ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.07.08【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 2006-2016 9年 オフィシャル 蒸留所限定 No.003 #536 56.9%

かなり変わった香味でした。スコシアは面白いですね。

 

グレンスコシア GLENSCOSIA 2006-2016 9yo OB SINGLE CASK DISTILLERY EDITION No.003 #536 56.9%


香りはジンのような柑橘感と青リンゴキャンディ、やや人工的なニュアンス、シャープでライト。
飲んでも香り同様にジンのジュニパーベリー、さっぱりした甘味と酸味、缶詰のフルーツのような金属感、度数を感じない。

【Interesting】


蒸留所限定のグレンスコシア2006、シングルカスクで9年熟成です。
蒸留所限定ナンバーが003、リリースが2016年5月と書いてありますから、シングルカスクなのに1年以上売っているということになります。
昨今のモルトブームでとなりのスプリングバンクにも観光客が結構来ていることを鑑みると、ちょっと寂しい感じがします。
また、001と002もあったはずなので、蒸留所限定は結構前からやっていたのでしょうか、ちっとも知りませんでした。。。

さて、気を取り直して肝心の中身ですが、非常に個性的です。

というか、ノージングのファーストインプレッションでジンのようなニュアンスのある柑橘感が強く感じられ驚きました。

このニュアンスは飲んでみても同様に感じられ、甘味と酸味もさっぱりしており、鋭くクールな印象でした。

深みや多彩さはあまり感じられず、樽熟成したブラウンスピリッツという感じがしませんでした。

決しておいしくないわけではないのですが、モルトだと思って飲むとどう味わって良いのかわからないほどに個性的でした。

ソーダやトニックで割って飲んだらかなり美味しいかもしれません。

最近のスコシアは、ミルキーでまったりしたボトルが多く、完全にそっちをイメージして飲んだために余計面食らったのかもしれません。

無くなる前にもう一度飲んでみようと思います。


 
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2017.04.10【日記】

グレンスコシア 1977-1991 13年 ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 58.6%

ケイデンヘッドの短熟スコシアといわれて納得の香味です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1977-1991 13yo CADENHEAD Authentic Collection 58.6%


香りは強めの刺激、りんごと梅、強く鋭い麦感、シナモンや生姜、プレーンな樽感。
飲むと最初穏やかだがじわじわと刺激的なスパイシー、プレーンな樽感、加熱したりんご、梅、生姜とシナモン、クセのない甘味、強い麦感とその旨味、奥からミネラル、ドライでキレのある余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドのオーセンティックコレクションからグリーン瓶のグレンスコシア1977、13年熟成です。

もともと影響の少ない樽だと思いますが短熟ということもあり、グリーンケイデンに多いかなりプレーンで原酒の個性を生かした香味構成です。

ボトリングから25年も経つのにまだ刺激的でオールド感は微塵もありません。
まだ強い刺激があり、鋭さも感じる麦感や生姜といった若いモルトに多いニュアンスを感じました。

キャンベルタウンらしいミネラル感も探せばあるものの、全体としてはまだドライでキレのあるプレーンなモルトという印象でした。

これでも口当たりは少し穏やかになっていると思われ、フルーツ感も瓶内で出てきたものが多いような印象ではありましたが、かなり生き生きとしていました。
モルトウイスキーはチルフィルタリングをすると変化しにくいというイメージを持っていましたが、ケイデンヘッドですから当然チルフィルはしていないと思われ、プレーンな樽感で度数が高いと変化しにくいという部分が大きかったんだと思います。


 
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2017.01.16【日記】

グレンスコシア 1974-2007 33年 シグナトリー カスクストレングスコレクション #847 44.2%

ダンカンテイラー系の長熟感がありましたが、ちょっとらしさも感じました。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1974-2007 33yo SIGNATORY CASK STRENGTH COLLECTION #847 44.2%
one of 219 bottles, Bourbon Barrel



香りは熟成感があり華やか、エステリー、煮詰まったオレンジティー、洋ナシ、奥から素朴な麦感やシナモン。
飲むと滑らかな口当たり、香り同様のエステリーで熟成感のあるフルーツ、洋ナシの入ったフルーツケーキ、優しい甘味、中盤から後半にかけて少し野暮ったいもっさりしたテクスチャー、余韻は長くはないが美しい。

