ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2018.06.12【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1995 22年 コッパーモニュメント #470 45.8%

香りと味わいのギャップが興味深い1本でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1995 22yo Copper Monument #470 45.8%
one of 240 bottles, Sherry Hogshead



香りはしっかりめの近年シェリー。デーツやプルーンなどドライフルーツ、ビターチョコレート、キャラメル、バーベキューのの肉と燃やした草。
飲むとリッチなシェリー感でベリージャムやドライフルーツの濃い甘味とコーヒーの渋味、旨味のあるダシ醤油、バーベキューのスモーク、リッチで長い余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


コッパーモニュメントというイギリスのボトラーが最近リリースしたスプリングバンク1995、22年熟成です。

45.8%と低めの度数で、あえて加水でこの度数にしたのかと思ったのですが、テイスティングしてみるとかなり濃厚でカスクストレングスの度数落ちのようでした。

香りの時点では濃厚ではありますが典型的な近年のシーズニングシェリーカスクらしい要素が前面に出ています。

しかし飲んでみるとイメージが異なり、わりと昔のシェリーに近いニュアンスでした。また、近年のスプリングバンクのオフィシャルボトルに多いタイプのシェリー感とも違っていて、かなり美味しかったです。

香りと味わいのギャップが面白い1本でした。


なお、表ラベルの表記は21年で、裏ラベルには22年熟成と記載されており、あえて表は伝統的な21年表記にしたのかと思ったら、単にタイプミスだったようです。(笑)
度数も含めていろいろと紛らわしいボトルですね。。。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2018.05.25【日記】

近年リリース:スプリングバンク 1996-2016 19年 オフィシャル アメリカ(Pacific Edge Wine & Spirits)向け 55.7%

ラムとバンクのコンビは好きです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2016 19yo OB for Pacific Edge Wine & Spirits 55.7%
one of 264 bottles, Fresh Rum Cask



香りは力強く華やか。アプリコットジャム、しっとりとしたピート、オイル、少し磯っぽさや土っぽさ。
飲むと粘性がありそこからジワジワと広がる。アプリコットのコクのある甘味とほどよいタンニン、塩気とピートがある長い余韻。

【Good/Very Good】


2016年にアメリカの"Pacific Edge Wine & Spirits"向けにボトリングされたオフィシャルのスプリングバンク1996、19年熟成。

短期間に開栓され一気に飲むことができたアメリカ向けのオフィシャルボトルのうちのひとつで、ラムカスクです。
フィニッシュではなく終始ラムカスクのようですね。

強めのピートやオイル、塩気など、近年のスプリングバンクらしい個性がしっかりと感じられる一方で、ラムカスクの影響なのかシェリーカスクとは異なる粘性を帯びた濃縮フルーツのニュアンスが強く感じられました。

コクのある甘味と優しいタンニンの渋味、そして塩気というバランスも良好で、スプリングバンクとしては現時点でも完成度の高い1本だと思いました。


COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2018.05.23【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1997-2017 20年 オフィシャル アメリカ(Pacific Edge Wine & Spirits)向け 55.2%

これからの仕上がりに期待です。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1997-2017 20yo OB for Pacific Edge Wine & Spirits 55.2%
one of 192 bottles, Fresh Sherry Cask



香りは強いシェリー感、プラムジャム、炒りごま、焦げたモルティ、少しミーティ、擦ったマッチと焚き火。
飲むと芳醇、プラムジャムのコクのある甘味と優しくほどよい渋味、噛み応えのある焦がした麦芽の旨味、ブリニーでピーティな余韻。

【Good/Very Good】


アメリカの"Pacific Edge Wine & Spirits"向けにボトリングされたオフィシャルのスプリングバンク1997、20年熟成。
先日の同ヴィンテージのリチャードシェリーカスクとは異なり、これはフレッシュシェリーカスクで熟成されています。
アウトターンが192本と少ないので、漏れなどが無ければホグスヘッドでしょうか?

