ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.03.06【日記】

グレンダラン 1965-1988 23年 ケイデンヘッド 水橋向け 52.5%

ピークの魅力を感じる素晴らしいダランでした。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1965-1988 23yo CADENHEAD for MIZUHASHI 52.5%


香りは心地良いオールド感、こなれた素朴な麦感が強い、梅ジャムや淡くアプリコットティー、土っぽさ、淡く心地良い妖艶さのあるオールドピート。
飲むと優しい口当たりからジワジワと舌に染み込むテクスチャー、噛み応えのある麦の旨味、しっとりしたコクのある甘味、妖艶さがありオールドピートのある長い余韻。

【Very Good/Excellent】


1988年頃にケイデンヘッドが日本の株式会社水橋向けにボトリングしたグレンダラン1965,23年熟成です。
水橋のボトルを紹介するたびに書いているような気もしますが、この時代にカスクストレングスのボトルを日本向けに詰めた心意気は素晴らしいですね。

ボトリングから約30年、心地良いオールド感は帯びていますが劣化要素は感じません。
香りにおいて、まずは滋味深く美味しそうな麦感が主張し、そこから濃縮感のあるフルーツ要素が感じられました。
土っぽさや妖艶さを帯びた島モノと異なるオールドピートは、60年代以前に蒸留されボトリング後適度な経年変化を経たものに感じられることがありますが、このボトルにはことさらしっかりと感じられました。

飲むと、旨みが舌に染み込んでくるようなテクスチャーがあり、噛み応えも感じました。
しっとりとしたコクのある甘味と、やはり妖艶さを伴うオールドピートが魅力的で、樽も効きすぎていないためか飲み飽きもせず、滋味深い旨みを噛み締めるように堪能することができました。
家で開いていたら本当に次々と飲んでしまいそうです。

20年そこそこの熟成で、樽の効いていない素朴な原酒の味を生かしたような、この時期のケイデンヘッドらしいリリースではあります。
しかし、度数が比較的落ちていることと経年変化によるものなのか、思っていたよりはこなれた印象で、グリーンケイデンに多い玄人以外寄せ付けないような近寄りにくさは少ないタイプでした。

今がピークのような香味で非常に幸せいっぱいに飲みましたが、もっと長生きなボトルだと思っていたこともあり、同時に一抹の寂しさを感じてしまいました。

ただ、マスターに聞くとややネックの下がったボトルだったとのことで、コンディションが良ければ、やはりもっと長生きなボトルなのかもしれません。


 
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2016.08.05【日記】

グレンダラン 1966-2002 36年 ダグラスレイン オールド&レア 55.1%

奥ゆかしい陶酔感のある、素晴らしい60年代モルトです。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1966-2002 36yo DOUGLAS LAING Old & Rare 55.1%
one of 559 bottles



香りは穏やかで素朴な熟成感あり、奥ゆかしい陶酔感あり、ぐじゅっと熟したイチジク、淡く桃、しっとりした麦感とこなれたピート、ナッツ、非常にリッチ。
飲むと滑らかな口当たりからじわじわと芳醇に広がる、舌に染み込むテクスチャー、こなれたフルーツ、しっかりと麦の旨味、ナッツ、タールとオールドピート、リッチで長い陶酔感のある余韻。

【Very Good/Excellent】


ダグラスレインが2002年にボトリングしたオールド&レアのグレンダラン1966、36年熟成です。

36年熟成ですがとってつけたような熟成香はなく、奥ゆかしさを伴うような陶酔感があります。
濃縮感のあるフルーツやナッツ、そして熟成年数のわりに残ったしっとりとした麦感が混然一体となって主張してきました。

飲んでも度数を感じないスムーズな口当たりから芳醇に広がり、舌に染み込んでくるような旨みがたまらなく良いです。
フルーツと麦に加えてタールやオールドピートも感じるリッチな味わいで、余韻にも陶酔感があって長いです。

ナッティさを加味するとリフィルのフィノカスクでしょうか、こういう樽と熟成環境が、真に長期熟成に向いているんだと個人的には強く思います。

グリーン瓶のオールド&レアにはこういうタイプが結構多く、本当に素晴らしいものばかりですね。
迷ったのですが、私はこのタイプのモルトが非常に好みで、飲み頃感もこの上なかったため評価はVG/Eとしました。


