ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.07.22【日記】

ニューリリース:ダルモア 1997-2017 オフィシャル 蒸留所限定 54.8%

蒸留所限定の特別なバーボン樽というのが伝わってきました。

 

ダルモア DALMORE 1997-2017 OB DISTILLERY EXCLUSIVE 54.8%


香りはオレンジオイルとパイナップル、強いバニラ、クリーム、ナッツ、蜂蜜、焼きたてのパンのようなモルティ、淡く生姜やココナッツ、リッチなオーク。
飲んでもパイナップル系のトロピカル感を含む強いフルーツ、オレンジオイル、噛み応えのある強いモルティ、スパイシー、コクのある蜂蜜の甘味、オイリーでリッチな余韻。

【Good/Very Good】


今年の5月に購入された、蒸留所限定販売のダルモア1997です。
恐らくは今年のボトリングでしょうから、およそ20年の熟成です。

オフィシャルボトラーズを問わず、バーボンカスクのダルモアにはトロピカル系のパイナップルや桃のようなフルーツ感を強く感じるものがあり、このボトルにはそれが顕著に感じられました。

記載はありませんが、良質なバーボンカスクで熟成されたと思われ、バニラやリッチなオーク感、コクのある蜂蜜っぽさなど、バーボンカスク由来の要素が充実しているにもかかわらず、木材っぽさやエグ味が全くと言っていいほど感じられませんでした。

蒸留所限定販売のために特別に選んでくれたことがひしひしと伝わってくるナイスカスクでした。


 
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2016.11.25【日記】

ダルモア 1980-2002 22年 オフィシャル #158 60.8%

トロピカルフルーツが前面に出たダルモアです。

 

ダルモア DALMORE 1980-2002 22yo OB #158 60.8%


香りはしっかりトロピカルフルーツ、パイナップル、アプリコットジャム、ミルクチョコレートがけのオレンジ、クローブ、しっかりリッチなウッディネス、リッチ。
飲むと粘性のある口当たり、香り同様にパイナップルやアプリコットジャムなどのトロピカル感がしっかり、チョコレート、コクのある強い甘味、強めのウッディネスと淡いエグ味、リッチな余韻。

【Good/Very Good】


2002年にボトリングされたオフィシャルのダルモア1980、22年熟成です。

のっけから熟したトロピカルフルーツがしっかり感じられるダルモアで、チョコレートっぽさがあり、ウッディでリッチな香味です。

トロピカル感が強く出たダルモアには、これまで何本か出会っており、シェリーカスクよりもバーボンカスクに多い印象を持っています。
今回のボトルですが、第一印象はチョコレートっぽさからシェリーカスクかなとも思ったのですが、しっかり飲んでみると恐らくバーボンカスクかなと思い直しました。

最近だとエージェンシーの長熟なんかにもしばしばあった、シェリーカスクの特徴と被るニュアンスのあるバーボンカスクではないかと思います。


 
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2016.02.14【日記】

ダルモア 1974 32年 オフィシャル メゾンドウイスキー向け

濃厚シェリーのダルモア,旨いです。

ダルモア DALMORE 1974 32yo OB for La Maison du Whisky DALMORE 1974 32yo OB for La Maison du Whisky

ダルモア DALMORE 1974 32yo OB for La Maison du Whisky 52%


香りは強いシェリー、ブラックコーヒーやビターチョコレート、強いプルーンとレーズン、少し焦がしたカラメルソース、ブーケガルニ、苦そうなハーブリキュール、レザー、少しミーティ、香木っぽさもある強いウッディネス、リッチ。
飲むと最初滑らかな口当たりからパワフルに芳醇に広がる、香り同様の濃いシェリー、プルーンやレーズンの濃い甘味、コーヒーやハーブリキュールのような引き締めるしっかりとした渋味、厚いボディ、非常にリッチで長い余韻。

【Very Good】


フランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングされたオフィシャルのダルモア1974,32年熟成です。

