ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2019.07.07【日記】

グレンリベット 1972-1990 17年 ケイデンヘッド 55.6%

素顔の素敵なリベットでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1972-1990 17yo CADENHEAD 55.6%


香りはプレーンな樽感で素朴なモルティ、シナモン、加熱した林檎、少しムスク、じわりとピート。
飲むと噛み応えのある凝縮したテクスチャー、旨味のあるモルティが舌に染み込む、クセはないがコクのある甘味にスパイシーさもあり、香り同様にシナモン感あり、余韻は長め。

【Very Good】


1990年にボトリングされた、ケイデンヘッドのダンピーボトル、いわゆる"黒ケイデン"のグレンリベット1972です。
黒ケイデンは加水のものも多いのですが、これはハイプルーフでボトリングされています。

このボトルはもう少し後のグリーンのトール瓶にしばしばある、樽の味付け感の無いプレーンでスパイシーなタイプで、麦芽の旨味が強く主張してきました。

恐らくボトリング直後は刺激的でスパイシーな部分が前面に出ているタイプだったと思いますが、ボトリング後30年近く経過してこなれて旨味が染み込むようなテクスチャーを帯びていました。

硬く頑なだったのがついに飲み頃に差し掛かったという印象のボトルで、樽熟成による影響が少ない分、原酒の香味と瓶内変化による香味がダイレクトに楽しめるリベットでした。

この手の香味は大好きですが、こうして飲んでも、グレンリベットは有名蒸留所の中でも特に原酒の個性で他と鑑別するのが難しいお酒だなと実感しますね。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。

 
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2019.04.21【日記】

グレンリベット 21年 オフィシャル 43% 80年代流通

いつも以上に濃いシェリー感でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 21yo OB 43%
80年代流通



香りは無骨さのある重厚なシェリーがしっかり。プルーンやアプリコットジャム、シナモンの効いたアップルパイ、甘いハーブリキュールのニュアンスも見え隠れ。
飲んでもシェリー感がしっかり。香り同様の加熱リンゴとシナモンが強く主張、ハーブ感も香りより強め、長く芳醇な余韻。

【Very Good】


主に80年代に流通していた、グレンリベット21年オフィシャルボトルです。
私が学生時代からお世話になっている相模大野のオードヴィーさんの21周年で、集められた21年熟成ボトルのひとつとして開栓されました。
逆算すると60年代のボトリングと思われます。

これまでに何度も飲んでいるボトルで、シェリー感が強いイメージのボトルでしたが、今回のものはロットの違いだと思いますが特にシェリー感が重く強く感じられました。

複数のフルーツジャムやシナモンの効いたアップルパイといった加熱フルーツのニュアンスがあり、シェリー感ともあいまってハーブリキュールのようなニュアンスとも感じられました。

60年代蒸留のシェリーカスクといっても高貴なタイプではなく、セスタンテあたりに多い少し重さと無骨さを伴うようなシェリー感であり、度数より芳醇に感じられました。


このボトルは、相模大野のオードヴィーさんでいただきました。
21周年おめでとうございます!!

 
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2019.02.02【日記】

グレンリベット 20年 オフィシャル 45.7% 1960年代後半ボトリング

妖艶で素晴らしいリベットですね。

 

グレンリベット GLENLIVET 20yo OB 45.7%
one of 2400 bottles, Bottled in late
1960's


香りは穏やか。心地良いオールド感、優しいオールドシェリー、カラメルソース、長熟アルマニャックのようなブドウ感、レザーと腐葉土、しっとりしたピート。
飲むとじわじわと芳醇に広がる。舌に染み込むテクスチャー、少し萎びた枝付きブドウ、樹液、ほどよい甘味と酸味、やはり土っぽさを伴うピートが奥からじわじわとでてくる。妖艶で陶酔感のある余韻。

【Very Good/Excellent】


1960年代末頃にイタリア向けにリリースされたと思われる、オフィシャルのグレンリベット20年です。
逆算すると恐らくは1940年代後半くらいの蒸留ですね。
ボトリング後に約50年が経過していますが、幸運にも今まで何度か出会ったボトルには劣化が著しいものはありませんでした。