【Good/Very Good】


シグナトリーが2007年にボトリングしたグレンスコシア1974、33年熟成です。

長期熟成ということもあって度数が結構下がっており、そこから想像した通り、ダンカンテイラーなどに多いエステリーで非常にフルーティな熟成感が香りからも味わいからもしっかりと感じられました。

そうしたフルーティで華やかなニュアンスがありながら、飲んでみると中盤から後半にかけてやや野暮ったいニュアンスがあり、そこは70年代のスコシアっぽいのかなと思いました。

さすがにボディは軽くなっていて余韻は長くありませんが、綺麗に抜けていきこれはこれで良いと思います。


 
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2016.11.19【日記】

近年リリース:グレンスコシア 1991-2015 ウィームス 46%

滑らかなたっぷりシェリーで満足感ありです。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1991-2015 WEMYSS MALTS 46%
one of 737 bottles, Butt



香りは強いシェリー、黒糖とプルーン、ドライフルーツ、コーヒー、クローブなどスパイスとハーブ、しっかりめのウッディネス。
飲むと滑らかな口当たり、シェリーしっかり、ドライフルーツ、黒糖、ジャム系の強い甘味としっかりめのハーブの渋味、少し植物系のエグ味、余韻は長め。

【Good/Very Good】


わりと最近リリースされたウィームスのグレンスコシア1991、およそ24年の熟成です。

ファーストフィルかなとも思われる結構濃厚なシェリー感が全体を包み込んでいます。
濃縮フルーツだけでなくスパイスやハーブ、そしてウッディネスなど多彩な香味が引き出されており、近年シェリーカスクとしてはかなり良いものだと思います。

飲んでみると香り同様の良いシェリーカスクの要素に加えて、強い甘味とそれに対してやや強めの渋味、そして野暮ったいエグ味も感じてしまいました。
でも総合的に見たら貴重なシェリー感を堪能できるナイスカスクだと思います。


 
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2016.08.29【日記】

グレンスコシア 1977 33年 Islay Tour 2010 54.6%

素朴さに魅力があり、シングルモルトらしい個性も楽しめる1本です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1977 33yo Islay Tour 2010 54.6%
one of 165 bottles



香りは素朴、こなれたオレンジ、滋味深い麦感、シナモン、蜂蜜、ピスタチオなどのドライナッツ。
飲むと染み込むような舌触りで噛み応えあり、少し萎びたオレンジ、シナモン、滋味深く旨い麦感、コクのある甘味と淡い塩気、旨味のある余韻。

【Good/Very Good】


2010年にキャンベルタウンロッホさんを含むバーの方々や山岡さんがアイラ島に行ったツアーを記念して帰国後にボトリングされたグレンスコシア1977、およそ33年の熟成です。
当時、アイラツアーなのにキャンベルタウンモルトを詰めているところにらしさを感じました。

熟成が長い割には樽感は強くなく、フルーティで多彩な熟成感もあまりないプレーンな香味です。

滋味深さを感じるこなれた麦感やシナモン、蜂蜜、ナッツといった要素があって香りは素朴でした。

飲むとテクスチャーに熟成感があり、熟成年数の割にはしっかり残ったこなれた麦感が舌に染み込むようで、甘味にもコクがあり、キャンベルタウンモルトらしい少しミネラリーな塩気も感じられました。

ボトリング当時にも家で開けて飲んだのですが、飲めば飲むほど次が飲みたくなる素朴な魅力があり、結構短期間で飲み切ってしまいました。

今回ボトリングから5年以上経過して、よりこなれた要素が強まって飲み心地が増したようにも思いました。


 
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2016.05.12【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 2001-2015 14年 オフィシャル リミテッドエディション ウイスキーフープ向け #115 54.6%

ウイスキーフープらしいと感激してしまう素敵なオフィシャルボトル、その2です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 2001-2015 14yo OB LIMITED EDITION for THE WHISKY HOOP #115 54.6%
one of 268 bottles



香りはレモンクリーム、バニラ、しっかりゴルゴンゾーラチーズ、タールを感じる強いピート、しっかり強めの旨そうな麦感、蜂蜜、土の付いたゴボウ、牡蠣、ミネラル。
飲むと少し粘性がありパワフルでジワジワと広がる、レモンとうっすら桃、ゴルゴンゾーラチーズ、噛み応えも感じる旨味の濃い麦感、コクのある甘味、タールも感じる強いピート、余韻は長め。

