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偶然の出会い

 昨日の続きですが、僕ら3人は「やっぱり正月はどっこもやってへんわ!」とぼやきながらひたすらバーを求めて歩き続けた、するとある一軒の雑居ビルの前にショットバーのイーゼルを見つけ「ここなんかええ感じなんちゃうん?」「もうええわここにしよう!」半ばあきらめにも似た感覚で、失礼ですが・・行き当たりばったり期待もせずに中に入った。すると見た感じ若いバーテンドレスの方がカウンターの中から「いらっしゃいませ」と風邪でしわがれた声で言う。「・・・・。」「しまった・・ここは外れか・・」多分3人は心の中でそう思ったに違いない。もちろんバーテンドレスがいけないというわけではない!しかしガラス作りのバックバーにはボトルが少なく、ちょっと若い感じのベッピンさんだったのでレディースバーと一瞬思ってしまった。しかしよく見ると少ない中にも選りすぐられたリキュールやモルトがあった。ギネスのチャージャーまで置いてあった。モルトはパッと見ただけで15本くらいで基本のオフィシャルは置いてある。奥にもなにやらボトルが見える!はしごした酔っ払いの頭脳だったが、ほんの数秒頭の回転が円滑になった(笑)そうして3人は安心して席に着いた。 
 そのバーテンドレスの方はなんと偶然にも僕らと同じ某中学校の一年下の後輩だった!ここでもまた当時の先生の話など昔話に花が咲いた!芸人のような乗りの楽しいそのトークに時間を忘れていた(友近さんみたいだった(笑)。ちなみにCASKのオーナーさんも僕らと同じ中学らしい。これまた偶然!そしてそれぞれがボウモア、ブラントンなど好きなものをオーダーした。僕はちらっと見えた山崎に目をつけてオーダーした。枚方のブルータスと言う酒屋さんが山崎蒸留所で買ったオーナーズカスクで1995年の樽で11年物のシェリーバットだった。こげ茶色に色づいていてシェリー特有の甘い香りがとても優雅でとても58度もあるとは思えない円やかな味わいだった。
 グラスが空になるするとバーテンドレスの方が「次何しましょ?」と尋ねてきた、「うーん・・。」少し間を置いて「何かお勧めとか、面白いモルトあります?」と返した。すると奥からなにやらガサゴソとして出してくれたボトルは「花と動物シリーズのローズバンク」!心の中で「やった!」とガッツポーズをした。これまた偶然!これは探していたモルト!ローズバンク愛好家のモルト大好き様にご教授いただいたテーマだった。
 ローランドモルトの仕入れを考えていて、やっぱりローズバンクは外したくない。一応飲んだモルトを出来るだけメモするように心掛けてはいるのだが、ローズバンクはブラックアダー、キングスバリー、SMWSの14年と記してはあるが余り細かい味は記憶に留めていない・・。花と動物シリーズを入れようと思っているのだがまだ飲んだことが無かった。しかもこれを置いているところが僕の身近なところにはない。まさかここにあるとは!
 早速、アロマから確かめる。「!!」やはりモルト大好き様の言う通りだ!フローラルで少し歯磨き粉も感じるアロマからも甘さが充分感じ取れる。口中に含むとスキャパのようなフルーティ、フローラルなテイストは感じられるがやっぱりこれもモルト大好き様の言う通り、甘い。何かくどい甘さがある。甘ったるいとでも言うのだろうか。嫌いな味ではないがモルト大好き様の言う通りローズバンクを1本だけ置くとするならこれではないような気がした。ただ、花と動物シリーズは何本か置きたいと思っている中でローズバンクはラベル的にも華やかで味わいも柔らかく女性的にはいけるかもしれないと考える。何かを削らなければならないがローズバンクは2本置いても良いかも知れないと思えるようになった。まだしばらく葛藤が続きそうだが今はこのように考えている。色々ローズバンクを探してみて納得できるものを見つけて見たいと考えております。モルト大好き様ご教示ありがとうございました!また少し成長しました!
 そんなハシゴしまくった6時間の宴の終焉は「開店の前祝いや!おごったるわ!」と二人が全部出してくれました(ラッキー!ごちそうさん!)親友達に手を振って急ぎ足で改札を通り抜けて思った。「今日は来てよかった!」リフレッシュと勉強とこの日はとても有意義な一日となりました!

#開店への歩み

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