2020.06.30【日記】

最近のリリース:ボウモア 1995-2019 24年 オフィシャル ハンドフィルド #1558 48.8%

鮮烈なシェリーカスクでした。

 

ボウモア BOWMORE 1995-2019 24yo OB HAND-FILLED #1558 48.8%
SHERRY CASK


香りはリッチ、プラム、ビターチョコレート、淡くレザーと腐葉土のアーシー、潮風とスモーク。
飲むと意外にこなれた口当たりから芳醇に広がる。ブドウの皮の甘味と渋味、淡く魚介ダシの旨味、ほどよい塩気、スモーキーでアーシーな余韻は長い。

【Good/Very Good】


昨年ボトリングされた、割と新しいハンドフィルドのボウモア1995、24年熟成です。
シェリーのシングルカスクからボトリングされており、色も濃い目です。

最近ご無沙汰だった、リッチなシェリー感のあるボウモアです。

いわゆるトロピカル感は樽にマスクされていますが、シェリー樽が効いており、90年代半ばの蒸留らしくオフフレーバーのない迫力のあるアイラモルトのニュアンスとの一体感をもって感じられました。

熟成が24年に及んでいて度数も丁度良く落ちているためか、ボディを保ちつつも多彩な香味があったのが印象的でした。

ハンドフィルドに選ばれただけある、素晴らしいドラムでした。

※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。

 
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2020.06.25【日記】

リンクウッド 12年 オフィシャル 40% 80年代流通

良いオールド感を堪能しました。

 

リンクウッド LINKWOOD 12yo OB 40%

香りは心地良いオールド感、滋味深いモルティと土っぽいピート、熟しすぎたリンゴや桃。
飲むと噛み応えのあるテクスチャーと濃縮感があり染み込むような麦芽の旨味、甘味はほどほど、後半からピートがしっかり残る余韻。

【Good/Very Good】


70-80年代に流通したと思われる、ホワイトラベルのリンクウッド12年熟成です。

加水オールドのコンディションの良いものに感じるオールド感がまず最初に感じられ、そこから期待通りの滋味深い麦芽感や土っぽいニュアンスを伴うピートが出てきました。

口に含むと40%加水とは思えない濃縮感で、噛み応えも感じました。

同時に舌に染み込むようにこなれた旨味があり、後半から余韻には、これぞ昔のシングルモルトとも言うべきピートの主張が残っていました。

古い加水ボトルで抜けているコンテンツもあるんだと思いますが、芯がしっかり残っていました。

経年変化もあるとは思いますが、ニュアンスとしては50年代に蒸留されたものに良く感じるような個性を持っており、12年よりもだいぶ原酒も使われていたのではないかと思います。

※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。

 
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2020.06.20【日記】

タリスカー 12年 オフィシャル 43% 70年代流通

古いピーテッドモルトはやめられませんね。

 

タリスカー TALISKER 12yo OB 43%
70年代流通



香りはしっかりとオールドピート、海藻系の強いピート、ヨードもスモークも力強い、濃縮感のあるアプリコットジャム、クレゾールや塩素、こなれて旨そうなモルティ、腐葉土。
飲むとこなれた濃い味だがピリっと胡椒のスパイシー、舌に染み込む旨味、香り同様の強いオールドピートはフルーツ感と渾然一体、ハイレベルでバランスの取れた味わい、深く複雑で陶酔感がある。

【Excellent】


70年代に流通していたとされる、TD表記のタリスカー12年です。

8年にはしばしば出会いますが、12年を飲むのはこれが2回目です。

やはり素晴らしい香味で、70年代の加水ボトリングですがオールド感は良い方向にのみ作用しているようです。最近私が気にしがちな嫌なオールド感や枯れは感じません。

瓶内での変化は全ての要素にこなれたニュアンスや多彩さを与え、そしてそれらに一体感をもたらしたのみで、全体としても濃い味でありボディも含め代わりに失われた重要なものが見当たらないのです。

素晴らしい陶酔感で、オールドのピーテッドモルトを楽しむ喜びにあふれる1本でした。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんの22周年記念で開栓されたものを量り売りのテイクアウトでいただきました。

 
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2020.06.15【日記】

ローズバンク 12年 オフィシャル 43% 80年代流通

個性的な古いピートがありました。

 

ローズバンク ROSEBANK 12yo OB 43% 80年代流通

香りはしっかりめのオールド感、落ち着いた蜂蜜、少し萎びたオレンジや麦芽、奥からレザーや埃っぽさを伴うピート。
飲むとこなれているが噛み応えのある麦芽の旨味、コクのある蜂蜜の甘味とグレープフルーツの綿の酸味や淡い渋味、淡く桃、後半にはしっかりめのオールドピート。

