ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.12.09【日記】

ロングロウ 1974 25年 オフィシャル 46%

熟成感も出ていてやはり素晴らしい仕上がりです。

 

ロングロウ LONGROW 1974 25yo OB 46%


香りは華やかでこなれているが鋭さがある。レモンピールと強いスモーク、ナフタレン、貝のミネラル、バニラとオイル、砂利っぽさのあるアーシー。
飲むと舌に染み込むようなテクスチャーでかみごたえもある。麦芽の非常に強い旨味、スウィーティに似た柑橘感に伴う優しい甘味と酸味、塩素とミネラル、強い塩気、スモーキーで長く陶酔感のある余韻。

【Excellent】


オフィシャルのロングロウ1974、25年熟成。

素晴らしく個性的で、ほぼどんなボトルも素晴らしい美味しさだと感じるヴィンテージですが、露骨でない心地良い熟成感があり、ナフタレンっぽさのある独特の強いピートと貝っぽいミネラル、そして砂利っぽいアーシーさがあります。
貝のようなブリニーさも際立っており、陶酔感もあって非常に美味しかったです。

加水の良さもありますが、25年と同ヴィンテージのボトルの中でも長めの熟成で加水も少ないのか、熟成感があるのに濃さを感じます。
噛みごたえを感じるようなテクスチャーもあり、旨味が濃厚に残っていました。

そんなわけで加水ながら満足感の高いボトルで、飲めて幸せでした。


 
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2018.11.23【日記】

ロングロウ 1973-1988 サマローリ フラグメンツオブスコットランド "キャンベルタウン" 50%

言ってみればクセのない大トロのようなモルトでした。

 

ロングロウ
LONGROW "CAMPBELTOWN" 1973-1988 SAMAROLI FRAGMENTS OF SCOTLAND 50%
one of 648 bottles



香りはしっとりと湿ったニュアンスが全体を覆っている。湿ったブルーチーズ、腐りそうなグレープフルーツやリンゴ、こなれて旨そうな強いモルティ、砂利、獣の毛皮、ナフタレン、牧場の干草、潮風、淡い塩素と強めのスモーク。
飲んでもしっとり湿った口当たりからパワフルに広がる。染み込むようなテクスチャーで麦芽やチーズ、そして貝の激しい旨味が脳天に突き抜ける。熟したシトラス、少しオイリーで噛み応えあり。香り同様に腐りかけた果実とその強いコクのある甘味、蜂蜜、チーズと柑橘の酸味、後半には貝のミネラルを含む強い塩気、暖かさと冷たさを共に感じる、妖艶さがある、干し草を燃やしたスモーク、滋味深い旨味のある長い長い余韻。

【Excellent】


サマローリが1988年にボトリングした「フラグメンツオブスコットランド」シリーズから、キャンベルタウン表記のロングロウ。ヴィンテージは1973と言われており、約15年の熟成です。
このシリーズは他に、スペイサイド表記のグレンエルギンイースタンハイランド表記のグレンギリーオークニー表記のハイランドパーク、そしてアイラ表記のアードベッグ、それとニューフィリングモルト表記ののロングロウがありますが、どれもサマローリの黄金期らしい素晴らしいモルトばかりです。

テイスティングしても上記のように独特かつロングロウとしか思えない香味で、湿ったニュアンスが全開で、重層的に折り重なるような旨味が強烈に感じられます。

同時期のオフィシャルボトルにもありますが、さらにチーズっぽさが強い香味で、これはサマローリ氏が大量に購入していくつもリリースされた1987ヴィンテージのものにもほぼ共通して感じられる個性でした。

樽感が強くないボトラーズのロングロウとして文句のつけようのない仕上がりで、素晴らしい飲み心地です。

ずいぶん前にまだ普通に買える価格で入手したボトルでしたが、今やなかなか手に入るものではなく、数日前に来たエクスチェンジからのメール案内では£10000で売られていました。
このボトルは、数か月前にモルトの仲間達とそういうボトルを持ち寄って一緒に開けようというイベントをやったときに開栓したのでした。


異常に旨いのに飽きないという、お寿司で言うとなぜかクセのない不思議な大トロという感じでしょうか。イベントの直前に開けたのですが、持っていく前に無くなるのではないかと思うくらい杯の進むロングロウでした。

加水50%の結構なオールドということもあってか、ロングロウと言えど開栓後1か月程度で全開になったあとは、ゆっくりと抜けていくような経過です。

このボトルは、購入したものを自宅でじっくりといただきました。
 
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2018.04.20【日記】

ニューリリース:ロングロウ 2001-2017 15年 ケイデンヘッド ウェアハウステイスティング 56.2%

かなりの変わり種でしたが不思議に旨かったです。

 

ロングロウ LONGROW 2001-2017 15yo CADENHEAD WAREHOUSE TASTING 56.2%
Chardonnay Cask



香りは少し粉っぽく漢方薬っぽいスパイシー、甘やかなプラムやベリーのジャム、ハーブリキュール、レザーと強めのピート。
飲むと芳醇に広がる。ジャム系のフルーツ、甘味はやや平坦でのっぺりしているがハーブの渋味が深みを出している、スモークしっかり、ピーティで長い余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


