ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.06.19【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 2013-2018 5年 モルトマン 日本向け #10025 56.1%

若さはピートとシェリーに覆い隠されていました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 2013-2018 5yo The maltman for Japan #10025 56.1%
one of 245 bottles, Sherry cask



香りは近年シェリー、 黒糖、ヌガー、少しみたらしのタレ、焦げ感のあるスモーキーな麦芽と魚介ダシ。
飲むとねっとりしたテクスチャーからビリビリと刺激。黒糖かりんとうのまったりしたややしつこい甘味、引き締めるタンニン、豆や根菜、ジャムやピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


最近日本向けにリリースされた、シークレットアイラ2013、5年熟成のシングルカスクです。
噂によると、そして香味的にもシェリーカスクのラガヴーリンと思われます。

近年のシーズニングシェリーの中でも濃い味が出るものを選んだようで、色も香味もしっかりついています。

黒糖やヌガーといったまったりと甘やかなシェリー樽由来の要素と若いラガヴーリンらしいフェインティな根菜っぽさを伴う強いピートが、5年熟成の若々しさの大部分をマスクしてくれている印象です。

近年らしいシェリー感で個人的には経年変化で極端に良くなっていくタイプではないと思いますが、甘さを引き締めるタンニンもほど良い程度で、ハウススタイルもあり、思っていたより美味しくいただけました。

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2019.01.17【日記】

ラガヴーリン 25年 オフィシャル "バイセンテナリーボトリング" 51.7%

やはりエレガントでグラマラスです。

 

※写真は以前掲載したものを転用しています。

ラガヴーリン LAGAVULIN 25yo OB "BICENTENARY BOTTLING" 51.7%
one of 8000 bottles, Sherry Oak Casks


香りは芳醇で多彩。心地良いシェリー感と滋味深さのある強いピートが溶け合う。わずかに果汁っぽさも伴うドライフルーツと高級なビターチョコレート、ナッツ、ハーブやスパイス、強いヨードとスモークにしっかりとレザーや腐葉土。
飲むととろみのあるテクスチャーで芳醇に広がる。シェリー系の濃縮フルーツとやはり高級チョコレート、コクのある優しい甘味と心地良い渋味、ヨードとスモーク、そしてアーシーさもあって複雑。エレガントで品がある。陶酔感もあって長い余韻。

【Excellent】


ウイスキーラバーズ名古屋でお出しするボトル、6本目はこのラガヴーリン25年です。
2016年の200周年記念で出されたボトルのうち、最長の熟成がこの25年でした。

近年のボトルでボトリング数も多かったためまだそこまで極端には高騰していませんし、海外からの購入額にはちょっと幅がありましたが、私もリリース直後に購入しましたから極端には高くない値段でお出しできます。
リリース時にも興奮してしつこいレビューを書いてしまいましたが、近年ボトリングとしてExcellentな傑作として楽しんでいただきたいボトルです。

今回改めてテイスティングしましたが、やはり近年シェリーカスクのアイラモルトとして文句の全く無い仕上がりで、陶酔感がありつつもノンストレスで飲めてしまうので、危うくお出しする量が結構減ってしまうところでした。
なお、家でも開いているのですが、開けたてと比べて極端に味が良くなってるという印象は無く、やはりボトリング時がほぼピークの香味なのではないかと思います。

 
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2018.08.12【日記】

ラガヴーリン 1979-1995 15年 シンジケート 59.2%

まだパワフルですが少しこなれてきたでしょうか。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1979-1995 15yo The Syndicate's 59.2%


香りはキツさのないこなれたフレッシュシトラスと滋味深いモルティ、若葉、 少し生ハムメロン、鋭く強いアイラのピート。
飲むとこなれた感もあるがヒリヒリと刺激あり。クセのない品のある甘味と噛み応えのある強い麦芽の旨味、スモーク優位のピート、魚介ダシが効いているがクリーンで心地良い余韻。

【Good/Very Good】


2005年にボトリングされた、シンジケートのラガヴーリン1979、15年熟成です。

ボトリングから20年以上経過して少しこなれてきてはいますが、ブレンデッド用に作ってボトラーに回った樽かなと思うようなプレーン系の樽感で、しかもハイプルーフということもあって、まだまだフレッシュでパワフルです。
オフィシャルであるディアジオのプレーンカスクとはちょっと違っていて、やや安っぽい樽感ですが、これはこれで個人的には結構好きだったりします。

アイラモルトらしい強いピートや魚介ダシの主張があり、どちらかというとラフロイグに感じることの多い生ハムメロンっぽいニュアンスを淡く感じたがの印象的でした。

まだまだフレッシュさのあるこのボトル、もう何年かしてから飲んでも良さそうです。

 
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2017.09.15【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 2000-2016 オフィシャル ディスティラーズエディション バッチナンバー igv.4/505 43%

ある意味最後のバイセンボトルです。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 2000-2016 OB DISTILLERS EDITION BATCH NO. igv.4/505 43%