【Very Good】


80年代前半にボトリングされたという、ローズバンク12年、オフィシャルボトルです。

香りのオールド感はわりと強めで、オフフレーバーや抜けがあるのではないかと心配したのですが、酒のコシは残っていて、瓶内変化を経た香味には抜けどころか十二分な複雑さがありました。

特に味わいにおいて、華やかな瓶内変化由来のフルーツ感と、それと相反するような原酒の素朴で噛み応えのある麦芽の旨味が共に溶け込んで感じられたのが印象的でした。

また、60年代以前蒸留のローズバンクには強いピートを感じることが多いのですが、このボトルにもしっかりと感じられました。ギリギリ60年代の原酒も入っていそうなスペックですしね。

唯一無二と思える香味であり、状態の良いものを次に飲めるのを楽しみにしています。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんの22周年記念で開栓されたものを量り売りのテイクアウトでいただきました。

22周年おめでとうございます!来年はお店でお祝いできますように。

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2020.06.10【日記】

ニューリリース:アバフェルディ 20年 オフィシャル スモールバッチ No.2798 43%

こんなスモールバッチの加水もあったんですね。

 

アバフェルディ ABERFELDY 20yo OB SMALL BATCH LIMITED EDITION BATCH No.2798 43%
one of 3600 bottles



香りはプルーンなどの濃縮フルーツ、高級なチョコレート、淡くバルサミコ、腐葉土やレザー。
飲むと滑らか。紫のジャムやドライフルーツ系の濃い甘味とまったりしたコク、引き締める良い渋味、余韻は長い。

【Good/Very Good】


最近リリースされた、アバフェルディ20年、スモールバッチの加水オフィシャルボトルです。

ラベルを見ていつものような新しいシングルカスクだと思ったら、7樽のヴァッティングで43%の加水タイプでした。

記載はありませんがシェリーカスク主体のヴァッティングで、高級感のあるフルーツ感やウッディネスを感じ、深みも伴っていました。

熟成も20年で加水の影響もあるのか、口当たりが滑らかでまったりとしたあっみとコクのある味わいと、それらを引き締めて深みとバランスを与えるタンニンの主張もあり、とても美味しくいただけました。

値段はわかりませんが、こういう加水のヴァッティングをカスクストレングスより安く出してくれると嬉しいですね。

最近飲む機会が減ったのと年を取ったこともあるのか、加水に癒されることが増えました。

※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。
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2020.06.06【日記】

最近のリリース:ダフトミル 2008-2019 オフィシャル #040,046,057,059.061,063,064/2008 46%

ついに飲める日が!想定外に良い味でした。

 

ダフトミル DAFTMILL 2008-2019 OB #040,046,057,059.061,063 and 064/2008 46%
one of 1780 bottles, first fill ex bourbon barrels



香りは甘やかで丸い。蜂蜜やりんご飴、膨らみもある優しい麦感。
飲むとまろやかなテクスチャー、優しいコクのある蜂蜜系の甘味と麦芽の旨味、クセのない心地良い余韻。

【Good/Very Good】


昨年ボトリングされたダフトミル2008、およそ11年の熟成です。

ダフトミルは、カスバ―ト家が農業のオフシーズンに短期間だけ生産しているモルトウイスキーで、2005年から蒸留が始まっていますが、生産量も非常に少なく当初から販売目的では無いということでした。

なので、資格試験の時に蒸留所の名前は覚えたものの飲む機会は無いと思っていたのですが、2018年に少量の一般販売が始まりました。

46%という高めの加水は、主に飲むであろうモルト愛好家を意識したものでしょうか。

さて、どこかで飲めればいいなぁと思っていたのですが、私にもチャンスが訪れました。

これは昨年ボトリングされた7樽のヴァッティングです。

値段も、少量生産品のレアなシングルモルトとしては抑えられているように思います。

肝心の中身ですが、本業の合間に趣味で作っているようなものだから、良くも悪くも粗い仕上がりだろうという私の印象を大きく裏切り、素直に良い出来でした。

もともとローランドタイプのライトなモルトを目指しているということでしたが、それが熟成の早い良質なバーボンバレルに詰められたようで、11年でしっかりと丸くなっています。

複雑さはさすがに望めませんが、優しくて甘やかで、丁度良い加水で旨味もあり、自然な心地良い飲み心地だったのが好印象でした。

個人的には、個性を楽しむシングルモルトに対して「飲みやすい」というのは誉め言葉ではないと感じてしまいますが、これはおそらく作り手の狙い通り良い意味で「飲みやすい」1本でしょう。

11年熟成ですが、もう飲み頃と言えるのではないかと思います。

※この記事は、自粛前に飲んで書き溜めていたものです。

 
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2020.05.13【日記】

「Stay At Home」の素敵な企画に参加させていただきました。

世の中のモルト好き達が外出できず「Stay At Home」で鬱々としている中、美味しいモルトを飲んで感想を共有しようという素敵な方の企画があり、私にもお声掛けいただきました。



