ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.05.07【日記】

ティーニニック 1973-2002 スコッツセレクション 59.9%

これは痺れるような美味しさです。

 

ティーニニック TEANINICH 1973-2002 SCOTT'S Selection 59.9%


香りはアプリコット、はっきりとニッキ、こなれているが滋味深く強いモルティ、樽感は強くない。
飲むと粘性あり、アプリコット、ニッキ、ワックスや樹液、噛み応えのあるモルティな旨味、クセがないがコクはある甘味、ジワリとスパイシー、輪郭がくっきり、余韻は長く心地良い。

【Very Good/Excellent】


2002年にボトリングされたスコッツのティーニニック1973、およそ29年の熟成です。

熟成期間が30年近くある割には度数がほぼ60%と保たれているのが特徴的なモルトですが、その香味、特に味わいには驚かされました。

香りからは独特のニッキっぽさが強く感じられ、樽感が強くないためかモルティさは熟成年数のわりに強く感じられる一方で、そこに刺々しさはなく滋味深い印象でした。

飲んでみると、ワクシーさや樹液っぽい濃縮感があり、噛み応えがあるほど凝縮したモルティな旨みが非常に魅力的でした。

甘味にはほどよいコクがあり、くっきりとした味わいですが余韻は長く、クセのある個性があるのにいつまでも飲んでいたいような魅力のあるティーニニックでした。

バイセンテナリーボトルも含めて、最近飲んだ中では一番美味しいのではないかと思えるボトルで、最近発売されたウイスキーガロアで高評価した信濃屋さん向けの長熟とは真逆の魅力です。

ただし、このスコッツはボトリング当初は相当荒々しい酒であったことは想像に難くなく、今やっと飲み頃になったのだと思います。それもハイプルーフに慣れた愛好家向けの飲み頃です。

そういう意味でも、すぐに皆にとって美味しかった信濃屋さんのボトルとは対照的ですね。

 
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2017.10.11【日記】

ニューリリース:ティーニニック 1999-2017 17年 オフィシャル 200周年記念 55.9%

楽しみにしていたバイセンテナリーボトリングでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1999-2017 17yo OB Celebrating 200 years 55.9%


香りは華やかで優しい、りんご、軽やかなモルティやジンジャー、淡くシナモン。
飲むと優しい口当たりからピリッとスパイス、徐々にクリーミーなテクスチャーになる、りんごジュースのような優しい甘味と淡い酸味、噛み応えのある旨み、淡いニッキのある余韻は美しい。

【Very Good】


1917年創業で、今年めでたく200周年を迎えたティーニニック蒸留所から、オフィシャルボトルがリリースされました。
毎年リミテッドリリースを出してくる業界最大手のディアジオですが、このリミテッドにティーニニックが過去にボトリングされたことはないと思います。
オフィシャルとして記憶にあるのは花と動物シリーズとUDレアモルト、あとは非売品のマネドラくらいですかね。
ボトラーズからのリリースはたまにあり、少し前のヴィンテージにはニッキのような独特のニュアンスがあるイメージです。
今年はいわゆるバイセンテナリーイヤーですから、前々から記念ボトルがリリースされるのではないかと噂されていましたが、期待通り出してくれました。
ややマイナーな蒸留所でも、愛好家市場にこういうものを出してくれるのは嬉しいですね。

さて、肝心の内容ですが、意外にも軽やかに開いている部分が大きく、ボトリング直後からそれなりに仕上がっているタイプだと感じました。

ハウススタイルとして認識しているニッキ・シナモンっぽさも著明ではありませんが感じられ、フルーツの優しい甘味と酸味が綺麗な飲み心地を演出していました。
また、ミディアムボディですが旨み自体は噛み応えがあるほどに結構強めに感じられたのも良かったです。

ディアジオのリミテッドで、それも熟成の長くないものは特に、樽感が薄くチルフィルタリングもきっちりされていて、詰めたてはドライで頑なな印象のものが多いのですが、今回のティーニニックは、バイセンテナリーイヤーに開けて飲んでも美味しい近寄りやすいタイプでした。

