ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.08.22【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1990-2018 27年 シグナトリー ウイスキーフープ向け #573 50.8%

想像を大きく上回る美味しさに驚きました。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1990-2018 27yo SIGNATORY for THE WHISKY HOOP #573 50.8%
one of 323 bottles, Refill Sherry Butt



香りは芳醇で多彩。僅かに古いニュアンスを帯びたシェリー感、高級なビターチョコレートを掛けたドライオレンジ、苦くないコーヒー、古い梅干し、アンティーク家具、湿った土臭さのあるウェアハウス、ブーケガルニとクローブなどのスパイス、淡くレザー、スモークと焦がした麦芽。
飲んでも全体にこなれてエレガントなシェリー感、ややトロリした粘性あり、少し濃くした皮ごとのブドウ果汁、ジューシーな甘味、味を深める古いウッディネスとブドウの皮の渋味、そしてヘザーやブーケガルニ、レザーや土っぽさやピートは香りよりしっかり感じる、淡い陶酔感も伴う長い余韻。

【Very Good/Excellent, Interesting】


シグナトリーが日本のウイスキーフープに向けてボトリングした、ハイランドパーク1990、27年熟成です。
樽選定はフープの幹事の方々が現地で行っています。

サンプルを飲んだ方々から相当美味しいと聞いてはいましたが、シェリーカスクに関しては好みもありますから少々心配ではありました。
しかしボトリングされたものをテイスティングしてみて、その心配は杞憂に終わりました。

この時期の樽でこの色ですから当然シーズニングシェリーだとは思いますが、近年のものでは他に似たものが無い系統のシェリー感が第一印象で、ちょっと古いニュアンスも伴い淡い陶酔感がありました。
上記のように非常に多彩で深みのある香味で、実際に高価なのですが全体に高級感もありました。

特に味わいには全体をエレガントな品の良さが包んでおり、熟成感とややトロッとした粘性もあり、ジューシーな甘味とそれを深めるほどよい渋味も魅力的でした。

感じ方や好みにも寄りますが、ボディは図太いという感じではなく、私の感覚だと熟成のピークかそれをわずかに過ぎたくらいかなと感じました。

明らかに最近のハイランドパークのオフィシャルのシェリー感とは異なるタイプで、どういう樽がどういう経緯でシグナトリーに回ったのかが非常に気になりました。

会員価格でも1本5万円と非常に高額ですが、いまこの値段でこれに匹敵する満足感を自分が得られるオールドが買えるとは思えない仕上がりでした。

シグナトリーのマネージャーさんが、テイスティングして思わず「グレート」と唸ったらしいですが、それがうなづける香味で、よく日本に向けて詰めてくれたと思います。
本来ならシグナトリーと関係の深いメゾンあたりが驚くほど高額でリリースしそうなイメージですが、これまでフープがシグナトリーから結構な数をリリースしてきた実績が認められたのかもしれませんね。

思い返せばファークラス2005など、やや思い入れで高評価しすぎたと思ってるものもあり、最近は身内びいきにならないようフープのボトルに関しては意識的に厳しめの評価をするようにしてますが、それでも今回のハイランドパークは最近のボトラーズの中では突き抜けていると思います。

じっくりお付き合いしたいと思い自宅ですぐに開けて飲み始めましたが、濃く複雑なのに押し付けがましさが無いため飲み飽きもしないボトルで、高額なのに短期間でかなりの量を飲んでしまいました。

開栓後、残量が減っていくのに伴ってシェリー感が落ち着き、ピートやヘザーなど、ハイランドパークらしいところが分かりやすくなってきました。
そしてグラスに多めに注いで時間を掛けて飲むと、よりその方向に変化していくようでした。

あとは、経年変化を経たようなニュアンスもあってすでに仕上がっている印象のこのボトルが、(大化けはしないという予想ですが)未開栓でおいておくとこの先どう変化していくのか、興味深くみていこうと思います。



このボトルは、購入したものを自宅でじっくりといただきました。

 
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2018.08.06【日記】

ハイランドパーク 1967-1991 オフィシャル 43%

知っているのとは違う味でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1967-1991 OB 43%