【Good/Very Good, Interesting】


ウイスキーフープがボトリングしたオフィシャルのグレンスコシア2001、14年熟成です。
前回の2003年に続き、2001年蒸留のものです。

香りからは2003年と同様に旨そうな麦感がしっかりと感じられ、クリーミーなニュアンスも同様にありました。ただしピートもタールもチーズもこちらが明らかに強く感じました。

飲んでも麦の旨味は濃厚で、噛み応えを感じるような濃縮感が魅力的でした。香り同様にチーズやピートを強く感じ、コクがあって意外な一体感もあり、飲み応えも飲み心地の良さもあるタイプでした。

なお、ブラインドで飲んだらほぼ間違いなく同じキャンベルタウンのロングロウというと思います。


前回の2003年は近年スプリングンバンク、2001年は近年ロングロウに近い感じでしょうか。
いまさらですが、やはりキャンベルタウンの香味というのはあるんですね!

この今回の2本、どちらも2000代のヴィンテージで熟成が長くないにもかかわらず未熟感が気にならず多彩な香味で仕上がっており、不思議なくらい一体感があって飲み心地が良かったのが非常に印象的でした。

やや地味な蒸留所ではありますが隠れたキャンベルタウンの銘酒グレンスコシア。そのオフィシャルシングルカスクの日本に向けたリリース。
流行とは別にこういうものを紹介できるのはまさにウイスキーフープならではだと思いますし、スペックからの予想を上回るそのクオリティにも驚かされました。蒸留所にもウイスキーフープにも今後の期待を抱いてしまうリリースでした。


 
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2016.05.11【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 2003-2015 12年 オフィシャル リミテッドエディション ウイスキーフープ向け #83 58.2%

ウイスキーフープらしいと感激してしまう素敵なオフィシャルボトル、その1です。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 2003-2015 12yo OB LIMITED EDITION for THE WHISKY HOOP #83 58.2%
one of 257 bottles



香りは焼きたてのパンのような強い麦感や生姜、バニラ、アプリコットジャム、プラム、少しみりんやチーズ、オレンジクリーム、ミネラル、奥から草っぽさを伴うスモーク。
飲むとひりっとスパイシーだが粘性もある、アプリコットジャム、オレンジクリーム、バニラ、麦の旨味が濃厚で少し噛み応えあり、チーズっぽい旨味もある、タールも伴う強めのスモーク、蜂蜜のようなコクのある甘味、少しブリニー、引っ掛かりのない心地の良い余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


オフィシャルシングルカスクのグレンスコシア2003、12年熟成です。
キャンベルタウンモルトとしてはスプリングバンクの裏に隠れがちですが、最近良いリリースの多いスコシアのオフィシャルボトルを、今回ウイスキーフープで2本ボトリングできました。
こういう形のスコシアのオフィシャルシングルカスクは他に知らず、初めて飲みます。
まずは2003年蒸留のものです。

若い熟成期間で決して特別に複雑な香りではありませんが、パンのような旨そうなニュアンスや生姜っぽさを感じる強い麦感をベースに、少しジャム系の濃縮感のあるフルーツ、そして最近のスコシアらしいクリーミーさ、同じキャンベルタウンのスプリングバンクを思わせるチーズや淡いピートがあり、若さを感じません。

飲んでも濃縮感がありクリーミーさもあり、香りよりも強めのピートも効いていました。麦の旨味は濃厚で、甘味にはコクがあり、キャンベルタウンらしく少しブリニーで嫌味や未熟感はなく飲み心地も良かったです。

クリーミーさやピートが刺々しさを包み込んでいるのか2000年以降蒸留とは思えない仕上がりの良さで、不思議と一体感も感じました。

オフィシャルボトルらしく最近のハウススタイルも感じる素敵なボトルだと思います。


 
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2015.12.26【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 1991-2015 ウィームス

上手に仕上げた加水シェリーのスコシアです。

グレンスコシア GLENSCOTIA 1991-2015 WEMYSS MALTS GLENSCOTIA 1991-2015 WEMYSS MALTS

グレンスコシア GLENSCOTIA 1991-2015 WEMYSS MALTS 46%
one of 431 bottles, HOGSHEAD



香りは穏やかなシェリー、焼きリンゴ、ドライアプリコット、チョコレート、穏やかな麦感、ブランデーケーキ、ほどよいウッディネス、なかなかにリッチ。
飲むとやや滑らかな口当たり、加熱したリンゴの強めの甘味、ウッディネスと味を引き締める穏やかなタンニン、シナモン、甘味と渋味のバランスの良い余韻。

