ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.06.26【日記】

スコットランド旅行記 5/24 (8日目最終日) ~ 執筆後記


機内でお世辞にも美味しいとは言えない朝ごはんを食べ、ウトウトしてるともう着陸だった。
日本時間で午前7時過ぎ、無事に日本にたどり着いた。
関空だったのでまだ羽田への乗り継ぎがあるが、そんなことよりボトルの破損が心配だった。ドキドキしながら受取所で待つ。

荷物がひとつ、またひとつと届き、とりあえず濡れている様子は無い。
しかし、ホッとしたのもつかの間、ボトル持ち込みの関税を支払っていると、フワッとだが明らかにウイスキーの香りがした。
大ショック!
どのボトルだろう?もう気が気で無い。

外に出てひとつずつ開けて確認する。
スーツケースや箱の中がめちゃくちゃになっている様子が頭をよぎる。
でもどれを開けても明らかにビシャビシャになっている様子は無い。ひとつずつ調べていくと、1本だけ匂いのするものを発見。どうやら軽い液漏れのようだ。ボトル破損や周囲へのダメージは全くなく、十分に許容範囲内であった。

改めて梱包を手伝ってくれた方々に感謝。梱包から運搬までここ数日苦労したのがやっと報われた気分だった。一緒に荷物を梱包した相方と二人でがっちり握手をして喜んだのは言うまでもない。

いったんパズルのような梱包をといて相方と中身を分けてから、私のぶんを再梱包して羽田行きのANA便にチェックイン。乗換まで結構時間があったのだが、国内線と国外線で重量制限や手荷物のルールが異なったためここで思いのほかてこずり時間をロスした。手伝ってもらわなかったら間に合わなかったかもしれない。
でも、やはり国内線のサービスは素晴らしく、大事なボトルたちはこれまでとは違って丁寧に大事に運ばれていった。
ホッとしたところで関空の中でうどんをさっと食べた。やはり日本の食べ物は口に合うなぁと実感した。

だいぶさみしい気持ちになったが仲間と別れ、ひとりで羽田へ向かった。
この区間を飛ぶのは初めてだったのだが、途中で雲の上に富士山が綺麗に見えた。




旅のことを思い出しながらぼーっと景色を見ているうちに到着。
厳重に運んでもらったため、ボトル達には何の問題もなく受け取ることができた。

あとはそのまま都内の自宅へ帰って荷物を部屋に入れ、まだ昼過ぎだったので娘をお迎えに幼稚園に行き、そのまま娘と一緒に気持ちよく昼寝をした。
梱包を解いたのは完全に昼夜逆転した夜中だったが(笑)、すべてのボトルの無事を確認できたところで翌日の仕事に備えて眠った。


こうして私のスコットランドへの旅は幕を閉じたのであった。




~~今回の旅を終えて~~

今回の旅では本当に多くの経験をさせていただき、考えさせられることも多かったです。
その中でも特に強く感じたことはまず、現地でウイスキーの樽を選んで日本に入れている方々は、本当に大変なことに一生懸命取り組んでらっしゃるということです。
誰も口には出しませんが、いくらウイスキーが好きとはいえ玉石混交のとんでもない数のサンプルを集中してテイスティングするというのは本当に大変です。一部に参加しただけの私ですらそう感じたのですから。
しかも、私はいちドリンカーとして単純に目の前のものを自分の好みだけで評価(ほぼ見学に近いですが)すれば良いのですが、今回同行させていただいたウイスキーフープ幹事の皆さんは、香味が良いのは大前提として、バーテンダーさんが店で使いやすいか否か、過去のリリースとの兼ね合いはどうか、流行の味を追うだけでなく自分達の組織ならではの提案があるか、今後の伸びしろがあるか、リリース可能な値段や本数であるか、などなどたくさん踏まえて評価しており、私の数倍の思考を巡らさなくてはなりません。

そうして1年間、実績を積み現地の人脈を作ってきた結果、樽が枯渇している中にも関わらず、今年は明らかに去年よりも良質なものを出してもらえるようになっていたのです。
良質な樽を選んで輸入するということはそれだけ大変なことの繰り返しであり、もちろん私はドリンカーとして偏った感覚で飲むつもりはありませんが、こういった仕事を応援したいですし今後にも大いに期待が持てると確信しています。目の前の1杯に向き合うドリンカーにとって必須なことではないかもしれませんが、たまには選んだ人の意図や苦労に思いを馳せながら飲むのも意義深いことだと思います。

実際、フープはもちろん、エクスチェンジやエージェンシー、そしてメゾンドウイスキー、ベイヤフロールなどなど、組織ごとになんとなく共通するニュアンスを感じることも少なくありません。ドリンカーの楽しみのひとつになりうるのではないでしょうか。

もうひとつこの旅で強く感じたのは、アイラフェス向けなどの限定ボトルを手に入れて日本に持ってくることの大変さです。お祭りに行ったついでに買ってくる手軽なお土産のボトルだなんてとんでもない。直前に発表される情報を頼りに真剣に作戦を立てて、ものすごい早起きもして寒い中何時間も並び、やっと手にすることのできるボトルでした。
それは売らずにおけば確実にいずれ高額になるボトルなのですが、有楽町ではいつもすぐに開けていただき安価に提供してもらっていました。毎年楽しみにしてくれているお客さんを喜ばせるためにこんなにも頑張ってくれていたのだということを今回実感したのです。
当分はアイラフェスには行けないので来年以降はまた日本で楽しみに待つわけですが、これまで以上に心していただこうと思います。

