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インバーリーヴン 1973-2011 37年 オフィシャル “DEOCH an DORAS”

今となっては高いけど高くない、閉鎖蒸留所の長熟オフィシャルボトルです。

インバーリーヴン INVERLEVEN 1973-2011 37yo OB DEOCH an DORAS INVERLEVEN 1973-2011 37yo OB DEOCH an DORAS

インバーリーヴン INVERLEVEN 1973-2011 37yo OB "DEOCH an DORAS" 49%

香りはリッチで熟成感あり、屋台のりんご飴、アプリコットジャム、奥から芯の強い太めの麦感、蜂蜜、ナッツ、淡いシナモン、少しバターっぽいオイリー。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、粘性あり、アプリコットジャム、加熱したりんご、麦の旨味が濃厚でやや噛み応えのあるテクスチャー、蜂蜜感のあるコクのある甘味、心地よいオーク感、ボディは厚くないがオイリーさもある長い余韻。

【Very Good】

インバーリーヴン1973、37年熟成。
ペルノリカールではなくシーバスブラザーズ表記のオフィシャルボトルで、"DEOCH an DORAS"という閉鎖蒸留所を詰めたシリーズのようです。

香りは大手オフィシャルの長熟らしい、太い麦の旨味が芯にありつつも熟成感のあるモルトで、加熱したフルーツやリンゴ飴のようなニュアンスがありました。蜂蜜やナッツ、バターなど重さも感じられました。

飲んでみると滑らかで粘性がある口当たりで味わいの広がりがありました。加熱フルーツや蜂蜜のコクのある甘味に噛み応えもあるよう濃い麦の旨味もあり、オイリーさも伴う長い余韻も非常に好ましかったです。

ローランドモルトというともう少し軽く細身のイメージがありますが、これは骨太さも感じるタイプで、後半のオイリーな感じはローランドモルトにたまに感じる個性かなと思いました。

芯の太さと熟成感が同居する、大手の本気を感じる素晴らしい樽でした。

なお、写真を後で見て気づいたのですが、このボトルのテイスティングノートに「sweet candy apple」と記載されていました。私の拾った「屋台のりんご飴」とは、・・・違うものでしょうね。(笑)

このボトルは4万円くらいで今も海外で販売されており、このボトルの樽違いをBARで2011年に飲んだ時には高いと思いましたが、現状でよく考えてみると、閉鎖蒸留所のオフィシャルの特別な超長熟カスクストレングスで味も良いとなると、この値段でニューリリースが売られることは二度とないのではないかと思います。
高いけど高くない・・・、金銭感覚がおかしくなりそうです。。。

 

#インバーリーヴン (INVERLEVEN)

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