【Good/Very Good】


ウィームスからニューリリースされたグレンスコシア1991,およそ24年熟成です。
定型通りの46%加水リリースです。

穏やかなシェリー感が全体を覆ったモルトで,シェリー系の多彩なニュアンスと穏やかな麦感も心地良く,焼きりんごやブランデーケーキのような香味が特徴的でした。

味わいにおける甘味と渋味のバランスも良好で,深みや厚みを感じつつ飲み心地も良かったのは,やはり46%という絶妙の加水が寄与している部分が大きいのではないかと思います。
私の中でウィームスは「46%加水調整の魔術師」というイメージですね。

ちょっと割高なのと,ボトラーズで加水中心のリリースなのと,ラベルが(私の感覚では)購買層の男に受けない色とデザインなのがイマイチ評価があがらない理由の様にも思いますが,ウィームスの実力には素晴らしいものがあると感じています。


 
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2015.10.26【日記】

グレンスコシア 1974-2010 36年 スコッチモルト販売 ディスティラリーコレクション

強烈な熟成感が印象的でした。

グレンスコシア GLENSCOTIA 1974-2010 36yo SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION GLENSCOTIA 1974-2010 36yo SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION

グレンスコシア GLENSCOTIA 1974-2010 36yo SCOTCH MALT SALES DISTILLERY COLLECTION 41.8%


香りは非常に強い熟成感、パイナップル、洋梨、バナナクリーム、カモミール、こなれた植物感 。
飲むと柔らかな口当たりから広がる、パイナップルの入ったクリーミーなフルーツケーキ、コクも感じる上品な甘味、引き締めるオークの淡いタンニン、ボディは少し抜けているが心地よい余韻。

【Good/Very Good】


スコッチモルト販売さんのディスティラリーコレクションからグレンスコシア1974,36年熟成です。

非常に熟成感のある香味で,ダンカンテイラーや一時期乱発されたエージェンシーの超長熟タイプに共通するような多彩なエステリーなフルーティさが印象的でした。
それにクリーミーさも伴っているためフルーツケーキの様にも感じられ,度数も下がって抜け感も無くは無いのですが,甘味のコクやキツさのないオーク感が深みや厚みをだしている部分もあり,ちゃんと満足感も保たれた1杯でした。

最近あまり普通に買える価格では出てこなくなったタイプのモルトですが,たまに飲むと個性的で良いですね。


 
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2015.10.03【日記】

ニューリリース:グレンスコシア オフィシャル "VICTORIANA"

最近のスコシアらしさがしっかりありました。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA OB "VICTORIANA" 51.5%


香りはオレンジクリーム、アプリコットジャム、バニラ、穏やかな麦感、オークとオイル、飲むとやや粘性のある口当たり、まったりとしたジャム感のある甘味、コクあり、オイル、舌に残る長い余韻。

【Good/Very Good】


ニューリリースのグレンスコシア,オフィシャルの"VICTORIANA"です。
ノンエイジのハイプルーフですが,そのわりに度数はそこまで高くありません。
今のところ,日本には入ってきていないようです。

最近のスコシアにはクリーミーでとろりとした粘性を伴うものが多いですが,これもその印象を裏切らないタイプでした。
特にクリーミーでまったりとした甘味とオイリーで長い余韻が印象的でした。

ノンエイジで若いモルトが比較的多いのか複雑さはさほどありませんが,未熟感も感じずこれはこれで仕上がった印象がありました。

 
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2015.07.07【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 2002 12年 オフィシャル ディスティラリーエディションNo.001 #196

ディスティラリーエディションとしてボトリングされた初めての樽のようです。

 GLENSCOTIA 2002-2015 12yo OB #196 DISTILLERY EDITION No.001

グレンスコシア GLENSCOTIA 2002-2015 12yo OB #196 DISTILLERY EDITION No.001 56.1%


香りはオレンジ、バニラクリーム、強いピート、スモーク、海藻っぽさもあるミネラル感、キャラメリゼしたナッツ、飲むとじわじわと刺激、アプリコットジャム、オレンジマーマレード、ややクリーミーでコクのある甘味、強いピート、塩気あり、奥から麦の旨味、心地良い余韻。