香りは心地良いオールドシェリー、ブドウの皮、乾ききっていないドライフルーツ、古いマールやコニャックのニュアンス、淡く腐葉土、鋭い金属感とタール、強いスモーク。
飲むと芳醇に広がる。果汁感のある品のある甘味と酸味、心地良く深みのある渋味、ピートは強くナフタレンやスモークがしっかり。余韻も長い。

【Very Good/Excellent】


1991年にボトリングされた、オフィシャルのハイランドパーク1967、およそ24年の熟成で、43%に加水調整されています。
ハイランドパークが大好きなオードヴィーのマスターが、今年の20周年記念のボトルとして最後に開けたものです。

同じラベルで同じ黒い木箱に入った、裏に輸入業者:松下電器産業株式会社と記載されたシールが貼ってあるものは自宅で開けたこともあり何度も飲んでいましたので、てっきりそれだと思っていました。

しかし飲んでみると、ロット違いがあったのか、(そうは思えませんが)状態の違いなのか、裏ラベルのないこのボトルは、全然私の知っているのとは全く違う味でした。

今まで家やバーで飲んだものは、もう少しシェリー感が穏やかで、優等生的で美味しいものの無難にまとまった感がありました。

一方今回のボトルは、これぞ60年代という陶酔感のあるオールドシェリーに加えて古いマールやコニャックのようなニュアンス、腐葉土っぽいアーシーさ、そして想定外なほど強いピートも感じました。

濃い味ですが加水ということもあってか極端な濃縮感がなく品の良い仕上がりで、滋味深さと品の良さが同時に感じられる突き抜けたハイランドパークでした。

想定外の美味しさに、完全に1本とられてしまいました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
改めて、20周年おめでとうございます。

 
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2018.07.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 14年 オフィシャル エジンバラ空港向け #2118 59.9%

よくできた近年シェリーカスクでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 14yo OB for EDINBURGH AIRPORT #2118 59.9%
one of 300 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ベリージャムとビターチョコレート、ハーブ、煙さのある焦がした麦芽。
飲むと最初は度数より大人しく、徐々に刺激と芳醇さ。シェリーカスクらしいジャム系の濃い甘味と引き締める渋味、焦がした麦の旨味、ピートのあるリッチな余韻。

【Good/Very Good】


これまで何度もご紹介したハイランドパークが空港向けにボトリングしたシングルカスク、今回のものはエジンバラ空港向けのものです。
リフィルバットで14年熟成。最近ボトリングされて販売されているものです。

近年シェリーの香味ですが嫌な要素が少なく、特に味わいは芳醇で多彩でした。

スペックよりはこなれており、甘味と苦みのバランスが良く、モルティな旨みとハウススタイルのピート感が共にしっかり残った味わいは良かったです。

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2018.07.21【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2003-2017 13年 オフィシャル デンマーク向け ファウンダーズシリーズ "グルントヴィ" #5715 61.3%

ファークラスの偉人シリーズのようなものが続くのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2017 13yo OB for DENMARK Founder's Series "GRUNDTVIG" #5715 61.3%
one of 624 bottles, Refill Butt



香りはしっかりめの近年シェリー、ドライアプリコットやレーズン、キャラメリゼしたナッツ、甘いハーブリキュール、奥から焦げ感のある若々しいモルティが見え隠れ。
飲むと刺激的でパワフル。ドライフルーツやジャムの濃い甘味と引き締める強めの渋味とややエグ味のあるウッディネス、ピートもある余韻。

【Good】


最近よくリリースされているハイランドパークのシングルカスクシリーズですが、今回のものはわりと最近リリースされたデンマーク向けのものです。
小さな文字ですがファウンダーズと銘打たれており、Edt.1としてデンマーク人の偉人である(とあとで調べてわかった)グルントヴィの名前が記載されています。

スペックとしては以前ご紹介したデンマーク向けの2016年ボトリングのものとかなり近いですが、シスターカスクと思いきや、樽番号は結構離れていました。

肝心の中身も結構違っていて、スペックのわりに結構仕上がった前回のボトルと比べると、やや若さや粗さが目立つ仕上がりで、シェリー感も”ザ・近年シーズニングカスク”という感じでした。
現時点では買って家で開けて飲むことはない香味ですが、こういうものが時間と共にどう変化していくのかには非常に興味があります。