そういえば強く実感したことはもうひとつありました。
自分が異常なほどの雨男だということです。
今回も、私が来る前日までは晴れており、私が帰った後もずっと晴れていたとのこと。
そういえば結婚式の朝も土砂降りだったなぁ。。。
こればっかりはどうしようもないので、次回からは旅に行く前にもう少し同行者に周知徹底して心の準備をしておいていただこうと思います。(笑)


最後になりますが、英語が堪能ではなく、旅慣れないにもほどがある自分のためにホテルやチケットの予約をしてくださったり、各種手続きのやり方を丁寧に教えてくださったり、長距離の車の運転をしてくださったり、現地でのトラブルの際に交渉してくださったりした同行者の方々に心から感謝いたします。
また、現地でウイスキーに携わる多くの方々ともご縁があって関わりを持つことができましたが、どなたも素敵な方々で、本当に良くしていただきました。
皆様のおかげで素晴らしく思い出に残る旅になりました。本当にありがとうございました。


T.Matsuki



※ハンターレインのテイスティングルームにて

 
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2016.06.25【日記】

スコットランド旅行記 5/23(7日目)


今日はロンドンからフランクフルト経由で日本に帰る日だ。
乗り継ぎや到着時間、そして関西の仲間とボトルを同梱して輸送している都合もあり、いったん関西国際空港で降りて、ボトルの割り振りをしてから羽田に帰ることにしてある。

朝の便の出発が早く、タックスリファンド(税金の一部払い戻し)を受ける時間も加味して午前5:15に起床。ホテルをチェックアウト。天気は良く、ゴミが多く汚いなと思った街も、明るく人が少ないからかスッキリして見えた。

巨大なヒースロー空港の移動は相変わらず大変だったが、早めに到着しており、昨日大量の荷物を空港の出発ターミナルに預けておいたためそれほどストレスもなくフットワーク良く動くことができた。



荷物を受け取り、予定通りタックスリファンドも受け、この旅で毎回バタバタしていたチェックインもすんなり済ませて、ゆっくり朝食をとった。
また職場や家族へのお土産が全部ウイスキーというわけにもいかず、搭乗までのあいだに購入した。やはり空の旅では余裕を持って着いておくのが大事だと実感した。

予定通りヒースローからルフトハンザの便でフランクフルトへ。
離陸前から眠ってしまい、気づいたら着陸していたのであっという間だった。

フランクフルトでは初めてのドイツを噛み締める余裕もなく、そのまま関空行きのルフトハンザ便に乗り換えた。ビールとソーセージくらい食べたかったのだが。。。
でも搭乗口には当然だが日本人が大勢いて、久しぶりに周囲の雑音まで日本語に囲まれて妙に癒された。

時間通りに問題なく搭乗でき、予定通り離陸。10時間程度の長時間フライトだが、行きの読書の続きを読みつつ、一段落したところで比較的ぐっすり眠った。我ながらどこでも眠れる体だ。



※荷物が多いのと、急いで移動しているということがあり、このあたりから全然写真を撮れていません。文字ばっかりで申し訳ないのですが、焦りと緊張感は写真の数と反比例しているので、そのあたりを想像しながら読んでいただけると幸いです。

 
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2016.06.24【日記】

スコットランド旅行記 5/22 (6日目)


朝8時出発のため30分前に起床。
昨日必死で荷造りした荷物を車のトランクに詰め込んで、出発港であるポートエレンへ向かう。
フェリー出発まで少し時間があったのでボウモアとポートエレンの街を散歩。今日は朝から天気が良く、気持ちの良い散歩だった。


※ボウモア海側から見たボウモア。前回も全く同じところから同じ写真を撮ったなぁ。


※ポートエレンに来たらここで写真を撮る人多いんだろうなと思いつつ撮影

そして予定通り10時頃のフェリーで出発。アイラ島を後にした。



初めてではないが、ポートエレンからの出発はなんともいえない感傷的な気持ちになる。フェリーの後方にポートエレン、ラフロイグ、ラガヴーリン、アードベッグの順に南側の蒸留所が見えてくる。心の中でお別れを伝える。短期間でも盛りだくさんのアイラ滞在だった。次はいつこれるだろうか。

今回のフェリーの中は不具合だらけだった行きのものとは全く異なる新しさで、豪華客船とまで言ったら言い過ぎだが、それに近い雰囲気だった。快適なフェリー内で朝食をとり、一緒に帰る方々と話していると、2時間程度の航行だったがあっという間にケナクレイグに到着した。

ケナクレイグから車でグラスゴーへ向かう。その間には入り組んだ入江がいくつもあるため、直線距離よりかなり大回りをして、水辺に沿った山あいの道をぐねぐねと進むことになる。道中何回か間欠的ではあるが激しい雨に遭遇し、私のいる期間で雨の降らなかった日は1日も無かったといじられたが、今日の雨はスコットランドらしく変わりやすい天気ということで許してほしい。(笑)

ロッホファイン湖畔の道を走り、全体に景色の良い中でも特に良いインヴァラレイの街も通った。
結構急いでいたのと道中ずっとしゃべっていたということもあって、景色の良いところが多かったのに記録用の写真すら撮るのをすっかり忘れていたのが少し悔やまれる。
ロッホローモンドの湖畔も通って徐々に水辺から離れて行くとだんだんと都会の景色に変わっていき、14:20頃にグラスゴーに到着。

グラスゴーからヒースローまでの便への乗り換え時間が非常に少ない中で大量のボトルも送らなくてはならない。荷物の重量チェックの時はハラハラしたがなんとかパスすることができた。しかしチェックインは本当にギリギリ。
行きの「Too late!!」の悪夢が蘇る。

