MENU

悲劇・・。そして無情・・。

 昨日の話。平日最後の金曜日なので、許認可関係の書類の準備に奔走していた。区役所に行って住民票を取りに行ったり、風営法の改正で厳しくなった商業地域区分の話(午後10時から深夜営業!らしい・・)を伺ったりしていた。ただ用途地域(深夜営業できるかどうかの商業地域の区分け)の証明書は大阪市役所まで行ってくれと言われた・・。「え?ここで証明書は出ないんですか?阿倍野区なのに管轄は大阪市役所なんですか?」「そうですね。」さらりと言われた・・。仕方がない。ちゃんとしたいとここまでやって来たのだから最後までちゃんと頑張ろうと決意して大阪市役所へとバイクで向かった。 

 バイクで20分位で中ノ島の大阪市役所に到着。大阪市に住み始めて10年と少し、前を通った事は数え切れない程あるが実際中に入ったのは今日が始めて。レトロな外観で素晴らしい建造物である。すこし離れた所にバイクを停めて中に入った。中は薄暗くとてつもなく広い。7階の都市計画調整局へと向かった。さすがすごい区分け。何々課、何々部と7Fだけでも30数個に分けられていた!(驚)お目当ての用途地域証明書を発行する機械はすぐに見つかり操作をした。難しいと思っていたがこれがまた銀行のATMよりもはるかに分かりやすく驚くほど簡単に終わった。事前に見てはいたのだがぎりぎり深夜営業可能商業区分だった(ホッと一息・・。)
 そして外へ出てバイクを見ると「!?」なにやら不吉な黄色い紙が貼ってある。僕のバイクは10年ずっと乗り続けているホンダの400ccである。昨年の道路交通法改正で駐車禁止の対象になった。ありえない悲劇。とすぐそこにそれを貼った駐車禁止の監視員がいた!僕は反射的にそこへ行き「これなんですか?」と聞くと「駐車禁止です!」と言われすっかり冷静さを失っていた僕は自分のやった事を棚にあげて「いやいや何ゆうてますのん!まだ停めて10分も経ってませんやん!」すると「道交法の改正で1分でもダメになりました!」おいおい勘弁してくれよ・・。「大阪市役所に行ってたんですよ!あそこはバイク置き場ないでしょ!」すると「なかったら探したらいいじゃないですか?」ヒートアップしてきて「探すってゆうても車のパーキングはあってもバイクのはありませんやんか!」すると「桜橋の方にバイク専用のがありますよ!」なに~っっ!「桜橋から歩いて来いってゆうんですか?」すると「それしかありませんねぇ!」こりゃ何を言ってもだめだ・・「これ何とか外してもらえませんかねぇ」と泣き落としに入る・・「絶対無理です!」どうしても納得できない「いつから見とって、ずっとここにおったんですか?」すると「いえ。歩いてきて100m前からバイクが見えたのでそこからカウントに入りました。3分の駐車違反です。これ以上何かゆうんやったら署へ行きましょか?」カチーーーン!!「もうよろしいわ!」バイクにまたがりその場を去った。もちろん仕事でやってらっしゃるのだから仕方がないがあまりにもひどい・・。みなし公務員制度の導入からこんなトラブルが相次いでいるらしいが、あまりにひどかったら公務執行妨害で逮捕らしい・・。国家権力にたてつく気はない。しかし、何か法律って変だ・・。まぁ僕の行ないが悪いのですが・・。監視員をされている方や警察の方がこの文章を見てらしたらすいません。悪口ではないのです。僕の疑問なんです。
 金欠時に9000円を払うのはきついし、なんか腹の虫が収まらない!引き返して天満警察署へ向かい受付で婦人警官をつかまえた!市役所に行ってて、バイク用の駐輪場がなかった事やその経緯を全て話した。しかし、その若い美人な婦人警官さんに諭された「このような苦情はしょっちゅう受けるんですがどうしようもないんですよ。」少し冷静になっていた僕は「隣にチャリンコはとめ放題でひどい話ですね・・」すると「そうですねぇ・・。でも管轄が違うんですよ!」出た!必殺の管轄外発言!半ばあきらめて「何とかできませんかね・・」すると笑顔のお姉さん「不服申し立ては検察庁の管轄ですね!」はぁぁ・・だめだこりゃ・・「お忙しい所すいませんでした・・。話聞いてもらってありがとうございました・・。」すごすごと警察署を出て大きな溜め息・・。金がないのに・・違反金9000円確定・・。これからは気をつけよう・・。バイクに乗られる方はくれぐれも注意して下さい。

#開店への歩み

この記事を書いた人