今回のものも劣化要素は不思議なくらい無く、心地良いオールド感に留まっていました。
素晴らしいオールドシェリー感とブランデーっぽさと伴うブドウ感、そして40年代50年代のモルトに感じることの多い独特の土っぽさやオールドピートも感じられ、素晴らしい香りでした。

飲んでも抜け感はなく芳醇さがあり、加水と思えない味わいでした。
ハイレベルでバランスが取れており、多彩で妖艶、陶酔感のある長い余韻でうっとりしてしまいました。

毎回状態が良いことに関しては、熟成がやや長いことと度数が46%弱と加水としては高めということが影響しているのかもしれませんし、それだけ当時の酒質が良いということなのかもしれません。

40年代蒸留で、しかもこれだけ美味しさが保たれているものを飲む機会もだんだん減ってきていますが、また出会えることを楽しみにしています。




 
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2018.09.19【日記】

グレンリベット 1972-1988 16年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 5周年記念スペシャルボトリング 2.6 57.9%

余分なものをそぎ落としたマッチョなリベットでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1972-1988 16yo THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY 5TH ANNIVERSARY SPECIAL BOTTLING 2.6 57.9%


香りは滋味深く突き抜けたモルティ、パン生地、ニッキ、少しシトラスとフレッシュミント、藁と生姜。
飲むと意外に刺激が少なく、パワフルだが噛み応えがあり舌に染み込むようなテクスチャー、強く深い麦芽の旨味、くせのない甘味、説得力のある旨味のある余韻が長く続く。

【Very Good, Excellent】


スコッチモルトウイスキーソサエティから2番=グレンリベット1972、1988年ボトリングの16年熟成です。
ソサエティの5周年記念ボトルとして詰められました。

樽感が非常に薄く、正直言って複雑さは経年変化を経た今飲んでもそれほどありません。

香りも味わいも、素朴で深い麦芽を中心に置いたモルトで、迫力がすごかったです。

妖艶さとか陶酔感とは別路線の、余計な味をそぎ落とした肉体派の香味です。

ストレート1本で打者をきりきり舞いさせる剛腕投手を連想させられました。

この系統のプレーン&ハイプルーフなタイプは、ボトリング直後は相当にパワフルで刺激的だったと思います。

そして当時のソサエティにはしばしばみられる系統で、これを記念ボトルにしたあたりに、ソサエティのポリシーを感じますね。

それが経年変化を経て丸みと深みを得て今まさに飲み頃となり、太いまま舌に染み込んでくるようなテクスチャーで迫ってきました。

飲んだことのない記念ボトルでしたし、何度か海外オークションで買おうとしたことがあるボトルでしたが、今なら絶対買う値段で諦めてました。
それを後悔する凄いボトルでした。

いろんな意味で感無量です。

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2018.02.19【日記】

グレンリベット 19年 オフィシャル シングルカスクエディション "Campdalemore" #35239 58.1%

リベットのシングルカスクはやはりハイレベルですね。

 

グレンリベット GLENLIVET 19yo OB SINGLE CASK EDITION "Campdalemore" #35239 58.1%


香りは全体を淡く包むシェリー、アプリコットジャムとアップルパイ、皮が多めのオレンジマーマレード、シナモン、少し焦げ感のあるモルティや生姜。
飲むと芳醇だがじわじわとスパイシー、アプリコットジャムのコクのある甘味、ほどよいタンニンの渋味、生姜、しっかり残ったモルトの旨味、ボディは厚めで余韻は長い。

【Good/Very Good】


2015年にボトリングされたグレンリベットのオフィシャルシングルカスク、 "Campdalemore" です。

表記はありませんが、シェリーカスクと思われる香味が支配的でない程度で全体に影響しています。

シナモンの効いたアップルパイやアプリコットジャムのような甘やかなニュアンスがあり、旨味のあるモルティさと良質な樽感が強い芯を形成している印象でした。

それぞれに名前が付けられたリベットのシングルカスクのひとつだけあって、現時点でもかなりハイレベルな美味しさですがまだ荒々しさも残しており、瓶の最後の方で美味しくなりそうな印象です。