香りはアプリコットジャムや樹液、オイル、ナッツ、魚介ダシ、奥に焦がし麦、強いスモークとヨードも感じるパワフルなピート。
飲むと思いのほか優しい口当たり、香り同様にアプリコットジャムや樹液、穏やかなコクのある甘味、優しい麦の旨味、ダシ、ナッツとオイル、ボディはミディアム、ピートはしっかり。

【Good/Very Good】


オフィシャルのラガヴーリン2000、約16年の熟成です。
昔のダブルマチュアードシリーズを踏襲するディスティラーズエディションの最新のものですね。
ボトリングが2016年ということもあり、ラベルにはバイセンテナリーのロゴが入っています。
バイセンテナリーボトリングとしては、NASのジャズフェス、8年、12年、18年アイラフェス、25年がリリースされていましたが、このディスティラーズエディションもバイセン仕様ということになるのでしょうか。

さて肝心の中身ですが、らしい樹液っぽさやアプリコットジャムのようなコク、アイラモルトらしいパワフルなピートが感じられる香味で、ダブルマチュアードのためか多彩さもあり、しっかりと仕上がっていました。

加水のためかラガヴーリンとしてはボディが軽く感じられる部分もありましたが、優しく多彩で良い味でした。
2016年のバイセンテナリーイヤーにボトリングするということを、少なからず意識して作ったとも思える良いラガヴーリンでした。


 
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2017.08.25【日記】

ラガヴーリン 11年 オフィシャル "マネージャーズドラム" 2013年ボトリング 57.1%

比較的近年リリースでもマネドラの味だと思います。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 11yo OB "The Manager's Dram" 66.0%
bottled in 2013



香りは強い、オイリーなソルトピーナッツ、オレンジ、アプリコット、力強いモルティ、蜂蜜、品のある海藻や魚介のダシ、スモーキーでパワフルなピート。
飲むと意外に滑らかでオイリーな口当たりからスパイシーに広がる、しっかり粘性あり、コクのある甘味、味を深めるオーク、少しクレゾールや金属感のある強いピート、魚介と麦の旨味、ピートが効いておりナッティでオイリーな長い余韻。

【Very Good】


蒸留所関係者に配られる非売品であるマネージャーズドラムですが、2013年にラガヴーリンがボトリングされていました。
11年熟成ですから2002年頃の蒸留で、マネドラらしい色の薄いハイプルーフのカスクストレングスです。
一般販売していないこともあり、有楽町のモルト愛好家も皆こんなボトリングがあったことを知りませんでした。

香味も、想像通りマネドラらしく樽が効いていない原酒の味が強いタイプでした。
ただ、ボトリングからまだ4年程度ですが想像よりもこなれたのか元々なのか、スペックのわりには荒さが無く深みや複雑さが感じられたのが印象的でした。

らしい粘性もあり、コクもあり、パワフルなピートも健在で、現時点でも美味しいですがマネドラらしく何十年か経ってゆっくりと良くなりそうでもありました。


 
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2017.08.18【日記】

ラフロイグ 1988-2008 20年 シンジケート 53.1%

期待通りの美味でした。

 

ラフロイグ LAPHROAIG 1988-2008 20yo The Syndicate's 53.1%


香りは粉っぽく凝縮した柑橘感、オレンジオイル、乾いた強めのモルティ、アメリカンコーヒー、海藻、燻製、ヨードもある強いピート。
飲むと力強いアタック、じわじわと染み込むようなテクスチャーで噛み応えあり、凝縮した柑橘の甘味と酸味、濃い旨味、少し妖艶なフローラル感、引き締めるような強めのオーク、強いが心地良いピート、長い余韻。

【Very Good】


シンジケートという団体が詰めたラフロイグ1988、20年熟成です。
ボトリングはブルイックラディで行ったという記載があり、樽はマーレイマクダヴィッドのものではないかと思われます。
この団体はブレンデッドウイスキーのシンジケート58/6とは関係がないようで、裏ラベルにメンバーと思われる10名の名前が記載されていますが全員聞いたことがない名前です。
私が無知なだけかもしれませんが。

中身はどうかというと、美味しいものが多いイメージのある1988ヴィンテージへの期待を裏切らないハイクオリティでした。

期待通りの粉っぽく凝縮したような柑橘とその?み応えのあるようなテクスチャーがあり、経年変化もあってかそれがモルティな旨みと共にじわじわと染み込んでくるようでした。

らしいヨードも感じるピート感がありますがフルーティさも負けておらず、妖艶さも帯びており、非常に美味しかったです。


なお、シンジケートのラフロイグ1988は熟成年数ごとに何種類かあり、このボトルの前には12年熟成を飲みました。

テイスティングノートを残せなかったのが残念でしたが、個人的には12年のほうがオークのニュアンスが控えめでより好みでした。
ボトリング後の時間が経ってこなれてきているのも影響していたのかもしれません。

