ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.06.18【日記】

スコットランド旅行記 5/18 (2日目) 後編

前編からの続き


午後は樽選びをする予定のグレンファークラスへ。



ジョージグラント氏と会うまで少し時間があったのでスタッフに蒸留所内を案内してもらえた。ファークラスでは現在モルティングは行っていないので、それ以降の糖化、発酵、蒸留、樽詰め、熟成までの工程をそれぞれの場所に移動しながら細かく教えていただいた。


※ファークラスの大きなポットスチル

その後、樽の払い出し(熟成した樽の中身をボトリングのため出す)を見せていただき、払い出し直後の原酒を味見させていただけた。同スペックの樽が次々と払い出されていた。2005年の樽で10年程度の熟成で、リフィルシェリーホグスのようで結構若さを感じたが、その状況で飲むとことのほか旨く感じた。これが噂の蒸留所マジックというやつだろうか。


※樽を転がして写真右下の溝に次々と払い出していく。そこから直接味見させていただいた。

見学を終えるとジョージグラント氏が現れ、話をした後で樽選びの旅へ。ウェアハウスで樽から原酒をくみ出してもらい、その場でカスクナンバーとスペックを確認しながら次々とテイスティングして点数をつけていく。考える余裕は殆どなく、無心に来た球を次々に打っていくような感じで、バッティングセンターを思い出した。

 
※複数のダンネージ式ウェアハウスを移動して、その中で次々とテイスティング。

かなり若いものから70年代の樽まで、シェリーカスクを30種類くらいテイスティングしただろうか。それでも去年よりもかなり少なかったとのこと。原酒不足で樽買いできる候補がかなり限られてしまったようだ。それでも私としては大満足で、シェリーカスクのウイスキーでもバット、ホグスヘッド、ファーストフィル、セカンドフィル、短熟、長熟など様々なスペックを飲み比べできたのは貴重な経験になった。特に、バットとホグスの違いは顕著で、同じファーストフィルでもバットとホグスでは明らかに熟成感が異なり、同じ約10年の熟成でもバットはかなり未熟感が目立ったのに対して、ホグスはすでにかなり美味しく飲める仕上がりだった。
原酒が樽に接する面積の関係上バットの方が熟成がゆっくりだということは知識として持っていたが、ここまで顕著とは思わなかった。こういうことを体感できるのは現地ならではだと思った。
テイスティング後は蒸留所限定ボトル、1989のシェリーバットを購入して、お礼を言って蒸留所を後にした。

その後は、アベラワーをみて蒸留所限定のハンドフィルボトルを買い、一度クレイゲラキに戻ってクレイゲラキ蒸留所の外観を見た後に、ハイランダーインのバーへ。皆川さんとお話しすることができた。現地の人で賑わっており素敵なバーだった。


※ハイランダーインのBAR。この時はまだ早い時間だったが結構お客さんが入っていた。

夕食はエルギンに行ってカレーを食べた。半分ネタで頼んだ激辛カレーがなぜか2つ届き、責任上たくさん食べたら案の定お腹を壊し、翌日までお尻が痛かった。(笑)

エルギンは想像していたよりかなり大きな街だった。資格試験で勉強したときはダフタウンと横並びで覚えたが、実際は有楽町と鶯谷くらいの印象の違いがあった。

なお、移動経路にあったベンリアックとロングモーンにもちょっと寄り道できた。建物の中は見ていないが、外観は思っていたよりどちらも大きな蒸留所だと感じた。さらにローゼスの街に寄り、グレンロセス、グレンスペイ、グレングラントにも寄った。グラントは大きく、ロセスはオシャレな外観で可愛い蒸留所だった。


※夕暮れ迫るグレンロセス。

激辛カレーとウイスキーでへろへろの状態でクレイゲラキに戻り、皆に促されるままにフィディックインというホテルのバーへ。87歳のバーマンがやっておられる小さなバーで、暖炉もあって素敵な雰囲気だった。
ただし、たぶん気持ち良くてずっとウトウトしていたらしくほとんど記憶がない。(笑)



 
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