中身はというと、少しマッチのようなサルファリー要素や胡麻っぽいニュアンスが引っかかりましたが、近年のスプリングバンク蒸留所のものに多い私の苦手なダシ醤油系のサルファリーとは異なるタイプでした。
現時点でも全く支配的ではなく、時間経過で抜けてくる可能性が高いのではないかと思います。

濃縮フルーツとそのコクのある甘味、ほどよい渋味、香ばしさを伴うモルティな旨味、そして塩気やピート、これらがどれも感じられ、シングルカスクとして選ばれただけのことはあるレベルの高い樽だと思います。

サルファリー要素が抜けて多彩な香味に一体感が出てくると、数段美味しくいただけるように思います。


COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2018.05.21【日記】

近年リリース:スプリングバンク 1997-2016 19年 オフィシャル アメリカ(Pacific Edge Wine & Spirits)向け 55.6%

アメリカ向けは知らないものが多そうです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1997-2016 19yo OB for Pacific Edge Wine & Spirits 55.6%
one of 390 bottles, Re-charred Sherry Cask



香りは濃いシェリー、ベリージャムや黒糖、キャラメル、クローブなど多彩なスパイス、少し漢方薬、樽の陰から炭っぽいスモーク。
飲むと芳醇に広がる、香り同様に多彩な濃縮フルーツの甘味と味を深めるハーブリキュールのような渋味、淡く腐葉土を伴うピート、塩キャラメル、リッチで長い余韻。

【Very Good】


アメリカの"Pacific Edge Wine & Spirits"向けにボトリングされたオフィシャルのスプリングバンク1997、19年熟成です。
2016年にボトリングされていますが、アメリカ向けのボトルはヨーロッパ向けと比べると買いづらく情報も少なく、このボトルも知りませんでした。
大量消費地でもあり、きっとまだ知らないボトルがたくさんあるのだと思います。
今回、有楽町でアメリカ向けのオフィシャルシングルカスクのスプリングバンクが同時期にたくさん開栓され、飲み比べができました。

まず今回のものですが、1997ヴィンテージのリチャードシェリーカスクというと、ケイデンヘッドのウェアハウステイティングなど素晴らしいものがあったスペックですので期待していただきましたが、やはり非常に良かったです。

いつリチャーを施しているのかわかりませんが、プレーン樽の再活性化とはとても思えないレベルで良いシェリー感が効いています。

濃縮フルーツや黒糖などのニュアンスがあるコクのある甘味にハーブリキュールを感じるような渋味もあり、漢方薬っぽくもある多彩なスパイス感や土っぽさもあって非常に複雑で深みがありました。

スプリングバンクのシェリー感には引っ掛かりを感じることがあるのですがこのボトルにはそういうこともなく、ウェアハウステイティングと比べるとコンテンツの濃縮感や陶酔感で劣るようにも思いましたが、リッチで旨いボトルでした。

優先順位はアメリカのほうが高いんでしょうが、日本向けにもこんなものが入ってこないかなと期待してしまうボトルでした。
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2018.05.17【日記】

スプリングバンク 1997-2011 14年 オフィシャル #245 46%

こんなラム感しっかりのバンクも珍しいです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1997-2011 14yo OB #245 46%
one of 233 bottles, Fresh Demerara Rum Barrel



香りは華やか、リモンチェッロ、凝縮したモルティ、オイル、ラムそのもののニュアンス、奥からピート。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、噛み応えのあるモルティな旨味、優し気な塩気、キツくないオイルとしっかりめのピート。

【Good/Very Good】


2011年にボトリングされたスプリングバンク1997、14年熟成のシングルカスクです。
フィニッシュではなく、フレッシュデメラララムの樽ですべての熟成を経たもののようです。
なお、46%でありボトリング前に加水されていると思われます。

ラムカスクのモルトには良い印象を持っていましたが、今回のものはそのイメージとも異なるタイプで、香りからはこの時期に蒸留されたスプリングバンクらしいオイルやしっかりめのピートだけでなく、ラムそのもののニュアンスがかなり強く感じられました。

飲むと香りほどラムっぽさはキツくなく、噛みごたえのある凝縮感を伴うモルティな旨みがあり、塩気やオイルやピートといったらしい要素が感じられました。

加水されているからか、ボトリング後7年程度経っているからか、その両方の影響だとは思いますが、個性的な香味ながら飲んだ時のバランスは悪くなく、強めのピートもある程度落ち着いており、総合的には杯を重ねられるタイプでした。

