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映画「サンシャイン」を観て

映画 SUNSHINE ON LEITH
邦題「サンシャイン♪」歌声の響く街
 
 8月1日から全国で順次ロードショーされる英国映画、原題にあるスコットランドのエディンバラの港町リースが舞台の2007年初演の英国のミュージカルの映画化、ということで映画を観てきました。
 
ありふれた家族の悲喜こもごもを、プロクレイマーズの音楽にのせて展開する肩肘張らないホームドラマで、派手ではないけれどほのぼのできました。
 内容にあまり触れてこれから観る方の楽しみをなくしたくないので、予告編はインターネットで流れていますので、そちらをどうぞ!
 オリジナルの楽曲を使ったミュージカルではなく、いわゆるジュークボックスミュージカル、80年代にスコットランドで活躍したプロクレイマーズの楽曲が全編に使われていました。
 私はプロクレイマーズって全く知りませんでしたが、スコッティッシュの双子のデュオで、ジョニーディップ主演の「妹の恋人」という映画の主題曲が全米で大ヒットしたというのを後から知りました。この映画の中ででもその主題歌 I'm Gonna Be 500Milesは歌われています。
 映像は、スコットランドズ好きの方々にはエディンバラの明け方や夕方の景色が美しく、とても懐かしくなると思います。そして予告編で主人公ファミリーのお父さんがキルト姿だったのを観て、もっとキルト姿を観られると期待していたのですが、期待ははずれました。やはり、スコットランドでもキルトは特別な時の衣装になっているのでしょう!ちょっと残念でした。
 それから、最後に戦争について。映画の始まりの場面がアフガン戦地で、戦車が地雷で吹っ飛ぶところからでした、ここで集団的自衛権の問題を考えてしまいました。主人公ファミリーの長男は無事帰還しますが、友人の一人は両足を失ってしまいます。日本の若者の未来を思い、心が沈みました。戦争を考えさせられる場面でもありました。
 
國田あつ子

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