ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.10.14【日記】

ロイヤルロッホナガー 1981 25年 オフィシャル "ローズアイルモルティングス25周年記念" 60.0%

まさにマネドラ味で、ディアジオのスペシャルカスクらしい香味でした。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1981(?)-2008 25yo OB "ROSEISLE MALTINGS 25TH ANNIVERSARY" 60.0%


香りは素朴だがパワフルで太い麦感を軸に、脇を固めるようにアプリコットジャムや梅ジャム、淡く土っぽさ、ドライナッツ、オーク、樽感は強くなくプレーンだがリッチ。
飲むと意外にトロリとした粘性あり、そこからスパイシーで芳醇に広がる、噛み締めるごとに滲み出てくるような麦の旨味、舌全体に染み込むようなテクスチャー、コクのある甘味、長く心地良い余韻。

【Very Good/Excellent】


ローズアイルモルティングスの25周年記念でボトリングされたロイヤルロッホナガー25年熟成です。
2008年のボトリングで25年表記なので、逆算すると1983年頃の蒸留ということになりますが、表ラベルに1981年のローズアイルモルティングスのファーストバッチのものが使われているような記載があります。
実際は27年くらいの蒸留なのを25周年に併せてそういう表記にしているのか、もしくは1981と1983頃の樽のヴァッティングなのか、その辺は不明です。

肝心の香味ですが、80年代ヴィンテージだろうが旨いものは旨いということをまざまざと見せつけられるモルトです。

わかりやすい熟成感や樽感のあるモルトではなくハイプルーフなので、やや玄人好みの酒かもしれませんが、プレーンで素朴な、そしてこなれて旨そうな麦感が軸になっており、その脇を固めるようにジャムっぽいフルーツ感やアーシーさやナッツ、ほどよいオーク感などが感じられます。

飲むとこのてのハイプルーフモルトにしては粘性を感じ、そこからスパイシーな口当たりに変化していきます。
噛み締めるごと湧き出して舌全体に染み込んでくるような旨みの濃い麦感が非常に突き抜けており、香り同様のジャム感など他の要素もあって味を深めているのですがそれを意識させないくらい麦感が良いです。

まさにディアジオのハイランドモルトの特別な樽という感じで、最近飲んだものだとマネドラのオードに近い香味だと思います。

なお、飲んで意外だった粘性は長い熟成期間と経年変化によって出てきたものと推察され、きっと脇を固めるフルーツ感は今後強まり麦感は揺るがないでしょうから、さらに飲み頃は先なのかもしれません。

今回は剛腕投手の初球ストレートを見送った時のように圧倒されてしまいましたが、じっくり付き合うともっと多彩な香味を拾えて、テイスティングノートにはうまく表現できないこの美味しさを理解できるかもしれません。


 
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2016.04.06【日記】

ロイヤルロッホナガー 12年 オフィシャル 70年代流通

ポテンシャルもコンディションも素晴らしいオールドでした。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL ROCHNAGAR 12yo OB 40%
70年代流通



香りは心地良いオールド感、萎びたオレンジ、淡く桃や柿、古い紅茶、穏やかな麦、アンティーク家具のような古いウッディ、奥からオールドピート。
飲むと滑らかで優しい口当たり、こなれたオレンジマーマレード、萎びた桃、優しいコクのある甘味、少し噛み応えのある麦の旨味、ふわりと広がり度数の割にボディはある、土っぽさを伴うオールドピートがしっかり。

【Very Good】


70年代流通と思われるロイヤルロッホナガー12年、オフィシャルボトルです。

香りは加水オールドでボトリング後の時間がかなりたっているにも関わらず、オールド感が心地よく枯れた程度に収まっており、経年変化にも由来しそうな多彩なフルーツ感とこなれた麦、そして60年代以前の蒸留らしいオールドピートも感じました。