現在のスプリングバンクのニューリリースも美味しいものが多いですが、個人的にはロングロウではないのにややピーティさが強すぎるかなと思うものがしばしばあります。

しかしそういうボトルも時間経過でこの方向性で一体化して落ち着いてくるのかなとも思える1本でした。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood4

2018.04.14【日記】

近年リリース:スプリングバンク 1993-2016 22年 ハートブラザーズ 50.7%

ボトラーズでもバンクはブレませんね。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1993-2016 22yo HART BROTHERS 50.7%


香りはフレッシュシトラス、少ししっとりした心地良いモルティ、潮風、オイル、少しタールのあるピート。
飲んでもシトラス、噛み応えのある麦芽の旨味、ほどよい甘味と酸味、ミネラルとしっかりとした塩気、ピートもある長めの余韻。

【Good/Very Good】


ハートブラザーズから2016年にボトリングされた、スプリングバンク1993、22年熟成です。

フレッシュシトラスを感じる柑橘感に、太く噛みごたえも感じるような旨味のあるモルティさが効いています。

さらに塩気やオイルも十分に感じられ、ピートもそれなりにしっかり感じられますが、これに関しては90年代後半の蒸留所よりも穏やかに感じました。

このスペックのスプリングバンクらしい個性がしっかりと感じられますね。

このボトルに限らず、オフィシャルボトラーズを問わずしっかりと共通の個性が感じられるのはスプリングバンクの興味深い所だと思います。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2018.04.02【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1996-2017 21年 ウイスキーナーズ #471 58.1%

らしさのしっかりあるスプリングバンクでナイスチョイスでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1996-2017 21yo WHISKY NERDS #471 58.1%
one of 180 bottles, Hogshead



香りはバーボンカスクを感じるオレンジとバニラ、リッチなオーク、チーズ、潮風と強すぎないタールっぽいピートやオイル。
飲むと粘性あり。凝縮した柑橘とパイナップル、粉っぽく凝縮したテクスチャー、濃い麦芽の旨味、リッチなオーキーさ、しっかりめのブリニー、フルーティでピーティさのある長い余韻。

【Good/Very Good】


オランダの愛好家団体であるウイスキーナーズが最近ボトリングした、スプリングバンク1996、21年熟成のシングルカスクです。

良質なバーボンカスクに由来すると思われるニュアンスがあり、同時にスプリングバンクらしいチーズやピート、麦芽の旨味にブリニーさもありました。

とはいえ、そこは個性の強いスプリングバンク。樽が良ければそのあたりは同じような香味を持つものには出会うことがあります。

このボトルにはより多彩なフルーツ感があり、テクスチャーには粉っぽい凝縮感があり、この時期のバンクにはちょっときつめに感じることもあるピートやオイルはもちろんあるのですがそこまで強くありません。

ハウススタイルがありつつも、良い意味で雰囲気の違うところを感じられるナイスチョイスでした。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2018.03.16【日記】

近年リリース:スプリングバンク 1995-2017 21年 オフィシャル キャンベルタウンモルトフェスティバル2017 スプリングバンクオープンデー向け 46%

最新のキャンベルタウンフェス向けも面白かったです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1995-2017 21yo OB for Springbank Distillery Open Day Part of the Campbeltown Malts Festival 2017 46%
one of 252 bottles, First Fill Port Hogshead



香りはまったり甘やか、プルーンなどの濃縮フルーツ、ミルクチョコレート、ゴマ、奥から淡く磯っぽさやピート、多彩でリッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ベリージャム、ビターチョコレート、ゴマ煎餅、ジャム系のコクのある強い甘味と引き締めるタンニンの渋味、少しミーティで旨味は濃い、後半ブリニーでじわりとピート、余韻は長め。

