ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.05.27【日記】

ニューリリース:トマーティン 1990-2017 27年 オフィシャル 信濃屋 #16367 52%

トマーティンのフルーツ感がたっぷり感じられました。

 

トマーティン TOMATIN 1990-2017 27yo OB for SHINANOYA #16367 52%
First Fill Bourbon Barrel, one of 139 bottles



香りは華やか。桃やグァバ風味のジュース、バニラと心地良いオーク、少しシナモン、線の細いモルティ。
飲むと爽やかなフルーツから遅れてピリッとした刺激、少し薬のシロップのケミカル感、パイナップル、クリーム、線は細めだがフルーティで心地良い余韻。

【Good/Very Good】


最近信濃屋さんばボトリングした、トマーティン1990、27年熟成です。

熟成の早いバレルで27年の熟成を経ているためか期待以上に多彩で突き抜けたフルーツが感じられました。

そのためか度数のわりにやや線が細いような印象も持ちましたが、ボディを楽しむお酒というよりは往年のダンカンテイラー長熟のように炸裂するフルーツを楽しむボトルだと思います。

信濃屋バイヤーの北梶さんが好きそうな香味ですし、素敵なリリースだと思います。

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2019.02.08【日記】

トマーティン 10年 オフィシャル 43% 70年代流通

心地良いオールド感でした。

 

トマーティン TOMATIN 10yo OB 43%
70年代流通



香りは心地良いオールド感と埃っぽさ、古びたオレンジの皮とドライアプリコット、カラメルソース、少し香ばしいモルティ。
飲むと染み込むようなテクスチャーからじわりとスパイシー、ドライオレンジ、しっとりした旨味のあるモルティ、淡いコクのある甘味と味を深めるオーク感、余韻は長くないが心地良い。

【Good/Very Good】


70年代に流通していた、トマーティンのオフィシャル10年です。

ボトリングから約40年が経過していることもあり、埃っぽいオールド感はそれなりにありますが、香味には嫌味が無く、良い意味でのオールド感と捉えられました。

経年変化ゆえの舌に染み込むような質感もあり、滋味深く旨味のあるモルティさが感じられ、ボトリング当時には恐らくこれほどはなかったであろう深みも出ていました。

70年代くらいの蒸留のトマーティンに感じられるトロピカル感が全くなかったのは、60年代の蒸留だからでしょうか。

最近はオールド感の強いものを昔ほど好まない嗜好になっているようにも思いますが、このボトルは美味しくいただきました。


 
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2017.11.22【日記】

トマーティン 25年 オフィシャル 43%

らしいフルーツ感がちゃんと感じられました。

 

トマーティン TOMATIN 25yo OB 43%


香りは強いフルーティ、パイナップルや桃、少しグァバ、少し薬っぽいケミカル感。
飲むと穏やかな口当たりから広がる、香り同様にケミカルもトロピカルもあるが露骨で無い程度、少しコニャック、ほどよくまとまった甘味と酸味、想像よりはボディがありフルーティな余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャルのトマーティン25年、2000年頃の流通だと思われます。

逆算すると70年代半ばくらいの蒸留と思われ、1976などのトロピカル感の突き抜けたものが作られていたのと同時期ですね。

そこまで突き抜けるほど露骨なフルーツはありませんが、そのぶん子供の薬のようなケミカルさも控えめで、わりとナチュラルな熟成感だと思いました。

抜け感に伴ったフルーツでないためなのか加水43度のトマーティンとしてはボディも感じる仕上がりで、安定したフルーティモルトでした。


 
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2017.07.24【日記】

ニューリリース:トマーティン 2002-2016 14年 オフィシャル ROBBIE'S WHISKY MERCHANTS #1800 54.3%

若さと度数を感じない美味しさです。

 

トマーティン TOMATIN 2002-2016 14yo OB for ROBBIE'S WHISKY MERCHANTS #1800 54.3%
one of 213 bottles



香りは華やか、オレンジとリンゴ、淡く洋梨、バニラ、強めのモルティ、オーク、淡くシナモンやココナッツ。
飲むと度数よりキツさがない、オレンジ、焼きの甘いアップルパイ、薄めた蜂蜜の甘味、ほどよいオーク、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ROBBIE'S WHISKY MERCHANTSというショップ向けに詰められたトマーティン2002、14年熟成のシングルカスクです。
ラベルによると、ウイスキーフェスティバル向けとも書いてあり、詳細はよくわかりません。