とはいえどちらも素晴らしいラフロイグで、他の熟成年数のものに出会うのも楽しみにしています。


 
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2017.07.29【日記】

ラガヴーリン 1998-2004 5年 グレンスコマ #9719 46%

若くてもしっかりラガヴーリンの味がしました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1998-2004 5yo GLENSCOMA #9719 46%
one of 432 bottles



香りは樹液と淡いワックス、アプリコットジャム、魚介ダシ、ミネラル、強いピート、スモーク。
飲むと穏やかな口当たりから少し若いヒリヒリするスパイシー、薄めたアプリコットジャムや蜂蜜の優しいコクのある甘味、噛み応えのある旨味、淡いが引き締めるオーク、魚介の旨味、ピーティで長い余韻。

【Good/Very Good】


ドイツのグレンスコマがボトリングした、蒸留所表記のないラガヴーリン1998、2004年ボトリングで5年と短熟です。

アイラモルトは短熟でもピートで若さがマスクされて飲めるものが多いという印象はありますが、このボトルは加水と経変変化も影響しているのか、想像以上に仕上がっていました。

熟成したラガヴーリンに感じることの多いアプリコットジャムや樹液のようなニュアンスがあり、甘味にはコクが感じられ、噛み応えを感じるテクスチャーも好印象でした。

スペックからの想像を遥かに超えた仕上がりで、素直に美味しかったです。

 
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2017.06.28【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 16年 オフィシャル アイラフェス2017向け 56.1%

去年ほどのインパクトはなくてもやはり美味です。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 16yo OB FEIS ILE 2017 56.1%
Double Matured in Moscatel cask wood



香りは膨らみがある、アプリコットジャムと淡い樹液、こなれたモルティ、強くスモークされた燻製ソーセージ、リッチ。
飲むと芳醇に広がる、アプリコットジャムや蜂蜜のコクのある甘味、リッチなオークなナッツ、麦と燻製した魚の濃い旨味、ピートの効いた長い余韻。

【Very Good】


今年のアイラフェス向けのラガヴーリン16年、逆算すると2001年くらいの蒸留でしょう。
かなりの甘口シェリーであるモスカテルの樽で後熟されています。
バイセンテナリーだった去年の18年が素晴らしいものだったので、今年のものも楽しみにしていました。

ラガヴーリンらしいアプリコットジャムや樹液を感じ、厚みや旨みのある酒質です。ピートももちろん健在で、飲み応えがありました。

同フェス向けで同じく甘口シェリーの後熟だったカリラと比べると、同じく自然な味付けで一体感のある仕上がりでありながら、原酒の重めの個性を生かしてあって非常にコク深かったのが印象的でした。

ハウススタイルがしっかり残っており、それも踏まえた仕様なんでしょうね。さすがです。


 
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2017.06.22【日記】

ラガヴーリン 16年 オフィシャル 80~90年代流通

素晴らしく濃厚で旨いアイラの巨人です。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 16yo OB 43%
1980~1990年代流通



香りは少し妖艶さのあるオールド感、滑らかなアプリコットや少し洋梨っぽいジャム、樹液、麦の旨味、凝縮した麦と魚介の旨味、ヨードのある力強いピート。
飲んでも重厚で旨味がたっぷり。粘性あり。プラムとアプリコットのジャム、オイル、コク深い甘味、魚介の旨味、ヨードのある強いピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】


80年代後半から1990年前後くらいまで流通していたラガヴーリン16年オフィシャルボトル。
微妙に違いますが今と近いラベルで、当時のスタンダードです。

粘性を伴うアプリコットジャムや樹液っぽさ、そしてリッチでコクのある甘味や魚介系の旨味を伴うパワフルなピート感、そういった現行にも感じるらしい要素がひときわ強く感じられました。

そして少しうっとりするようなオールド感も帯び始めていたのも好印象でした。

ラガヴーリンはスタンダードボトルがシェリー感の強い12年熟成から16年になって以降は、昔も今も同様の個性がしっかりと感じられ、スタンダードの中でも特に安定感のある美味しさだと思います。

しかし、経年変化もあるのか作りの違いなのか、やはりこのあたりのものは、現行品にも強く感じる濃厚さや深みにおいてさらに秀でているように感じました。

オールドのカスクストレングスを飲んだ後のような、かなりの満足感のある1杯でした。


 
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2017.06.04【日記】

ラガヴーリン 1997-2005 ハイスピリッツ "シングルアイラモルト 1" 46%

短熟なのにらしい粘性がありかなり美味しいです。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1997-2005 High Spirits "Single Islay Malt 1" 46%


香りは甘やかで丸みがある、アプリコットジャム、樹液、少しクリーム、魚介ダシ、強いピート。
飲んでもアプリコットジャムのコクのある甘味、粘性あり、ナッツ、魚介出汁と麦の旨味、パワフルなピートがありオイリー、余韻は長め。

【Good/Very Good】


イタリアのハイスピリッツ社がシングルアイラモルトシリーズの1としてリリースしたシングルモルトで、中身はラガヴーリンだと言われています。
1997ヴィンテージで2005年にボトリングされており、熟成年数は8年程度の短熟で、46%加水です。

