ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.03.04【日記】

山崎 オフィシャル バーテンダー世界大会東京2016 48%

サントリーの贅沢なモルトという香味でした。

 

山崎 YAMAZAKI OB for IBA MEETING 2016 TOKYO 48%


香りは気品のある香木感のあるウッディネス、アプリコットジャム、チョコレートがけのオレンジ、シナモン、ドライナッツ、メープルシロップをかけたクルミ、セロリを含むハーブ、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、ミズナラらしいが上品な香木感、アプリコットジャムのコクのある甘味、引き締めるウッディネス、ナッツ、ブーケガルニのハーブ感、余韻は長めで気品があり心地良い。

【Very Good】


昨年東京で開催された、IBA(インターナショナル・バーテンダー・アソシエーション)の世界大会における、ガラディナーの出席者に配られたという非売品の山崎です。

サントリーの良質な原酒とブレンド技術が駆使されて作られた素晴らしいモルトウイスキーで、小瓶ですが一般販売されたら恐ろしい値段になりそうな香味でした。

中心に感じるのはサントリーの面目躍如ともいえそうなミズナラ樽の個性で、その個性を殺さないようにしつつも他の樽の個性も腫脹してきました。
ジャム系の多彩な濃縮フルーツ、スパイス、ハーブ、リッチなウッディネス、これらが混然一体となり、熟成感があるためか落ち着いていて品があり、まとまりもあります。

そのように素晴らしい内容だったのですが、特に印象的だったのはらしいミズナラ感にはえげつなさがなかったことで、かなりの長熟樽がつかわれているのだと感じました。

世界大会にふさわしい山崎。飲む機会をいただけて良かったです。


 
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2016.03.04【日記】

ニューリリース:山崎 オフィシャル シェリーカスク 2016エディション

高額化してますが内容も良くなっていると思いました。

山崎 オフィシャル シェリーカスク 2016エディション YAMAZAKI OB SHERRY CASK 2016 EDITION

山崎 YAMAZAKI OB "SHERRY CASK" 2016 EDITION 48%


香りは全体を支配する良いシェリー感、ベリージャムとプルーン、果汁感のあるブドウとレーズン、クローブ系のスパイス、ビターチョコレート、ハーブ、香木っぽさのある強めのウッディネス、オイル、リッチ。
飲むと滑らかで粘性のある口当たり、芳醇、濃厚なシェリー、プルーン、ビターチョコレート、少し果汁っぽいブドウ感がある強い甘味、良い酸味と引き締めるハーブの渋味、香木系のウッディネスあり、飲み応えと飲みやすさが同居するリッチで長い余韻。

【Very Good】


最近リリースされて話題になっている、2016エディションの山崎シェリーカスクです。
もともと世界的にジャパニーズモルト人気が高まっているところに2013エディションの受賞(ウイスキーバイブル2015)があり、非常に注目されていたリリースです。
オークションではどうやらすでにとんでもない値段で取引されているようです。

さて、肝心の中身ですがとても良いです。
注目を浴びる中、定価も高くリリースしただけあって、これまでの山崎シェリーカスクのイメージよりさらに複雑で深みがある仕上がりだと思いました。
熟成の長いものも含めてかなり良い原酒を使ったのではないかと思います。

過去の山崎シェリーカスクは、やや原酒との一体感がなく樽が浮いている感じもして、もちろん美味しいのですが山崎のシェリー感を楽しむ入口みたいな立ち位置のボトルだと認識していました。
今回のものは明らかにそういったタイプではなく、個人的には受賞した2013と比べてもこちらのほうが明らかに好きです。

上記のとおり、香りにも味わいにも山崎のヨーロピアンオークらしい非常に良いシェリー感があり、とても複雑で深みもあって一体感もあります。
山崎独特の香木のようなウッディさがあり樽は効いていますが、渋みや生木っぽいエグ味はひっかりを感じる直前にとどまっており、飲み応えがありつつも飲み心地が良かったのも好印象でした。

同じくバリシェリーの25年と比べると、個人的には25年のほうがよりメローで深く妖艶さがあって好みなのですが、今回のリリースには近いニュアンスも感じました。
さすがにプレミア価格は香味と釣り合っていないようにも思いますが、サントリーさんの気合いを感じるとても良い山崎でした。


