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戴冠ならず

今日は遅めにコンバンハ・・・ボクシング観戦歴26年の猫マスターですう~ん・・・元ボクヲタ

という事でここからはボクシングに興味がない人が読んだら、面白くも痒くもない上に、物凄い時間の無駄なので流し読みまたは華麗にスルー推奨です

さて昨夜は世界タイトルマッチが3試合あったので、少し気になりながら仕事をしていたのですが、特にミドル級の村田諒太選手のタイトルマッチが気になっておりました

結果からいうと2-1のスプリットデシジョンによる判定負けでした

仕事が終わって後片付けを後回しにして、村田選手のタイトルマッチを観戦しました

僕は元ボクヲタの視点から日本での開催なので、村田選手がコツコツとパンチを当てて、判定を拾うと先日、予想しましたが、試合の流れ的には予想していた通りの展開が終始繰り広げられ試合終了のゴングが鳴りました

竹原慎二に続き、日本人の世界ミドル級チャンピオン誕生と思いきや、まさかの判定負け

日本開催の世界タイトルマッチなのに地元判定ならぬ、逆地元判定broken heart

僕の採点では117-110の7ポイント差で村田選手の判定勝ちで、厳しく見ても3ポイントは勝っているでしょう

世界タイトルマッチということもありますが、村田選手の試合ではベストバウトでしょう

4ラウンドにダウンも取ってるし、右ストレートの威力は凄かったし、相手の有効打はほとんどもらってないし、有効打は村田に軍配、圧力も掛けてたし、勝負は完勝と言っても良い出来だったと思います

ただディフェンスのほぼ全てが見ているだけで攻撃に繋がらないブロッキングだった事と、1~3ラウンドまで手をほとんど出さなかった事、終始手数の少なさ、アグレッシブさに欠けたので、試合の主導権を完全に支配するまでには至らず、見栄えが悪く、採点基準項目の2、3、4そこをジャッジが相手を取ったと言ったら仕方がないですね

世界戦の採点は、大まかにいって下記の4項目で判断されます。
 採点に占める割合は、下記1が最も大きく2、3、4と続く。
 基本的に1~4のいずれかの基準で差がある場合10対9とする。
 注! 団体(WBA,WBC)によって各項目の採点に占める割合,優先順位が多少異なります。
 また地域コミッションやジャッジの出身地域により採点傾向の違いなどが見られます。
 

 1.有効なクリーンヒット

   相手の急所に有効なパンチをヒットさせ、よりダメージを与えた方を優勢とする。

↑(猫解説)クリーンヒットは村田選手に軍配

 2.アグレッシブ(有効な攻勢)

   より攻撃的である方を優勢とする。ただし単なる突進は攻勢とは認められない。

↑(猫解説)村田選手は前進してプレッシャーを掛けていたけど、手数が出なかったので突進と見られ、攻勢点にならなかったかも知れない。
 

 3.リングジェネラルシップ(主導権支配)

   巧みな試合運びによって主導権を支配している方を優勢とする。 

↑(猫解説)見方によれば、ガードを固めて手を出さず前進を繰り返す村田選手に対して、相手のエンダム選手はフットワークを駆使して、ジャブ、ワンツー、フックとよく手も出していたので、そこをジャッジが主導権支配と判断したとも考えられる。

 4.ディフェンス(防御)

   相手の攻撃を無効にする防御に長ける方を優勢とする。
    ただし攻撃と結びつかない単なる防御は評価しない。

↑(猫解説)村田選手は強固なガードでほぼダメージブローをもらっていないと思われるが、ほぼ見ているだけの防御だったので、見方によってはただ打たれているだけで、反転しての攻撃に繋がらなかったので、有効な防御にはなっていないとも考えられる。

 その他
 ・ノックダウン、またはそれに近い状態で優勢な場合は10対8とする
 ・2度のノックダウンや一方がグロッキーでノックアウト寸前の圧倒的
  優勢の場合は10対7とする。
 ・ラウンド毎に、どちらかに優劣をつけなくてはいけない10ポイントマストシステムだと、見方によっては全く  逆の大差がつく事がある。

この試合の判定には色々と批判があるみたいですが、WBAに提訴するような事にはならないと思いますし、見方によっては割れても仕方がない所でしょう

村田選手の再起に期待しましょう

以上、普段は仕事中に必要以外はほとんど喋らないのに、ボクシング好きが来たら必要以上に延々と喋り続ける、元ボクヲタのウイスキーに全く関係のない、独り言的ボクシング観戦記でした

 

#日々の出来事

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