なんなら10年以上開けずにおいてもっと粘性と一体感が出てから飲むのがちょうど良いのではないかと思いました。


 
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2018.01.24【日記】

ニューリリース:グレンリベット 2003-2017 13年 オフィシャル "ディスティラリーリザーブコレクション" #84707 61.9%

特別感のある短熟シェリーカスクでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 2003-2017 13yo OB "THE DISTILLERY RESERVE COLLECTION" #84707 61.9%
one of 864 bottles, 2nd Fill Sherry Butt



香りはややもったりした強いシェリー感、濃縮したジャムやプルーン、チョコレート、クローブなどのスパイスやハーブ。
飲むと粘性があり徐々にヒリヒリしてくる。ジャムやチョコレートの甘味とタンニンの渋味、メリハリのある味わいで甘いが引き締め感のある余韻。

【Good/Very Good】


現地でしか買えないという、オフィシャル"ディスティラリーリザーブコレクション"のグレンリベット2003、13年熟成です。

色も味もセカンドフィルとは思えないような濃厚なシェリーカスクの影響を受けたスペイサイドモルトで、濃縮フルーツやダークチョコレート、スパイスやハーブといった要素が強く感じられました。

まだ若さもあるハイプルーフらしいヒリヒリするような口当たりはありますが、濃厚な甘味とタンニンの渋味からは深みが感じられ、だらだら甘ったるくない余韻も良かったです。

しっかり特別な樽を選んだことが伝わってくるボトルで、現時点でも美味しいですが、時間経過で荒々しさがおさまり粘性を帯びてきた頃が飲み頃だと思います。

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2017.11.12【日記】

グレンリベット 1971-1999 27年 ダグラスレイン オールドモルトカスク 50%

かなり良いシェリー感で美味でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1971-1999 27yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask 50%
one of 371 bottles



香りは高貴なシェリー感で陶酔感あり、果汁感もある巨峰、高級なキャラメルやチョコレート、心地良いウッディネス。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、ブドウのフルーツ感と心地良い甘味、優しく気持ちの良い渋味、淡いピート、淡くレザー、長く心地良い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインが1999年にボトリングしたOMCのグレンリベット1971、27年熟成です。

記載はありませんが明らかにシェリーカスクの影響を受けたモルトで、高貴さも感じるオールドシェリーのニュアンスがありました。

ブドウやチョコレート、そしてウッディネスにも高級感があり、甘味渋味酸味もそれぞれ心地良く、淡いピートやレザー感も味わいを深めていました。

主に樽の個性を楽しむボトルですが、オールドシェリーのニュアンスを楽しむことができました。


 
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2017.08.13【日記】

グレンリベット オフィシャル エクスポートリザーブ 70年代流通 43%

陶酔感があって素晴らしい美味しさですね。

 

グレンリベット GLENLIVET OB EXPORT RESERVE 43%
70年代流通



香りには妖艶さがある。こなれて落ち着いたオールドシェリー、プラムジャムや高級チョコレート、滋味深いモルティ、ミントなどのハーブ、アンティーク家具、淡く土やレザー。
飲むと優しい口当たりから柔らかに芳醇に広がる、ジャムっぽい甘味と引き締め味を深めるウッディネスとその渋味、焦がし麦、レザーやハーブ、長く心地良い余韻。

【Very Good】


70年代に流通していた,グレンリベットのエクスポートリザーブです。

有楽町のマスターが好きなボトルということもあってか、レアボトルのわりに飲む機会は比較的多いのですが、何度飲んでも、妖艶さと陶酔感を感じる香味です。

深みのあるフルーティな甘味と渋味のバランスが突き抜けており、そのあたりはいつも同じような感想ではあるのですが、今回はオールドシェリーと一緒に滋味深いモルティさを強めに感じたのが特に印象深かったです。

また、シェリーカスクで加水、70年代流通となるとコンディションが心配ですが、今回も素晴らしい状態でした。


 
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2017.08.10【日記】

ニューリリース:グレンリベット 14年 オフィシャル シングルカスクエディション "チャペラー" #653 60.5%

割高ですがやはりハイクオリティです。

 

