土屋守のウイスキー日和

土屋守のウイスキー日和

 ウイスキーブームのお陰で、ウイスキー本の出版やウイスキーを特集した雑誌の発行が相次いでいます。このコーナーでは、さまざまな本を紹介致します。  また、1~2ヵ月おきにウイスキー評論家、土屋守がウイスキー本の著者にインタビューを行います。

2016.04.21【日記】

テイスティングのノウハウをスクールで伝授!?


 椎間板ヘルニアを発症してもうじき4週間近くになるが、痛みは相変わらずである。この間、いろんな整体・病院も調べているが、すべてはアイラ・ジュラから帰ってからだ。

 正直この状態でアイラに行くことは不安だらけだが、ここまで来たら行くしかない。幸い我々の仲間であるジミー山内氏が急遽同行してくれることになり、蒸留所の見学は彼が代行してくれることになった。私はテイスティングや、それ以外の通訳、案内をすることになる。

 『ウイスキー通信』や『コニサー倶楽部』、ライフ、ワールドの原稿執筆、校正、入稿作業をやりながら、この3週間ツアーの準備もしてきた。諸々の変更が沢山あったからだ。さらにサントリーの57種のウイスキーについてもコメントを書いてきた。

 幸い内臓系の病気じゃないので、テイスティングや原稿執筆は続けられるが、人生なにが起きるか分からないものである。ケガの功名というか、椎間板でダイエットを余儀なくされ、この3週間で3キロほど体重を落とすことに成功(?)した。

 今までは何をやっても成功しなかったので、これだけは有難いと思っている。やはり、「必要は発明の母である」。人間、切羽詰まらないと何もできないのだ。この調子でいけば夢の60キロ台も無理じゃないかもしれない。私が週刊誌の記者をやっていた頃の体重だ。

 と、そんなことを考えていてもしょうがないので、眼の前のウイスキーワールドの原稿書き。スコッチ最前線としてグレンモーレンジィ、グレンエルギン、アードモアの原稿を書いてきたが、そのレイアウトが上がってきたので、キャプション書き。

 さらに凸版印刷から、サントリーのテイスティングコメントのゲラが上がってきたので、その校正にも着手。ディアジオから頼まれていたタリスカーの選評についても、コメントを校正し、それを返信。応募作はなかなか個性的なものが多かったが、我々プロが書くテイスティングノートと比べると、かなり異質であることも否めない。

 ウイスキー文化研究所のスクールでは、現在Yさんのテイスティング講座をやっているが、ウイスキーワールドの5人のテイスターのコメントを見ても、それぞれにクセというか個性がある。

 スクールの態勢も整いつつあるので、いよいよ6月くらいからは私のテイスティング講座も開講していきたいと思っている。毎回5~6種類のウイスキーをテイスティングしながら、それをどう表現するのか、そのテクニックというか、私がこの30年近くの経験で得たノウハウを伝えていきたいと思っている。

 テーマは毎回変えるが、その都度気軽に参加してもらえればよい。テーマによっては比較のためにワインもシェリーも、コニャック、カルヴァドス、ジン、ラム、テキーラ、そしてビール、日本酒も出す予定だ。6月からの開講を楽しみに待っていてもらいた。とりあえず、今の病状なら、座ってテイスティングすることは可能だからだ。ついでにマリアージュも秋くらいから始めたいと思っている。

 スクールの件も着々と進めているが、アイラに行く前にもう1つやることがある。それは5月14・15日の東京バーショーのオリジナル100mlボトルをつくることだ。今回はアイラ、スペイサイドのブレンデッドモルト2種と、もう1つはグレーンを入れたスコッチのブレンデッドの3種を用意することにした。

 どれも各1500円で、そのうちの500円は熊本地震のために寄附させてもらいたいと思っている。東日本大震災の時は、いくつかのチャリティーイベントを開催したが、今回はバーショー、大阪フェスの記念ボトルの1部を寄附したいと思っている。

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2016.04.20【日記】

新入りスタッフCさんの歓迎会

 『ウイスキー通信』『コニサー倶楽部』が無事校了できたばかりだというのに、『Whisky World』の制作が始まっている。とりあえず、アイラ・ジュラツアーに行く前に書けるだけの原稿を書いてしまわないといけない。

 Booksのコーナーの本がまだ決まっていなかったが1冊は刷り上がったばかりの『ウイスキー検定過去問題集2』に決め、もう1冊はイアン・バクストンの『死ぬ前に飲むべき101のジン』に決定する。

 このところのクラフトディスティラリーはジンの製造を兼ねているところが多く、ほとんどの蒸留所がジンを造っている。しかも、ジン専用のポットスチルを併設するところも多い。

 ジンはウイスキーと違って熟成させる必要がなく、造りも簡単だ。一般的にはニュートラルグレーンスピリッツをバルクで買ってきて、それを50%くらいに希釈して、そこにボタニカルを詰めた袋を漬け込んで、それを蒸留すればいい。アルコール原酒に漬け込まずに、ラインアームの途中にバスケットを設け、そこにボタニカルを置くという手もある。

 ほどんとのクラフト蒸留所がやっているのは上記のどちらかの方法だが、他に減圧蒸留器を使ってやる所もある。まるで日本の焼酎の減圧蒸留みたいなものだが、これのほうが低温で蒸留するため、ボタニカルのフレーバーが熱変化を受けず、すっきりするという。もちろん他に、コンパウンドジンといって、香料を添加するという安直なジンもあることはあるが。

 というようなことをイアン・バクストンの本を読んで知った。知れば知るほど、ジンもなかなか面白い。ウイスキー文化研究所でウイスキーを造る際は、同時にジンも造ろうと思っている。そうすれば、もちろん「東京人」だ。

 ま、とにかくブックス欄の原稿を書いて、昼すぎにウイ文研。2時にサントリー広報のNさん以下3人が来社して、いろいろ話をする。私が日本にもどってウイスキーライターの仕事を始めた時に、私の担当になってくれたのがEさんで、Eさんが20年ぶりくらいに広報にもどったので、その件もあっての来社だった。

 その後、オールドパーのテイスティングノートを仕上げ、6時半から事務所のすぐ前の焼肉屋で新しく入ったスタッフCさんの歓迎会。代表世話人のSさんやNさんも来てくれて、総勢12名での歓迎会となった。

 椎間板ヘルニア以来ダイエットのため野菜中心で、焼き肉は食べていなかったので、本当に久しぶりの焼き肉となった。肉はやっぱり旨い!