安くて似たタイプがあれば買って寝かせておくのもありかもしれません。


 
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2018.05.19【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 2003-2016 13年 オフィシャル デンマーク向け ダンネブロ808周年記念 #1933 60.3%

808周年は何か特別な意味があるのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2003-2016 13yo OB for 808TH ANNIVERSARY FOR DANNEBROG #1933 60.3%
one of 648 bottles, Refill Butt


香りはしっかりシェリー、プルーンとチョコレート、ブドウの皮、ワックス、胡麻せんべい、強めのウッディネス。
飲むと力強く濃厚、プラムジャム、チェリーブランデー、クローブやハーブ、濃いめの甘味と渋味、淡いピート。

【Good/Very Good】


デンマーク向けにボトリングされた、ハイランドパークのシングルカスクシリーズの1本です。
ダンネブロ808周年記念と記載されており、これはデンマークの国旗のことのようですが、808周年という年に特別な意味があるのかどうかは不明です。
2003年ヴィンテージのリフィルバットで、2016年に約650本ボトリングされています。

リフィル表記ですが、のっけからしっかりシェリーカスクの影響を感じるモルトで、香りにも味わいにもしっかりと樽が効いています。

とはいえ過剰なウッディネスや渋味、サルファリーなニュアンスはなく、胡麻っぽさが個人的には少し気になりましたが一般的にはほぼ嫌味が無いと言えるシーズニングシェリーカスクの香味だと思います。

さすがのシングルカスクシリーズ。良い樽を選んでることが伝わってきますね。

 
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2018.05.05【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2006-2017 11年 オフィシャル ミュンヘン空港向け #3720 64.5%

こういうのは買っておきたいです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2006-2017 11yo OB for MUNICH AIRPORT #3720 64.5%
one of 324 bottles, 1st fill European Oak Hogshead



香りは強いヨーロピアンオークシェリー、リッチ、アメリカンチェリー、ビターチョコレート、カラメルソース、クローブ、ハーブ、買いたての家具。
飲むとパワフルで芳醇。ブドウの皮、濃縮感のあるジャム、ビターチョコレート、強めの甘味と引き締める渋味、奥からピート、意外に余韻はすっきり。

【Very Good】


ハイランドパークは最近空港向けの限定品を出しているようで、以前にヒースロー空港向けのものもご紹介しました。
今回のものはドイツのミュンヘン空港向けで、ヒースロー向けと同様にシングルカスクシリーズと表記されており、ファーストフィルのヨーロピアンオークで作ったホグスヘッドで熟成されています。
ヨーロピアンオークでしかもホグスヘッドですし、当然それ用に作ったシーズニングのシェリーカスクと思われます。

ヨーロピアンオークのシェリーカスクらしい濃縮感とタンニンのあるボトルでしたが、フルーツやチョコレート、ハーブなどなど多彩な香味とウッディネスがしっかり主張してきました。

何より特筆すべきはそれだけ濃厚なのにサルファリー要素や過剰なウッディネスが感じられない点です。

ハイランドパークのシェリーカスクは、一時期エドリントングループに共通したサルファリー要素を伴うものが多く、あまり近年のものには良い印象を持っていなかったのですが、ここのところそれを見直させられるようなリリースが続いています。

さすがに夢を見すぎかもしれませんが、このまま開栓せずに20年くらい置いておいたら昔の短期熟成シェリーのようなニュアンスを帯びてくれるのではないかという、淡い期待をしてしまうような良い樽でした。

こういうボトルは、買う機会があれば、是非自分で長期保存しておきたいものです。

 
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2017.12.24【日記】

ハイランドパーク 1978-1996 サマローリ 45%

90年代サマローリにはこういうタイプが多いですね。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1978-1996 SAMAROLI 45%
one of 360 bottles



香りは華やかでエステリー、多彩なフルーツ、洋梨やオレンジ、りんご飴、薄めた蜂蜜、バニラ、奥から淡いスモーク。
飲んでも滑らかで、熟成感のあるフルーツが強くコクのある美味しさだが、香りより明らかにピーティで麦芽の旨味もある。