昨年ボトリングされたケイデンヘッドのウェアハウステイティング、ロングロウ2001、15年熟成です。
英国のケイデンショップで購入できる特別なボトルです。
ケイデンヘッドとスプリングバンク蒸留所は同一資本ですからほぼオフィシャルボトルという立ち位置です。

シャルドネの樽という珍しいスペックだったので興味津々でテイスティングしましたが、のっけから漢方薬のようなスパイシーで独特のニュアンスが強く感じられました。

シャルドネっぽさは全く感じられず、この漢方薬のような独特のニュアンスがどこから来たのかは不明ですが、このニュアンスとは別にシェリーカスクのような甘やかなジャムやハーブ、ロングロウらしいスモーキーなピート感がありました。

いつも感じる貝っぽさや塩辛さに関してはややマスクされているようにも感じましたが、非常に面白いロングロウでした。


 
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2018.02.23【日記】

ロングロウ 1973 オフィシャル テキストラベル 46%

優しい73ロングロウが体に染みわたりました。

 

ロングロウ LONGROW 1973 OB "text label" 46%


香りはべっこう飴、アプリコットジャム、滋味深く強いモルティ、オイル、濡れた土と獣っぽさ。
飲むとアタックは強くないが染み込むような強い麦芽の旨味と心地良いコクのある甘味、じわじわと強まる塩気、追いかけるように土っぽいピートも染み込んで来る。儚さもあるがゆっくり膨らむようなボリューム感もある不思議な余韻。

【Very Good】


まだ試験的に蒸留されていた時代のロングロウ1973、オフィシャルボトル。
蒸留所のイラストのあるボトルが一般的ですが、これは熟成年数表記もない、いわゆるテキストラベルと呼ばれているボトルです。

加水と瓶内変化もあってか全体に優しく少しぼんやりした印象もある香味ですが、やはりこの時代のロングロウだけあって、湿った土やピート、そして獣っぽいニュアンスもありました。

モルティな旨みもそうですが、それだけでなくコンテンツの全てが穏やかで染み込むようなテクスチャーを帯びているように感じられました。

分厚いボディというわけではないのに、飲んで後半の不思議なボリューム感も魅力的でした。

結構前にも飲んだことがあったのですがその時と同じ印象で、こなれてはいるのでしょうが、抜けてこうなったという香味ではないのだと思います。

また飲みたいと思っていたモルトでしたから、今回再会できて良かったです。

 
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2017.11.24【日記】

ニューリリース:ロングロウ 1998-2017 19年 オフィシャル ウィスクイー向け 56.0%

レアなものを日本向けに詰めてもらいましたね。

 

ロングロウ LONGROW 1998-2017 19yo OB for WHISK-E 56.0%
one of 540 bottles, Refill Sherry Butt



香りは甘辛いタレの焼き鳥、みたらし、焦げ感を伴うモルティ、アメリカンコーヒー、スモーキーでミーティ、魚介ダシ、腐葉土、リッチで複雑。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ジャム系の強いコクのある甘味と味を深めるタンニン、ジューシーな肉の旨味と磯っぽさ、強い塩気、ピーティでリッチな長い余韻。

【Good/Very Good】


今年ボトリングされた、ロングロウ1998の19年熟成です。
オフィシャルのシングルカスクで、リフィルシェリーバットで熟成されています。

ロングロウ、というかスプリングバンク蒸留所のシェリーカスクは、ハウススタイルの塩気ともあいまってダシ醤油っぽく感じるサルファリー要素が前面に出ていることがあり、それが個人的に苦手なのでちょっと警戒していただきましたが心配は無用でした。

露骨なダシ醤油っぽさはなく、他の成分との関連でみたらしや焼き鳥のたれのようなニュアンスとして感じられ、多彩で濃縮感のあるシェリー感とロングロウらしいモルトと貝っぽい旨味成分、そして土っぽさやピートといった個性的な要素が複雑に絡み合った香味でした。

ごくうっすらと焦げたゴムのようなサルファリー要素は感じなくもないですが、私の嗜好ではマイナスに捉えない程度に留まっており深みを形成する要素のひとつになっていました。

現時点でも美味しくいただきましたが、まだ多彩な香味がごちゃごちゃした部分があり、これから一体感が出てくるとさらに美味しくなると思います。

シェリーカスクでこの熟成年数だとなかなか詰めさせてもらえないスペックだと思いますが、正規の輸入元としてしっかりひと樽日本に入れてくれたことに感謝です。

家でも開けて、変化も含めてじっくり楽しもうと思います。


 
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2017.09.11【日記】

ニューリリース:ロングロウ18年 オフィシャル 2017年リリース

この蒸留所独特のシェリー感は好みを分けるかもしれません。

 