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2016.04.19【日記】

フェスやスクールのミーティング・・・


 昨日は午前中からサントリーのテイスティング。3月下旬から続けてきたテイスティングも、ほぼ57種類すべてが一段落。もちろん、これから推敲・構成を何度かやらなければならないが、アイラに行く前にすべて終了させたいと思っている。

 その実際のポップも、先週金曜日に凸版印刷から届いた。イオンやイトーヨーカドーなどのウイスキーコーナーに展示されるという。私のイラストが、やや若すぎる気もするが、まあ、あまり似ているのも・・・。

 昼すぎにウイ文研へ行き、それらの入力作業。その合間に『ウイスキー通信』、『コニサー倶楽部』の入稿の最終カクニン。来週25日の月曜日にどちらも発送だ。ちょうどアイラ・ジュラツアーに羽田から出発する日だが。

 さらに、夕方から『Whisky World』のタイアップ企画、オールドパーのテイスティング。オールドパーシルバー、12年、18年、スーペリアの4種類のテイスティングノートを作成するというもので、その作業を開始。

 今日は午前中『シングルモルトウイスキー大全』の重版のため、訂正箇所をチェック。午前中いっぱいかかってその作業を終わらせ、昼すぎにウイ文研。先週土曜日から痛み止めの薬を変えたが、あまり状態に変化ナシ。とにかく慣れるしかないのだろう。

 小学館の担当編集者Oさんに連絡して、チェックした大全を取りに来てもらう。今回の重版は2000部で、これで1年近くはもつが、その先はやはり全面改訂版を出すしかない。1年半後の2017年10月の刊行を目指して、今から準備開始である。最初の『モルトウイスキー大全』刊行から、ちょうど22年(!)。その年に生まれた子供たちが、大学4年生になる計算だ。
 
 それらの作業をやりながら、3時すぎからスタッフの全体ミーティング。アイラツアーや連休があるため、今後のスケジュールも含めて、決めなければならないことが山のようにある。

 まずは東京バーショー、プロフェッショナル試験、大阪フェスなどについてミーティング。バーショーは例によって記念オリジナルボトル(100ml)を3種出す予定だが、その中身についてはまだ未定だ。大阪フェスは、いよいよ具体的な進行スケジュールが必要になる。プロフェッショナルの問題は、ツアーから帰った連休中にやることにした。

 その後、休憩をはさみながら、第4回検定、長和フェス、琵琶湖クルーズ、来年の清里フェスと続く。第4回のウイスキー検定については、ほぼ実施日も決まり、今週か来週には発表予定だ。そのための『Whisky Life』第4号も、現在作っているところだ。

 さらにウイ文研のスクールについても、7時近くまでミーティング。6月頃から新しい講座を続々と開きたいと思っている。新しい事務所に引っ越してきて1年4ヶ月。ようやく態勢が整いつつあるからだ。

 受講生からの要望の多かった、「究極のモルトマラソン」の2クール目、そして閉鎖蒸留所のテイスティングも、ようやく実現する運びだ。といっても、今のところウイ文研にある6本のみだが・・・。


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2016.04.17【日記】

大阪でWPの集中セミナー


 昨日は午前中リハビリで通院。その後サントリーのテイスティングの続き。小学館から私の『シングルモルトウイスキー大全』の重版の連絡があり、その訂正箇所のチェックも始める。

 これは2009年11月に出した第3版のモルトウイスキー大全だが、すでに情報がかなり古くなっている。本当なら昨年改訂版(4版)を出す予定でいたが、ここ1~2年の激変により予断を許さなくなっているので、見送ったという経緯がある。大きく変更するには時間がかかるが、訂正くらいで済むなら、今はよしとするべきかもしれない。あくまでも、次の版が出るまでのツナギではあるが。

 その作業を一度中断し、3時すぎの新幹線で大阪へ。椎間板ヘルニアをやって初めての遠出である。1泊するということで不安もあったが、とにかく行くしかない。2時間半の列車にもなんとかたえ、6時すぎにホテルにチェックイン。夜は早めに就寝した。

 今日は5時半に起き、朝食を食べてセミナーが行われる北浜ビジネス会館まで歩いて行く。北浜証券取引所の前にはディーン・フジオカで有名になった五代友厚の像があるが、見る余裕もなし。8時半すぎに着いて、予定通り9時半から、プロフェッショナルの集中セミナー。

 午前中スコッチとアメリカン・カナディアンの製造についてやり、12時すぎに到着した午後の部の講師Yさんと交替して、1時ちょいに会場を出て新大阪へ。すぐに新幹線に乗って東京にもどり、夕方から再びサントリーのテイスティング。さらにディアジオから依頼されていたタリスカーのコメントの校正作業。

 これはネットで募集したタリスカーのテイスティングコメントの中からトップ5を選び、その選評を書くというもので、そのお礼としてラガヴーリンの200周年記念ボトル1本が先週金曜日に届いていた。寄せられたテイスティングコメントはどれも力作ばかりだったが、すでに私のほうはその中からトップ5を選び終えている。私以外の審査員の結果も踏まえて、どうなるか楽しみである。

 とにかく椎間板ヘルニアを発症して、もうじき3週間になるが、毎日不安の連続で、その不安と痛みと闘う毎日だ。アイラ・ジュラツアーも一週間後に迫っている・・・。


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2016.04.14【日記】

キリン本社で田中城太さんにインタビュー

 午前中、恵比寿の仕事場で次号『Whisky World』の原稿書き。スコッチ最前線の原稿で、今回はグレンモーレンジィ、グレンエルギン、アードモアの3蒸留所。それが終わって、再びサントリーのテイスティング。追加のボトルが昨日届いたので、それらのテイスティングに着手。

 昼すぎまでかかってそれらの作業を一段落させ、2時すぎに中野のキリングループ本社へ。ヘルニアになって以来5~6分の距離しか歩けないため、電車を乗り継いで中野まで行くのは久しぶりだ。幸い電車がそれほど混んでいなかったので助かったが、駅の改札など人の多いところは歩くのに難儀だ。

 早めに着いて3時半から18階の応接室で、チーフブレンダーの田中さんにインタビュー。ウイスキーワールドの巻頭インタビューで、3月下旬にリニューアル新登場となった、「富士山麓樽熟原酒50°」について、その開発コンセプト、従来のものとどこが違うのかなどを1時間半ほど伺った。

 やはり、今回のこだわりは『原酒』という文字を入れたことと、ブレンデッドとしては珍しいノンチルフィルターにこだわったこと。もちろん容量も600mlから、ワールドスタンダードの700mlになっている。

 原酒にこだわったのは、もともとキリンの御殿場はモルトもグレーンも、樽詰め度数が低く、そのためボトリングに際してほとんど加水をしなくて済むこと。つまり、樽出し原酒そのものを瓶詰めできるという点だ。

 田中さんによるとモルト原酒は50%で樽詰め、グレーン原酒のライトとミディアムは62~63%だが、今回のキーとなっているヘビータイプのグレーンは55%で樽詰めしているという。しかも、御殿場の熟成環境ではアルコール度数の上下はほとんど見られないという。つまり大半は、水を加えずそのままボトリングできるのだ。だからこその、ノンチルフィルターでもある。

 3月の終わりにウイスキー検定のツアーで御殿場に行き、そこで初めて樽熟原酒50°を飲んだが、改めてインタビューしながら飲んでみると、従来のものより、はるかにリッチで、コンテンツも多いように感じられる。

 新樽を使ったヘビータイプのグレーンが効いているのだろう。スイートかつスパイシーなアロマがあり、しっかりとした樽香が感じられる。加水で少し度数を落とし、時間が経つとミディアムグレーンの、あの巨峰のようなフルーティさが開いてくる。複雑で、飲み応えたっぷりのウイスキーに仕上がっているのだ。