私は知らなかったのですが、調べてみるとスコットランドのエアという町(エアシャーのあたり)にある、ネット販売もやっているショップでした。

2000年以降の蒸留で決して熟成期間も長くありませんが、度数もほどよく落ちており良い熟成感があって複雑な香味です。

若いだけあってモルティさは強いですがキツくはなく、多彩なフルーティさとも相まって総合的には焼きの甘いパイのようなニュアンスとして感じられました。

この年数で結構仕上がっていて、良い樽を選んだなという印象です。
ネットのショップもたまに覗いてみようと思いました。

 
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2016.11.09【日記】

ニューリリース:トマーティン 2005-2016 11年 オフィシャル ベイヤフロール向け #2691 61.9%

さすがベイヤフロール、しっかり仕上がったシングルカスクを選びますね。

 

トマーティン TOMATIN 2005-2016 11yo OB for BEIJA FLOR #2691 61.9%
one of 223 bottles, First Fill Bourbon Barrel



香りは華やかなバーボン、オレンジ、アップルパイ、バニラ、少しココナッツ、リッチなオーク。
飲むと度数のわりに穏やかな口当たりから広がる、オレンジオイル、バニラ、淡く桃っぽさ、ほどよい甘味と酸味、蜂蜜とフルーツのコクのある甘味と引き締めるオーク、リッチで余韻は長め。

【Good/Very Good】


今年イタリアのベイヤフロール向けにボトリングされた、オフィシャルシングルカスクのトマーティン2005、11年熟成です。

ピートの効いていないウイスキーとしては比較的短い熟成期間ですが、熟成の早いバーボンバレルでよく仕上がっていました。

香りにはバニラやオレンジやココナッツ、そしてオーク感などバーボンカスクらしいニュアンスに加えて、淡いシナモンを伴うアップルパイのようなニュアンスがありました。

飲んでも香り同様にバーボンカスクの個性がよく出たニュアンスが印象的で、香りよりさらに多彩でトマーティンらしい桃っぽいフルーティさがありました。コクのある甘味と良い酸味、そして引き締めるオーク感も良く効いていました。

それでいて、仕上がりの早いバーボンカスクで出がちな生木っぽいニュアンスはほとんど感じられず、完成度の高いモルトでした。


 
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2016.10.04【日記】

トマーティン 1962-1989 27年 ケイデンヘッド 黒ダンピー 46%

このスペックでこの硬さ、信じがたいです。

 

トマーティン TOMATIN 1962-1989 27yo CADENHEAD 46%
BLACK DUMPY BOTTLE



香りは最初こもっており、瓶内変化のニュアンスがなくスペックのわりに驚くほど硬い。いわゆるトロピカルフルーツ感もあるがまだ奥にいて、時間とともに前にも出てくるがこれからもっと出てきそうな感じ。そのかわり前面にいるのはタールやインクのようなピート。昔の東ハイランドモルトに感じがちな内陸系のピート感で、トマーティンに露骨に感じたのは初めてかもしれない。
飲んでもらしいフルーティさは奥まっており、甘味もやや控えめでドライ。ボディは意外なほど保たれている、香り同様のタールやインクのようなピーティさの残る余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


黒ケイデンのトマーティン1962、27年熟成です。

新宿三丁目のカルーソーさんで、ベンリアック1966の前にいただきました。
アウェーでのテイスティングですので、ややいつもとノートのスタイルが異なりますのでご了承ください。

上記のとおり、まだ本来のハウスタイルのフルーツ感が十分に発揮されていないようですが、非常に興味深い香味でした。
ちなみにマスターが開けた同じボトルの1本目は、もっとあからさまな黄色いフルーツのニュアンスがあったそうです。

熟成が長めで46%加水ですから、加水量はそこまで多くないのかもしれませんが、それにしても驚くほど劣化が感じられません。というより明らかに昔のピート味がするのに、瓶内変化によるオールドボトル的な要素に恐ろしく乏しい不思議な香味でした。
ボトリング後30年近く経っている加水のボトル、しかも劣化の多いイメージの黒ケイデンにあって、まるで60年代蒸留80年代ボトリングの詰めたてを飲んでいるような気持ちになりました。
マスターが状態の良いボトルを、眠ったまま起こさないように大事に保存されていたのだと思います。

