ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2015.06.06【日記】

近年リリース:ラフロイグ 1990 22年 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.145"

度数の低さを感じない濃厚なコンテンツでした。

 LAPHROAIG 1990 22yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.145"

ラフロイグ LAPHROAIG 1990 22yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "29.145" 45.3%
one of 157 bottles, Refill Bourbon Hogshead



香りはグレープフルーツ、アプリコットジャム、バナナクリーム、ヨードも伴う強いピート、魚介の燻製とダシ、ココナッツ、飲むと優しい口当たりから広がる、グレープフルーツ、アプリコットジャム、濃い麦の旨味、魚介ダシの旨味もある、コクのある甘味、ヨードのある強いピート、リッチで旨味の強い余韻。

【Good/Very Good】


SMWSから29番=ラフロイグの1990,22年熟成です。

香りは90年代リフィルカスクのラフロイグにしばしば感じるグレープフルーツの強いフルーツ感が最初に来ますが,さらにアプリコットジャムやバナナなどの濃厚なフルーツもでてきました。ラフロイグらしいヨードを伴う強いピートや,アイラらしい潮や魚介のニュアンスも感じられ,全体としては複雑で厚みやリッチさをしっかりと感じる香りでした。

飲むと度数が低いこともあって口当たりは優しいですがそこからの広がりがありました。香り同様に柑橘だけでなくジャムっぽいフルーツ感もあり,コクのある甘味も好印象でした。また,強いヨードがあり,麦や魚介ダシの旨みも十分でした。
度数の低さを感じないアイラのカスクストレングスらしい迫力も感じる味わいでしたね。

ラフの1990というとボトラーからもたくさんリリースがあったヴィンテージですが,このSMWSのボトルはオフィシャルに近い要素もあって,深みや厚みをしっかり感じられる満足感のあるものでした。

 
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2015.05.22【日記】

ラフロイグ(Islay表記) 18年 ロッホローモンドディスティラリーセレクション 80年代流通

ちょっと軽いですが,70年代ラフロイグとしか思えない陶酔感でした。

 LAPHROAIG(Islay) 18yo LOCH LOMOND DISTILLERY MALT SELECTION

ラフロイグ LAPHROAIG(Islay) 18yo LOCH LOMOND DISTILLERY MALT SELECTION 40%
80年代流通



香りは強く華やか、妖艶さもある、凝縮したグレープフルーツとそのワタ、生ハムメロン、白い花、バニラ、穏やかなヨードのある強めのピート、うっとりする陶酔感、飲むとさらりとした口当たり、やや粉っぽく凝縮したグレープフルーツ、生ハムメロン、上品な甘味としっかりと酸味、ボディは軽め、フルーツと少し炭っぽいピートが残る心地良い余韻。

【Very Good】


ロッホローモンドディスティラリー社が80年代にボトリングした,アイラ表記の18年,ハーフボトルです。
蒸留所の表記は無いのですがラフロイグという噂で,飲んでみるともう間違いなくラフロイグだと思います。
ブレンデッドのスコシアロイヤルのために手に入れていた樽をボトリングしたものではないかということでした。

強く華やかな香り立ちで,70年代のラフロイグに感じるような強い凝縮感を伴うグレープフルーツとそのワタ,生ハムメロンといった要素が炸裂しており,らしいヨードも効いており妖艶で陶酔してしまうような香りでした。

飲んでみるとさらりとした口当たりからややあっさりとしたテクスチャーで,香りから期待する系統のフルーツがあり,ピートも伴って心地良い余韻へと繋がっていきました。

非常に好みの香味で,モロに好きなラフロイグなのですが,実はもっとあからさまに粉っぽく凝縮している方が良いなぁなんて思ってしまいました。
40%加水で恐らくはシングルカスクでしょうし,無い物ねだりなのはわかってるのですが,アンブレと同系統の香りだったので,同じような味わいを無意識に期待してしまったのです。
ちょうど家で飲んでいた80年代流通のアンブレ10年には,ヴァッティングで度数が3%高いこともあってか味わいにもう少しボディと凝縮感があったんですよね。

ラフロイグ愛ゆえに少々厳しめ評価になってしまいましたが,もちろん70年代ラフロイグの魅力が感じられるボトルであることに疑いの余地は無く,突き抜けたボトルでした。


 
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2015.05.17【日記】

ニューリリース:ラフロイグ オフィシャル“BRODIR”バッチナンバー001

よく効いたフィニッシュに負けないラフロイグでした。

 LAPHROAIG OB BRODIA Batch Number 001

ラフロイグ LAPHROAIG OB BRODIR Batch Number 001 48%
PORT WOOD FINISH


香りはプルーン、オレンジリキュール、チョコレート、ミント、ヨードのあるピート、魚介ダシ、重厚でリッチ、飲むと滑らかな口当たりから広がる、粘性あり、プルーンやジャムの強い甘味、土の付いた根菜、魚介ダシの旨味、炭っぽいスモークとヨードのある余韻。

【Good/Very Good】


ヨーロッパの免税向けにボトリングされた,ラフロイグのオフィシャル『BRODIR』です。
以前に北欧向けにボトリングされたBRODIRもあり,今回のものもボトリングコンセプトは前回同様に北欧との友好関係を記念してということのようです。
ポートウッドフィニッシュで,バッチナンバー001とされていますので,これから継続してボトリングされるようですね。
残念ながら正規では日本には入ってこないようですが,並行でいくらか入ってきてるようですね。