【Good/Very Good, Interesting】


キャンベルタウンモルトフェスティバルにおける5月21日、スプリングバンク蒸留所のオープンデーに毎年記念ボトルが販売されていますが、最新の2017年リリースを飲む機会に恵まれました。
今回はスプリングバンク1995、21年熟成で、フレッシュポートのホグスで252本限定です。
世界中にファンのいる蒸留所の記念ボトルとしてはかなり少ないですね。。。
私の知る限り、2015年はスプリングバンク19932016年はロングロウ1994、2017年は今回のスプリングバンク1995という順で、すべて21年熟成46%でした。
この流れだと今年はロングロウ1996でしょうか。

さて、今回のバンク1995ですが、かなり色が濃く、香りも濃縮フルーツやチョコレートを感じるようなまったりと甘やかなものでした。

飲んでも芳醇で多彩ですが、ポートカスクにしては甘味がべたっとした平坦なタイプではなく、引き締めるタンニンとのバランスも良かったです。

香りからも味わいからも、90年代らしく磯っぽさやオイル、そしてピートや塩気も感じますが、樽にマスクされているのか同時期のボトルの中では控えめと感じました。

また、好みは別れるかもしれませんが、ちょっとゴマっぽかったのも印象的で面白く感じました。

今年も美味しいか面白いか、いずれかで楽しませてくれるのではないかと期待しています。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2018.03.05【日記】

スプリングバンク 1995 16年 オフィシャル デンマーク向け 53%

デンマーク向けにボトリングされた面白いスペックです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1995 16yo OB for Denmark 53%
one of 282 bottles, Fresh Port Hogshead



香りは濃縮感あり、ベリージャム、ビターチョコレート、レザー、ハーブ、薄くチーズ、クローブなどスパイス、控えめに主張するピート。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ジャムっぽい濃縮感のある甘味とハーブの渋味、オイルとピートはほどほどで、しっかりとした塩気が長く残る。

【Good/Very Good】


デンマーク向けにボトリングされた、オフィシャルのスプリングバンク1995、16年熟成です。
フィニッシュではなく、フレッシュポートカスクで最初から最後まで熟成させているようですね。

知らずに飲んだらシェリーカスクと言ってしまいそうな、ベリージャムやチョコレート、ハーブのようなニュアンスもあり、香りは複雑です。
ピートの腫脹もありますが、この年代としては想像より控えめでした。

飲んでも芳醇で、濃縮感のあるフルーツ系の甘味と引き締めるハーブの渋味のバランスも良好でした。
ブリニーできつ過ぎないピートを感じる余韻も良かったです。

特殊なスペックですが、デンマークの関係者がきちんと香味で選んだ感のある素敵なスプリングバンクでした。
COMMENT(0)
この記事を評価するGood3

2018.02.25【日記】

スプリングバンク 1968-2008 40年 スコッチモルト販売 ローガ 45.5%

やはり儚く美しい60年代スプリングバンクです。

 
※写真撮り忘れのため、同ボトルの以前撮影した写真を使っています。

スプリングバンク SPRINGBANK 1968-2008 40yo SCOTCH MALT SALES ROGHA 45.5%


香りには非常に熟成感があり、華やかで陶酔感あり、イチゴやプラムのジャム、洋梨、紅茶、淡く高級なチョコレート、奥からミネラルと淡いピート。
飲んでも強い凝縮感があり陶酔感あり、柔らかい。イチゴジャム、コクもあるが上品な甘味と酸味、穏やかなブリニー、しっかりめのウッディネス、儚さがあるが陶酔感のある余韻。

【Very Good】


スコッチモルト販売の最高峰シリーズ,ローガから2008年にボトリングされたスプリングバンク1968,40年熟成。

ちょっと弱くなった原酒のボディを樽感が支えているようで、ちょっと熟成が長すぎた感じもありますが、うっとりするような60年代のスプリングバンクの魅力がたっぷり詰まっています。
特に香りにはいつまでのノージングしたいような素晴らしい陶酔感がありますね。

もちろん味わいにもいわゆるイチゴジャム感やブリニーさがあり、らしい個性が残っています。
厚いボディがないぶん儚さや上品な美しさが感じられ、嗜好の違いや飲むタイミングによっては素晴らしい仕上がりとも思えますね。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2018.01.06【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 14年 オフィシャル バーボンウッド 55.8%