おかげで非常に貴重な体験をさせていただきました。
なくなる前にもう一度飲みたいですね。

 
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2016.09.10【日記】

ニューリリース:トマーティン 1990-2016 25年 オフィシャル 蒸留所限定 #16366 54.4%

ナチュラルな強いフルーツが印象的でした。

 

トマーティン TOMATIN 1990-2016 25yo OB DISTILLERY EXCLUSIVE BOTTLE #16366 54.4%


香りは強いパイナップル、桃やプラム、果汁感あり、シリアルっぽい乾いた穀物感、オイル、うっすらと植物感。
飲むとじわじわとスパイシー、果汁感のあるパイナップルなどトロピカルフルーツ、フルーティな甘味、ほどよい麦感、ややオイリー、綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


今回のスコットランドツアーで購入された、蒸留所限定のトマーティン1990、25年熟成です。
今更ですけど1990がもう25年熟成なんですね。もう長熟に入りますよね。

香りはトマーティンらしいトロピカルフルーツや桃などの多彩で強いフルーツ感があり、オイリーで麦感も残っていました。

飲むとハイプルーフらしいスパイシーさがあり、香り同様に多彩でトロピカル感もあるフルーツ感がしっかりありました。
何より、フルーティなトマーティンに感じることの多い小児用の薬のようなケミカルなニュアンスがなかったのが印象的でした。

フルーティなハウススタイルがしっかり感じられつつも、ひっかかりもない美味しい90年代トマーティンでした。
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2016.07.31【日記】

ニューリリース:トマーティン 2005-2016 オフィシャル パブリックバーアイランズ向け #5216 58%

若いのに仕上がった美味しいトマーティンです。

 

トマーティン TOMATIN 2005-2016 OB for Public Bar Islands #5216 58%
First Fill Oloroso Sherry Butt



香りは強めのシェリー、酸味の強いバルサミコ酢、プラムジャム、ビターチョコレートと淡くハーブリキュール。
飲むと滑らかな口当たりからスパイシーに芳醇に広がる、全体を包むシェリー感、プルーン、チョコレート、カラメル、甘味は強いがしつこくない、引き締める優しい渋味、嫌味のない余韻。

【Good/Very Good】


茨城のバブリックバーアイランズさん向けにボトリングされた、オフィシャルのトマーティン2005、ファーストフィルのオロロソシェリーバットでおよそ11年の熟成です。

ファーストフィルのためか、バットで約11年という熟成年数の割にはかなり複雑に仕上がっている印象で、シェリーは支配的でない程度にしっかり主張してきました。
トマーティンらしいトロピカル感やケミカル要素は明らかでなく、ジャムやドライフルーツ系のフルーツ感とチョコレート、そしてバルサミコ酢のようなニュアンスが強めに感じられました。

甘味は強めですが引き締める良い渋味があるためかしつこくなく、未熟感もなく飲み心地の良いシェリーカスクのモルトという感じでした。

すでに麦感も抑えられており、渋味もきつくなる前で、シェリーの効かせ方もほどよく、この年数ですが詰め時に詰めた感じもある美味しいトマーティンでした。
ナイスチョイスだと思います。

 
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2016.03.21【日記】

自宅テイスティング:トマーティン 1995-2015 19年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #6711

オフィシャルらしい洗練された魅力があります。

 

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711 60%
one of 280 botles, Refill Sherry Hogshead



・香り:
華やかで綺麗,強い香り立ち,時間と共にどんどん複雑になる多彩なフルーツ,桃,洋梨,グァバ,バニラ、淡くクリーム,フレッシュな麦と心地良いオーク,少しクールで洗練されている。

・味わい:
ヒリヒリと刺激的でスパイシーな口当たり,香り以上にフルーティ,桃やグァバ,パイナップル,少し小児用シロップ薬,果汁っぽいフルーツの甘味と良い酸味,奥から穏やかな麦感,味を引き締めるオークの淡いタンニン,うっすらとタール,度数の強さに比して厚みはそれほど無い。

・余韻:
長くは無いがクリアで綺麗な余韻。

・加水:
そのままクリアに伸びる。

・総評:
トマーティンらしいフルーティさがありながらも,ケミカルな要素はそれほど強くなく,全体に上品で綺麗な香味。
フルーツが前面に出ておりスペックの割には麦感は奥にいる印象で,ボディの厚みこそないがかなり飲み心地の良いモルト。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープから2015年10月に頒布されたトマーティン1995,19年熟成です。

