ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.11.17【日記】

バンフ 1974-2007 32年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 47.8%

熟成感たっぷりでした。

 

バンフ BANFF 1974-2007 32yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 47.8%
one of 272 bottles



香りは少しエステリーで熟成感がしっかり、洋ナシのコンポート、バナナの入ったカスタードクリーム、紅茶、奥に穏やかなモルティ。
飲むと滑らかな口当たりで味は濃厚、バナナクリームのコクのある甘味と煮詰めた紅茶のようなタンニン、心地良く長めの余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのオールドモルトカスクからバンフ1974、32年熟成です。
自然に度数が50%を割り込んでおり、OMCですがカスクストレングスでボトリングされています。

非常に熟成感があり、多彩なフルーティさ、特にバナナや洋ナシを使ったフルーツケーキのようなニュアンスが魅力的でした。

とろりとした甘味とほどよいタンニンのバランスも良く、余韻の最後までフルーティでした。

度数がやや保たれているためか、抜け感を伴った長熟フルーティとは異なるタイプだったもの良かったです。
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2017.10.23【日記】

バンフ 1977-1992 15年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 67.3 61.7%

ソサエティらしさが前面に出た香味でした。

 

バンフ BANFF 1977-1992 15yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 67.3 61.7%


香りはプレーンな樽感、レモン、ジンジャー、白ワイン、素朴で滋味深いモルティ。
飲むとパワフルなアタック、プレーンで滋味深い麦芽の旨味、レモン、控えめの甘味と強めの柑橘の酸味、スパイシーでクセのない余韻。

【Good/Very Good】


スコッチモルトウイスキーソサエティから67番=バンフ1977、1992ボトリングの15年熟成です。

SMWSがボトリングしたこのあたりの比較的熟成の短い70年代モルトは、樽感が薄くハイプルーフというタイプが多いイメージです。

このバンフもまさにそういう香味で、樽感が薄くプレーンな香味で、レモン系の柑橘感や十二分に残ったモルティが前面に出ていました。

今でもパワフルで多彩さはあまりありませんが、リリース当時は相当荒々しく単調な香味であったことが推察されます。

こういうプレーンなハイプルーフモルトは瓶内変化もしにくい傾向があるように思いますが、それでもボトリングから約25年が経過しており、白ワインっぽいニュアンスやモルティさに感じるこなれたニュアンスがでてきているように思います。

この系統のモルトはここ数年でかなり好きになっており、滋味深い旨味を楽しませていただきました。

こういうモルトが枯れるとどういうフレーバーを帯びてくるのか、多少枯れてもボディはしばらく残るでしょうから、それを鑑みるとどこが飲み頃なのか、などなど、これからも興味深い考察ができそうです。


 
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2015.12.18【日記】

バンフ 1976-1998 21年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション

グリーンケイデンらしい美味しいボトルでした。

バンフ BANFF 1976-1998 21yo CADENHEAD Authentic Collection BANFF 1976-1998 21yo CADENHEAD Authentic Collection

バンフ BANFF 1976-1998 21yo CADENHEAD Authentic Collection 58.2%


香りは強く素朴でドライな麦感、こなれたシトラス、白い花、少しムスク、プレーンな樽感。
飲むとじわじわとスパイシーに広がる、シトラス、爽やかなフローラル、さっぱりした甘味と酸味、噛み応えも感じるような強い麦感とその旨味、舌に染み込むようなテクスチャーもある、プレーンで雑味のない綺麗な余韻。

【Very Good】


緑トール瓶のケイデンヘッド,オーセンティックコレクションからバンフ1976,21年熟成です。
このシリーズらしいハイプルーフです。

ハイプルーフでドライなニュアンスと生き生きとした太い麦感をベースに,瓶内変化で出てきたと思われる爽やかなフローラルやうっすらとした妖艶なニュアンスが効いておりとても美味しかったです。
樽感は強くなくプレーンな香味で,甘味と酸味のバランスがよく,麦の旨味に噛み応えを感じるようなテクスチャーがあったのも良かったです。

この辺のヴィンテージのケイデンヘッドのグリーン瓶は,ハイプルーフでプレーンな樽感のものが多く,これもそれに漏れないタイプでした。
恐らくは瓶詰したてはかなり刺々しく若い麦感が支配的だったと思われるモルトで,瓶内変化で穏やかになってきたものと想像します。
個人的には,香りよりも味わい,飲んでからのテクスチャーを楽しむ酒というイメージです。

この辺のグリーンケイデンは,今になってやっと飲み頃になってきたという感じすら覚えます。
きっとあと10年くらいは飲み頃が続き,最後の方どうなってしまうのか今の私には想像もつきませんが,非常に楽しみにしています。