これはかなりコスパの良いリリースです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 14yo OB BOURBON WOOD 55.8%


香りは華やかでじわじわと広がる。バニラとココナッツ、蜂蜜、乾いたモルティ、白い花とオイル、ピートの主張もある。
飲むとヒリヒリとスパイシー、フレッシュシトラス、コクのある甘味と柑橘の酸味、凝縮感のある旨味を伴うモルティ、塩気とピートがしっかりある余韻。

【Good/Very Good】


最近リリースされた、オフィシャルのスプリングバンク14年、バーボンウッドです。

バニラやココナッツ、フローラルなニュアンスなど、嫌なところの無いバーボンカスクの良い影響が感じられるのと同時に、旨味のあるモルティさや塩気を伴う魚介系の旨味、そしてピートなど現行のスプリングバンクらしい要素もしっかりと感じられました。

近年のスプリングバンクのシェリーカスクは、特別なものを除くと個人的にはあまり好みでない味を含むものが多く、その影響を感じないスタンダード10年を愛飲していますが、このボトルはそのカスクストレングスみたいな印象を持ちました。

スプリングバンクなのにリリース直後から仕上がっている感があるのも素敵です。

価格もカスクストレングスなのにそれほど高くなく、モーレンジのアスターのような立ち位置のボトルですね。

飲んでから探したタイミングが悪かったせいか自分では買えなかったのですが、素晴らしいコストパフォーマンスのニューリリースだと思います。

 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood8

2017.12.29【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 10年 オフィシャル "ローカルバーレイ" 57.3%

毎年楽しみですが味は結構違いますね。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 10yo OB "Local Barley" 57.3%
bottled in 2017



香りは濃縮感があり強い、オレンジマーマレード、カスタードクリームとオイル、タールっぽい強いピート、しっかりとミネラル、炒めたソルトピーナッツと強めのオーク。
飲むと粘性と厚みがありパワフルなアタック、蜂蜜のコクのある甘味、オーキーなタンニン、しっかりブリニー、充実感あり、濃い旨味、ピーティでオイリーで長い余韻。

【Good/Very Good】


2017年ボトリングのスプリングバンク・ローカルバーレイの最新作で10年熟成です。
海外ではもう売られており、日本にも来年春先には正規で入ってくると思います。
ローカルバーレイも2年前の復活から3回目を数えますが、1回目の16年は素材とハウススタイルを生かしたプレーン寄りの正統派2回目はベアバーレイ仕込みで11年でしたが不思議に軽やかなフルーティ系、そして今回の3回目は上記のようにハウススタイルに加えて樽が結構効いたタイプでした。

もともとフロアモルティングも含めて古風なつくりをしているためかスプリングバンクは雑味も含めて多彩な香味ですが、今回のものは樽も効いているためか10年熟成とは思えない多彩さです。

原酒がローカルバーレイだからこういう香味というよりも、特別な原酒だから良い樽で熟成させようという気合いを感じるような香味でした。

個人的な好みとしてはスプリングバンクは樽感が強くないほうが好きなのですが、樽感の主張に加えて原酒の多彩さとボディがあり、スペックのわりに良く仕上がった美味しいスプリングバンクでした。
COMMENT(0)
この記事を評価するGood10

2017.12.28【日記】

「ウィスキーラバーズ名古屋2018先行テイスティング」 簡易テイスティング

三越前のIANさんで行われた「ウィスキーラバーズ名古屋2018先行テイスティング」 でたくさんのモルトをいただき、これまでいくつかご紹介してきましたが、最後にざっくりテイスティングさせていただいたものもいくつかご紹介します。



オーヘントッシャン 1966 31年 オフィシャル #511 43.5%

 

非常に熟成感あり、パイナップルなどの多彩な濃縮フルーツ、雑穀や紙っぽさを伴うモルティ、オイリーさもある。

長熟のローランドモルトらしい味でした。



タムナヴーリン 22年 オフィシャル 45% 80年代流通

 