【Good/Very Good】


サマローリが1996年にボトリングしたハイランドパーク1978、およそ18年の熟成です。

非常に華やかでエステリーなフルーツ感が多彩に感じられ、バーボン系の樽感も奥からじわりと感じられました。

ハイランドパークらしいスモーキーなニュアンスも特に味わいにおいてしっかり感じられました。

18年とは思えない強い熟成感があって非常にフルーティな反面、少しボディには抜け感がありますが、コクやらしいピートもあるハイランドパークでした。

80年代ボトリングではボディが重視されたものが多いサマローリですが、90年代はこういう少しボディを犠牲にしても熟成感のあるタイプが散見されるイメージです。



これらのボトルは、三越前のIANさんで行われた「ウィスキーラバーズ名古屋2018先行テイスティング」でいただきました。


 
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2017.10.26【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1995-2017 22年 ゴードン&マクファイル カスクストレングス ウイスキーエクスチェンジ向け #1498 53.2%

ピーティで濃縮感のある美味しいハイランドパークでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2017 22yo GORDON and MACPHAIL "CASK STRENGTH" for THE WHIKSY EXCHANGE #1498 53.2%
Refill American Hogshead



香りは熟したアプリコットやオレンジのジャム、焦がした麦芽とスモーク優位のしっかりめのピート。
飲むと優しい口当たり、アプリコットジャムやドライパイナップル、まったりした甘味でコクがある、旨味も残っておりスモーキーで長い余韻。

【Good/Very Good】


最近GMからウイスキーエクスチェンジ向けにボトリングされたハイランドパーク1995、22年熟成です。

リフィルアメリカンオークというスペックがよくわかりませんが、そのイメージ通りバーボン系の香味かと思いきや、ブラインドで飲んだらリフィルシェリーかなと思うような香味でした。

わりと濃縮感のあるフルーツを感じ、詰めたてにも関わらず度数を感じないまったりとしたテクスチャーも好印象でした。

ハイランドパークとしてもやや強めに感じるスモーキーなニュアンスもあり、モルトの旨味もあり、ハイランドパークにピートを強く求める人には納得の1本だと思います。

さすがエクスチェンジですね。

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2017.09.09【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1997-2016 18年 ハンターレイン オールド&レア 54.6%

蜂蜜とピートがしっかり感じられました。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1997-2016 18yo HUNTER LAING Old & Rare 54.6%
one of 266 bottles, Refill Hogshead



香りは蜂蜜と干し草、梅ジャム、淡くオレンジキュラソー、ほどよいモルティと奥にあるピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、アプリコットジャムや蜂蜜の甘味と引き締める穏やかなタンニン、じわじわとピート。

【Good/Very Good】


ハンターレインのフラグシップシリーズである、オールド&レアとして昨年ボトリングされたハイランドパーク1997、18年熟成です。

ハイランドパークの最近のオフィシャルボトルはやや私の得意でない系統のシェリー感のものが多めで、もちろんさすがオフィシャルと思わせるものも散見されるのですが、ボトラーズのノンシェリーほうが安定して美味しいイメージです。

今回のものも、ボトラーズのハイランドパークに期待する系統で、蜂蜜を主体としたコクのある甘やかさと、奥から主張してくるピート感が共に感じられました。

こういうものを飲むと、蒸留所の作りの根幹部分には大きな変化が無く、ハウススタイルを守っているんだということを感じます。


 
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2017.08.30【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1995-2015 20年 GM EXCLUSIVE ベルギー向け #1485 50%

バランスの良い仕上がったボトラーズハイランドパークでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2015 20yo GM EXCLUSIVE for THE WHISKY MERCENARY #1485 50%
one of 325 bottles, Refill American Hogshead



香りは蜂蜜に漬けたオレンジ、バニラ、オーク、藁、心地良いモルティ、奥に淡いピート。
飲むと優しい口当たりから広がる、ドライオレンジ、コクのある蜂蜜の甘味、深みを出す穏やかなオークとモルティな旨味、藁を燻したスモーク。

【Good/Very Good】


GMがベルギーの「THE WHISKY MERCENARY」というところに向けてボトリングしたハイランドパーク1995、20年熟成です。

オレンジやバニラ、オークといった良いバーボンカスクのニュアンスが適度に感じられる一方で、蜂蜜っぽいコクのある甘味やスモーク優位のピート感などハイランドパークらしいニュアンスもしっかりと感じられました。