レンタカーを返しに行った同行者がチケットも持っているのだが手続き等でなかなか来れず、イライラしたBAの受付のおばさんに「あと1分で締め切る」と厳しく言われたところで現れなんとか間に合った!必死で交渉してくれた英語ペラペラの仲間に感謝すると同時に、緊急事に必要な言葉がスムーズに出てこない自分の英語力のなさに少々ヘコんだ。。。

チェックイン後は搭乗口までずっとずっとダッシュしていた気がするが、なんとか間に合って搭乗できた。

ロンドンのヒースロー空港まで1時間半程度のフライト。寝不足でだいぶ走ったあとだったこともあり、ウトウトしている間に到着した。
荷物が多くこのままでは身動きがとれないので、大きなものは全部ヒースロー空港の出発ターミナルに預けた。ターミナル間の移動が電車ということもあり、カート(電車に乗り入れできない)を駆使して空港内の預り所へ運ぶのもひと苦労だった。一人だったら心が折れていただろう。

パディントン駅に移動し、予約してある小さなビジネスホテルにチェックインした。


※パディントン駅。そういえばアイラを出てから全然写真とってませんでした・・・

部屋でひと休みして夕食へ。
ロンドン中心部にある"HAWKSMOOR"というお店に入った。そこそこ値は張るが評判の良い店らしく中はほぼ満員。予約なしでは入れなかっだろう。肉を食べるという目的で来たのでがっつりステーキを頼んだが、油がキツくなく噛むほどに旨味が出てくるジューシーなお肉で非常に美味しかった。聞くところによると自社牧場でしっかり牛を育てているお店らしい。ロンドンには旨いものがないというイメージを覆される素晴らしさだった。


※ここの食事は美味しかった。


※夜のロンドン。このあたりは銀座みたいな雰囲気だった。

食後少し飲んで帰ろうと思ったのだが、日曜ということもありパブはどこも早く閉まっていたのでそのまま部屋に戻り、シャワーを浴びてゆっくり眠った。

 
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2016.06.23【日記】

スコットランド旅行記 5/21 (5日目) 後編

前編からの続き

ボトルも多く、いったん車でトレーラーハウスに戻った。
そして、予定していた夜のバーベキュー&アイラオイスターパーティーのために予約していた牡蠣を受け取りに出かけた。
ブルイックラディから車で北上して15分程度、ちょっと海から離れる方向にあるので変な気がしたが、取れたての牡蠣を保存してある倉庫で100個の牡蠣を購入。持ち帰って生牡蠣、焼き牡蠣にする以外のものを、仲間達と片っ端から剥いていった。新鮮で美味しそうな牡蠣であり、牡蠣剥きそのものもかなり楽しかった。


牡蠣の準備が一段落したところで、隣に泊まっているのにまだ見ていないブルイックラディを見学。ブルイックラディの日は翌日なので、アイラフェス向けのボトルも含めて特別なものはほとんど売っていなかったが、翌日に向けて準備は進んでいるようであった。




トレーラーハウスに戻ると、アイラにとても詳しい茨城のバーテンダーさんが車でまだ行っていない北側の蒸留所に連れて行ってくれるとのことで、お願いした。もう時間的にはどの蒸留所も閉まっているとはいえ、翌日早朝にはアイラを立つため他の蒸留所は見られないと諦めていたので、とても嬉しかった。そして
ここにきてうそみたいに晴れ渡っていた。




島を北上し、まずはブナハーブンへ向かう。
前回細い道を長い時間進んでたどり着いたのを覚えていたが、今回は途中で見えたアイラ海峡とジュラ島の景色が感動的なほどの絶景で、この旅で1番だった。大雨だった朝、同じ日に快晴の下こんな景色に巡り会えるなんて誰が想像できただろう。圧倒されすぎて写真を撮り忘れたのが悔やまれるが、大概こういう雄大な風景は素人が写真にすると感動が色褪せるイメージである。


ブナハーブン蒸留所に到着し、外から見学した。以前に訪問した時にはブナハーブンのhの字が抜け落ちたままになっており、全体的にも決して資金豊富な蒸留所とは思えない外観だったのだが、入り口にはボトリングを待つ樽が大量に置かれており、抜け落ちていた文字も追加され、なんとなく以前より経済的に余裕がある印象を受けた。




※樽がいっぱい。よく見ると最初のhの文字の色や太さが違う。


続いてカリラも外から見学した。前回と大きな変化はなく、相変わらず少し工業的な印象のある蒸留所だが、本来はスチルハウスから見た外の景色が素晴らしく、また見たいと思った。






トレーラーハウスへの帰り道にキルホーマンも覗いてみた。相変わらず綺麗で可愛い蒸留所だったが、恐らくウェアハウスを増やすのか、隣を工事していた。また、防犯面を気にせず製麦施設や蒸留施設のドアが開けっぱなしになっていたのもアイラ島らしいなと思った。




皆のところに戻ってバーベキューと牡蠣を存分に楽しみ、部屋に戻ってからラガヴーリンのアイラフェスボトルを思い切って開栓した。
苦労して手に入れた貴重なボトルだが、バーテンダーさん達はお店のお客さんのために買っており、ここは私が開けるタイミングだと思った。
何より、このタイミングで皆で飲みたかったのだ。
そしてこれが非常に美味しかった。



 

もちろん高まった気持ちを抜きにテイスティングできるわけもないのだが、トロリとした粘性のあるコク深い味わいで、私の好きなスタンダードの16年をそのままの方向性で深く美味しくしたような印象だった。これぞアイラのカスク、というパンチのあるタイプではなく、開けたてから近寄りやすさもある優しいモルトでもあった。年数表記以上の熟成感があり、旨味が濃いのに飲み飽きもしないタイプで、思わず何回もお代わりしてしまった。


