ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.07.11【日記】

バルミニック14年 セスタンテ フルプルーフ 57.5%

重厚でパワフル、説得力のある香味です。

 

バルミニック BALMENACH 14yo SESTANTE 57.5%


香りは力強く重い。心地良いオールド感と重厚なシェリー感、煮詰めた皮付きブドウ、プルーン、黒糖を入れて煮込んだ黒豆、煮詰め過ぎた紅茶、焦がした麦、クローブなどのスパイス、レザーと土っぽさ、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に力強く広がる。香り同様に濃縮されたフルーツの甘味とタンニンの渋味、コクあり、太さを残したモルティ、レザー、フルボディ、湿った土っぽいオールドピート、滋味深い旨味があり深遠な味わい。

【Very Good】


70~80年代に流通していたらしい、セスタンテのバルミニック14年、当時としては珍しい57.5%のフルプルーフです。

何度も飲んだボトルですが、今回もガツンとやられました。

ジューシーというよりは煮詰まった要素が強いシェリー系の重たいフルーツ感がずっしりと主張してきますが、太さのあるモルティも負けじと主張しています。

横綱2人ががっぷり四つといったイメージでド迫力のモルトですね。

強い酒質のためかオールド感はほどよいところに落ち着いており、深みは出してもまったく香味の邪魔はしません。

経年変化で原酒とシェリー感に一体感がでて、さらに複雑さが増してきたような印象で、飲み疲れするほどに強く濃厚なモルトでした。


古いシェリーカスクですが、私の中ではグラントやマッカランなどに多いいわゆる高貴なシェリーとは違うジャンルで、洗練された香味に陶酔するというよりも、無骨さや素朴さを伴った味わい深さを楽しむという感覚です。

セスタンテの古いシェリーカスクにはこういうものも散見されますね。

今回じっくり飲んでみると、現行のシェリーの一部がこうなるかもしれないと思える要素も持っているように感じられ、嬉しくなりました。


 
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2017.03.27【日記】

ニューリリース:バルミニック 1990-2016 25年 ダンベーガン #5428 55%

バランスの良いタイプでした。

 

バルミニック BALMENACH 1990-2016 25yo DUN BHEAGAN #5428 55%
one of 223 bottles, Hogshead



香りはオレンジキャンディ、バニラ、クリーム、リッチなオーク、こなれた麦感、ナッツ。
飲むとオレンジオイル、バニラ、淡く蜂蜜も感じるコクのある甘味、ほどよい麦感とその旨味、引き締める植物感が残る。

【Good/Very Good】


ダンベーガンからのニューリリース、バルミニック1990、25年熟成です。

オレンジやバニラやクリームがあり、オーク感も程よく、麦感もキツさを伴わず主張してきました。
コクも感じられる甘みにそれを引き締めるような要素もあって、バランスの良い味わいでした。

特別な個性があるわけではありませんが、なかなか良いバーボンカスクでほどよく熟れたモルトという感じです。


 
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2016.03.07【日記】

自宅テイスティング:バルミニック 1988 26年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #3236

フレッシュなのに熟成感もある不思議な美味しさです。

 

バルミニック BALMENACH 1988-2015 26yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #3236 51.8%
 one of 200 bottles, Hogshead



・香り:
フレッシュな王林のリンゴジュース,レモン,キウイ,こなれた麦感,白い花,畳っぽいグラッシー,穏やかなオーク。

・味わい:
さらりとした口当たり,剥きたてのリンゴ,レモン,バニラ,しっかりと若葉,さっぱりしているが淡いコクのある甘味,引き締めるオークの淡い渋味,穏やかな麦感,淡くタールっぽさ,綺麗な味わい。

・余韻:
上品なリンゴジュースと淡いタールの余韻。

・加水:
そのまま伸びて優しくなる。

・総評:
リンゴジュースやキウイなどのフレッシュなフルーツ感や若葉のような爽やかな植物感もあり,全体的には未熟感は全くなく心地良い熟成感がある。
上品で端麗なモルトで,飲み心地も良くどんどん飲んでしまう。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープがボトリングした,シグナトリーのバルミニック1988,26年熟成です。

