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尾瀬・至仏山

梅雨も明けましたねー!
さー登山の再始動です。

今回は遂に谷川岳に登ろうと思って出掛けたのですが
なんと手前3Kmで土砂崩れがあり、通行止め!
私以外の登山家も立ち往生です。

交通整理をしているお巡りさんに

 ひろ:「谷川岳登りたいのですが、徒歩でも駄目ですよね・・。」
警察官:「駄目。」
 ひろ:「ですよねー。」

って事で急遽登る山を変更です。

車で携帯を使い山を探します・・。

(ちょっと時間的に厳しいけど・・あそこにいくか・・)
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E5%A4%8F%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA

沼田まで戻るので、時間的にだいぶロスなのですが
今回は尾瀬にある「至仏山」に行くことにしました。

尾瀬は富士山と一緒でマイカー規制ですので、麓に車を停めて
バスかタクシーで鳩待峠まで行きます。

そして、帰りもバスかタクシーでこの場所まで帰る事になります。

相乗りバスで揺られる事15分。鳩待峠に到着です。

今回登ろうと思っている山は往復6~7時間。
鳩待峠から尾瀬ヶ原にあるビジターセンターまで1時間。
そしてバスの最終が17:10です。

(今何時だっけ・・)

時計は10:30を指しています。

準備体操をして出発です。

うわー!湿地帯でない場所も全て木道なのでびっくりしました。
(歩きやすいー!楽しい!)

緑が深く、木々の合間からは青い空と白い雲が見えます。

耳を澄ますと水の流れや鳥の声が沢山聞こえます。

(・・・・来てよかった)

(ん?あそこに人だかりが出来ているな・・なんだろ?)

行ってみると木々の合間から、今回登る予定の至仏山が見えます。

眺めていてとてもワクワクする山!
(早く登りたーい!!)
足取りが早くなります。

少し歩くと、川のせせらぎが。
水がとっても綺麗でした。

そうこうしているうちにビジターセンターに到着。

沢山のお客さんで賑わっているのですが
諸先輩方(60歳以上)と校外学校で来ている子供たち(小中学生)
しかいません。土曜、日曜とかであれば家族連れや同世代の方もきっと多い事でしょう。

お昼時という事で、みんなごはんを食べています。
ちょっと山小屋を覗いてメニューをみていたら私もお腹が空いてきました。

時間がないのは分かっているのですが、カレーを注文。

外で食べるごはんは昔も今も美味しい・・。
子供たちと食べていると私も学生時代を思い出すと同時に
笑って食べている姿が微笑ましく
とても良いこころもちになっていました。

(いけない!早く行かないと!山登れない!)

食器を戻し(御馳走さま!)と声を掛けて山へと向かいます。

すると、尾瀬ヶ原方面と至仏山の分岐があります。

(・・ここまできたら尾瀬の湿地帯が見たい)

・・ちょっとだけ・・。)

寄り道です。

これがまたいいんですよー!
ただただ溜息です。誰かが作った昔の建物とかもいいんだけど
私は山とか海とか
自然が好きなんだなぁーと再認識しました。

お気付きだろうか・・(心霊番組のナレーション風の声色)

私は既に時間を忘れ、パー子のように写真を撮りまくっています。

水芭蕉は時期的に終わってしまっていましたが、
百合や菖蒲が咲き誇っていました。

(・・・・来てよかった。)
本日2度目です。

私は花がとても好きで、中でも百合が大好き☆
優雅で気高く・・こんな人になりたい。

おっと!ヤバいヤバい!
歩いて40分も来てしまったぞ!
急いで戻り登山口まで行きます。

どー考えても普通に登って17:10には帰れないのですが
私には「RUN」という諸先輩方が持っていない武器があります。

また(もしかしたら帰れなくなる)というリスクがゲーム性を出し
ワクワクさせます。
(なんとかなるっしょ!)
登山スタートです。

前日大雨が降った所為でしょう。
階段が水びだしです。
(安心してください。履いてます!)
私の靴はGore-Tex(ゴアテックス)※
なので、大丈夫!
でもちょっと心配なので脇を通ります。

※靴の蒸れは逃がすが水は通さないって感じ。ざっくりいうと。

今回登っている道は登り専用で一方通行なのですが
時間の関係もあり、誰とも会いません。
会うとすれば、日帰りでないロッジに宿泊する方か
RUNという武器を持っている方でしょう。

そんな私が見つけた第一村人が「下山をするおじさん」です。
登り専用の山道を下ってくるので、思わず「どうしたのですか?」
と声を掛けた。

「いやー半分まで登ったんだけどさーキツかったわー。リタイア!」

日帰りコースだとするとここで引き返した方が無難かもしれませんね。
タイムアップになっちゃう。

森林限界を超えると急に見晴らしがよくなります。

日差しも強いのですが、風がとても気持ちいい!
でも私はサウナに入っている以上に汗だくです。

ここら辺は岩場なので、私の得意分野!
時間を稼ぎます。

途中からまた木道になったり、岩場になったり
変化に富んでます。

・・結構遠いのね・・。

休憩が少ないのと、暑さによる水不足でちょっと疲れます。

ん?あの上の方にある岩場が頂上か?!
よし頑張ろう!!!
ラストスパートです!!

いよいよ登頂!!・・ん?こっちに道がある・・。

・・ガーン!

下からは見えないだけで、奥にまだ道がありました。

(・・間にあうかなぁ・・)

少し心配になってきました。
でももう戻る事さえできません。
でも確実に道が狭くなってきてますし、何度も感じている
あの「頂上付近の雰囲気」なのです!

(よし!もう一頑張り!!)

と思った瞬間!

(ゴゴゴゴゴゴ!!!)
どこからともなく地響きが!!

別に花京院は出てきませんし、スタープラチナも発動しません。

私はただただ
「終わったーー!!」
と絶望の中にいました。

そう、今私が怖いのはオオスズメバチと噴火です。

何も頂上から噴火する訳ではないし、近くの山が噴火したのかもしれません。
確認するために急いで登頂します!

(登頂!はい確認!!どこどこどこ!!)

・・近隣の山は勿論、至仏山も噴火してません。

(・・なんだったんだ?)

頂上に着くとそれはもう360°パノラマの絶景!!
頂上の写真を撮り、
もってきたおにぎりを食べながら誰もいない頂上を満喫します。

(・・・悦。)

するとまた地響きが!!

原因が分かりました。

新潟方面の入道雲の色が灰色に変わり、低い音と微かな光を放っています。

正体は群馬の名物・です。

でもこんな地響きがでるほど、山の上って何か伝えるのー?

安心したのも束の間。
新潟の雲がこっちに流れてきます。

「死んでまう!!」

下山のための支度を整え、急いで下ります。

私は下りが早いの。

雷怖さで、どんどん下ります。

森林限界まで下った時ようやく安心する事ができました。

結果、下山出来たのが16:45
鳩待峠まで3時間半で帰ってこれました。

帰りは地元の温泉に入って帰ったとさ。


(天狗のつもり)

おしまい。

Mission35:至仏山
 
標高:2228m
時間:5時間30分(休憩含む)
歩数:23544歩

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新井洋史HP
http://www.hirohitoarai.jp/

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