一方的にいただくのはポリシーに反するので、私からも何かお送りしようと思っていますが、このクラスはなかなかないのでどうしようか悩み中です。

今回テイスティングさせていただいたモルトは以下の5種類で、このブログでテイスティングノートと感想を紹介するようご依頼いただきましたので、私が個人的に好みだった順番でご紹介します。


・Ardbeg 1976-1999 OB Manager's Choice 56%

リッチで深く少し古いシェリー感を伴う。70年代アードベッグらしいクレゾールや金属のニュアンスがあり、砂利っぽさや十分なスモーク、腐葉土やきのこのようなアーシー。煮詰め過ぎた林檎ジャム、バーベキューソースで焼いた肉、少しシナモンロール、リッチで少しオイリー、十分なボディが残っておりリッチな余韻も長い。
濃縮感がありパワフルだが、度数よりは穏やかで経年変化で出てきたと思われるまったりしたテクスチャーがあった。シェリーカスクの傑作アードベッグらしく、樽の温かさと原酒の冷たさが共に主張するのに不思議に一体化している。


・Bowmore 1966-2007 Duncan Taylor Peerless 44.5%

マンゴーやパッションフルーツのような強烈なトロピカルフルーツ、グレープフルーツのわた、プレーンだが長期熟成らしい樽感、淡いスモーク。
儚さはあるがピアレスとしては度数と厚みもあり、ほのかな優しい甘みと引き締める樽の渋味、突き抜けたフルーツと淡いピートが余韻に残る。


・Longmorn 1964-2000 James McArthur Millennium 57.5%

突き抜けた多彩なフルーティ、グレープフルーツのわた、白ブドウ、桃、少しミントやカモミールティー、わずかに古いピート。オールド感は強まっており全体に儚いが、樽も強くなくナチュラルで、フルーティな甘味と酸味も含めて全体に品がある。
このヴィンテージのロングモーンには傑作が多いが、これもそのひとつ。


・Laphroaig 1992-2017 25yo OB for Allen Chen 54.2%

パッションフルーツ系のトロピカルフルーツにパイナップルやグレープフルーツなど、ラフロイグの良いフルーツ感が近年のものとしては特に強く出ている。同時に近年ラフのバーボンバレルに感じがちな炭っぽさを伴う樽感が原酒の強いヨードやスモークと共に主張してくる。
高級なベーコンのような旨味があり、ボディもある。上等なラフロイグらしい、フルーティでピーティでオイリーな余韻。


・Port Ellen 1983-2006 Daglas Laing 56.7%

凝縮感のあるシトラス、乾いた草とそれを燻したようなスモーク。少し粉っぽく凝縮した噛み応えのある麦芽の旨味と柑橘の酸味、草っぽさ、そしてスモークと塩気もしっかり。
度数のわりには少し抜け感もあるが、クリアで凝縮した旨味が好印象。


好みの順番をお伝えすることすら無粋に感じるほど素晴らしいものばかりで、いろいろな意味でこのご時世になかなか感じることのできないドキドキするような陶酔感がありました。

同時に、過去に経験のある古いボトルは以前よりも瓶内変化が進んで儚さを帯びてきた印象があり、自分のストックも今回のボトルのように飲み頃感のあるうちに開けたほうが良さそうだという危機感を持ちました。

昔の好みだと強烈なフルーティさが魅力のボウモアやロングモーンが圧倒的に好みだったと思いますが、今は瓶内変化を含めた熟成感も適度で迫力のあるボディがしっかり残ったマネチョのアードベッグがより美味しく感じました。

なお、台湾向けのラフロイグは話題になったのにちゃんと飲むことができていなかった1本で、昔のラフロイグの味という噂でしたが、私は個人的には良い意味で古酒っぽさよりも長めの樽熟成を経た近年の味という印象を持ちました。

仕事のストレスも多く、いろんな意味でBarで飲むこともままならないこの現状で、鬱々とした気持ちが解放されるような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

企画してくださった方に心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

2020.04.10【日記】

ザ・ウイスキーフープ “サポート・ザ・バープロジェクト” のご紹介

このブログを読んでくださる方であればご存知と思いますが、現在、バーを含め飲食業界は大変な状況にあります。
固定客が大勢いて嵐が来ても満席だったバーですら、ほとんど売り上げの無い日が続いているようです。
休業要請を受けて店を閉めても十分な補償があるかどうかもわからない状態で、困ってらっしゃるバーテンダーさんが大勢いらっしゃいます。

