ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.04.01【日記】

ロングモーン 1996-2013 17年 シグナトリー #72316 43%

なかなか良い近年シェリーカスクのスペイサイドモルトでした。

 

ロングモーン LONGMORN 1996-2013 17yo SIGNATORY VINTAGE #72316 43%
one of 861 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りは近年系の良いシェリー感、プルーンとチョコレート、ミント、クローブ、奥から少し焦げたモルティ。
飲むと滑らかで華やかに広がる。ベリージャムの甘味と度数の割にはしっかりめのタンニン、クローブなどのスパイスやハーブ、余韻はほどよいタンニンが残る。

【Good/Very Good】


シグナトリーから2013年にボトリングされたロングモーン1996、17年熟成です。

いわゆる近年のシーズニングシェリーカスクらしい香味で、濃縮フルーツやチョコレート、クローブなどのスパイスやハーブといった要素がそれぞれくっきりと感じられるタイプでした。

ファーストフィルでそれなりにタンニンがしっかり溶け込んでいましたが、加水でボトリングされているためかそこまで引っ掛かりはなく美味しくいただけました。

飲み心地も結構良かったですが、加水でのボトリング後5年が経過しており少しこなれて一体感もでていたのかもしれません。

 
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2018.07.07【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1992-2017 25年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #48498 52.2%

何の樽かわかりづらい不思議さがありますが、非常に美味です。

 

ロングモーン LONGMORN 1992-2017 25yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #48498 52.2%
one of 200 bottles, Hogshead



香りは芳醇でやや厚みあり、プラムやイチゴのジャム、少しハーブと鞣し革、こなれてきたモルティ。
飲むと意外に柔らかさもあり芳醇。パイナップルやイチゴジャムのフルーティ、穏やかなコクのある甘味、綺麗なウッディネス、全体にエレガントで品のある味わい。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープから今年5月に頒布になった、シグナトリーのロングモーン1992、25年熟成です。
シグナトリーからのロングモーンは前回の1990に続いて2本めですが、色の薄かった前回ボトルと比べると、今回のものはかなり赤みがかった濃い色です。

イチゴジャムっぽさも含んだ濃縮フルーツ感があり、少し鞣し革っぽさも感じる深みのある香りで、飲むとさらにパイナップルっぽさも感じられ、コクのある強い甘味に綺麗なウッディネスが深みを与えていました。

濃厚で甘やく、強い味ですがバランスも良く、全体的にどこかエレガントで品がある香味だったのも好印象でした。

ほとんどストレスなく飲み進められ、VGに近いG/VGという評価です。


さて今回のボトル、樽については不明ということになっており、問い合わせてもわからないようです。
色は濃く一般的なオロロソシェリーと比べると赤みがかっていますし、味わいもシェリーと言われて納得できないものではないのですが、典型的なものとは異なります。
第一印象はシェリーかなと思っていたのですが、飲めば飲むほどワインカスクフィニッシュとかそういう系統の樽の可能性もあるのかなと思うようになりました。
シグナトリーはワインカスクフィニッシュを盛んにやっていたこともありましたし、そういう変則的なものなのかもしれませんね。
とはいえ味付け感が強いわけではなく仕上がっていますし、短期間で強引にフィニッシュしたというよりは長期間熟成されたものではないかと思います。

変則的ではありますが、完成度の高いモルトです。


 
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2018.06.16【日記】

ロングモーン 1996-2013 17年 "The Ultimate" オランダ向け #105092 60.1%

濃厚シェリーの良いスペイサイドモルトでした。

 

ロングモーン LONGMORN 1996-2013 17yo The Ultimate for Netherland #105092 60.1%
one of 582 bottles, Sherry Butt



香りは強い近年のシェリー、プラムやブドウのジャム、アメリカンコーヒー、焦がしたモルティ、シナモンなどのスパイス、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ジャム系のコクのある甘味と味わいを引き締めるほどよい渋味、余韻は長め。

【Good/Very Good】


オランダ向けに2013年にボトリングされた、ロングモーン1996、17年熟成です。
"The Ultimate"の表記ですが、樽の供給元はシグナトリーのようです。