グレンリベット GLENLIVET 14yo OB SINGLE CASK EDITION "Chapelhaugh" #653 60.5%


香りはオレンジオイルとバニラ、ココナッツ、蜂蜜、高級なオーク感、カスタード、シナモン、強いモルティ。
飲むとじわじわとスパイシー、オレンジマーマレード、コクのある蜂蜜の甘味と引き締めるオークのほどよいタンニン、しっかりめのモルティとその旨味、スパイシーでリッチな余韻。

【Good/Very Good】


グレンリベットのオフィシャル、シングルカスクエディションから日本向けの「チャペラー」、14年熟成です。
日本向けのシングルカスクは、これまでネイビーやアルダンフなどがありましたが、どれも高額ながら特別感のある樽でした。

今回のものもバーボン系の非常に良い樽が選ばれていると思いました。

良質なバーボン樽に感じることの多いオレンジオイルやバニラ、ココナッツ、カスタードなどのニュアンスがしっかりと感じられ、コクもあり、旨味もあり、味の締まりもありました。

樽感がしっかり出ているのに生木っぽさやエグ味がほとんど感じられず、しっかり長期の天日乾燥などの処理でアク抜きもできている良質なオーク材で作った樽なんだと思います。

しかしスペックのわりに高額という点は否めませんので、ちょっと考えましたが私も購入は見送りました。

また過去の日本向けリリースと同系統のように感じますし、次はすごいシェリー樽のものなんかが詰めてもらえると嬉しいですね。


 
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2017.08.04【日記】

グレンリベット GLENLIVET 1975-2010 34年 スコッチモルト販売 ケルティッククロス 46%

突き抜けたフルーティに驚かされました。

 

グレンリベット GLENLIVET 1975-2010 34yo SCOTCH MALT SALES CELTIC-CROSS 46%
one of 153 bottles



香りは強い熟成感のあるエステリーなフルーツ感、洋ナシや熟しすぎたマクスメロン、少しオレンジオイル、芳醇。
飲んでもエステリーで強い熟成感、オレンジオイル、じわじわと強まるパイナップル系のトロピカル感、優しいコクのある甘味と渋味のあるオークのタンニン、度数よりボディが残っており長めの余韻。

【Very Good】


スコッチモルト販売さんが2010年にボトリングした、グレンリベット1975、34年熟成です。
ケルティッククロスは加水のシリーズだったと思います。

このボトルは初めてではなかったと思いますが、香味はそれほど印象に残っていませんでした。

しかし今回飲んでみると、非常に熟成感のある多彩なフルーティさが炸裂しており、香りからは熟したマスクメロン、味わいにはトロピカルフルーツが強く感じられました。
それでいて、加水のわりにボディも保たれており、かなりハイレベルな加水長熟モルトでした。

熟成年数などのスペックの表記がないボトルでしたので、今回スペックを調べたのですが、当時12000円台で販売されていたようです。
当時は、同じ系統でもダンカンテイラーのカスクストレングス長熟度数落ちなども安く売っていたのでさほど話題にならなかったのかもしれません。

今の感覚で改めて飲んでみると、長熟度数落ちのカスクストレングスよりも、今回のリベットのようにボディの残った状態で加水されたもののほうが同じくらいの度数でもボディを感じるようにも思います。


 
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2017.07.15【日記】

グレンリベット 1972-2009 37年 ウイスキーエージェンシー "パーフェクトドラム" 56.8%

エステリーな熟成感とボディが同居するナイスカスクでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1972-2009 37yo THE WHISKY AGENCY "THE PERFECT DRAM" 56.8%
one of 141 bottles



香りは華やかで多彩、長期熟成を感じるエステリー、洋梨、オレンジクリーム、ミルクティー、奥からスポンジケーキのような優しいモルティ。
飲むと芳醇に広がる、香り同様にエステリーな洋梨、オレンジ、カスタードクリーム、良いオークの効いたコクのある甘味、ボディを残した長く心地良い余韻。

