ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2015.06.27【日記】

ニューリリース:秩父 2009-2015 オフィシャル イチローズモルト Tokyo International Bar Show 2015向け #2360

新樽感は強いですが,上手に仕上げてきますね。

 CHICHIBU 2009-2015 OB Ichiro''s Malt for Tokyo International Bar Show 2015 #2360

秩父 CHICHIBU 2009-2015 OB Ichiro's Malt for Tokyo International Bar Show 2015 #2360 62.3%
one of 299 bottles, Fresh Oak Cask



香りは甘い、アプリコットジャム、シナモンの効いたアップルパイ、煮詰めた紅茶、鉛筆の削りカスっぽい強めのウッディネス、ややオイリーでリッチ、飲むと滑らかな口当たり、バターで炒めたナッツ、パイナップル、アップルパイの濃い甘味、コクあり、オークのタンニンとエグ味、リッチな余韻。

【Good】


今年のバーショー向けにボトリングされた,秩父2009,新樽でおよそ6年の熟成です。

甘やかな香り立ちで,シナモンの効いたアップルパイや濃い紅茶といったお昼のティータイムのようなニュアンスが好ましかった一方で,新樽らしい鉛筆の削りカスっぽいウッディネスも強く感じました。

飲んでみると度数のわりには刺々しさが無く,香り同様のアップルパイのようなニュアンスに加えてパイナップルも感じられ,コクのある甘味が楽しめました。
新樽っぽい生木のニュアンスやそれに伴うエグ味もやや強めに感じられたのが少々引っかかりましたが,その代わりに6年でも仕上がったモルトになったのだと思います。

生木っぽいウッディネスとそのエグ味があまり気にならない人にとっては,短熟のわりにずいぶんリッチで仕上がったモルトだと思います。


 
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2015.05.25【日記】

ニューリリース:秩父 2008-2015 オフィシャル イチローズモルト Kinokuniya向け

若いですが詰め時に詰めた仕上がりだと思います。

 CHICHIBU 2008-2015 6yo OB Ichiro''s Malt for Kinokuniya #198

秩父 CHICHIBU 2008-2015 6yo OB Ichiro's Malt for Kinokuniya #198 62%
one of 213 bottles, Bourbon Barrel



香りは強くオレンジオイル、ココナッツ、バニラ、強めのオイル、キャラメリゼしたナッツ、若い麦感、少し生木っぽい強いオーク、飲むと力強くヒリヒリとスパイシーに広がる、オレンジオイル、プラム、生っぽいエグ味もある強いオーク、バニラ、蜂蜜っぽさもあるコクのある濃い甘味、若々しい麦の旨味、リッチな余韻。

【Good/Very Good】


恵比寿のKinokuniyaさんという酒屋さん向けにボトリングされた秩父のシングルカスクです。
恐らくは,いま樽を選んでボトリングしたのではなく,蒸留所開設当時に購入された樽の熟成を待ってボトリングしたのだと思われます。

多くの秩父のモルトに感じるような,樽材由来の成分がストレートに強く感じられるタイプで,オレンジオイルやバニラ,ココナッツなどを強く感じ,ちょっと生木っぽさも感じました。もちろん樽に負けない若い麦感も強く主張してきました。
飲むと若いモルトらしくパワフルで刺激的な口当たりで,香り同様にオークの主張は非常に強かったです。コクのある甘味がありリッチさも感じるモルトでした。

ちょっと生木っぽさはありましたが,そのぶん多彩な樽由来の成分が感じられるモルトで,麦感の旨味も楽しめました。

短期熟成で仕上がってくるのは,ピーテッドタイプでなければこういうオークの強いタイプでしょうし,すでに十分に樽由来の魅力的な成分が出ていますから,過剰なウッディネスに全体が支配される前の今が詰め時だったのだと思います。


 
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2015.05.15【日記】

ニューリリース:秩父 2011-2015 オフィシャル イチローズモルト ザ・ピーテッド

ピーテッドタイプはやっぱり短熟でも完成度高いですね。

 CHICHIBU 2011-2015 OB Ichiro''s Malt THE PEATED

秩父 CHICHIBU 2011-2015 OB Ichiro's Malt THE PEATED 62.5%
one of 5980 bottles



香りはバニラ、バナナミルク、オレンジ、ココナッツミルク、クリーム、しっかりとオーク、旨そうな若い麦、力強いピート、飲むとやや粘性のあるテクスチャー、ヒリヒリとスパイシー、オレンジ、ココナッツミルク、強めのオーク、甘味はコクがあり強め、麦の旨味あり、スモーキーなピートも十分、リッチでスパイシーな余韻。

【Good/Very Good】


秩父蒸留所から最近リリースされた,2011年蒸留のピーテッドタイプです。
最近は以前に増してすごい人気で,6000本近くあるのにすぐに売り切れてしまったようです。

