ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.05.28【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 18年 オフィシャル アイラフェスティバル2016向け 200周年記念 49.5%

200周年のアイラフェスボトル。素晴らしかったです。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 18yo OB for FEIS ILE 2016 200TH ANNIVERSARY 49.5%
Bottled in 2016, Refill American Oak Hogsheads & European Oak ex Bodega Sherry Butts



香りは優しく広がる、アプリコットジャムとオレンジマーマレード、うっすらシトラスや梅、アップルパイ、バニラと淡いシナモン、不思議なほどこなれた旨そうな麦感、蜂蜜とナッツ、少し魚介ダシ、厚みがあり複雑、ヨードもある強いピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、トロリとした粘性あり、アプリコットジャムや蜂蜜のコクのある甘味、ナッツ、こなれた麦の旨味、熟成感があり、少し粉っぽい凝縮感があって噛み応えがあるテクスチャー、ヨードやタールを伴う強いピート、リッチで少しオイリー、長く心地よい余韻。

【Very Good/Excellent】


今年のアイラフェス向けにボトリングされたオフィシャルのラガヴーリン18年です。
今年はバイセンテナリーイヤーであり、ラベルの左側には200周年記念のリミテッドエディションであることが記載されているため、これもバイセンテナリーボトリングとしてよいのだと思います。
どうやら3000本以上あるということで余るかと思ったのですが、その考えは甘くフェスの期間中はずっとラガヴーリンの前は行列だったようです。

今回、私もアイラフェスに参加できたため、このボトルを買うために3時間40分、雨が降ったりやんだりする中で並んで買いました。
発売翌日の飛行機で日本に帰り、その日のうちに有楽町に持ち込んで開けたので、日本では最速の開栓かもしれません。

18年熟成で度数がやや下がっているためか、カスクストレングス12年あたりとは異なってアイラのカスクらしいパンチやピートで圧倒される感じはありませんが、全体的にこなれた優しさを感じて包まれるような香味です。

熟成感があり濃縮感もある心地良いフルーツ感とこの熟成年数としてはこなれている良い麦感、ナッツや蜂蜜っぽい甘やかさ、淡く海を感じる魚介のダシのようなニュアンスとヨードもある強いピートも感じられました。

飲んでみるとボトリングしたて&開栓したてのカスクストレングスにもかかわらず刺激は少なく、こなれてとろりとした粘性も感じるテクスチャーで、濃厚フルーツとコクのある甘味や旨味にも満足感があり、やはりピートはしっかりと感じられました。表記年数以上に熟成感のある優しい味わいですがボディは保たれており、段階的な奥行きが感じられて余韻も長かったです。

何より、飲んで後半に強く感じられた独特の粉っぽい噛み応えを感じるフルーツ系の凝縮感があったのが印象的で、好きな一部のラフロイグやカリラ、ポートエレンには感じることがありますが、ラガヴーリンに感じるのは珍しいと思います。それも非常に魅力的でした。

私はスタンダード16年がとても好きなのですが、これに明らかな熟成感と飲み応えを与えて深みやコクも増し、さらに魅力的なテクスチャーも伴ったという印象のボトルだと思いました。
言ってみればスタンダードの延長線上での上位ボトルという感じで、香味のバランスも良く王道感がありました。

200周年のアイラフェスにふさわしい、素晴らしいボトルだと思います。

現地で自分で買えたうえにこの内容ですから、正直想い入れなしで評価をするのが困難なのですが、やはり何度飲んでも極めて美味しいと思います。
私にとって忘れることのできないボトルになりました。



 
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T.Matsuki

本当に素晴らしい完成度のボトルでしたね。
おっしゃるように、16年に比べてというより18年熟成以上に熟成感と落ち着きを感じるラガヴーリンでした。テクスチャーも一瞬加水かなと思うほどこなれており、熟成の長いものが入っていても不思議はないというか、そのほうが納得できる内容でした。
最近のラガのカスクストレングスのリミテッドで、50%を切るものって無かったですよね。確かにその辺に秘密が隠れているようにも思います。

ちょっと想い入れ抜きでは評価できないボトルなので甘めの評価かなとも思ったのですが、そう言っていただけると嬉しいです。

  • Posted byT.Matsuki
  • at2016.05.29 19:00
Ohshima

ラガブーリンの200周年のアイラフェスボトル、本当に素晴らしいボトルで、まずは飲めた事に感謝です。
ありがとうございました!

私は18年という表記以上に熟成感を感じました。
長熟のアイラにしか存在しない、磨かれたピート感をアフターに感じる不思議なボトルでした。
16年の延長線上の原酒に、ウェアハウスに残っている長熟の原酒を加えたような印象です。

ラガブーリンのウェアハウスにはかなりの古酒が残っているけど、単独で出す予定はないと聞いたことがあります。
18年の熟成にしては、MHDのリミテッドらしからぬ50%以下の度数と、アフターのテイストから、そういう世に出ない古酒が使われているのかな?と想像してしまいました。

プレ200周年の去年のフェスボトルを飲んでから、今年のものを楽しみにしていましたが、想像を超える素晴らしいボトルでした。
私も思い入れがあるのかもしれませんが、VG/Eの評価は納得ですよ!

  • Posted byOhshima
  • at2016.05.29 11:26

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