 
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2014.10.11【日記】

ニューリリース:山崎 2003-2014 オフィシャル ウイスキーショップW.4周年記念

リッチなシェリー感の山崎でした。

 

山崎 YAMAZAKI 2003-2014 OB WHISKY SHOP W. ANNIVERSARY CASK #ADDY3038 55%
SPANISH OAK, BOTA CORTA



香りは強いヨーロピアンオークのシェリー、黒糖やカラメル、ベリージャム、ドライフルーツ、ビターチョコレート、コーヒー、クローブ、強めのウッディネス、リッチ、飲むと滑らかな口当たりから広がる、ドライフルーツやベリージャムの濃い甘味、強めだが良いコーヒーの渋味、少し生木っぽさもあるがオリエンタルな香木っぽさのあるウッディネス、長めの余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーショップW.の4周年記念に詰められたオフィシャルの山崎,白州の2本セットのうち,こちらは山崎です。

香りの最初から,ヨーロピアンオークのリッチで強いシェリーを感じ,カラメル,ジャム,ドライフルーツ,チョコレート,コーヒー,スパイス,そして強いウッディネスといった,この系統の樽らしい要素が次々に拾えます。
飲んでみると意外に滑らかな口当たりで,香り同様の多彩なフレーバーがありました。ジャム系の甘味とウッディな渋味も強めで,特にウッディネスに関してはサントリーのミズナラ以外の樽にもしばしば感じる香木っぽいオリエンタルなニュアンスが感じられました。

熟成は長くありませんが,これ以上寝かせると渋味に支配されてしまいそうなくらいで,すでに詰め時を迎えた樽だと思いました。
これまたしっかりと現時点で仕上がった良い樽を選ばれたようですね。

今回の2本セット,ともに特別感のあるボトルでした。

 
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2014.09.07【日記】

自宅テイスティング:山崎 1998-2013 泉屋60周年記念“有馬”#CU70065

バリシェリーのリッチで旨い山崎でした。

 

山崎 YAMAZAKI 1998-2013 OB for IZUMIYA 60th Anniversary “有馬” #CU70065 60%
SHERRY BUTT



・香り:
濃いシェリー,少し果汁を感じるブドウ感,レーズン,ドライフルーツ,ベリージャム,カラメルソース,ビターチョコレートがけのオレンジ,黒糖,コーヒー,少しアーシー,フレッシュさもあるハーブ,ミント,クローブなどのスパイス,焦がし麦,バルサミコ酢,若干の生っぽさを感じるウッディネス,リッチで複雑。

・味わい:
滑らかな口当たりから芳醇に刺激的に広がる,濃厚でやや粘性のあるテクスチャー,濃いシェリー,セメダイン,ベリージャムやレーズンなど濃縮したフルーティとその甘味,コーヒー,若干新樽っぽい生木や鉛筆の削りかすっぽさもあるウッディネスとそれに伴うタンニン,ビターチョコレートの渋味,プラムジャムの酸味,リッチ,厚めのボディ。

・余韻:
ジャム系の濃いフルーティな甘味と良い渋味が長く残る。

・加水:
オレンジっぽさが強まる程度で崩れない。

・総評:
近年のサントリーのシェリーカスクだが,サルファリーもなく生木っぽさも少なく,リッチで複雑,深みのあるシェリー系モルト。

【Good/Very Good】


久留米にある泉屋さんという酒屋さんが60周年記念で詰めた山崎1998-2013,シェリーバットのシングルカスクです。
有楽町でも以前に飲み,美味しかったので購入しました。

サントリーのシェリー樽というと,マッカランなどと同様にスペインに委託してウイスキー用にシーズニングさせた,ヨーロピアンオークのオロロソシェリーカスクが知られていますが,リッチなシェリー感が感じられるものの,やや生木っぽいウッディネスが気になるものも散見される印象でした。
しかしこのボトルは,しっかり選ばれているのか,そういった最近のサントリーのシェリーカスクの引っかかる部分が薄い樽のようです。
熟成もそれほど長くありませんが,渋味も嫌味にならず味を深める程度に留まっており,詰め時に詰められた印象もあります。
近年詰めのシェリーカスクの山崎の中でも,とても仕上がりの良いボトルだと思います。
今後,さらにタンニンや生木っぽさやセメダインのようなニュアンスが無くなり粘性が出てくる予感がしており,個人的にはこれが瓶熟した時の美味しさにはかなり期待が持てると思っています。