近年系ですがしっかりと主張してくる強いシェリーカスクの影響を感じました。

濃縮フルーツとその甘味や、渋味のきつ過ぎないコーヒーを連想させるような渋味があり、スパイスのニュアンスもありました。

言及するほどの複雑さはありませんが、なかなかの深みを感じるモルトで美味しくいただきました。
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2018.06.04【日記】

ロングモーン 40年 GM 蒸留所ラベル 46% 2000年代流通

過熟感のない素晴らしい長熟ロングモーンです。

 

ロングモーン LONGMORN 40yo GM Distillery Labels 46%
2000年代流通



香りは華やか、オレンジピールと淡い桃、さっぱりしたミント、藁と乾いた優しいモルティ。
飲むと強く陶酔感のあるフルーツ、パイナップルや桃やパッションフルーツの爽やかな果汁とミント、品のある甘味と酸味があり渋さはない。心地良い余韻。

【Very Good】


2000年代に流通した、GMのロングモーン40年、46%の蒸留所ラベルです。

熟成の非常に長いGMロングモーンというと、突き抜けてフルーティであるのと同時に過熟で苦みが強いシェリーカスクが多い印象がありますが、このボトルはシェリーカスク主体ではないヴァッティングの様で、樽感からくる引っ掛かりがほとんどありません。

熟成の長いモルト、特にロングモーン感じる陶酔感のある多彩なフルーツには爽やかさが残っており、ミントっぽさも強めに感じました。

渋味が無いこともあって上品な甘味と酸味が印象的で、非常に心地良い陶酔感を味わえました。

60年代蒸留のすっぴんのフルーツ感はこんな感じなのかなと思える素敵な1杯でした。

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2018.04.08【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1990 26年 KINKO向け 53.1%

強いバーボンカスクの樽感でした。

 

ロングモーン LONGMORN 1990 26yo KINKO 53.1%
one of 192 bottles, Barrel



香りはかなり強くバーボンのようなウッディネス、バニラ、オレンジ、少し溶剤、少しケミカルなフローラル。
飲むと意外に刺激は控えめ、香り同様のバニラやオレンジ、パイナップル、優しい甘味と心地良いタンニン、モルティさは樽の陰から主張、意外とスッキリした余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


薩摩を代表する酒屋さんであるキンコーさんのオリジナルボトリング、ロングモーン1990、26年熟成です。

バレル表記ですのでバーボンバレルだと思いますが、想像以上にバーボン感が強く感じられ驚きました。

特に香りは第一印象で強いバニラやオレンジ、溶剤っぽさが感じられ、バーボンそのものと思うような独特さでした。

飲んでみても香り同様に強い樽感でしたが、超長熟グレーンに感じるようなトロピカルフルーツのニュアンスもあり、スペックのわりにはすっきりとした余韻だったのも印象的でした。

バーボンバレルっぽいというよりもヴァージンオークっぽいとも思える香味ですね。

シングルカスクとしてボトリングされるだけでも相当優れた樽だということは、サンプルをたくさんテイスティングして重々認識しているところですが、そうはいってもバーボンバレルの良い樽というと想像通りのことが多いのが現状です。

しかし、このボトルはいろんな意味で想像と違っていてとても楽しめました。

シングルカスクの面白さを再確認できる1本だと思います。


 
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2018.01.30【日記】

ロングモーン 1984-2013 28年 モンゴメリーズ #3213 46%

非常に興味深い仕上がりでした。

 

ロングモーン LONGMORN 1984-2013 28yo Montgomerie's #3213 46%
SHERRY WOOD



香りは華やかで心地良い、青リンゴキャンティ、キウイ、じわじわと桃など多彩なフルーツ、乾いた穏やかなモルティ。
飲んでも穏やかで多彩なフルーティ、青リンゴキャンディの甘味と良い酸味、優しく染み込むモルティとその旨味、心地良い余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


2013年にボトリングされた、モンゴメリーズのロングモーン1984、28年熟成の46%加水ボトルです。
モンゴメリーズは最近ボトルをほとんど見ませんが、たぶん現在日本に正規の代理店が無いんだと思います。

今回のロングモーンは1984というちょっと珍しい気がするヴィンテージですが、非常にスペイサイドらしい華やかなフルーティさがありました。

ロングモーンだとわかって飲んだとしても、トロピカルフルーツがあまり感じられないものの十分にフルーティさがある70年代半ばから後半くらいのヴィンテージを予想すると思います。