私も、こんな時こそ普段からお世話になっている大好きなバーの力になりたいとは思いますが、いろんな意味で飲みに行ける状況ではありません。

そんな中、バーに行かずとも支援ができるプロジェクトを、私も会員になっている団体であるザ・ウイスキーフープが立ち上げました。

具体的には、大好きなバーにこの非常事態を乗り切ってもらうための「料金先払いチケット」ですね。“コロナが終息したら飲みに行きたいから、それまでお互い健康で過ごしましょう!”というのがコンセプトとのことです。

加盟店のみが対象ではありますが、どうにかしてあげたいと思っていても何もできなかった私にとってもありがたい企画ですので、ご協力しようと思います。

普段は、特定のバーや組織をあからさまに後押しするのは好まないのですが、今回は積極的にご紹介しようと思います。




ザ・ウイスキーフープ “サポート・ザ・バープロジェクト”
https://whiskyhoop.com/?mode=f95



そして、バーの苦境と比べれば全くもって大した問題ではありませんが、このブログもピンチを迎えています。。
飲みに行けませんので、これまで書き溜めたものや家で開けたボトルのコメントを小出しにご紹介していくしかない状態です。
私は医療従事者ですが、ここまで影響を受けることになるとは思いませんでした。
ただでさえここのところ本業が忙しくなり更新頻度が落ちているのに、さらに更新が難しくなる可能性があります。

それこそ先払いチケットを使ってたくさんのバーに飲みに行けるようになったら、頻度を上げて更新できるように致しますので、ご理解いただけますと幸いです。


T.Matsuki
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2020.04.01【日記】

グレンドロナック 33年 オフィシャル 40%

やはり陶酔感のあるこの時代のドロナックシェリーの味です。

 

グレンドロナック GLENDRONACH 33yo OB 40%
MATURED ONLY IN THE FINEST OLOROSO SHERRY CASKS



香りは素晴らしいシェリー感、巨峰の果汁感もある強いフルーツ、高級なビターチョコレート、ブーケガルニ、アンティーク家具のウッディネス、腐葉土、陶酔感あり。
飲むと滑らかで芳醇、ブドウを皮ごと噛んだような果汁感のある甘味と引き締めるタンニン、高級なウッディネス、土っぽく芳醇で長い余韻。

【Very Good/Excellent】


オフィシャルのグレンドロナック33年熟成。
2006年に交代したマスターブレンダーのロバート・ヒックスのクレジットがあるボトルですので、それ以前のボトリングということになります。
逆算すると1973以前の蒸留ということになり、突き抜けた素晴らしいオロロソシェリーカスクとして知られる、1971、1972などのオフィシャルボトルと同時期の樽と思われます。

以前にも何度かいただいたことのあるボトルですが、やはり70年代前半の素晴らしいドロナックのシェリー感が十分に感じられ、加水のためか果汁感はさらに際立っており、上記の通りの多彩な香味で素晴らしい陶酔感でした。

40%に加水されたボトルですが、濃縮感のあるフルーツと高貴なウッディネスなどが味を深めており、以前に飲んだ時よりも度数以上の濃縮感とボディが印象に残りました。

この年代のドロナックは実際に普通にはとても開けられないほど高額で取引されるようになっていますが、わかりやすい高級感のあるボトルでした。
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2020.03.27【日記】

スプリングバンク 1970-2003 33年 アデルフィ #1622 54.4%

期待通りの素晴らしい陶酔感でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1970-2003 33yo ADELPHI #1622 54.4%


香りは陶酔感のあるシェリー。イチゴを含むベリージャムとわずかに香木の高貴なウッディネス、淡くアマレット、熟成感と凝縮感が強く感じられる。
飲むと滑らかでとろけるような口当たりから芳醇に広がる。濃厚なベリー系のフルーティと引き締める高貴なタンニン、ミント、土っぽいピートやレザー、後半には塩気もあり、長く陶酔感のある余韻。

【Excellent】


アデルフィが2003年にボトリングしたスプリングバンク1970、33年熟成のシングルカスクです。
ラベルも文字も小さく、情報量も少なく愛好家泣かせのボトラーですが、アデルフィは昔から好きで、なんだか飲むときはドキドキしてしまいます。

今回は、バーにご無沙汰してしまい、危なく飲み損ねるところでしたがラストショットをいただきました。
本領発揮するのに特に時間がかかることの多いシェリーカスク・カスクストレングスのスプリングバンクでしたが、さすがに全開でした。

上記の通り期待通りのベリー感たっぷりのシェリーカスクで、複雑さや深みがあり、長期熟成ですがウッディネスがうるさいところもなく、原酒の個性も保たれています。

すでに素晴らしいシェリーカスクのスプリングバンクについてはここでは語りつくした感もありますが、まさにその通りの仕上がりで、すばらしい陶酔感でした。

オフィシャルでもシングルカスクやヴィンテージ表記のものが多く、また同年代のスプリングバンクにはオフィシャル、ボトラーズ問わず名品が多いですが、同系統のものが多く、オフィシャルとボトラーの違いが最も少ない蒸留所だなと改めて感じました。