濃い色から想像するようにこってりシェリーのボトルでした。

すべてを支配するようなシェリー感ですが,上記の如く多彩で複雑でリッチな香りで,非常に力強かったです。

飲んでもやっぱりバリシェリーですが,香り同様に多彩なフレーバーがあり,濃い甘味と引き締める渋味のバランスも長熟シェリーカスクとしては良く,かなりリッチで美味しかったです。


 
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2015.03.19【日記】

ダルモア 12年 オフィシャル 80年代流通

素敵なオールドシェリーがあってとても美味でした。

 

ダルモア DALMORE 12yo OB 43%
80年代流通



香りは優しいオールドシェリー、ビターチョコレートがけのドライオレンジ、熟したプラム、淡く巨峰、焦がした麦、奥からオールドピート、飲むと柔らかな口当たり、熟したオレンジやマーマレードを感じる甘味、麦の旨味もじわじわと舌にしみ込む、最後は穏やかなオールドピートが残る。

【Very Good】


80年代に流通していたダルモアのオフィシャル12年です。

香りにも味わいにも私の好きなオールドシェリー感があり,フルーツ感は多彩です。
ジャム系の甘味があり,長熟でないオールドらしく舌にしみ込むような麦の旨味があり,下支えするようなオールドピートも出てくるという,私の好きなオールドスタンダードのひとつの典型ともいうべきボトルでした。

オールド感に関しては好みが別れるところかもしれませんが,私はこういう古いニュアンスは強すぎなければポジティブに捉えることが多いですね。


 
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2015.02.05【日記】

ダルモア 1960 25yo オフィシャル リミテッドエディション

スペックから期待するような素敵なシェリー感でした。

 

ダルモア DALMORE 1960 25yo OB LIMITED EDITION 43%


香りは高貴なニュアンスもある良いシェリー、ミルクチョコレート、オレンジ、プラム、淡くハーブとミント、キャラメリゼしたナッツ、良い麦感、淡くミント、飲むと滑らかな口当たり、高貴なシェリー、ブドウ果汁、ミントチョコレート、濃いめの甘味と引き締めるタンニンの渋味、リッチで長い余韻。

【Very Good】


ダルモア1960,25年熟成。ホワイト&マッカイ表記のオフィシャルボトルです。

記載はありませんがシェリーカスクメインのボトルと思われ,1960年ヴィンテージらしく高貴なニュアンスが香りにも味わいにもありました。
かといってシェリーに支配されたタイプではなく,多彩なフレーバーが楽しめました。加水オフィシャル長熟らしい深みとバランスの良さを併せ持った風格もある佇まいで,完成度の高いボトルだと思います。
ボトリングから相当経過していますが,全く劣化要素は感じられませんでした。

 

このボトルは,三越前のIANさんでいただきました。

 
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2014.11.28【日記】

Whisky Festival 2014 in TOKYO に参加しました。~後編~


11月24日に開催された,今年のウイスキーフェスの記録ですが,前編に続いて後編です。



今回はセミナーの話です。

土屋守さんの
「“幻のシングルカスクコレクション”一気飲み―第2弾」

そして山岡秀雄さんの
「北ハイランドモルトを飲む」

この2つに参加できました。

 

まずは土屋さんの「“幻のシングルカスクコレクション”一気飲み―第2弾」です。

 

これは1998年頃から土屋さんが選んでアラン・ジャパン(現ウイスク・イー)さんがボトリングしたシリーズです。
自分もスコ文研のイベントに参加するようになってそこそこ経ちますので,このシリーズは結構前にたくさん飲んだのですが,わりと若いものも多く昔は正直あんまり美味しくないなと思ったものもあったのですが,前回の第1弾,今回の第2弾と飲んでみて,その多くを以前よりも美味しく感じました。

今回のボトルは,
・ダンバートン1987,12年
・クライヌリッシュ1989,9年
・ブナハーブン1979,19年
・スプリングバンク1967,31年
・ダルモア1989,11年
・ボウモア1989,11年
この6種類でした。

ダンバートン1987は昔,グレーンのこんな短熟のものなんてなんで詰めたんだろうと思ったものですが,今となっては結構こなれて刺激も少なくなり,もともとのライトな酒質も影響してかオイリーながら品の良い甘さとバニラっぽさが心地良い1杯でした。