【Good/Very Good】


グレンスコシア蒸留所で購入できるディスティラリーエディションとして初めてボトリングしたと思われるNo.001のシングルカスクです。
ボトルがクリアで背の高い今回のようなタイプに一新され,綺麗なビジターセンターもできたようで,わりと貧乏でお金を使えない蒸留所のイメージでしたがそれも一新されました。
訪問者に向けて蒸留所限定ボトルを出すなど,愛好家への配慮もあっていいですね。

さて問題の中身ですが,かなり良いです。
BARで飲んで家でも買って飲んでいるキャンベルタウンピクチャーハウスの記念ボトルとの共通点もある,フルーティとピーティとクリーミーが一緒に味わえるボトルで,先のボトルと比べるとフルーティの濃厚さやクリーミーさでは譲りますが,華やかさがあります。
またキャンベルタウンらしいミネラル感やブリニーさもあり,若さに伴うキツさも感じない麦の旨味もしっかりと感じられました。

ヴィンテージからは考えられないほど未熟感などの引っかかるところの無いキャンベルタウンモルトで,スプリングバンクの陰に隠れていたような立場から,存在感をしっかりと主張する立場に変わったような印象を持ちました。
これからのリリースが非常に楽しみな蒸留所です。

 
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2015.06.10【日記】

自宅テイスティング:グレンスコシア 10年 オフィシャル "レジェンズ オブ スコシア" キャンベルタウン ピクチャーハウス100周年記念ボトル

やっぱり1万円以下のニューリリースとしては今年の代表候補です。

GLENSCOTIA 10yo OB "Legends of Scotia" Campbeltown Picture House 100th Anniversary 

グレンスコシア GLENSCOTIA 10yo OB "Legends of Scotia" Campbeltown Picture House 100th Anniversary 50%
one of 6000 bottles, Sherry Cask, Heavily Peated



・香り:
生クリームのついたオレンジや洋ナシやバナナ,焼きたての旨そうなスポンジケーキのような麦感,バニラエッセンス,これらで作ったフルーツケーキ,ヨードも伴う強いピート,少しタール,ココナッツオイル,マスカルポーネチーズ,リッチ。

・味わい:
飲むと滑らかな口当たりからじわじわと刺激的に芳醇に広がる,クリーミーで粘性も感じるテクスチャー,香り同様のフルーツケーキのようなフルーツ・麦・クリームのニュアンス,バニラやココナッツ,奥から若々しい植物感,コクもある濃いめの甘味と強めの麦の旨味,ヨードに加えて炭やタールっぽさも強く感じるパワフルなピート,バターピーナッツ,リッチでボディも厚め。

・余韻:
クリーミーだがフルーツよりもタールっぽいピートが強く主張する余韻。微かにエグ味がある。

・加水:
多めに加水しても意外に崩れない。フルーツやピートの輪郭がよりくっきりする。

・総評:
クリーミーなフルーツケーキのようなニュアンスと強いピートが同時に感じられる興味深いボトル。
ピーティなせいか熟成年数のわりに未熟感は強くなく,良く仕上がっている。
濃厚で旨いグレンスコシア。

【Very Good,Interesting】


キャンベルタウンピクチャーハウスという古い映画館の100周年を記念してボトリングされた,グレンスコシア・オフィシャル10年,へヴィリーピーテッド。
有楽町で飲んで記事を掲載しましたが,ボトルで購入して家でもすぐに開けて飲んでいます。

やはりクリーミーなフルーツケーキのようなニュアンスと強いピートが同居している面白いスコシアで,どういうスペックのピートを使ったのか不明ですが,ヨードも伴うピーティなのにダシっぽさが薄いのも面白いと思いました。

10年のニューリリースの開けたてとは思えないフルーツ感が出ており,ピートにマスクされているのか未熟感も全然気になりません。
スコシアに感じることの多い,野暮ったいエグ味も微かに感じられ,これもちっとも嫌では無かったです。
興味深いだけでなく素直に美味しいと思えるボトルでした。

なお、開栓後の時間経過とともに、クリーミーさや粘性がより顕著になり、もともとあった一体感がさらに増してきた印象です。

ラベルも素敵ですし,1万円を切る価格のボトルとは思えない完成度の高さで,迷わず複数本購入してしまいました。
そんなに大量に入ってきたわけではないでしょうし一度売り切れましたが,輸入元に少しストックがあったようで,最近追加注文の案内があったようです。

今年のこのカテゴリでの最優秀ボトルに選びそうな予感がすでにしています。

 
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2015.04.23【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 10年 オフィシャル "レジェンズ オブ スコシア" キャンベルタウン ピクチャーハウス100周年記念ボトル