アプリコットジャムと香ばしさを伴うモルティがしっかり。麦芽由来の旨味が濃く、飲み飽きしない美味。

麦々しいモルトのハイレベルなタイプで、個人的にはかなり好みのタイプで期待以上に美味しかったです。



スプリングバンク 15年 オフィシャル 46% 80年代流通

 

妖艶さのあるオールドシェリーのスプリングバンク、ジャム感しっかり、ブリニーさもありリッチ。

ジャム系と言われそうな、昔のシェリーカスクらしいスプリングバンクで、樽に負けない原酒の個性もあって期待を裏切らない美味しさでした。



スキャパ 1989-1997 ジョンミルロイセレクション #1890 59.5%

 

パワフルだが意外なとろみがある。樽感も心地良く、アプリコットジャムのまったりした甘味とモルティな旨味が融合している。

ハイプルーフで8年程度の熟成ですから、恐らくはボトリング直後はかなり荒々しかったのではないかと思いますが、今は粘性を帯びていて濃厚な美味しさです。
きっとボトリングから約20年で旨くなり、飲み頃になったボトルでした。



グレングラント 30yo BBR #8239 46% 2003年詰め

 

心地良い濃厚なオールドシェリー、濃縮フルーツの甘味としっかりしたハーブやウッディネスの渋味、リッチ。

シェリーカスクが支配的なグレングラント。逆算すると1973あたりの蒸留ですが、当時の良いシェリーカスクを感じる香味です。



ラフロイグ 1988 キングスバリー ケルティック 59.9%

 

少し凝縮したテクスチャー。オレンジの入ったバニラクリーム、蜂蜜っぽさもありコクのある甘味、淡く炭っぽさを伴う力強いピート。

これも荒々しさが穏やかになりとろみを帯び始めた感のあるハイプルーフのラフロイグ。このスペックに期待する香味がありました。



グレンファークラス 1978-1998 20年 オフィシャル 58.1%

 

穏やかなシェリー感。アプリコットやプラムのジャムのコクのある甘味があり、モルティな要素も残っている。意外にスパイシー。

強すぎないシェリー感が全体を優しく包むファークラス。そのぶん麦芽の旨味を含めてたくさんの香味がありました。



これらのボトルは、三越前のIANさんで行われた「ウィスキーラバーズ名古屋2018先行テイスティング」でいただきました。

2017.10.10【日記】

スプリングバンク 1970-2003 32年 オフィシャル #2966 53.1%

期待以上の素晴らしい陶酔感でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1970-2003 32yo OB #2966 53.1%
one of 216 bottles



香りは華やかでまさに香水のよう、熟しすぎたアプリコットや桃、穏やかだが心地良いオーク、ナッツ、ニッキ、穏やかなピート、厚みもありうっとりしてしまう。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる。梅や桃で作ったジャム、コクがあり心地良い甘味、引き締める香木感のあるオーク、じわじわと強まるブリニー、染み込むような旨味、強い陶酔感のある余韻。

【Excellent】


2003年にボトリングされたオフィシャルシングルカスクのスプリングバンク1970、32年熟成の#2966です。

香りはのっけから昔のスプリングバンクに期待する華やかな香水のような強い芳香があり、フルーティでオーキーさも心地良く、淡いピートもあって多彩でうっとりしてしまいます。

飲んでもほどよくこなれていて芳醇かつ多彩でした。
濃厚なフルーツ感に加えてローカルバーレイに感じたような香木感も淡く感じられ、非常に強い陶酔感があります。
長い余韻をいつまでも楽しんでいたくなりました。

瓶内変化も明らかにポジティブに作用しており、飲み頃感もあって大満足でした。
COMMENT(0)
この記事を評価するGood12

2017.09.17【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 2007-2017 9年 オフィシャル スプリングバンクソサエティ向け 57.1%

樽感と原酒の個性がガツンとぶつかってました。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 2007-2017 9yo OB for SPRINGBANK SOCIETY 57.1%
one of 1125 bottles, Fresh Sauternes Hogsheads



香りは甘いフレーバーティーと強いモルティ、アプリコットジャム、樹液、オイル、シナモン、磯の潮臭さ、少し土っぽさ、奥からピート。
飲むとじわじわと広がる、アプリコットジャムのコクのある甘味と強めのオークとそのタンニン、少しエグ味、オイル、塩気がありピートは長め。

