ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2014.09.23【日記】

Tokyo International Bar Show WHISKY LIVE 2014へ行ってきました。


9月20日から21日まで,水道橋のプリズムホールで行われたTokyo International Bar Show WHISKY LIVE 2014の,2日目に参加しました。



そこで飲んだボトル達で印象に残ったものを簡単にご紹介します。

まず,入ってすぐにウィスク・イーさんのブースでブラインドテイスティングをやっており,参加してみました。



Aはベンリアック16年と予想しましたが正解はベンリアック12年。
Bはスプリングバンクの15年と予想しましたが正解はヘーゼルバーンでした。
特にBは,シェリー樽の方向性とピートの出方から最近のピートが強めのスプリングバンクかなと思ったのですが,まさかのヘーゼルバーン。
ヘーゼルバーンとスプリングバンクは同じ蒸留所で作られるモルトですが,ヘーゼルバーンにピートを感じたことがなかったので,ちょっと驚きでした。最近のバンクと同様,ヘーゼルバーンもピーティになってきているのでしょうか?
というか,このブログでまだヘーゼルバーンって1度も紹介してないですね。単に経験不足かもしれません。(笑)


続いて今年のバーショー向けのアランとスプリングバンクをテイスティングしましたが,まさかの写真撮り忘れ。(笑)
アランは最近の魅力的なアランにしばしば感じるトロピカル感を含む熟したフルーツのニュアンスがしっかりと感じられ,かなり好印象でした。
スプリングバンクはバーボン系の樽が前に出た味でしたが,かなりフルーツが前面に出たボトルで,ピートもきつくなく,生木っぽさもなく,らしい往年の華やかさが感じられる美味しさでした。
どちらも値段はそれほど高くないようですし,個人的には買いだと思いました。


続いてサマローリのブースでブナハーブンと1980表記のブレンデッドを試飲。

 

ブナハーブン1974-2014は,約40年熟成で度数の落ちたカスクストレングスでしたが,非常に魅力的なフルーツ感でした。
ブナハーブンらしいクセは無く,やや線は細いですが,エージェンシーの長熟ブナハーブンと共通点が多いエステリーさや桃,洋ナシと言ったフレーバーが多彩に感じられました。
陶酔感のあるフルーツ香は魅力的で美味でしたし,7万円オーバーという強気の価格設定もさすがサマローリというところですが,個人的にはボディを重視した往年のサマローリの方向性とは異なっているようにも思いました。

ブレンデッド1980は,良いグレーンが入っているようで,熟したフルーツとクリーム系のオイリーさ,バナナミルクを感じるようなリッチなブレンデッドでした。これも美味しかったです。


信濃屋さんのブースでは,今度発売されるアランをいただきました。



2004年蒸留の9年熟成という短熟シェリーホグスのアランでしたが,強めに効いたシェリー感が未熟感をうまくマスクしており,ちゃんと美味しく仕上がっているモルトでした。
短熟らしく価格も抑えられているようで,ボトリングのコンセプトがしっかりと感じられるボトリングだと思いました。

 

キリンのブースでは,高額で話題になった御殿場のシングルグレーン25年をいただきました。



上品なアイリッシュのような,オイリーでトロリとしたウイスキーで,トロピカル感を含んだフルーツも充実しておりかなり美味しかったです。
たしか,御殿場のグレーンは,一般的な連続式蒸留器とは異なったバーボンのような作りだったと記憶しています。グレーンとしては意外にしっかりしたボディも,原材料の個性を残したその造りに由来するものでしょうか。
3万円オーバーという価格を考えて買いかと言われれば否なのですが,とても美味しく,よく無料で出してくれたなと思います。


三陽物産のブースでいただいた,アンノック(ノックデュー)のピーティタイプがちょっと驚きでした。



そもそも,ノックデューでピーティタイプの原酒を仕込んでいたことも今回初めて知りました。
ルーター(左)とフローター(右)という,ピートを切り出す器具の名前を付けられたボトルで,ルーターのほうがへヴィにピートを炊いたタイプとのことです。
どちらもピーティかつフルーティなモルトで,特にルーターは,ブラインドでノージングしたら迷わずリフィルカスク系のフルーティなラフロイグと答えてしまいそうな香りで,飲んでみてもややボディの無いフルーティラフという感じでした。
90年代ボウモアに対するアードモア1992の関係性に近いものを感じました。
これはブラインドで出したいドリンカーの顔がいくつも浮かんできたボトルだったのですが,今回日本に入ったものは即完売してしまったとのこと。
今後機会があればボトル買いしていろいろ楽しみたいボトルでした。


あとはスコモルさんのブースで宗さん(吉村宗之さん)の設計したテイスティンググラスを使わせていただいてブラインドテイスティングに応募したり,スコ文研のブースでちょっと久しぶりに土屋さんとお話しつつ,新刊を買ったりしました。
土屋さんの本もそうですが,いよいよ迫ったNHKの朝の連ドラ「マッサン」の放送開始に向けて,ジャパニーズも盛り上がってる感じでしたね。


今回のイベントでは,以前からお会いしたかった方々ともお会いできました。
普段の行動範囲が異常に狭いということもあり,こういうイベントは良い機会になりますね。
ブログを見てくださっているという方ともたくさんお会いできて,ちょっと恥ずかしい部分もありましたが,モチベーションはかなり上がりましたね。


みなさま,楽しい時間をありがとうございました。


 

2013.12.13【日記】

アンノック(ノックデュー) オフィシャル 免税向け

ヴィンテージ表記の無い可愛いラベルですが、中身はあなどれないものでした。

 

ノックデュー KNOCKDHU OB EXCLUSIVE TO TRAVEL RETAIL 46%


華やかで強い発香、爽やかなフルーツ、青リンゴ、シトラス、バニラ、キウイ、白ワイン、白い花、強くはないが若い麦感、透明感あり、飲んでも青リンゴキャンディの優しい甘味、若めの麦の旨みも少々。

【Good/Very Good】


アンノックという銘で売られているノックデューのオフィシャルボトルですが、これは免税向けのノンヴィンテージボトルです。

加水らしい華やかな香り立ちがあり、麦感などには若いニュアンスを感じるものの意外なほど多彩で爽やかなフルーツ感が感じられます。青リンゴやキウイのようなニュアンスやフローラルさなど、この間SBTで飲んだ若いプルトニーから未熟感を削ったような印象を持ちました。
若い良い樽とバーボン系のそこそこの熟成のものを混ぜたらこんな味になるのではないかなと思いましたが、実際はどんな樽で作られているのか気になるところです。
期待以上に美味しく面白いボトルでした。

 
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