びっくりしました。とっても魅力的なニューリリースです。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 10yo OB "Legends of Scotia" Campbeltown Picture House 100th Anniversary 50%
one of 6000 bottles, Sherry Cask, Heavily Peated



香りは強い、オレンジ、バナナ、少し洋梨、クリームたっぷりのフルーツケーキ、バニラ、こなれた麦としっとり湿った印象を伴う強めのピート、スモーク、少しチーズ、飲んでもフルーツ牛乳やクリーム、麦の旨味、ショウガ、粘性がありまったりした甘味、コクあり、やわらかいが強いピート、スモーク、タール、リッチ、後半から余韻にかすかなエグ味。

【Very Good】


ニューリリースのグレンスコシア,オフィシャル10年,へヴィリーピーテッドです。
キャンベルタウンピクチャーハウスという古い映画館の100周年を記念したボトリングとのこと。
ラベルには高級感と渋味があり,かなりカッコイイです。

肝心の中身ですが,第一印象から想像を良い意味で大きく裏切るもので,驚いてしまいました。
強い香り立ちで,まずはフルーツケーキを思わせる多彩なフルーツとクリーム,麦とバニラを感じ,へヴィリーピーテッドらしい強いピートもしっかり主張しますがフルーツの方が前に出ているでしょうか。
飲むとトロミも感じるテクスチャーで,フルーツケーキやフルーツ牛乳を思わせるまったりとしたコクのある甘味も好印象でした。後半から余韻にかけては若干のエグ味のようなニュアンスを感じますが,これはこのボトルにおいて一番スコシアっぽく感じる部分でもあってマイナスポイントではありませんでした。
飲み心地もとても良く,とても良いニューリリースだと思います。

こういうクリーミーなフルーツケーキのようなニュアンスって,特に1977に代表されるグレンタレットのフルーティなものに感じやすいのですが,スコシアに感じたのは初めてかもしれません。
さらにこのニュアンスにピートを伴ったモルトは思いつく限りでは経験が無く,とても印象的でした。

こんなこだわりの記念ボトルで内容もラベルも良いのですが,流通価格は10000円未満ですから,私の感覚では相当コスパがよく感じます。
コスパも含めると私にとって明らかに突き抜けたボトルで,思わず複数本買いしてしまいました。

 
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2015.03.20【日記】

ニューリリース:グレンスコシア 1991-2014 ウィームス

スプリングバンクと似たイチゴジャムを感じたのが印象的でした。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1991-2014 WEMYSS MALTS 46%
one of 304 bottles, BARREL



香りはイチゴジャムと淡い桃やアプリコットジャム、穏やかな麦感、バニラクリーム,オイルとオーク、飲むと優しい口当たりから広がる、香りよりは控えめのイチゴジャム、少しパイナップル系のトロピカル感、濃いめの甘味、若さも感じる麦とその旨味、淡い植物感と生っぽさも感じるオーク、後半から余韻にはタール。

【Good/Very Good】


ウィームスからニューリリースのグレンスコシア1991,およそ13年の熟成です。
同ボトラーで前回紹介したシェリーが強く効いたタイプとはまた違ったものでした。

香りは同じキャンベルタウンのスプリングバンクを思わせるイチゴジャムっぽさにハッとしました。
飲むと香りとはかなり異なる印象で,トロピカル感のあるフルーツやちょっと生っぽいオークやタールのニュアンスが感じられました。
味わいには引っ掛かりもありましたが,なかなか多彩な香味で良かったです。
また,タールっぽいニュアンスはわりとしっかりめに出てきますが,あまりスコシアには感じたことのない要素だったので不思議に感じました。

いずれにせよ,香りと味わいにギャップのあるタイプでしたが楽しくいただけました。


 
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2015.02.20【日記】

ニューリリース:ロングモーン 1996 17年 シグナトリー アンチルフィルタードコレクション ウイスキーフェア向け #72322

ややサルファリーでしたが,甘く強いシェリーが堪能できました。

 

ロングモーン LONGMORN 1996-2014 17yo SIGNATORY VINTAGE Un-Chillfilterd Collection for The Whisky Fair #72322 46%
one of 748 bottles, 1st Fill Sherry Butt



香りは強いシェリー、ドライフルーツ、ビターチョコレートがけのオレンジ、やや火薬っぽい硫黄、焦がした麦、飲んでも強いシェリー、黒糖やジャムの甘味、しっかりめの渋味、リッチだがややサルファリー、飲み応えあり、甘渋い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーからリンブルグウイスキーフェア向けにボトリングした,アンチルフィルタードコレクションの加水ロングモーン1996です。