去年のリミテッドや同じバイセンテナリーのラガヴーリンなどの香味を鑑みると、リミテッドリリースの樽選びが少しマイルドな方向にシフトしてきているのかもしれませんね。

本数もそれなりにあるようなので、恐らく来年には日本にも入って来ると思います。
個性的な蒸留所ですし、この200周年記念ボトルをきっかけにティーニニックを好きになるドリンカーが増えるといいですね。

ティーニニック蒸留所の創業200周年を心からお喜び申し上げます。

 
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2015.08.10【日記】

ニューリリース:ティーニニック 1983 31年 THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "59.53"

麦感をベースにしたタイプでも,やはり個性を感じる蒸留所ですね。

ティーニニック TEANINICH 1983 31yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "59.53" (1) ティーニニック TEANINICH 1983 31yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "59.53" (2)

ティーニニック TEANINICH 1983 31yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY "59.53" 51.6%
one of 202 bottles, Refill Bourbon Hogshead



香りはシナモンと生姜、バニラ、蜂蜜、リンゴ、良い麦感、バタースコッチ、リッチなオーク、飲むとヒリヒリとスパイシー、噛みごたえのある強い麦の旨味、シナモンと生姜、コクのある蜂蜜の甘味、リッチなオーク、少しオレンジオイルのオイリーさを伴うスパイシーな余韻。

【Good/Very Good】


SMWSから59番=ティーニニックの1983,31年熟成のニューリリースです。
(※SMWSの蒸留所コード一覧はこちら


香りの最初から,ハウススタイルと思っているシナモンのニュアンスが強く感じられ,蜂蜜やバニラやリッチなオークといった良いバーボンカスクらしい要素,そしてバタースコッチっぽさを感じる良い麦感とオイリーさが魅力的でした。

飲んでみるとスパイシーな口当たりから濃縮感のある麦の旨味が充実していました。シナモンはやはりしっかり存在し,コクのある蜂蜜の甘味とそれを引き締めるオーク感があり飲み応えも十分でした。

フルーティという意味では31年の熟成感は前面には出ていませんでしたが,全体にほどよくこなれており,良いバーボンカスク+ティーニニックという感じで旨いモルトでした。

 
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2015.07.25【日記】

ティーニニック 1972-2000 27年 オフィシャル レアモルト 64.2%

ハウススタイルをしっかり感じるリッチなモルトでした。

 TEANINICH 1972-2000 27yo OB RARE MALTS SELECTION

ティーニニック TEANINICH 1972-2000 27yo OB RARE MALTS SELECTION 64.2%


香りはアプリコットやプラムのジャム、シナモン、八つ橋、クローブ、焦がした麦、少しキャラメリゼしたナッツ、リッチ、飲むと粘性を感じるテクスチャー、アプリコットジャムのコクのある甘味、味を深める淡い渋味、シナモン、噛みごたえのある麦の旨味、厚いボディ、リッチで長い余韻。

【Very Good】


UDレアモルトのティーニニック1972,27年熟成です。
このシリーズらしくかなりのハイプルーフです。

香りからも粘性を感じるようなアプリコットジャム感と特徴的な八ッ橋っぽいシナモン,焦げた麦やキャラメリゼしたナッツの甘やかなニュアンスもあるリッチなアロマでした。

飲んでみるとやはり粘性があり,コクのある甘味と淡い渋味,そして噛み応えも感じる麦の旨味のバランスがよく,やはりシナモンフレーバーもしっかりと主張してきました。
ボディも厚く濃い味で,リッチな余韻は長く続きました。

64%の度数は感じず,プレーンなものが多いレアモルトの中では樽感が出ているタイプだと思います。

 
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2014.11.28【日記】

Whisky Festival 2014 in TOKYO に参加しました。~後編~


11月24日に開催された,今年のウイスキーフェスの記録ですが,前編に続いて後編です。



今回はセミナーの話です。

土屋守さんの
「“幻のシングルカスクコレクション”一気飲み―第2弾」

そして山岡秀雄さんの
「北ハイランドモルトを飲む」

この2つに参加できました。

 

まずは土屋さんの「“幻のシングルカスクコレクション”一気飲み―第2弾」です。

 