さて、気持ちよく酔っていたが明日は朝早く出発だ。荷造りをしなくてはならない。

正直、持ってきたスーツケース2つ(余計な服はほとんど入れてこなかった)にボトルを梱包するだけだと思っていたのだが、先発隊に買っておいてもらった蒸留所限定ボトルや、日本の仲間達に頼まれていたボトル、そして今日のフェスで一気に増えたボトルを集めてみるとかなりの数になっており、とてもじゃないが収まりきらない。
しかも、飛行機に預けられる荷物には重量制限(23㎏以上は追加料金、34㎏以上は預けられない)があり、ボトルも割れないように梱包しなくてはならない。日本への郵送には手間とかなりの費用がかかるのにボトル破損のリスクも高く、今回は替えのきかないボトルばかり。。。


※持ち帰るボトルの一部。思い木箱やかさばるパッケージなどはかなり処分したがそれでも多い。。。

一緒に帰る同年代の高松のバーテンダーさんと一緒に答えのないパズルをしているような試行錯誤を繰り返し、正直、途中で現実逃避して寝たくなった。

しかし何度もこういう場面を経験しているバーテンダーさん達は慣れたもので、ダンボール梱包なども駆使して難解なパズルを見事に解いてくれた。
作業は午前4時近くまで掛かったが、相方のボトルとも同梱しつつなんとか持ち帰れそうな形にまとめることができた。助けていただいた方々に心から感謝しながら仮眠をとった。

寂しいが明日はアイラとお別れだ。


 
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2016.06.22【日記】

スコットランド旅行記 5/21 (5日目) 前編


朝6時に起床。
蒸留所に並ぶ日なのに朝から土砂降り。自分の雨男ぶりに泣けてくる。
みんなスコットランドだからしょうがないよと言ってくれるが、目で責められている気がする。。。

本命のラガヴーリンの本数が3000本以上(18年熟成)という直前の公式発表を踏まえ、同時に発売開始される600本程度と見込まれるボウモアのハンドフィルを買う部隊と二手に分かれることにした。私はボウモア部隊に配属された。

7時に出発し、ボウモアのビジターセンター前で待機。200周年のラガヴーリンに人気が集中したのかまだ待っている人はなく1番乗りだった。




※ビジターセンター前。前回来た時にはなかった流水のモニュメントみたいのものがあった。

しかしその後は次々と各国のマニアとおぼしき人達が集まり、雨が降って寒かったこともあって通常の9時より早くオープンして中に入れてくれた。

スコットランドでは午前10時より前の酒の販売は法律で禁止されているためすぐには買えず、10時までビジターセンター内で待機。ボウモアのフェスボトル(1500本限定)は中に山積みになっており、ハンドフィルはウェアハウスで詰めるとのこと。お祭りらしくハイテンションな蒸留所スタッフから待っている人達にウイスキー(ブラックロック)が振舞われた。

時間になり、フェスボトルと併せて会計を済ませてからウエアハウスに移動。いわゆるヴァリンチと言われる樽からウイスキーを汲み出す道具を使わせてもらった。とても楽しかったが、結構こぼれてしまうのがもったいない。。。ラベルや添付文書に度数やサインなど必要事項を記載して貼って完成。この作業を同行したみんなでボトリングした数だけ手分けして行った。だんだん上手くなり息も合ってきて、やるほどに効率が良くなっていった。


※ハンドフィルの樽とご対面

※ヴァリンチで樽からウイスキーを汲み出す。これが意外に難しい。。。


すべて終わったところでラガヴーリンに移動。

さすがバイセンテナリーイヤー、すでにものすごい数の人達が並んでおり、長い行列ができていた。しかも進みが異常に遅い。どうやらこれだけの人数に対してレジは2か所、クレジットカード決済できるレジは1か所しかないとのこと。。。
先に並んでいた仲間たちは寒さと雨でボロボロになりながらもなんとか購入寸前のところまできていた。


その後も変わらず雨が降ったり晴れたり、服も濡れたり乾いたりを繰り返すことなんと3時間40分、やっと念願のラガヴーリンアイラフェスボトルを購入することができた。同時にジャズフェスティバルのボトルも販売しており、こちらも併せて購入した。


※画面右奥の蒸留所に向かって長蛇の列。
   この行列は半分くらいいったところで撮影。実際は雨の中でこの倍は並んでました。



その後はラフロイグに移動し、こちらも本日発売になったアイラフェス向けのカーチェス(カーディス)を購入。マデイラカスクフィニッシュで、試飲をしたが不自然なところはあまりなく、コクのある強い甘さが印象的だった。なお、ボトルの発売日なのにラフロイグは全然混んでいなかった。島に渡っている人達の大半がアイラモルトのファンだけあって、ラフロイグは例年通り本数が多く、急がなくてもしばらくは購入できるであろうことをわかっているのだ。


※お約束の撮影ポイントも全然混んでませんでした。(笑)


続いてアードベッグへ。こちらもそれほどは混んでいなかったが、前回の訪問時と全く雰囲気が異なっていた。かなり小規模で素朴で飾り気のない雰囲気だったのが、建物に壁画があったり、地面に大きなロゴがあったり、とにかくオシャレで観光客を意識した外観になっていた。聞くところによると去年のバイセンテナリーイヤーに改装したとのこと。なんといっても大きな資本がバックに付くとやはり違うのだ。