 
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2014.08.25【日記】

山崎 1982 15年 オフシャル シェリーウッド

現行とは異なるシェリー感にうっとりしました。

 

山崎 YAMAZAKI 1982-1997 15yo OB SHERRY WOOD 45%


香りは強く良いシェリー、ドライフルーツ、プルーン、ブドウ果汁、カツオダシ、香木っぽさのあるウッディネス、淡いピート、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、やや粘性も感じるテクスチャー、プルーンやアプリコットジャムの濃いめの甘味と酸味、ハーブ、やはり香木っぽさのあるウッディネス、ほどよく味を深めるタンニン、リッチで長めの余韻。

【Very Good】


1997年にボトリングされた山崎1982,シェリーウッド。
15年熟成で45度の加水タイプで,こんなボトルがあることも知りませんでした。
有楽町キャンベルタウンロッホさんの15周年記念で開いたボトルです。

香りは良いシェリー感が強く感じられ,ドライフルーツや濃縮したフルーツ感に加えて,ブドウ果汁のようなみずみずしさも感じられました。また,ウッディネスには現行のような生木っぽさを感じず,ミズナラに感じるような香木っぽさがありました。ダシやピートも淡く感じたのも印象的でした。
飲んでみると滑らかな口当たりから芳醇に広がり,やや粘性を感じるテクスチャーでした。香り同様に良いシェリー感があり,濃縮感のあるジャム系のフルーティとその甘味酸味も心地良く,さらにやはり香木っぽさもあるウッディネスとそれに伴うタンニンが良いバランスで味を深めており,リッチで美味しい山崎でした。
とにかく,最近のサントリーのシェリー感とはまったく異なるタイプだったのが心に残りました。


 
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2014.05.31【日記】

ニューリリース:山崎 1998-2013 泉屋60周年記念“有馬”#CU70065

とても良い近年シェリーバットでした。

 

山崎 YAMAZAKI 1998-2013 OB for IZUMIYA 60th Anniversary “有馬” #CU70065 60%
SHERRY BUTT



香りは強いシェリー、熟したプラム、レーズンなどドライフルーツ、クローブなどスパイス、カラメル、黒糖、コーヒー、焦がし麦、リッチ、飲むと度数のわりにアタックは強くない、じわじわと刺激、芳醇に広がる、強い味わい、濃厚シェリー、フルーツジャムの粘性のあるテクスチャーと強い甘味、若干の新樽感も含むウッディネス、リッチ、フルボディで長く甘い余韻。

【Good/Very Good】


久留米にある泉屋さんという酒屋さんが60周年記念で詰めた山崎1998-2013,シェリーバットのシングルカスクです。

色もかなり濃く,香りの最初からこってりシェリーが強く主張します。近年の良いヨーロピアンオークのシェリーバットの要素が強く出ており複雑でリッチです。
飲んでもメインは濃厚シェリーの要素ですが,60%というハイプルーフのわりには濃厚で粘性が強いためか強いアタックはなく,じわじわと芳醇に広がってきます。
近年らしい生の木のニュアンスはありましたが,サルファリーなどのシェリーカスクの嫌な要素は出てきませんでした。
ボディも厚く,余韻もかなり長いリッチなバリシェリー山崎です。

 
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2014.02.12【日記】

山崎20年 オフィシャル 第六十二回神宮式年遷宮

表記が無いのが不思議なくらい、ミズナラ感がしっかりでした。

 

山崎 YAMAZAKI 20yo OB 第六十二回神宮式年遷宮 48%


香りは強くミズナラの香木感、オリエンタル、熟したオレンジとプラム、煮詰まったアプリコットティー、飲むと強めの口当たり、芳醇、やはりミズナラらしいウッディネス、粘性のあるテクスチャー、ウッディネスとバターなどオイリーで長い余韻。

【Very Good】


第62回の伊勢神宮の式年遷宮向けに詰められたオフィシャルの山崎20年。
どうやら大半がミズナラ樽とのことでした。

のっけからミズナラ原酒らしいオリエンタルなニュアンスや香木感があります。
粘性も感じる煮詰まったフルーツや紅茶のニュアンスも自分的にはミズナラによく感じるものでした。
記念ボトルにふさわしい、非常に芳醇で、美味しい山崎でした。