ロングロウ LONGROW 18yo OB 2017 RELEASE 46%


香りはバニラ、フレッシュオレンジ、蜂蜜、太いモルティとしっとりと湿った毛皮の獣っぽさ、淡いダシ、じわじわと強いピート。
飲むとコクのある蜂蜜の甘味、意外に出てくるダシ醤油っぽさとミーティ、魚介とモルトの旨味は濃い、潮っぽくピーティな余韻。

【Good/Very Good】


毎年リミテッドとして発売になるロングロウ18年のオフィシャルボトルですが、今年のものを飲むことができました。

ロングロウらしい魚介っぽい旨味や獣っぽいニュアンスがあり、ピートもしっかり聞いており、46度調整のためかボディも十分に保たれており、旨いボトルではあります。

ただ、個人的にはダシ醤油っぽいシェリー感が少し苦手でした。

スプリングバンク蒸留所のシェリー樽熟成のものには程度の差はあれど結構この要素を感じるものが多く、樽の個性というよりは、原酒の個性と樽の個性の相乗効果で強くでているように思います。
特にロングロウや近年のピートの強いスプリングバンクに高率に感じますね。

これが気にならずリッチな要素と思うドリンカーさんもいそうで、そういう嗜好の人には相当愛されるタイプかもしれません。

好きな蒸留所ゆえに、この苦手要素を含んでいても結構買っているということもあり、この要素が経年変化でどうなっていくのかには強い関心があります。


 
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2017.07.23【日記】

ロングロウ 1987-2002 15年 サマローリ #115 55%

数あるサマローリの1987カスクの中でもパワフルな1本でした。

 

ロングロウ LONGROW 1987-2002 15yo SAMAROLI #115 55%
one of 312 bottles



香りはこなれたシトラス、青リンゴ、バニラ、ややクセのあるチーズ、しっとり湿った毛皮、ミネラル、燻製の魚介、焦がした麦芽と強いピート。
飲むとパワフルに広がる、香り同様のシトラスとチーズ、シロップの甘味と強いミネラルと塩気、貝殻のミネラル、滋味深く濃い麦芽の舌に染み込むような旨味、長く心地良い余韻。

【Very Good】


サマローリが大量に樽詰めしたロングロウ1987、そのうちの1本で2002年にボトリングされた15年熟成です。
カスクナンバーは115で55%のハイプルーフです。

サマローリのロングロウ1987はどれもブルーチーズ系のニュアンスなど似た個性があり、香味的には恐らくプレーンに近いリフィルのバーボンカスクを持ち込んでボトリングしたと思われます。

このボトルもそんな個性に加えて、ロングロウらしい湿った毛皮のようなニュアンスや、貝殻のミネラルと塩気、そしてスモーキーなピートもも感じられました。

また、多彩な旨みが濃厚で、経年変化もあってそれが舌に染み込むようなテクスチャーを帯びていたのが好印象でした。

そして何より、同スペックの中でもハイプルーフらしいパワフルさが特徴的で魅力的でした。

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2017.06.08【日記】

ロングロウ 10年 オフィシャル ネクター向け 57%

ベルギー向けだから?ちょっと変わった雰囲気でした。

 

ロングロウ LONGROW 10yo OB for The Nectar Belgium 57%


香りはプラムやオレンジのジャム、ミルクチョコレートとミルクティー、旨そうな魚介ダシ、ミネラリー、しっとりとした強いピート。
飲むと芳醇に広がる、少し噛み応えあり、柑橘風味のミルクチョコレート、コクのある甘味と魚介ダシの旨味、やはりミルキー、しっかりミネラリーでブリニー、強いピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


ロングロウ10年カスクストレングス。ベルギーのネクター向けにボトリングされたオフィシャルボトルです。
今はこの10年カスク自体も終売になっており、樽に関する詳細は不明ですがこのネクター向けは2009年ボトリングのようです。

香りにも味わいにも、リフィルのシェリーカスクと思われるニュアンスがあり、濃縮したフルーツやチョコレートや紅茶といった多彩な要素のすべてにまろやかなミルクっぽいニュアンスが伴って感じられたのが印象的でした。

ミルキーな魚介というと牡蠣が海のミルクと言われていますが、そういえばモルト仲間でロングロウ大好きな方がよくロングロウには牡蠣っぽいニュアンスがあるとおっしゃっているのを思い出しました。

もちろんらしいピート感もしっかりと主張してきますし、ハウススタイルとプラスアルファの要素がマッチしており旨いモルトでした。



 
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2017.03.29【日記】

ロングロウ 1974 16年 オフィシャル 46%

このオールドシェリーとピートの融合はたまりません。

 

ロングロウ LONGROW 1974 16yo OB 46%


香りは心地良いオールドシェリーとこなれた強いピートの融合、アプリコットジャム、煮詰まった紅茶、磯と魚介ダシ、奥から素朴で太い麦感、腐葉土。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ベリーやアプリコットのジャム、コクのある甘味、上品なタンニン、アーシーな腐葉土や淡いレザー、陶酔感もある心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】


