ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.03.23【日記】

現行品:グレンモーレンジ オフィシャル 18年 43%

洗練されたラグジュアリーなモルトでした。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 18yo OB 43%


香りは華やかで洗練されている、バニラ、柑橘の乗ったクレームブリュレ、フローラル、うっすらと熟したプラム。
飲むと柔らかな口当たりから心地良く広がる、少し凝縮したオレンジ果汁、じわじわとパイナップル、優しいコクのある甘味、高級なオーク、少しクリーミー、洗練された心地よい余韻。

【Very Good】


グレンモーレンジの現行18年です。
久しぶりに飲みましたが、なかなか驚きの美味しさでした。

スタンダードのオリジナルなどと同様に華やかなバーボンの樽感がメインにはあるのですが、より洗練されていて、複雑さや厚みも帯びています。
シェリーカスクもある程度入っているのでしょうか、熟した赤いフルーツのようなニュアンスもあり深みがあったのが印象的でした。

飲み心地も非常によく、香り同様に洗練されていました。
濃縮感のある柑橘系のフルーツに加え、パイナップルのようなニュアンスも感じられました。
また、オークのニュアンスにも高級感があり、優しいコクのある甘味を心地良く引き締めていました。

ボトルだけでなく中身もラグジュアリーで飲み心地の良いモルトで、強烈な個性こそありませんが深みもあって、ノンストレスでいくらでも飲めそうです。

現行のオフィシャル18年のモルトの中でも特に良いものだと思いました。

今流通しているロットだと思うので、何本か買っておこうと思います。


 
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2017.03.01【日記】

ニューリリース:グレンモーレンジ オフィシャル バカルタ 46%

陽気で暖かいモーレンジでした。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB BACALTA 46%


香りは陽気でまったり甘やか、熟したアプリコットやマンダリンオレンジ、アップルタルトと紅茶、クリーミー、奥から野暮ったさもあるが旨そうな麦感。
飲むとやや粘性を感じる口当たり、オレンジマーマレードやアプリコットジャム、まったりとした甘味、素朴な麦感、少しキャラメルやシナモン、暖かい余韻。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジのオフィシャル、プライベートエディションシリーズからのニューリリース、第8弾の「バカルタ」です。
通常のバーボンカスク熟成のあと、2年間マディラカスクで追加熟成をしています。
どうやら、以前まであったマディラウッドフィニッシュとは異なり、自社で作ったマディラの空き樽を使っているようで、シェリーでいうシーズニング樽みたいなものを作ったということでしょう。シーズニング用に使ったオロロソシェリーはそのままでは飲めないようですが、今回の樽に使ったマディラはどうなんでしょうか。

肝心の中身ですが、ラベルの影響もあるのか、陽気で暖かいニュアンスが強く感じられるモーレンジでした。

華やかなバーボンカスクのニュアンスは2年間の後熟のためか前面には出ておらず、加熱濃縮したようなフルーツ感や、そのフルーツを使った洋菓子のような甘やかでクリーミーなニュアンスが感じられました。

飲んでも香りから連想したようなまったりと甘やかな濃縮フルーツ感を楽しめました。

全体的にはやはり陽性で温かみを感じる香味で、作り手の意図したとおりの感想になったような気がします。

この辺はさすが研究熱心なモーレンジといったところでしょう。

このシリーズは必ずしも毎回好きな味というわけではないのですが、スタンダードに自他ともに認められたスタイルがあって売れているにもかかわらず、それでも挑戦し続ける姿勢は素晴らしいと思います。


 
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2017.02.24【日記】

グレンモーレンジ 1993-2003 10年 オフィシャル 100 BEST U.K. COMPANIES TO WORK FOR 56.9%

さすが優良企業!素晴らしい樽を選びました。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1993-2003 10yo OB for 100 BEST U.K. COMPANIES TO WORK FOR 56.9%
one of 350 bottles



香りは少しこなれたオレンジやバニラ、素朴だが旨そうで強い麦感、淡い蜂蜜、少し生姜やココナッツ、心地良いオーク。
飲むと滑らかな口当たりからピリリとスパイシーに広がる、オレンジオイル、心地良い蜂蜜系のコクのある甘味、強い麦感があり素朴で濃い旨味、良いオークがあるが樽感はキツくない、余韻はクセがなく麦の旨味が残る。

【Very Good】


私の英訳が正しければ、2003年にグレンモーレンジ社が英国のベスト100企業に選ばれた記念にボトリングされたグレンモーレンジ1993、10年熟成です。
モーレンジこだわりのバーボンバレル、いわゆるデザイナーカスクの走りのころに作られたヴァッティングのようです。