 前回、御殿場ではハイボールで飲んだが、ソーダとウイスキーの比率を変えることで、「富士山5合目ハイボール」「7合目ハイボール」「山頂ハイボール」と、バリエーションを提案しているのも面白い。5合目は1対5、7合目は1対4、山頂は1対3と、登るにしたがって濃くなる。1対3の山頂ハイボールでも、もともと樽熟が50%の度数だから、他のウイスキーのハイボールに比べても、かなり度数は高い。

 富士の樹海の青木ヶ原には学生時代に何度も行ったことがある。溶岩が冷えて固まった風穴があり、そこを探検するためだったが、中は氷の殿堂で氷結ならぬ、まさに氷穴。「樹海ハイボール」をつくるとしたら、それは氷入りのハイボールかと、その時ふと思った。

 結局、5時にキリンを出て、再び電車を乗り継いで仕事場にもどる。再びサントリーのテイスティングが待っているからだ…。

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2016.04.13【日記】

シーバスミズナラと燻製料理…

 昨年、『中央公論』に書いた私の文章が、ディスカスジャパンというニュース配信サイトから英文に翻訳されて全世界に配信されたが、今度同サイトから、中国語に翻訳されて配信されることが決まった。テーマはジャパニーズウイスキーについてで、このところウィスキーの話題が留まることを知らないかのようだ。

 先日もテレビでシーバス・ミズナラのコマーシャルが流れていたし、昨日はNHKの夕方のテレビで肥土さんとイチローズモルトが特集されていた。2月に行われた京都ウイスキーパーティーの際に、そういえばテレビの収録が行なわれていたが、その時のインタビューの様子も放送されていた。

 シーバスのCMにはマスターブレンダーのコリン・スコット氏が登場していて、そのことも驚かされた。こういう形でマスターブレンダーがテレビCMに登場するのは初めてではないかと思う。画面にシーバスのミズナラ樽が写っていたが、ベールに包まれていたミズナラの正体が少し分かったような気がする。

 ということと関係なく、今日も午前中に『Wisky World』の原稿を2本書き、昼すぎにウイ文研。ウイスキー通信、コニサー倶楽部が同時進行していて、3時すぎに通信の連載企画、今月のくんせいコーナーの写真撮影。

 今回は肉のくんせいで、豚のロースと砂肝、そして手羽の3種類。さらにカマンベールのくんせいだ。例によってスタッフOさんの力作で、もちろんくんせいはパナソニックのけむらん亭。合わせるウイスキーは、テレビCMのこともあり、シーバスミズナラの濃いめのハイボールにした。グラスは山崎のウスハリグラスである。

 撮影後、スタッフ全員で試食したが、どれもこれも美味。先週のお花見のビールが冷蔵庫にあまっていたので、それを飲んで乾杯。3時のおやつ替わりにウイ文研ではビールにハイボールである。

 その後、5月20日の“ウイ文研テイスティング”用のボトル6種と、大阪フェス・オリジナルのカバラン・ピーティカスクを撮り、体調不良もあって5時すぎに恵比寿の仕事場にもどる。

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2016.04.12【日記】

大阪フェス記念ボトル2種・・・


 椎間板ヘルニアのため、急遽アイルランド取材をキャンセルせざるを得なくなっている。そのため、昨日・今日と旅行会社を交えて緊急ミーティング。出発前2週間を切っての決断のため、バタバタすることばかりだ。アイラ・ジュラツアーについては予定通り行く予定である。

 それらのミーティングの合間に『ウイスキー通信』『Whisky Life』『コニサー倶楽部』の原稿書きと校正。通信とコニサー倶楽部は4月25日発行なので、今週中にすべて編集作業を終わらせないといけない。

 さらに6月5日の大阪フェスに向けての準備も着々と進めている。フェスの目玉の記念ボトルは今回2種類。1つはスコッチブレンデッドモルトで、60年代、70年代の原酒も入っているスペシャルボトル。フルボトルでスコットランドから取り寄せた。

 例によってラベルは渡辺トモコさんのオリジナル版画。今回はNHKの大河ドラマ「真田丸」の舞台ともなっている大阪城。豊臣のシンボルでもあるヒョウタンも描かれている。

 もう1つは、さらに目玉となりそうな台湾カバラン蒸留所のシングルモルト。蒸留所でしか買うことができない「ピーティカスク」で、大阪フェス限定で150本だけ特別に輸入してもらった。ピーティカスクはアイラモルトが入っていた樽で熟成させたカバランで、300mlという手頃なサイズでボトリングされている。もちろんカスクストレングスのノンチルだ。

 さっそくサンプルが1本届いたので、スタッフ全員でテイスティング。いかにもカバランらしいリッチなフレーバーに、かすかなスモーキーさが加わっている。どこの蒸留所の樽かは明かしてもらえなかったが、なんとなく察しはつく。アイラモルトは中身のウイスキーだけでなく、最近はその空き樽にも注目が集まっているのだ。

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2016.04.10【日記】

コニサー倶楽部のための座談会


 相変わらず朝から原稿書き。このところサントリーから依頼された57本のボトル(先に17本仕上げたが、追加で40本がきて合計57本となった)について、そのテイスティングコメントを書く作業が続いている。昨日の土曜日も、整形にリハビリに行った時間を除いて、ほぼ一日中その作業に集中する。痛みから気をまぎらわせるためにも、それのほうが良いからだ。

 今日は午前中、『Whisky Life』の原稿を書き、昼にウイスキー文化研究所。1時から『コニサー倶楽部』の座談会。リニューアル創刊第1号の目玉として、今回マスター・オブ・ウイスキー(MW)の試験にしぼって座談会を行った。

 出席者は世話人で、MWの審査員を務めるYさん、Sさん、Nさんの3人と私の4名。マスターの試験は2010年に始まって、今年で5回目まで終了したが(途中1年だけ開催していない)、現在までに合格したものは4名しかいない。2004年に始まってコニサー試験は現在までに、のべ3000人以上が受験しているが、その中でたった4名しか合格していないのだ。

 そんな難関の試験だが、一次の論文審査や二次の筆記、ブラインドテイスティング、口頭試問など、試験の実態や評価規準などについての問い合わせ、質問が多く寄せられている。そうした声に応えるためにも、さらにもっと多くの人にチャレンジしてもらうためにも、この座談会を企画した。

 特に論文については、どういう基準でそれぞれが採点しているのか、論文として私たちが要求しているのはどんなことなのかを、語ってもらった。過去5回の試験で30編近い論文を読んできたが、これからMWを目指す者は大いに参考になるのではと考えている。ぜひチャレンジしてもらいたいものだ。

 ということで、3時半に座談会は無事終了して、5時にウイスキースクールの新規講座について、講師を依頼するショコラコンシェルジュのHさんと打合わせ。5月からのスクールの新しい企画の1つで、チョコレートの基礎講座と、プラス・ウイスキーとのマリアージュの2つの講座を持ってもらうことに。

 スクールではチョコレート以外にも、チーズの講座(当然マリアージュも含まれる)やシェリー、コニャック、ワイン、日本酒、ビールなどもやりたいと思っている。業務の関係で昼間スクールを使うことは、なかなか難しいが、その分平日の夜のコースを充実させたいと思っているのだ。

