ると、アイラにとても詳しい茨城のバーテンダーさんが車でまだ行っていない北側の蒸留所に連れて行ってくれるとのことで、お願いした。もう時間的にはどの蒸留所も閉まっているとはいえ、翌日早朝にはアイラを立つため他の蒸留所は見られないと諦めていたので、とても嬉しかった。そして
ここにきてうそみたいに晴れ渡っていた。




島を北上し、まずはブナハーブンへ向かう。
前回細い道を長い時間進んでたどり着いたのを覚えていたが、今回は途中で見えたアイラ海峡とジュラ島の景色が感動的なほどの絶景で、この旅で1番だった。大雨だった朝、同じ日に快晴の下こんな景色に巡り会えるなんて誰が想像できただろう。圧倒されすぎて写真を撮り忘れたのが悔やまれるが、大概こういう雄大な風景は素人が写真にすると感動が色褪せるイメージである。


ブナハーブン蒸留所に到着し、外から見学した。以前に訪問した時にはブナハーブンのhの字が抜け落ちたままになっており、全体的にも決して資金豊富な蒸留所とは思えない外観だったのだが、入り口にはボトリングを待つ樽が大量に置かれており、抜け落ちていた文字も追加され、なんとなく以前より経済的に余裕がある印象を受けた。




※樽がいっぱい。よく見ると最初のhの文字の色や太さが違う。


続いてカリラも外から見学した。前回と大きな変化はなく、相変わらず少し工業的な印象のある蒸留所だが、本来はスチルハウスから見た外の景色が素晴らしく、また見たいと思った。






トレーラーハウスへの帰り道にキルホーマンも覗いてみた。相変わらず綺麗で可愛い蒸留所だったが、恐らくウェアハウスを増やすのか、隣を工事していた。また、防犯面を気にせず製麦施設や蒸留施設のドアが開けっぱなしになっていたのもアイラ島らしいなと思った。




皆のところに戻ってバーベキューと牡蠣を存分に楽しみ、部屋に戻ってからラガヴーリンのアイラフェスボトルを思い切って開栓した。
苦労して手に入れた貴重なボトルだが、バーテンダーさん達はお店のお客さんのために買っており、ここは私が開けるタイミングだと思った。
何より、このタイミングで皆で飲みたかったのだ。
そしてこれが非常に美味しかった。



 

もちろん高まった気持ちを抜きにテイスティングできるわけもないのだが、トロリとした粘性のあるコク深い味わいで、私の好きなスタンダードの16年をそのままの方向性で深く美味しくしたような印象だった。これぞアイラのカスク、というパンチのあるタイプではなく、開けたてから近寄りやすさもある優しいモルトでもあった。年数表記以上の熟成感があり、旨味が濃いのに飲み飽きもしないタイプで、思わず何回もお代わりしてしまった。


さて、気持ちよく酔っていたが明日は朝早く出発だ。荷造りをしなくてはならない。

正直、持ってきたスーツケース2つ(余計な服はほとんど入れてこなかった)にボトルを梱包するだけだと思っていたのだが、先発隊に買っておいてもらった蒸留所限定ボトルや、日本の仲間達に頼まれていたボトル、そして今日のフェスで一気に増えたボトルを集めてみるとかなりの数になっており、とてもじゃないが収まりきらない。
しかも、飛行機に預けられる荷物には重量制限(23㎏以上は追加料金、34㎏以上は預けられない)があり、ボトルも割れないように梱包しなくてはならない。日本への郵送には手間とかなりの費用がかかるのにボトル破損のリスクも高く、今回は替えのきかないボトルばかり。。。


※持ち帰るボトルの一部。思い木箱やかさばるパッケージなどはかなり処分したがそれでも多い。。。

一緒に帰る同年代の高松のバーテンダーさんと一緒に答えのないパズルをしているような試行錯誤を繰り返し、正直、途中で現実逃避して寝たくなった。

しかし何度もこういう場面を経験しているバーテンダーさん達は慣れたもので、ダンボール梱包なども駆使して難解なパズルを見事に解いてくれた。
作業は午前4時近くまで掛かったが、相方のボトルとも同梱しつつなんとか持ち帰れそうな形にまとめることができた。助けていただいた方々に心から感謝しながら仮眠をとった。

寂しいが明日はアイラとお別れだ。


 
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