かなりの数のオフィシャルトマーティンをテイスティングして選んだ樽らしく、今やハウススタイルとも言えるトロピカル感を含んだ強いフルーツ感がしっかりとありつつもオフィシャルらしい雑味の少ない洗練された樽がチョイスされたなという印象でした。
私はグァバを強く感じるトロピカル感で、雑味がないのに多彩な香味で複雑さも感じられる仕上がりでした。

度数も高く刺激のある味わいでしたが、これが瓶内変化でこなれてきたときに、粘性を帯びてとろんとしてきたらさらに美味しくなりそうです。
個人的には高度数の割にはボディを感じないタイプだったので、それが瓶内変化でどうなるかも含めて楽しみです。


 
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2016.02.09【日記】

トマーティン 1974-2005 オフィシャル #26828 44.2%

少しもったりした感じもありましたが,全体にはやはり上品な香味でした。

トマーティン TOMATIN 1974-2005 OB #26828 TOMATIN 1974-2005 OB #26828

トマーティン TOMATIN 1974-2005 OB #26828 44.2%


香りは熟成感あり、洋梨や桃など華やかなフルーツ、優しい麦感やバニラ、上品で綺麗。
飲むと穏やかでややもったりした口当たり、濃厚すぎない桃ジュースの優しい甘味とほどよい酸味、バニラ、淡いケミカルさ、穏やかな麦感が意外に残るもったりした余韻。

【Good/Very Good】


トマーティンが2005年にボトリングしたオフィシャルのシングルカスクです。
約31年の熟成で度数は44%台まで下がっています。

香りの最初から,長熟トマーティンらしい桃などの華やかなフルーツが強く感じられました。
熟成期間と落ちた度数のわりには意外に麦感も残っていて,全体的にはオフィシャルらしい品のある香りでした。

飲んでみると,香りと比べるとややもったりとした重さを感じるテクスチャーもあったのですが,そうはいっても長熟らしいフルーティがしっかりと全体を支配していました。
私のあまり得意でないケミカルなニュアンスも強くは感じられず,フルーティな甘味と酸味が心地良い味わいでした。

若干のもっさりしたニュアンスはあったものの,ボトラーズに多いシェリー系の76あたりと比べると雑味が少なく洗練されており,粘性が強くないためかトロピカル感よりは桃っぽさを強めに拾ったのも興味深かったです。



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2015.11.12【日記】

ニューリリース:トマーティン 2002-2015 13年 オフィシャル ハンドボトリング #2036

若いシェリーのハンドボトリング,若々しかったですが悪くなかったです。

トマーティン TOMATIN 2002-2015 13yo OB HAND BOTTLING #2036 TOMATIN 2002-2015 13yo OB HAND BOTTLING #2036

トマーティン TOMATIN 2002-2015 13yo OB HAND BOTTLING #2036 57%
Oloroso Sherry Cask



香りはバニラ、未熟なプラム、オレンジピール、淡いキャラメル、若々しく強い麦感、蜂蜜。
飲むとヒリヒリとスパイシー、濃いめのアプリコットティー、蜂蜜のコクのある甘味、オーク、ナッツ、若々しい麦の旨味、リッチ、スパイシー、麦々しい余韻。

【Good】


最近蒸留所で手詰めされた,ハンドフィルのオフィシャルボトル,トマーティン2002,13年熟成です。

オロロソシェリーカスクとの記載ですが,セカンドフィル以降と思われる香味でした。
シェリー感はあるのですが,香り・味わいともに部分部分に主張があるような印象で,旨味のある若々しい麦感などの原酒由来の成分との一体感はあまりありませんでした。

まだ若く樽と原酒のニュアンスがそれぞれに主張してくるタイプではありましたが,嫌な未熟感があるわけでもなかったので,それはそれで美味しく興味深くいただきました。


 
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2015.11.07【日記】

ニューリリース:トマーティン 1995-2015 19年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #6711

ずいぶんとナチュラルなフルーツ感だったのが印象的でした。

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711 TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711

トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711 60%
one of 280 botles, Refill Sherry Hogshead