これは1998年頃から土屋さんが選んでアラン・ジャパン(現ウイスク・イー)さんがボトリングしたシリーズです。
自分もスコ文研のイベントに参加するようになってそこそこ経ちますので,このシリーズは結構前にたくさん飲んだのですが,わりと若いものも多く昔は正直あんまり美味しくないなと思ったものもあったのですが,前回の第1弾,今回の第2弾と飲んでみて,その多くを以前よりも美味しく感じました。

今回のボトルは,
・ダンバートン1987,12年
・クライヌリッシュ1989,9年
・ブナハーブン1979,19年
・スプリングバンク1967,31年
・ダルモア1989,11年
・ボウモア1989,11年
この6種類でした。

ダンバートン1987は昔,グレーンのこんな短熟のものなんてなんで詰めたんだろうと思ったものですが,今となっては結構こなれて刺激も少なくなり,もともとのライトな酒質も影響してかオイリーながら品の良い甘さとバニラっぽさが心地良い1杯でした。

クライヌリッシュ1989は若さもありましたが,それでもぬるっとしたテクスチャーとオイリーなニュアンス,そしてアプリコットやオレンジのようなフルーティもある期待以上に正統派クライヌリッシュの美味しさでした。

ブナハーブン1979は,前にも家で1本飲んだボトルで,青リンゴやグレープフルーツ,そして草っぽさなど爽やかなニュアンスが強い軽やかなタイプですが,樽感があまりないためか後半から余韻にかけては自分がブナにしばしば感じる独特のエグ味のようなものが特にわかりやすく感じられ,蒸留所の個性も感じられる1杯でした。

スプリングバンク1967も以前家で1本お付き合いしましたが,当時と比べても衰えを感じない素晴らしいボトルでした。やや強めのウッディネスにも負けずしっかりとイチゴジャムなどのフルーツが主張し,思わずうっとりと陶酔してしまうような素敵な60年代バンクでした。

ダルモア1989はわりと最近家で開けて投稿もしたので割愛しますが,変わらずなかなか美味しかったです。

そして最後のボウモア1989は,ボウモア暗黒の80年代最後の年の蒸留ですが,このボトルにはパフュームは探すと味わいにうっすらあるかどうかというくらいで,ほとんど主張しません。その代わりボウモアらしいトロピカルフルーツのニュアンスも影をひそめており,シェリーのニュアンスをベースにやさしいジャムっぽいフルーツ感とその甘味,強めのピートが特徴的なリッチなボトルでした。またトロピカル感は,きっともう少し時間が経つとでてきそうな気がしました。

そこそこ長いお付き合いですし今さらですが,土屋さんはお話が上手いですね。
それほどでもないウイスキーも,お話を伺いながらだと楽しく飲めますし,時には実際以上に美味しく感じるときがあります。(笑)

今回はウイスキー考証として参加されているNHKドラマ,「マッサン」の話などもしていただき,とても楽しい時間でした。

 


続いては山岡さんのセミナー「北ハイランドモルトを飲む」です。



今回は北ハイランドをテーマにしたテイスティングでしたが,個人的に好きな地域ということもあり,とても楽しみにしていました。

テイスティングボトルは,
・バルブレア1965 OB
・プルトニー1997 17年 Hand bottled at the distillery OB
・ティーニニック1972 27年 The rare malt selection OB
・ダルモア1979 23年 for Japan OB
・グレンオード1970 33年 Douglas Laing OMC
・グレンモーレンジ 12年 Port Wood Finish OB
という,今回も豪華なラインナップでした。


これがブラインド形式で出題され,参加者が順番に感想を述べて最後に山岡さんがまとめるというスタイルでセミナーは進行しました。
最近の山岡さんのセミナーはこの形式が多いですね。
凄いボトルばかりなのでラベルで評価してしまいそうですから,ブラインドで飲んだ方がフラットなテイスティングができるという意図なのかもしれませんね。
これだけのボトルですからブラインドでなくラベルオープンで出した方が,みんな凄い凄いと言って飲んでくれそうなものなのに,そうしないあたりが山岡さんらしいなと思いました。そういえば北ハイランドでクライヌリッシュやブローラを入れてこないあたりも山岡さんっぽかったです。(笑)