ロングモーンは原酒の味が変わったと言われがちですが、加水と長期熟成、そして少しの瓶内変化があれば80年代以降でもこういう70年代っぽい仕上がりになるんだなと感じました。

これまでリリースされたものの変化や、今後のリリースにも注目していこうと思います。

 
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2018.01.08【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1990-2016 26年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #8577 55.7%

コスパの良い中熟スペイサイドモルトで安定の美味しさでした。

 

ロングモーン LONGMORN 1990-2016 26yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #8577 55.7%
one of 194 bottles, Hogshead



香りは華やか、オレンジピールと淡い桃、ココナッツ、バニラクリーム、主張を残したモルティ。
飲むとじわじわとスパイシーな刺激。バニラ、カスタードクリーム、淡いが桃のコンポート、洋菓子の甘味、引き締め感のあるオークのタンニン、ほどよいモルトの旨味もある。

【Good/Very Good】


シグナトリーがウイスキーフープに向けてボトリングしたロングモーン1990、26年熟成。
ボトリングは過去の同ラベルのフープ向けと同じく昨年ですが、今年の10月に会員に頒布されました。

バーボンホグスヘッドと思われますが、26年と長めの熟成期間で嫌味にならない程度のほどよい樽感が乗っており、スペイサイドモルトらしい華やかなフルーティさもありました。

スパイシーさやモルティさもほどよく残っており、樽の渋味も伴ってボディも感じられます。

嫌味が無く優しい洋菓子のような美味しさがあるロングモーンで、個性的なタイプではありませんが安心して飲めるスペイサイドモルトでした。

26年熟成でも頒布価格12500円と、オフィシャルと比べればもちろん、ボトラーズとしても近年ではコスパの良いリリースだと思います。
そういう意味でもさすがのシグナトリーですね。

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2017.09.14【日記】

ロングモーン 1975-2010 35年 ウイスキーエージェンシー 52.5%

熟成感たっぷりで美味でした。

 

ロングモーン LONGMORN 1975-2010 35yo THE WHISKY AGENCY 52.5%
one of 107 bottles, EX-BOURBON HOGSHEAD



香りは華やかでフルーティ、ややエステリー、果汁感のある桃やパイナップル、パパイヤ、オレンジ、白ワイン。
飲むと優しい口当たりからふんわりと広がる、香り同様に華やかで多彩なフルーティ、果汁感のある甘味と酸味、深みはそれほどないが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエージェンシーが2010年にボトリングした、ロングモーン1975、35年熟成です。
おそらく代表のカーステン氏の嗜好で、ともすると露骨すぎると思えるくらいエステリーでフルーティさが際立った長熟リリースが多かったエージェンシーですが、ロングモーンに関しては他ボトラーと比べるとナチュラルな熟成感のものが多いイメージでした。

このロングモーンに関しては、ボトリング当時にも飲んでいるはずなのですが記録が無く、味の記憶も無いのが悔やまれますが、今回飲んだ印象だと結構熟成感が出ていてフルーティさが前面に出ていました。

桃やパイナップルなどのトロピカルフルーツも感じられる多彩なフルーツがあり、果汁感のある甘味と酸味も心地よかったです。
そのぶんなのか度数ほどのボディこそ感じませんでしたが、女性的な美しさも感じる美味しいロングモーンでした。
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2017.06.06【日記】

ロングモーン 1970-2006 36年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド #28 56.1%

やはりこの系統も追い求めてしまいます。

 

ロングモーン LONGMORN 1970-2006 36yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland #28 56.1%
one of 255 bottles, Sherry Cask



香りは心地良いシェリーと濃厚フルーツ、プラム、パイナップル、グァバ、高級チョコレート、コニャックのランシオ。
飲むと芳醇に広がる、陶酔感のあるオールドシェリー、プラム、果汁感を残したベリージャム、ジューシーで濃い甘味と高級なウッディネスの絶妙なタンニンの渋味、長く幸せな余韻。

【Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)のシングルモルツオブスコットランドシリーズとして2006年にボトリングされた、ロングモーン1970、36年熟成です。

高貴な雰囲気もある昔のシェリー感と、この時期のトロピカルフルーツも含んだジューシーで濃縮感もあるフルーツ感が見事に融合したボトルで、香りには長熟コニャックのような陶酔感がありました。