アイラフェスボトルであるダークコーヴの一般向けラベルは後日のアードベッグデーに発売されるため、まだアイラに残る仲間に任せることにした。例年通りであれば、日本にもおいおい正規で入ってくるはずだ。




※建物の壁にたくさんの絵。そして地面には例のロゴ。雰囲気がガラッと変わってました。


後編へ

 
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2016.06.21【日記】

スコットランド旅行記 5/20 (4日目)


昨日早く眠ったためか朝は珍しく早起きができ、同室で歩くのが大好きなキャンベルのマスターと2人で海岸を40分ほど散歩した。スコットランドに来て初めての晴天で、とても気持ちが良かった。

8時頃朝食。飽きずにフルスコティッシュブレックファストにした。



ほぼ同じメニューにもかかわらず、クレイゲラキホテルとは味が違ったのが印象的で、こちらの方がやや上品な味付けだった。

9時過ぎにはチェックアウトして、シーミルからエアシャー近くのカーゴズワルドにあるデュワーラトレーへ向かう。どんよりした天気もスコットランドらしいといえばらしく、荒涼とした景色の雰囲気はでるのだが、やはりドライブも晴天だと非常に気持ちがいい。



10時過ぎにデュワーラトレーのショップ兼オフィスに到着した。



デュワーラトレーではやはり若いものを中心に、長熟も含めて様々なカスクサンプルをテイスティングできた。デュワーラトレーの経営者はボウモアゆかりの方で、ウイスキーフープでも1度ボウモアをボトリングしている。今回もボウモアに期待していたのだが、経営がビームサントリーに変わって以降これまでのコネが一気になくなってしまったとのことだった。




そのあとは距離的に近いエアシャーのガーヴァンへ。

馬鹿デカイ工場といった感じで、遠くからでないと全体が把握できない蒸留所で、その中にあるモルト蒸留所であるアイルサベイ自体もかなり大きかった。また、外観もスコッチの蒸留所と聞いてイメージするものとだいぶ違っていた。


※かなり遠くから撮影してもガーヴァンの全体は写りきらなかった。

※奥にある青い屋根の建物がアイルサベイの蒸留施設とのこと。

そこからアードロッサンハーバーへ向かい、フェリーでアラン島へ。大きなフェリーに車で入り、14時半からおよそ1時間かけて到着。フェリーは車の出入り口が片方故障しており途中までバックで出るという変な出庫をさせられたのが面白かった。



そこから車を走らせ、ロッホランザの蒸留所に向かう。観光地らしく、景色の良い中をトレッキングしているご高齢の方達に何回も遭遇した。羊もたくさんいる。
そうやってほぼ一本道を走ること約30分、アイルオブアラン蒸留所に到着した。



車を降りる直前にまたそこそこ激しい雨が降ってきたことはさておき(笑)、ビジターセンターも含めてとてもキレイな蒸留所で、ルイーザさんが蒸留所内を案内してくれた。蒸留の全行程をしっかり説明していただき、仕込み水や出来立てのモロミを飲ませていただいた。糖化から蒸留までがワンフロアにあり、コンパクトにまとまった可愛らしい印象を持った。


※ピートの色のついた小川。アランのマザーウォーター。

※入口から奥のポットスチルまで、ワンフロアにひと通りの設備が並んでいる。

ボトリングのためのテイスティングは3アイテムだった。厳選してくれていたようで、どれも甲乙つけがたい良いシェリーカスクだった。結局蒸留所の閉まる17時過ぎまで滞在。



その後は移動するルイーザさんと一緒のフェリー(かなり遅延してハラハラした)でキンタイア半島へ移動。



そこを東から西に突っ切ってケナクレイグへ。また車ごとフェリーに乗っていよいよアイラ島へ向かう。車庫は満車でキャンピングカーが結構多かった。



21時頃出発し、食事をしながら2時間程度の航海だ。船内にいる人たちのかなりの割合がアイラフェスに向かうと思われ、前回同じフェリーに乗った時よりも見た目もマニアっぽい人が多い気がした。
皆で話していると2時間はあっという間で、23時頃、ついにアイラ島のポートアスケイグに降り立った。


久しぶりだが、やはりアイラに来ると皆テンションが上がる。もちろん私もそうだった。
夜中の到着で周囲が真っ暗な中、車でブルイックラディのすぐ隣にある宿泊先のトレーラーハウスに移動した。私はここは初めてだったが、毎年使っている多人数用の宿泊先で、大きなキャンピングカーの中という感じだった。想像よりかなり快適な空間で驚いた。


※ちょっと散らかしてしまったが、リビングには3人寝られる広いソファがあった。
   他にも2つのベッドルーム、キッチンにシャワー、トイレも完備。


皆で乾杯し、すぐ寝るつもりがついつい飲みながら話し込んでしまい、2時過ぎに就寝。

アイラフェス中は、各蒸留所の日というのが決まっているのだが、明日はラガヴーリンデー、今年200周年を迎えるラガヴーリンは我々にとって今回のフェスのメインであり、記念ボトルを買うために早起きするのだ。


 
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2016.06.20【日記】

スコットランド旅行記 5/19 (3日目) 後編

前編からの続きです。

そこから ボトラーのハンターレインとダグラスレインを訪問するためローランドのグラスゴーへ。グラスゴーは初めてではなかったがやはり圧倒的に都会だった。



ハンターレインのオフィスはかなり贅沢な空間で圧倒された。スチュワート・レイン氏、スコット・レイン氏らとお話ししながらおよそ15種類のサンプルをテイスティングさせていただいた。やはり最近のボトラー事情を反映して若いものがメインではあったが、幅広いスペックの樽があり、その中には皆が唸るような良いものもあった。