優良企業に選ばれて気を良くしただけではないと思いますが、嫌味がなく良い成分ばかりがどんどん湧いてくるバーボンカスクです。

柑橘、オレンジ、バニラ、香油、ココナッツにコク深い蜂蜜といったポジティブな要素がしっかり出ている一方で、これだけ良い樽感があるのに生木っぽさやエグい感じは全くと言っていいほど感じません。

洗練された樽感なのに素朴な麦感もあり、そういう点では樽感にマスクされてモーレンジに感じにくいハイランドモルトっぽいニュアンスも感じられるように思います。

素晴らしいバーボンカスクのハイランドモルトです。



 
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2017.02.01【日記】

グレンモーレンジ 1983-2000 16年 オフィシャル マネージャーズチョイス 53.2%

さすがマネチョ。素晴らしい樽です。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1983-2000 16yo OB MANAGER'S CHOICE 53.2%
FIRST FILL EX-BOURBON CASK



香りは華やかで強い、複雑、ドライオレンジ、アプリコットジャム、バニラ、ナッツ、リッチなオーク、充実した麦感もありフルーツケーキのようでもある、オイリー、少しクローブなどのスパイス、樹液っぽさもあり非常にリッチ。
飲むと滑らかでトロリとした口当たりから少しスパイシーかつ芳醇に広がる、アプリコットジャム、オレンジオイル、フルーツケーキ、奥からしっかりと良い麦感、コクのある濃縮フルーツの甘味、リッチなオークが味を引き締める、余韻は長い。

【Very Good】


2000年にボトリングされた、グレンモーレンジ1983、16年熟成のオフィシャルシングルカスクで、マネージャーズチョイスとして選ばれています。

厳選されたバーボンカスクだけあって、非常に華やかで強い香り立ちです。オーク感も非常にリッチで樹液っぽさやスパイス要素もあって多彩でした。
オレンジやアプリコットなどのフルーツには濃縮感があり、荒さがないのに充実感はしっかりある麦感もしっかり残っていました。

飲むと瓶内変化もあるのか想像以上に滑らかで粘性を感じる口当たりで、想像していたスパイシーさはそこからじわじわとやってきました。
ジャム系のコクのある甘味と引き締めるオークのニュアンスのバランスも良く、香り同様に非常に多彩で深みのある味わいでした。

単に華やかなだけではなく複雑で厚みがあって、それでいて嫌味はない素晴らしいボトルで、恐らく飲み頃になっているのだと思いました。

マネチョの名に恥じない、素晴らしいボトルでした。


 
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2016.10.24【日記】

グレンモーレンジ 10年 オフィシャル 43% 70年代流通

たまに出会えるトロピカル感満載のモーレンジです。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 10yo OB 43%
70年代流通



香りは穏やかなオールド感と強烈に熟したフルーティ、妖艶で陶酔感あり、パイナップルと淡くグァバのようなトロピカル感、セクシーなワキガ、麦感は奥にうっすら。
飲むと滑らかな口当たり、香り同様のトロピカル感が陶酔感を伴って強く主張、フルーティな甘味、穏やかなコクあり、陶酔感もありフルーティな長い余韻。

【Very Good】


70年代に流通していたグレンモーレンジ10年のスタンダードボトルです。

上記の如く、香りにも味わいにも強烈なトロピカルフルーツのニュアンスがあり、ボウモアに感じるようなグァバのようなトロピカル感やわきがのようなセクシーなニュアンスがありました。

瓶内変化で出てきたニュアンスと思われますが、ヘタレ感はほとんどなく陶酔感もありました。

飲みごたえを楽しむ酒ではないと思いますが、突き抜けたフルーティさを存分に楽しめました。

以前にも同様のボトルと出会ったことがあり記事にしましたが、こういう変化をする時期があったようですね。

今回のものはオールド感が前のものよりも無いように思いました。


 
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2016.07.27【日記】

ニューリリース:ウェストポート(グレンモーレンジ) 1996 18年 キンコー "Heart of Tain" 56.7%

ウェストポートとしては意外な香味でした。

 

ウェストポート WEST PORT (GLENMORANGIE) 1996 18yo KINKO "Heart of Tain" 56.7%
one of 198 bottles, Hogshead



香りは若々しいオレンジとレモン、やや青リンゴ、まだ若い桃、バニラ、樽は強くなく素朴で強い麦感。
飲むとヒリヒリとスパイシー、オレンジ、バニラ、少しクリーム、シロップの甘味、酸味あり、素朴で強い麦の旨味、オーク感と少しナッツ、プレーンな余韻。

【Good/Very Good】


キンコーさんがわりと最近ボトリングしたウェストポートの1996、いわゆるティースプーンモルトでブレンデッドモルト表記ですが中身はほぼ100%グレンモーレンジのはずです。
アイキャッチの良いラベルで、キンコーさんらしくボトリングから少し置いてからのリリースのようですね。
良い樽を値上がり前に購入しておいて適切なタイミングでリリースするというのは、体力のある酒屋さんならではの技ですが、価格的にもウイスキーの中身的にも個人的にはとても良いことだと思います。