 
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2013.09.08【日記】

自宅テイスティング:山崎1986-2006 オフィシャル ミズナラ メゾンドウイスキー向け

自分の中のミズナラ像を作ってくれたボトルです。

 

山崎 YAMAZAKI 1986-2006 OB for La Maison du Whisky 50th Anniversary bottling  60.0%
one of 405 bottles



・香り:
強いウッディネス、しっかり香木、セメダイン、バニラ、キャラメリゼしたナッツ、ハーブ、強く煮出した紅茶、熟したメロン、レーズンなどドライフルーツ、焼きリンゴ、シナモンしっかり、レザー、少し燻製の肉、非常にリッチ。

・味わい:
強い味、口当たりから全開の力強さと刺激、やはり強い香木のウッディネス、シナモン、スパイシー、セメダイン、強くハーブ、濃い紅茶、オレンジ、キャラメリゼしたナッツ、芳醇でリッチ、コクのある強い蜂蜜やカラメルソースの甘味、やや甘味は平坦な印象もある、結構オイリーで口の中に残る、ウッディネスの割にそこまで渋味は強くなくタンニンもほど良い。フルボディ、濃厚だが全体に不思議に上品で洗練されたニュアンスがある。

・余韻:
強い香木のウッディネスとナッツ、ハーブ、かなりスパイシー、強い甘味が長く残る。

・加水:
ほとんど崩れない、若干だが甘味の平坦さが強まるくらいでリッチさもそのまま。

・総評:
まさにミズナラ樽。
香木感のあるウッディネスは他の樽材でも感じることがあるが、ミズナラの香木感はオリエンタルで官能的な気がする。
強いウッディネスの割に渋味がキツすぎないのも良い。

【Good/Very Good】


フランスのメゾンドウイスキー向けに詰められたミズナラ樽の山崎1986、およそ20年熟成。この頃は同じヴィンテージでミズナラのオーナーズカスクがいくつもボトリングされていたと記憶しています。

どれもミズナラの個性が全面にでた独特なモルトでしたが、その中でもこのメゾン向けは特に洗練された印象でした。
香木感を中心に様々なリッチで複雑な成分が感じられる山崎で、何本か買ったためたまにミズナラを飲みたくなると開けて飲んでいましたが、気が付いたら自分のストックもなくなりつつあります。
今ではこのスペックも非常に高額になってしまい、なかなか買えませんね。。。

 
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2013.08.14【日記】

山崎1993-2008 オフィシャル オーナーズカスク #3P70274

特別な樽なんでしょうか?

 

山崎 YAMAZAKI 1993-2008 OB The Owner's Cask #3P70274 52%
one of 159 bottles, Hogshead



リッチ、キャラメリゼしたナッツ、オレンジ、強いピート、少しタールや松ヤニ、オイル、ダシ、豆や根菜、強めのウッディネス、飲むと強い蜂蜜の甘味、ダシの旨味、ボディは厚くピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


輿水さんのサインが入ったオーナーズカスク、山崎1993です。

熟成期間は15年程度のはずですが、その割にはとてもリッチで厚みがあり、複雑さもあり、甘味や旨み成分も濃厚です。そして何より、何の記載もないのですが非常にピーティでした。
成分が多彩ななかでピートが強いためか、なんとなく全体のまとまりがない印象もありましたが、とても美味しいボトルです。

詳細はわかりませんが、熟成期間のわりに非常に多くの要素が詰め込まれているようなボトルで、輿水さんが特別に選んだ樽なのかもしれません。

 
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2013.07.19【日記】

話題にならないのが不思議だった山崎バーボンバレル 2012ボトリング

華やかで複雑、素晴らしいクオリティです。

 

山崎 YAMAZAKI BOURBON BARREL bottled in 2012 48%


華やかで強い発香、熟したフルーツ、プラム、桃、オレンジマーマレードやグランマルニエのニュアンス、しっかり蜂蜜、木材、バニラ、ややライ麦パンのような良い麦感、少しオイルとクリーム、シナモン、蜂蜜のコクのある甘味、良い酸味と木の渋味、ややスパイシーな余韻。