香りは華やかで強い、湧き上がる多彩なフルーティ、洋梨のコンポート、桃、オレンジ果汁、クリーム、バニラ、生き生きとした麦感、心地よいオーク。
飲むとヒリヒリと刺激的なスパイシーさ、桃とグァバ、果汁感のある甘味と心地よい果汁の酸味、引き締めるオークのタンニン、遅れて麦感、ミディアムボディで雑味のない綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープから10月に頒布されたトマーティン1995,19年熟成です。

ウイスキーフープ結成式の時にお披露目されたボトルで,その時も好印象でしたが,今回改めて飲んでも前回の印象通りでした。

華やかで強い香り立ちで,洋梨や桃など多彩なフルーツが果汁感を伴ってしっかりと感じられました。それでいて良い麦感もしっかりと感じられ,オークのニュアンスもほどよくとても良い香りです。

飲むとニューリリースのハイプルーフだけあってかなり刺激的ですが,トマーティンらしい桃やグァバといってトロピカルフルーツ感もある果汁系の甘味と酸味があり,なによりもそれにケミカルな薬っぽいニュアンスが伴わなかったのがトマーティンとしてかなり好印象でした。
香り同様にオークのニュアンスや麦感もほど良く,洗練された綺麗な味わいでした。

トロピカル要素全開というわけでは無く,それが多彩なフルーツ感の一要素におさまっており,それでいてケミカル感が無いという,フルーティなモルトとして極めて優れたものだと思います。
フルーティさが印象的ではありますが,麦感もちゃんと残っていたのも良かったです。
さすがに麦感における太さや全体の厚みにおいてはそこまで突き抜けたものではありませんでしたが,これから瓶内でどう変化していくのか楽しみです。

良く知られている1976らしい味にもう少しボディがあって多彩さやナチュラル感のあるようなタイプに成長してくれると嬉しいなと思います。


トマーティン TOMATIN 1995-2015 19yo OB for THE WHISKY HOOP #6711
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2015.10.31【日記】

トマーティン 1976 35年 インプレッシブカスク ホワイトラベル

1976トマーティンの最安ボトルだったと記憶してますが,らしい味してます。

トマーティン TOMATIN 1976 35yo Impressive Cask White Label TOMATIN 1976 35yo Impressive Cask White Label

トマーティン TOMATIN 1976 35yo Impressive Cask White Label 51.2%


香りは強くフルーティ、シェリー、熟したプラム、アプリコットジャム、パイナップル、紅茶、強めのウッディネス。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、やや粘性あり、小児用シロップ薬のようなケミカル感、パイナップル系のトロピカルフルーツ、プラムジャム、ダークチョコレート、ジャム系の濃い甘味、ウッディネスの主張は強めだが心地良い渋味、重くリッチで長めの余韻。

【Good/Very Good】


ウィスク・イーさんがボトリングした,インプレッシブカスク・ホワイトラベルのトマーティン1976,35年熟成です。

スコッチモルトサークルで話題になって以降,エンドレスなのではないかと思ったほど乱発されたトマーティン1976ですが,このあたりで打ち止めになったように記憶しています。
価格も14000円程度と,購入は3年前なのに今となっては信じられないくらい安かったですね。

まさに1976トマーティンという,ケミカル感を伴う強いトロピカル感を含むジューシーなフルーツと,シェリーカスク由来の濃厚なフルーツがともに主張し,当然ですがとっても多彩なフルーティが魅力的でした。
甘味も濃厚で,渋味も長熟のわりにキツくなく,リッチで強い味わいで美味しかったです。
当時も期待通りの香味でしたが,シェリー感やウッディネスがやや引っかかる印象がありました。それが今回は和らいだように思います。瓶詰後の変化でしょうかね。

なお,たまたま同時期にトマーティン1976のオフィシャル30年を飲む機会があったのですが,比較するとインプレッシブカスクの方が雑っぽく重く下品な旨さで,オフィシャルはきちんと選んでヴァッティングしたようで洗練された上品さが感じられました。
魅力の中心であるトロピカル感はどちらにも感じられましたが,A級B級グルメのような違いを感じました。