さて、ウェストポートとしてボトリングされるモーレンジは、ここ数年いろんなボトラーからたくさん出ていますが、バーボン感も効いていて華やかでモーレンジらしいなと思えるものが多い印象でした。
ただし今回のキンコーさんのものはちょっと印象が異なり、モーレンジらしい強く華やかな樽香はあまり感じられませんでした。
もちろんバーボンカスクっぽさはあるのですが比較的プレーンな樽感で、フルーツよりも素朴な麦感がメインの香味だと感じました。

素朴で美味しいモルトという印象で、モーレンジのオフィシャルボトルにはめったに感じられない北ハイランドっぽいニュアンスがしっかりと感じられるリリースでした。
熟成感が前面にでていないタイプなので賛否分かれるかもしれませんが、個人的には結構好きなタイプです。

私は開栓後しばらくたってから飲みましたが、もっと時間が経ってからのほうが美味しいタイプだと思います。
未開栓で長期保存するとクリーミーさが強くなり口当たりもこなれてくると思われ、さらに舌に染み込むような麦の旨味を感じるようになるとさらに自分好みになると思われます。




 
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2016.05.01【日記】

自宅テイスティング:グレンモーレンジ 1992 オフィシャル レアエディション ポートウッドフィニッシュ #83

近年ボトルでは特別に突き抜けたものだと思います。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1992 OB "Rare Edition" PORT WOOD FINISH 59.7%
one of 1757 bottles, 加水ポートウッドフィニッシュとのハーフボトルセット 2000年代半ば頃流通



・香り:
パワフルで華やか、非常に強く広がる、多彩なフルーツ感、熟し切ったプラムやオレンジ、リンゴやアプリコットのジャム、瑞々しい果汁感もある、少しバナナとワックス、アマレットのようなナッツ感、煮詰まったアップルティーやシナモンの効いたアップルパイ、チョコレート、樹液とオーク、淡い焦げ感のある麦やハーブ、驚くほど複雑でリッチ。

・味わい:
滑らかな口当たりから非常に芳醇に力強く広がる、粘性があるがじわじわとスパイシーさも出てくる、香り同様に華やかで派手な多彩なフルーツ感、ジューシーで噛み応えあり、アプリコットのタルトやアップルパイ、アマレット、濃厚だがベタつかないコクのある甘味、フルーツの甘酸っぱさ、味を引き締めるオークのタンニン、非常に複雑でリッチ、少しオイリーで厚みがある、フルーティな長く心地よい余韻。

・加水:
崩れない。フルーティさは保ったまま、よりスムーズでになる。

・総評:
極めて華やかで瑞々しく、ジューシーかつ多彩なフルーティがあり、上記のとおりフルーツ以外にも非常に多彩な香味のあるモーレンジ。
カスクフィニッシュを感じない平坦さのなさで、キレとしっかりコクを伴う甘酸っぱさがとても魅力的。
2000年以降リリースのモルトとしては特別に突き抜けて素晴らしいモルトだと思う。
陶酔感すらあり大満足。

【Very Good/Excellent】


グレンモーレンジ,オフィシャルのポートウッドフィニッシュ,これはレアエディションと銘打たれたシングルカスク・カスクストレングスのボトルです。1992年蒸留で2003年にバーボンバレルからポートパイプに移されて後熟されています。ポートウッドフィニッシュの原酒ということだと思いますが、恐らく特別に良い樽を選んでいると思います。
以前にもBAR飲みで記事を書いてますが、2000年代半ば頃の流通で、前回ご紹介した加水タイプと一緒にハーフボトルのセット販売で流通していたものです。

テイスティングコメントと総評に書いた通りの素晴らしいモルトで、特別に選んだ樽らしい華やかで多彩な香味があり、かつカスクストレングスらしいボディや厚みがあり、ほぼ文句のつけようのないリリースです。

1757本のハーフボトルすべてにマスターディスティラーであるラムズデン博士の直筆サインがあるだけのことはある、突き抜けたボトルです。

わがままを言うなら、フルボトルで飲みたいです。


 
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2016.04.24【日記】

自宅テイスティング:グレンモーレンジ オフィシャル ポートウッドフィニッシュ 2000年代半ば流通

噛ませ犬どころか、こなれてちゃんと美味しいです。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB PORT WOOD FINISH 43%
カスクストレングスとのハーフボトルセット 2000年代半ば流通



・香り:
穏やかなオールド感あり、甘やかでまったりしているが華やかさもある、熟したオレンジやプラム、アプリコットジャム、バニラ、奥からこなれた麦感、淡く乾燥ハーブ、洋菓子のようなクリーム。