今のオフィシャルはシェリー系のボトルがほとんどですので、今回のようなバーボン系の樽はボトラーズの存在意義を強くしますね。

こういう素のハイランドパークにほどよい樽感が乗っているタイプは個人的に好みで、香味の多彩さこそありませんが、良い樽を詰めてくれたと思います。


 
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2017.07.12【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 2002-2017 14年 オフィシャル ヒースロー空港&免税店向け #2791 58.2%

しっかり選ばれたオフィシャルシングルカスクです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 2002-2017 14yo OB for HEATHROW AND WORLD OF WHISKIES #2791 58.2%
one of 588 bottles, Refill Butt



香りは強いシェリー、プルーンと黒糖、ビターチョコレート、ハーブリキュール、良いモルティ、リッチなウッディネス、奥からスモーク。
飲むんでも良い近年シェリー、プラムジャム、チョコレートリキュール、コーヒー、濃厚なフルーツとその甘味、引き締める渋味、穏やかなスモーク、リッチで長い余韻。

【Very Good】


今年、ヒースロー空港と免税店向けにボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのハイランドパーク。
2002年蒸留で14年熟成のリフィルシェリーバットで、最近販売されていたものです。

当然ながらエドリントングループで使っている近年のシーズニングシェリーカスクのはずですが、サルファリーも含めて嫌な要素がほとんどありませんでした。

熟成年数のわりに香味も多彩で、味に深みもあってバランスも良かったです。

現時点でかなり美味しいと思える素晴らしいボトルで、オフィシャルが良い樽がこういうものだと認識しているなら、あまり印象の良くないエドリントンのシェリーカスクも今後には期待できるのではないかと思えるものでした。


 
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2017.05.31【日記】

ハイランドパーク 1976-2003 オフィシャル #4508 フォレスト氏向け

やはり素晴らしいボトリングですね。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1976-2003 OB for Matthew D Forrest #4508 52.7%


香りはリッチ、酸味を残したアプリコットジャム、キャラメリゼしたナッツやナッツクリーム、滋味深く旨そうなモルティ、煮詰まった紅茶、蜂蜜、リッチなオーク、穏やかなピート。
飲むと芳醇に広がる、舌に染み込むようなテクスチャー、古くなったオレンジマーマレードや蜂蜜っぽいのコクのある甘味、麦の旨味がしっかり、引き締めるオーク、ナッツクリーム、少しスモーキーなピート、リッチで長い余韻。

【Very Good】


2003年に故マシュー・D・フォレスト氏がボトリングしたハイランドパーク1976です。
フォレスト氏がボトリングしたハイランドパークは1973もありましたが、今回のものは1976です。

ボトルコンディションの問題なのか私の問題なのか、今回はこれまで飲んだ時よりもフルーツ感やオーク感を強めに感じ、その代わりに麦の太さとボディが控えめという印象を受けました。

もちろんベースには滋味深い麦の旨味があり、それを取り囲むようにフルーツ感や蜂蜜感や樽感、そしてピートが存在するというスタイルで、シェリー感がはっきりと主張してこないタイプのハイランドパークとして代表的なボトルだと思います。

シングルモルトとしての王道感がありながらも、複雑でいろんな味の楽しめるハイランドパークで、素晴らしいオールラウンダーです。


 
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2017.05.04【日記】

ハイランドパーク 1973 35年 オフィシャル ニュアンスグループ向け #6194 49.6%

ずっとテイスティングできそうなハイランドパーク、素晴らしいです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1973 35yo OB for THE NUANCE GROUP #6194 49.6%


香りは生き生きと広がる、アプリコットやミックスベリーのジャム、淡いビターチョコレートやキャラメリゼしたナッツ、ミントの強めのハーブ、蜂蜜や樹液、ワックス、力強さの残る麦感、淡くレザー、奥から強くはないが厚みのあるピート、パワフルで複雑、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから力強く広がる、パワフルだが同時に染み込むようなテクスチャー、アプリコットや梅のジャム、ワックス、シナモン、ナッツクリーム、染み込むような強い麦の旨味、コクのある強い蜂蜜の甘味、味を深める優しいタンニン、香りより強いピートを感じるリッチで長い余韻。