飲んでも嫌な要素はなく、フルーツ、麦、ピート、アーシーさなどの要素が心地よいオールド感に包まれるようにバランスよく主張してきます。

まとめると、オールド感が嫌味にならない状態に留まっていながらもオールドボトル&オールドヴィンテージらしい魅力が香りにも味わいにも溢れています。
これは奇跡的とも言えると思います。

こういう状態だとわかっていれば多少高くても迷わず購入するのですが、さすがに難しいでしょうか。
でも宝くじではないですが夢を買ってみたい気もします。(笑)


 
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2015.07.16【日記】

近年リリース:ロイヤルロッホナガー 1996 17年 ケイデンヘッド ラムカスク

ラムカスク,やっぱり好きなの多いです。

 ROYAL LOCHNAGAR 1996-2013 17yo CADENHEAD RUM CASK

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1996-2013 17yo CADENHEAD RUM CASK 57.4%
one of 606 bottles, RUM CASK



香りは強いがキツくないレモンピール、白い花、フレッシュな若草、ヘタ付きの青いイチゴ、強く無骨な麦感、テキーラっぽさ、飲むとヒリヒリとスパイシー、シトラス、若葉の植物感、しっかりと上品な甘味と酸味、粉っぽいテクスチャーがあり舌全体に広がる麦の旨味、ややスパイシーでオイリーな長めの余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドが2013年にボトリングしたロイヤルロッホナガー1996,17年熟成のラムカスクです。

レモンピールやフローラル,若草などを感じるフレッシュな香り立ちで,しっかりと無骨な麦感もありました。
そして全体的に捉えるとラムというよりテキーラに似たニュアンスが強く感じられたのが印象的でした。

飲んでみると香り同様のフレッシュなニュアンスがあり,甘味も上品かつしっかりとしたものでした。そして粉っぽいテクスチャーを伴う凝縮感は非常に好印象で,若干噛み応えもあって旨味を強く感じました。

以前にご紹介したラムカスクのスプリングバンクと同系統の樽を使ったのか,結構似た要素が多く感じられました。
同系統の樽のバンクと似ており,テキーラにも似ているのにラムにはあまり似ているように思えなかったのが不思議でした。

ラムの経験があまりないから拾えないのかもしれません。
最近自分がラムカスク好きだということを改めて認識し直したので,ラムもいろいろ飲んでみたくなりました。

 
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2015.02.11【日記】

ロイヤルロッホナガー 12年 オフィシャル 70年代流通

ジョンベッグ表記の渋いラベルです。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 12yo OB 40%
70年代流通



香りはやや強めのオールド感、穏やかなオールドシェリー、カラメル、オレンジ、こなれた麦感、蜂蜜、少しホコリっぽさ、淡いオールドピート、飲むとオレンジマーマレード、コクも伴う甘味、ミディアムボディで旨味のある麦感が舌に染み込む。

【Good/Very Good】


70年代流通と思われる,ジョンベッグ表記のロッホナガー12年,オフィシャルボトルです。
まだロイヤル表記の無いロッホナガーで,DEESIDE表記もカッコイイですね。

瓶詰後の期間も長く,さすがにオールド感も強めでしたが,オールドシェリーも感じる濃厚な香味で,オレンジや蜂蜜っぽさ,しみ込むような麦の旨みも心地良く,ボディも残した美味しいボトルでした。


 
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2014.12.24【日記】

ロイヤルロッホナガー 1972 21yo スコッチモルトウイスキーソサエティ 103.3

味付け感の無い美味しいモルトで,大好きな系統でした。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1972-1993 21yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 103.3 50.3%


香りはシナモン、バニラ、ココナッツ、こなれているが強い麦感、淡く梅ジャム、プレーンな樽感、飲むと噛みごたえのある凝縮した素朴な麦感、濃くしみ込むようなテクスチャーのある旨味、飲んでもシナモン、梅ジャム、バニラ、クリーンで輪郭のくっきりした味わい、長く心地良い余韻。