・味わい:
飲むと穏やかで非常に滑らか、とろみがある、じわじわと広がって舌に染み込むような心地良いテクスチャー、オレンジピール、プラム、白ワイン、バニラ、クリーム、少し平坦さもあるがまったりとしたコクのある甘味、柔らかな麦感、引き締めるオークの優しいタンニン、複雑さはないがスムーズで飲み心地が良い、少しブリニー、非常に飲み心地が良い。まったりとしたコクのある甘味が長く残る。

・加水:
さらに飲みやすくなるが甘味やコクは意外に保たれる。ただし加水は少量のほうが良い。

・総評:
心地良くこなれたオールド感と、カスクフィニッシュ後時間がたったためかとろみと一体感のある甘やかな仕上がりが非常に好印象。
クリーンな上品さもありながらコクもあり、非常に飲み心地の良いモーレンジ。

【Very Good】


グレンモーレンジ,オフィシャルのポートウッドフィニッシュ、通常の加水バージョンです。
後でご紹介するカスクストレングスのものと一緒にハーフボトルのセット販売で,2000年代半ばに流通していたもののようです。

前回飲んだ時にはもう一方のカスクストレングスの噛ませ犬的な存在だと思ったのですが、前言撤回します。

瓶内変化によってこなれたテクスチャーや多彩なフルーツ感、コクのある甘味、そして何より全体的に一体感があって引っ掛かりもなく飲み心地が極めて良いところがとても魅力的でした。

枯れ感はなく、まさに今飲みごろの加水モルトを飲んでいる満足感もありました。


 
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2016.03.20【日記】

自宅テイスティング:グレンモーレンジ オフィシャル "トゥサイル"

フロアモルティングの力,再確認です。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "TUSAIL" 46%


・香り:
素朴でふくよかで非常に強い麦感,パンの生地,バニラ,レモンケーキ,バナナクリーム,強い蜂蜜,ナッツ,少し井草っぽさ,ミネラル,心地良くリッチなオーク

・味わい:
柔らかな口当たりから広がる,オレンジピール,バナナケーキ,コクのある蜂蜜の甘味,素朴だが強い麦感とその旨味がしっかり,意外にミネラリーでブリニー,ナッツとリッチなオーク

・余韻:
後半から余韻にかけてスパイシーで,蜂蜜系のコクのある甘味と塩気,そしてリッチなオークと麦の旨味がかなり長く残る

・加水:
やや単調になるが,素朴な麦感と蜂蜜系のコクのある甘味が強調される

・総評:
近年のモーレンジらしいバーボン感もあるが,それを凌駕する素朴さとこなれた感じがある麦の旨味が印象的なボトル。フロアモルティング麦芽が効いているのだろうか。
まだ若さもあり蒸留所やビール醸造所なんかで感じられるバナナっぽいニュアンスも強いが,あからさまな未熟感はなく素直に麦の旨味が楽しめるボトルで,味付け感が無いのも好印象だった。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジのプライベートエディションから第6弾,「トゥサイル」
以前にも記事にしましたが,マリス・オッター種というクラフトビールに使われる大麦を,フロアモルティングで製麦して使用しています。

香り・味わいともに麦の旨味が優位なモルトで,特別な品種をフロアモルティングして作ったという部分がしっかりと強調されていました。
近年リリースのモーレンジとしても素直に美味しいと思える素朴な麦感が魅力的なボトルで,ある程度モルトを飲み込んだ人がより美味しいと思う香味だと思います。

なお,グラスに蓋をして半日くらい経ったものを飲んでみると,舌に染み込むようなテクスチャーがでてきて,麦の旨味と相まって非常に美味しく感じました。
未開栓のままで経年変化したときこんな感じになるかなぁと思っていた味と近いニュアンスだったので,買い増しして当分保管することにしました。


 
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2016.02.13【日記】

近年リリース:ウェストポート(グレンモーレンジ) 1997-2014 BBR メゾンドウイスキー向け #3291

すでに仕上がった美味しいモルトでした。

ウェストポート WESTPORT (GLENMORANGIE) 1997-2014 BBR for La Maison du Whisky #3291 WESTPORT (GLENMORANGIE) 1997-2014 BBR for La Maison du Whisky #3291

ウェストポート WESTPORT (GLENMORANGIE) 1997-2014 BBR for La Maison du Whisky #3291 55.4%


香りはフレッシュ感もあるオレンジ、バニラ、心地よい麦感しっかり、蜂蜜と淡いクリーム、淡いココナッツ、ほどよいオーク感。
飲むとややスパイシー、オレンジ、リンゴ、バニラ、旨味のある麦感、コクのある蜂蜜の甘味、淡いオークのタンニンが味を深める、少しオイルも感じる長めの余韻。