香りの印象通りのフルーティな甘味が魅力的ですが、それを過熟さを感じない高貴なウッディネスの絶妙な渋味が引き立てていました。

フルーティに振れたモルトとしては私が大好きな系統で、幸せ感に浸らせていただきました。

80年代ボトリングのものも過熟感が無く素晴らしいのですが、少しオールド感が強いものが増えてきました。
今陶酔感を覚えやすいものは、このくらいの長熟でもボディが保たれていて、かつ樽がキツくでていないボトルのような気もします。


 
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2017.04.18【日記】

ロングモーン 1972 30年 キングスバリー ケルティックラベル #1100 50.2%

やはり素晴らしい陶酔感で旨いですね。

 

ロングモーン LONGMORN 1972 30yo KINGSBURY CELTIC LABELS #1100 50.2%
one of 312 bottles, Sherry Cask



香りはトロピカルフルーツも含む強烈なフルーツ感、プルーン、ドライフルーツ、苦そうな皮付きのブドウ果汁、カラメルやコーヒー、奥からオールドピート、リッチ。
飲むと芳醇に広がる、香り同様に濃縮したフルーツ、皮ごとの濃縮ブドウ果汁、濃厚な甘味と渋味、淡く腐葉土っぽいアーシーさとピート、なめし皮、長く陶酔感のある余韻。

【Very Good/Excellent】


キングスバリーのケルティックラベルからロングモーン1972、30年熟成です。

やや渋味が立っている部分はありましたが、果汁感もある強烈なフルーツ感が香りにも味わいにも滴るほど濃厚に感じられました。
アーシーな要素やなめし皮っぽさ、そして淡いピートのニュアンスも味を大いに深めていて、陶酔感もありました。

ロングモーンらしい原酒由来の要素と、良質なオールドシェリーの要素がともに強く主張してくるモルトで、経年変化でより一体感を帯びているものと思われました。

1972のシェリーというと、古くはインタートレード、比較的近年ではスリーリバーズさんのライフシリーズなんかが本当に突き抜けた存在ですが、やや樽がきつめではありますが今回のケルティックラベルにも同系統の魅力を感じました。
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2016.12.20【日記】

ニューリリース:ロングモーン 2000-2016 15年 ハンターレイン オールドモルトカスク ジャパンインポートシステム向け #12412 55.9%

このスペックで完成度の高いスペイサイドモルトでした。

 

ロングモーン LONGMORN 2000-2016 15yo HUNTER LAING Old Malt Cask for JIS #12412 55.9%
one of 230 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはフルーティ、パイナップル、アプリコットジャム、オレンジ、バニラ、バタークリーム、シナモン、良いオーク、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャム、パイナップル、バニラクリーム、オーキーでコク深い濃厚な甘味、ナッツ、余韻は長い。

【Good/Very Good】


ハンターレインが日本のJISさん向けに最近ボトリングした、OMCのロングモーン2000、15年熟成です。
OMCですが特別仕様のカスクストレングスでボトリングされています。

最近だと1985あたりのロングモーンの良い樽に感じた、まったりと熟した濃厚なフルーツ感とクリーミーさの共演が、香りからも味わいからもはっきりと感じられました。
生木っぽさのないオークのニュアンスもあり、全体として非常にリッチで完成度が高いです。

2000年代蒸留のスペイサイドモルトもここまで来たのかと思わせる、らしいフルーティさがある仕上がったモルトでした。
といっても2000年蒸留もすでに15年熟成なんですよね。
時が流れるのは早いものです。。。
このあたりのヴィンテージでは、本当に良い樽が出回るようになってきたと現地の人も言っていましたから、これからこういうスペックで仕上がったものがたくさん出回るようになるのかもしれません。

ちなみにこのボトル、私よりもさらに高評価している人が周囲にたくさんいました。このボトルにあるようなリッチなオーク感というか、良樽ならではのニュアンスがちょびっとだけひっかかる今日この頃なので私はG/VGにしてしまいましたが、VGとしても良いくらいの仕上がりとポテンシャルなんだと思います。


 
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2016.11.28【日記】

ロングモーン 1968 38年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 東京コンコース・デレガンス 52.5%

まさにソサエティの68シェリーのロングモーンという感じです。

 