発表・解説は,モーレンジ,ダルモア,オード,ティーニニック,プルトニー,バルブレアという順でした。

モーレンジのポートは,明らかなワインカスク系の後熟感があり,さらに度数も低かったですから予想通りという感じでした。

ダルモア1979はトロピカル感も含む熟成感のあるフルーティさが効いており,あまりシェリー感は感じず,全然わかりませんでした。ただ,正解発表後によくよく思い出してみれば飲んだことのあるボトルで,調べてみると前に飲んだ時にもそんなテイスティングノートを書いていました。(笑)

ティーニニック1972とオードの1970は,それぞれ非常に美味しいボトルで,この日もっとも心に残ったボトル達でした。共にスペイサイドとは異なる熟成感があり,熟した濃厚なフルーツと下支えする無骨な麦感とその旨味,淡いピート,それらが高次元でバランスのとれているボトルでした。なお,ティーニニックには,奥の方からハウススタイルと認識しているシナモンっぽさがでてきましたね。
どちらもはっと目が覚めるような旨さでした。

そしてプルトニーのハンドボトリングは以前も記事に書いたとおり北ハイランドを代表するようなプルトニーらしさと華やかさが同居しているボトルが多く,これもそんなタイプでした。若いモルトでしたが他のボトルに見劣りしない魅力がありました。

最後がバルブレア1965で,20万円以上したという山岡さんの秘蔵ボトルでした。ここで開けてしまうなんてさすが太っ腹ですね。
非常に熟成感があってフルーティ,多彩で華やかな香りですが,飲んでみると度数のわりにややボディが枯れ始めているような印象もありました。とはいえ長熟の魅力のひとつをしっかりと感じられる貴重なオフィシャルボトルで,飲めたことに感謝です。

そんな感じで,陶酔感のあるものをたくさん飲ませていただきました。
だいぶ酔った状態で始まった終盤のセミナーだったのですが,しっかり全部飲んで帰ったのは言うまでもありません。(笑)


しかしこのあたりで美味しくテイスティングできる限界を感じたため,これ以降はほとんど飲まずにブースを回り知人たちと話し,ほど良いところで帰宅しました。

帰宅後に子供と上機嫌で遊んだはずなのですが,あまり覚えていません。(笑)


ブースでの試飲も,セミナーでも,濃厚で良い時間を過ごさせていただきました。
関わってくださった皆様に感謝いたします。


 

2014.10.20【日記】

ティーニニック 1973 26年 ダグラスレイン オールドモルトカスク

シナモンっぽいハウススタイル+αの魅力がありました。

 

ティーニニック TEANINICH 1973-2000 26yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 312 bottles



香りはしっとりこなれた印象、シナモン、アップルパイ、蜂蜜、キツさのない麦感、アプリコットジャム、飲むとじわりと刺激、良い麦感と蜂蜜っぽい濃い甘味としみ込むような旨味、アップルパイ、タール、リッチ、長い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのOMCからティーニニック1973,26年熟成。

ボトリングからの時間経過のためか香りは全体にしっとりとこなれた印象で,加熱したリンゴやアプリコットのようなフルーティと良い麦感があり,シナモンがかかったアップルパイのようなニュアンスのようにも感じました。
飲んでみると麦の旨みが舌にしみ込むような感覚があり,蜂蜜系のコクのある甘味にピートがあるのかタールっぽさも感じられ,余韻も長かったです。

シナモンフレーバーが特徴的と言われるティーニニックですが,これはそれ以外の要素もしっかり感じられて魅力的でした。

 
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2014.07.30【日記】

ティーニニック 1973-2012 BBR ボイスデール向け #6066

やや弱く軽いですが,長熟らしさを感じられます。

 

ティーニニック TEANINICH 1973-2012 BBR for BOISDALE #6066 40.1%
one of 126 bottles, HOGSHEAD



香りは軽やかで華やか、長熟のエステリー、洋ナシとオレンジクリーム、しっかりフローラル、シナモン、バニラ、飲むと柔らかい口当たり、オレンジ、白ワイン、干し草っぽい植物感、シナモン、バニラ、ピートも感じる、甘味は上品、長くはないが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