飲み心地が良いのはオフィシャル30年でしたが,これは2006年詰めでも5万円オーバーの高額品ですから,ずいぶん安いのに同系統の魅力に溢れたこのインプレッシブカスクが総合的に劣っているとは全く思いません。
5000円くらい高くても全然売り切れたボトルだと思うのですが,デイブブルームラベルの1976と共に,良心的な価格だったなと今あらためて思います。
今回飲んだ感じだと今後の変化にも期待できそうで,複数本買ったので今後開けるのが楽しみです。


 
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2015.08.30【日記】

ニューリリース:トマーティン 1976-2015 38年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #31

やはりオフィシャルらしい洗練された76トマーティンでした。

トマーティン TOMATIN 1976-2015 38yo OB for THE WHISKY HOOP #31 TOMATIN 1976-2015 38yo OB for THE WHISKY HOOP #31

トマーティン TOMATIN 1976-2015 38yo OB for THE WHISKY HOOP #31 47%
one of 190 bottles, Hogshead



香りは熟成感と陶酔感あり、洋梨や桃、仄かに長熟コニャックのようなブドウ感、小児用シロップ薬のようなケミカル感、良いオーク、淡く残った麦感。
飲むと優しい口当たりから広がる、香り同様に非常に熟成感があり、強く多彩でうっとりするようなフルーツとケミカル感、果汁の甘味と淡い酸味、陶酔感のある心地良い余韻。

【Very Good】


ザ・ウイスキーフープ(TWH)向けにボトリングされた,今年8月ニューリリースのオフィシャルのトマーティン1976,38年という超長熟で,TWHの初期渾身の1本です。

1976トマーティンというと,一時期乱発されましたがその多くのボトルにおいてCPが非常に高く,ケミカル感や雑味があり上品さは無いものの突き抜けたフルーティがあるという認識でしたが,やはりこのボトルにも突き抜けたフルーティがあります。

1976らしい陶酔感のあるフルーツ感が香りの最初から炸裂しており,非常に長い熟成を感じるエステリーで多彩なフルーツ感も充実しています。

38年という熟成感と蒸留所のスタイルであるフルーティに支配されたモルトですが,ボディも残っているのに雑味がなく洗練された上品なニュアンスがあったのが印象的で,これはやはりオフィシャルならではだと思います。

高額ボトルなのでさすがに複数本買うことはできませんでしたが,いつ開けるのか悩ましいボトルです。
そういう楽しみも良いですね。


 
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2015.06.29【日記】

トマーティン 1973-2005 オフィシャル #25604

やはりオフィシャル加水は上品で洗練されています。

 TOMATIN 1973-2005 OB #25604

トマーティン TOMATIN 1973-2005 OB #25604 46%


香りは華やかでエステリー、桃やパッションフルーツ、カスタード、オーク、やや上品で透明感あり、飲むと度数のわりに芳醇に広がる、香り同様に強くフルーティ、ややケミカルなニュアンスを伴うが雑味がなく洗練されている、果汁感もあり濃いめだがベタつかない甘味、引き締めるオークの淡いタンニン、陶酔感があり心地良い余韻。

【Very Good】


トマーティンのオフィシャルシングルカスク,1973蒸留でおよそ32年の熟成です。

香りは最初から長熟らしいエステリーで多彩なフルーツ感,特に桃やパッションフルーツなどのトロピカルフルーツが強く感じられました。

飲んでみても香り同様に強くフルーティで,トマーティンらしいケミカルなニュアンスもあるのですがエグ味がなく,果汁っぽい好ましい甘味と淡いタンニンの渋味のバランスも良く,陶酔感がありました。

長熟のためか麦感はあまり残っていませんが,そのぶん突き抜けたフルーツが堪能できました。

そしていわゆるボトラーズの1976などと比べると,シングルカスクとはいえやはりオフィシャルの厳選された樽で加水もされているためか,非常に洗練された上品な香味だったのが印象的でした。

また,このボトルが出た2005年頃は,まだトマーティンがトロピカルなんてイメージは一般的には無かったころのはずですが,このボトルにははっきりと感じられます。
※確かブレイクのきっかけになったスコッチシングルモルトサークルの1976が2008年頃の流通でした。

このフルーツ感がボトリングしてから新たに出てきた味とはさすがに考えにくく,当時は本当に注目されていなかった蒸留所だったんだなぁと思いました。

 