加水と経年変化の影響か、香りも味わいも丸みや粘性を帯びており、アプリコットジャムや樹液といったらしいニュアンスがしっかりと感じられました。
もちろんアイラモルトらしい強いピートも健在です。

この粘性のあるテクスチャーは、オフィシャルだと12年にうっすら、16年でしっかり出てくるイメージですが、このボトルは8年程度の熟成なのにしっかりと感じられ、未熟感もなく十分に仕上がっていたのが印象的でした。


 
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2017.05.06【日記】

ラガヴーリン 1991-2015 オフィシャル アイラフェス2015向け 59.9%

変わらない美味しさを堪能しました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1991-2015 OB FEIS ILE 2015 TRIPLE MATURED 59.9%
one of 3500 bottles



香りはアプリコットジャム、樹液、上品なカツオダシ、心地良い麦感、ドライナッツ、潮風、ヨードのあるリッチな強いピート。
飲むと芳醇に広がる、やや粘性あり、パワフルでややスパイシー、アプリコットジャム、ナッツ、旨みのある麦感と魚介ダシの旨味、強いコクのある甘味、引き締めるオーク、力強いピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】


2015年のアイラフェス向けにボトリングされたラガヴーリン1991。
トリプルマチュアードですが味付け感はなくハウススタイルも生かされた非常にナチュラルかつ複雑な仕上がりで、前回同様に非常に美味でした。

モルトウイスキーはボトリング直後に飲むと最初の1年ではそこそこ変化するイメージもあったのですが、このボトルに関してはほぼ昨年の記憶通りでした。
逆にさすがディアジオさん、フィルタリングや本数のあるヴァッティングでしっかり綺麗に仕上げており、それだけ最初から安定感のあるものを作っていたということかもしれません。

 
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2017.05.03【日記】

ニューリリース:アイラシングルモルト (ラガヴーリン) 2008-2016 8年 スリーリバーズ "ダイナソー" #2273 51.3%

期待通りの若い美味しいアイラモルトでした。

 

アイラシングルモルト (ラガヴーリン) ISLAY SINGLE MALT (LAGAVULIN) 2008-2016 8yo THREE RIVERS "DINOSOUR" #2273 51.3%
one of 359 bottles, Bourbon Hogshead



香りはフレッシュレモン、バニラ、若々しいモルティ、強いスモークを感じるピート、潮風と魚介ダシ。
飲むとヒリヒリとスパイシー、香り同様にフレッシュな柑橘と強く若いモルティ、やや噛み応えのある旨味あり、クセのない甘味と強めの酸味、海を感じる塩気、オイリー、魚の燻製、ヨードもあるが鋭く強いスモーキーなピート感。

【Good/Very Good】


スリーリバーズさんのダイナソーシリーズから、アイラシングルモルト2008、8年熟成。
表記はありませんが、中身は若いラガヴーリンのようです。

バーボン樽で熟成させた若いアイラモルトらしく、フレッシュな柑橘とバニラ、そして潮のニュアンスと強いピート感がガツンと主張してきました。

熟成年数のわりに度数が下がっているためか、スパイシーなヒリヒリ感はあるのですが刺々しさは感じず、甘味と良い酸味と塩気、そして旨味もあり、魅力的な若さを堪能できる仕上がりでした。

若くてもピートでマスクされるために仕上がりの早いヘビーピーテッドのアイラモルトの中でも、プラスアルファの仕上がりの良さを感じる1本でした。


この1杯は、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
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2017.04.23【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 1992-2016 23年 オフィシャル 中国向け #5745 55.7%

これもさすがのMHDクオリティでした。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1992-2016 23yo OB for China #5745 55.7%
one of 420 bottles, BODEGA SHERRY EUROPEAN OAK



香りはアプリコットやプラムのジャム、熟したプラム、チョコレート、豊かなモルティ、魚介ダシ、アーシーさを伴う滋味深く強いピート。
飲むと芳醇に広がる、プラムジャムなど香り同様に濃縮したフルーツ、コクのある甘味と引き締める淡い渋味、ダシの旨味と心地良い麦の旨味、滋味深いモルティ、じわじわと強いピート、長い余韻。

【Very Good】


昨年リリースされたオフィシャルシングルカスクのラガヴーリン1992、23年熟成です。
BOYAO ZHAOという中国の方が選んだ樽という記載があります。
ラガヴーリンの日本向けのシングルカスクなんてボトリングされた記憶がなく、どれだけ力がある人なのかわかりませんが悔しいです。

リリースは知っていたのですが、中国向けのボトルなので買う術がなく、飲む機会は無いだろうと思っていたのですが、有楽町のお客さんで購入してくれた方がおり、飲むことができました。

記載ではボデガシェリーヨーロピアンオークとされていますが、ディアジオで大量に購入しているという噂もあるソレラシステムの樽だとすると基本はアメリカンホワイトオーク製であるはずで、どういうスペックの樽かちょっとよくわかりません。