【Very Good】


昨年ボトリングされた山崎のバーボンバレルです。
ミズナラがよく注目されていますが、個性的という意味ではミズナラも良いとは思いますけど、総合的には圧倒的にこちらのバーボンバレルが好みです。

非常に華やかで複雑であり、フルーツ、ジャパニーズらしさを含むウッディネス、そして麦感がバランス良く充実しています。甘味酸味渋味といった味わいもバランスよくかつしっかりと主張しており、かなりレベルの高いボトルだと思います。
豊富なストックと素晴らしい技術力に脱帽です。

そういえば、去年のモルトウイスキー・オブ・ジ・イヤー2012で私がベストジャパニーズに選んだボトルがこれでした。

 
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2013.05.27【日記】

ニューリリース:山崎 ミズナラ バーショー2013向け

高額ですがミズナラらしさがしっかり楽しめます。

 

山崎 YAMAZAKI MIZUNARA for INTERNATIONAL BAR SHOW 2013 50%


ミズナラらしい香木やオリエンタルなニュアンスのある強いウッディネス、樹液、アプリコットジャム、ドライフルーツ、クローブ、シナモンなどのスパイス、バニラクリーム、コクのあるプラムジャムの強い甘味、引き締める木の渋味、わりと酸味もある。口内に残るオイル、非常に長い余韻。

【Very Good】


今年のバーショー向けにボトリングされた山崎のミズナラ、カスクストレングスです。
見紛うことなきミズナラ特有の個性がしっかりと出ていました。

ミズナラらしくウッディネスがかなり強く主張し他の成分を覆い隠すようではありますが、噂によれば1984がメインで使われているらしく、度数も高すぎないためか同じミズナラのカスクストレングスでも家で以前に飲んでいた1986メゾン向けと比べるとだいぶまろやかです。そのためか、香りも味わいも比較的拾いやすいです。フルーツやスパイスのニュアンスもしっかりと感じられ、コクのある甘さがあり、重厚な飲み応えと余韻の長さも好印象です。

ちょっと最近の高騰ぶりはどうかと思いますが、やはりミズナラには個性的な魅力がありますね。


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2013.01.06【日記】

山崎 1999-2012 オフィシャル ウイスキーショップW. 2周年記念 #DR70117

パンチョンで若いのにうまく仕上げてありました。

 

山崎 YAMAZAKI 1999-2012 OB WHISKY SHOP W. 2nd Anniversary #DR70117 57%
Cask type:PUNCHEON



香りは青リンゴ、桃、バニラ、かなりエステリー、乾いた木材、オイル、やや若いニュアンスもあるが強い発香。
飲むとヒリヒリするスパイシー、青リンゴキャンディのような強めの甘味、少し酸味、引き締める木材の渋味、コクがあり美味しい。

【Good/Very Good】


ウイスキーショップW.の2周年記念ボトル。
パンチョン熟成のシングルカスク、カスクストレングスのボトルで、さすが記念に選んだだけあって美味しいボトルでした。

このボトルにも青りんごやバニラなどバーボン樽によく感じる成分を感じましたが、以前BARで偶然ご一緒したサントリー関係者の方にちらっとお聞きしたところ、パンチョンはバーボン樽の組み換えで作られるものでは無いとのことでした。原材料が基本ホワイトオークで、バーボン樽とよく似たニュアンスを感じることが多いため、てっきりバーボン系の樽だとばかり思っていたのに意外でした。
それを踏まえると、自分がバーボン樽由来と思っていた成分は、その多くがバーボン樽というよりホワイトオーク由来だった可能性が高いことがその時わかり、非常に興味深かったです。

しかもこのボトル、12年程度の熟成でこれだけ未熟感無く仕上がっていますが、パンチョンって結構大きな樽ですからバーボンバレルに比べると接触面が少なく熟成はゆっくりのはずです。熟成環境もあるでしょうが、恐らくは少なくともこのボトルの樽には、強くウイスキーに影響する樽材を使用しているのではないでしょうか。新樽に近いものでしょうかね。そもそもパンチョンの新樽ってどういう工程で作ってどのタイミングで使い始めるのか、スコッチでは聞かない樽ですのであまり知りません。
また機会があればお聞きしてみたいです。
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2013.01.01【日記】