【Good/Very Good】


2014年にBBRがフランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたウェストポート表記のボトルで、中身はほほグレンモーレンジ(いわゆるティースプーンモルト)の1997でおよそ17年の熟成です。

オレンジやバニラが効いており、少しクリーミーさもあってオークも効果的に主張する素直に美味しいモルトで、良質なバーボンカスクを感じるグレンモーレンジらしい香味です。
バーボン系の樽は樽がきつくなると生っぽさが出たりエグ味を感じたりするのですが、そういうこともなく非常に飲み心地が良いです。

ウェストポート表記のボトラーに流れた樽のモーレンジもなんだかんだで結構飲みましたがさすが、平均値の高い中でもさすがメゾン向けと言えるような完成度の高いボトルですね。


 
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2015.12.14【日記】

グレンモーレンジ 1994-2005 11年 オフィシャル シングルカスク #1385

やっぱりモーレンジは何色にも染まるうえに突き抜けることも多いですね。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1994-2005 11yo OB SINGLE CASK #1385 GLENMORANGIE 1994-2005 11yo OB SINGLE CASK #1385

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1994-2005 11yo OB SINGLE CASK #1385 56.1%
one of 631 bottles, SHERRY CASK



香りはプラムやベリーのジャム、ビターチョコレート、ハーブやクローブなとのスパイス、若さもある麦感しっかり、強めのオーク、クレームブリュレ、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりからパワフルに広がる、ジャム感のある濃い甘味、コクあり、引き締めるオークの渋味、噛み応えのある麦感もしっかり、リッチで長い余韻。

【Very Good】


オフィシャルのシングルカスク,グレンモーレンジ1994,11年熟成。
シェリーカスクで熟成されています。

まだ若さもあるのですが,香り・味わいともにほど良いシェリー感が乗っており完成度が高いです。

複数のフルーツジャム,チョコレート,ハーブやスパイスなど多彩な香味があり,甘味と渋味のバランスも良く,旨味のある麦感とも調和しています。
バランスが良いためか,わりと強い味なのに飲み飽きしない魅力があります。

前にも同じようなことを書いていると思いますが,モーレンジはバーボンカスクのイメージが強いですが,樽によって何色にも染まりますね。
器用貧乏と思いきや,突き抜けたものも結構出してきますし,本当にカスクマネジメントが上手なんだと思います。


 
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2015.09.15【日記】

ニューリリース:グレンモーレンジ オフィシャル "ドーノッホ" リミテッドエディション

意外にしっかりめにピーティで少し驚きました。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "DORNOCH" LIMITED EDITION GLENMORANGIE OB "DORNOCH" LIMITED EDITION

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "DORNOCH" LIMITED EDITION 43%

香りは華やか、オレンジクリーム、洋梨の入ったケーキ、バニラ、ほどよいモルティ、リッチなオーク、奥から探さなくても感じるピート、飲むとスムーズな口当たりから徐々にスパイシー、オレンジリキュールのようなコクのある甘味、ややこなれた良い麦感、ほどよいオークのタンニン、ピートもあるが荒さは無く綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジのオフィシャル,限定新商品のドーノッホ,免税店向けにリリースされたもののようですね。
ライトピート原酒のオロロソシェリー樽、バーボン樽、アモンティリャード樽の原酒のヴァッティングということです。

使用した樽を知らないでテイスティングしたのですが,それでもわりとしっかりめにピートが感じられたのが印象的でした。

モーレンジのバーボン樽らしい華やかでフルーティなニュアンスと,洗練されたリッチなオークがあって,知ってる香りだったので惰性でノージングしてしまいそうになったところでピートがわっと出てきました。
飲んでみても華やかでフルーティ,コクのある甘味とリッチなオークのタンニン,これらと一緒にピートの主張がありました。
とはいえそこはモーレンジ,エレガントさはしっかり保たれており,引っ掛かりの無い美味しいモルトでした。

ピートの系統もヨードや重さを感じない,明らかに島モノとは異なるタイプだったのも印象的でした。

 
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2015.09.14【日記】

ニューリリース:グレンモーレンジ オフィシャル "デュタック" レジェンド・コレクション・シリーズ

少し新樽の香味が引っかかりましたがらしい華やかさがありました。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "The DUTHAC" LEGENDS GLENMORANGIE OB "The DUTHAC" LEGENDS

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "The DUTHAC" LEGENDS 43%


香りは華やか、オレンジ、プラム、バニラ、ほどよいモルティ、リッチなオークが強めに主張、飲んでもオレンジとバニラ、プラム、マーマレードや蜂蜜の甘味、少しエグい木材っぽさもあるがスパイシーでリッチなオークが長めに残る