ポートカスクでのフィニッシュが結構効いているようで,香りの最初からプルーンなどの濃厚なフルーツ感やチョコレートのニュアンスが感じられ,もちろんオフィシャルのラフロイグらしいヨードの強いピートもしっかり負けずに主張してきました。結構重厚な香りです。

飲んでも粘性を感じ,香り同様にポート由来と思われる濃厚なフルーツや濃い甘味が感じられました。なお,ヨードだけでなく,飲むと近年ラフロイグっぽい炭っぽさも結構強めでした。

ポートとピートでもマスクしきれないフェインツっぽい根菜感も若干ながら感じられましたが,全体としてはポートの効いた濃厚なフルーツ感とラフロイグらしいピートがしっかり共存するとても美味しいボトルでした。

現時点でも結構好みのラフロイグなのですが,時間が経ってさらに一体感が増して美味しくなりそうな予感もありました。

 

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2015.05.10【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 15年 オフィシャル 200周年記念ボトル 英国流通

概ね共通のニュアンスでひと安心です。

 LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG

ラフロイグ LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG 43%
英国流通ボトル



香りはグレープフルーツのわた、パッションフルーツ、淡く桃や洋梨、遅れてアプリコットジャム、バニラ、淡くクリーミー、奥からほど良い麦感、ヨードもある強いピート、飲むと穏やかな口当たりから広がる、粘性はそれほど強くないがやや噛み応えのある凝縮感、香り同様の強く多彩なフルーツとピート、海藻っぽさ、強いフルーツ系の甘味だが上品さがある、魚介ダシの旨味,長く陶酔感のある余韻。

【Very Good】


ラフロイグ蒸留所の200周年(バイセンテナリー)記念にボトリングされたオフィシャル15年。
前回先行で発売になった「friends of LAPHROAIG」向けを飲んで大感激して記事にしましたが,続いてイギリス国内向けのボトルが出回っています。
このボトルはロンドンのウイスキーエクスチェンジから最近購入されたものです。
前回書いたとおり,ロット違いで味が落ちていたら嫌だなと思っていたので,ちょっとドキドキしながら飲みました。

前回同様に開栓したてと少し後で2回しっかりとテイスティングしましたが,概ね同じようなテイスティングコメントになりました。
※実は開栓したての時はちょっとFoL向けと比べると野暮ったい印象だったのですが,2回目はちゃんと期待通りの味でした。中身ではなくコンディションの違いだと思います。

同様のスペックの樽のヴァッティングでしょうから,おおむね同じ味だろうとは思っていましたが,今回もとても美味しくてひと安心です。

合計7万本以上ボトリングされるということですし,ラフロイグはサントリー傘下の蒸留所でもありますから,それなりの数が日本国内にも流通しそうです。
ロットごとのバラつきがそれほど無いようであれば,頑張って海外から買うよりも国内向けを買った方が安いでしょうし,ラフロイグラヴァーとしてもこの味が広く楽しまれるといいなぁと思います。

 
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2015.05.08【日記】

ラフロイグ 1993 18年 ダグラスレイン オールドモルトカスク #7992

ボトラーズの1993らしい香味でした。

 LAPHROIAG 1993-2011 18yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #7992

ラフロイグ LAPHROIAG 1993-2011 18yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #7992 46.6%
one of 271 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りはグレープフルーツのわた、バニラ、白ワイン、生ハムメロン、強くはないが海藻などヨードも感じる強いピートとスモーク、飲むと柔らかな口当たり、グレープフルーツのわた、凝縮して粉っぽいテクスチャー、柑橘の心地良い甘味と酸味、麦の旨味、ナッツ、白だし、ピートの効いた余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのOMCからラフロイグ1993,18年熟成です。

もともとダグラスレインを代表としてボトラーズのラフ1993には強いフルーティがありやや軽いボディのものが多い印象でしたが,このボトルはOMCなのに度数が50%を割っているということもあってまさに典型的な香味・ボディだと思いました。

グレープフルーツのわたや白ワイン,生ハムメロン,そして凝縮して粉っぽいテクスチャーなど,この辺のヴィンテージのラフに代表されるような好ましいニュアンスがしっかりと感じられました。
オフィシャルに比べるとややヨード感が弱いですがピートも効いており,迫力こそありませんがとても美味しいフルーティラフでした。

OMCの1993ラフは概ね似た個性ですが,ハズレたことがないです。


 
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2015.04.19【日記】

ラフロイグ 10年 オフィシャル 80年代流通 ショートラベル

さすがラフのショート,シェリー感も含めて申し分ないです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 10yo OB 43%
80年代流通



香りは高貴なオールドシェリー、すみれのフローラル、ベリージャム、ブドウ果汁、淡くみたらしのたれ、ビターチョコレート、キャラメリゼしたナッツ、強いヨードを伴うピート、しっとりした腐葉土のアーシー、オイル、なめし皮、リッチ、妖艶で陶酔感あり、飲むととろりとした粘性を感じる滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、高貴なシェリー、ブドウ果汁、ブーケガルニ、濃厚な甘味、海藻や魚介ダシ、舌に染み込む強烈な旨味、腐葉土やレザー、強いヨードやタールのあるピート、妖艶で長い長い陶酔感のある余韻。