【Very Good/Excellent】


ニュアンスグループというところに向けてボトリングされたオフィシャルのハイランドパーク1973、35年熟成のシングルカスクです。

心地良いシェリー感が全体を包んでいますが支配的ではありません。
そのぶん多彩な要素が拾いやすく、テイスティングは楽しくなかなか終わりませんでした。

ジャムっぽい濃縮感のある多彩なフルーツにビターチョコ、キャラメル、ナッツ、太い麦、蜂蜜、樹液、ハーブにレザー、ピートなどなど、複雑で深みがあり、香りにおいても味わいにおいても次々に魅力的な要素が沸き上がってきます。

ジャムや蜂蜜の深いコクのある甘味と、長熟にしては太く染み込むような麦の旨味がしっかりと残っており、迫力があってさすが北の巨人という偉大さすら感じます。

実力のある蒸留所の原酒が良い樽でその実力を存分に発揮しているモルトという印象で、恐らくリフィルシェリーカスクだと思うのですが、ハイランドパークのオフィシャルボトルの中でもリフィルシェリーの傑作のひとつだと思います。


 
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2017.05.02【日記】

ハイランドパーク 1977-1996 19年 アデルフィ 57.3%

読む人に優しくない中でも特に優しくないラベルで、味は良かったです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1977-1996 19yo ADELPHI 57.3%


香りはクレームブリュレ、バニラ、素朴な強い麦感、オーク、薄くかつおダシ、奥から淡い土と強いピート。
飲むと滑らかな口当たり、オレンジやパイナップル、クレームブリュレ、蜂蜜感のあるコクのある甘味、リッチなオーク、旨味のある麦感が舌に染み込む、じわじわとピート。

【Very Good】


1996年にアデルフィがボトリングしたハイランドパーク1977、19年熟成です。
ただでさえラベルが小さく、そこに書いてある文字も小さいアデルフィですが、このころのボトルは裏ラベルに超小さい字でスペックが書いてある時期でした。
他にも表ラベルのシールにカスクナンバーが書いてあったり、いろんなパターンがありますが総じて読む人に媚びるところはありません。(笑)

肝心の中身ですが、美味しいです。
1977のハイランドパークというと、オフィシャルだとバイセンテナリーボトリングが有名ですし、他にもエージェンシーのものなども話題になりましたが、ナッツクリームのようなニュアンスが強いイメージを持っていました。

このボトルにもそういうところがなくはないのですが、クレームブリュレのような甘やかなニュアンスがあり、素朴で旨い麦感にリッチな樽感、それにフルーツやピートと多彩でいろいろな香味がありました。

ヘザーハニーというべきコクのある甘味もあり、経年変化によると思われる舌に染み込むようなテクスチャーも身に着けており、かなり美味しくいただきました。


 
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2017.04.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1996-2016 20年 ダグラスレイン エクストラオールドパティキュラー #1494 53%

安定感のある美味しさでした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1996-2016 20yo DOUGLAS LAING XTRA OLD PARTICULAR #11494 53%
one of 280 bottles, REFILL HOGSHEAD



香りは濃縮感あり、オレンジやプラムのジャム、蜂蜜、少しクリーム、奥から良い麦感とピート。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、香り同様の濃縮したフルーツや蜂蜜のコクのある甘味と引き締めるオーク、優しい麦の旨味、淡くゴマっぽさ、スモークも感じるリッチな余韻。

【Good/Very Good】


ダグラスレインの高級レンジであるエクストラオールドパティキュラーから、ニューリリースのハイランドパーク1996、20年熟成です。

濃縮感があってわりと多彩なフルーツ感があり、樽感もほどよく深みを出しており、蜂蜜っぽい甘味やコクがしっかりと感じられました。

また、らしいピーティなニュアンスもしっかりと感じられ好印象でした。

このエクストラオールドパティキュラーは、今はハンターレインの高級レンジになったオールド&レアと比べると、やや特別感が無いものの高すぎず、CPは明らかに良いものが多いイメージです。
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2017.04.21【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク 1995-2016 GM マクファイルズコレクション ジャパンインポートシステム向け #1500 43%