クライヌリッシュ1989は若さもありましたが,それでもぬるっとしたテクスチャーとオイリーなニュアンス,そしてアプリコットやオレンジのようなフルーティもある期待以上に正統派クライヌリッシュの美味しさでした。

ブナハーブン1979は,前にも家で1本飲んだボトルで,青リンゴやグレープフルーツ,そして草っぽさなど爽やかなニュアンスが強い軽やかなタイプですが,樽感があまりないためか後半から余韻にかけては自分がブナにしばしば感じる独特のエグ味のようなものが特にわかりやすく感じられ,蒸留所の個性も感じられる1杯でした。

スプリングバンク1967も以前家で1本お付き合いしましたが,当時と比べても衰えを感じない素晴らしいボトルでした。やや強めのウッディネスにも負けずしっかりとイチゴジャムなどのフルーツが主張し,思わずうっとりと陶酔してしまうような素敵な60年代バンクでした。

ダルモア1989はわりと最近家で開けて投稿もしたので割愛しますが,変わらずなかなか美味しかったです。

そして最後のボウモア1989は,ボウモア暗黒の80年代最後の年の蒸留ですが,このボトルにはパフュームは探すと味わいにうっすらあるかどうかというくらいで,ほとんど主張しません。その代わりボウモアらしいトロピカルフルーツのニュアンスも影をひそめており,シェリーのニュアンスをベースにやさしいジャムっぽいフルーツ感とその甘味,強めのピートが特徴的なリッチなボトルでした。またトロピカル感は,きっともう少し時間が経つとでてきそうな気がしました。

そこそこ長いお付き合いですし今さらですが,土屋さんはお話が上手いですね。
それほどでもないウイスキーも,お話を伺いながらだと楽しく飲めますし,時には実際以上に美味しく感じるときがあります。(笑)

今回はウイスキー考証として参加されているNHKドラマ,「マッサン」の話などもしていただき,とても楽しい時間でした。

 


続いては山岡さんのセミナー「北ハイランドモルトを飲む」です。



今回は北ハイランドをテーマにしたテイスティングでしたが,個人的に好きな地域ということもあり,とても楽しみにしていました。

テイスティングボトルは,
・バルブレア1965 OB
・プルトニー1997 17年 Hand bottled at the distillery OB
・ティーニニック1972 27年 The rare malt selection OB
・ダルモア1979 23年 for Japan OB
・グレンオード1970 33年 Douglas Laing OMC
・グレンモーレンジ 12年 Port Wood Finish OB
という,今回も豪華なラインナップでした。


これがブラインド形式で出題され,参加者が順番に感想を述べて最後に山岡さんがまとめるというスタイルでセミナーは進行しました。
最近の山岡さんのセミナーはこの形式が多いですね。
凄いボトルばかりなのでラベルで評価してしまいそうですから,ブラインドで飲んだ方がフラットなテイスティングができるという意図なのかもしれませんね。
これだけのボトルですからブラインドでなくラベルオープンで出した方が,みんな凄い凄いと言って飲んでくれそうなものなのに,そうしないあたりが山岡さんらしいなと思いました。そういえば北ハイランドでクライヌリッシュやブローラを入れてこないあたりも山岡さんっぽかったです。(笑)


発表・解説は,モーレンジ,ダルモア,オード,ティーニニック,プルトニー,バルブレアという順でした。

モーレンジのポートは,明らかなワインカスク系の後熟感があり,さらに度数も低かったですから予想通りという感じでした。

ダルモア1979はトロピカル感も含む熟成感のあるフルーティさが効いており,あまりシェリー感は感じず,全然わかりませんでした。ただ,正解発表後によくよく思い出してみれば飲んだことのあるボトルで,調べてみると前に飲んだ時にもそんなテイスティングノートを書いていました。(笑)

ティーニニック1972とオードの1970は,それぞれ非常に美味しいボトルで,この日もっとも心に残ったボトル達でした。共にスペイサイドとは異なる熟成感があり,熟した濃厚なフルーツと下支えする無骨な麦感とその旨味,淡いピート,それらが高次元でバランスのとれているボトルでした。なお,ティーニニックには,奥の方からハウススタイルと認識しているシナモンっぽさがでてきましたね。
どちらもはっと目が覚めるような旨さでした。