オフィシャルのロングロウ1974、16年熟成です。

見るからにシェリーカスクの影響を強く受けたモルトですが、マッカランほど極端に高貴なものではなく少し野暮ったい力強さを伴うオールドシェリー感で、それとピートが見事に融合した香味でした。
ロングロウらしい素朴な麦感や多彩な旨味を感じる要素があり、腐葉土のようなアーシーさやレザー感も主張してきます。
それらすべてが経年変化も相まって一体感を帯びており、得も言われぬ香味になっていました。

非常にグラマラスなモルトなのですが、加水ということもあってか滑らかでエレガンスを感じる部分もあり、最近のものだとラガヴーリンのバイセンテナリー25年に近い印象がありました。

また、近年のリリースでまだエレガントとは言い難いですが、ケイデンヘッドのスプリングバンク1997のウェアハウステイスティングなんかはかなり近い個性を持っており、こんな風になったら最高だなと思いました。

加水ボトリングであるこのボトルに関してものすごい無いものねだりをするなら、飲んだ後半にさらに膨らむようなボディが欲しいなとも思ってしまったのですが、そうなるとそのぶんエレガントさが損なわれる可能性もありますね。

近年ボトリングとの共通点も複数の切り口で感じられたため、いろいろ考えながら飲みましたが、やはり素晴らしいボトルです。



このボトルは、高田馬場の歩古ホールさんの10周年で開栓されました。


 
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2017.01.30【日記】

スプリングバンク 1974-2003 28年 オフィシャル #1157 46%

このスペックの典型的なプレーン系スプリングバンクです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1974-2003 28yo OB #1157 46%
one of 630 bottles



香りは華やかで強い、ヘタ付きでフリーズドライにしたイチゴ、フローラル、古い白ワイン、バニラクリーム、乾いた麦感、淡いミネラル。
飲むと舌に染み込むようなテクスチャー、少し噛み応えあり、フリーズドライのイチゴ、グレープフルーツ、乾いた麦感、上品な甘味と酸味、じわじわと塩気、引き締める優しいオーク感あり、余韻は心地良い。

【Very Good】


2003年にボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのスプリングバンク1974、28年熟成です。

まさにこのあたりのヴィンテージの樽感の強くないスプリングバンクに典型的な香味で、恐らくはわりと安い樽なんだと思います。
バックに大企業がおらずそれほど裕福な蒸留所でないことがこういうスペックのシングルカスクをたくさん産んだのではないと思います。

モルトの香水と言われる華やかな香り立ちで、特徴的なフリーズドライにしたヘタ付きのイチゴのようなニュアンスが香りにも味わいにもあり、乾いた麦感も特徴的です。
経年変化で出てきたと思われる舌に染み込むような旨みがあり、上品な甘味と酸味、そして強いブリニーさもあって終始飲み心地が良かったです。


このボトル、仲間内で非常に話題になったキャンベルタウンモルトフェスティバル2016のスプリングバンクオープンデー向けにボトリングされたロングロウによく似ています。
というより、ロングロウを飲んだ時にこういうスペックの70年代のバンクやロングロウに似てると思ったのですが、それを今回確認できた感じです。
やはり、もっとも昔の味が出てきそうな蒸留所はスプリングバンクなんだと思います。麦は違いますが、100%フロアモルティングをして古くて効率の悪い装置で仕込み・蒸留をしていますからね。
ピートの具合などブレも大きいですが、昔のものの方向性のまま突き抜けたボトルがこれから出てくるのが楽しみです。


 
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2016.12.31【日記】

ラフロイグ 1960 40年 オフィシャル 42.4% + 書き忘れていたボトル

さかもう一度出会えるとは思っていませんでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1960 40yo OB 42.4%


香りは軽やかでフレッシュなフルーティ、パッションフルーツ、淡く桃や洋ナシ、フローラル、乾いた麦感と麦わらのグラッシー、潮風、優しいヨード、こなれた土と穏やかなオールドピート。
飲むとさらりとした口当たりから広がる、舌に染み込むようなテクスチャー、極めてフルーティ、パッションフルーツやグレープフルーツ、さっと絞った果汁のようなフルーティで上品な甘味と心地良い酸味、少し潮、土っぽいピート、ボディは軽いが余韻は不思議なほど長い。

【Very Good/Excellent】


ラフロイグのオフィシャルボトル史上最長の熟成と言われる1960ヴィンテージ、カスクストレングスで42.4%まで落ちています。
今回、モルトの先輩かつラフロイグラヴァーとしての先輩が、家に集まって飲んだ時に持ち込んで開けてくれました。
私はラフロイグのバイセンテナリー15~32年のほとんどのボトルを持ち込んだのですが、それでも釣り合わないくらい貴重なボトルです。

香りは超長熟とは思えないほどのフレッシュさを感じる一方で、非常に熟成感のある多彩なフルーツ感があり、特にラフロイグらしいグレープフルーツ系の柑橘感よりもボウモアのようなパッションフルーツのようなニュアンスを強く感じました。
フローラルなニュアンスもあり、乾いた麦感や麦わらのような枯れた草のニュアンスもあり、熟成で穏やかになったと思われるヨード感を含むオールドピートも優しく主張してきました。