【Good】


グレンモーレンジの新商品,レジェンド・コレクション・シリーズからデュタックと銘打たれたボトルです。
このシリーズの第1弾として,免税店向けの1Lボトルでリリースされました。
バーボン樽原酒に,ペドロヒメネス樽と焦がしたバージンオーク樽でフィニッシュをかけた原酒がヴァッティングされているとのことです。

基本には近年のモーレンジらしく,華やかなバーボン樽由来の成分が感じられますが,プラムっぽいニュアンスはPX樽から,そしてやや木材っぽいエグ味を伴うニュアンスはヴァージンオーク樽に由来するのかななんて考えていました。

リッチなオークのニュアンスは味を深めており,私としては木材っぽさが引っかかったものの,全体的にみると結構好きな人も多いのではないかと思う香味でした。
シリーズのようなので,次のものはどんなものが出てくるのでしょうか?

 
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2015.08.26【日記】

グレンモーレンジ 30年 オフィシャル オロロソカスクフィニッシュ 2004年詰め

複雑で妖艶で,素晴らしいシェリーのモーレンジでした。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 30yo OB "OLOROSO CASK FINISH" bottled in 2004 (1) グレンモーレンジ GLENMORANGIE 30yo OB "OLOROSO CASK FINISH" bottled in 2004 (2)

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 30yo OB "OLOROSO CASK FINISH" bottled in 2004 44.3%


香りはドキドキする妖艶なオールドシェリー、ベリージャム、皮付きブドウ、カラメル、ビターチョコレート、上等な紹興酒、ほうじ茶、ハーブ、樹液、レザー、腐葉土のアーシー、リッチで複雑、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、香り同様の素晴らしいシェリー感、多彩なジャム系のフルーツ、ハーブと腐葉土、レザー、トロリと濃厚でクリーミー、やや平坦だがコク深く強い甘味、味を絶妙に引き締めるブドウの皮のような渋味、少しミーティなためか度数よりボディを感じる、リッチで複雑、妖艶で長い余韻。

【Very Good/Excellent】


グレンモーレンジのオフィシャル30年,オロロソカスクフィニッシュ。2004年にカスクストレングスでボトリングされています。

香りはのっけから妖艶なオールドシェリーが感じられてドキドキします。
シェリーのニュアンスは強いですがそれ一辺倒ではなく,瓶内変化も相まってか上記の如く非常に多彩で複雑な要素が次々と拾えてくる素晴らしい香りでした。
フルーティなだけでなく,ほうじ茶や樹液,そしてレザーやアーシーさもあって香りを非常に深めているように思いました。

飲んでも香りの良い印象を裏切らない妖艶さと複雑さを感じる味わいで,トロリとクリーミーに口の中に広がり長く残ります。
やや濃い甘味が平坦に感じる部分もありましたが,これは時間と共に立体的になってくるような気がします。また,ブドウの皮のようなタンニンの渋味が淡く感じられ,それが甘さを引き締めてくれました。
なお,嫌味でないミーティさがあり,これも味わいをよりリッチで厚みのあるものにしているように思いました。

カスクフィニッシュによる強引な味付け感もなく,良いバランスで仕上がっており陶酔感もあり,突き抜けたグレンモーレンジだと思います。

香りも味わいも非常に複雑で,好きな要素がどんどん出てくるので,テイスティングがとても楽しいモルトでした。


 
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2015.08.25【日記】

グレンモーレンジ 10年 オフィシャル トラディショナル

今より厚みや無骨さを感じますね。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 10yo OB "TRADITIONAL" GLENMORANGIE 10yo OB "TRADITIONAL"

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 10yo OB "TRADITIONAL" 57.1%


香りは重厚、オレンジマーマレード、淡く桃、バニラ、蜂蜜、オーク、旨そうにこなれた強い麦感、リッチ、飲むと滑らかな口当たりから芳醇かつヒリヒリとスパイシーに広がる、オレンジオイル、バニラ、オレンジと蜂蜜のコクのある甘味、無骨で強い麦感とその強い旨味,味を引き締めるオークのタンニン、ボディも厚めでリッチな余韻。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジ10年,オフィシャルのカスクストレングス,"トラディショナル"です。
似たスペックのものだと,過去には"ネイティブロスシャー"や,今だとこれに相当するのは"アスター"でしょうね。

もちろん,このどれもがバーボンカスクを生かした作りですから同様のニュアンスはたくさん拾うことができます。
ただし,同じバーボンカスク・カスクストレングスのヴァッティングでも,アスターのように華やかでフローラルなニュアンスはあまり強くありません。
その代わり,こちらの方が重厚さや無骨さを強く持っているように感じました。

この2種の違いは,いわゆるデザイナーズカスクによる熟成の前後の違いとしても認識できると思います。

 
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2015.08.13【日記】

ニューリリース:グレンモーレンジ オフィシャル "トゥサイル"