【Very Good】


SMWSからロイヤルロッホナガー1972,およそ21年熟成です。

ソサエティやグリーン瓶のケイデンヘッド,そしてセスタンテあたりに多い,プレーンで複雑さはそれほどないものの濃縮感があって麦の旨みに説得力のあるタイプのモルトでした。
明らかな個性があるわけでは無いのでやや玄人向けのボトルかもしれませんが,飲めば飲むほどこういうものが美味しく感じられるようになってきました。
しみじみと美味しく,クセもないためいくらでも飲めてしまいそうです。

このタイプは,きっと荒々しいボトリング直後より,瓶内での経年変化後のほうが明らかに美味しいと思います。

 
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2014.11.30【日記】

自宅テイスティング:ロイヤルロッホナガー 1994 14年 オフィシャル マネージャーズチョイス #837

スペックから想像できないほど素晴らしいボトルで,さすがマネチョです。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1994-2009 14yo OB THE MANAGER'S CHOICE #837 59.3%
Bodega Sherry European Oak Cask, one of 528 bottles



・香り:
力強い香り立ちで鼻に強く抜ける,こなれたニュアンスもある強く良い麦感,強いシナモン,ショウガ,バニラクリーム,熟したアプリコットやオレンジ,焼きりんご,プラム,蜂蜜,紅茶,ややフレッシュなオークと樹液,松ヤニ,重厚でリッチ。

・味わい:
厚みを感じる重めの口当たりからじわじわと刺激,強い鼻抜け,樹液やオイルのある淡い粘性のあるテクスチャー,淡い噛み応えを感じる凝縮感もある、加熱したりんご,オレンジ,アプリコット,プラムや柿,濃い麦とその滋味深い旨味,強くシナモン,バニラ,良いオークのウッディネス,味を引き締める煮詰めた紅茶のタンニン,ナッツ,コクのある蜂蜜の甘味,柑橘の皮のような渋味,フルボディで厚く濃い味だがクセは無く飽きない,それぞれの味わいがくっきりしており強くはっきりとした輪郭がある。

・余韻:
コクのある甘味と心地良いタンニンの渋味,樹液とオイル,そして麦の濃い旨味が味わい深く長く残る。

・加水:
柑橘系フルーティとクリームがやや強まるが,多めの加水でも崩れず旨みも十分保たれる。

・総評:
90年代蒸留で熟成14年とは思えないナチュラルな熟成感とこなれたニュアンス,そして驚くほど複雑な香味があるが,実際は短熟ということもあってしっかりとしたボディがあり,滋味深い麦の旨味も非常に濃厚。
それぞれの成分がしっかりと主張してくっきりとした輪郭を感じるが,それでいて全体としてのバランスが高次元でとれている。ただし突出したわかりやすい成分には乏しく,やや玄人向けのモルト。
強烈な旨みがあるのにクセが無く全く飲み飽きしないため,いくらでも飲めてしまう。

【Very Good】


2009年にリリースされたマネージャーズチョイスのうちのひとつ,ロイヤルロッホナガー1994,14年熟成。
自分が飲んだこのシリーズの中でも特に美味しいと思ったもので,しかもボトリング後さらに良くなる印象もあったので数本購入して寝かしてありました。
およそ5年が経過し,そろそろ飲みたい気持ちが抑えられなくなってきたので開けてしまいました。
前回ショットで飲んだ時は複雑さを細かく拾う余裕まではありませんでしたし,今回さらに複雑になっているようでしたので,非常に楽しく深くテイスティングできました。

こういう高次元バランスタイプは,自分の特に好きなタイプのひとつの典型ですし,このボトルは以前に80年代サマローリの記事にも書いたように,ボディなど大切なものを失わないうちにボトリングされたにもかかわらず熟成感もあるという,稀有なモルトだと思います。
しかもシングルカスクでこの高次元バランスですから,さすがはマネージャーズチョイスというべき,近年蒸留の素晴らしいモルトのひとつです。