そしてプルトニーのハンドボトリングは以前も記事に書いたとおり北ハイランドを代表するようなプルトニーらしさと華やかさが同居しているボトルが多く,これもそんなタイプでした。若いモルトでしたが他のボトルに見劣りしない魅力がありました。

最後がバルブレア1965で,20万円以上したという山岡さんの秘蔵ボトルでした。ここで開けてしまうなんてさすが太っ腹ですね。
非常に熟成感があってフルーティ,多彩で華やかな香りですが,飲んでみると度数のわりにややボディが枯れ始めているような印象もありました。とはいえ長熟の魅力のひとつをしっかりと感じられる貴重なオフィシャルボトルで,飲めたことに感謝です。

そんな感じで,陶酔感のあるものをたくさん飲ませていただきました。
だいぶ酔った状態で始まった終盤のセミナーだったのですが,しっかり全部飲んで帰ったのは言うまでもありません。(笑)


しかしこのあたりで美味しくテイスティングできる限界を感じたため,これ以降はほとんど飲まずにブースを回り知人たちと話し,ほど良いところで帰宅しました。

帰宅後に子供と上機嫌で遊んだはずなのですが,あまり覚えていません。(笑)


ブースでの試飲も,セミナーでも,濃厚で良い時間を過ごさせていただきました。
関わってくださった皆様に感謝いたします。


 

2014.07.16【日記】

ニューリリース:ダルモア 1976 37年 ケイデンヘッド

新しい金ラベルシリーズ。スペシャル感あります。

 

ダルモア 1976-2014 37yo CADENHEAD'S 46.2%
one of 150 bottles, Butt



香りは華やか、ややエステリーで熟成感あり、濃いオレンジ、洋ナシ、クリーム、バニラ、バタースコッチ、飲むと芳醇に広がる、香り同様のフルーツとオレンジ、青りんご、クリーム、ミント、濃いめの甘味、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


黒ケイデンシリーズと同じボトルで,金ラベルのものがニューリリースされて日本にも入ってきました。
先日のダフタウンに続いて,ダルモア1976,37年熟成です。

華やかな香り立ちで,ややエステリーさのある熟成感が出会いがしらから感じられ,フルーツケーキのような多彩なフルーツ感とクリームやバニラの要素,そして甘やかでオイリーさも伴った穀物感の主張がありました。
飲んでみても香り同様の熟成感のあるフルーティがしっかりと感じられ,青リンゴやミントのようなニュアンスも付加されて出てきたように思いました。
長めの余韻の最後まで,心地良い熟成感を楽しめるボトルでした。



 
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2014.06.06【日記】

ニューリリース:ダルモア 1996 17年 ダグラスレイン オールドパティキュラー JIS向け

ナチュラルな美味しさが良かったです。

 

ダルモア DALMORE 1996-2014 17yo DOUGLAS LAING OLD PARTICULAR for JIS #DL10093 54.8%
one of 120 bottles, refill hogshead



香りは若く強い麦感、ジンジャー、バニラ、シトラス、飲むと意外に強くないアタック、シトラス、淡く洋梨、良い麦の旨味、香り同様に強いジンジャー、素直に美味しい。

【Good/Very Good】


ダグラスレインのオールドパティキュラーから,ジャパンインポートシステムさん向けにボトリングされたダルモア1996,17年熟成。
本来は加水タイプのシリーズですが,これはカスクストレングスでボトリングされています。

わりと若さを感じる香り立ちで,ジンジャーやバニラ,シトラスといったバーボン系の樽のニュアンスが感じられます。
飲むと度数の割に刺激は強くなく,柑橘やジンジャーに加えて麦の旨みもありました。
複雑で深い味というわけではありませんでしたが,ナチュラルで素直に美味しいモルトでした。

 
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2014.01.20【日記】

ダルモア オフィシャル ミレニアムリリース

やや平坦ですがリッチなダルモアでした。

 