GMやケイデンヘッド、シグナトリーなどの大手ボトラーと同様、ブローカーから買うのではなく蒸留所に樽を持っているボトラーはやはり違うなと思った。
ハンターレインは4000樽以上を保有してるとのことで、オフィスの一室にはそのサンプルが大量に置いてあった。その中でポートエレン1982のサンプルをいただいた。素直に美味しいポートエレンだった。アイラ島に建設予定の新蒸留所の話も聞けて、お土産のハーフボトルまでいただき、至れり尽くせりの時間だった。


スチュワート氏らに別れを告げ、そこからすぐ近くのダグラスレインのオフィスに移動した。フレッド・レイン氏は不在で、コマーシャルディレクターのクリス氏が対応してくれた。15種類ほどをテイスティングしたがやはり若いものが多く、ハンターレインよりその傾向はより顕著であった。とはいえこれまでのボトラーとは趣の異なる提案もあり、一部ブラインドでテイスティングしたが蒸留所のイメージを良い意味で裏切るような良カスクもあり、新しい提案ができそうな美味しいものがいくつかあった。また、フープで詰められるわけではないのだが記念に飲ませていただいた76のポートエレンのシェリーカスクは素晴らしいもので、突き抜けた美味しさだった。




これで今日のデューティは終わり、グラスゴーを離れ宿泊先のあるシーミルへ向かった。小雨の中車で走ること約1時間、ローランドの西海岸に面したシーミルハイドロのいうホテルに到着した。安いのに素晴らしいホテルだった。
シーフードの美味しいディナーを食べ、食後には部屋で私が行く前に先発隊が訪れたGMのカスクサンプルをテイスティングした。昨年ボトリングした実績があるからか、明らかに良い樽がたくさんあり大満足だった。最大手恐るべし。

その日はそのまま飲みながら眠りに落ちた。
眠っている私にいたずらした人がおり、お見せできないような写真を撮られてしまったのは不覚だった。。。


 
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2016.06.19【日記】

スコットランド旅行記 5/19 (3日目) 前編


3日目も当然雨。(笑)

昨日は帰るなり寝たようで、シャワーを浴びて歯も磨いてすっきり。
朝食には本場のキッパーとハドック(鰊と鱈)、それに昨日も懐かしく食べたブラックプディングとハギスを食べてお腹いっぱい。

 


2日間お世話になったクレイゲラキホテルをチェックアウトして、ピトロッホリー近くにあるボトラーのモリソン&マッカイ(スコティッシュリキュールセンター)へ向かった。


※さらばクレイゲラキホテル。素敵なホテルでした。

A9を南下。山が多く裾野を走ることになる。そのためまっすぐ直線距離ではいけないことを実感した。途中右手にダルウィニー蒸留所があった。独特の屋外ワームタブの実物を見られて感激した。

雨の降る荒涼とした景色の中を車で2時間半かけて走って到着。モリソン&マッカイには事務所と倉庫があり、お世辞にもキレイとは言えない外観だが、決して経営難というわけではなく、今度改装するらしい。
マネージングディレクターのケニー・マッカイ氏に案内され、倉庫の樽達とご対面。売却済みのボトルも含めてたくさんの樽が置いてあるというか転がっていた。



なかなか古い樽は手に入らないようで、テイスティングリストにあるのは2000年代後半以降の若いウイスキーが中心であった。なのであまり期待していなかったのだが、スペックの割に仕上がっているものが多く、特にピートや強いシェリー感が無くてもちゃんと美味しく飲めるものが多かったことに驚かされた。
当然若いものほど安い傾向にある。安くて美味しいもの・面白いものを詰めるというのはフープのテーマのひとつなので、こういう若くても良いものとの出会いは大事なんだと感じた。


※樽から次々と汲み上げていただき、テイスティングしていった。

ケニー氏に別れを告げ、さらに南下してタリバーディンに寄り道。蒸留所に併設された近代的な施設はボトリング施設やビジターセンターだろうか?かなり大きくて驚いた。


そのままグレンゴインへ。



※グレンゴイン蒸留所入口

ここはウイスキーフープでニューポットを詰めた樽を持っている蒸留所で、最近良いシェリーカスクのリリースが多いイメージだったが、ハンドボトリングの樽もヨーロピアンオークのファーストフィルシェリーで、少し苦味はあるがリッチで旨いモルトだった。値段は85ポンド。本当はたくさん詰めたかったのだが、ここはすべての工程をやらせてくれるため時間がかかる。ウイスキーを瓶に詰め、コルクキャップをしてキャップシールをつけ、ラベルにいろいろと記載して貼る。それを包装して箱に詰める。時間があるときは楽しい作業だが、今回は次の予定も迫っていたため1本だけ詰めてグレンゴインを後にした。

なお、ここはグラスゴーから近いためか平日にもかかわらずかなり見学者が多く、国際色豊かな訪問者で溢れていたのが印象的だった。



※グラスゴーから近いこともあり、ビジターセンターは広く商品も豊富だった。


後編に続く



 
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2016.06.18【日記】

スコットランド旅行記 5/18 (2日目) 後編

前編からの続き


午後は樽選びをする予定のグレンファークラスへ。



ジョージグラント氏と会うまで少し時間があったのでスタッフに蒸留所内を案内してもらえた。ファークラスでは現在モルティングは行っていないので、それ以降の糖化、発酵、蒸留、樽詰め、熟成までの工程をそれぞれの場所に移動しながら細かく教えていただいた。