【Very Good】


ウイスキーエージェンシーがパーフェクトドラムとしてボトリングしたグレンリベット1972、37年熟成。

エージェンシーの長熟には、昔のダンカンテイラーの長熟に典型的だったエステリーな洋ナシなどの華やかなフルーティが多彩に感じられるものが多いのですが、ややボディにおいてはピークを過ぎて枯れ感を伴うものも散見されました。

このボトルにもエステリーで多彩なフルーツやクリームなど、まるでフルーツケーキのようなニュアンスが感じられますが、枯れ感はあまり感じられず度数と一緒にボディも残っているようでした。

ボトラーを含めたスペックから想像するような過熟感を感じない、厚さを残した美味しい長熟スペイサイドモルトでした。


 
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2017.05.25【日記】

グレンリベット 30年 スペシャリティドリンクス シングルモルツオブスコットランド アニバーサリーセレクション 55.2%

オールドシェリーも感じる高級感のあるボトルでした。

 

グレンリベット GLENLIVET 30yo SPECIALITY DRINKS The Single Malts of Scotland ANNIVERSARY SELECTION 55.2%
one of 375 bottles, Sherry butts



香りは強く心地良い昔のシェリー、皮付きブドウ、プルーンやドライフルーツ、高級感のあるウッディネス、クローブなどのスパイス、ハーブ。
飲むと力強く芳醇に広がる、濃縮した皮付きブドウ、ミント、キャラメル、ジャム感もある濃いめの甘味と引き締めるウッディネスとその渋味、余韻は心地良く長い。

【Very Good】


スペシャリティドリンクス(ウイスキーエクスチェンジ)がボトリングしたグレンリベット30年です。
シングルモルツオブスコットランドの通常ラベルではなく、アニバーサリーセレクションと銘打たれています。
ヴィンテージの表記はありませんが、2000年代後半から2010年頃のリリースだったと思いますのでヴィンテージは1970年代後半だと思われます。

ボトリングからそこまで長期経過しているわけではありませんが、経年変化したオールドシェリーのようなニュアンスがあり、濃縮されたブドウのニュアンスや高級感のあるウッディネス、そしてスパイスやハーブのニュアンスがあり香味は多彩です。

甘味と渋味のバランスも良く、芳醇で複雑で深みのある長熟シェリーカスクのリベットでした。

熟成年数と熟成感のわりに度数も残っており、こういうものは満足感がありますね。


 
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2017.03.26【日記】

グレンリベット 1990-2006 16年 シグナトリー アンチルフィルタードコレクション #17135,17137 46%

とても美味しい加水モルト。ノンストレスで飲めます。

 

グレンリベット GLENLIVET 1990-2006 16yo SIGNATORY The Un-Chillfiltered Collection #17135,17137 46%
one of 709 bottles, Hogsheads



香りは熟したアプリコットやオレンジ、少し樹液とオイル、穏やかな麦感、レンゲのはちみつ。
飲むと滑らかな口当たりでやや粘性あり、オレンジ、コクも感じる蜂蜜の甘味、優しい麦感、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーのアンチルフィルタードコレクションからおよそ10年前にリリースされたグレンリベット1990、16年熟成です。
2つのホグスヘッドのヴァッティングでこのシリーズらしく46%加水です。

熟成が長くないこともあってか決して複雑ではありませんが、熟したオレンジやアプリコットのような濃い目のフルーツ感があり、樹液っぽい粘性も感じました。この辺はボトリング後の変化もあるのだと思います。

加水でボトリング後10年ということもあってか荒さはなくこなれており、ノンストレスなのにコクのある蜂蜜のような甘さと優しい麦の旨味を感じ、こういうものはどんどん飲めてしまいます。


 
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2017.03.18【日記】

グレンリベット 1972-1991 18年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 53.7%

樹液っぽさが意外でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 1972-1991 18yo CADENHEAD Authentic Collection 53.7%


香りは素朴な強い麦感とまったりしたフルーツ、アプリコットジャムと淡く樹液やワックス、生姜とハーブ、シナモン、心地良いオーク感。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、アプリコットジャムと樹液、ややかみごたえのある麦の旨味、コクのある強い甘味、優しく引き締めるオーク、長く心地良い余韻。

【Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションから1991年にボトリングされた、グリーン瓶のグレンリベット1972、18年熟成です。

グリーンケイデンらしいあまり味付け感のない樽感で素朴な麦感が生かされたボトルなのですが、香りにおいても味わいにおいても、やや樹液っぽさやワックスのニュアンスがあったのが印象的でした。
クライヌリッシュやクレイゲラキに特徴的な個性ですが、リベットに感じたことはほとんどないように思います。

麦の旨味は当然のようにしっかりとあり、甘味にもコクがあり美味しいです。
樽感は強くないのですが、同様のスペックのグリーンケイデンの中では、比較的リッチなオーク感が感じられるタイプでした。


 
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2017.02.05【日記】

近年リリース:グレンリベット 19年 オフィシャル "Corgarff" #49978 59.7%

リベットの本気シェリーの香味でした。

 

グレンリベット GLENLIVET 19yo OB "Corgarff" #49978 59.7%
bottled in 2015



香りは心地良いシェリー、アプリコットジャムと淡いベリー感、チョコレートを少しつけたオレンジ、じわじわと強まる旨そうな麦感、オークとハーブ感もあり複雑でリッチ。
飲むと度数よりキツさのない口当たりから少しスパイシーになり芳醇に広がる、ジャム系のコクのある甘味と引き締める渋味とリッチなオーク、シナモン、力強く長い余韻。

【Very Good】


2015年にオランダ向け(?)にボトリングされたオフィシャルのグレンリベット19年、シングルカスクエディションの"Corgarff"です。
逆算すると1996あたりの蒸留です。

記載はありませんがシェリーカスクと思われる香味で、さすがリベットの選んだ特別な樽だけあって、このスペックにして仕上がっていると言えるくらいの多彩なフルーツ感や品のあるチョコレートやハーブ、それにしっかりと残った旨みのある麦感もありました。
コク深い甘味と渋味のバランスも良く高級感のある文字通りリッチな樽感で、非常に美味しくいただきました。

リベットの限定カスクに間違いなしというイメージはありましたが、想像を上回る出来でした。
伸びしろもかなりありそうで、これを20年後に飲んだらビックリしそうです。



このボトルは、三越前のIANさんでいただきました。


 
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2016.12.28【日記】

グレンリベット 1961 GM セスタンテ向け 57% 80年代流通

重厚なシェリー感ですごい満足感です。

 

グレンリベット GLENLIVET 1961 GM for SESTANTE 57%
80年代流通



香りは心地良い濃厚オールドシェリー、枝付きのレーズンなどのドライフルーツ、赤いフルーツジャムの濃縮感、黒糖、熟成みりん、ややミーティでボリューム感あり、ハーブやスパイス、少し焦げた麦、レザーと腐葉土っぽいアーシーがしっかり、深みのある強めのオールドピート。
飲むと度数より滑らかでパワフルに芳醇に広がる、ねっとり濃厚なオールドシェリー、ベリー感のあるジャムや枝付きの濃縮ブドウ、それらの濃い甘味と引き締めるタンニンとハーブの渋味、ややミーティな旨み、腐葉土系のアーシー、レザー、オールドピート、フルボディ、リッチで長い余韻。

【Very Good】


GMがセスタンテ向けに80年代にボトリングしたと思われる、グレンリベット1961、フルプルーフです。


非常に濃厚なオールドシェリーのニュアンスが全体を支配していますが、テイスティングノートが長くなってしまったように、とにかく濃厚で複雑な香味です。

特にフルーツジャムや黒糖のようなねっとりと甘いニュアンスとそれを引き締めるようなレザーやハーブ、そして腐葉土のような土っぽさとオールドピートの融合が素晴らしかったです。

ほとんどの要素に濃縮感とボリュームを感じるという、近年のモルトにはなかなかない香味です。

また、このボトルに感じるミーティさはサルファリーが変化したものと思われ、恐らくボトリング当時はかなりサルファリー系統の香味があったのではないかと思われます。
これが変化した結果として、これだけ瓶内でこなれているのにあふれるように分厚くボリューミーなモルトになったのではないかと思いました。