【Good/Very Good】


スプリングバンクソサエティという有料で入会できるオフィシャルファンクラブみたいな組織があるのですが、そこに向けてボトリングされた2007ヴィンテージ、9年熟成。
ソーテルヌホグスヘッドのヴァッティングです。

ソーテルヌらしいかどうかは何とも言えませんが、甘やかで結構強い樽感があるため若さはあまり気になりません。

そしてさすがスプリングバンクだけあって、樽に負けない磯っぽさやピート、そして塩気など原酒の香味も十分に感じられました。

エグ味などのちょっとした引っ掛かり要素はあるのですが、そのぶんスペックのわりに仕上がっていますね。


さてこのソサエティ、私も入会しているのですが、さすがスプリングバンクだけあって、メールにもあまり返信がきませんし、ケイデンヘッドのショップでしか受け取れず海外からだと購入できなかったりもします。
そのため入会して入会金を振込んだ時に現地サイズでやたらデカいTシャツが届いた以降、ボトルを購入できていません。。。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood9

2017.09.01【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1995-2016 20年 オフィシャル #15/286-11 51%

濃厚で甘やかなスプリングバンクでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1995-2016 20yo OB #15/286-11 51%
one of 216 bottles, Fresh Port Cask



香りは甘やかで重い、濃厚なプラムジャム、ビターチョコレート、ハーブリキュール、少し黒糖のかりんとう、奥にこもったモルティ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、プルーンやレーズンのコクのある強い甘味、引き締めるブドウの皮のタンニン、ほどよいウッディネス、力強く長い余韻。

【Good/Very Good】


スプリングバンクのオフィシャルシングルカスク、1995ヴィンテージのポートカスクです。
フィニッシュではなくすべてポートカスク熟成のようです。

非常に重厚で、ジャムやドライフルーツを感じるような濃厚な甘みとコクがありました。

ともするとべたつくような甘味になりそうなところを、ブドウの皮のような渋味とウッディネスが引き締めており、のっぺりした香味になっていないのが好印象でした。

甘く芳醇な香味を堪能できるニューリリースのスプリングバンクでした。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood5

2017.08.29【日記】

スプリングバンク 1965-1999 34年 マーレイマクダヴィッド #MM580 46%

魅力的なイチゴジャム感がしっかりありました。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1965-1999 34yo MURRAY MCDAVID #MM580 46%
Fresh Sherry Cask



香りは非常に華やかで妖艶、うっとりするオールドシェリー、しっかりイチゴジャム、スミレのフローラル、アンティーク家具、ハーブ、レザー、奥に淡く土っぽいピート。
飲んでもしっかりとイチゴなどのベリージャム、心地良い甘味と酸味、ややしっかりめのタンニン、鞣し革っぽいレザーとオイル、ややビターだが陶酔感もある長めの余韻。

【Very Good】


1999年にマーレイマクダヴィッドのボトリングしたスプリングバンク1965、34年熟成です。

さすが60年代スプリングバンクのシェリーカスクだけあって、オールドシェリーの素晴らしい香味があり、いわゆるイチゴジャム感がかなり強く感じられます。

香りにはパフュームとは全く異なるフローラル要素もあり、高級感のあるウッディネスやハーブも感じられ、妖艶さもあってうっとりしてしまいます。

味わいには加水にも関わらずウッディネスとそのタンニンが強めで、若干の過熟感は否めないところですが、陶酔感を著しく損なうものではありません。

やはり香り同様に期待通りの複雑さと深みがあり、このスペックのスプリングバンクに欲しいものがしっかりと詰まっていました。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood8

2017.07.30【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 1998-2016 18年 ヴィンテージモルト クーパーズチョイス #116 46%

とても良いシェリーカスクです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1998-2016 18yo VINTAGE MALT WHISKY COOPER'S CHOICE #116 46%
one of 300 bottles, Refill Sherry Cask



香りは強いシェリー、ベリージャム、プルーン、ナツメグやクローブなどスパイス、奥から焦がし麦。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、果汁感のあるブドウ、甘酸っぱいベリーやプラム、高級チョコレート、心地良い酸味のあるフルーツが長く残る。