ファーストフィルのシェリーバット熟成だけあって,色も味も濃いシェリーに覆われており,チョコレート,ドライフルーツといったらしい要素があり,併せて火薬っぽさを伴う硫黄が感じられました。
あまりロングモーンらしいフルーツは感じませんでしたが,加水はプラスに働いているようで,渋味はやや強めながら濃厚な甘味とのバランスはとれているように思いました。

少し前まで多かった系統のサルファリーで,好き嫌いはありそうですがリッチで濃いシェリー感が堪能できるボトルでした。

 
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2015.02.19【日記】

グレンスコシア 1991-2012 ウィームス

近年のシェリーカスクとしては嫌味もなくリッチで結構良いものでした。

 

グレンスコシア GLENSCOSIA 1991-2012 WEMYSS MALTS 46%
one of 833 bottles, BUTT



香りはまったりした良いシェリー、ドライフルーツ、ベリージャム、熟したオレンジ、レザー、カラメルと黒糖、リッチ、飲むと粘性あり、良いシェリー、ジャムの濃いめの甘味と軽い渋味、淡いエグ味も味を深める,リッチな味わい。

【Good/Very Good】


ウィームスモルツから2012年にボトリングされたグレンスコシア1991です。
香味のひとことコメントは,「Strawberry Ganache」です。

近年のシェリーカスクのボトルですが結構良いシェリー感で,ジャムのような濃縮感や熟したようなフルーツをしっかりと感じられてリッチな香味でした。
飲むと粘性も感じられ,濃い甘味と軽い渋味やエグ味が味を深めているように思いました。
特にエグ味に関しては,カスクストレングスで飲んだらオフフレーバーと感じたかもしれませんが,加水がプラス要素にしたような気がします。

突き抜けた輝きはありませんが,近年リリースの中でもCPの高いシェリーカスクのモルトだと思います。

 
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2015.02.13【日記】

グレンスコシア 1975 30年 ウイスキーフェア

リッチで熟成感もあるスコシアで美味でした。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1975-2006 30yo The Whisky Fair 47.5%
one of 96 bottles, Rum Barrel



香りはエステリーで熟成感のあるフルーティ、コニャックのブドウ感、アプリコットジャム、淡い麦感、リッチ、飲むと柔らかい口当たり、赤いブドウ、アプリコットジャムの甘味、コクあり、ナッツ、かすかな植物のエグ味を伴うがリッチで長い余韻

【Good/Very Good】


ウイスキーフェアから2006年にボトリングされたグレンスコシア1975,30年熟成。
ラムバレルという結構珍しいスペックです。ラムフィニッシュでは無いようですね。

ウイスキーフェアが選びそうなエステリーで熟成感のあるフルーティが全面に出ており,ブドウ感も感じられ全体にリッチです。
飲んでみると柔らかく,ブドウ感を含む濃いめのフルーティとその甘味があり,厚いボディはありませんがリッチで長めの余韻を楽しめました。

今まで飲んだラムカスクにも,こういうブドウっぽさを感じたものがあり,これはラムカスク由来の成分なのかもしれません。
スペックとしてはやや珍しいですが,上手く仕上がったボトルでした。


 
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2014.10.24【日記】

グレンスコシア 12年 オフィシャル フルプルーフ

滋味深い美味しさでした。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 12yo OB FULL PROOF 54%
80年代流通



香りは滋味深い麦感が強い、熟したオレンジ、ナッツ、機会油、シナモン、オーク、飲むとやや粘性あり、無骨な麦の旨味と蜂蜜のコクのある甘味、植物感のエグ味、ややブリニー、シナモン、素朴な麦の効いた余韻は長め。

【Good/Very Good】


80年代に流通していた,グレンスコシア12年,オフィシャルのフルプルーフです。

香りの最初から無骨で滋味深い麦感が強く主張し,奥からオレンジやナッツ,そして機械油っぽさも感じられました。
飲んでも香り同様に無骨で素朴な麦感が強く,その旨みも強く感じました。若干のエグ味が引っかかりましたが,コクのある甘味があり,キャンベルタウンらしいのかブリニーさもありました。素朴な麦感のある余韻は悪くなかったです。