 
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2020.03.22【日記】

アードベッグ 1975-2002 26年 ウィルソン&モーガン 46%

このスペックの70年代アードベッグも欲しくなる味ですね。

 

アードベッグ ARDBEG 1975-2002 26yo WILSON & MORGAN 46%


香りはクールでスモーキー、熟したシトラス、塩素や金属っぽさ、モルティさもしっかり主張、潮の香り、奥からゆっくりとバニラクリーム。
飲むとじわじわと刺激もあり媚びない味わい。染み込むような旨味を伴うテクスチャー、香り同様に柑橘と金属感、そしてスモークもしっかり、砂利っぽいミネラルとピートが長く残る。

【Very Good】

ウィルソン&モーガンが2002年にボトリングしたアードベッグ1975,26年熟成で46%に加水されています。

まさに個性的だった70年代アードベッグというクールでミネラリーな香味ですが、このボトルは加水なのが素敵だと思いました。

樽も効きすぎておらず、加水でボトリング後18年程度経過していることも影響してか、麦芽の旨味、柑橘系フルーツと個性的な砂利っぽいミネラルと煙いピート、これらが一体化して染み込むような美味しさでした。

プレーン系の樽感だとなかなか瓶内変化が感じにくいですが、加水によって飲み頃になったという印象の70年代アードベッグでした。


 
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2020.03.17【日記】

スキャパ 1983-1994 ゴードン&マクファイル 蒸留所ラベル 43%

飲み頃感たっぷりでした。

 

スキャパ SCAPA 1983-1994 GORDON&MACPHAIL Distillery Labels 40%


香りは優しいシェリー感、グランマニエのような甘やかさ、焦がしたモルト、少しカラメルもあり天津甘栗も感じる。
飲むと少しトロミがあり滑らか、優しい甘味とうっすらと塩気、じわじわと麦芽の旨味。ボディは軽めだが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


GMが蒸留所ラベルでボトリングしたスキャパ1983、1994ボトリングでおよそ11年熟成。
加水でボトリングされています。

加水40%調整で、ボトリングから25年以上経過しているためか、結構こなれていてとても優しい香味でした。

80年代のシェリー樽で90年代ボトリングなんて、印象的には正直あまり買おうと思わないスペックです。

実際、詰めたては余り個性もないボトルだった可能性が高いと思います。

とはいえ、ボトリング後の時間経過でトロミや滑らかさが出てきたのと同時に、恐らく引っかかる香味がそぎ落とされています。

また、天津甘栗のようなニュアンスは新しいモルトに感じることの少ない個性でもあり、瓶内変化で後から出てきたのだと思います。

それでも複雑なモルトとは言い難いですが、明らかに飲み頃と感じられ、こなれた優しい旨味もあって飲み心地が良かったです。

今となっては贅沢ですが、こういうものをダラダラと飲む時間は幸せでしょうね。

 
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2020.03.12【日記】

現行:キルケラン(グレンガイル) 12年 オフィシャル 46%

現行では秀逸なスタンダードモルトだと思います。

 

キルケラン KILKERRAN (Glengyle) 12yo OB 46%


香りには良い意味の雑さがある。オレンジオイルとしっかり旨そうなモルティ、ミネラルと強めの潮風。
飲むと穏やかだが芳醇さや多彩さがある。凝縮した柑橘、旨味のあるモルティと心地良い甘味、塩気がしっかり、オイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good, interesting】


現行品として流通している、グレンガイル蒸留所のオフィシャルボトル、キルケラン12年です。
原料はスプリングバンクでフロアモルティングした麦芽を使っています。

麦芽由来だと思いますが、前に紹介した2004年蒸留のものより明らかにスプリングバンクに感じがちな機械油の主張はあります。
しかし蒸留の影響かピートは少なく、現行のスプリングバンクより飲みやすいです。

そして何より、スプリングバンクと同様の旨味の濃いモルティさと、キャンベルタウンらしいブリニーな個性がしっかりと感じられました。

生産量は少ないですが、キルケラン12年は手に入りづらくなったスプリングバンク10年よりも安価ですし、普段飲みにも使える秀逸なスタンダードモルトだと思います。


 
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2020.03.07【日記】

オールドミドルトン 1967 35年 オフィシャル ブレンデッド 41.1%

期待通りのトロピカルオイリーでした。

 