肝心の中身ですが、ほどよいシェリー感が効いていますが豊かなモルティな要素や滋味深さを感じるピーティさがしっかりと主張する香りでした。

飲んでもやはり芳醇な広がりがあり、心地良いシェリー感が全体を包んでいました。甘味と渋味のグッドバランスも楽しめ、ディアジオらしいモルティさも残っており旨味も十分でした。
アイラのカスクストレングスらしいピーティさも強く、アイラのシェリーカスクとしてバランス良く仕上がったモルトだと思いました。


昨年ボトリングされた近い年代のラガヴーリンのシェリーカスクだと、バイセンテナリーの25年、エクスチェンジ向けのシングルカスク1991チャリティボトル、そしてこの中国向けの3本があり、どれが好みかは意見の分かれるところだと思います。

個人的にはエレガントさが際立ったヴァッティングのバイセンテナリー25年、同系統ながら厚みと輪郭の明確さが際立ったチャリティの1991、そしてシングルカスクらしからぬバランス感覚の今回の1992という印象でした。

そして、どれも極めて美味しかったですが、私の好みはその順番でした。

この3本に関しては、バイセンテナリーの年にボトリングされたということもあり、今後もずっと語られていくように思います。

飲む機会をいただけて本当にありがたかったです。


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2017.03.17【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 1991-2016 オフィシャル 200周年記念チャリティーボトル 52.7%

まさかの追加リリースに、バタバタさせられました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1991-2016 OB 200th ANNIVERSARY CHARITY BOTTLING 52.7%
one of 522 bottles, ex-sherry butt



香りは芳醇で複雑で力強い、全体を包む心地良いシェリー感、プラムやベリーの古びたジャム、ドライフルーツやローストナッツ、高級なビターチョコレート、ハーブやグローブなどのスパイス、強く鞣し革や腐葉土、磯っぽさ、古びたニュアンスもあるが深みのある強いピート、優しいヨード、エレガントさがありグラマラス、リッチで陶酔感あり。
飲むと淡い粘性のある滑らかな口当たり、強く芳醇に広がる、香り同様の濃縮フルーツや高級チョコレート、リッチで深い味わい、心地良い甘味と淡い渋味、穏やかな魚介の旨味、しっとりしたニュアンスもある強いピート、陶酔感のある長い余韻。

【Excellent】


昨年はラガヴーリンのバイセンテナリーイヤー(200周年)であり、記念ボトルがジャズフェス向けノンエイジ、8年、12年、アイラフェス向け18年、25年とリリースされ、ひと通り飲んでボトルもなんとか買えてひと安心していました。

ところが今年になって、ウイスキーエクスチェンジから突然このバイセンテナリー表記の追加リリースの案内が来ました。
チャリティボトルということもあって、1200ポンドオーバーというかなりの高額ボトルで、抽選販売でした。
スペックも1991-2016のシェリーカスク熟成と、非常に美味しかったバイセンテナリー25年とほぼ同スペックであり、いわば25年の構成原酒で特別な1樽を選んだというようなものと推察されました。

欲しいBARを何軒か知ってましたし、当たればそこで開けてもらって私も飲めますし、仲間と一緒にダメ元で抽選に応募してみました。
ところが応募者がほとんどみんな当たりました。(笑)
バイセン25年で財政難になった記憶も冷めやらぬうちですし、世界のラガ愛好家にとってもさすがに高額過ぎたということでしょう。

肝心の中身はというと、有楽町で開いたときにじっくりテイスティングさせていただきました。

一言でいうなら、予想通りバイセン25年とかなり近い香味です。

テイスティングノートを見ていただければご理解いただけると思いますが、同じように熟成感と高級感のあるシェリーカスクのアイラモルトで、極めて複雑でエレガント、グラマラスなボディも残っており素晴らしいです。

よく似た中で強いて違いをあげるとしたら、今回のものにもエレガントさはあるのですが、25年よりわずかに粗野なところがあり、男性的でくっきりとした強い味です。
そこは良くも悪くも調整のないシングルカスクらしい部分なんだと思います。

こういう樽や、やや弱いがこなれた樽なんかをヴァッティングして25年は作られていたんだということを実感しました。

いろんな意味でかなり悩み、出てこなけりゃよかったのにとまで思った時もあったボトルでしたが、結果的には出会えて良かったと思える素晴らしいリリースでした。


 
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2017.01.26【日記】

ラガヴーリン 1995-2013 オフィシャル アイラジャズフェスティバル2013向け 51.9%

素晴らしいシェリーカスクのラガヴーリン、こんなのがあったんですね。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 1995-2013 OB ISLAY JAZZ FESTIVAL 2013 51.9%


香りはリッチなシェリー、熟したプラム、アプリコットジャム、樹液、ナッツ、魚介ダシ、うっすらレザーと土っぽさ、キツさは無いがヨードもある強いピート。
飲むと芳醇に広がる、心地良いシェリー感、粘性あり、プラムやアプリコットのジャム、リッチでコクのあるジャム系の甘味、引き締めるオーク、旨味のある魚介ダシ、少しオイリーで強いピート、余韻は長い。