ロングモーン LONGMORN 1968 38yo SMWS for Tokyo Concours d'Elegance 52.5%


香りは陶酔感もある濃厚シェリー、ブドウ果汁、プルーン、ドライフルーツ、ブーケガルニのようなハーブ感、しっかりめのウッディネス、甘やかで複雑。
飲むと滑らかな口当たり、香り同様に陶酔感のあるシェリー、みずみずしいブドウ感やドライフルーツ、濃いコクのある果汁の甘味とキツくない渋味、リッチなウッディネスとハーブ、余韻は長い。

【Very Good】


東京コンコース・デレガンスというクラシックカーのコンクールの記念ボトルのようです。
樽の供給元はSMWSです。

ブドウ果汁やドライフルーツ、そして強いハーブやウッディネスなど、60年代の濃厚シェリーらしい要素がしっかりと感じられますが、ウッディネスと同時に感じがちな強めの渋味はほどよいところに収まっていたのが印象的でした。
濃厚でコクのある甘味とその渋味のバランスが秀逸で、突き抜けたシェリーのロングモーンでした。

60年代ロングモーンらしいトロピカル感はシェリーにかき消されているようではありますが、その代わり突き抜けた濃厚シェリーが堪能できました。
このパターンはソサエティの68ロングモーンにはしばしばあり、私が好きで何本も飲んだマガジンライブ向けの68とも似たニュアンスでした。
その中でも渋みが抑えられているという点で特に良かったと思います。


 
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2016.11.20【日記】

自宅テイスティング:ロングモーン 1975-1990 14年 インタートレード 40%

枯れたかと思ったら、時間と共に本格化してきました。

 

ロングモーン LONGMORN 1975-1990 14yo INTERTRADE 40%
one of 360 bottles, Sherry Casks


※開栓後半年経過した時点でのテイスティング

・香り:
心地良いオールド感、優しいオールドシェリー、ライチやマンゴスチン、みずみずしさもあるブドウ感、カラメル、チョコレート、奥からハーブ系の草っぽさとレザー、淡く土っぽいピート。

・味わい:
優しい口当たりから広がる、果汁感のあるブドウ、熟したプラム、ライチやパイナップル系のトロピカル感、濃縮した果汁のフルーティで濃い目の甘味、優しい渋味、ハーブなどの植物感とうっすらエグ味、わずかに土っぽさとレザー、淡いオールドピート。

・余韻:
少し植物のエグ味が引っかかるが、かなりフルーティで度数のわりに長い余韻。

・加水:
少量だと果汁感が増すところもあるが厚みがなくなり、さらに加水すると一気に薄まりスカスカになる。

・総評:
1975ヴィンテージだが、1970年代前半以前を思わせるトロピカル感を含んだナチュラルな果汁系フルーティが魅力的。
開栓したては干しシイタケのようなオールド感が引っかかったが、数週間で抜けはじめ、2か月くらいで気にならない程度になった。
同時に果汁感も強まり美味しく熟した。

【Good/Very Good】


インタートレードのロングモーン1975
いわゆるハイランダーラベルで、1969や1972あたりは規格外に突き抜けてた伝説系ボトルですが、この75加水は外で飲むのも含めて初めてでした。
シェリーカスク40%加水、ボトリング後約26年とスペック的にギリギリかなと思っていたので、思い切ってロングモーンの持ち寄り会の時に開けてしまいました。

実際オールド感や劣化要素は結構あったので、開栓直後はそれなりに楽しかったものの個人的には少し残念でした。
でも上記の如く時間とともにオフフレーバーが抜け、期待するトロピカル感も含んだ果汁系のフルーツ感も強まり、終盤はかなり美味しくいただきました。

こういうボトルはすでにドリンカー向けというよりはコレクター向けとも言えそうなスペックで、正直手放して代わりに飲み頃のものに変えてしまうという誘惑に負けそうになります。
しかし、やはりそこはストイックドリンカーの名に恥じないよう、開栓してじっくり堪能させていただきました。