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2016.04.08【日記】

八芳園でインド人のためのテイスティング・・・


 あちこちで花祭りが盛んだが、4月8日といえば、お釈迦さまの誕生日だ。小さいころは幼稚園でも小学校でも、釈迦の誕生日に合わせて、花祭りをやっていたものだが、今の若い人たちには4月8日の意味がわからないものも多いという。

 亡くなった私の母は宗派はあまり好きではなかったが、お釈迦さまにだけは帰依していて、私がインドから買ってきた白檀の釈迦像を仏像に飾り大事にしていた。そのインドのムンバイ(旧ボンベイ)から企業家のインド人グループ100人がやってきて、そのインド人のために、頼まれて白金台の八芳園で、ジャパニーズウイスキーのプレゼンをすることになった。

 ジャパニーズのボトル17本を用意し、7時に八芳園に行き、7時半からスタンバイ。八芳園は久しぶりに訪れたが、庭の緑がきれいで、散りかけてはいるが、桜も見事にライトアップされている。

 インド人の団体が着いたのが8時すぎで、それから1時間半、17本のウイスキーを盛大にテイスティングしてもらった。やはりインドでもジャパニーズウイスキーは大人気で、団体の一部は山崎蒸溜所に見学に行ってきたという。

 私が特別に用意した山崎シングルカスク1990は、あっという間になくなったが、それ以外でも響17年、鶴17年、秩父のヘビリーピーテッド2015は人気で、最後はプラカップではなく、グラスでおかわりをしていく者もいて、改めてインド人のウイスキー熱を肌で感じることができた。

 会はその後も続いていたが、9時半で無料テイスティングコーナーは閉めさせてもらい、そのままウイ文研に寄って、タクシーで恵比寿の仕事場にもどる。やはり腰も神経痛も限界だ・・・。

 ウルトラマンではないが、立ちっぱなしだと10分ももたない。とりあえず3分よりはマシだが・・・。
 

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2016.04.07【日記】

MR検査の結果、椎間板ヘルニアと診断される・・・


 月曜日午前中にMRを撮り、今週はその結果が出るまで、いつものようにハードスケジュールをこなす。通信とコニサー倶楽部、ライフの編集作業を同時進行させながら、大阪フェス、アイラ・ジュラツアーのミーティングだ。

 火曜は2つのインタビューを受け、午後は丸々それに費やされる。1つは本にまつわる思い出というか、私の半生記みたいなインタビューで、生い立ちや学生時代、なぜジャーナリストになり、今のような仕事をしているのかを、2時間近く話をする。

 2つ目はニューヨークのブルームスバーグのインタビューで、こちらはジャパニーズウイスキーと、そのクラフトウイスキーについて。どちらもネット上の記事なので、どういう形になるのか、私にはちょっと分からないところがある。

 水曜日は次号『Whisky World』の取材の段取りなどを決め、夕方6時すぎに西新宿にある整体へ。ウイスキー文化研究所特別顧問の藤原さんの紹介で、実際に一緒に行ってもらった。その後、藤原さんのアトリエの近くのイタリアンで食事。やはり電車や歩いての移動が一番シンドイ・・・。

 今日は午前中整形に行き、MR画像からの最終診断。やはり恐れていた椎間板ヘルニアで、それが神経を圧迫することによる座骨神経痛と判明した。全治するのに早くて半年、長ければ9ヶ月から1年と言われてしまった。

 日常生活もままならない耐え難い痛みをかかえながら、仕事をしていかなければならない。覚悟はしていたが、やはりブルーな気持ちになる。だからといって仕事をやめるつもりもないし、それはできない相談だ。とにかく、対処法を見つけないといけないのだろう・・・。

 病院からもどって、2時すぎにウイ文研(これでいいのかな?)。諸々の入稿作業を片付け、4時半すぎから通信、コニサー倶楽部、ウイスキーライフ、ワールドのミーティング。同時進行4冊という、ヤケクソ的なスケジュールだが、1つ1つやるしかない。

 6時から、オフィスで「ウイ文研花見」。去年から始めたものだが、外は雨、桜の花もだいぶ散ってしまっている。このオフィスの横の公園の桜と、明治通り沿いの桜並木は本当に美しい。

 私が広尾に仕事部屋を構えたのは20年近く前の1997年2月のことだったが、その頃は桜並木はそれほど立派ではなかった。それが20年経って、見事な並木に成長している。私の仕事場は、その間に広尾から恵比寿に移り、スコ文研、現ウイ文研のオフィスも南麻布、西麻布、そして現在の広尾に移ってきた。

 「年年歳歳、花相似たり・・・」というけど、花も人と同じように移り往く。「歳歳年年、人同じからず」である。だからいっそう、この時季の桜は人の心を打つのだろう。

 という風情とは関係なく、新しく入るTさんを加えてスタッフ全員で、唐揚げや生ハム、寿司をつまみに酒盛り。ビール、日本酒、シェリー、白ワイン、そして最後はウイスキーと相変わらずだ。特にバルデスピノのフィノとアモンティリャードが絶品だった・・・。
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2016.04.03【日記】

WPの集中対策セミナー


 先週は座骨神経痛と闘いながら、通信、コニサー倶楽部、ウイスキーライフの原稿を執筆。その間、サントリーから依頼されていた世界5大ウイスキーのポップのための、テイスティングを行う。

 今回は17種類のウイスキーのテイスティングを行い、それをポップに。もともとの発想はナツメ社の『ウイスキー完全バイブル』からだったが、それをすべて改め、イラストも今回は新しくした。最初のイラストは少し若いイメージだったので(それはそれで嬉しいのだが)、年相応に改めてもらった。プロのイラストレーターによる、完全な新作だ。来週くらいから、スーパーや大型量販店の棚に並ぶ予定だ。

 今日は朝イチに起き、8時半すぎに飯田橋レインボービルへ。腰を痛めてから、電車を乗り継いで遠出をするのは、今日が初めてだ。不安はいっぱいだが、だからといって休むわけにはいかない。普段なら、さっと歩くところだが、ゆっくりでないと歩を進められない・・・。

 どうにか無事について、9時半からウイスキープロフェッショナルの集中対策セミナー。とりあえず、スコッチウイスキーとスコットランド、そしてアメリカンとカナディアンを午前中3時間15分ほど講義。特に2月にやったブラッシュアップセミナーの資料を使い、スコッチの新しい蒸留所、最新のトレンドについて重点的に話をする。

 プロフェッショナルは記述の問題も含まれるので、重要な年号と語句についてはポイントを説明した。いつも思うことだが、半日くらいのセミナーでは、とてもすべてをカバーできない。あとは受験生がどれだけテキストを読み込み、そして日頃どれだけウイスキーや世の中に対してアンテナを張っているかだ。

 試験は決してやさしいものではないが、勉強すればするほど、ウイスキー愛が深まると思っている。

 1時前に私が担当する午前の部は終了し、午後の講義を受けもつY氏と交替し、再び電車を乗り継いで、ゆっくりと恵比寿の仕事場にもどる。飯田橋のお堀の桜が満開で、多くの人が出ているが、とても楽しむ余裕はない。もどって再び、通信やライフ、コニサー倶楽部の原稿書きである・・・。