良い樽由来だったり熟成由来だったりするフルーティさなどの華やかな要素はほとんど見当たりませんが,フルプルーフらしい力強さと無骨で素朴な麦感を楽しめるスコシアでした。


 
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2014.09.08【日記】

プチSBT from 大島さん


モルト仲間の大島さんと以前から定期的にやっているプチSBTですが,新たなブラインドサンプルが届きました。

ありがたく挑戦させていただきました。

 



(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
 

・プチSBT from 大島さん

香りは非常にエステリーで多彩なフルーティ,青リンゴ,マスカット,ピーチ,グレープフルーツとそのわた,オレンジピール,洋ナシ,紅茶,熟成感あり,乾いた麦感,オーク,バニラ,奥にピート,
飲むと香り同様にエステリーでフルーティ,マスカット,青リンゴ,少しタールっぽいピートが強め,植物感があり後半に淡いエグ味,ボディは軽め,上品なシロップの甘味,少しオイル。

【Good/Very Good】

香りはエステリーで多彩なフルーツが現れ,陶酔感も感じるほどとても良かったです。
飲んだ後に出てくるタールっぽいピート感が非常に個性的で,これは好みを分けるかもしれません。
これは個人的には好きな要素で,昔のハイランドモルトにしばしば感じる個性でした。
ただし,ボディは非常に軽く,加水ボトルがややヘタれたか,過熟かのどちらかではないかと思いました。
どちらかというと,カスクストレングスの度数落ちで後者かなと。
ダンカンテイラーの度数の低いボトル,特に長熟ピアレスやロナックなどのボトルでしばしば経験した系統でした。

飲んでからのピートの魅力も捨てがたいですが,どちらかというと香りをメインに楽しむモルトではないかと思います。

40~46%の低度数で30年以上の長熟,1970年代の蒸留と予想。
蒸留所予想は非常に難解だと思いましたが,フルーツ感は蒸留所よりボトラーや熟成期間を反映しているように思われ,ハイランド系のピートをメインに選びました。


・予想
1、マクダフ
2、グレンドロナック
3、アードモア
あとはスプリングバンク,グレンロッシー,グレンタレット,グレンアラヒーなどを考えました。

 

以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 

 







グレンスコシア GLENSCOTIA 1972-2010 38yo THE WHISKY AGENCY private stock 40.1%
one of 92 bottles, EX-BOURBON HOGSHEAD



エージェンシー・プライベートストックのグレンスコシア1972,38年熟成でした。

ここまでピーティなスコシアは経験がありませんでしたが,オールドのスコシアで系統の近いフルーツは感じたことがありました。
ヴィンテージや熟成年数あたりはだいたい予想通りで,カスクストレングスの度数落ちという予想が外れてなかったのは良かったです。
出題者の大島さんは,ボトリングの少なさも鑑みて,エージェンシーがダンカンテイラーのオクタブを買ったのではないかという予想だったようで,予想が近くてホッとしました。真相はわかりませんが。
しつこいですが,香りが非常に素晴らしいボトルで,とても楽しめました。

大島さん,今回もありがとうございました。


 
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2014.07.27【日記】

グレンスコシア 1975 30年 リンブルグウイスキーフェア

エステリーな長熟感の奥にスコシアっぽさがチラ見できるボトルでした。

 

グレンスコシア GLENSCOTIA 1975-2006 30yo The Whisky Fair 47.1%
one of 96 bottles, Rum Barrel



香りは長熟のエステリー、強いフルーティ、洋ナシ、桃、プラム、バニラ、シナモン、素朴な麦感、飲むと柔らかな口当たりから優しく広がる、淡いアプリコットジャムやオレンジの甘味、爽やかさもある良い酸味、ボディは軽めで余韻は心地良く綺麗に切れる。

【Good/Very Good】


ドイツのリンブルグウイスキーフェアが2006年にボトリングした,グレンスコシア1975,30年熟成。

やや無骨で素朴なものが多い印象のスコシアですが,これはウイスキーフェアらしい長熟感を感じる香り立ちで,多彩なフルーツ感が全面にでていました。奥に感じた素朴な麦感がややスコシアらしいのかなと思いました。
飲んでみても香り同様にエステリーで強くフルーティです。口当たりは柔らかく優しい味わいで,軽さもありますが甘味酸味も心地良いボトルでした。

ウイスキーフェアっぽい長熟エステリーなニュアンスがベースですが,奥に淡いスコシアっぽさがあるのが印象的でした。

 
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