 
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2016.11.05【日記】

グレンリベット 1951 18年 オフィシャル イタリア向け 45.7%

偉大な50年代ヴィンテージ。さすがに深い陶酔感があります。

 

グレンリベット GLENLIVET 1951 18yo OB for Italy 45.7% 


香りは心地良いオールド感を伴う妖艶なシェリー、萎びたオレンジや高級なチョコレート、高級な紅茶、淡くベリージャムとカラメル、ウェアハウスの香り、アンティーク家具のウッディネス、うっすらとヒノキ、しっとりした麦感、心地良いアーシー、奥からじわじわとオールドピート、陶酔感あり。
飲むと滑らかな口当たりから豊かに広がる、支配的でないオールドシェリー、湿った麦には旨味がある、香り同様の陶酔感のあるウッディネスとアーシー、レザーとオールドピート、余韻は長い。

【Very Good】


オフィシャルのグレンリベット1951。18年熟成なのでボトリングは1969年頃ということになります。
50年代蒸留60年代ボトリングというだけで神々しい雰囲気すらあります。

香りからはボトリング後45年以上経ったとは到底思えないような心地よいオールド感で、あからさまな劣化要素はありません。
妖艶さを感じるオールドシェリーの香りに、のっけから陶酔させられます。
そして上記のようにこなれたフルーツ感や紅茶、滋味深い麦感、高級チョコレート、多彩な深いウッディネスやアーシー、そしてオールドピートといった要素が複雑に融合していました。

テイスティングは陶酔しながらそれらを紐解いていくようで非常に楽しく心地良かったです。

今までも何回か飲む機会に恵まれたボトルですが、飲むたびに楽しく、飲むたびに深みに気づかされるような華やかかつ滋味深いモルトです。


 
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2016.09.24【日記】

ニューリリース:グレンリベット オフィシャル サイファー

少し若めですがそのわりに多彩さもありました。

 

グレンリベット GLENLIVET OB "CIPHER" 48%


香りはフレッシュオレンジとバニラ、リンゴ、クリーム、少し若さを感じるシナモンとジンジャー、薄めた蜂蜜、ほどよい麦感、しっかりめのオーク。
飲むと若々しくスパイシーに広がる、オレンジオイル、バニラ、ややフレッシュな麦感とその旨味、コクのある蜂蜜の甘味、強いオーク、栗、少しファーストフィルバーボンやヴァージンオーク系の生木っぽさ、リッチで心地良い余韻。

【Good/Very Good】


グレンリベットのニューリリース、「サイファー」です。
前回の「アルファ」に続く、中身が明かされていないモルトで、今回も真っ黒の瓶に入っています。

しっかりテイスティングしましたが、やや若さもある香味です。
とはいえ樽が効いており、若く麦々しいだけの単調なものではなくリンゴやオレンジなどのフルーツやバニラ、クリーム、そしてしっかりめのオークも感じました。
味わいの後半に、一部のファーストフィルバーボンやヴァージンオークの樽に感じられる生木っぽいニュアンスも淡く感じましたが、そのぶんしっかり味がついているような印象でした。

若さはあるものの良い原酒のニュアンスがあり、樽によってうまく仕上がっているような印象でした。

そういえばサイファーの秘密に関しては、特別に個性的な香味が見つけられなかったので全然わかりませんでした。(笑)


 
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2016.07.06【日記】

ニューリリース:グレンリベット 18年 オフィシャル ハンドフィルド バッチナンバー3 48.9%

買わなかったことを少々後悔しました。

 

グレンリベット GLENLIVET 18yo OB Hand-Filled Batch No.3 48.9%
Bottled in 2016, Bourbon Cask



香りは華やかで強くフルーティ、洋梨とオレンジ果汁、バニラ、強めのオーク、ナッツ、奥から麦感。
飲むとキツさのない口当たりからじわりとスパイシー、香り同様に華やかで強いフルーティ、洋梨のケーキやオレンジオイル、淡くパイナップル、オーク、蜂蜜系のコクのある甘味と柑橘の柔らかな酸味、麦の旨味もある、生木っぽいエグ味がうっすらあるが余韻は悪くない。