香りはバナナミルクやココナッツミルクなど,フルーツ感とミルキーでクリーミーなニュアンスが特徴的に感じられ,強いオークの主張もあり,ピートもパワフルに主張してきます。もちろん若いボトルだけあって麦感もしっかり主張しますが未熟感はそれほど気になりませんでした。
飲むとさすがにヒリヒリと刺激的ではありますが,粘性のあるテクスチャーやミルキーな感じでうまくアルコールの刺々しさはマスクされているようでした。
甘味にはコクを感じ,麦の旨味もあり,オークのニュアンスも強かったですが伴いがちな生っぽい引っ掛かりはほとんど感じませんでした。

スコッチに限らずジャパニーズにおいても,ピーテッドタイプのモルトは短熟でもオフフレーバーを感じにくく仕上がるのが早いですね。
なかなかの完成度でした。

 
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2015.01.15【日記】

最近のリリース:秩父 2009-2014 オフィシャル ウイスキートーク2014向け

今回も独特の樽使いで独特の味でした。

 

秩父 CHICHIBU 2009-2014 OB for Whisky Talk 2014 60.2%
one of 225 bottles, 1st:first fill barrel, 2nd: third fill barrel



香りはスピリティ、グラッパ、ライム、キウイ、若いカルヴァドス、カモミール、鋭く強い麦感、飲むと旨いグラッパ、若いコニャックのブドウ感、カモミール、良いウッディネス、さっぱりした余韻。

【Good/Very Good,Interesting】


福岡で毎年行われているウイスキートーク,昨年の開催に向けてボトリングされた秩父2009です。
2013年も同ヴィンテージの同様のリリースがありました。
昨年のもの同様に,ファーストフィルからサードフィルに移し替えるという,あまり他で見ない樽使いのボトルで,まさか今年も同系統のボトルで来るとは思わなかったです。


昨年同様に,モルトというよりは旨いグラッパに近いニュアンスが香味共に強く感じられました。
若いコニャックのようなニュアンスもあり,昨年のものより少しだけ複雑な感じもありました。
去年のものが,たまたま面白いものが出来たから詰めたというものかなと思っていたのですが,そうではなかったようですね。
モルトでは同様に若いものでも他の蒸留所では感じたことのない独特のニュアンスがあり,興味深くいただきました。

 

 

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2014.11.26【日記】

ニューリリース:秩父 2008-2014 オフィシャル プライベートカスク ウイスキーカウンシル #206

熟成期間を考えるとかなり仕上がったモルトです。

 

秩父 CHICHIBU 2008-2014 OB Private Cask Whisky Council #206 61.3%
one of 215 bottles



香りはバニラ、ココナッツミルク、バナナ、熟したアプリコットやオレンジ、厚い麦感、ニューウッドのオークのニュアンス、リッチ、飲むと度数のわりにキツさはなくじわじわと刺激、バニラ、オレンジ、蜂蜜系の濃い甘味、生のオークとタンニンやエグ味、若さもあるが厚い麦感、生木感も伴うが強い余韻。

【Good/Very Good】


秩父蒸留所が操業した最初の年である2008年に蒸留され,最近ボトリングされたプライベートカスク,ウイスキーカウンシルと銘打たれた#206です。
佐藤英行さんが手がけたという秩父蒸留所が描かれたラベルも秀逸ですね。

香りはココナッツミルクのようなニュアンスが印象的で,短熟にしてはバナナ,アプリコット,オレンジといったフルーツ感も多彩でした,麦感は厚く,オークのニュアンスは強めでした。
飲んでみるとハイプルーフの割には刺激は強過ぎず,柑橘のニュアンスや蜂蜜の様な濃い甘味も好印象でした。若いオークのニュアンスは強めですが,全体的に良く仕上がった美味しいモルトでした。

短熟のわりに驚くほど仕上がっている秩父で,これは熟成環境もあるでしょうが樽に起因する部分も大きいように思われます。
未熟感がそれほどない代わりにニューウッドのようなオークのニュアンスは強めに感じられますが,さすがに約6年の熟成で未熟感もなく樽香もナチュラルでという両方というのは無い物ねだりでしょう。
しつこいですが,約6年の熟成でここまで仕上がったということは素晴らしいことです。

正直,私の個人的な嗜好として,イチローズモルトならウッドフィニッシュでうまく仕上げた羽生よりも,こういうストレートな秩父の方が好きです。
きっと,熟成庫にはじっくり長期寝かすつもりで選んだ樽も眠っているのだと思いますし,こういう若くして仕上がった樽のものをいただくと,そちらへの期待も膨らみますね。


 
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2014.09.17【日記】

ニューリリース:秩父 2010-2014 イチローズモルト オフィシャル BAR BARNS向け

酒質の良さを感じます。

 

秩父 CHICHIBU 2010-2014 Ichiro's Malt OB for BAR BARNS #657 62.1%
one of 227 bottles, Bourbon Barrel



香りは刺激的で鼻に抜ける、バニラ、フレッシュオレンジ、強くココナッツ、オーク、若く強い麦、飲むとヒリヒリと刺激的、フレッシュな柑橘、バニラ、強くココナッツサブレ、蜂蜜のような甘味、麦感は強く旨味あり、ヒリヒリした長い余韻。