オールドミドルトン OLD MIDLETON 1967 35yo OB Blended Whiskey 41.1%
one of 282 bottles



香りは熟成感しっかり。弾けるようなフレッシュさを残したマンゴーなどのトロピカルフルーツと淡くグァバの紅茶、フルーティでオイリーで陶酔感あり。
飲むと滑らかな口当たりでオイリー。香り同様のトロピカルフルーツやグァバティー、甘味にはしつこさがなく品がある。ボディは不思議に軽いが心地良い。

【Very Good】


旧ミドルトン蒸留所が1967年に蒸留したモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作った35年熟成の特別なアイリッシュブレンデッドウイスキーです。
通常ブレンデッドウイスキーは、熟成した原酒をボトリング前にブレンドして作るのですが、これはニューメイクの段階で一緒に樽詰めして35年も熟成しているという特殊な仕様です。

35年熟成で度数も下がっており、さすがに強い熟成感があります。

そしてこちらも期待通りですが、マンゴーやグァバといったトロピカルフルーツの香味がかなり突き抜けて感じられました。

加えてアイリッシュらしいオイリーさもありますが、甘味はべた付かず品がありました。

熟成も長く度数も下がっておりボディも軽めではありますが、枯れて抜けたモルトというわけではなく、きちんとこれはこれで完成形として仕上がっていると感じられるアイリッシュブレンデッドウイスキーでした。


このボトルは、神楽坂のバーフィンガルさんでいただきました。

 
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2020.03.02【日記】

スプリングバンク 25yo オフィシャル 46% 80年代流通

さすがに突き抜けた素晴らしさでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 25yo OB 46%
one of 333 bottles, 1980's bottling



香りは強く素晴らしい陶酔感がある。はっきりとイチゴジャム、こなれたモルティ、少し土っぽいピート、華やかで突き抜けている。
飲むと滑らかなテクスチャーだが度数より濃いめの主張があり、強烈な陶酔感がある。香り同様にイチゴジャムがしっかり。コクのある甘みと穏やかな渋味、気持ち良い塩気、余韻は少しピーティで長く、陶酔感がある。

【Very Good/Excellent】


80年代に流通したと思われる、スプリングバンクのオフィシャル25年です。
同ラベルの21年は何回も飲んだことがありましたが、25年は初めてかもしれません。

逆算すると遅くても60年代蒸留の樽がつかわれていると思われますが、それに疑う余地がない素晴らしい陶酔感があります。

かの有名なイチゴジャムのニュアンスが、香りからも味わいからも探さずともはっきりと感じられ、素晴らしいシェリー感に加えてこなれて心地良いモルティやアーシーなニュアンスも感じられました。

テクスチャーにはベルベットのような滑らかさがありつつも、濃厚で芳醇な味わいが広がります。

後半にはハウススタイルの塩気も感じられ、渋味が淡いためかよりスムーズな飲み心地に感じました。

多彩な香味がハイレベルに主張しており、飲み応えも保たれているにもかかわらず、ノンストレスで飲めてしまうバランスのとれた構成なのも素晴らしいですね。

本数的にはシングルカスクなんだと思いますが、ヴァッティング+加水と言われたほうが納得できる仕上がりでした。

とにかくノージングしていてもテイスティングしていても、ずっと陶酔しっぱなしのようなモルトで、いい夢が見られそうな1杯でした。


このボトルは、神楽坂のバーフィンガルさんでいただきました。

 
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2020.02.25【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 21年 オフィシャル アイラジャズフェスティバル2019向け 50.9%

オフィシャル長熟のジャズフェス向け。さすがの仕上がりでした。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 21yo OB ISLAY JAZZ FESTIVAL 2019 50.9%
one of 2004 bottles



香りはプレーン系の樽感だが熟成感あり。凝縮したシトラス、こなれて旨そうなモルティ、強いが刺々しさのないスモークと海の香り。
飲むとほどよくこなれたテクスチャー、香り同様に凝集した柑橘、染み込むようなモルトの旨味、支配的ではないが強いピート、潮の香りと後味まで残るブリニーさ、余韻は長い。

【Very Good】


ラガヴーリンが昨年のアイラジャズフェスティバルの記念ボトルとしてリリースした、21年熟成のオフィシャルボトルです。
アイラフェスと比べると、わりとノンエイジとかのものが選ばれる印象だったジャズフェス向けですが、今回は熟成の長いタイプでした。

飲むのが遅れて今頃のご紹介になってしまいましたが、次のジャズフェス向けはまだ出ていませんので、一応ニューリリースとしてご紹介します。

ディアジオさんが得意とする樽感は強くないのに熟成感はあるというタイプで、度数もほどよく落ちていますがそれ以上に刺々しさを感じません。

アイラの雄らしいピートと潮風が感じられるモルトでもありましたが、特に凝縮感のある柑橘と旨味が印象的でした。

個人的な思い入れもあり特に素晴らしかったバイセンテナリーのアイラフェス向け19年に近い香味だと感じ、非常に好きな味で、お代わりもして堪能させていただきました。

今年のリリースも楽しみです。


 
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2020.02.20【日記】

ニューリリース:キルケラン(グレンガイル) 8年 オフィシャル カスクストレングス 57.1%

やはり樽の仕様はスプリングバンクと共有ですね。欲しい。

 