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2016.08.14【日記】

プチSBT from ガースーさん サンプルA


モルト仲間のガースーさんから,プチSBTのサンプルが届きました。

A~Cの3種類。さっそく挑戦させていただきました。

まずはAです。


※どういうわけかこの日撮った写真だけ回転がブログに反映されません。
 横向きで失礼します。。。


A

香りは陶酔感があり強烈にフルーティ、心地良いオールド感、ライチなどのトロピカルフルーツ、樽熟白ワインとナッツ、栗、桃や洋梨、心地良いオーク、うっすらピート。
飲むと優しい口当たり、かなりフルーティで芳醇、ライチや白ブドウ、陶酔感のある果汁感と甘味、淡い酸味、引き締めるオークの淡い渋味とナッツ感、ボディは少し抜けた印象もあるが濃い味で余韻は長い。

【Very Good】


まず第一印象は長熟スペイサイド。
自然に落ちたというより加水の印象。
ボトリング後20年くらいは経った加水オールドモルト。
独特のトロピカル感がありケミカル感はないことから、蒸留所はほぼロングモーン1択。
蒸留年は60年台後半か70前半の特にフルーティなものかで考えたが、この陶酔感は前者と予想。
ボトリングは90年台。
25~30年くらいの熟成。
フィノシェリーカスクのような印象もあるがヴァッティング加水の可能性が高いか。
そう考えるとオフィシャルかGMだろうか。
開栓後時間が経っているようで、こなれて少しボディが弱まった印象もあるが、その分フルーツは全開になっている様子であった。


予想蒸留所:①ロングモーン、②なし、③ベンリアック
蒸留年:1960年代後半
熟成年数:25~30年
度数:43~46%
カスクタイプ:ヴァッティング


以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、











ロングモーン LONGMORN 1969-1994 25yo "Centenary" 45%


ロングモーンのセンテナリーボトリング(100周年記念)でした。

こんな貴重なものとは気づきませんでしたが、ほぼ予想通りの加水ロングモーンでした。

やはりこの時代のロングモーンには他にない陶酔感があって魅力的ですね。

このボトルは以前にイベントで飲んだことがあったのですが、こんなに美味しい印象はありませんでした。

大切に飲んで最後に残った分を送ってくださったようで、本当にありがとうございます。


 
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2016.05.17【日記】

ロングモーン 1984-1996 12年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 58.1%

今回のグリーンケイデンフェアでは異色の存在でした。

 

ロングモーン LONGMORN 1984-1996 12yo CADENHEAD Authentic Collection 58.1%


香りは濃いシェリー、重厚で複雑、プルーン、ビターチョコレート、コーヒー、カラメルソース、少し味醂やバルサミコ、焦げ感もある強い麦感。
飲むと芳醇に広がる、パワフル、ベリージャムやプルーンなどを感じる濃厚な甘味、味醂、少したまり醤油、麦の旨味あり、後半から余韻にかけてパイナップルなどのトロピカル感がうっすら、深みとコクあり、ハーブリキュールも感じるほどよい渋味、リッチでミーティ、長い余韻。

【Good/Very Good,Interesting】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションからロングモーン1984、14年熟成です。
プレーンなタイプが多い印象のグリーンケイデンですが、今回のボトルはかなり色の黒いシェリーカスク熟成です。

香りはのっけから濃いシェリーカスクの影響が出ており、上記のような濃縮したフルーツ感やチョコレートやコーヒー、そして十分に残った麦感も好印象でした。
重厚で複雑、そして温かい香りでした。

飲んでも香りから予想した系統の濃厚シェリー味でした。醤油っぽさやサルファリー要素のニュアンスもうっすらと感じられますが、これは結構サルファリーだったものが恐らくボトリング後20年程度かけて抜けてきたんだと思います。現在はまったく嫌味と感じずに厚みを出しているように感じました。
また、奥のほうから往年のロングモーンを感じされるようなフルーツ感も見え隠れしたのも興味深かったです。
濃厚なジャム系の甘味と渋みのバランスも良く、熟成が長くないゆえ残った麦の旨味もあり、フルボディで飲み応えのある味わいでした。

今回のボトル、決して高貴だったり陶酔感を覚えるようなシェリー感ではないのですが、上記のように重厚で複雑な独特のニュアンスが強く感じられ、肉感的で個性的なファッションの女性を連想させるような面白いロングモーンでした。

この辺の80年代シェリーはほぼサルファリーと思っていた時期もあったのですが、最近はそこまでえげつないものには出会わなくなりました。
樽選びの変化ということもあるのでしょうが、今回のもののように瓶内変化で抜けてきたと思われるものも結構あるのではないかと思います。