【Excellent】


80年代に流通していたラフロイグのオフィシャル10年,いわゆるショートラベルです。

この時期のラフロイグはシェリーが強い印象でしたが,今回のボトルも高貴なシェリー感がしっかりと感じられました。スミレのようなフローラル,ブドウ果汁,ベリージャムなどなど,オールドシェリーの特に良いものに感じる要素が多分に含まれており,腐葉土のようなアーシーさやレザーなども感じられ非常に複雑です。そして,ヨードの効いた力強いピートも負けずに主張してきます。

飲んでも加水と思えない濃厚で芳醇な味わいで,やはり香り同様に高貴なシェリー感とそれに関連した多彩な要素が充実していました。香りに比べるとややハーブっぽさや魚介ダシっぽさ,そしてタールを強めに感じましたが,やはり複雑で妖艶であり,強い強い陶酔感を余韻の最後までうっとりと楽しむことが出来ました。

いやはや,シェリー系のラフロイグの極みのひとつとも言えそうな,状態も含めて文句のつけようのない素晴らしいボトルでした。

 

このボトルは,高田馬場の歩古ホールさんの8周年でいただきました。


 
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2015.04.14【日記】

ラフロイグ 1986 25年 ダグラスレイン オールド&レア

やはりオールド&レアとして詰めるものは特別なものを選んでますね。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1986-2011 25yo DOUGLAS LAING OLD&RARE 55.9%
one of 90 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りは強くアプリコットジャム、熟したオレンジやプラム、潮や海藻、魚介ダシ、ヨードの強いピート、淡くミント、リッチ、飲むと粘性がある力強い口当たりで迫力あり、蜂蜜とアプリコットジャムのコクのある甘味、少しパイナップル、オークの淡いタンニン、ヨードも炭っぽいスモークもある力強いピート、ボディは厚くリッチ、力強く長い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのオールド&レアから,ラフロイグ1986,25年熟成。
90本と妙に少ないアウトターンです。

香りはボトラーズのリフィルカスクに多いグレープフルーツ系のタイプではなく,オフィシャルに共通するようなアプリコットジャムやヨードも結構強めに感じられるリッチなものでした。
飲むと粘性があってパワフルな味わいで,強いコクのある甘味やタンニンがあり,最近のオフィシャルラフロイグに感じがちな炭っぽいピートも感じました。

80年代前半のラフロイグに期待するような,華やかな凝縮した粉っぽさを伴うようなフルーティタイプとは別の方向性ですが,芳醇でリッチで飲み応えのある,とても旨いラフロイグでした。


 
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2015.04.07【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1999 15年 オフィシャル ヴァリンチ #5160

このタイミングで飲ませていただいたことに心から感謝です。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1999-2015 15yo OB Valinch #5160 58.4%


香りは最初穏やかだが時間と共に強く開いてくる,フレッシュでフルーティ,強めのグレープフルーツ,熟れる前のメロン,薄くアプリコットジャムや洋梨,バニラ,仄かに海藻のミネラル,柔らかなヨードを伴う強いスモーク,少し若さも感じる麦感,飲むと力強いアタックがありスパイシー,強烈に広がるグレープフルーツのわたやパッションフルーツのトロピカル感,芳醇な広がりがあり少しミントも伴って強く鼻に抜ける,強めに感じるオーク,潮風,香り同様のヨードと強いスモーク,炭っぽさはあまりない,果汁に近いフルーティな甘味と酸味,ピートが長く残る。

【Very Good,Interesting】


ラフロイグ蒸留所のツアーに参加するとボトリングさせてもらえる,いわゆるヴァリンチです。
これもアードベッグのバイセンと同様に渡邊さんからいただきました。
そして何よりこの#5160,興味深いことに先日リリースされたバイセンテナリーの15年と加水以外ほぼ同じスペックと思われ,どうしたって期待は高まります。

香り立ちの華やかさはそれほどなく,若さも感じられましたが,グレープフルーツやオフィシャルらしいジャムっぽさやヨードもじわじわと奥の方から感じられました。
期待した割に香りにはそこまでピンと来るものがなかったのですが,飲んでみて正直驚きました。

味わいはまさにバイセンの15年のカスクストレングスという感じで,ナチュラルなトロピカルフルーツを含む強く多彩なフルーツ感が露骨なほど力強く広がってきました。
アイラらしい強いピートの中に軟らかなヨードも感じられ,バイセン同様に最近のラフにしてはピートにおける炭っぽさが控えめでした。
ちょっとオークの主張は強めで,シングルカスクということもあるのか,バランスが良いタイプとは言えませんでしたが,とにかくバイセン15年のカスクストレングスを飲んでいる感じに酔いしれました。

これを飲んでみて思ったのは,もっと高度数で飲みたいと思ったバイセン15年ですが,やはり香り立ちの良さ,バランスの良さ,ほどよいオークのニュアンスなど,ヴァッティングして加水したからあの完成度だったんでしょうね。
バイセン15年を飲んで想像していたことではありましたが,それが確信に近いものになりました。

非常に興味深いサンプルで,バイセン15年の記憶も鮮明なこのタイミングで飲ませていただけて本当に良かったです。
ありがとうございました。


 
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2015.04.02【日記】

ラフロイグ 1996 11年 ジャックウィバース ジャック&ジャック

ジャックウィバースはラフロイグ選ぶの上手いです。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1996 11yo JACK&JACK 53.6%
one of 215 bottles, HOGSHEAD