【Very Good/Excellent】


毎年アイラ島で行われるジャズフェスティバルに向けてラガヴーリンが記念ボトルを出しており、これは2013年のものです。
アイラフェスは毎年飲んでいるのですが、ジャズフェスの2013年は今回初めて飲みました。

そして驚きました。
こんな良いシェリーカスクのラガヴーリンが出ていたんですね。
ディアジオセレクトの良いシェリーカスクだけあって、近年のシーズニング感たっぷりのシェリーとは異なるイメージの上品に全体を包むようなシェリー感で、そこにラガヴーリンらしい樹液っぽさやアプリコットジャム感、魚介ダシやピートといった要素がきれいに共存していました。
少し古いシェリーに出てきがちな土っぽさやレザー感といった要素もうっすらと感じられ香味を深めていました。

非常に複雑かつ芳醇な香味で、コクのある甘味と引き締めるタンニンの渋味のバランスも絶妙で、完全に突き抜けていました。

恐らく発売時とそこまで大きくは変わっていないと思いますし、これはもし発売当時に飲んでいたら、大騒ぎして探したのではないかと思います。

素晴らしいシェリーカスクのラガヴーリンでした。
こんなものがある蒸留所ですから、バイセンテナリー25年みたいなリリースもできるんでしょうね。


 
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2017.01.19【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン オフィシャル アイラジャズフェスティバル2016向け 蒸留所200周年記念

ノンエイジですがしっかり仕上げてありました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN OB ISLAY JAZZ FESTIVAL 2016 and 200th ANNIVERSARY #1894 54.5%


香りには刺激もあるが粘性もありそうなアプリコットジャム、樹液や蜂蜜、旨そうな麦感、魚介ダシ、スモーキーでパワフルなピート、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりからパワフルに広がる、少しの刺激と粘性のあるテクスチャー、アプリコットジャムのコクのある甘味と引き締める良いオーク、樹液、若々しい旨味のある麦感と魚介ダシ、ヨードもある強いピート、迫力あり、余韻は長く心地良い。

【Good/Very Good】


毎年アイラ島で行われるジャズフェスティバルに向けてラガヴーリンが記念ボトルを出していますが、これは同蒸留所の200周年でもある2016年にリリースされた最新のジャズフェスボトルです。

ヴィンテージ表記がなく若い原酒も入っていると思われ、そこからくる刺激的で鋭い要素もあるのですが、ブレンドの妙なのか全体としてはそこそここなれたラガヴーリンらしい樹液っぽさとその粘性がしっかりと感じられました。

フレッシュな旨みのある麦感もしっかり感じられ、甘味にはコクがあり、良質なオーク感もありました。

アイラのカスクストレングスらしい迫力のある強いピートも十分に感じられ、ハウススタイルもあって満足感のあるボトルでした。


 
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2016.12.25【日記】

2016年を振り返って

2016年ももうすぐ終わりです。
簡単にですが、今年の自分のモルトライフを振り返ってみようと思います。

さっそくですが一番心に残ったボトルは・・・、と普段だと行きがちなところですがですが、なんといっても今年はスコットランドに行き、現地でテイスティングをして樽選定に携われたことが一番思い出深い出来事でした。

テイスティング記事をしばらくお休みにして、現地の臨場感を少しでも伝えようと旅行記的なものを初めて書きましたが、意外と反響もあり多くの方に楽しんでいただけたようで嬉しく思いました。
現地でないと得難い経験・見識を得ることができた貴重な1週間でした。
そして、良くも悪くも現実がよくわかりましたが、どちらかというと良い現実に目を向けられそうだなとも思ったのでした。そういう意味でも幸せな時間でした。


改めて、誘ってくださったウイスキーフープの方々、同行して助けてくれた方々に感謝いたします。
ありがとうございました。

今年の自分のモルトライフに関してもうひとつ大きなものを挙げるなら、嗜好がニューリリース重視に完全に移行したと確信したことです。
もともとオールド好きですし、私にも過去のリリースにばかり目がいっていた時期が長くありました。この後にもご紹介しますが、実際に伝説的に素晴らしいオールドボトルというのはあり、圧倒的な美味しさと存在感を持っています。現行品がボトリング後の変化を経てこれに及ぶかと言われると、疑問が残るところではあります。
しかしそんな私も、美味しさ、面白さ、今後へのワクワク感、知的好奇心への刺激、などなど総合的にみて、ニューリリースのほうに楽しさが移行しています。有楽町に行っても、どんなオールドが開いたかよりも、どんなニューリリースが開いたかのほうが自然と気になるようになりました。
間違いなくモルトの未来は明るくなってきていると感じています。