 
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2014.12.06【日記】

バンフ 1974 32年 ダグラスレイン オールドモルトカスク #3521

長熟バンフ,フルーティで良いウッディネスもあり良かったです。

 

バンフ BANFF 1974-2007 32yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask #3521 47.8%
one of 272 bottles



香りはアプリコットジャム、ワックス、紅茶、白ブドウ、ナッツクリーム、オイル、リッチ、少しヒノキのある良いウッディネス、飲むとややクリーミーでトロリとしたテクスチャー、アプリコットジャムや蜂蜜の甘味、良い酸味あり、ウッディネスに伴う良い渋味、長い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのOMCからバンフ1974,32年熟成です。
OMCですが50%以下の度数であるためカスクストレングスでボトリングされています。

香りはややワクシーでオイリーで,アプリコットジャムや白ブドウなどのフルーティがあり,ナッツクリームのような粘性を感じるような成分も感じられました。また,ちょっとヒノキっぽさもあるウッディネスも心地良く主張してきて,非常に複雑な香りでした。
飲んでみると香りの印象通りにトロリとしたテクスチャーがあり,コクのある甘味に良い酸味と渋味も加わって深い味わいです。

複雑でリッチな長熟バンフで,ひっかかるところもなく非常に美味しかったです。

 
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2014.08.25【日記】

プチSBT from 大島さん


モルト仲間の大島さんと以前から定期的にやっているプチSBT、今回もブラインドサンプルが届きました。

ありがたく挑戦させていただきました。





(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
 

・プチSBT from 大島さん

香りは軽やかな麦感,白ワイン,ちょっと井草のような植物感,フレッシュシトラス,マスカット,少しチーズなど酪酸要素,フレッシュだが若い刺々しさはない。
飲むと最初さらりとしているが,じわじわと広がり舌にしみ込む旨み,グレープフルーツのわた,白ブドウ,淡いピート,凝縮感がありやや粉っぽい旨味もある。

【Very Good】

白ブドウっぽさや柑橘のようなフルーツ感があり,フレッシュなのだが若い未熟感は感じなかった。
飲んでみると凝縮感がある好ましいフルーティに加えて舌にしみ込むような旨味があったのも印象的で,非常に美味しかった。

ボトリングからそこそこ経っているような質感で,好ましいフルーティだがそこまでの熟成感があるわけではなく,オフィシャルの短熟オールドではないかと思った。
予想はこの凝縮感のあるフルーツから考えてみた。
チーズや淡いピートも感じたところからスプリングバンクが第一予想,あとはドロナックのダンピーボトルが第2予想とした。


・予想
1、スプリングバンク
2、グレンドロナック
3、グレンロッシー
あとはロングモーンやグレングラッサなんかを考えた。ピートはそこまで強くなかったがフルーティさはラフロイグにも近かった。

 

以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 




 


バンフ BANFF 1975-2007 31yo Signatory Vintage #3339 43.7%


シグナトリーのバンフ1975,31年熟成でした。
そういわれてみれば,こういうタイプのフルーティなバンフって,今まで何度か飲んだことがあるようにも思いました。
出題者の大島さんは1975バンフのこういうフルーツ感がお好きなようで,注目して買っていたということでした。
確かにこのフルーツ感は私もツボでしたね。

非常にフルーティであり,素直に長期熟成と考えても良かったのですが,短熟加水でも瓶熟したオールドボトルにはこういうフルーティがしばしばあり,短熟のとげとげしさも全くなくなって丸みがあることもあって最近しばしば予想で迷うことがあります。
特に今回予想に入れたスプリングバンクやドロナックのオールド短熟なんて,非常にうっとりするようなフルーティが前面に出ており,長熟ものがそこまで大量にブレンドされているとも思えず,どんな熟成をすればこんな味になるんだろうと不思議に思います。
長熟ボトルと加水短熟でもフルーティなオールドボトルの鑑別を意識してやるのは,今後の課題のひとつになりそうです。

大島さん,美味しく考えさせられる出題をありがとうございました。

 
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2014.01.23【日記】

バンフ1977 24年 ダグラスレイン オールドモルトカスク

タールのニュアンスが印象的でした。

 

バンフ BUNFF 1977-2002 24yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 306 bottles



香りはフレッシュオレンジ、バニラ、ココナッツ、少し井草の植物感、強めの麦と少しタールっぽいピート、飲むとオレンジマーマレードとコクのある蜂蜜の甘味、タールのピート感もしっかりあり、余韻まで長く残る。

