ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.12.19【日記】

ニューリリース:ロッホローモンド(クロフテンギア) 2006-2016 10年 ハンターレイン オールドモルトカスク ジャパンインポートシステム向け #12353 55.8%

かなり個性的で、これもシングルモルトの楽しみでしょう。

 

ロッホローモンド(クロフテンギア) LOCH LOMOND(CROFTENGEA) 2006-2016 10yo HUNTER LAING Old Malt Cask for JIS #12353 55.8%
one of 308 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはバニラと白い花、野沢菜っぽい植物感、シロップ、スモーキーな強めのピートと少し機械油。
飲むと香り同様のフローラルと珍味系の植物感、バニラ、甘味にはクセがなくシロップのよう、塩気あり、後半オイルとピート。

【Okay/Good, Interesting】


ハンターレインが日本のJISさん向けに最近ボトリングした、OMCのロッホローモンド2006、10年熟成です。
ピーテッドタイプですので、いわゆるクロフテンギアと呼ばれるタイプでしょうか。
OMCですが特別仕様のカスクストレングスでボトリングされています。

同じ蒸留所のインチマリンなんかにもしばしば感じる、野沢菜っぽい珍味系のニュアンスが香りからも味わいからも感じられたのが印象的でした。
フローラル感や樽からくるバニラっぽさもあり、そこにピートやオイルのニュアンスが追いかけてくるといった感じでしょうか。

かなり個性派で、決して私の好きなタイプのモルトではないのですが、ローランドモルトとして、シングルモルトとして、こういう個性は楽しいですね。
そして、今回のものはそうでもありませんでしたが、ここ数年で飲んだこのクロフテンギアのサンプルで、いわゆるトロピカル感といわれるようなフルーツ感を帯びたものが散見されており、リリースが続けば流行るのではないかという気もします。


 
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2013.11.11【日記】

第5回SBTボトルE:インチマリン(ロッホローモンド)1966-1999 オフィシャル


先日、Whiskylinkで行った第5回SBT(ストイックブラインドテイスティング)
テイスティング時には知りませんでしたが、
ボトルEの出題者はくりりんさんでした。

 


インチマリン INCHMURRIN (ロッホローモンド LOCH LOMOND) 1966-1999 OB 40%


(完全なブラインドテイスティングで評価しています。)
 
・香り
オレンジ、ヒネの少しあるオールド感、野沢菜の漬物、ジャスミンティー、カルダモンなどスパイス、少しカラメル臭、シェリー感、柔らかな麦や蜂蜜、奥にオールドピート。
オールドブレンデッド?

・味わい
蜂蜜の甘味とマーマレード、植物感はしっかりあって野沢菜の漬物は味わいでも感じる、良い麦感、カラメル、やや機械油のオイル、オールドピートは飲むと強め。ボディは軽い、香りの印象からの予想よりエグ味は強くない、飲むと結構美味しい。余韻は植物感が強めでやはり漬物のニュアンスを含む。

・総評
しっかりとしたオールド感があり、60年代の原酒を短熟でボトリングし、その後瓶内での長い期間で変化を遂げたような印象。加水とヴァッティングで落ち着いたような印象を受けるサンプルでもあり、軽さもあり、第一印象はオールドブレンデッドだった。

野沢菜の漬物のような珍味系の香り・味わいがちょっと引っかかったが、飲むとなかなか美味しい。
この個性をモルト原酒由来とするか経年変化とするかで予想が大きく変わる気がするが、後者ととるなら第一予想はオールドブレンデッド。ただしグレーン感はあまり感じず、モルトであればボトリング後の変化の幅が大きそうな印象のある短熟で加水ヴァッティングのボトルだろうか。その場合選択肢がとても多いのだが、なんとなくグレングラント、タムデュー、オーバンなんかが思い浮かんだ。ライトボディでクセがあるところから、ロッホローモンドやタリバーディン、ローランドモルトも考えたのだが、ピートとオイルがあり除外した。
個性が残っているのに調整したような印象からは、ヴァッテッドモルトという可能性もあるか。その場合は経験が少なすぎて銘柄は出てこない。。。

こういうオールドボトルは、モルトかブレンデッドかの鑑別の段階でとても悩んでしまう。

【Good】

予想蒸留所:①ホワイトホース(オールドブレンデッド)、②オールドヴァッテッドモルト、③グレングラント
蒸留年:1960年
 熟成年数:10~15年
 度数:40~43%
点数:80
カスクタイプ:シェリーカスクを含むヴァッティング
妥当な価格:5000円



このボトルに対するSBTでの評価、正解発表はこちら
ボトルE評価    ボトルE正解発表


正解はインチマリン(ロッホローモンド)1966-1999、オフィシャルボトルでした。

正解ボトルを聞くとしっかりハウススタイルが出ているように感じられ、ピートを強めに感じたのが不思議でしたがそれ以外はスペック的にもかなり納得でした。
一応、評価コメントの中で候補としてはロッホローモンドを挙げていたのですが、ピートなどの成分がひっかかり、何より特徴的なクセのある味わいの由来を読み違えたため最終候補からは外してしまいました。
じっくり良いところも苦手なところも味わって分析したつもりでいましたが、独特で自分が珍味系と感じる要素(今回は野沢菜の漬物のニュアンス)がボトリング後の経年変化もよるものなのか蒸留所の個性なのかという予想の最初のところで迷い、結局そこの選択で読み違えたのでした。
前者としてブレンデッド(ピーティだったので安易にホワイトホース)予想としましたが、正解は後者でしたね。
そのため短熟でボトリング後かなり瓶内変化を遂げているという熟成期間の予想も誤り、テストの最初の1問を間違えたために後の問題も連鎖的に間違えるというパターンを思い出しました。(笑)
これもサンプルBと同様に、せっかく捉えた特徴を予想で生かせなかったのが残念でした。

ロッホローモンド、珍味感だけが突出しておりあまり美味しいと思ったことのない蒸留所で、今回候補に挙げたのに自信を持って予想に入れられなかったのはピートもありますが、美味しかったからというのもありますね。やはり極めてマイナーな蒸留所でも、60年代は良いものを作っていたということでしょうかね。

それほど売れそうなボトルでもないためかBARでもなかなか開いているところはなく、仮にあっても他に美味しそうなボトルがあるとついそっちにいきそうです。
今回の記憶があるうちに、また別のものと出会えると嬉しいです。


今回も大変考えさせられる出題をありがとうございました。

 
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