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Barや自宅で飲んだボトルのテイスティングコメントを備忘用に記録していきます。コメント欄は開放しています。ウイスキーに関する事であれば、全て歓迎します。

2013.10.17【日記】

Talisker Port Ruighe （タリスカーポート・リー）

Talisker Port Ruighe （タリスカーポート・リー）
45.8% 700ml
リフィル・アメリカンオーク
リフィル・ヨーロピアンオーク
へビリーチャー樽のヴァッティング
ポート樽後熟

最近ポート樽熟成のウイスキーにとても興味があり、このポート樽フィニッシュのタリスカーが近くの酒屋さんで手頃な金額で売っていたので買ってみました。

2種のリフィル樽の他に「へビリーチャーした樽」も使っているという事ですが、これはようするにリフィル樽をリチャーして木の成分を再活性化させたという事でしょうか。

肝心の香味は、タリスカー10年のトゲトゲしさがなく、飲みやすいながらもふくよかで複雑、時間経過による香味の変化も楽しめ、満足できるボトルでした。

【アロマ】
トップノートは若いオフィシャルのタリスカーらしい香りだが、しっかりポート樽の甘ったるさも感じる。しっかり嗅ぐと、らしいピーティさだが優しい印象。薄いという意味ではない。湿った芝、革のピーティさ。ヨーグルト、ベリーの酸味・甘味。ポート樽のニュアンスはほんのり。
加水でセメダインと生木の香りが出てくる。

【フレーバー】
酸味が強めで、ピーティさと相まってアードベッグTENのイメージ。後味はポートワインの甘味とハムの脂っぽさ、卵の黄身のもったり感、カカオの苦味で、とてもふくよかな印象。
加水でオークの甘味が主になり、飛躍的に飲みやすくなる。

【総合評価】
若いタリスカーの尖った部分を、ポート樽の香味がうまく覆っている印象。とても飲みやすいのに香味が特徴的でテイスティングが楽しい。へビリーチャーした樽も使用しているという事だが、オーク香の印象は薄い。