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2016.04.01【日記】

ワールドと大阪フェスのミーティング


 ついに4月になってしまった。腰痛・座骨神経痛で花見気分はふっ飛んでしまって、日々歩くのも辛い状態が続いている。ここ何年も花見シーズンにはいろんなことが起こって、素直に桜を愛でる気分になれない。桜に罪はないのだが・・・。

 それにしても日本のこの時期の桜は見事である。世界的にみても、こんな風情はどこにもないだろう。南洋の台湾やミクロネシアには南洋桜と呼ばれる火炎樹があるが、文字通りあれは燃えるような朱色だ。

 オーストラリアや、私は南アフリカやジンバブエでしか見たことがないが、南半球の春にはジャカランダの花が咲く。しかし桜のような並木や、全山ピンクに染まるといった風情はない。もっともジャカランダのあのコバルトブルーの花は、あれはあれでこの世のものとは思えない美しさだが。

 今週アタマに『Whisky World』の最新号が届いたばかりなのに、すでに次号の『ウイスキー通信』も、そして5月末発売のウイスキーワールドも動き出している。昨夜は通信のデザイナーのIさんに来てもらってミーティング。今日はワールドの発行人Wさん、編集のF君に来てもらって、次号のワールドのミーティングを行う。

 通信と、同時に発行する『コニサー倶楽部』、『Whisky Life』は進行しているが、ワールドはいつもより予定を早めてのミーティングだ。4月下旬からアイラ・ジュラツアー、そしてアイルランド取材が入っているため、予定を前倒しにして進めなければならないからだ。

 ワールドの編集ミーティングが終わったところで、ついでに大阪フェスのミーティングも行う。大阪フェスも開催まで、あと2ヶ月。今日からチケットの販売が開始されたこともあり、会場レイアウト等について、具体的に大阪サイドの意見も聞くことに。

 今年の大阪フェスは過去最大規模の出展スペースで、ありがたいことに広い会場は現時点で、ほぼ埋まっている。大阪フェスらしいフードブースも充実で、楽しみなフェスになりそうだ。

 セミナー6つも早々にきまり、さらに前日の「コニサーのためのブラッシュアップセミナー」も開催する。初の仕切りとなるウイスキー文化研究所にとってもチャレンジングなイベントだが、ぜひウイスキーで関西を盛り上げたいと思っている。

 それまでに、なんとか腰を治さないと・・・。

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2016.03.30【日記】

恒例のブレンデッドマラソン


 日曜日にウイスキー検定のツアーでキリンの御殿場蒸溜所に行って以来、災難つづきでまいっている。ツアーでは行きの電車の中でケータイをなくしてしまい、その対応に時間を取られてしまった。幸いケータイは無事みつかり事なきを得たが、翌日、久しぶりに御殿場の東山湖で釣りをしている時に腰を痛めてしまい、それ以来座骨神経痛に悩まされている。

 今から42年前の20歳の時にも同じような症状が出て、その時も2~3ヶ月間苦しんだが、まさか40年以上も経って、古傷が痛み出すとは思ってもみなかった。痛みのせいで日常生活がシンドクなるのは仕方がないにしても、長時間机に向かって書き仕事をするのがツライ。原稿や校正に集中できないからだ。

 火曜日に近所の整形に行き、痛み止めとリハビリをしながら、とりあえず仕事を続けているという日々だ。しかし、スケジュールは待ってくれないので、飲み会やミーティングなど、キャンセルできるものはさせてもらって対応している。

 今日は午後からウイスキー検定のことで日販とミーティング。とりあえず第3回の報告を受け、今後について話し合う。というより、すでに当方としては結論が出ていたので、今後の事後処理について確認作業。2年近く一緒に仕事をしてきたが、これからウイスキー検定は、我々の手で実行してゆくことになる。ある意味、本来の形にもどったと言えるかもしれない。

 その後、7時からスクールで「ブレンデッドマラソン」。今回は①シンジケード、②タプローズ、③ティーチャーズ、④チェイヴェック、⑤トマーティン、⑥アッシャーズの6本。

 ①はもともとエジンバラの愛好家6人が自分たちのためにつくったプライベートブレンドで、長く日本にだけ輸入されていたもの。やはりブレンデッドとしては格別のコクと、風格を持っている。②は樽出しウイスキーのいわば”元祖”で、これも長く日本限定だった。かつては60~80リットルのオクタブ樽オンリーだったが、現在は5リットルのサイズもある。今回は輸入代理店である大和貿易さんから特別に樽をお借りした。

 ③のティーチャーズは従来のものと、パッケージ変更されたばかりの新ボトルの2種を飲み比べたが、それぞれの違いが分かって面白い。新ボトルは明らかにピーティーさ、スモーキーさが強調されている。原酒となっているアードモアの比率を高めたのだろう。

 チェイヴェックはプラバン・ナ・リンネのゲール語ウイスキー。発売当初ほどの話題性はなくなったが、いまでも カナダなどでは人気だという。トマーティンは”ビックT”というブレンデッドだ。そして最後のアッシャーズは、かの有名なアンドリュー・アッシャーの名を冠したブレンデッド。久しぶりに飲んだが、このクラスとしては悪くない。

 ということで、最後にブレンデッドとは関係ないが、ラフロイグのバイセンテナリー、15年を1杯ずつふるまい9時すぎに終了。ブレンデッドマラソンは、あと1回でスコッチの部分は終わるが、引き続きアイリッシュ、ジャパニーズのブレンデッドはやる予定でいる。

 受講生からは、もう一度モルトマラソンをやって欲しいという声が挙がったので、第2ラウンド、再びAから始まるシングルモルトを飲んでゆく会を催すことにした。スケジュール等については、早い段階で調整をしたいと思っている。

 それもこれも、腰しだいなのだが・・・。

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2016.03.25【日記】

恒例のスコ文研テイスティングと検定のこれから・・・


 中国で一番売れているという雑誌の取材依頼を受けていたのだが(テーマは日本のウイスキー)、予定時間を過ぎても現れず。その間、連絡のひとつもない・・・。こんなことは、日本のマスコミでは考えられないことなのだが。

 仕方なく、その間にウイスキー検定についてミーティング。第3回が終わって、先日合否通知も発送したばかりだが、今決めなければならないことは第4回検定をいつやるか、そしてどんな形で実行するかということだ。

 日時については、当初の予定どおり年1回というペースにもどし(1回から3回までは『マッサン』のこともあり、半年に一度実行した)、来年早々に実施したいと思っているが、問題はどんな形で実行するかだ。

 今までは日販に業務委託という形でやってきたが、それも限界がある。というより目指すゴールというか、ウイスキー検定に対する思いがまるで違うのだ。2年間近く話し合ってきたが、溝はまったく埋まらなかった。日販にしてみれば数ある検定の1つにしかすぎず、単なるビジネスでしかないと思うが、テキストや問題を作り、それをプロモートし、一人でも多くのウイスキーファンを増やそうとする我々とでは、あまりにも温度差がありすぎる。