【Good/Very Good】


グレンリベット蒸留所で購入できる、ハンドフィルド、前回のシェリーカスク24年に続いてこちらはバーボンカスクの18年です。
私が訪問したときに売っていたものです。

香りは良いバーボン樽らしい華やかなもので、多彩で強いフルーツ感が探さずしてしっかりと感じられます。麦感もほどよく、オーク感はやや強めでした。

飲んでも香り同様に華やかで多彩なフルーツがあり、良いバーボンカスクに私が感じやすいオレンジオイルのようなニュアンスもしっかり感じられました。
エステリー系の洋ナシ感とも異なるのですが洋ナシのケーキのようなニュアンスもあり、コクのある甘味や旨味のある麦感も好印象でした。

実はこのボトル、旅行記にも書いたのですが、試飲したときにとても良いフルーツ感と同時に結構生木っぽいエグ味を拾ってしまい、シェリーカスクと比べるとかなり値ごろ感のあるボトルだったのに購入を見送ったのでした。

あらためて日本で飲んでみると生木っぽさはあるはあるのですがそれほど気になるほどではなく、良いフルーツ感の魅力のほうが明らかに勝っていました。

帰りの梱包やら移送やら追加料金のこともあるので買わなくて不正解だったとは思いませんが、なんとなくもったいないことをしたなぁと思ってしまう良いボトルでした。


 
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2016.06.27【日記】

ニューリリース:グレンリベット 24年 オフィシャル ハンドフィルド #1 60.9%

スケール感もある、近年の素晴らしいシェリーカスクウイスキーです。

 

グレンリベット GLENLIVET 24yo OB Hand-Filled #1 60.9%
Bottled in 2016, Sherry Cask



香りは陶酔感を帯び始めた深いシェリー感、プラムやアプリコットのジャム、オレンジリキュール、熟成の長い梅酒、少しクリームの入った高級なチョコレート、ハーブ、少し蜂蜜、じわりとこなれた麦感、複雑でリッチ。
飲むとじわじわとパワフルかつ芳醇に広がる、スケール感のある深い味わい、優しく全体を包む心地よいシェリー感、プラムやオレンジリキュールのコクのある甘味、心地よいウッディネスとその渋味、噛み応えのある麦の旨味、淡いハーブ、リッチで余韻は長い。

【Very Good】


グレンリベット蒸留所で詰めることのできるハンドフィルド、今年5月の旅で購入した24年熟成、逆算すると1992くらいの蒸留です。
記載はありませんがこれはシェリーカスクで、バーボンカスクのものと2種類が売られていました。
ちなみに、ハンドフィルドといいつつもすでにボトリングされたものにラベルを記載して貼るという形でした。詰める行程から始めると時間が掛かりすぎるからでしょうか。
結構な高額ボトルだったのですが、試飲して驚きの美味しさだったので思い切って私も購入したものです。

通称蒸留所マジックで、こっちで飲んでみたらそうでもないというパターンは結構あるのですが、このボトルは裏切りませんでした。

香りには支配的でない程度に全体を覆う素敵なシェリー感があり、フルーツ感は多彩です。高級チョコレートのようなニュアンスに加えて麦感もほどよく残っており、まだ固さはありますがすでに陶酔感があります。

飲んでも初々しい硬さがありますが、それでも力強く芳醇な広がりがあって深い味わいです。フルーティでコクのある甘味と心地良い渋味、それに麦の旨味もあってとても美味しかったです。

昔の高貴なシェリーとは異なりますが、酒質も樽感もすべてが高次元というか、上っ面の味付け感はなく何とも言えないスケール感を感じるボトルで、このスケール感が具体的な言葉にできないのが非常に歯がゆいです。

瓶内で寝かせてこなれてきたら、必ずVG/Eかヘタするとそれ以上になることがわかるような何とも言えない大器を感じるボトルだと感じました。
野球選手で例えるなら1年目の松井秀喜でしょうか。現時点でも美味しいですが、本格化が楽しみです。

余談ですが、こういうボトルが自分のストックにあるのは、伝説級のオールドボトルがあるのとはまた違った嬉しさがありますね。



 
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