ダルモア DALMORE OB MILLENNIUM RELEASE 57.7%


香りは最近のシェリー、ペドロヒメネス、甘酸っぱいプラム、アプリコットジャム、カラメル、強い麦、リッチ、飲むとややサルファリーでリッチ、キャラメリゼしたナッツ、ベリージャムなど濃厚だがベタっと平坦な甘味、ほど良い渋味、ミーティで長い余韻。

【Good】


ミレニアムにオフィシャルからリリースされた、ダルモアの限定ボトルです。

ドロナックのPXカスクのようなわりと最近のシェリー感を強く感じ、フルーツ感はしっかりありますが、強い麦感との融合はあまり感じずそれぞれに主張してくる感じです。
飲むとややサルファリーな要素も感じ、やや平坦でベタッとした甘味ではありますが、樽が効いておりリッチです。
自分の好みのシェリー感ではありませんでしたが、欧米で好まれそうなボトルだと思いました。

 
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2013.04.06【日記】

うっとりするダルモア12年 オフィシャル 80年代

陶酔感もあるオフィシャルスタンダードでした。

 

ダルモア DALMORE 12yo OB 43%
80年代流通, 日本向け



少しみずみずしさもあるオレンジ果汁、アプリコット、紅茶、チェリー、チョコレート、陶酔感のあるオールドのシェリー感、飲むとベリージャムの甘味、深みのあるウッディネス。

【Very Good】


80年代流通のダルモア12年。特級表記の日本向けです。
陶酔感のあるオールドシェリーもあり、ノージングが楽しいほどの複雑な構成成分でフルーツ感も多彩です。
深みのある味わいも素晴らしいですが、特に活き活きとしたオレンジ果汁のようなニュアンスにはうっとりしてしまいました。



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2012.10.28【日記】

自宅テイスティング:ダルモア1989-2000 11年 シングルカスクコレクション #7930

瓶熟の影響もあるのか、シェリーバットの短熟でも結構良い仕上がりと感じました。

 


ダルモア DALMORE 1989-2000 11yo #7930 60.5%
THE SINGLE CASK COLLECTION, COLLECTION 6, SERIES 18,
Matured in:SHERRY BUTT
Cask No.7930
one of 555 bottles



・香り:
ややもっさりしたシェリー感、チョコレート、オレンジ、黒糖、しっかり主張する若い麦感、強めのアルコール感、ちょっとブランデーのニュアンス、アプリコット、プラム、蜂蜜、バターで炒めたナッツ、結構オイリー、かすかにサルファリー


・味わい:
度数よりはアルコール感が最初強くなく徐々にじわじわと来る。もっさりしたシェリー、プラム、わりとミーティ。オイリーなナッツ、麦感は強い。甘味はまったりと濃い。シェリー感からくる甘味、麦や蜂蜜のような甘味、アルコールそのものの甘味、これらを併せて感じているよう。シェリー樽だが収斂性のある渋味はほとんどなく、深みを出す程度。ボディはミディアム~フル。


・余韻:
ミーティでオイリーでまったりした甘味が長い。


・加水:
ほぼ崩れない。多めの加水も問題ない。


・総評:
11年程度の熟成で、しかも熟成の遅いバットでの熟成にもかかわらず、良くできている。短熟が功を奏したようで麦感とシェリー感が特に甘味において無理なく融合している。甘くオイリーで飲み応えもあるダルモア。きっと瓶熟も仕上がりに寄与していると思われる。


【Good/Very Good】


60~70年代前半のモルトでシェリー樽のものの中には、短熟でも厚い麦感とボディに加えて非常にフルーティな熟成香が乗っているものがしばしばあります。
このボトルは、それと比べれば小さくまとまった感じではありますが、最近の蒸留でバット樽の短熟なのに荒々しさはそれほど感じず、麦感・ボディとシェリーのフルーティさが無理なくバランスして仕上がっていると思いました。

但し、同じボトルを5年以上前に飲んだ時には正直美味しいと思いませんでした。単に私の舌が寛容になった可能性も否めませんが、恐らくは、短熟シェリーが瓶熟によりマイルドになり丁度良くなった可能性が高いのではないかと思います。



 

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