フロアモルティングはやっぱりすごいんじゃないでしょうか。

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB  グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB

グレンモーレンジ GLENMORANGIE OB "TUSAIL" 46%


香りはフレッシュオレンジ、バニラ、青いバナナ、草っぽさ、やわらかな蜂蜜、素朴さのある旨そうな麦感がしっかり、淡いミネラル感や土っぽさ、飲むと蜂蜜のようなコクのある甘味、徐々にスパイシー、生姜、バナナ、麦の旨味は濃厚で少し噛みごたえもある、意外なほど塩気が強い、麦の旨味の濃い余韻。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジのプライベートエディションから最新の第6弾,「トゥサイル」がリリースされました。
今回のトゥサイルは,マリス・オッター種というクラフトビールに使われる大麦を,フロアモルティングで製麦して使用しています。

熟成年数の表記はありませんが,全体的には若々しくフレッシュなニュアンスが残っています。
しかし,そのわりに未熟感は顕著でなく,しっかりと仕上がったモルトです。

フロアモルティングということは忘れたつもりでフラットな気持ちでテイスティングしたつもりですが,素朴で旨みの強い麦感がやはり特徴的で,香りにはミネラル感が強く飲んでもミネラリーな塩気が強かったのがかなり印象的でした。

時間と共にもっとフルーツ感が多彩になり複雑になりそうな雰囲気はプンプンしており,なんとなく今年のラフロイグのカーチェスやキルホーマンの100%アイラなんかとも共通点の多い印象でした。
今回はこだわりの麦の個性もあるんでしょうが,やはりフロアモルティングはすごいんじゃないかと思います。

 

このボトルは,三越前のIANさんでいただきました。

 
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2015.06.16【日記】

グレンモーレンジ 1980 21年 オフィシャル

濃厚で非常に美味しいモーレンジでした。

 GLENMORANGIE 1980 21yo OB

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1980 21yo OB 55.6%
one of 744 bottles, JUAT THREE INDIVIDUAL CASKS



香りは熟したブラッドオレンジ、バニラ、オイル、バタースコッチ、焦がしたニュアンスのある厚い麦感、強めのウッディネス、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、粘性あり、オレンジマーマレード、アプリコットジャム、バニラ、良いウッディネスとそのオイル、強くクリーミーでリッチ、ねっとりした濃い甘味、引き締めるオーク、奥から麦感もあり、重めで長めの余韻。

【Very Good】


オフィシャルのグレンモーレンジ1980,21年熟成です。
特別に選んだ3樽のヴァッティングで,カスクストレングスでボトリングしたということです。

香り・味わい共に濃いめのバーボンカスク由来のニュアンスが強く感じられるのですが,近年系の爽やかで華やかな青リンゴキャンディっぽいニュアンスはほとんどなく,熟したオレンジやオイリーでクリーミーなニュアンスが印象的でした。
また,麦感もしっかり感じられ,これも好印象でした。

開栓後ちょっとしてから飲んでみると濃厚で粘性があるとろりとしたテクスチャーが増しており,コクのある甘味とそれを引き締めるオークのバランスも秀逸でした。

ボディが厚く複雑なグレンモーレンジで,安定感のある蒸留所は年代に関わらず良いものを詰めてきたんだなと実感しました。

 
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2015.06.05【日記】

グレンモーレンジ 10年 オフィシャル 70年代流通

強烈なトロピカル感のある興味深いモーレンジでした。

 GLENMORANGIE 10yo 70''s

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 10yo 43%
70年代流通



香りは強めのオールド感、パッションフルーツなどの華やかなトロピカル感、萎びたオレンジ、熟したメロン、いれた翌日の紅茶、こなれた麦、奥にオールドピート、飲むとやわらかな口当たりから意外に広がる、オレンジリキュールや香り同様のパッションフルーツ系のトロピカルフルーツ、紅茶、麦の旨味とピートあり、オーク、甘味はほどほど,淡いエグ味あり、厚みもあり長めの余韻。

【Very Good, Interesting】


70年代に流通していたと思われる,スクリューキャップのグレンモーレンジ10年,当時のオフィシャルスタンダードです。

香りは強めのオールド感もありましたがパッションフルーツ系のトロピカル感がしっかりと強く感じられ,熟したメロンや萎びたオレンジのニュアンス,そして紅茶っぽさやオールドピートもありました。
フルーツ感や麦感,そしてピートと,古いニュアンスが伴っていましたが,トロピカル系のフルーツ感だけが妙にフレッシュなニュアンスに感じられました。

飲んでみるとオールドらしいやわらかな口当たりですが意外にもそこから広がるボディがあり,香り同様に強いトロピカル感を含むフルーツが主張してきます。やや香りよりもコクと重さのあるオレンジが強めだったでしょうか。また紅茶や麦感,そしてピートのニュアンスも香り同様に好印象でした。