香りは熟し切ったグレープフルーツとそのわた、プラム、アプリコットジャム、強く鰹節、オーク、強いヨード、厚いピート、リッチ、飲むと熟したアプリコットやプラム、オレンジ、粘性があり濃いめの甘味、凝縮した噛みごたえ、リッチ、ダシの旨味、強いピート、長い余韻。

【Good/Very Good】


ドイツのボトラー,ジャックウィバースからジャック&ジャックの名前でボトリングされてたラフロイグ1996,11年熟成。

ボトラーズのラフロイグの良いものは,華やかなフルーティでやや軽いボディのものが多いのですが,このボトルは華やかなグレープフルーツのわたのようなニュアンスに加えて少し重さも伴うアプリコットジャムやダシっぽさ,強いヨードなども感じられ,熟成年数のわりにずいぶん複雑でリッチで,ちょっとオフィシャルに近いようなニュアンスもありました。
飲んでも粘性があり濃い味わいで,余韻も長くとても良かったです。一瞬ですがVGにしようかと思ったくらいでした。

ジャック&ジャックのボトルは1993もいくつかありますが,それはそれで典型的な1993のフルーティラフという意味で突き抜けたボトルが多く,今回のものは別の意味で良樽ですし,このボトラーはラフロイグを選ぶのがとても上手だなと改めて思いました。


 
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2015.03.13【日記】

緊急速報!ニューリリース:ラフロイグ 15年 オフィシャル 200周年記念ボトル

期待を裏切らない美味しさに心が震えました。

LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG 

ラフロイグ LAPHROAIG 15yo OB TO CELEBRATE THE 200TH ANNIVERSARY OF LAPHROAIG 43%
 

香りはアプリコットジャム、チョコレートがけのオレンジやグレープフルーツ、バニラクリーム、ヨードの強いピートとスモーク、こなれて穏やかな麦、淡いレザー、リッチ、飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、パイナップルやパッションフルーツを感じるトロピカルフルーツ、オレンジ、クレームブリュレ、潮、海藻のヨード、炭っぽさが控えめのスモーク、フルーティな甘みは強めだが上品さを保っている,淡くダシのある旨味、やや粘性や噛み応えあり、余韻は心地良いトロピカルフルーツとヨードが陶酔感を伴って残る。

【Very Good】 (思い入れを含めた気持ち的にはExcellent)


ラフロイグ蒸留所の200周年記念にボトリングされたオフィシャル15年。
いわゆるバイセンテナリーボトリングで,この15年は同一スペックでこれから数万本リリースされるようですが,まずは「friends of LAPHROAIG」向けに先行で2500本販売されたロットです。
発売日にはラフロイグのサイトがパンクしておりなかなか買えず,結局そのまま翌日には売り切れてしまいましたが,ラフロイグ愛と根性でなんとか購入できました。
家に届いたのを知ったのが徹夜明けでさらに丸一日働いて帰宅した深夜で,正直へろへろだったのですが,どうしても我慢できず,すぐに有楽町に持ち込んで開栓してしまいました。

ラベルにも筒にもしっかりと200周年記念と記されており,テンションが上がります。
なにせずっと楽しみにしていましたから。

そして肝心の中身ですが・・・,まさに期待していた香味で本当に良かったです。
オフィシャルらしくしっかりと効いたヨードとトロピカルフルーツが,加水のためか口開けからすでに溶け合っており,時間と共にさらにフルーティに振れそうでした。
トロピカル感に近いフルーティさは,自分としては美味しいラフロイグにはときたま感じるのですが,今回のものはボウモアのように全開とまでは言えないまでもきちんとトロピカルフルーツと言って良いものだと思います。キャンベル向けのボウモア1993のように少しヨードの強いフルーティボウモアに近い印象すら持ちました。
ボウモア1993は,生産量の問題でフロアモルティング比率が高いためのトロピカル感が強いのではないかという話を聞いたことがありますが,その感覚だと今回のラフ15年もフロアモルティングの原酒が多く入っているのではないかと感じました。

クレームブリュレを思い起こさせるクリーミーなニュアンスも好印象でしたし,最近のラフロイグに多いスモーキーさに伴う焦げ感や炭っぽさは明らかでなく,ヨード優位の味わい深いピーティです。
総合的に見てバランスも良く,フルーティと言ってもやはりボトラーズのフルーティタイプのラフとは一線を画す強いヨードや淡いレザー感が深みを出しています。
加水とはいえ熟成年数からは考えられないほどの柔らかさがあり,濃縮感もあり,優しい膨らみがあって暖かさも感じますね。200周年を喜ぶ気持ちが伝わってくるようです。
陶酔感もある加水ということもあり,非常に飲み心地も良く,何杯でも飲めそうです。

願わくば,もう少しだけ度数と飲み応えが欲しかったのですが,さすがに無いものねだりですね。
きっと加水でなければ開けたてからこんなに感動しなかったかもしれません。

それにしても,何年も前からずっとずっと楽しみにしてきた大好きなラフのバイセンです。期待しつつもイマイチだったら悲しいなとも思っていましたから,今回飲んで安心と満足が一気にやってきました。
心身ともに非常に疲れている時に飲んだのですが,魂の疲れが一気にとれる美味しさでした。