【Very Good】


ダグラスレインのOMCから、バンフ1977、24年熟成。

バーボン系の樽由来のニュアンスがわりとしっかりと感じられますが、それ以上に印象的だったのが、東ハイランドのモルトにしばしば感じるタールのようなピート感が香りにも味わいにも強く感じられたことです。
このあたりの70年代のヴィンテージのアードモアやノースポートなんかにしばしば感じる要素として認識していましたが、同じ東ハイランドでもスペイサイド寄りのバンフにも感じられたのは初めてで、好みは分かれるかもしれませんがこのニュアンスが好きな自分としては結構テンションが上がりました。

 
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2013.10.18【日記】

ニューリリース:バンフ1976 36年 ケイデンヘッド スモールバッチ

もうなかなか飲めない長熟バンフ、美味しいです。

 

バンフ BANFF 1976-2013 36yo CADENHEAD SMALL BATCH 49.8%
one of 192 bottles, Bourbon Hogshead



エステリーで長熟感あり、軽快で華やかな香り、強くキウイ、洋ナシ、白ブドウ、クリームも強くフルーツケーキのよう、しっかりフローラル、麦は奥の方から主張、ほどよいオーク、飲んでも長熟の陶酔感のあるフルーツ、やはりキウイと洋ナシは強め、白ワイン、クリーミー、香りの印象よりボディを感じ飲みごたえもあり、上品なシロップの甘味、オークのほどよい渋味を伴い意外に長い余韻。

【Very Good】


ニューリリースのケイデンヘッド、スモールバッチからバンフ1976、36年熟成。

長い熟成で多彩なフルーツとフローラルを身に着けた印象のバンフで、第一印象から非常に華やかです。クリーミーさもあいまってフルーツケーキのようでした。飲んでも陶酔感のあるフルーツを強く感じ、甘味も上品で心地良いです。フルーツ感はダンカンテイラーの60年代スペイサイドあたりに感じる方向性に近いものを感じました。
こういう長熟フルーティ系モルトはボディがないこともしばしばですが、このボトルはボディもある程度保たれており余韻も長く感じました。

そして今回のテイスティングコメントはカンニングありです。(笑)
書き終えた後で貼付されたテイスティングコメントを見たのですが、そこに書かれていたキウイがまさにという感じで、恥ずかしながら追記しました。


 
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2013.05.10【日記】

妖艶で陶酔するバンフ1966 31年 ダグラスレイン OMC

セクシーで重厚で素晴らしいボトルでした。

 

バンフ BANFF 1966-1998 31yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 202 bottles



かなり妖艶でセクシー、陶酔感のある香り、アプリコットティー、少しブドウ果汁、ブランデー、コアントローのオレンジ感、うっすら麦、少しアンティーク家具っぽさのあるウッディネス、ヒノキ、薄くオールドピート。飲むと香り通りのフルーツだが麦感は香りより強め、粘性のあるテクスチャー、アプリコットジャムとべっこうあめの甘さ、非常に複雑、厚みもある。

【Very Good/Excellent】


ダグラスレイン、OMCのバンフ1966。
妖艶でセクシーな香りに陶酔してしまいます。
多彩なフルーツ感は薄っぺらいものではなく、それぞれ深みと厚みが感じられブランデーやコアントローのようにも感じました。
ウッディネスやピートも古く妖艶さを深めています。
ドキドキするような素晴らしいボトルでした。

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2013.01.11【日記】

フルーツケーキのよう:バンフ 1971-2007 36年 パール・デ・サンジュ クローズドディスティラリーズ #364

そんなに出会いませんが、ベストバンフのひとつです。

 

バンフ BANFF 1971-2007 36yo CLOSED DISTILLERIES #364 53.7%


香りは洋ナシ、オレンジ、カスタードクリーム、青りんご、バニラ、ナッツ特にピスタチオ、やや乾いた印象の優しい麦感、フルーツケーキなど洋菓子の雰囲気、軽く若葉、紅茶、香りはかなりクリーミー。
飲むとやや透明感、コクのある蜂蜜とオレンジクリーム、やはり甘味を抑えたフルーツケーキ、余韻はこなれた麦っぽさも強め、迫力はあまりないがバランスも良くかなり美味しい。

【Very Good】


フランスのパール・デ・サンジュというところがリリースした閉鎖蒸留所シリーズのバンフ1971。
香りはやや繊細でフルーツ感が多彩で複雑ですが、作為的な印象の無い非常にナチュラルなものです。味わいには複雑さに加えコクのある甘さも感じられ、それほど厚みはありませんが非常に好印象でした。

上品ですが美味しさの濃いフルーツケーキを食べているような気分になるモルトで、とても美味しかったです。
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T.Matsuki

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