BBRがボイスデール向けにボトリングしたティーニニック1973,2012年詰めで40年近い長熟です。
どうやらカスクストレングスのようですが,度数は40%ギリギリまで落ちています。

長熟らしいエステリーで非常に軽やかで華やかな香り立ちで,多彩なフルーティが感じられます。フローラルな要素やティーニニックにしばしば感じるシナモンフレーバーもあるように思いました。
飲んでみると軟らかい口当たりで,広がりはあまりないものの,柑橘や白ワインのような華やかなニュアンスがあり,上品な甘味です。少し枯れた感じもあってボディはありませんが,余韻も短いながら心地良いものでした。
BBRよりもダンカンテイラーあたりでよく感じるような系統の軽やかでフルーティなボトルでした。


 
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2014.06.06【日記】

ティーニニック 1973-1998 サマローリ

強く粘性を感じるとても良い香りでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1973-1998 SAMAROLI 45%


香りは強くねっとりと濃厚なニュアンス、アプリコットジャム、樹液、ワックス、シナモンの効いたアップルパイ、落ち着いた植物感もしっかり、飲むと穏やかな口当たりから広がる、粘性はあるが香りから想像するほどではない、プラム、アプリコットジャム、淡い蜂蜜やカラメル、甘味はそれほど強くない、少し植物のエグ味もあるが味を深める。

【Good/Very Good】


1998年にボトリングされたサマローリのティーニニック1973です。

粘性を感じる強い香り立ちが印象的で,ちょっとクライヌリッシュに感じるようなワックスや樹液,アプリコットジャムのニュアンスを感じました。
ティーニニックらしいシナモンのニュアンスも感じられるように思い,リンゴ感ともあいまってアップルパイを連想しました。植物感もやや強めでしたね。
飲むと加水らしい穏やかな口当たりから,穏やかなままに味わいの広がりがあります。
加水ということもあってか香りから連想するほどの強い粘性は感じず,意外に甘味もねっとりとした強いものではありませんでしたが,やや上品さを感じるような味わいでした。

 
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2014.02.28【日記】

プチSBT 2014/2月 from 大島さん サンプル:A


モルト仲間の大島さんと以前から定期的にやっているプチSBT、今回は2種類が届きました。
 

A、Bの2種類のうち、まずはAです。


 

以下はブラインドでテイスティングした内容です。
 

・プチSBT 2014/2月 from 大島さん サンプル:A
 
香りは蜂蜜、オレンジ、りんご、バナナ、バニラ、少しパン生地のような良い麦感、少し植物感、淡くナッツやオーク、飲むとややスパイシーな口当たりからコクのある蜂蜜の甘み、りんごと少しシナモン、少し生木のニュアンスとオークの渋味。

【G/VG】

良いバーボンカスク由来と思われる成分がよく出ており、カスクストレングスと思われる強い味わい。
コクのある蜂蜜の甘味と心地良い麦感が好印象で、そこまで熟成感はないのだが決して単調な味わいではなく、飲んでいて楽しめた。

90年代後半の蒸留で近年詰めの15~20年程度の熟成、バーボンバレルのカスクストレングスと予想。
ただし原酒の個性はそれほど指摘できず蒸留所予想は難しい。
コクのある蜂蜜の甘味と良い麦感をキーに、最近飲んだこの系統のものから選んでみた。

・予想
1、グレンギリー
2、アラン
3、グレンカダム
あとはアバフェルディやモーレンジ、プルトニーなども考えたが、味わいの強さやオイリーさで除外した。

 

以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 

 



 

ティーニニック 1982-2012 29yo デュワーラトレー #7693 52.2%
one of 208 bottles, Bourbon  Hogshead



デュワーラトレーのティーニニック1982でした。
確かにバーボン系のカスクストレングスでしたが、思ったより熟成期間は長かったです。あからさまな熟成感は出ていないように思いましたが、熟成の早いバーボンバレルの短熟ではなくバーボンホグスヘッドでゆっくりと熟成したもののようですね。
確かによくよく考えると、バレルの短熟よりも若さやオークのエグ味が感じにくく、強い味でしたが単調な味わいではなかったあたりは、ホグスの長熟に由来するものなのかもしれません。
答えありきで考えるとそんな考察もできますが、この辺の鑑別は結構難しいですね。
良い経験になりました。