飲むと度数が低いこともあってさらりとした口当たりですが不思議と枯れ感はなく、香り同様のパッションフルーツを含め極めてフルーティでした。上品な果汁のような甘味と酸味があり、オールドピートもあり、じわじわと舌に染み込んでくるようなテクスチャーと共に感じられました。
厚みこそないのですが、余韻は長く陶酔感があり、ピークを過ぎたような儚さは内包していますがどう飲んでも枯れてはいません。


実はこのボトル、以前に別のイベントの時に飲ませていただいたことがありました。
今回ほどたっぷり飲んだわけではないという部分もあるとは思うのですが、その時は軽くて枯れていると感じ、こんな深いところまで理解することはできませんでした。
今回の2度目の出会いがなければ、こんなにすごいボトルに対して大したことのない枯れたボトルという評価のままになってしまうところでした。
それはラフロイグラヴァーとしても恥ずかしいことでしたし、今回飲ませていただいて本当に感謝です。


この日は、今年のラガヴーリンのバイセンテナリーボトルと昨年のラフロイグのバイセンテナリーボトルをすべて開けて飲もうというイベントを仲間の自宅で開催しました。
ラフロイグに関しては昨年から構想はあったのですがなかなかメンバーの都合がつかず、年末になってやっと開催できました。



素晴らしいボトルを一気に飲めて、しかもこんな最長熟のオフィシャルボトルまで飲めて、本当に幸せな時間でした。



そして最後に、先日の振り返り記事で今年心に残ったボトルを1本書き忘れていたことに気づきました。
今更感もありますが今年のうちに。


   

ロングロウ LONGROW 1994-2016 21yo OB for Springbank Distillery Open Day Part of the Campbeltown Malts Festival 2016 46%   
one of 216 bottles, Refill Bourbon Cask


今年のキャンベルタウンモルトフェスティバルでスプリングバンク蒸留所のオープンデーに出されたロングロウ1994、21年熟成です。
これもオフィシャルの特別なシングルカスクでした。

大興奮して記事に長々と書きましたが、70年代前半以前のスプリングバンクやロングロウを彷彿とさせる香味で、近年蒸留でもこんなものも作れるんだということに感激した1本です。

こういう未来を感じるニューリリースが、来年もたくさんありますように。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。


 
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2016.11.12【日記】

ロングロウ 1997-2005 8年 オフィシャル スプリングバンクソサエティ向け 59.9%

若いですがパワフルな原酒が樽とピートで仕上がっていました。

 

ロングロウ LONGROW 1997-2005 8yo OB for SPRINGBANK SOCIETY 59.9%
one of 630 bottles, Refill Sherry Butt



香りは重い、アプリコットジャム、プラム、煮詰めた紅茶、焦げた感もある若く強い麦感、オイル、魚介ダシ、スモーキーで重いピート。
飲むと意外に滑らかな口当たりからパワフルに広がる、コクのあるジャム系の甘味とほど良いリッチなウッディネスとタンニン、強い魚介ダシ、重厚なピートが長く残る。

【Good/Very Good】


2005年にスプリングバンクソサエティ向けにボトリングされたオフィシャルのロングロウ1997、8年熟成です。

シェリーの樽感が結構効いており、濃厚な甘味を伴うジャム感や強めのウッディネスやタンニンのある香味ですが、それに原酒由来の重いピートや魚介ダシっぽさが一緒に主張してきました。

熟成期間も8年でそこまでの複雑さはありませんが深みやコクはあり、やや強引な味付けに思える一方で原酒の味もしっかりと生きており、これはこれで仕上がったモルトといえそうです。

とはいってもボトリングから10年経過してもまだ飲み頃に入ったといえるかどうかというくらいで、樽も原酒も強いこのモルト、あと20年くらい寝かしたほうが美味しいような気がします。


 
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2016.09.13【日記】

ニューリリース:アベラワー 16年 オフィシャル #4738 53.5%

ややミーティで温かみのあるシェリー感でした。

 

アベラワー ABERLOUR 16yo OB #4738 53.5%
FIRST FILL SHERRY CASK



香りは近年シェリー、ベリージャム、ブドウの皮、ビターチョコレート、ハーブ、淡く焦がし麦とアーシー、良いウッディネス。
飲むと滑らかな口当たりからパワフルに広がる、濃いジャムのコクのある甘味と引き締める渋味、ややミーティ、奥から麦やハーブ、深みのある長い余韻。

【Good/Very Good】


アベラワーのシングルカスク、ファーストフィルシェリーカスクで16年熟成されています。

比較的近年系のシェリー感が全体を覆っており、香りからはジャムやブドウの皮、ビターチョコやハーブといった要素がしっかり目に感じられます。麦感も残っていました。

飲んでも香り同様のニュアンスがあり、強めの甘味とそれを引き締める良い渋味がありました。ミーティなニュアンスもありますがサルファリーというほどではなく、味を深める方向に作用しているようでした。