派手さは無いのですが,上記のとおり非常にフレッシュなリンゴのフルーツやグラッシーさがある一方で全く未熟感は無く穏やかな熟成感もあるモルトでした。
タールっぽさやオークの渋みがアクセントになっており、単調に終わらないところも良かったですね。

引っかかりがなく飲み心地が良いため,瞬発力のあるモルトではないのですが結果的にはフープのシグナトリーのボトルで一番減りが早いのがこれでした。


 
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2015.07.17【日記】

ニューリリース:バルミニック 1988 26年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #3236

素直に美味しいモルトウイスキーでした。

 BALMENACH 1988-2015 26yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #3236

バルミニック BALMENACH 1988-2015 26yo SIGNATORY VINTAGE for THE WHISKY HOOP #3236 51.8%
one of 200 bottles, Hogshead



香りは蜂蜜レモン、フレッシュなリンゴ果汁、ジンジャーエール、淡くバニラクリーム、旨そうなこなれた麦感はじわじわと強まっていく、少し畳っぽさ、心地良いオーク、飲むと刺激は少なくスッと入ってくる、青リンゴ、蜂蜜のコクのある甘味とほど良いオークの渋味、こなれた麦の旨味、滑らかなバニラクリーム、うっすらとタール、仄かにスパイシーで心地良い余韻は長め。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープがボトリングした,シグナトリーのバルミニック1988,26年熟成です。
先日ご紹介したインペリアル1995とこのバルミニックがファーストリリースでした。

今回のウイスキーフープ向けのシグナトリー2種では熟成が長いほうですが,とってつけたようなニュアンスもなくナチュラルなフレッシュさがありました。
香りのフレッシュなリンゴ果汁や蜂蜜レモンのようなニュアンスが印象的で,麦感は熟成年数なりにこなれているようでした。
なお,フレッシュと言っても未熟感は全然ありません。

スッと入ってきて主張は強くありませんが,飲むとコクのある甘味と渋味が心地良く感じられ,旨味を感じる麦感の濃縮感もあって素直に美味しいモルトウイスキーでした。
ナチュラルで引っかかるところも無く旨いので,ついつい杯が進んでしまうタイプですね。
実は家でも今飲んでいるのですが,すごい勢いで無くなっていきます。(笑)

奇をてらったところがなく,全く飲み疲れしない綺麗な80年代モルト,ナイスチョイスです。


 
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2014.10.01【日記】

バルミニック 1971 15年 モンクリーフ

りんごっぽく,妖艶な魅力があるバルミニックでした。

 

バルミニック BALMENACH 1971 15yo Moncreiffe 46%


香りはやや妖艶、カルヴァドスっぽいりんご、熟したオレンジ、少しホコリっぽいオールド感、淡く粘土っぽいアーシーとピート、穏やかな麦感、飲むと滑らかな口当たりから広がる、熟したりんごとオレンジ、強くはないがコクもある甘味、艶っぽいニュアンス、ボディは厚めでややピートもある余韻は長め。

【Very Good】


モンクリーフのバルミニック1971,15年熟成。

香りにはオールド感があり,カルヴァドスのようなリンゴ感や熟したオレンジのようなフルーツ,そして土やピートの要素も効いており,全体にやや妖艶なニュアンスを感じました。
飲んでみるとやはり良いリンゴのニュアンスがあり,濃く深い味わいです。度数のわりにボディも厚く,オールドピートも淡く感じました。

妖艶さもある魅力的なモルトで,ブラインドで飲んだら60年代のブルイックラディと言いそうな味わいでした。

 
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2014.05.21【日記】

バルミニック 1973 23年 アデルフィ #9776

華やかさと無骨さを両方感じるモルトでした。

 

バルミニック BALMENACH 1973 23yo ADELPHI #9776 59.4%


香りは強め、アプリコットティー、オレンジ、淡く洋ナシ、べっこうあめ、シナモン、こなれた無骨な麦感、飲むとやや刺激的な口当たり、べっこうあめや麦の甘味と旨味、コクあり、淡く熟した洋ナシ、ねっとりしたテクスチャー、長い余韻。