思い出深い樽がJISさんから出てきたようです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1995-2016 GM THE MACPHAIL'S COLLECTION for JAPAN IMPORT SYSTEM #1500 43%
one of 351 bottles, Refill Remade Hogshead



香りはバニラ、オレンジ、パイナップル、蜂蜜、柔らかなオーク、炒ったナッツ。
飲むと優しい口当たりだが膨らみがある、香り同様にオレンジや蜂蜜のコクのある甘味と引き締める淡いオーク、淡いが暖かいスモーク。

【Good/Very Good】


GMがJISさん向けに加水でボトリングした、ハイランドパーク1995、およそ21年熟成です。


バニラやオレンジなど良いバーボン樽のニュアンスと、ナッティで蜂蜜っぽいハイランドパークらしいニュアンスが一緒に感じられる香りでした。

飲むと加水らしい優しさがありますが酒としては太さを持ったふくらみがあり、コクもあって甘く、温かいピート感も良かったです。

実はこのボトル、私が去年スコットランドに行ったときにボトリング候補として選んでいたボトルだったようです。
現地では皆かなり高評価で、ウイスキーフープでのボトリングを検討していたのですが、すでにハイランドパークはボトリングしていたこともあり、見送られました。
美味しかったので、私はてっきりフープで詰めるのかと思っていました。

でもそれが日本向けにボトリングされたのは嬉しいことですね。

現地で飲んだ時は、もっとパワフルで厚みがあり、ピートももっと効いていた印象でした。
恐らく43%まで加水したためだともいますが、優しい香味になって近寄りやすくなったように思います。
とはいえ元の酒の太さは十分に感じられる旨さで、加水としてはずいぶん満足感のあるモルトでした。


 
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2017.02.02【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1999-2015 15年 メゾンドウイスキー ARTIST#5 #800199 55%

絵は香味を表現しているのでしょうか。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1999-2015 15yo La Maison du Whisky ARTIST#5 #800199 55%
one 157 bottles, Bourbon Barrel



香りはバニラとオレンジオイル、うっすらと洋梨、バニラ、ココナッツ、蜂蜜、良いオーク、淡くクリーム、意外に穏やかな麦感としっかりめのピート。
飲むと滑らかな口当たりからスパイシーになる、皮ごとかじった洋梨、オレンジピール、バニラクリーム、ほどよい麦感、蜂蜜のコクのある甘味、リッチなオーク、インクっぽさのあるピートもしっかり。

【Good/Very Good】


2015年にボトリングされた、フランスのメゾンドウイスキーのアーティストシリーズ#5のハイランドパーク1999です。

オレンジオイル、ココナッツ、バニラ、蜂蜜、心地良くリッチなオーク感など良質なバーボンカスクのニュアンスが香りにも味わいにもはっきりとでており、ハイランドパークらしいピートもちゃんとありました。
また、バーボンバレルで味のよく出たものに感じがちな生木っぽいニュアンスは全然感じませんでした。

そして、フルーツ感の中に洋ナシのニュアンスが感じられ、飲むと皮ごと洋ナシをかじったようなニュアンスがかなり強く感じられたのが印象的でした。

ハイランドパークにこんなに洋ナシを感じたことがあったかなぁと思いながら飲んでいると、ふとラベルに洋ナシが描かれていることに気づきました。
他に書いてあるのはグレープフルーツとチョコレートブラウニー、そして朝顔のような花でしょうか。

この絵が香味を表現しているのかどうかは定かでありませんが、少なくとも洋ナシに関しては著明に感じられたのが興味深かったです。



 
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2016.12.10【日記】

ハイランドパーク 25年 オフィシャル 51.5% 2000年ボトリング

リッチで複雑なハイランドパーク。やはり美味しいですね。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 25yo OB 51.5%
bottled in 2000



香りはリッチで心地良いシェリー感が全体を覆うが支配的ではない、カラメル、チョコレートがけのドライオレンジ、紅茶、ドライナッツ、奥から蜂蜜、心地良いウッディネスと土っぽさとピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、プラムジャム、チョコレート、カラメル、蜂蜜感も残したコクのある強い甘味、キャラメリゼしたナッツ、少しアーシーさやレザー、リッチでピーティ、余韻は長い。