この辺の話はもう少し書きたいのですが、今後のことは年明けの記事に譲るとして、そろそろ今年心に残ったボトルの話にいきましょう。


今年も多くの素晴らしいボトル達との出会いがありましたが、新旧問わず圧倒されたものは以下の3本で、順位はつけられませんでした。



 
スプリングバンク SPRINGBANK 1967-1981 13yo OB for Italy #1967/3130 58.9%


 
グレンギリー GLENGARIOCH 1972 15yo Slim Cowell's personal selection II 60%


 
ラガヴーリン LAGAVULIN 25yo OB 200th ANNIVERSARY 51.7%


この3本をどうして選んだかは、各記事とも暑苦しく書いてしまったので読んでいただければわかると思います。
オールド2本は鳥肌が立ったり陶酔感に呆然としてしまうようなモルトで、素晴らしいポテンシャルのボトルを飲み頃で飲んだ満足感が尋常ではなかったです。
そしてバイセンテナリーイヤーだったラガヴーリンの25年は、どれも素晴らしかったバイセンボトルの真打ちとして登場しましたが、ご祝儀評価ではなく実力で圧倒されました。金額を考えず評価すればベストニューリリース部門でも優勝です。



続いて、個人的な想い入れナンバーワンボトルはこれです。



 
ラガヴーリン LAGAVULIN 18yo OB for FEIS ILE 2016 200TH ANNIVERSARY 49.5%


旅行記でもこの日は前編後編に渡って書きましたが、アイラフェスに行き、雨の中3時間40分並んで買い、そしてその日の夜に現地で開けたボトルです。
本当に美味しかったです。一生忘れないでしょう。



このほかに突き抜けたものとして挙げるならこの3本です。



 
アバフェルディ ABERFELDY 1991-2015 24yo OB for THE WHISKY SHOP #6394 53.5%


 
グレンファークラス GLENFARCLAS 1989-2016 26yo OB for Bar Main Malt & BAR CAMPBELTOUN LOCH #13009 52.3%

※まだブログ未掲載です。


 
ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12382 58.4%


上の2本はどちらもオフィシャルが特定の相手に詰めたシングルカスクですが、それぞれバーボン系とシェリー系で突き抜けた個性と魅力を併せ持ったボトルです。いま最も期待できるのはこういうスペックのものだと思うのですが、そのことを実感する代表的な2本です。特に、近年リリースのシェリーはどうしても過去のボトルに比べると突き抜け切れないところがあり半分諦めてもいたのですが、このファークラスにはそれすらも吹き飛ばすようなスペシャル感がありました。
クリスマスラベルの2005年もそうでしたが、正直、我儘に自分たちのことだけを考えたら、一般売りせずフープ会員だけのために瓶内変化を経るころまでずっと在庫としてとっておいて欲しいと思ってしまうようなクオリティでした。

3本目のエディションスピリッツのラフロイグは、ここ数年オフィシャル優位でボトラーが苦戦する中で出てきたスペシャルなシェリーカスクのラフロイグで、第一印象から圧倒的でした。現時点でも素晴らしく今後もどんどん良くなりそうで、可能なら大量に買いたかったボトルでした。
オフィシャルでは出てこなそうなスペックですし、まさにボトラーの面目躍如という感じの突き抜けかたでした。



最後に、ニューリリースのコストパフォーマンス部門は、以前の記事で予告した通り迷わずこれでした。



 
エドラダワー EDRADOUR 2006-2016 9yo OB Un-Chillfiltered Collection for JAPAN #376 58.7%


個性はあるので多少の好き嫌いはあると思いますが、嫌味はほとんどなく、この値段ならそこまで好みじゃなくてもお付き合いしてみようかなと思えたドリンカーは多いのではないかと思います。
今回のボトルが買えなかった人も、きっと似たスペックのものがそれほど高くない値段で販売されている、もしくは今後も販売されると思いますので、ぜひ試してみてください。
エドラダワーには現行オフィシャルにおいてもいくつもわかりやすい個性があるので、まだあまり経験値のない人でもテイスティングが楽しいと思います。
コーヒーフレッシュと安価なミルクチョコレートのような独特の個性を感じてもらえると嬉しいです。


オフィシャルorボトラー、金額別などのカテゴリー分けをして選出しても良かったのですが、無理やり捻り出す感じにもなりそうであまり楽しそうでなかったので、こういう感じになりました。(笑)


来年はどんなモルトに出会えるでしょうか。

ここのところ毎年期待以上に楽しめているように思いますし、ますます楽しみです。

 

2016.11.11【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 2007-2016 8年 ヴィンテージモルト社 クーパーズチョイス #7583 55%

若いですがラガらしさがちゃんとありました。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 2007-2016 8yo THE VINTAGE MALT WHISKY COOPER'S CHOICE #7583 55%
one of 325 bottles



香りはまったりと甘やか、バニラ、蜂蜜、強めの良い麦感、魚介ダシ、強くパワフルなピート。
飲むと粘性のあるテクスチャーからパワフルに広がる、蜂蜜系のコクのある甘味、魚介ダシと強い麦の旨味、強いピートのある長い余韻。