2012年のベストボトル達

いつもブログを見てくださっている方数人から、昨年のベストボトルについて書いてほしいというご要望がありました。

そこで、本日締め切りでBAR HAYAFUNEさんがやってらっしゃる「モルトウィスキー・オブ・ジ・イヤー2012」に私が投票させていただいたボトルをご紹介します。あくまで私の好みで選んだものですので、他の皆さんが選ばれて投票されたボトルとは全く別ということをくれぐれもご了承ください。
まだ投票可能と思われますので、ご興味のある方は是非投票してください。


◎オフィシャル・スタンダード部門(市価1万円未満)
タリスカー18年【VG】



いまさら感がありますが、今年改めてブラインドで飲む機会があり、そのフルーティさ、ピーティさ、旨味の濃さ、バランスの良さを再確認しました。
モーレンジのアスターやリベットの18年やナデューラ、ボウモアテンペストなど良いものもありますが、恐らく現行のスタンダードボトルで私が一番好きなボトルです。


◎オフィシャル・プレミアム部門(市価3万円未満)
バルヴェニー オフィシャル TUN1401 batch No.3【VG/E】



TUN1401に関してはこのブログにも書かせていただきましたが、素晴らしいコンセプトだと思います。
このペースのリリースでクオリティが維持できるのかどうかだけが心配です。


◎オフィシャル・スーパー・プレミアム部門(市価3万円以上)
ポートエレン 1979-2011 32yo OB 11th【VG/E】



ずいぶん高騰してしまい自分では買えなくなってしまいましたが、オフィシャルポートエレンはやはり美味しいです。特にこのボトルは粉っぽく凝縮したような柑橘系フルーツと乾いた麦、心地よいピートがあり素晴らしい出来です。
最近のものは長熟になったためか、自分の好きな70年代らしい草っぽいフレッシュさも含むピート感がなくなりつつありますが、これはこれでとても美味しいです。


◎ボトラー部門(市価1万円未満)
ボウモア BW1 ELEMENTS of Islay【G/VG】



最初はラフロイグ1990-2011 21yo WILSON & MORGAN #2350にしようと思っていたのですが、良く考えると微妙に10000円超えてるんですよね。
このボウモアは濃いめのトロピカル感でかなり良かったです。ただし、家で買って改めて飲んでみると若干植物っぽいエグ味が気になり、VGだったレートはG/VGにしています。もちろんここに選んだとおり、CPが高く美味しいことには間違いありません。


◎ボトラー部門(市価1万円以上)
グレングラント 1972-2011 39yo TWA for BAR HAYAFUNE 10th【VG】



別にハヤフネさん主催のイベントだから選んだわけではなく、実際に自分のレーティングを見てみると、この価格帯のニューリリースでVGにしたボトルは非常に少なく、このボトルとバーンズさんのオリジナル2種で迷い、最終的にちょっと他のTWA1972グラントと趣の違ったこのボトルにしました。TWAらしいフルーティがありますが、それ一辺倒ではないところが好みでした。


◎オールド&アンティーク部門
グレンファークラス15年オフィシャルジャッコーネ向け【E】



この分野が一番飲んでいることもあり、かなり迷いました。
今年Excellent評価したボトルは、ぱっと見直すと、
この「ジャッコーネ向けファークラス」
異常なほど状態の良かった「ラガヴーリン12年ホワイトラベル」
カリラの認識が変わる「カリラ15年OBカスクストレングス・バロックレイド表記」
何度飲んでも旨い「グレンギリー1971OBサマローリ向け」
高額ですが素晴らしかった「ハイランドパーク1967-2004 37yo OB #10197」
さすがの70年代「ロングロウ1973-1988 samaroli FRAGMENTS OF SCOTLAND」
このすごいボトル達でした。
中でも特に心に残ったのがこの重厚なファークラスでした。


◎ジャパニーズ部門
山崎バーボンバレル2012【G/VG】



今年リリースの山崎ですが、とろりと濃厚で蜂蜜のような甘さが際立っており良いボトルでした。もちろんミズナラも悪くないですが、こちらの方が美味しく感じました。


こんな感じです。

今年はときめくようなニューリリースがもっとたくさん出てくるよう期待しています。


最後にオマケ。他の2012年Excellent評価のボトルの画像です。


     


 

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T.Matsuki

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