【Good/Very Good】


ヴィンテージモルト社のクーパーズチョイスから最近リリースされた、スプリングバンク1998、18年熟成です。

リフィルのシェリーカスク表記ですが、のっけからシェリー感はかなり強く感じられました。

濃縮フルーツだけでなく甘酸っぱいような果汁感も感じる魅力的なシェリー感で、高級感がありました。

魅力的な樽の印象が強いためかバンクっぽさはあまり前面には出ていないように感じられ、加水ということもあってか少し細身にも感じましたが、素晴らしいシェリーカスクで美味でした。

このスペックで3万円台半ばと高額ではありますが、こういう華やかな陶酔感のあるシェリーカスクは貴重ですから、ボトラーも自信をもって出してきたものと推察します。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.07.05【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 21年 オフィシャル 2017年詰め 46%

今年は複雑で完成度の高い21年でした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 21yo OB bottled 2017 46%


香りは華やかで強い、イチゴジャム感もあるベリー系の濃縮フルーツ、ゴマ、ミルクチョコレート、淡くカラメルソース、旨そうなモルティ、リッチ。
飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、少し染み込むようなテクスチャー、アプリコットやベリーのジャムのコクのある甘味、味を深める優しい渋味や貝のミネラル、奥から穏やかな塩気とピート、余韻は心地良く長い。

【Very Good】


今年のスプリングバンク21年オフィシャルボトル。
逆算すると1996年くらいの蒸留と思われます。
昨年の21年は地域ごとにシングルカスクがカスクストレングスで詰められていましたが、今年はヴァッティングの加水に戻りました。

内容はというと、加水とヴァッティングの影響でいろんな要素が感じられ、多彩な香味を楽しむことができました。

シェリーカスクの良いスプリングバンクに感じられるようなイチゴジャム感もあり、甘味や渋味のバランスも良く、飲み心地も良かったです。

飲み応えや面白さであれば去年のものが、完成度と飲み心地であれば今年のものが優れていると思います。

COMMENT(0)
この記事を評価するGood6

2017.07.04【日記】

ニューリリース:スプリングバンク 25年 オフィシャル 2016年詰め 46%

良い熟成感があって陶酔感のある美味しさでした。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 25yo OB bottled 2016 46%
one of 900 bottles



香りは華やかでふんわりとした膨らみもある。甘やかなプラムやリンゴのジャム、オレンジマーマレード、じわじわと旨そうなモルティ、奥にミネラルとうっすらとピート、リッチで厚みを感じる。
飲むと穏やかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様のまろやかなジャムのような濃縮フルーツとそのコク深い甘味、塩気とピートは淡く感じる程度、優しい麦芽の旨味、陶酔感もある長い余韻。

【Very Good/Excellent】


2016年詰めの、最新のスプリングバンク25年、オフィシャルボトルです。
ポートカスクで後熟されており、900本限定です。
逆算すると1991年頃の蒸留でしょうか。

モルティな旨みや厚みをしっかり残していますが、ナチュラルな熟成感は感じられ、全体的に優しさがあってこなれています。

ポートカスクの影響もあってかジャム系のフルーツ感とコクのある甘味があり、それも平坦でべたつくタイプではなく穏やかで深みのあるものでした。

90年代後半になるとスプリングバンクはかなりピーティになるイメージですが、このボトルはその前の蒸留ですのでピートは穏やかで、熟成期間と樽の影響もあってか塩気も淡くふんわりしていました。

樽も効きすぎておらず、フィニッシュの露骨な味付け感もなくナチュラルな熟成感であり、詰め時感もありましたね。

スプリングバンクは、酒質も樽感もボトリング後に落ち着いて飲み頃になるまでに時間がかかるイメージですが、この25年はさすがに長熟ということもあってかすでに陶酔感もあって、かなり美味しかったです。


 
COMMENT(0)
この記事を評価するGood7

プロフィール

T.Matsuki

ブログ内記事検索

  • 2018年06月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新エントリー

カテゴリから探す

タグ一覧