このボトルは,神戸三宮のMain Maltさんでいただきました。

 
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2015.05.20【日記】

トマーティン 1976 30年 オフィシャル

さすが長熟オフィシャルは洗練されていて次元がひとつ違います。

 TOMATIN 1976 30yo OB 49.3%

トマーティン TOMATIN 1976 30yo OB 49.3%
one of 1500 bottles, TWO EX SPANISH OLOROSO SHERRY CASK FINISHES



香りは華やかで強くフルーティ、良いシェリー、プルーン、ドライフルーツ、ブランデーを感じるブドウや桃の果汁、ミント、飲むとややケミカルだが強いフルーツ、プラム、パイナップル、桃、みずみずしい果汁の甘味と良い酸味、ほどよいウッディネス、雑味や野暮ったさの無い洗練された美しい余韻は長い。

【Very Good】


オフィシャルのトマーティン30年,小さく1976ヴィンテージと記載されています。
2つのスパニッシュオークのシェリー樽でフィニッシュをかけ,それらをヴァッティングしたとのことです。
アウトターンは1500本ですし,2つのシェリーカスクにヴァッティングされた元の樽(すべて1976)は結構な数だと思います。
2006~2007年くらいのボトリングでそこそこ前のボトルですが,発売当時からかなりの高額ボトルでした。

香りはのっけから強いフルーティで,シェリー系のフルーツと76トマーティンらしい桃などの果汁感が充実していました。
飲んでみるとトマーティンらしくやや小児用シロップ薬のようなケミカル感はあるものの,香り同様に果汁っぽさを伴うフルーツがトロピカル感も伴う多彩さで押し寄せてきます。
それでいて乱発された1976にありがちな過剰なウッディネスもなく,果汁っぽさが前面に出た洗練された味わいでした。

多くのボトラーズの1976トマーティンには,雑味や野暮ったさも伴いつつも期待に応えてくれる突き抜けたトロピカルフルーツがあるというイメージのボトルが多かったのですが,今回のボトルはさすがオフィシャルの高額ボトルです。
しっかりと樽を選んでしっかりとフィニッシュさせた感があり,完全に仕上がった味わいで,全体に雑味が無く洗練されていたのが何より心に残りました。

 

 
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2015.03.24【日記】

トマーティン 1974 日食 80年代ボトリング

露骨さの無いナチュラルなフルーティが好印象でした。

 

トマーティン TOMATIN 1974 日食 43%
80年代ボトリング



香りはアプリコットティー、淡く桃やオレンジ、植物感、良い麦感、淡い蜂蜜、飲むと滑らかな口当たり、淡い粘性、アプリコットジャムの甘味、舌に染み込む麦の旨味、やや植物感のある心地良い余韻。

【Good/Very Good】


日食が80年代にボトリングしたという日本向けのトマーティン1974です。
ちなみにこのシリーズ,飲んだことは無いのですが他にもあるようで,ハイランド代表はこのトマーティン,キャンベルタウン代表はグレンスコシアらしいです。
ちょっと微妙な代表選手なのは気のせいでしょうか。(笑)

最近のちょっとえげつないくらいフルーティさが前面に出た,ややケミカルな感じも伴う70年代トマーティンとは違い,強くはないですがナチュラルできれいなフルーティが好印象でした。
最近のリリースとも共通する桃っぽさはありますが,それも淡く優しくナチュラルでした。

加水タイプでナチュラルなためか飲み疲れもしないタイプで,オールドボトルの嫌なところは感じませんでしたが舌にしみ込んでくるような麦の旨味はオールドらしいニュアンスと思いました。
突き抜けた個性は無いですが,きれいで美味しいボトルでした。


 
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2014.12.17【日記】

ニューリリース:トマーティン 2003 10年 オフィシャル 蒸留所限定 #1903

流行の方向性のトマーティンではなく,若いですが素朴で良い麦感でした。

 

トマーティン TOMATIN 2003-2014 10yo OB DISTILLERY EXCLUSIVE BOTTLE #1903 56%
EX-BOURBON CASK



香りは若く華やか、フレッシュシトラス、うっすらと桃の天然水、植物感、バニラ、強めの麦感、飲むとライムジュースとその甘味酸味、キウイ、オーク、淡い麦の旨味、未熟感がなく綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