 ウイスキー検定を一緒にやっていこうと思っているのは我々だけで、もともとムリな話だったのかもしれない。今は残念ながら、そう思っている。これからはウイスキー文化研究所としてウイスキー検定を運営し、一人でも多くのウイスキー愛好家を育て、ウイスキー文化の発信を行いたいと思っている。

 ということで週末には、その検定合格者を対象としたキリン富士御殿場蒸溜所のツアーも行われるが、それとは別に5時から4月下旬のアイラ・ジュラ島ツアーのミーティング。代表世話人のMさんに来てもらい、蒸留所のアポ取りの進捗具合をチェックする。

 それが終わって7時からは、これまたスコ文研創立以来続く”スコ文研テイスティング”。スコ文研からウイスキー文化研究所になって呼び名をどうしようかと思ったが、これは今までどおりスコ文研テイスティングの名称でいくことにした。

 今回のテイスティングアイテムは、①シングルモルト・アイリッシュ1988、②ロングモーン1992、③インペリアル1995、④信州マルス2012、⑤カバラン・ソリストシェリー、⑥ミルウォーキークラブ25周年の6種類。

 ①は昨年のウイスキーフェス東京のオリジナルで、中身はブッシュミルズのシングルモルト。とにかく驚きのアイリッシュで、旨さ、陶酔感ではナンバーワンだろう。残念ながら、120本すべてが売り切れてしまった。

 ②と④はウイスキートーク福岡のボトルで、②はA・D・ラトレー社、④はオリジナルでボトリングしている。③のインペリアルは、シグナトリーのボトリングで、ウイスキーフープの1本。これも秀逸なインペリアルだ。

 ⑤はカバランのシェリー樽で、こうやって飲んでみても、20年近い長熟のウイスキーと何らヒケを取らない。この味が4~5年で出せるとすれば、それは驚きとしかいいようがない。⑥は川口のバー、ミルウォーキークラブのアニバーサリーボトルで、中身はアメリカンのバーボンウイスキー・・・のハズだ。

 ということで6種類のテイスティングが終わったところで、参加者の持ち込みということで、スプリングバンクのローカルバーレイ16年、ラガヴーリン12年などが振るまわれた。私のほうからも、スコ文研設立5周年記念のグレンエビス(!)や、カバラン・ソリストフィノカスクなどを参加者に飲んでもらう。これがスコ文研テイスティングの良さといえばいえるのだが・・・。

 まあ、これも毎回の恒例だが、それにしてもよく続いてきたものだと思う(途中1年半くらいのブランクはあったが)。これからも月イチくらいのペースでやり続けたいと思っている。


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2016.03.24【日記】

ウイスキークルーズがいよいよ始動!?


 このところ新聞や海外メディアの取材が相次いでいるが、昨年『中央公論』に書いた私の”ジャパニーズウイスキーの芳醇な世界”という記事が、こんど「Discuss Japan」というネットメディアから、英語に翻訳されて配信されることが決まった。

 私はネットをほとんど利用しないので、この世界のことはよく分からないが、その英文翻訳が送られてきて、そのチェックを昨日、今日とやっている。英文タイトルは”The Mellow World of Japanese Whisky”だ。浦賀の奉行・与力を”Policemen”と訳しているのは、やや違和感があったが、それ以外はほぼ完璧な訳文で安心している。

 考えてみれば、1853年にペリーが浦賀にやってきた時、最初にその船に乗り込んだのは浦賀の与力と通訳(通詞)で、与力はいわば奉行の手下。今でいうところの海上保安庁、あるいは成田の空港警察みたいなもので、ポリスと言ってしまえば、言えなくもない。奉行はさしづめ県警本部長のようなものかもしれないが、江戸幕府における浦賀奉行は、もう少し特殊な、外事官僚、外交官的役目も持っていたはずだ。

 いずれにしろ、それを説明しだしたらキリがないので、とりあえずは良しとした。全体として意味が伝わればいいのではないかと思っている。

 そんなことをやりつつ、午後ウイスキー文化研究所へ。長いので、とりあえずウス文研としておこうか・・・。行って『ウイスキー通信』、サントリーのテイスティングノートの校正作業をして、3時からスタッフミーティング。さらに4時から、京都支部のSさんが上京して、今年9月に開催予定の琵琶湖クルーズ、その名も”ウイスキークルーズ”の打ち合わせ。

 クルーズ船として有名な『ビアンカ号』を一日チャーターして、そこでウイスキーフェスをやろうという、新しい試みだ。詳細はこれからだが、船の上でウイスキーとライブ音楽を楽しみ、最後は琵琶湖に沈む夕陽を眺めるという、夢のようなイベントだ。長和が終わって1ヶ月後というスケジュールだが、クルーズ船をチャーターして、その上でウイスキーフェスをやろうというのが、私の夢でもあった。もちろん、日本初のウイスキークルーズだ。

 大阪フェスも、これから忙しくなるが、その後たてつづけに長和フェス、ウイスキークルーズと続く。相変わらず、今年もイベントがいっぱいだ。コンプトン・マッケンジーの小説ではないが、まさにウイスキーガロアーである。

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2016.03.23【日記】

鎌倉散歩とテイスティング座談会


 春分の日の3連休は久しぶりに鎌倉にもどろうと思ったが、急遽サントリーの仕事が入ったため、19日の土曜日は一日中恵比寿の仕事場にこもって、その仕事をこなす。

 20日の日曜日は、午前中『ウイスキー通信』の原稿を書いて、午後ようやく鎌倉へ。桜のシーズンには少し早いと思ったが(鎌倉は関東圏では一番開花が遅い)、そんなことを知らない観光客で駅のホームは、まるでラッシュアワーなみだ。

 補修工事でここ1~2年高い防護壁におおわれていた段かづらが、その姿を見せていて驚いた。ただし以前からあった桜はすべて切られ、新しく桜の苗木が植えられている。今年は、これで花が咲くのだろうか・・・。

 連休2日間を使って毎年恒例の確定申告の書類を作成し、その合間に八幡宮、白旗神社のあたりを散歩。鎌倉に住んで20年近くになるが、八幡宮の中に源実朝桜と静御前桜が植えられているのを知らなかった。しかも静御前桜は郡山市の寄贈とある。御前が亡くなったのが郡山で、郡山が終焉の地とある。そういえば、そんな話を昔聞いたような・・・。すっかり忘れていた。たまには散歩もしてみるものである。

 結局、体調がイマイチということもあり、連休中は遠出もせずに、うち2日は仕事。昨日、恵比寿にもどってきて、その後ウイスキー研で、『Whisky World』の最後の校正、下版作業。毎回、始める時ほどどうなるかと思うが、創刊して丸11年、一度も遅れることなく発行しつづけているのだから、たいしたものである。スタッフ一同には、本当に頭が下がる。

 今日はワールドから通信にアタマを切り換え、これも創刊以来15年間続けてきた恒例のウイスキー通信テイスティング。久しぶりに8人全員、フルメンバーが揃った。

 テイスティングアイテムは、①ノマッド・アウトランド・ウイスキー、②ザ・グラバー14年、③グレンフィディック18年・スモールバッチ、④ウエストポート1996、ボトラーズフェスオリジナル、⑤ラフロイグ15年・200周年アニバーサリー、⑥ポートシャーロット2004年・モルトハウスアイラの6本。