【Good】


名古屋のバーンズさん向けにボトリングされた秩父2010,バーボンバレルで約4年の熟成です。

さすがに若さも感じる刺激的な香り立ちで,フレッシュな柑橘やココナッツフレーバー,バニラ,若い麦といった要素がそれぞれ強く主張します。
飲んでみると刺激的で,やはり香り同様のフレッシュな柑橘やバニラ,ココナッツサブレのようなニュアンスが強く感じられ,甘味は蜂蜜様で濃いめで麦の旨みもあります。

さすがに若く複雑とは言えませんが,熟成年数のわりには仕上がっている印象です。
良い酒質を感じる美味しい麦感で,樽熟成由来の成分もちゃんと感じられます。
現時点でも美味しくいただけますが,蒸留所の今後が楽しみになるボトルでもありました。

 
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2013.08.20【日記】

ニューリリース:秩父2009-2013 イチローズモルト オフィシャル ウイスキートーク2013向け

若さもしっかりですが、面白い樽でした。

 

秩父 CHICHIBU 2009-2013 Ichiro's Malt OB for Whisky Talk 2013 60.8%
one of 221 bottles, First Cask:First Fill Barrel, Second Fill:Third Fill Barrel



美味しいグラッパ、若いカルヴァドスのようなリンゴ感、アルコール感、さわやかな植物感、バニラ、濃いシロップの甘味、フレッシュな酸味、ヒリヒリとスパイシーだが若い未熟感はあまりない。

【Good/Very Good,Interesting】


毎年福岡で開催されるウイスキートーク、2013年の開催でボトリングされた秩父2009年。4年程度の熟成です。

イチローズモルトはフィニッシュというか複数の樽を使って深みを出すことが多く、このボトルもファーストカスク、セカンドカスクという記載があります。
ただ非常に興味深いのは、通常セカンドカスクで仕上げるため、シェリー樽、ラム樽、ワイン樽、ミズナラ樽などの、特に特徴や味の出そうな樽を使うのが一般的ですが、今回ボトリングされたものは、最初ファーストフィルのバレルで熟成された後、どういうわけかサードフィルのバレルに詰め替えて熟成されています。こういうものは経験が無く、どうしてそういうカスクマネジメントをしたのか非常に気になるところです。若いのに仕上がりが早すぎたので変化をゆっくりにしようと思ったのでしょうか?

内容はというと、美味しいグラッパや若いカルヴァドスといった若いスピリッツ感を強く感じるものでした。アルコールの刺激もあるのですが、意外なほどフェインティな感じなどの嫌な未熟感は感じられず、若さはフレッシュな良い方向に多く作用しているようです。これはこれで、蒸留酒としてある意味飲み時と言えるほどに仕上がったものと言えるような気がしました。

ファーストカスクでうまく未熟感が抜けて良い要素が原酒に移り、プレーンなセカンドカスクで味が整えられたという感じでしょうか?完全に想像ですが。(笑)


それはそうと、このスペックで1万円以上のボトルだったにもかかわらず、市場では瞬殺だったようです。自分なら、飲んでいないこのスペックのボトルをこの値段で買うことは考えなかったと思います。
前評判が高かったとはいえ、秩父の評価はすごいのだと実感しました。


 
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2013.06.10【日記】

ニューリリース:秩父2009-2003 ちびダル

ちびダル。どのくらいが熟成感のピークになるんでしょうかね。

 

秩父 CHICHIBU 2009-2013 CHIBIDARU OB 53.5%
one of 3900 bottles



バニラ、プラム、梅、カスタード、良いウッディネス、しっかり麦感、飲むとバニラ、樹液、コクのある蜂蜜の甘味。

【Good】


イチローズモルトの秩父2009、「ちびダル」です。
ちびダルはバットの1/4のサイズの樽で、樽との接触面が大きく熟成は早そうです。
単にクォーターカスクと言わないネーミングセンスといい、相変わらず面白いことをやってくれますね。

内容も、確かに3~4年程度の熟成とは思えないほど仕上がっており、複雑とは言えないまでも麦の旨みと蜂蜜の甘味が未熟感を気にせず楽しめます。ちびダルと寒暖差のある秩父の気候によって、短熟でも美味しいものができているようですね。

通常サイズの正統派の樽が十分に熟成するまでは、こういうアイデアで乗り切っていくのでしょうか。今後にも期待です。
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2013.06.03【日記】

ニューリリース:秩父2009-2013 エィコーン向け "秩父夜祭"

ラベルも中身も良かったです。

 

秩父 CHICHIBU 2009-2013 OB for ACORN #428 62.2%
one of 234 bottles



蜂蜜と桃、シリアルやライ麦パンなどの麦感しっかり、オーク、リンゴキャンディ、意外なほどやわらかな口当たり、複雑ではないがシロップと麦の甘味旨味がある。

【Good】


イチローズモルトの秩父から、エィコーンさん向けにボトリングされたものです。
“秩父夜祭”と銘打たれており、ラベルも作り込んで洗練され過ぎてない素朴な感じでけっこう好きでした。

かなりの短熟ですが中身も上手く仕上がっており、もちろん若いモルトらしさはありますが嫌なニューポッティな感じはあまりありません。香りにも味わいにも刺々しさがなく、あまり未熟感無く麦の甘味と旨みが楽しめました。

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