ウイスキーの未来を感じながら,こういうものをじっくりテイスティングできるのは幸せですね。


 
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2013.07.22【日記】

ロッホナガー1972 30年 ダグラスレイン オールド&レア

やはりこのあたりのオールド&レアは素晴らしいです。

 

ロッホナガー LOCHNAGER 1972-2002 30yo DOUGLAS LAING Old & Rare 57.6%
one of 276 bottles



うっとりするような良い麦感、控えめに奥にあるセクシーさ、白ワインとナッツ、クリーム、蜂蜜、全体に上品、濃いシロップと麦の甘味がしっとりしっかり、麦の旨味も濃厚、かなりクリーミーでコクがある、後半植物感とスパイシー。

【Very Good】


ダグラスレインのオールド&レアからロッホナガー1972、30年熟成。

こなれて洗練されたような麦感が印象的で、甘味も上品なのに濃厚で、そんなものはないのですが麦で作ったシロップを飲んでいるような気分でした。

これも初期のオールド&レアらしく素晴らしく美味しいボトルでした。

 
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2013.05.16【日記】

さすがに美味しいマネチョのロイヤルロッホナガー1994 オフィシャル マネージャーズチョイス

しつこいですがさすがのマネチョ、短熟でも素晴らしいです。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1994-2009 OB THE MANAGERS' CHOICE #837 59.3%


アプリコット、プラム、オレンジ、紅茶、やわらかいシェリー、心地良い麦感、重厚でリッチ、濃い蜂蜜の甘味、とろりとクリーミー、深いコク、心地良いウッディネスと渋味。

【Very Good】


オフィシャルから2009年にリリースされたマネージャーズチョイスのうちの1本、ロイヤルロッホナガー1994。
先日のダルユーインに続いて開栓したものをいただきました。

90年代蒸留で熟成も15年程度ですが、素晴らしく仕上がった美味しさで、マネージャーがこれぞと選んだ樽というのが納得できるボトルです。
フルーツ感や麦感など各成分が非常にくっきりはっきりと主張し、複雑でリッチ、ハイプルーフながらそれを感じさせないとろりとしたクリーミーさと甘さがとても好印象でした。
先日のダルユーイン同様、凛とした佇まいで味わいの輪郭がくっきりしており、ぼやけたところのない感じです。マネチョに共通するニュアンスなのでしょうか。
さすがのマネチョ。素晴らしいものばかりです。
発売当初からもう少し安価だと嬉しいのですが。。。

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2013.03.29【日記】

ロイヤルロッホナガ―1977 30年 ダグラスレインOMC

なんとなくOMCにはロッホナガーのイメージないですね。

 

ロイヤルロッホナガー ROYAL LOCHNAGAR 1977-2009 32yo Douglas & Laing Old Malt Cask #4560 47.7%
one of 74 bottles, Refill Hogshead



バニラ、オレンジ、クッキー、少し乾いた麦感、奥に昔のピート、飲んでもオレンジと青リンゴ、濃い口だがわりとキレもある。

【Good】


ダグラスレイン、OMCのロイヤルロッホナガー1977。
OMCですが47.7%なので加水無しのボトルと思われます。ボトリングも74本しかありませんしどういうコンディションの樽なんでしょうか。

ロイヤルロッホナガーも、あまりボトラーから出てこないためかそれほど飲む機会がなく、蒸留所らしさも認識できていませんが、特徴的な要素はないけれどどれを飲んでもバランスが良く美味しいイメージです。
このボトルもリフィルのバーボン樽らしいフルーティさがあり安定感のある美味しさでした。

明らかなピーテッドモルトを仕込む蒸留所ではないはずなのに、ちょっとピートっぽいニュアンスがあったのが印象的だったのですが、ボトルのテイスティングコメントにも「PEATED?」と書いてあり、「だよね~」とちょっと安心しました。(笑)

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T.Matsuki

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