 ①はスコッチのブレンデッドだが、スコットランドで熟成後(後熟)、スペインのヘレスのゴンザレスビアス社に持っていき、そこのセラーでペドロヒメネス樽に詰め替え、さらに1年の追加熟成をさせたもの。ノマッドはもちろん『遊牧民、放浪者』の意味だ。味はウイスキーというより、なんだかリキュールに近い・・・。

 ②はスコッチとジャパニーズのモルト原酒をブレンドしたブレンデッドモルト。同時発売の22年と比べて、こちらはスコッチの比率が高いということだったが、トップは新樽熟成の羽生を感じる。その後遅れてスモーキーなアロマ、フレーバーが追いかけてくる。スモーキーな部分はブナハーブンのヘビリーピーテッドだというが・・・。

 ③はオフィシャルの新商品。④はグレンモーレンジィにグレンマレイを一滴加えた、いわゆるブレンダー同士の等価交換用原酒。かなりの量のウエストポートがボトラーズに流れているのだろう。

 ⑤は200周年で一度だけ復刻されたラフロイグの15年。これはチャールズ皇太子からの要望が強かったからという。本国などでは売り切れ、私が買ったのは昨年11月、台湾に行った時だった。もう二度と造らないということなので、これは貴重だ。

 ⑥は練馬のモルトハウスアイラのオーナーバーテンダー、Sさんが個人的に買っていた樽からのボトリングで、ポートシャーロットの11年物。もちろんシングルカスクのカスクストレングスだ。

 さらにテイスティング後、話題のウイスキーということで、厚岸蒸留所で熟成実験を行っていた江井ヶ嶋とアラサイドの2年物のサンプルを、テイスターにも飲んでもらった。先日のボトラーズフェスの厚岸セミナーで出された、テイスティングアイテムだ。

 ということで、テイスティング座談会は3時半すぎに終了。その後、急いでサントリーから依頼されていた17種類のウイスキーのテイスティングコメントを作成。提出期限は明日である・・・。


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2016.03.17【日記】

トマーティン新商品のインタビュー


 昨日から風邪ぎみで体調がイマイチだが、そんなことも言ってられなく、朝11時前に帝国ホテルへ。11時から4階のホテルの一室でトマーティンのグレアム・ユンソン、同グレアム・ニコルソン氏にインタビュー。

 これは次号の『Whisky World』のタイアップ企画で、ユンソンさんは現トマーティン蒸留所のマネージャー、ニコルソン氏はアジア担当のセールスマネージャーだ。どちらもグレアムだが、ユンソンさんはオークニー諸島のカークウォールの生まれで、ニコルソンさんはアウターヘブリディーズ、ルイス島のストーノウェイの生まれである。つまり、どちらも私と同じ島育ち。

 ユンソンさんと会うのはグレンモーレンジィ、グレングラッサ以来で4~5年ぶりだが、ニコルソンさんとは初めてだ。ユンソンさんはスキャパでキャリアをスタートさせ、その後グレンドロナック、グレンモーレンジィ、そしてグレングラッサのマネージャーを歴任して2011年よりトマーティンの所長に就任している。リタイアした前任のダグラス・キャンベル氏の後任マネージャーだ。

 インタビューのテーマはリブランド、リパッケージングしたトマーティンの新商品についてで、NASのレガシー、12年、14年、18年、そしてカスクストレングスの5本について。それぞれ、どんな樽を使って、どんな製品に仕上げているのかをうかがった。

 レガシーと12年はコアレンジということで、チルフィルタリングを行っているが、14年、18年、カスクストレングスはノンチルだ。それぞれに使用している樽が違って、それが味のイメージにつながっているというのが面白かった。特に14年のトゥニーポート樽は興味深い。あえてルビーポートではなくて、トゥニーポートを選んでいるのもトマーティンならではのこだわりだ。

 結局インタビューは1時間ちょいで終わり、その後ホテルの鉄板焼きレストランで食事。今回通訳として宝酒造のIさんが同行してくれていたが、Iさんは現在ロンドンに住んでいる。以前はトマーティン蒸留所のすぐ隣に住んでいたが、今はロンドンですごく便利になったという。

 そのIさんに現在のトマーティンのオーナー(株主)について聞いたら、宝酒造が82.5%、丸紅が12.5%、そして残りの5%が国分だという。1986年に宝がトマーティンを買った時は、宝と大倉商事のベンチャーだったが、その後大倉商事が丸紅の傘下となって、その時に宝85%、丸紅15%となったという。それが現在は上記のように3社の所有となっているのだ。

 そんな話をしながら食事を終え、2時すぎに事務所にもどって、『ウイスキーワールド』の校正、入稿作業。トマーティンのセミナーが2時からホテルで開かれていたが、体調がイマイチなのと、校正作業が山のようにあったのでもどることにしたのだ。

 とにかく校正をして、その後4時すぎに恵比寿の病院へ。とりあえずインフルエンザではないということで、ひと安心したが、そのまま恵比寿の仕事場にもどって、最後のワールドの原稿。夜は早めに、ダウン・・・。


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2016.03.15【日記】

アードモア・レガシーについてインタビュー


  『Whisky World』の校正、原稿を書いて1時前に りんかい線でお台場のサントリーへ。昨日とうって変わって青空が眩しい。気温は高くないが、湾岸エリアの風が気持ちよい。

 カメラマン、ライターと待ち合わせ、1時からビームサントリーのインターナショナル・ブランドアンバサダー、ジョン・キャッシュマン氏にインタビュー。次号(5月31日発売予定の6月号)の『Whisky World』の編集長インタビューで、3月終わりに新発売となる「アードモア・レガシー」について、主に聞くことに。

 キャッシュマンさんは、初めてお会いしたが、長身のなかなかダンディな男前。スコットランドやイングランド人とはちょっと雰囲気が違うと思ったら、ダブリン生まれのアイルランド人だという。コークにあるコーク大学を出た後この業界に入り、クーリー、キルベガン、そしてアメリカのビーム社が買収してからはビーム社のブランドアンバサダーとして、アイリッシュだけでなく、ラフロイグやアードモアも担当してきた。

 その後サントリーがビーム社を買収し、ビームサントリーとなったことで、現在は同社の5大ウイスキーのうち、アメリカンとジャパニーズを除く3大ウイスキーのブランドをインターナショナル・ブランドアンバサダーとして担当している。

 ということで、今回はもともとビームが持っていたアードモア蒸留所のレガシーについて。昨年7月にアードモア蒸留所を取材した時にレガシーについては聞いていたが、これはライトリーピーテッドのアードモアと、ノンピートのアードレアのヴァッテッド。アードモア100%のトラディショナルよりは、レスピーティで、そのかわりフレッシュな柑橘系と、バーボン樽由来のバニラや蜂蜜のようなフレーバーがある。あえていうならば、白州のノンエイジのシングルモルトに近いかもしれない。
 