 
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2016.05.04【日記】

ロングモーン 1976-2013 36年 モルツオブスコットランド #13029

この辺のスペックの1976らしい香味でした。

 

ロングモーン LONGMORN 1976-2013 36yo MALTS OF SCOTLAND #13029 53.7%
one of 143 bottles, Bourbon Hogshead



香りは煮詰まった紅茶、チョコレートがけのドライオレンジ、プラム、パイナップル、少し薬っぽいケミカル、シナモン、オーク、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、パイナップル、アプリコットジャム、煮詰まった紅茶、強いコクのある甘味、オーク、リッチ、少しオイリーで長い余韻。

【Good/Very Good】

ドイツのモルツオブスコットランドからロングモーン1976、36年の長熟です。

香りは、わりと樽がよく効いたタイプでありつつもスペイサイドの長熟モルトらしい多彩なフルーツ感、そして少し薬っぽいケミカルなニュアンスがありました。

飲んでも香りから期待した通りの華やかで多彩な濃厚フルーツが感じられ、少し煮詰って苦みの出た紅茶や樽っぽさが味を深めていました。

エージェンシーやこのMoSなど、ドイツのボトラーからはロングモーンの1976が一時期結構たくさん出てきました。
70年代初めくらいまでのものにあったロングモーン特有のトロピカル感を含んだフルーツ感とは異なりますが、熟成感があって非常に強いフルーツを感じ、樽感は強くちょっとケミカルな感じもあるというイメージでした。
このボトルもその例にもれずフルーティで樽の効いたタイプでした。

個人的にはやや樽感が強く飲み疲れするタイプではあるのですが、熟成感があって満足感のあるボトルでした。


 
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2016.04.21【日記】

ロングモーン 1971-1999 スコッツセレクション 58.6%

素晴らしいシェリーカスクのロングモーン。ジューシーでうっとりします。

ロングモーン LONGMORN 1971-1999 SCOTT'S Selection 58.6% 

ロングモーン LONGMORN 1971-1999 SCOTT'S Selection 58.6%


香りは非常に陶酔感のある高貴なシェリー、滴るような皮ごと絞ったブドウ果汁、ベリージャム、ミックスドライフルーツ、プルーン、黒糖、コーラのようなカラメル、淡くバルサミコ、ブーケガルニ、レザー、腐葉土、奥に淡く焦がし麦とピート、リッチで複雑。
飲むと滑らかな口当たりから力強く広がる、素晴らしい高貴なシェリー感、濃縮したトロピカルフルーツ、皮付きブドウ果汁の濃い甘味としっかりタンニンの渋味、腐葉土、レザー、ハーブ、温かくリッチ、強烈にフルーティで引き締める渋味を伴った陶酔感のある長い長い余韻。

【Evcellent】


スコッツが1999年にボトリングしたロングモーン1971、およそ28年の熟成です。

美味しくて有名なボトルですが、今回もやっぱり素晴らしく美味しかったです。

香りからはとにかくジューシーで皮ごと絞ったブドウ果汁のようなニュアンスが感じられ、ベリージャムやドライフルーツなど別ジャンルのフルーティさも兼ね備えています。
ハーブ、レザー、アーシーな腐葉土、ピートといった要素もあり、非常に多彩で複雑で陶酔感のある香りです。
いつまでも嗅いでいたいような、すぐにでも口に含んで噛みしめたいような、不思議な気持ちになります。

味わいはボトリング後の丸みを帯び始めながらも未だパワフルで、香り同様に素晴らしいシェリー感とみずみずしいブドウ果汁が溢れてきます。脇を固める要素も香り同様に多彩で厚みもあり、ジューシーな甘味と引き締める渋味が長く続く余韻も素晴らしかったです。

私の愛するインタートレードの1972に近い香味を持った70年代前半シェリーの突き抜けたロングモーンで、気持ちがモルトを飲める幸せで一杯になりました。



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2016.03.26【日記】

ロングモーン 15年 オフィシャル 80年代流通

さすがトップドレッシング。フルーティで素敵なスペイサイドモルトです。

 