【Good/Very Good】


クーパーズチョイスのラガヴーリン2007、8年熟成のニューリリースです。

短熟カスクストレングスで、さすがに複雑さはありませんが、アイラのカスクストレングスらしい迫力とダシや麦の旨味、そして強烈なピートが楽しめます。

まったりとした香りや粘性も感じられるテクスチャーがあり、そのあたりは若くてもちゃんとラガヴーリンっぽいなと感じました。
自分がわりとラガヴーリンらしいと思っている粘性やまったりとしたニュアンスは、12年のオフィシャルカスクストレングスなども含めて若いうちはわかりにくく、カリラっぽいな感じることもしばしばあります。
スタンダードが16年ということも含め、らしさが出るには年数が必要なのかもしれません。
しかしそこはボトラーのシングルカスクです。若くても仕上がったものを選んだのではないかと思います。

シングルモルトブームで蒸留所が樽を手放さない状態が続いているでしょうから、ラガのような人気蒸留所の樽が選べるほど回ってくるのかどうかという点には疑問が残りますが。。。


 
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2016.11.07【日記】

自宅テイスティング:ラガヴーリン 8年 オフィシャル リミテッドエディション 200周年記念ボトリング 48%

改めてほかのバイセンボトルと同様、コンセプトのしっかりしたリリースだと思います。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 8yo OB 200th ANNIVERSARY EDITION 48%


・香り:
フレッシュレモンと淡くアプリコット、はっきりピスタチオなどの乾燥ナッツ、若葉っぽいフレッシュな植物感、強く若々しい麦感、バニラ、牡蠣のようなミネラリーな魚介、淡いヨードと強いスモーク。

・味わい:
少しスパイシーだがキツさのない口当たり、やや粘性と噛み応えのあるテクスチャー、粉っぽいシトラス、シロップのような甘味、コクもある、ナッツ、牡蠣っぽいミネラルと旨みに若い麦の旨味もある、強い塩気、引き締める淡いオーク、少しオイリー、パワフルなスモーク。

・余韻:
麦や魚介の旨みの濃いピーティでブリニーな長い余韻。

・加水:
シトラスと植物感が強まるが、想定外に崩れない。

・総評:
若さもあるが上手な加水でキツさはなく、粘性も感じるラガヴーリンらしさを残した短熟モルト。
凝縮感もある味わいで、きっちり仕上げてあっていつまでも飲んでいられる安定感がある。

【Good/Very Good】


ラガヴーリンのオフィシャルバイセンテナリーボトリング、最初にリリースされた8年です。
48度という高めの加水でボトリングされています。

有楽町で開いた時に何度も飲んで記事にしましたから、自宅で飲んでも概ね変わらない評価でしたが、やはり絶妙の加水で仕上がったラガヴーリンです。

本来は熟成を経て出てくるハウススタイルを引き出し、若さをマスクしつつ味わい深さを残した加水具合が48%だったのだと思います。

ナチュラルな部分と人の手による調整部分と、いろいろな行程に起因すると思われる要素が多彩で、いろんなことを考えながら飲める味わい深い短熟記念ボトルです。

若さはあってすんなりとは理解できなかったとも思うのですが、それでいてなんとなく飲んでも美味しいというところもあり、バイセンテナリー仕様として最大手ディアジオが出してきたことに納得できる仕上がりです。


 
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2016.10.27【日記】

ニューリリース:ラガヴーリン 12年 オフィシャル 2016年リリース 200周年記念ボトリング 57.7%

12年カスクストレングスも例年より特別感ありでした。

 

ラガヴーリン LAGAVULIN 12yo OB 2016 EDITION 200th ANNIVERSARY 57.7%
bottled in 2016



香りは少しねっとり感のあるアプリコットジャム、オレンジマーマレード、シトラス、淡く紅茶、旨そうな麦感、潮風と魚介ダシ、ナッツ、パワフルなピート。
飲むと意外にキツさのない口当たりからパワフルに広がる、少し粘性もある、シトラスと旨味の濃い麦感と魚介ダシ、少し舌に染み込むテクスチャーもある、コクのある甘味、良いオーク感、ピーティで長い余韻。

【Good/Very Good】


毎年恒例のラガヴーリンのオフィシャル12年カスクストレングス、今年はバイセンテナリーラベルでリリースされました。

このシリーズはスタンダードの16年をハウススタイルだと思っていると、それより短熟で度数も高いためか荒々しく感じることが多く、16年のような粘性も感じづらいのですが、瓶内での時間経過を経てらしくなってくるシリーズという印象でした。

しかし今回のリリースにはスペシャル感があり、すでにややこなれたようなニュアンスがあったのが非常に印象的でした。

香りがまず例年より多彩で、フルーツ感と良い麦感、そして魚介ダシと力強いピート感が感じられました。

飲んでも度数よりキツさがなく、すでに粘性も帯びており、わずかに舌に染み込むようなテクスチャーもありました。このあたりが特に例年より特別感のある要素だと思いました。

しつこいですがすでに多少ならず瓶内熟成を経たようなこなれ感を帯びており、飲み心地が良いカスクストレングスのラガヴーリンでした。


 
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