それと,今回は私の欲する味と蒸留所がバイセンで詰めたい味が一致したのが嬉しかったですね。
やっぱりラフロイグ好きだなぁ。


余談ですが,この15年の他にも,これから21年と32年が出てくるようです。
ボトリングされる本数と競争率,価格の問題で,その2種類が買える可能性は低いのではないかと思っていますが,ラフロイグラヴァーとしてはどこかで1杯だけでも飲んでみたいです。
また,この15年はこれから数万本(5万?7万?)出てくるという噂ですが,その本数では複数のロットがあると思われ,同一スペックだとは思いますが今後出てくる別ロットの香味が今回のものと比べてどうかということにも非常に興味が湧きますね。


最後に,ラフロイグ蒸留所の200周年を心からお喜び申し上げます。
今後も素晴らしいボトリングに期待致します。



 
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2015.02.18【日記】

ラフロイグ 1993 12年 マーレーマクダビッド

リオハフィニッシュの効果が不明ですが,素晴らしくフルーティなラフでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1993-2005 12yo MURRAY MCDAVID 46%
one of 1200 bottles, bourbon casks/Rioja casks



香りは華やかで強い、凝縮したグレープフルーツの柑橘、強めのピート・スモーク、生ハムメロン、粉チーズ、飲むと凝縮して噛みごたえのあるテクスチャー、グレープフルーツ、粉チーズの旨み、ややねっとりした濃いめの甘味、ピート・スモークもしっかりだが一体感あり、長い余韻。

【Very Good】


マーレイマクダビッドが2005年にボトリングした加水のラフロイグ1993,12年熟成。
バーボンカスクの後,テンプラニーリョを使ったリオハワインで後熟したとの記載があります。

香りは華やかでフルーティ,まさにフルーティなラフロイグという凝縮したグレープフルーツや粉チーズ,生ハムメロンのニュアンスがあり,ピートも効いています。
飲んでも期待通りの粉っぽい凝縮感があり,噛み応えをしっかりと感じます。ねっとりとした濃い甘味もあり,フルーツとピートの一体感もあって,チーズのような旨みも濃い美味しいラフロイグでした。

ブラインドで飲んだら1980年前後のヴィンテージと言ってしまいそうな典型的なフルーティタイプのラフロイグで,90年代であればボトリングからそこそこ時間が経った1993と言われれば確かに納得できます。

カスクフィニッシュの効能が全く分かりませんでしたが,強いて言うなら他のボトラーから出てきたフルーティな1993ラフロイグと比べると,まったりとした甘味があったことに関係しているのかもしれません。

いずれにしても私の大好きなタイプのラフロイグでした。


 
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2015.01.28【日記】

ラフロイグ 11年 オフィシャル アイラフェス2003

オフィシャルらしいヨードに加えて,ハイグローブに通じるようなリフィル系のフルーティがありました。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 11yo OB ISLAY WHISKY FESTIVAL 2003 40%

香りはグレープフルーツのわた、白い花、旨そうな優しい麦、ミネラルっぽい海藻,潮風,オフィシャルらしい厚みを感じるヨード,丸みのあるピート、飲むと加水らしい軽やかで滑らかな口当たりから広がる、やや凝縮して粉っぽいテクスチャー、しっとりした優しい甘味と良い酸味、塩気あり、ヨードのしっかりしたピート、ダシの旨味、ボディは軽めだが長めの余韻。

【Good/Very Good】


2003年のアイラフェス向けのラフロイグ,オフィシャル11年。
逆算すると1991~1992年くらいの蒸留でしょうか。

ボトラーズものや,オフィシャルだとハイグローブに代表されるようなリフィル系のフルーティさがあり,凝縮感のあるテクスチャーやグレープフルーツのわたなどの要素がしっかりと感じられる一方,オフィシャルらしいヨードの効いたピートも感じられました。
40%でさすがに軽さは否めませんが,ヨードもあるためかそれなりに厚みもあり,余韻も長めだったのが印象的でした。

 

このボトルは,新宿のBar Carusoさんでいただきました。

 
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2015.01.02【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1994 20年 ダンベーガン #5040&5048

柑橘とピートが強く,甘味は控えめのラフでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1994-2014 20yo DUN BHEAGAN #5040&5048 49%
one of 573 bottles



香りはグレープフルーツ、生のピーテッドモルトを噛んだような強い麦感とピート、タール、潮、ナッツ、飲むと柔らかい口当たり、シトラス、炭っぽいピートがかなり強い、甘味は強くない、塩気あり、植物感強めでかなりピーティな余韻。

【Good/Very Good】


ダンベーガンからのニューリリース,ラフロイグ1994,20年熟成です。

リフィルカスクのラフロイグに感じることの多いフレッシュな柑橘のニュアンスが香味にありますが,同時にタールや炭っぽさを強く感じる荒々しいピートも感じました。
甘味もそれほど強くなく,20年熟成というスペックよりは全体にやや若々しい印象を受けました。

ヴァッティングされた2樽のスペックが気になるところですが,きっとプレーンカスクに近いもののような気がします。

 
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2014.12.11【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1991 23年 オフィシャル ドイツ向け

日本向けでないのを嫉妬してしまうような素晴らしいボトルでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1991-2014 23yo OB for Germany 52.6%


香りは重厚、アプリコットジャム、熟したオレンジ、ヨードの強い迫力のある強いピート、厚い麦感、少しチーズ、レザー、土、海藻、リッチ、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる、アプリコットジャムやオレンジマーマレードのコクのある強い甘味、濃厚で噛みごたえあり、良いウッディネスとタンニンの渋味、麦とダシの旨味、ヨードもしっかり感じる厚いピート、迫力がありリッチで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