【Good/Very Good】


アデルフィからバルミニック1973,23年熟成。なかなかのハイプルーフです。

香りは最初から強めで,スペイサイドモルトらしい多彩なフルーツ感が感じられる一方で,麦感は意外に無骨な印象で,べっこうあめのような素朴なニュアンスも感じました。
飲んでみると香りと同系統のフルーツ感もあるのですが,それより無骨な麦感やその旨み成分が強く感じられたように思いました。
アデルフィって個人的には無骨な印象のモルトを多く詰めるイメージのボトラーで,このボトルにもスペイサイドらしい華やかなフルーツに加えてそれが感じられたのが印象的でした。

 
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2014.01.27【日記】

バルミニック14年 セスタンテ フルプルーフ 70年代ボトリング

とにかく重厚でフルボディなボトルでした。

 

バルミニック BALMENACH 14yo SESTANTE 57.5%


香りはほど良いシェリーと太い麦、非常に重厚、熟したプラム、アプリコットジャム、煮詰めた紅茶、少しオイル、デニッシュ、心地良いウッディネス、飲んでも重厚で迫力あり、かなりリッチ、麦の旨味が濃厚、麦とジャムの甘味、クローブ、シナモン、スパイシーで長い余韻。

【Very Good】


セスタンテが70年代にボトリングしたというバルミニック14年フルプルーフ。

こてこてのバリシェリーというわけではないにもかかわらず、力強い麦感がありとにかく香りも味わいも重厚で太い酒でした。
シェリー感、麦感、樽感、これらが高いレベルでバランスしており、力強く多彩なフレーバー構成になっています。複雑でパワフルな印象のまま余韻も長く続きます。
なんとなくですが、ボトリング時にはシェリーと麦が分離していたのがだんだん融合してきたような印象を受けるボトルで、今が飲み頃なのではないでしょうか。


 
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2013.04.24【日記】

バルミニック1971 28年 オフィシャルリミテッドエディション

続いてインバーハウス3兄弟、2本目です。

 

バルミニック BALMENACH 1972 28yo OB LIMITED EDITION 46%


オレンジ、プラム、焦がし麦、バニラ、コクのある蜂蜜の甘さ、度数の割に意外に少しスパイシー、ミディアムボディで余韻はほどほど。

【Good/Very Good】


インバーハウス系のオフィシャルリミテッドエディション、スペイバーンに次ぐ2本目はこれまた飲む機会のあまりないバルミニック1972。

特徴的な味はそれほどなく複雑ともいえないのですが、加水の割に濃い口で、良質で自然で美味しいモルトという感じでした。
ブラインドで飲んでも蒸留所は絶対にわからないと思います。(笑)


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2013.01.08【日記】

ちょっと不思議:バルミニック 1979-2012 33年 ウイスキーエージェンシー パーフェクトドラム

飲んだら不思議な感じがしました。

 

バルミニック BALMENACH 1979-2012 33yo TWA THE PERFECT DRAM 52.8%
EX-BOURBON HOGSHEAD
one of 202 bottles



香りはパンのようなわりとしっかりした若い麦感、奥にエージェンシーらしいエステリーでフルーティな要素がある。薄く洋梨とオレンジ、桃、紅茶。
飲むとコクのある濃い蜂蜜の甘さ、若干の引き締めるような渋味、しっかり麦感、麦が強いが軽やかなフルーツもあるせいか全体に重くない。

【Good/Very Good】


ウイスキーエージェンシー・パーフェクトドラムのバルミニック1979。
昨年リリースですが、相変わらずマイナー蒸留所も出してきますね。
エージェンシーらしいフルーティさは感じられますが、しっかりとした麦感に覆われているような印象で、総合的には意外と素朴な仕上がりです。
長熟っぽいフルーティさと全体を覆う強めの麦感の熟成感が若干ちぐはぐな印象を受けたのが印象的でした。

普段から、このフルーティにはこういうモルティがでてくるであろうという無意識の予想をしながら飲んでいるのだと思われ、そこからある程度の幅はあっても気にならないようなのですが、今回のボトルはその幅が大きかったために不自然なイメージを持ったのだと思います。
もちろん美味しくないというわけではなく、若さを感じる麦感も好印象で美味しいボトルでした。


 

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