ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.03.08【日記】

ニューリリース:アードナムルッカン スピリッツ オフィシャル 2018リミテッドリリース No.03 55.3%

非常に興味深いスピリッツ。他人事でなく飲みました。

 

アードナムルッカン ARDNAMURCHAN SPIRIT OB 2018 Limited Release No.03 55.3%
one of 4916 bottles, 1ST FILL EX-SHERRY CASK



香りは少し貴腐ワインのような甘やかさ、徐々に若々しいモルティ、ナッツ。
飲むと最初の刺激は不思議と少なくじわじわと出てくる。やはり甘やかなワイン樽っぽい甘みが強め、引き締めるオーク、モルティさもあるが余韻は不思議とすっきり。

【Good, Interesting】


2014年に操業開始したアードナムルッカンから、すべてが3年には満たずウイスキーと呼べない若い原酒がリリースされているということは聞いていましたが、今回2018年リリースの第3弾を飲むことができました。
こういう若い原酒は、熟成が進んで安定してウイスキーが出荷できるまでの操業資金として重要なのだと思います。
それを愛好家も理解しているため、操業開始のご祝儀価格というか、応援価格というか、なんなら10-12年熟成の安定したスタンダードクラスのウイスキーより高額なことがほとんどですが結構売れますね。
秩父をはじめ、日本のクラフトディスティラリーなんかでも同じようなことをやっていますね。
個人的には700ml丸々飲むのは厳しいことが多いですが、経験値的にも知的好奇心を満たすという意味でも、こういうものを出してもらえるのは嬉しいです。

さて、今回のアードナムルッカンの中身ですが、ちょっと今まで飲んだスピリッツとは異なる印象でした。

香りからは当然ですが若々しい麦芽の主張はあるのですがそれほど強くは無く、淡く貴腐ワインのような甘やかなニュアンスを帯びているように感じました。

飲んでも未熟感はスピリッツとしては控えめで、まったり少し平坦なニュアンスを伴うワインカスクや一部のPXカスクによくあるような甘さがあったのが印象的で、オーク感も思った以上にしっかり感じました。

こういうリリースとしてはずいぶんと原酒の、特に麦芽の主張が控えめで、樽の影響を受けているような香味で、この蒸留所の原酒はかなり若くて仕上がるタイプなのかもしれません。

逆に言うと、樽負けするのも早く熟成に耐えないタイプかもしれないという不安も生まれました。
とはいえ、様々なタイプの原酒を作り分けている可能性もあり、早く出すものはそういう仕様なのかもしれません。

仲間と一緒にこの蒸留所の樽を購入してあり、それが熟成庫で眠っているということもあり、他のものもぜひ飲んでみたいと思います。


 
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