ラフロイグ1991,23年熟成のカスクストレングスで,ドイツ向けのオフィシャルボトルです。
シングルカスクではなくスモールバッチのようです。

多くのボトラーズものとは異なるジャム感を伴うような熟したフルーツを感じ,厚い麦感やレザーや土っぽさも主張する重厚でリッチな香りに期待が膨らみます。
飲んでみると粘性があるためか度数のわりには滑らかな口当たりですが,芳醇に力強く広がってきました。噛み応えすら感じるような濃厚なテクスチャーがあり,ジャム系のコクのある強い甘味と心地良いタンニンのバランスも良好で,ダシや麦のガツンとくる旨みが感じられます。
これぞラフロイグというヨードの強いピートがありますが,近年蒸留に多い炭っぽさはそれほど感じず,そこも個人的には好印象でした。

オフィシャルカスクストレングスのラフロイグらしい迫力のある濃厚なボトルで,強烈に旨いニューリリースでした。
非常にオフィシャル的で美味しいと私の周りで話題になったサヴォイホテル向けのラフロイグに近い方向性で,スケール感でサヴォイ向けに一歩譲る感じではありましたが繊細さとピートの出方はこちらが好みで,私の好きなラフロイグの典型例のひとつでした。

ここ数年でリリースされたラフロイグのオフィシャルボトルでは,間違いなく一番好きなボトルです。
目が覚めるような素晴らしいニューリリースでした。

なんとなく,来年のバイセンテナリーはこういうボトルになるような気がします。
日本向けにこんなの詰めてくれないですかねぇ。。。

 
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2014.12.04【日記】

ラフロイグ 1995 "DUKE OF ROTHESAY" 2006ボトリング

そういえば一時ハイグローブはこれになってました。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1995-2006 OB DUKE OF ROTHESAY 40%
2006 bottling



香りは華やかで強いフルーティ、グレープフルーツ、淡くパパイヤ、グラッシー、炭やわらを燻したようなスモークとヨード、飲むと凝縮して噛みごたえのあるテクスチャー、フリーズドライの柑橘、やや炭っぽいピート、麦の旨味もあり、長めの余韻。

【Good/Very Good】


ラフロイグのオフィシャル,“DUKE OF ROTHESAY”1995蒸留で2006にボトリングされたものです。
ちなみにDUKE OF ROTHESAYというのは発音がよくわかりませんがチャールズ皇太子のことで,毎年リリースされていたハイグローブが,この年はDUKE OF ROTHESAYとしてリリースされました。
手の込んだラベルでカッコイイですが,その後知らないうちにまたハイグローブに戻っていました。詳細や理由は知りませんが。

ハイグローブはスタンダードよりリフィル系の樽のフルーティなニュアンスが強いイメージでしたが,これも例外でなく,グレープフルーツやトロピカル感も見え隠れし,飲むと凝縮して噛み応えのあるテクスチャーを感じるタイプでした。
最近のラフロイグらしい炭っぽいピート感も感じ,良い麦感もありました。

フルーティさがかなり強くその代わり線の細いタイプが多い印象だったハイグローブでしたが,これは同じ40%調整でもフルーツと麦の旨味,そしてピートがどれも強めに感じられる良い90年代ラフロイグという感じでした。

 
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2014.11.27【日記】

Whisky Festival 2014 in TOKYO に参加しました。~前編~


11月24日に開催された,今年の東京のウイスキーフェスに参加してきました。



仲間と楽しく過ごせたこともあり,そんなにストイックに飲んで回ったわけではないので軽くご報告です。




まず毎回恒例ウォーミングアップ(?)のブラインドテイスティングコンテスト。


前回までは予選はスコッチのシングルモルトだけの出題でしたが,今回はどういうわけかスコッチのモルトは入っておらず,ブレンデッド,アイリッシュ,ジャパニーズ,アメリカンのみの出題でした。
選択肢を見て,ここ数年で飲んだものがジャパニーズくらいしかないよ・・・という切ない展開だったのですが,ちゃんと真剣に取り組みました。

Aは少し焼酎っぽい若さの目立つスコッチのブレンデッド,Bはオイリーでトロピカル感もある熟したフルーツがありアイリッシュかグレーン(これは選択肢にナシ),Cはちょっと針葉樹っぽさのあるウッディネスとフレッシュなフルーツ感でジャパニーズの白州か宮城峡という印象,そしてDは明らかにバーボンの香味でした。
ジャンルくらいはすんなりとわかりましたが,さすがに一度も飲んでいないものも含め経験値が極端に少ないものばかりで,銘柄までは難しかったです。
結局,Aのバランタインファイネストを正解し,B~Dもジャンルは正解したものの銘柄は当たらず。。。予選敗退となりました。
Cで,迷った末スモーキーさをあまり感じなかったので白州を切って宮城峡にしたのが失敗で,正解は白州12年でした。正直,白州は去年もノンエイジが出たし,今年はマッサンもあるからニッカでしょ・・・って雑念も悪さをしましたね。(笑)
1問正解で残りも当たらずとも遠からずな回答だったので,例年の感じだと部分点で決勝行けるかなと期待していたのですが,残念でした。。。
ちょっとこの選択肢だと来年参加するかどうか迷ってしまうところですが,それでも十分に楽しめましたね。

さて,そこから遅れて会場入り。


モルト仲間や知り合いのメーカーさん,そして初めての方にも声を掛けていただき,楽しく話しながらの試飲でしたので,テイスティングはある程度ざっくりですがいろいろ美味しいものを飲めました。