近年シェリーですが深みもあってよい仕上がりだと思います。


 
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2016.06.13【日記】

ニューリリース:ロングロウ 1994-2016 21年 オフィシャル キャンベルタウンモルトフェスティバル2016 スプリングバンクオープンデー向け

感動するほど美しく美味しいロングロウ。ニューリリースでこれほどの感動は久しぶりです。

 

ロングロウ LONGROW 1994-2016 21yo OB for Springbank Distillery Open Day Part of the Campbeltown Malts Festival 2016 46%   
one of 216 bottles, Refill Bourbon Cask



香りはこなれており非常に華やか、粉っぽさを感じる凝縮感、フリーズドライにしたグレープフルーツやレモン、バニラ、白い花、乾いた麦感、淡くフレッシュチーズ、海を感じるミネラル、奥から干草を燻したような穏やかなスモーク。
飲むと刺激は少なく、じわじわと旨味や甘味が舌に染み込むようなテクスチャー、粉っぽい噛み応えあり、上品なグレープフルーツの甘味と酸味、少し洋ナシ、優しい麦のと魚介の旨味、ミネラリーでしっかりブリニー、スモーク優位のピートはあるがロングロウとしてはだいぶ穏やか、うっとりするような陶酔感のある余韻は長い。

【Very Good/Excellent】


今年のキャンベルタウンモルトフェスティバルにおける5月19日、スプリングバンク蒸留所のオープンデーに出されたロングロウ1994、21年熟成です。

香りの第一印象から驚きのこなれた華やかさで、モルトの香水と言われた昔のスプリングバンクを彷彿とさせるような陶酔感のあるフルーティかつフローラルな香り立ちでした。
バーボンカスクの香りではあるのですが、樽で強引につけたようなニュアンスが全くなく非常にナチュラルでした。何よりも加水と思えないほどの強い凝縮感が魅力的で、柑橘を中心としたフルーツにこなれた麦感、それに加えてロングロウらしいミネラル感やスモークもありますが、これらは思いのほか穏やかな形で主張してきました。

飲んでみると熟成した加水らしくこなれていますが薄い感じは全くせず、香り同様の華やかなフレーバーがふんわりと広がり、舌全体にじわじわと染み込んでくるようでかつ粉っぽく噛み応えのあるようなテクスチャーも非常に魅力的でした。
柑橘系メインの華やかなフルーツの甘味と酸味、熟成してこなれた麦やロングロウらしい牡蠣っぽい旨味も露骨でない程度に主張してきます。華やかなのに全体に強引な主張がなく落ち着いた風格があるのも特徴的と感じました。
ピートに関してもそうで、最近のピーティなスプリングバンクよりも淡いのではないかというピート感で、ロングロウというより昔のスプリングバンクのようでした。

近年のスプリングバンクやロングロウは、荒削りで雑味も多く、そのぶんスケールの大きさや成長力を感じるものが多い印象で、そのあたりも含めて評価している部分もありました。
ピートの出方も違っていて、昔のものとは少し違った尺度で味わっているところがあったと思うのですが、今回のロングロウは、無意識に昔の尺度で味わってしまうような完成度の高いタイプでした。
完全に現時点で熟成して仕上がっている印象で、特別な1樽として選ばれたことにもうなずけます。

リフィルホグスヘッドの加水で216本しかとれていないというエンジェルズシェアの多さもこの熟成感には関与しているようにも思いますが、似たようなニューリリースには出会ったことがありません。


現在でもフロアモルティングをやっている蒸留所はいくつかありますが、それでも大部分を製麦業者に頼っているのが現状です。そんな中でもフロアモルティング100%で仕込んでおり、モロミの度数も高いのが当たり前の現代でもまだ昔と変わらない造りをしているスプリングバンク。
恐らく他にも私の知らない旧式の行程があるのだと思います。その結果が今回の隔世遺伝というか突然変異というか、びっくりするような樽の出現につながったのではないかと感じてしまいました。

大量生産・品質安定の方向に向かう業界の中、手作りの要素が多い分、きっと品質にもバラつきが出ていると思われ、それが昔のスコッチにしばしば感じた品質や個性の"揺らぎ"という部分につながっているのではないかと思うのです。
もちろん高品質なものを安定して作れることも非常に重要ですが、スプリングバンクには今後も今のスタイルを貫いて欲しいと改めて思いました。


余談ですが、私がここ10年くらいのニューリリースでリリース直後に飲んで最も素晴らしいと思ったものはBBRがウィスク・イーさん向けに詰めたレトロラベルのロングロウ1992でした。
それ以来の衝撃的なニューリリースが今回のロングロウです。前回は樽の影響が大きいかもしれないと思ったのですが、今回はほとんどすっぴんでこの陶酔感です。
やっぱりすごい蒸留所なんだと思います。



 
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2016.06.05【日記】

自宅テイスティング:ロングロウ "テイスティングルーム" オフィシャル 2014ボトリング

スペックは不明ですが、こなれた感もあって凝縮されたロングロウらしい香味でした。

 