 
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2015.11.02【日記】

ニューリリース:グレンダラン 1999-2015 16年 ダンベーガン #5890,5892

意外に仕上がった綺麗なスペイサイドモルトでした。

グレンダラン GLENDULLAN 1999-2015 16yo DUN BHEAGAN #5890,5892 GLENDULLAN 1999-2015 16yo DUN BHEAGAN #5890,5892

グレンダラン GLENDULLAN 1999-2015 16yo DUN BHEAGAN #5890,5892 43%
one of 783 bottles, Barrels



香りは非常に華やかでスペイサイド的、青リンゴ、フレッシュオレンジ、バニラ、強くフローラル、奥に穏やかな麦感。
飲むと意外に舌に馴染むようなテクスチャー、青リンゴ、バニラ、心地よいオークと淡いココナッツ、蜂蜜系の優しい甘みとほどよい酸味、綺麗な余韻。

【Good/Very Good】


ダンベーガンが今年ボトリングしたグレンダラン1999,16年熟成です。

香りの最初からスペイサイドらしい華やかさを感じ,フローラルさとフルーティさ,そしてほど良い麦感も心地良かったです。
飲んでもニューリリースとは思えないような落ち着いたテクスチャーを感じ,バーボンカスクがほど良く効いていました。

熟成の早いと言われるバレル2樽のヴァッティングで加水ということもうまく作用しているようで,未熟感は全然感じられませんでした。
決して個性的な香味ではありませんが樽の出方のキツさも無く洗練されており,抜群のタイミングで加水で詰められたボトルだと思います。


 
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2015.06.01【日記】

グレンダラン 1965 25年 ケイデンヘッド グリーン瓶 52.4%

文句のつけるところの無い素晴らしいボトル。感服しました。

 GLENDULLAN 1965-1991 25yo CADENHEAD

グレンダラン GLENDULLAN 1965-1991 25yo CADENHEAD GREEN BOTTLE 52.4%


香りは強く複雑で妖艶さがある、煮詰まったアプリコットティー、淡いイチゴジャム、シナモン、少しクリーム、しっかり残った旨そうな麦感、ほどよいオーク、淡いピート、リッチ、飲むと柔らかな口当たりから芳醇かつ力強く広がる、ドキドキするような妖艶さ、アプリコットジャムのコクのある甘味、染み込む麦の旨味、味を引き締めるオーク、淡くタバコのタールっぽさのあるピート、厚いボディ、陶酔感のある長い余韻。

【Excellent】


ケイデンヘッドがグリーン瓶でボトリングしたグレンダラン1965,25年熟成です。
以前にグリーンケイデンの同スペックのボトルを飲んでおり,それほど突き抜けた印象も無かったですしそれと同じボトルだと思って飲んだのですが・・・,第一印象から突き抜けまくっていて驚きました。
よくよく見てみると,以前飲んだものは61.1%で,同スペックの度数違いでした。

香りの最初から妖艶で複雑なニュアンスがありドキドキしてしまいます。
熟成感のある濃い紅茶のようなニュアンスや濃く濃縮させたアプリコットやイチゴのニュアンスがありますが,にもかかわらず旨そうな麦感もしっかりと残っています。淡いピートも奥から現れ,非常にリッチで妖しく,複雑です。

ドキドキしながら口に含むとキツさのない口当たりから芳醇にパワフルに広がり,やはり香り同様に熟成感のあるフルーツと麦の旨み,ほど良いオーク,そしてピートといった要素がそれぞれに主張しながら高次元でバランスをとっているような感じでした。
ボディが十二分に残っており,飲み応えも余韻の長さも十分なのですが,にもかかわらず終始妖艶さや陶酔感があったのが非常に魅力的でした。

間違いなく最高クラスに突き抜けたボトルで,この熟成感+麦の旨み+ボディの厚み+妖艶さというと,サマローリのフルプルーフのボトル達が思い浮かびます。
恐らくブラインドで出てきたら蒸留所はわからないがサマローリのフルプルーフと予想すると思います。
よくよく考えるとサマローリのダッシーズの樽はケイデンヘッドのものですから,もとはと言えばケイデンの素晴らしい樽の個性なのかもしれません。それを強く感じたボトルでした。
ただただ素晴しく,飲めたことを感謝せずにはいられないボトルでした。