今回のように,本来トロピカル要素が特徴的と言われていない蒸留所から突如トロピカルが出てくることがあり,たいていの場合は瓶内変化や開栓後変化に伴ってボディが抜けていくのに伴って出てくることが多いと認識しています。
ボディが無くなって水っぽさとともに感じられるものがあり,そこまでいくとうっすらとしたパフュームなんかも一緒に出てくることもあるように思います。
今回のような70年代の短熟加水のスタンダードには比較的出てきやすい認識ではあり,昔はこういうトロピカル感がでているとテンションが上がったものですが,最近はボディが失われていることの方が気になってしまうのかあまり喜ばしい要素としては捉えなくなっていました。

しかし今回のモーレンジ,飲んでみると思ったよりボディが保たれていて厚みを感じたのです。
ボディと引き換えに得られる香味だと思っており,ボディをある程度残しても出てくるものはもともとボディのあるマッカランくらいかな(オールドのマッカランには終盤に出てくることが結構あります)という印象だったのですが,それがモーレンジででてきたことに少々驚いてしまいました。

この手のボトルは開栓直後をピークにどんどんトロピカル感もボディも枯れていく印象がありますが,今回はBARで良いタイミングで皆で飲め,マスターも交えてこういうトロピカル感に関する見解を改めて話し合うこともできましたし,この一瞬のきらめきを持ったモーレンジにはとても有意義な時間を与えてもらいました。


 
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2015.03.14【日記】

グレンモーレンジ 1995 10年 オフィシャル シングルカスク #3170

こだわりの樽感をしっかりと感じられました。

  

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1995-2005 10yo OB SINGLE CASK #3170 59.6%
one of 297 bottles



香りは華やか、バニラ、フレッシュなオレンジ、りんご、ヘーゼルナッツ、少し若さも感じる強い麦感とオーク、時間と共にクリームが強くなる、飲むと力強いアタック、パイナップル、少し薬っぽいケミカルさ、オレンジ、バニラ、強いオークとタンニン、蜂蜜の甘味にはコクあり、麦の旨味もある、ほのかにオイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


グレンモーレンジが2005年にボトリングした,1995年蒸留のシングルカスク,#3170です。
「slow-grown, air-dried, Bourbon cask」と記載されているように,いわゆるモーレンジがこだわって作っているデザイナーズカスクで熟成したものと思われます。
同様の樽でリリースされたアーティザンカスクが1995-2004というスペックのようですので,それを1年余計に熟成させたものというイメージでしょうか。

それこそアーティザンカスク~アスターに共通するような香りで,バニラやオレンジ,クリーム,しっかりとオークも感じて非常に華やかです。
ややフルーツ感にあざとさというか強引な味付け感があるのは否めませんが,特筆すべきはオークの強さのわりにエグ味が少ないことで,これは樽材の天日乾燥をしっかりと行うモーレンジのデザイナーズカスクならではなのかもしれません。

若くして,計算通りにしっかりと仕上がったモルトでした。


 
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2015.02.14【日記】

グレンモーレンジ 1994 11年 オフシャル シングルカスク シェリーカスク

モーレンジはシェリー色にもちゃんと染まりますね。

 

グレンモーレンジ GLENMORANGIE 1994-2005 11yo OB SINGLE CASK 56.1%
one of 631 bottles, sherry cask



香りは熟したプラムやオレンジ、良いシェリー、ドライフルーツ、バニラ、濃いめの麦感、コーヒー、強いウッディネス、飲むと果汁感もあるブドウ感、ジャムの濃い甘味、良いタンニンの渋味、非常にリッチ、刺激もあるが長く良い余韻。

【Very Good】


2005年にボトリングされたグレンモーレンジ1994,11年熟成のオフィシャルボトルで,モーレンジとしては珍しい感じのするシェリーのシングルカスクです。

香りは良いシェリー感で,熟したフルーツやドライフルーツのニュアンス,コーヒー,強めのウッディネスに加え,若いだけあって濃い麦感もありました。
飲んでみると想像以上にブドウ果汁っぽさを感じる好みのシェリー感があり,濃い甘味,良い渋味のバランスもとても良かったです。
若いにもかかわらずしっかりと仕上がった良いシェリーカスクのモーレンジで,期待を大きく上回ったためか余計に美味しく感じました。

90年代以降によくある,サルファリーが無い代わりにやや生木っぽいエグ味を感じるシェリー感ではなく,ややオーセンティックなニュアンスのあるシェリー感で,ブドウ果汁まで感じたのは印象的というより感動的ですらありました。
さすがに少数かもしれませんが,近年にも昔のニュアンスに近いシェリー樽があるということなのでしょうか。素晴らしい経験でした。


 
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