ロングロウ LONGROW "The TASTING ROOM" OB bottled in 2014 48.0%


・香り:
フレッシュだが強く厚みがある、ゴルゴンゾーラを感じるチーズのニュアンス、太く強い麦感、スモーク優位のパワフルで強いピート、オレンジ、バニラ、磯っぽさ、牡蠣、ミネラリー、少しクリーム、魚介ダシと少し醤油。

・味わい:
刺激はそれほどなく豊かに広がる、凝縮感があり少し粉っぽいテクスチャーでしっかりと噛み応えあり、レモン、麦の旨味が濃厚、香り同様に磯感しっかりで牡蠣っぽい、炭っぽさもあるスモーキーな強いピート、コクのある甘味と淡い酸味、強い塩気、オイリー。

・余韻:
チーズとスモーキーな強いピート、旨味が強く豊かな麦感が長く残る。

・加水:
グレープフルーツっぽさと粉っぽい凝縮感が強まり、旨いラフロイグのようになる。

・総評:
ゴルゴンゾーラのようなチーズっぽさ、スモーク優位の強いピート、磯っぽさや牡蠣のニュアンスなどロングロウの個性と魅力がしっかり詰まったボトル。
熟成年数が長いはずはないのだが、不思議と度数が下がっていてアルコール感は穏やかで、凝縮感がしっかりあった。
特に加水後は粉っぽい凝縮感がさらに強まり、私の好きな美味しいラフロイグのようなニュアンスが強まったのが面白かった。

【Good/Very Good】


スプリングバンク蒸留所と同資本のケイデンヘッドのショップで売られている、ザ・テイスティングルームのロングロウです。
ヴィンテージ表記はなく、2014年ボトリングです。
度数は48%と意外と恐らく短熟のカスクストレングスなのに結構下がっています。

そのためかボトリング後それほど経っていないのにスムーズです。
凝縮感があって少し粉っぽいテクスチャーがあり、強いピート、そしてチーズや磯っぽい牡蠣のようなロングロウらしいニュアンスがしっかりと感じられました。

太い麦芽とその旨味も感じられ、味付け感のある強い樽感や嫌味もなく、素直に美味しいです。

正直、それほど期待せずに安価で買ったボトルだったのですが、美味しくてびっくりしました。



 
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2016.05.20【日記】

ロングロウ 1987-1999 サマローリ "TO CELEBRATE 2000" 55%

期待通りの独特の香味でした。

 

ロングロウ LONGROW 1987-1999 SAMAROLI "TO CELEBRATE 2000" 55%


香りはレモンの効いたバニラクリームと強くゴルゴンゾーラ、アプリコットジャム、少しタールとクレゾール、若々しさのある旨そうな麦感と強いピート。
飲むと凝縮して噛み応えもあるテクスチャー、香り以上に強いゴルゴンゾーラ、コクのある甘味とシトラスの酸味、素朴な麦感とその旨味、ピーティで長い余韻。

【Very Good】


サマローリが2000年の記念にボトリングしたロングロウ1987、ボトリングは1999年で、カスクストレングスでボトリングされています。

加水のものも含めてたくさんあるサマローリのロングロウ1987らしい、ゴルゴンゾーラチーズのような独特の香味が香りからも味わいからもしっかりと感じられました。
少し粉っぽく噛み応えを感じるような凝縮感も好印象でした。
フレッシュさの残る柑橘や強いピートがあり、麦の旨味も十分でした。

独特のニュアンスがあるサマローリのロングロウ1987ですが、カスクストレングスらしいパワフルで濃厚な香味を堪能できました。
これはブラインドで飲んでもまず当たると思います。


 
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2015.08.14【日記】

ロングロウ 1973-1985 オフィシャル サマローリ向け

ラベルはボロボロですが中身は突き抜けた素晴らしさでした。

ロングロウ LONGROW 1973-1985 OB for SAMAROLI ロングロウ LONGROW 1973-1985 OB for SAMAROLI

ロングロウ LONGROW 1973-1985 OB for SAMAROLI 53%
 


香りは生ハムメロン、グレープフルーツ、濡れたレザー、チーズ、バニラ、塩素、蜂蜜、魚介ダシ、旨そうな麦、土、スモーク、タール、複雑でリッチ、飲むと淡い粘性、芳醇にスパイシーに広がる、皮つきのグレープフルーツ、うっすらグァバや桃、バニラ、上質なラム肉、強い麦の旨味、チーズの旨味、強くスモークとタール、旨味の濃い長い余韻。

【Excellent】


サマローリが1985年にボトリングしたオフィシャルのロングロウ1973,ハイプルーフです。

香りは生ハムメロンや柑橘系のフルーツに,濡れたレザーやチーズ,ダシ,土,塩素っぽさやタールを伴う強いピート感など,当時のロングロウに期待する成分が次々と湧いてきました。

飲んでもパワフルで芳醇であり,瓶内変化のためかうっすらとグァバや桃っぽさも感じました。麦の旨味だけでなくチーズやラム肉っぽさも感じるような旨味があったのも印象的でした。