 ひとしきりアードモア、アードレアについて聞いた後、ビームの”スモーキーモルト”についても、話をうかがう。これはアードモア・レガシー、カネマラ、ボウモアスモールバッチ、ラフロイグセレクトの4種類で、ピーティさ、スモーキーさの度合いで4段階の飲み比べが出来るようになっている。

 それぞれピートレベルが違うが、ポイントは、この4本すべてがノンエイジ、NASボトルだということだ。定番のラフロイグ10年、ボウモア12年と比べるより、同様のコンセプトでつくられた4本のNASボトルを比べるほうが、より飲み手には分かりやすいからだ。

 これなら、比較テイスティングしてみたいと、誰もが思うだろう。それだけ、よく考えられた魅力的なラインナップなのだ。欲をいえば、これにアードレアを加えてもらえれば、ノンピートからヘビリーピートまで揃うことになるのだが・・・。なぜアードレアを造ることになったかという話も面白かったが、それは記事を見てのお楽しみだ。

 ということで2時すぎにインタビューを終わりにし、再びりんかい線で恵比寿のウイスキー文研の事務所へ。毎日のように新しい取材依頼が舞いこんでいるが、まずはワールドの校正と入稿作業。その合間に次号の『ウイスキー通信』のテイスティングアイテム6種類を決め、それを撮影してしまう。ワールドも通信も、待ったナシだ。


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2016.03.13【日記】

グレンモーレンジィのミルション・セミナー


 9時すぎの特急ひたちで、11時半に恵比寿の仕事場にもどり、その後1時すぎにスコ文研、いやウイスキー文化研究所のオフィスへ。どうもスコ文研にかわる省略形がみつからず、少し難儀をしている。ウス文研じゃ変だし、ウ文研というのも…。とりあえず、もう少し様子をみることに。

 とにかく急いでワールドの校正と編集を行い、アイラ・ジュラツアーのアポ取りを確認したところで、2時半すぎに降りしきる雨の中、地下鉄で銀座へ。銀座5丁目のビルの7階で開かれたグレンモーレンジィのミルション・テイスティング会に参加。

 この会の存在を知らされたのは先週だったが、ビル・ラムズデンさんが来日するというなら、行くしかない。タイトなスケジュール(お互いに・・・)だったが、3時半の会に間に合った。

 ミルションはプライベートエディションの第7弾で、ゲール語で「スイーツ」の意味だが、パッケージもまるでスイーツショップのよう。イギリスに多いキャンディーショップのように華やかだ。これには賛否両論あったとビルさんはいうが、私はキライではない。イギリスに暮らしていた時に、よく子供にせがまれて行ったキャンディーショップを思い出す。どの街のショッピングモールにも、このようなキャンディーショップが必ず存在した。

 しかし、中身についてはなかなか凝っている。さすが「樽のパイオニア」と呼ばれるグレンモーレンジィ、ビルさんらしい樽のこだわりだ。このミルションに使われた樽はポルトガルの赤ワイン用につくられた、ヨーロピアンオーク(おそらくポルトガル産)のバリック樽で、それをもう一度トースティングして、内面をキャラメライズ化したものだ。

 この工程はスライドを使って説明されてもよく分からないかもしれないが、昨年スペインのクーパレッジに行ってトースティングの工程を見ていたので、よく分かった。赤ワインを払い出した直後の、まだワインが滴るような樽のヘッド(鏡)を外し、オークの端材を燃やして内側をじっくりとトーストしているのだ。

 そうしてできた樽、269樽をスコットランドに運び、そこにモーレンジィのオリジナルとほぼ同様のウイスキーを詰め、2年半の追加熟成を施している。当初は5年くらいと考えていたそうだが、2年半をすぎるとヨーロピアンオークが強く出すぎるということらしい。それでその中から167樽を選び、今回ボトリングしたというわけだ。

 全世界5000ケースだということだが、人気が高く、後で聞いたらすでに日本では売切れに近いとか・・・。プライベートコレクションは第1弾からすべてテイスティングしたが、どれもこれも面白い。今回の第7弾も、ビルさんの想い入れ、そしてアイデア、遊び心がつまった1本になっている。

 以前、「ツチヤさんが考える可能性については、すべて試しています」とビルさんは言っていたが、はたして、これからどんな”隠し玉”を用意しているのか。まだまだ我々が知らない樽がぞくぞくと出てくるのだろう。

 「本当は11月の東京フェスに来たいと思っているのですが・・・」という、ビルさんの友情には感謝してもしきれない。ここ数年、何度もトライしているのだが、グレンモーレンジィの世界的な人気で、実現していない。アジアでは日本以上に台湾で売れていて、とにかく世界中でビルさんは引っ張りダコなのだ。

 我々の使命は、もっともっとグレンモーレンジィを日本でプロモートすることかもしれないと、改めて思った。そうすればビルさんの来日の機会も増えるだろう・・・。

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2016.03.13【日記】

水戸の『紅茶館』30周年パーティー


 結局、昨日は恵比寿の仕事場から一歩も出ずに、ひたすら『ウイスキーワールド』の原稿執筆と校正。さらに『ウイスキー通信』、『コニサー倶楽部』の編集作業。

 今日は朝5時45分に起きて、8時半上野発の特急ときわで水戸へ。昨日は一歩も出なかったので分からなかったが、外は驚くほど寒い。水戸駅からは雨の中歩いて駅前の京成ホテルに行く。10時前に着いて、10時半から水戸『紅茶館』の30周年パーティーに出席。

 というより1部の記念講演と、2部のパネルディスカッションを頼まれていたからで、予定通り11時10分から1時間ほど、「5年間の暮らしで見えてきた英国の紅茶文化」と題して講演を行う。

 ウイスキー意外のテーマで講演をすることは最近めったになくなったが、水戸だけはここ20年近く、毎年1回か2回は紅茶からイギリスの歴史、文化、そしてイギリス以外でもアイルランドやウェールズ、スコットランド、アフリカ、中国、インド、ヒマラヤ、チベットなどについて話してきた。

 『紅茶館』の先崎さんとは、もう22年の付き合いになるが、実は私が『モルトウイスキー大全』を書く前に、『紅茶のある風景』という本を書き、それがきっかけで日本紅茶協会のシニアインストラクター向けに講義を行ったのが、始まりであった。当時はウイスキーよりも、紅茶やイギリス文化についての講演依頼のほうが多かったのだ。

 30周年パーティーは300人近い参加者を集めた盛大なもので、結局2部のパネルディスカッションも終わり、会がお開きとなったのは午後4時。その間3~4種の紅茶とサンドイッチ、オードブル、ローストビーフなどが出されたが、一滴の酒も飲んでいない。乾杯の時もノンアルのスパークリングワイン(!)で、私にとっては初めての経験。

 ようやくアルコールにありつけたのは、6時から開かれた打上げの席であった。30周年パーティーの出席者の90%以上が女性で、しかも車の運転をする者も多いということで、アルコールなしの会となったが、さすがに乾杯からノンアルは、困ってしまった。

 紅茶の鑑定とウイスキーのテイスティングは似たところも多いが、こればかりは・・・。


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土屋 守

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