※ファークラスの大きなポットスチル

その後、樽の払い出し(熟成した樽の中身をボトリングのため出す)を見せていただき、払い出し直後の原酒を味見させていただけた。同スペックの樽が次々と払い出されていた。2005年の樽で10年程度の熟成で、リフィルシェリーホグスのようで結構若さを感じたが、その状況で飲むとことのほか旨く感じた。これが噂の蒸留所マジックというやつだろうか。


※樽を転がして写真右下の溝に次々と払い出していく。そこから直接味見させていただいた。

見学を終えるとジョージグラント氏が現れ、話をした後で樽選びの旅へ。ウェアハウスで樽から原酒をくみ出してもらい、その場でカスクナンバーとスペックを確認しながら次々とテイスティングして点数をつけていく。考える余裕は殆どなく、無心に来た球を次々に打っていくような感じで、バッティングセンターを思い出した。

 
※複数のダンネージ式ウェアハウスを移動して、その中で次々とテイスティング。

かなり若いものから70年代の樽まで、シェリーカスクを30種類くらいテイスティングしただろうか。それでも去年よりもかなり少なかったとのこと。原酒不足で樽買いできる候補がかなり限られてしまったようだ。それでも私としては大満足で、シェリーカスクのウイスキーでもバット、ホグスヘッド、ファーストフィル、セカンドフィル、短熟、長熟など様々なスペックを飲み比べできたのは貴重な経験になった。特に、バットとホグスの違いは顕著で、同じファーストフィルでもバットとホグスでは明らかに熟成感が異なり、同じ約10年の熟成でもバットはかなり未熟感が目立ったのに対して、ホグスはすでにかなり美味しく飲める仕上がりだった。
原酒が樽に接する面積の関係上バットの方が熟成がゆっくりだということは知識として持っていたが、ここまで顕著とは思わなかった。こういうことを体感できるのは現地ならではだと思った。
テイスティング後は蒸留所限定ボトル、1989のシェリーバットを購入して、お礼を言って蒸留所を後にした。

その後は、アベラワーをみて蒸留所限定のハンドフィルボトルを買い、一度クレイゲラキに戻ってクレイゲラキ蒸留所の外観を見た後に、ハイランダーインのバーへ。皆川さんとお話しすることができた。現地の人で賑わっており素敵なバーだった。


※ハイランダーインのBAR。この時はまだ早い時間だったが結構お客さんが入っていた。

夕食はエルギンに行ってカレーを食べた。半分ネタで頼んだ激辛カレーがなぜか2つ届き、責任上たくさん食べたら案の定お腹を壊し、翌日までお尻が痛かった。(笑)

エルギンは想像していたよりかなり大きな街だった。資格試験で勉強したときはダフタウンと横並びで覚えたが、実際は有楽町と鶯谷くらいの印象の違いがあった。

なお、移動経路にあったベンリアックとロングモーンにもちょっと寄り道できた。建物の中は見ていないが、外観は思っていたよりどちらも大きな蒸留所だと感じた。さらにローゼスの街に寄り、グレンロセス、グレンスペイ、グレングラントにも寄った。グラントは大きく、ロセスはオシャレな外観で可愛い蒸留所だった。


※夕暮れ迫るグレンロセス。

激辛カレーとウイスキーでへろへろの状態でクレイゲラキに戻り、皆に促されるままにフィディックインというホテルのバーへ。87歳のバーマンがやっておられる小さなバーで、暖炉もあって素敵な雰囲気だった。
ただし、たぶん気持ち良くてずっとウトウトしていたらしくほとんど記憶がない。(笑)



 
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2016.06.17【日記】

スコットランド旅行記 5/18 (2日目) 前編

午前7時起床。
ちょっと肌寒いが高原のような清々しい朝だった。ただしやはり雨。(笑)

クレイゲラキホテルのフルスコティッシュブレックファストをいただく。頻繁に食べると飽きるのだが、久しぶりのスコットランドの朝食は美味しかった!


※久しぶりに食べたフルスコティッシュブレックファスト

午前中はダフタウンを中心にドライブがてら蒸留所を見学することにした。同じ道でも夜中と昼間では大違い。宿泊しているクレイゲラキからダフタウンにかけて、これぞスコットランドという荒涼な景色が広がる。


※荒涼とした大地。霧も出ていてすごいスコットランド感あり。

※たまにいるのは羊ばかり。ところどころ柵が無かったりしてほぼ放し飼い。。。


到着したダフタウンは想像より小さな町だった。


※ダフタウンの街。中央に時計台がある。

その中に蒸留所がぎゅっと詰まっており、グレンフィディック、バルヴェニー、ダフタウン、モートラックを見に行った。
時間の関係上、ほとんどの蒸留所で場所の確認と外観の見学くらいしかできなかったが(そもそも予約がないと中を見られなかったり、一般人の見学は受け付けていないところも結構多い。)、そんな中でフィディックではハンドボトリングが出来た。2001蒸留のリフィルシェリーカスクで125ポンドと決して安くはなく、味見もできなかったので1本にしておいたが、良い記念になった。


※グレンフィディック蒸留所
 
※ここでハンドボトリングできた。1回のハンドル操作で700mlきっかり出てくる。


その後はダフタウンから少し行ったところにあるグレンリベットへ。荒涼な山間にポツンと蒸留所が現れた。





生産量が多い蒸留所だけあって蒸留所自体はかなり大きく、そして綺麗だった。
ビジターセンターも充実しておりレストランも併設されていた。
ハンドボトリングのシェリーカスク24年がバカうまで、高額だったが思い切って購入。現行では珍しく陶酔感もあるシェリー感で、以前からしつこく書いているがやはりリベットのスペシャルカスクはすごいものが多いと思った。
バーボンカスクも非常にフルーティで初期のナデューラを彷彿とさせるものだったが、少し生木っぽいのがひっかかったので購入は見送った。高くなかったので少し悩んだのだが、ちょっとはセーブしないとこれから本数的にも金額的にもとんでもないことになりそうだ。