手がかりが少なく蒸留所予想は難しかったですね。
強いて挙げれば、ティーニニックにしばしば特徴的に感じるシナモンフレーバーを今回も少し拾っていました。蒸留所の個性とは思いませんでしたが、その辺が手がかりになったのかもしれません。
なかなかよく仕上がった、美味しい80年代モルトでした。

このスペックと味で1万円強ということでしたので、CPが高いというテーマで出題していただいた意図もよくわかりました。


 
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2013.12.03【日記】

ティーニニック1969 36年 ダグラスオブドラムランリグ

素晴らしい陶酔感のあるティーニニックでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1969 36yo Douglas of Drumlanrig 45%


妖艶で陶酔感のある素晴らしい香り、熟したプラム、オレンジリキュールやブランデー、巨峰果汁を感じるブドウ感、加熱したリンゴ、シナモン、濃い紅茶、心地良く深みを出すウッディネス、少しクリーム、飲むと滑らかな口当たりから華やかに広がる、ジューシーな赤い果実とその甘味、良い酸味、深みを出す淡い渋味、バランスが素晴らしい、余韻もフルーティでややクリーミー、非常に心地良く上品に切れる。素晴らしい。

【Very Good/Excellent】


ダグラスオブドラムランリグからティーニニック1969、36年熟成。

のっけから妖艶さを感じる素晴らしい香りで、探さずとも湧いてくるような多彩なフルーツ感がありました。特に果汁を感じるようなフルーツ感にはドキドキしました。
同様のフルーツ感は飲んでも感じられ、ジューシーなフルーツ感とその甘味、酸味、渋味のバランスがとにかく素晴らしいです。
長熟らしくウッディネスも感じますが、良い渋味を演出するのみでした。
完成度がとても高く、妖艶かつ優雅な気品も感じるボトルで陶酔してしまいました。

無い物ねだりになりますが、これに厚みを感じる麦の主張があったら迷わずExcellentです。
自分の中ではサマローリの1959と並ぶベストティーニニックになりました。

 
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2013.11.29【日記】

ニューリリース:ティーニニック1982 30年 ハンターレイン OMC JIS向け

今回のリリース一番の長熟でした。

 

ティーニニック TEANINICH 1982-2013 30yo HUNTER LAING OLD MALT CASK for JIS #HT REF 9715 49.3%
one of 247 bottles, REFILL HOGSHEAD



シトラス、若葉や草の茎のような植物感、バニラ、飲むと柔らかな口当たりから広がる、ちょっと樹液や湿ったピート、シナモン、しつこさの無い上品な甘味、少し木のタンニンが味を深める。植物感がありややオイリーな余韻は長め。

【Good/Very Good】


ハンターレインがジャパンインポートシステム向けにボトリングしたカスクストレングスのOMCからティーニニック1982、30年熟成。

30年と長熟ですが、香りではフレッシュな柑橘や若葉の様な植物感が強く感じられそれほど熟成感はありませんでした。飲むと長熟らしいやわらかな口当たりで上品な甘味がありました。なんとなくティーニニックを飲むと探してしまうシナモンもふわっと感じられました。心地良いウッディネスがあり余韻も長く、一般的なものとは違う熟成感があるように思いました。

余談ですが、ダグラスレインのオールドパティキュラーにも同スペックで全く同じ度数のボトリングがあり、以前に記事にしていました
テイスティングノートを見ると植物感や熟成感の出かたなど共通点も多いようで、きっとシスターカスクなのではないかと思います。2社同時に出さなくても良いような気もしますが。(笑)

 
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2013.11.09【日記】

ニューリリース:ティーニニック1982-2013 30年 ダグラスレイン オールドパティキュラー

熟成感とフレッシュさが両方感じられました。

 

ティーニニック TEANINICH 1982-2013 30yo DOUGLAS LAING OLD PARTICULAR #DL9900 49.3%
one of 198 bottles, REFILL HOGSHEAD