ロングモーン LONGMORN 15yo OB 43%
80年代流通



香りは心地良いオールド感、非常にフルーティ、熟し過ぎたオレンジや桃、樽の効いた白ワイン、乾いて枯れた風合いもある麦感、クリーミー。
飲むと優しくふわりと広がる、オレンジや桃、淡くマスカット、舌に染み込むようなテクスチャー、フルーツのきれいな甘味、優しい麦感と旨味、後半にピート、フルーティで心地良い余韻。

【Very Good】


80年代流通のロングモーンのスタンダード、15年トール瓶です。

心地良いオールド感があり、上記の如く非常に多彩で陶酔感もあるフルーツがあります。もともとフルーティなところに瓶内変化でより多彩になったという感じです。
さらにオールドらしい麦感とクリーミーさも感じて、少しフルーツケーキのような感覚もありました。

味わいもふんわりと優しくこなれており、やはり多彩なフルーツが魅力的ですが、良い麦感も残っており、オールドらしく舌に染み込んでくるようなテクスチャーも良かったです。
奥からは味を一段と深めるピートも出てきますし、オールドのスペイサイドモルトのお手本のような仕上がりでした。

同ボトルは何回も飲んでいますが、今回はコンディションもタイミングも良かったのか、特に美味しく感じました。


 
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2016.02.10【日記】

ロングモーン 1967-2008 GM 蒸留所ラベル ジャパンインポートシステム向け #3348

さすがGMの60年代ロングモーン,JISさんは良い樽詰めてもらいましたね。

ロングモーン LONGMORN 1967-2008 GM Distillery Labels for JIS #3348 LONGMORN 1967-2008 GM Distillery Labels for JIS #3348

ロングモーン LONGMORN 1967-2008 GM Distillery Labels for JIS #3348 50%
one of 156 bottles, Refill Sherry Hogshead



香りは高貴なシェリー、ミント、アプリコットやベリーのジャム、ブドウ果汁、ハーブ、少しオイル、しっかりウッディ、リッチ。
飲んでも高貴なシェリー、ミント、滴るようなブドウ果汁の甘味と酸味、ウッディネスと心地よい渋味、長めの余韻。

【Very Good】

2008年にGMがジャパンインポートシステムさんに向けてボトリングしたロングモーン1967,およそ41年の熟成です。

期待通りのブドウ感たっぷりの高貴なシェリー感が香りからも味わいからも溢れてくるように感じられました。
この系統のシェリーカスクに期待するような多彩さももちろんあるのですが,ややミントが強めに感じられ,ウッディネスは長熟らしく強めではあるのですが,GMの長熟ロングモーンに散見される苦み走ったタイプではなく,加水が功を奏したようにも思われます。

このあたりのロングモーンは,たまに飲むとやっぱり特別なモルトだなぁと感じますね。


 
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2016.01.10【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1992-2015 23年 ハイランダーイン #49514

しっかりと樽熟成を感じるロングモーンでした。

ロングモーン LONGMORN 1992-2015 23yo highlander inn #49514 LONGMORN 1992-2015 23yo highlander inn #49514

ロングモーン LONGMORN 1992-2015 23yo highlander inn #49514 51.7%
one of 228 bottles



香りはビターチョコレートがけのオレンジ、加熱したベリー、パイナップル、うっすらと桃、紅茶のだし殻、バタースコッチ、キャラメリゼしたナッツ、少し溶剤っぽさ鉛筆の削りカスも感じるしっかりめのウッディネス、リッチ。
飲むとまったりとした粘性があり濃厚な味わい、アプリコットジャム、キツくないビターチョコレート、コクのある濃い甘味、香り同様にウッディネスは強めだが渋味は強くなく引き締める程度、リッチでオイリーな長い余韻。

【Good/Very Good】


ハイランダーイン向けに最近ボトリングされたロングモーン1992,23年熟成です。
記載はありませんがシェリーホグスということです。

上記の通り香り・味わいともにコンテンツが多彩かつ濃厚です。
チョコレートと濃縮したフルーツを中心とした多彩な香味が感じられ,主に樽の効いた熟成感がありウッディネスは強めに感じられますが,そのわりに渋味がキツくなかったのは好印象でした。

個人的には樽感がもう少し抑えられている方が飲み心地が良くて好みなのですが,ロングモーン好きはもちろん,かなり多くの人が好む香味だと思います。
こういう樽はなかなか出てこない印象があり,さすがハイランダーインさん,良いものを出してもらえてますね。


 
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