ちなみにリベットのハンドフィルは、ハンドフィルと言いながらボトルにはすでにウイスキーが詰めてあり、オリジナルラベルを作って貼り、キャップシールを付けるという作業を購入者が行うシステムになっていた。以前はボトリングからやっていたようだが、さすがに時間と手間がかかりすぎるということだろうか。これはどこのハンドフィルでも同様だが、税金の関係上、購入する度にボトルナンバーや度数などを蒸留所の書類にも記載しなくてはならないため、ボトリング抜きでも結構時間のかかる作業なのだ。


※ボトリング済のため、ハンドフィルの装置は飾りだけだった。

リベットの周辺を、そのマザーウォーターであるジョシーの泉のあたりまで散歩したが、とても気持ちよかった。隣に結構大規模な工事をしていて何か建てるようだったが、きっとこれも増産に関わる事業と思われた。

そういえばマッカランにも通りすがりに寄ってみたが、聞いていた通り大工事中だった。
近年のスコッチ増産の流れは知っていたが、それを現地で目の当たりにしたのだ。


後編に続く


 
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2016.06.16【日記】

スコットランド旅行記 5/17 (初日)


東京は朝から土砂降りで、自他共に認める雨男の私らしい出発であった。

以前から親交のある銀座のバーテンダーさんと待ち合わせしてチェックインし、11:45羽田空港から雨の中離陸。ANAの便だった。



当然だが雲の上に出ると雨男がいても雨は止み、ここから約12時間の長いフライトである。
エコノミーで態度のデカイおっさんが隣だったのでかなり狭苦しい状態で、最初は肘掛けの取り合いなどをしていたが、直前まで睡眠時間を削って仕事をしていたので早々に眠りに落ちた。
常にソワソワと落ち着きがなく、異常にデカイ音でくしゃみと咳を繰り返す隣のおっさんには何度か起こされたのでハズレの席ではあったが、エコノミークラス症候群の予防だと思うことにして、負けじと眠り続けた。
睡眠不足が解消されたあとは、まとまった休みに読もうと思いつつためていた本を読んで過ごした。仕事を忘れて読書をするなんて本当に久しぶりで、そこでやっと長期休暇に入ったことを実感した。

現地時間で16時過ぎ、ロンドンのヒースロー空港に到着。天気は曇り。ちょっと肌寒かった。
ここでトラブル発生。乗り換え時間が結構タイトだったのに飛行機の到着が遅れ、しかも入国審査がめちゃくちゃ混んでいて待てども待てども列が進まず、直談判で早めに通してもらって二人でべらぼうに広いヒースロー空港をダッシュするもタッチの差でアウト。

BA(British Airways)のおばちゃんに、「Too late!!」と力強く言われてしまった。
異国の地でのっけからまさかの事態だ。

やむなく次の便に乗ろうとつたない英語で交渉するも、なんと当日便だと料金が約3倍で日本円で5万円近い!英語ができなくて勘違いしているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。
痛い出費だったが、荷物も送っているしどうしても今日中に着きたかったので、高額の20:45発のフライトでアバディーンへ飛んだ。

22時過ぎにアバディーン到着。



久しぶりのスコットランド。そして初のスペイサイドはやはり雨だった。(笑)
夜ということもあるのか、さすがにシャツと薄手のトレンチコートでは寒かった。

レンタカーを借りて一路クレイゲラキへ。クレイゲラキホテルに宿泊予定なのだ。街灯もなく真っ暗闇、しかも雨の中だったので少々迷いつつも、24時頃に到着。


※真っ暗な中、車のライトだけのドライブ


※夜のクレイゲラキホテル。これは別日の写真で当日は深夜でもっと暗かったです。

すでに1週間前から現地入りしている、キャンベルのお二方を含めたウイスキーフープ幹事の方々が遅くまで待っていてくださり、ホテルで遅い夕食をとりながら再開の1杯。
日本で頻繁に会っている方々なのに、海外、それもスコットランドでの再会というのは格別なものだった。

クレイゲラキホテルはスコットランドにしてはかなり綺麗なホテルのようで、ベッドの寝心地もよく、一緒に来た相部屋のバーテンダーさんと共にそのまま倒れるように就寝。


 
※きれいなホテルでした。トイレもきれいでしたが、なぜ撮影したのかは不明。。。
 
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2016.06.15【日記】

スコットランド旅行記掲載のお知らせ


今年5/17から5/24にかけて6泊8日、ウイスキーフープ運営の方々とご一緒する形でスコットランドに行ってきました。

ウイスキー関連では大まかに、スペイサイド~ローランド~アラン島~アイラ島という旅でした。

私にとってスコットランドへの渡航は2回目で、前回はアイラを中心に蒸留所内外の見学がメインだったのに対して、今回は蒸留所内の見学予定は無く、樽の買い付けのためのテイスティングと限定ボトルの購入がメインでした。


これからしばらくはテイスティングの記事はお休みにして、旅をしながら書いた旅行記を掲載していこうと思います。
あまりこういうものを書いたことがないのでお恥ずかしい内容を多分に含んでいると思いますが、どうかご容赦ください。

少しでも現地の雰囲気と私のドタバタぶりが伝わると嬉しいです。



 
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