もちろんピートも強く,アードベッグほどではないですが全体にややクールな印象もあり,同時に飲んだドロナックの暖かいニュアンスと好対照でした。

ピートと旨味の塊のようなモルトで,素晴らしく美味しかったです。

サマローリ氏はロングロウが特にお気に入りだったということですが,これを飲むとそれも納得です。

 

このボトルは,有楽町キャンベルタウンロッホさんの16周年で開栓されたものをいただきました。
今年は10周年記念以来のサマローリ一斉開栓でしたが,やはり例年同様にすぐ無くなりました。

 
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2015.08.01【日記】

ニューリリース:ロングロウ 2005-2015 9年 オフィシャル? #783

3種では一番若々しいフレッシュなタイプでした。

ロングロウ LONGROW 2005-2015 9yo CADENHEAD #783 (1) ロングロウ LONGROW 2005-2015 9yo CADENHEAD #783 (2)

ロングロウ LONGROW 2005-2015 9yo OB? #783 55.1%
Refill Bourbon Hogshead



香りはフレッシュオレンジ、シトラス、青リンゴ、バニラ、強く生ハム、しっかりピート、潮風、ミネラル、魚介ダシ、飲むとじわじわとスパイシーな刺激、やや粉っぽい凝縮感のあるテクスチャー、噛みごたえあり、グレープフルーツわた、その酸味と渋味、若々しい麦感、しっかりと塩気、引き締めるオーク、ピートを伴うやや長めの余韻。

【Good/Very Good】


今年のキャンベルタウンフェスティバルのオープンデーに発売され,ケイデンショップで購入できたロングロウ2005,9年熟成です。
数十種類あったそうですが,今回飲めたのは先のスプリングバンクローカルバーレイ2種とこのロングロウでした。

カーボンカスク熟成らしいフレッシュな柑橘や青リンゴ,そしてバニラの香りと,ロングロウらしい強いピートや生ハム,魚介ダシといった香りが同時に強く主張してきました。

飲んでみるとやや粉っぽい凝縮感を感じるテクスチャーで噛み応えがあり,グレープフルーツのわたを感じる酸味と渋味,まだ若さも感じる麦感とその旨味,そしてらしいブリニーさが感じられました。

バンク2種と違ってリフィルだからか,熟成は少し長いのにこのロングロウの方が若さは感じました。
とはいっても未熟感が引っかかるような仕上がりではなく,凝縮感もあってらしさも感じる美味しいロングロウでした。
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2015.04.09【日記】

ロングロウ 1992-2009 BBR #79

自分がラフロイグに近いフルーツ感を感じるロングロウの典型的なものでした。

 

ロングロウ LONGROW 1992-2009 BBR #79 46%


香りはグレープフルーツ、レモンドロップス、瓜、チーズ、淡く湿った土、スモーク優位のピート、飲むと柔らかな口当たり、凝縮した柑橘感、チーズ、淡く粉っぽい噛みごたえのあるテクスチャー、麦の旨味がしっかり、心地良い甘味と酸味、きれいな余韻。

【Good/Very Good】


BBRから2009年にリリースされたロングロウ1992,シングルカスクの加水タイプです。

強いピートに加えてグレープフルーツなどの凝縮した柑橘感があり,粉っぽく噛み応えのあるテクスチャーを感じる90年代ロングロウで,先日のオフィシャル1994もそうでしたが,自分がボトラーから出てくる90年代ラフロイグのフルーティなものとの共通点を強く感じるタイプでした。
鑑別点はヨードの有無でしょうか。

加水ボトリングで甘味と酸味もバランス良く感じる綺麗で心地良い味わいで,麦の旨みがしっかり感じられたのも好印象でした。

 
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2015.02.16【日記】

ロングロウ 1987 10年 シグナトリー #149-151

やはりこのヴィンテージのロングロウは特徴的です。

 

ロングロウ LONGROW 1987-1997 10yo SIGNATORY VINTAGE #149-151 43%
one of 990 bottles



香りは強い、フレッシュレモン、チーズ、蒸れたレザーや獣っぽさ、動物系のダシ、湿った麦芽、植物感、タールやスモーク感の強いピートがしっかり、飲むとじわじわと刺激、レモン、シロップの甘味は上品、香り同様のピートとダシっぽさ、やや噛み応えのある凝縮されたテクスチャー,麦の旨みあり。

【Good/Very Good】


シグナトリーの加水トール瓶のロングロウ1987,10年熟成。
サマローリからたくさん出ているヴィンテージです。

香りはレモンなどのフレッシュな柑橘とチーズ,タールを伴うピートもしっかり感じられ,そして蒸れた獣っぽいロングロウらしいニュアンスも十分でした。
飲んでみると香り同様のフルーツとピート,ダシっぽさや麦の旨みがあり,噛み応えを感じるような凝縮感も好印象でした。

サマローリがたくさん詰めて気に入らないものは放出したという話も聞きますが,そのうちの1樽ではないかと思うほど,ニュアンスのよく似たボトルでした。
以前も書いた気がしますが,プレーンな樽に詰めたこの頃のロングロウは,熟成期間とはそれほど関係なく似たような仕上がりになる印象です。


 
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