キルケラン KILKERRAN (Glengyle) 8yo OB CASK STRENGTH 57.1%
one of 15000 bottles, Re-charred Oloroso Sherry Casks



香りは甘い黒糖や濃縮プラム、焦がしたモルティ、ハーブ、海藻系の磯っぽさ、ピートは淡い。
飲むと芳醇でリッチ、迫力もある、ジャムだけでなく蜂蜜も感じるコクのある甘味、味を深める渋味、塩気も樽に負けずに主張、余韻は長く心地良い。

【Good/Very Good, Interesting】


最近リリースされた、グレンガイル蒸留所のオフィシャルボトル、キルケラン8年カスクストレングスです。
何度かお伝えしたように、原酒はスプリングバンク蒸留所のフロアモルティングで作られた麦芽を原料にしています。
このボトルはどうやらヨーロッパ向けにボトリングされたようで、残念ながら正規で日本には入ってこないようです。

リチャードシェリーカスクで熟成された原酒のヴァッティングということでしたが、この表記の樽は以前にスプリングバンクで秀逸なシングルカスクを連発していたことはまだ記憶に新しいです。

同一資本ですので、恐らく使える樽の仕様も同様でしょう。

高まる期待の中で飲みましたが、それを裏切らない濃縮フルーツ系で嫌味の無いシェリー感でした。

原酒がやや若くそれなりに荒さもありますが、良い樽感が若さをしっかりとマスクしており、それでも原酒の個性は殺されていません。

スプリングバンクと比べると雑味やピートの主張が穏やかで、現時点でもかなり美味しくいただけますが、さらに今後の瓶内変化で一体感が増して荒さが取れると、往年の短熟シェリーカスクの素晴らしいボトルのようなニュアンスになるのではないかと思います。

そして、値段も£50-60台と抑えられており、ヨーロッパ向けのようですが15000本のアウトターンがありますので、少し高めの店からかもしれませんが、まだ探せば購入できるのではないかと思います。

久しぶりに、時間を作って海外から探して複数本購入したいと思えるリリースでした。

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2020.02.15【日記】

ニューリリース:キルケラン(グレンガイル) 2004-2019 15年 オフィシャル ウィスク・イー向け グレンガイル蒸留所15周年記念 52.0%

日本向けの記念ボトル、嬉しいですね。

 

キルケラン KILKERRAN (Glengyle) 2004-2019 15yo OB for Whisk-e to celebrate the 15th Anniversary of the opening of Glengyle Distillery 52.0%
one of 276 bottles, matured for ten years in a fresh oloroso sherry butt, followed by five years in a refill bourbon hogshead



香りはジャム系で強く甘い、黒糖やコーヒーリキュール、ハーブのニュアンス、奥から焦がしたモルティ、わずかに磯っぽさ。
飲むと滑らかで濃い味、濃縮フルーツと黒糖の濃い甘味としっかりめのタンニン、わずかなエグ味、遅れて塩気、余韻は長い。

【Good/Very Good】


前回、UKの小売店向けにリリースされたグレンガイル蒸留所の15周年記念ボトルが秀逸であったとご紹介しました。
それと同様に2004年の創業年に蒸留した15年熟成の樽が、日本の正規代理店であるウィスク・イーさん向けにボトリングされました。

樽は最初の10年をフレッシュオロロソシェリーバット、その後5年をリフィルバーボンホグスと、これまたちょっと珍しい樽使いです。
5年前に一体何があったのでしょうか。。

さて、肝心の内容ですが、UK向けとは異なりシェリーがしっかり効いているタイプで、熟成感よりも最初のオロロソカスクの樽感が前面に出ているようでした。

シェリー樽由来の渋味に加えて、少しエグ味も出ていることを加味すると、5年前に樽をリフィルのホグスに移したのは正解かもしれません。

樽が効いているとはいえ、そこはスプリングバンクでフロアモルティングをして仕込んだ原酒だけあって、原酒の個性も感じられます。

また、UK向けと同様、この時期の仕込みの特徴だったのかもしれませんが、スプリングバンクよりもピートは控えめでした。

荒さは多少ありますが充実感があって満足感の高いモルトです。

時間を置くとさらに良くなる可能性は高いと思います。

スプリングバンクの扱うちょっと私の苦手な系統のシェリーカスクではありませんでしたし、キャンベルタウンらしい味わいでもあり、やはりキルケランは今の私にとってテンションの上がるモルトです。