 


まず今回楽しみにしていた信濃屋さんとBOW BARさんのコラボボトリングのグレンファークラス1979です。

これは前回の信濃屋さん向けのファークラス1979と同系統の北梶フレーバーがばっちりでたフルーティモルトで,洋ナシや桃,バナナ,パイナップルなど多彩なフルーツとクリームが感じられるフルーツケーキのようなモルトで,シェリー系でないためスペイサイドの長熟らしい華やかさが強く感じられるボトルでした。
さすがに高額ではありますが,オフィシャルボトルで1979-2014ですし,内容を鑑みれば十分に妥当な値付けだと思います。

 
 

他にも信濃屋さん向けに入ってくるというモルトマンのベンネヴィス1996やケイデンヘッドのダルユーイン1994をいただきましたが,どちらもフルーティなニュアンスが前面に出たタイプで信濃屋さんらしさを感じました。
ベンネヴィスには自分の苦手な紙っぽさやエグ味が少なく,ダルユーインもスペックのわりに無骨な麦々しさよりフルーティさが特徴的なタイプだったのも印象的でした。

 

BAR婆娑羅さんのブースには,かなりのレアモルトが並んでいました。
高額試飲が多かったですが,お店で飲むことを考えればかなり良心的な価格で出されていましたね。

 

そこで自分は大好きなラフロイグのキングスバリー1976,22年をいただきました。

凝縮して噛み応えを感じる柑橘やメロンなどのフルーティと落ち着きも感じましたがそれと強いピートが同居している美味なラフロイグでした。
この辺のヴィンテージだとボウモア系のトロピカル感もあるかなと思ったのですが,現時点では感じませんでした。これから出てくるのかもしれませんし,正直,今回の試飲ではポテンシャルを十分に感じてあげることができなかったように感じており,機会があればもう一度じっくり時間をかけていただきたいボトルでした。





ディアジオさんのブースでは,これも飲んでみたかったラガヴーリンのオフィシャル37年をいただきました。

力強いアプリコット系フルーツとどっしりとした迫力のあるピート,魚介ダシの旨味とこなれた麦の旨みも感じられ,熟成感を感じる複雑な香味もありましたがとにかくベースがビッグでリッチなラガヴーリンでした。
かなりの長熟ですが過熟感は全くなく,アイラモルトとしてはバランスもとれており,さすがオフィシャルのヴァッティングですね。
超高額ボトルでしたから試飲も高額でしたが原価割れするくらいの価格でしたし,飲めないと思っていたボトルでしたから飲めて嬉しかったです。





山岡さんのブースではOMCのオード1967,39年をいただきました。
後述するセミナーでのオード1970と比べるとやや軽さはありましたが,そのぶんとてもフルーティでかなり美味しかったです。

 



その後,サマローリの高額ボトル,グレングラント1973とトミントール1967の試飲もさせていただきました。
トミントールが人気とのことでしたが,非常に熟成感があり華やかでフルーティな反面,ボディが軽くなっている印象でした。
グラントはトミントールほど華やかではありませんが十分にフルーティであり,ボディもなかなか保たれているタイプで,個人的にはこちらが好みでした。
どちらもずっとうっとり飲み続けられるような熟成感があってとても美味でしたが,さすがに買うのに躊躇するような強気の値付けですね!

 



モルトではありませんが,スコッチモルト販売さんのブースで安価に出されていたコニャック,Borderie1970,これが非常に陶酔感がありすばらしい香りでした。
いわゆるランシオと言われる香りの中でも本命のような香りで,確かに昔の素晴らしいモルトにも共通点を感じることがあるように思いました。

 

こうして書いてみると意外に長くなってきたので,今回はブースでの試飲の話でおしまいにして,参加したセミナーのお話は次回の後編にします。



 

2014.11.25【日記】

プチSBT 2014/10月 from naoskprsさん sample C


モルト仲間のnaoskprsさんから,ブラインドサンプルが3種類届きました。

ありがたく挑戦させていただきました。

最後のCです。

 


(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)


・プチSBT 2014/10月 from naoskprsさん sample C


香りは淡いオールド感,グレープフルーツのわた,パッションフルーツ,白ブドウ,メロン,乾いた麦感,青リンゴ,抹茶,銀杏,凝縮感あり,ピートもしっかり。
飲むと凝縮して粉っぽいテクスチャー,噛み応えあり,グレープフルーツのワタ,パッションフルーツ,生ハムメロン,強めの甘味,コクあり,ナッツ,旨味濃厚,強くピーティで淡い炭っぽさ,少しタール。

【G/VG】


凝縮感のある粉っぽい柑橘感とピート,この組み合わせはラフロイグとピーティなスプリングバンクが連想される。
フルーツ感の方向性からは昔のグレンドロナックもありあるが,ピーティ過ぎる。
ラフロイグが第1予想で,だとすると80年代前半のフルーティだが,ピートに炭っぽいニュアンスがあったことを鑑みるとたまにある80年代後半の特別にフルーティなものかもしれない。
リフィル系の樽の熟成,50~55%程度の度数。


・予想
1、ラフロイグ
2、スプリングバンク
3、なし

 

