
Tasting!Ting!Ting!
Barや自宅で飲んだボトルのテイスティングコメントを備忘用に記録していきます。 コメント欄は開放しています。 ウイスキーに関する事であれば、全て歓迎します。
2014.11.19【日記】
Allt A''Bhainne 1992 15y Murray McDavid (アルタベーン 1992 15年 マーレイ・マクダヴィッド)

Allt A'Bhainne 1992 15y Murray McDavid
(アルタベーン 1992 15年 マーレイ・マクダヴィッド)
46% 700ml
バーボン樽
350本ボトリング
ノンチル・ノンカラーリング
埼玉県朝霞市の「Shot Bar AYA」さんにて。
ずいぶん前のボトリングながら、口開けで頂きました。
アルタベーンなんてなかなか飲める機会が無いので、思わず注文。
味自体は正当派で美味しかったのですが、トップノートで感じた(バーボン樽熟成なのに)シェリー樽風の香りに衝撃を受けました。
今まで「シェリー樽由来」と理解していた香りは単にオーク樽の香りだったのか、それとも原酒の香りとのバランスでそう感じたのか、とにかくまだまだ精進が必要なんだと感じる一杯でした。
【アロマ】
バーボン樽とは思えないほどの、シェリー樽的な濃いフルーティなトップノート。イチゴやビワの皮のフルーティ香。
【フレーバー】
香りと比べると味は単純。イチゴ風味の濃く荒い甘み。
【総合評価】
トップノートに、シェリー樽特有の甘みだと思っていた香りが感じられ、自分の認識が根底から覆された。
全体的な感想としては、基本を抑えながらもリッチさが強く、ボトラーズらしからぬ正統派ウイスキーという印象。
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2013.02.02【日記】
Allt-A-Bhainne 1996 G&M Connoisserurs Choice(アルタベーン 1996 ゴードン&マクファイル コニサーズチョイス)

Allt-A-Bhainne 1996 G&M Connoisserurs Choice
(アルタベーン 1996 ゴードン&マクファイル コニサーズチョイス)
46% 700ml
【モルトマラソン第1回試飲ボトル】
モルトマラソンに参加しなければ、飲む機会はほとんど無かったであろうボトルです。蒸留所名はうっすら記憶にありましたが、どんな蒸留所かは全く知りませんでした。
詳細は雑誌「The Whisky World vol.26」に掲載されていますが、「Allt-A-Bhainne」とはゲール語で「ミルク色をした小川」という意味で、地元の牛飼い達が使い終わった牛乳瓶を川で洗っていた様子から、その名前が付いたのではないかとの事です。
もともとは「シーバスリーガル」の原酒工場として稼働していましたが、現在は「100パイパーズ」のメイン原酒となっているようです(2010年時点)。
蒸留所の特徴としては3点。
・マッシュタンはステンレス製だが、旧式のプラウ&レイキ式のものを使っている。
・通常の発酵時間は48時間だが、金曜日の仕込みだけは翌週水曜日まで135時間をかけている(ロングファーメンテーション)
・初留釜の1基は通常のスチーム加熱なのに対し、もう1期は外部加熱式(エクスターナル・ヒーティング)
肝心のテイスティングでは、今まで感じたこのない香りに驚きを感じました。
とても美味しいウイスキーです。
【アロマ】
心地よい緑の香り。苺ミルクのような甘酸っぱくクリーミーな香り。イチゴのババロア。
加水で全体的に香りが弱まる。
【フレーバー】
スパイシーでアルコール感が強い。樽由来の甘味も。
加水でスッキリ飲みやすくなる。
【総合評価】
他では嗅いだ事の無い香り。フレーバーはやや単純だが、それを補うほど香りが良く、昼下がりからでも飲めそうな、ライトで美味しいウイスキー。
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2013.01.27【イベントレポート】
モルトマラソン

スコッチ文化研究所が運営する、「ウイスキースクール西麻布」の講座、『究極のモルトマラソン』に参加してきました。
この講座は、ウイスキー評論家・土屋守の著作「シングルモルトウィスキー大全」に掲載されている全蒸留所(当面は稼働中のスコッチのみ)のウイスキーをABC順に、土屋守の解説を聞きながらテイスティングをし、"マラソン"のように蒸留所巡りを行うというもの。

一回の講義で6種類ほどテイスティングをするので、完走するのは早くても一年半後…(笑)
バーで飲んだり、ボトルを買って家で飲んでいては、なかなかマイナーな蒸留所のウイスキーを飲む機会がないので、自分にとっては待望の企画でした。
記念すべき第1回は、
Aberfeldy アバフェルディ
Aberlour アベラワー
Allete-A-Bhainne アルタベーン
Ardbeg アードベッグ
Ardmore アードモア
Auhentoshan オーヘントッシャン
以上、6種類。

試飲ボトルはオフィシャルもあれば、ボトラーズ、記念モノのプライベートボトリングなど多種多彩。
開始前にはモルトマラソン専用のオリジナルファイルが配られます。
このファイルには、その日にテイスティングをする各蒸留所のスペックが書かれた紙が綴られており、テイスティングコメントを記入する欄もあります。
テイスティングの詳細は別に記しますが、アルタベーンやアードモアは今まで出会った事の無い香りで、驚きました。とても美味しかったです。
これから百数十の蒸留所を巡っていく、夢のような企画です。完走目指して頑張ろうと思います。