強めの植物感、野沢菜の漬物、シトラス、バニラ、蜂蜜、柔らかな麦感、飲むとなかなかコクのある蜂蜜の甘味、少し漬物っぽい植物感、余韻にシナモン。

【Good】


新体制になったダグラスレインからの新シリーズ、オールドパティキュラーからティーニニック1982、30年熟成。
これはカスクストレングスでボトリングされています。

わりと植物感がしっかりと感じられるボトルで、漬物っぽい珍味的な要素も感じられたのが印象的でした。熟成は長く麦感はこなれていましたが、わりとフレッシュな柑橘のような要素も感じられました。蜂蜜のような甘味は好印象で、余韻にはこの蒸留所らしい要素のひとつと思っているシナモンっぽさもあるように思いました。
まぁシナモンはついつい探してしまった感もありますが。。。

 
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2013.06.16【日記】

ニューリリース:ティーニニック1973 40年 ウイスキーエージェンシー

エージェンシーの長熟は頻繁じゃないほうがありがたみありますね。

 

ティーニニック TEANINICH 1973-2013 40yo THE WHISKY AGENCY 42.0%
one of 213 bottles, refill sherry hogshead



エステリーで華やか、シロップ漬けのフルーツ、青リンゴ、マスカット、バニラ、やわらかな口当たりから濃いめの味わい、ややさらりとした上品な甘味、ボディは厚くないが心地良い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエージェンシーの新シリーズからティーニニック1973。40年熟成。

長期熟成で度数はだいぶ落ちておりますが、エージェンシーのこの手のボトルらしく熟成香がかなりでており、華やかで多彩なフルーツが楽しめました。
ボディはあまりありませんが、カスクストレングスの度数落ちしたものらしい濃いめの味わいも好印象でした。

 
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2013.01.19【日記】

とろっと濃厚:ティーニニック 1971 34年 JACK&JACK

シナモン+クライヌリッシュという感じで驚きでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1971 34yo JACK&JACK 54.7%
one of 204 bottles, a bourbon cask



香りは八つ橋のようなシナモン感がしっかり、ワックス、アプリコット、オレンジ、クライヌリッシュのような樹液や蜜蝋、バニラ、しっかり紅茶、後方に麦感。
飲んでもとろっとした樹液と濃い蜜の甘味、ややオイリーでコクがある、アプリコットジャム、りんごあめ、若干のトロピカル要素、後半に悪くないエグ味のある植物感とピート、余韻も長い。

【Very Good】


JACK&JACKのティーニニック1971。
独特のシナモンのようなニュアンスがしっかり感じられましたが、濃いアプリコットティーや樹液や蜜蝋のニュアンスなどのそれ以外の要素は旨いクライヌリッシュとよく似たものでした。
飲んでも粘性のある口当たりから濃厚でこってりした甘味とフルーツ感があり旨いです。ブラインドで飲んだらクライヌリッシュと思うかもしれません。
非常に面白くかなり旨いボトルでした。
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2012.11.27【日記】

ニューリリース:ティーニニック 1982-2012 29年 スリーリバーズ ザ・ダンス

今回のダンスは地味め蒸留所ながらキラリと光るティーニニックでした。

 

ティーニニック TEANINICH 1982-2012 29yo TR The Dance 47.7%
one of 110 bottles



香りは青草のような植物感が強い、薄い蜂蜜、白ぶどう。
飲むと白ぶどう、青リンゴ、キウイがしっかりあって長く残る、心地よい乾いた麦、薄めた蜂蜜の甘さ、やはり植物感、複雑ではなくフルーツ全開でもなく流行の味ではないが、飲み飽きしない味わい。


【Good/Very Good】


スリーリバーズの「ザ・ダンス」シリーズのニューリリースは、ティーニニックでした。
裏ラベルのテイスティングコメントにあるキウイフルーツは、言われてみればまさにという感じで、今回はプライドを捨てて、後で見てから書き足しちゃいました。(笑)
流行の熟した濃厚フルーティなモルトではありませんが、個人的にはこの植物感を伴うキウイのようなニュアンスは好きな味でした。


 

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