ちょうど今,トマーティン蒸留所限定で購入できる,2003年蒸留の10年,シングルカスクです。

トマーティンを地味蒸留所から一気に有名にしたトロピカルフルーツや桃のフレーバーはそれほど出ておらず,桃の天然水のようなニュアンスが淡く感じられる程度です。
そのかわりフレッシュな柑橘のニュアンスがあり,飲むとライムジュースのようでした。
複雑さは無く,植物感や麦感に若さを感じはしますが,明らかな未熟感やオフフレーバーを感じない綺麗な味わいでした。
丁度トロピカルが強く出たトマーティン1993と飲み比べが出来ましたが,そちらは強くフルーティで好まれそうなタイプですがケミカルなニュアンスもあり,個人的にはナチュラルな今回のボトルも甲乙つけがたい美味しさだと思いました。


余談ですが,最近蒸留所でたくさんのカスクサンプルをテイスティングした方々の情報によると,1976に限らず軒並みトロピカル&桃フレーバーがあったとのことです。
蒸留所の人も,ある程度熟成すると自然に出てくるフレーバーで今に始まったことではないとおっしゃっていたようで,やはりトマーティンのトロピカル感は特定の時期に限ったものでは無いハウススタイルのようです。
確かに,改めて昔のトマーティンを飲んでみると,そこそこ以上にトロピカルなものがあったりします。

とはいってもスコッチモルトサークルの1976あたりをきっかけに人気になるまで,なんでトロピカル感を前面に出したリリースがなかったのかが不思議ではありますが・・・。我々が気づかなかっただけなのでしょうか。

 
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2014.11.23【日記】

ニューリリース:トマーティン 1993 20年 ウェアハウスコレクション #7119

90年代蒸留のボトルでも特にフルーティなボトルでした。

 

トマーティン TOMATIN 1993-2014 20yo THE WAREHOUSE COLLECTION #7119 55.0%
one of 236 bottles, Bourbon Hogshead



香りはフルーティ、強く桃、レモン、バニラ、柔らかで軽やかな麦感、飲むとかなり華やかで強くフルーティ、ややケミカルだがしっかり桃、パイナップル、バニラ、優しい麦の旨味、少しオイリーでフルーティな余韻。

【Good/Very Good】


ザ・ウイスキー・ウェアハウス No.8というドイツのボトラーからのニューリリース,トマーティン1993,20年熟成です。

トップノートからかなりフルーティで,1976に代表されるものと同系統の桃フレーバーがしっかりと感じられます。
飲んでも香りから期待する以上に桃感やパイナップルのようなトロピカルフレーバーが充実しており,トマーティンらしい薬っぽいケミカル感は伴いますが非常にフルーティです。
厚みはありませんが下支えするような旨味のある麦感もあり,とても良かったです。

1976トマーティンがブームになって以降,フルーティなトマーティンが選ばれて詰められるようになったのか,オフィシャル,ボトラーズを問わず1976以外でも明らかに以前よりフルーティタイプのリリースが増えたように思います。
これは90年代ですが,今まで飲んだ同年代のものの中でも特にらしいフルーツ感が充実したモルトでした。


 
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2014.05.03【日記】

ニューリリース:トマーティン 1978 35年 ケイデンヘッド スモールバッチ

らしいフルーツ感がしっかりです。

 

トマーティン TOMATIN 1978-2014 35yo CADENHEAD SMALL BATCH 44.4%
BOURBON HOGSHEAD, one of 216 bottles



香りは強くフルーティでエステリー、パイナップル系のトロピカル感、桃、オレンジ、バニラ、強めのバタークリームのようなミルキー、こなれた麦感、飲むと口当たり柔らか、小児用シロップ薬のケミカルなニュアンスを伴うが強いフルーティ、洋ナシとパイナップルの甘味、バニラ、ケミカルなフルーティとクリーミーな余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドのスモールバッチからニューリリース,トマーティン1978,35年熟成。

結構な熟成感のあるエステリーでトロピカルなフルーツ感を中心に,フルーティ成分は充実しており,樽由来と思われるバニラやクリームなどの要素も強めに感じられました。
飲んでみると,1976を中心とした70年代トマーティンらしい,ちょっと薬っぽさを伴うようなニュアンスも強めに感じられますが,フルーティは全開です。
そして香り同様にクリーミーなニュアンスが,フルーツと一緒に余韻まで感じられます。
こういうボトルを飲んでいると,このフルーツ感は1976だけのものでなく,このあたりのトマーティンのハウススタイルだったんだということを改めて実感しますね。

 
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