これからも日本向けのリリースが続きますように。

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2020.02.10【日記】

ニューリリース:シークレットスペイサイドディスティラリー 1994-2019 24年 酒育の会 #1408895 49.3%

樽の効いた華やかなタイプでした。

 

シークレットスペイサイドディスティラリー SECRET SPEYSIDE DISTILLERY 1994-2019 24yo "酒育の会" #1408895 49.3%


香りには熟成感と近年の華やかさ。洋梨とオレンジピール、バニラ、心地良いモルティとリッチなオーク。
飲むとオレンジオイルと淡くパイナップル、濃いめの抹茶のムース、しっかりとしたオーク、コクのある蜂蜜の甘味と味わいを深める渋味と木材感、余韻は長く良い。

【Good/Very Good】


私を含めて多くのモルト愛好家に尊敬されている、バーフィンガルの谷嶋さんを中心とした団体である、酒育の会でボトリングした蒸留所表記の無いスペイサイドモルト、1994ヴィンテージの24年熟成です。
ボトルの紹介文と、白洲次郎さんと思われるラベルから察するに、ブローカーやボトラーに流れたバーボン樽のマッカランだと思われます。

マッカランというとシェリー樽のイメージの強い蒸留所で、オフィシャル外に流れるバーボン系の樽は、主にフェイマスグラウスなどのブレンデッドに使われるような樽だと思います。

ですので、しっかりした樽感のついたものは珍しいと思いますが、このボトルにはかなり強くバーボン樽の影響を感じます。

香りからはバニラやオレンジ、強いオークなど、バーボン樽らしい要素に加えて、長い熟成を感じる洋梨などのフルーツもしっかり主張してきました。

飲むと香り以上にフルーツ感が強く多彩に感じられ、コクのある甘味が好ましい一方で、木材そのものを感じるような渋味を伴うウッディネスが若干ながら引っ掛かりました。

強い樽感に原酒が何とか踏みとどまっているという印象で、全体としては強くはっきりとした香味です。

奥ゆかしい中から探りながら味わうというタイプではなく、向こうからグイグイ来てくれるタイプのようで、多彩な香味ですが感じやすい要素が多いモルトだと思います。

酒育の会らしく、その香味から学ぶことの多いモルトではないでしょうか。


このボトルは、神楽坂のバーフィンガルさんでいただきました。


 
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2020.02.05【日記】

ニューリリース:クライヌリッシュ 1995-2019 23年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #11251 56.9%

複数本買って飲みたくなりました。

 

クライヌリッシュ CLYNELISH 1995-2019 23yo SIGNATORY for THE WHISKY HOOP #11251 56.9%
one of 579 bottles, Refill Sherry Butt



香りには深みがあるシェリー感。ナッティでオイリー、ドライアプリコットやドライプラム、チョコレート、ワックスを伴うレザーや腐葉土のアーシー、ハーブやスパイスも感じる。
飲んでもリッチでトロミのあるテクスチャー、ジャムやドライフルーツ系の甘やかさに加えて引き締めるウッディネスとタンニンが味を深めている、甘やかでナッティな余韻は長い。

【Very Good】


ウイスキーフープがシグナトリーからボトリングし、昨年10月にリリースしたばかりのクライヌリッシュ1995、23年熟成です。
クライヌリッシュは同年にバイセンテナリーを迎えており、またこのボトルには運営側が特に素晴らしい樽と判断した和紙のラベルが使用されています。

リフィルで前に詰めた原酒の影響もあるのか、あまり近年のシーズニングらしいシェリー感ではなく、昔のもののような腐葉土やレザーっぽいニュアンスを帯びていました。
このニュアンスがあるシェリー感は近年では珍しく、シェリーカスクで美味しいものが多いフープのボトリングでもドロナック93や同じく和紙ラベルのハイランドパーク90くらいではないでしょうか。

上記の深みのある樽もよく効いているのですが、個性もある蒸留所ですから、期待通りそれに負けない原酒のワクシーでオイリーな個性も感じられました。

わりと現時点でも一体感があって仕上がっている印象で、今飲んでもかなり美味しいです。

個人的に好きな蒸留所で大好きなボトルも多いクライヌリッシュですが、個人的にはシェリーでない樽のほうが好みです。しかしこのボトルはそれでもかなり美味しいと思いました。海外に良い樽が流れがちな中、日本向けの最近のリリースでは特に優れたボトルだと思います。

ウイスキーフープはもともとバーのための団体ということもあり、最近のリリースは美味しいのですが価格帯や香味がバーで売りやすいタイプにシフトしているようにも感じていましたが、久しぶりに愛好家目線でも家で開けてじっくり何杯も飲みたいと思えるボトルでした。

 
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