以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 


ラフロイグ LAPHROAIG 1993 14yo Douglas of Drumlanrig 51.1%


ダグラスオブドラムランリグのラフロイグ1993,14年熟成でおよそ7年前のボトリングでした。

これも蒸留所予想が当たったのは良かったのですが,スペック予想はもうひとつでしたね。
7年前のボトリングでしたが,それ以上にこなれた印象で,もう少し古いボトルに感じました。

凝縮感が強く粉っぽい噛み応えを感じるテクスチャーは,自分の中では80年代前半のラフに多い個性なのですが,90年代,特にこの1993にはしばしば感じることがあります。
また,上記のとおりスモークのニュアンスは近年の炭っぽさを伴うものであったため80年代後半予想としたのですが,よくよく考えれば1993で納得できる味わいでした。
ちょっと古いニュアンスを強めに拾ったためにそういうヴィンテージ予想になったのだと思います。

大好きな蒸溜所で,しかも好みのタイプのボトルだったので,きっちりスペックまで当てて締めたいところでした。


naoskprsさん,今回も貴重なボトルを出していただきありがとうございました。

 
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2014.11.14【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 18年 ウイスキーエクスチェンジ ウイスキーショー2014向け

良い熟成感を感じる90年代ラフロイグでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 18yo Speciality Drinks (THE WHISKY EXCHANGE) for The Whisky Show 2014 50.9%,   


香りはオレンジマーマレード、アプリコットジャム、煮詰めた紅茶、ナッツ、ヨードのある強いピート、スモーク、リッチ、飲むと滑らかな口当たり、シトラス、魚介ダシ、ナッツ、強く炭っぽいスモーク、甘味はほどほど、オークのタンニンが味を深めており余韻も長め。香りはレモン、りんご、バニラ、ナッツ、クリーム、良い麦感、ヨードもあるスモーク、飲むとじわりと刺激、凝縮した柑橘、粉っぽく噛みごたえあり、濃いめの甘味、麦の旨味あり、炭っぽく強いスモーク、良い柑橘の酸味、ややオイリーで長い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジからウイスキーショー2014向けのラフロイグ18年です。
ヴィンテージ表記はありませんが,同シリーズのクライヌリッシュ同様にこちらも1995か1996あたりのヴィンテージと思われます。

熟したニュアンスもある濃いめのフルーツ感があり,らしいヨードとスモークをしっかり感じるピートが香りから感じられました。
飲んでみると意外に滑らかで,甘味はそれほど強くなく,味を深めるオークのニュアンスが良かったです。

柑橘系フルーティに凝縮感があって粉っぽいタイプ(これは熟成期間によらず,あるものには若い段階からあることが多い印象)ではなく,良い熟成感のあるフルーツ感だったのが印象的でした。

 
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2014.10.24【日記】

ニューリリース:ラフロイグ 1998 15年 ウイスキーエクスチェンジ 信濃屋 BAR SHEEP 15周年

良ヴィンテージのラフロイグ1998だけあって良いボトルでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1998-2014 15yo THE WHISKY EXCHANGE chozen by Shinanoya for the 15th anniversary of BAR SHEEP 54.8%


香りは熟したオレンジやアプリコット、ヨードもある強いピート・スモーク、ナッツ、淡い抹茶、飲むと凝縮した柑橘、やや噛みごたえあり、コクのある甘味、淡く炭っぽい強いピート、魚介ダシ、ややオイリー、長い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジのラフロイグ1998,15年熟成。
信濃屋さんが横浜のBAR SHEEPさんの15周年記念にボトリングしたものです。

現行のラフロイグと炭っぽいピートの出方は近いのですが,フルーツ感においてはリフィルの樽っぽい凝縮して噛み応えがあるような柑橘感がありました。
アイラモルトのカスクストレングスらしいピートや潮,魚介ダシのニュアンスも強く感じました。

値段も同時期の同スペックのボトルと比べてかなり抑えられてましたし,良心的でとても良い記念ボトルだと思いました。
15周年おめでとうございます!


 
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2014.09.29【日記】

ラフロイグ 1993 17年 ダンイーダン 信濃屋向け #5187

近年ボトリングのラフロイグの中ではひときわフルーティさが際立ったボトルでした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1993-2010 17yo DUN EIDEANN for Shinanoya #5187 44.6%
one of 120 bottles



香りは華やかで強い、強く凝縮したグレープフルーツ、粉チーズ、生ハムメロン、白い花、やや炭っぽい強めのピート、スモーク、乾いた麦感、飲むと柔らかな口当たりからじわじわと刺激、凝縮して粉っぽいテクスチャー、やや噛みごたえあり、強くグレープフルーツ、チーズ、柑橘の強い酸味と甘味、やや炭っぽさのあるピート、スモーク、長くはないがフルーティ&スモーキーな余韻。

【Very Good】


ダンイーダンが信濃屋向けにボトリングしたラフロイグ1993,17年熟成。

香りの最初からフルーティで華やかであり,凝縮して粉っぽい柑橘や粉チーズ,生ハムメロンといった,昔のフルーティなラフロイグに共通するニュアンスが多く感じられます。もちろんアイラらしいピート・スモークもありますが,完全にフルーティさが勝っています。
飲んでみると柔らかな口当たりからじわりと広がり,香り同様に凝縮した柑橘は強く,噛み応えを感じます。
長熟でないカスクストレングスのアイラとしてはやや迫力に欠ける部分もありますが,それを補って余りあるほど凝縮したフルーツ感は際立っており,甘味と酸味のバランスも良く,非常に美味しくいただきました。

 
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T.Matsuki

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