【Very Good】


ハイランドパーク25年オフィシャルボトル、このラベルの流通期間にはたくさんのロットがありますが、特にこのボトルは2000年のリリースとうっすらと刻まれています。

穏やかで良いシェリー感が全体を覆っており、シェリーカスクで長期熟成した感のある多彩な香味がありますが、それに加えてピートであったり蜂蜜感であったりナッティさであったりといったハウススタイルもしっかり感じられます。

瓶内でこなれ、さらに良い香味が出ているような印象もあり、飲み頃に差し掛かったような完成度も感じました。

非常に多彩な香味でリッチ、かつ一体感もあり、ハウススタイルもしっかりあって高次元でバランスした非常に美味しいモルトです。



 
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2016.10.25【日記】

ニューリリース:ハイランドパーク オフィシャル "シグルト" 43%

らしさもあるなかなかのシェリー感でした。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK OB "SIGURD" 43%


香りは近年のヨーロピアンオークシェリー感、レーズンなどのドライフルーツ、プラムジャム、ビターチョコレートがけのオレンジ、少し硫黄と酸、スモーキーさがある焦がした麦感、多彩さあり。
飲むと濃いめのシェリー感が全体を覆う、プラムジャムの濃いめの甘味と引き締めるほどよい渋味、ミーティ、ややピーティでリッチ、余韻は長め。

【Good/Very Good】


ハイランドパークのオフィシャルボトル"SIGURD"、ウォリアーシリーズの最新ボトルです。

香りにも味わいにもエドリントングループらしいヨーロピアンオークのシェリーカスクが感じられ、らしいサルファリー要素も含まれていますがハイランドパークのハウススタイルも含めて複雑です。
特に味わいにおいてはサルファリー要素はそれほど気にならず、濃い味で、ノンエイジの若さもうまくリッチな樽感でマスクされており、それなりに仕上がっています。

これから間違いなく良くなっていくであろうシェリーカスクのハイランドパークで、加水ということもあり、本格化するのはわりと早いのではないかと予想します。

買い置きしておくのもありだと思います。


 
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2016.10.11【日記】

近年リリース:ハイランドパーク 1990-2015 24年 GM RESERVE ドイツ向け #5102 50%

これはやられた感すらあるナイスリリースです。

 

ハイランドパーク HIGHLAND PARK 1990-2015 24yo GM RESERVE for GERMANY #5102 50%
one of 324 bottles, Refill American Hogshead



香りは華やか、オレンジピールと濃い蜂蜜、リンゴ、バニラとリッチなオーク、ほどよい麦感、奥からスモーク。
飲むと穏やかな口当たりから若干スパイシーに広がる、オレンジオイル、パイナップル、ココナッツ、穏やかな麦の旨味、コク深い蜂蜜の甘味、引き締めるリッチなオーク、じわりと押し寄せてくる少しこなれたピート、少しオイリーで余韻は長め。

【Very Good】


GMがドイツ向けにボトリングした、リザーブラベルのハイランドパーク1990、24年熟成です。

香りの最初から非常に華やかで、しっかりとフルーツと蜂蜜っぽさ、そしてスモーキーさが感じられ、リッチなオーク感も効いておりほどよい麦感も残っています。

飲むと香りのフルーツ感に少しパイナップル系のトロピカル要素も加わり、蜂蜜のコクのある甘味と引き締めるリッチなオーク感、そして麦の旨味とじわじわと効いてくるらしいピートもバランスよく感じられました。

ハニー&ピートといったハウススタイルがわかりやすく感じられつつも、近年のものとしては陶酔感すら覚えるフルーツ感があったのが非常に好印象で、しかも芯にある麦感など他の要素も充実しているのに引っかかる要素はなく、本当に良いものを良いタイミングでボトリングしたという感じです。

フープで詰めたシグナトリー2000もとても良かったですが、その上を行く仕上がりに嫉妬してしまいました。

良いフィリルアメリカンホグスで24年。このくらいってなんとなくですが丁度良い樽感と熟成感が同居しているものが多い印象なんですよね。


 
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