なお,さすがに今回のダランほどの陶酔感が出るかどうかはわかりませんが,90年代のすっごい良い樽は厚い麦感と良質なフルーツ感を兼ね備えたものがありますから,今回のダランのような樽の系統で近いニュアンスのものは未来においても出てくるのではないかと期待しています。
少なくとも,60年代のオールドシェリーのものの再現に比べたら現実味があるのではないかと。
まぁ,今回のスペックに併せると1995年蒸留の2020年ボトリングで2040年頃に飲むという計画ですから気が遠くなりそうですが。(笑)


 
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2015.05.02【日記】

グレンダラン 18年 オフィシャル マネージャーズドラム 1989年詰め

充実感のあるシェリーカスク,素晴らしいです。

 GLENDULLAN 18yo OB THE MANAGER''S DRAM

グレンダラン GLENDULLAN 18yo OB THE MANAGER'S DRAM 64%
Bottled in 1989, SHERRY CASK



香りは重厚なシェリー、ビターチョコレートがけのオレンジ、熟したプラム、ベリージャム、コーヒー、キャラメリゼしたナッツ、奥からしっとりした麦感、淡く腐葉土、レザー、リッチ、飲むと重厚でパワフル、力強く広がる、ヒリヒリとスパイシー、香り同様のフルーツ,多彩なジャム感,こってりとした強いコクのある甘味、深みを出す渋味、フルボディ、リッチで長い余韻。

【Very Good】


オフィシャル,マネージャーズドラムのグレンダラン18年,1989年ボトリングです。
ご存じのとおりマネドラは当時関係者に配られた非売品です。
逆算すると1970~1971年くらいの蒸留です。

香りの最初からガツンとくる重厚なシェリー感があり,こなれてはいますがオールド感は驚くほど感じられません。活き活きしています。
ベリーなどの熟した濃い色のフルーツやそのジャム,渋味がありそうなチョコレートやコーヒー,キャラメリゼしたナッツなどバリバリのシェリーカスク熟成らしいニュアンスと一緒に,しっとりとした旨そうな麦,深みを出す腐葉土のようなアーシーさやレザー感も感じられ,とても複雑でリッチでした。

飲んでも香りから期待するように重厚で多彩な味わいで,パワフルです。度数は高くスパイシーではありますが,それでいて舌の上にトロリと絡みつくような甘いニュアンスもあり,深い深いコクがありました。

まさにフルボディでありすごい飲み応えで,有無を言わせぬ説得力のあるモルトでした。

 
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2015.01.31【日記】

グレンダラン 1969 34yo ダグラスレイン オールド&レア

珍しい記載ミスボトルですが,このシリーズらしい美味しさです。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1969-2003 34yo DOUGLAS LAING Old & Rare 46.8%
one of 217 bottles



香りは心地良い麦とシナモン、クッキー、熟成感あり、どんどん広がり桃っぽくなる、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、桃や洋梨、良い麦感とその旨味、心地良い甘味、迫力あり、陶酔感のある長い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのオールド&レアから,グレンダラン1969,34年熟成。
記載では1966蒸留となっていますが,熟成年数が合いません。実際は1969蒸留のようです。

香りは麦やシナモン,徐々に桃っぽさが強くなってきました。いつもうまく表現できない,オールド&レア特有の熟成感のようなものもしっかりと感じられました。
飲んでみると,熟成感のある滑らかな口当たりから芳醇な広がりがあり,麦の旨みと桃や洋ナシなどの熟成感のあるフルーティが見事に同居して感じられ,度数のわりにボディと迫力も十分ありました。

高次元でバランスのとれた香味で,陶酔感もある長い余韻も素晴らしかったです。
さすがオールド&レア,外しませんね。

 

このボトルは,高田馬場の歩古ホールさんでいただきました。

 
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2014.12.15【日記】

グレンダラン 1967 32年 ケイデンヘッド グリーンボトル

素朴さと妖艶さをともに感じる素晴らしいボトルでした。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1967-1999 32yo CADENHEAD green bottle 48.1%
one of 240 bottles



香りは素朴さと華やかさを併せ持つ、フレッシュさに熟したニュアンスもある不思議なシトラス、奥から洋梨や桃、怪しく妖艶、プレーンな樽感、飲むとさらりとした口当たりからじわじわ広がる、柔らかでナチュラルな桃、上品だが濃いめの甘味、優しい麦の旨味、ボディは厚くないが心地良い陶酔感のある余韻。

【Very Good】


ケイデンヘッドのグリーンボトルからグレンダラン1967,32年熟成です。

香りがとても素晴らしく,妖艶さを伴うような熟成感を感じかなりフルーティな一方,プレーンでナチュラルな樽感でどこか素朴さも感じたのがとても印象的でした。
飲んでみると,長熟で若干ボディは軽くなっている印象ではありましたが,桃っぽくフルーティで上品な甘味もあり,麦の旨みもあって,全体にはやはりナチュラルな味わいでかなり好きな味でした。

長熟らしさとケイデンヘッドのグリーン瓶らしいプレーンでナチュラルな印象が同時に感じられて興味深いボトルでした。

 
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2013.06.18【日記】

グレンダラン 1995-2009 オフィシャル マネージャーズチョイス

マネチョ開栓は続きます。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1995-2009 OB THE MANAGER'S CHOICE #12718 58.7%


うっすら焦げ感のある強く良い麦感、プラム、オレンジ、穏やかなシェリー感、ドライフルーツ、ナッツ、少し紅茶、力強い味わい、コクのある蜂蜜の甘味、キレあり。

【Very Good】


オフィシャル・マネチョですが、オスロスクに続いてグレンダランです。

恐らくシェリー樽由来と思われる良い成分が穏やかですが全体に効いており、深みと熟成感、そしてリッチな要素を加えているようです。
マネチョらしく味わいは力強く、濃厚ながら最後はキレを感じます。
良い原酒が良い最近のリフィルシェリー樽で熟成され、短熟ながら良く仕上がったという感じのボトルでした。
かなり美味しいです。


 
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2013.04.23【日記】

続・ケイデングリーンらしいグレンダラン1965 25年 ケイデンヘッド

やはりケイデンのグリーン瓶らしさというものがあります。

 

グレンダラン GLENDULLAN 1965-1991 25yo CADENHEAD'S 51.1%


最初はやや香りがこもっているがゆっくり開く、プラム、少し桃や洋梨、蜂蜜、バニラ、非常に良い麦感、甘味も濃く少し粘性もあるが最後はスパイシーでキレがあるフィニッシュ。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッド、グリーン瓶のグレンダラン1965。25年熟成。
先日のボトルと比べるとやや熟成が長いボトルで、植物感はそれほどはっきりとは感じませんでしたが、やはりこのあたりのグリーン瓶のケイデンヘッドのボトルらしく、ちょっと香りがこもっていて熟成香は時間と共にゆっくりと開いてきましたね。また、このボトルのようにやや粘性の高いテクスチャーがあるものでも、やはり最後はスパイシーに切れ上がりました。

作りこんだ感じが一切せず、そのまんまで勝負という感じがします。

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2013.03.25【日記】

グレンダラン16年 オフィシャル センテナリーボトリング

センテナリーの2種類のうちのひとつです。

 

グレンダラン GLENDULLAN 16yo OB "The CENTENARY BOTTLING" 65.9%


香りは強い麦感、プラム、梅、鼻に抜けるハイプルーフの刺激、樽のニュアンスはあまりなくプレーンな印象。
飲んでも麦の旨味がかなり濃厚で、スパイシーさのあとからじわじわとプラムや桃系のフルーツも主張してくる。かなりドライで切れ上がる。

【Good/Very Good】


1998年創業のグレンダランが1998年の100周年記念にボトリングしたセンテナリーボトリング。記念すべきボトルなのですが、度数はとっつきにくい65.9%とかなりのハイプルーフです。
そのためか、有楽町では珍しく開栓から比較的長くバックバーに居座っているボトルです。
また、これとは別に62.6%の同じラベルのボトルもあり、そちらはシェリー系の味だったと記憶してます。

私はこういうハイプルーフで麦感の強いボトルは好きなほうで、開栓当初から結構美味しく飲んでましたが、今回ちょっとは穏やかになったかなと思いつつオーダーしてみました。しかし時間が経っても全く媚びる様子はなく(笑)、開栓当時とほぼ同じ感想でした。

もともと好きなボトルなので十分に楽しめました。
次は何か月後に飲みましょうかね。(笑)


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T.Matsuki

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