ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.06.13【日記】

グレンカダム 1972-2001 29年 シグナトリー サイレントスティル #7821 52.5%

非常にフルーティでハウススタイルも感じるナイスカスクでした。

 

グレンカダム GLENCADAM 1972-2001 29yo SIGNATORY VINTAGE Silent Stills #7821 52.5%
one of 298 bottles



香りは華やかでエステリー、洋ナシ、オレンジクリーム、バニラ、フルーツフレーバーティ。
飲むと穏やかな口当たりからスパイシーに広がる、香り同様のフルーツとクリーム、紅茶、コクもある甘味、奥に麦感、長い余韻。

【Very Good】


2001年にシグナトリーが閉鎖蒸留所シリーズであるサイレントスティルとしてボトリングした、グレンカダム1972、29年熟成です。
現在も操業中の蒸留所ですが、このボトルが詰められたタイミングはちょうど数年間閉鎖されていた時期だと思われます。

香りからはボトラーズの長期熟成ものに散見される、エステリーで多彩なフルーツ感が突き抜けたタイプで、同時にオレンジクリームのようないわゆるカダムのハウススタイルと言われるようなニュアンスも感じられました。

味わいも香りと同じような印象で、穏やかで度数は実際よりも感じません。

フルーティでクリーミーな香味で、洋菓子で紅茶を楽しんでいるような気持になる長熟モルトでした。


 
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2017.03.08【日記】

グレンカダム 1966-1988 22年 ケイデンヘッド 水橋向け 56%

樽は強いですが良い原酒の味も一緒にありました。

 

グレンカダム GLENCADAM 1966-1988 22yo CADENHEAD for MIZUHASHI 56%


香りは強めのリッチな樽感、鉛筆の削りカスっぽいウッディネス、少し松ヤニ、キャラメリゼしたナッツ、アプリコットジャム、ミント、クリーム、シナモンの効いたアップルパイ。
飲んでもアップルパイ、コクのある甘味、ヒノキっぽさのある強めの樽感と味を深めてもいるエグ味、ミントを含むハーブ、シナモンクリーム、リッチでオーキーな余韻。

【Very Good】


ケイデンヘッドが日本の株式会社水橋向けにボトリングしたグレンカダム1966,22年熟成です。

のっけから樽感の強く主張してくるボトルで、以前ブラインドで飲んだ時にはジャパニーズだと思って大恥をかいたことがありました。

今回飲んでも印象は近いものがあり、鉛筆の削りかすやヒノキっぽさを感じる、ジャパニーズに感じがちな強いウッディネスと淡いエグ味が印象的でした。
香りにおいても味わいにおいても、そこから少し遅れるように濃縮フルーツや多彩なスパイスやハーブのニュアンスがでてきて、ハウススタイルと言われるクリーミーなフレーバーも感じられたように思います。

やや樽が強いボトルで個人的にはやや引っ掛かりを感じてしまうのですが、樽負けしないこの時代の原酒の個性や強さも光る1本で、全体に主張の強い香味でした。


 
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2016.07.28【日記】

グレンカダム 1973-2006 BBR #706 46%

ハウススタイルも感じられる長熟加水モルト、美味です。

 

グレンカダム GLENCADAM 1973-2006 BBR #706 46%


香りは長熟感があってエステリー、プラムやアプリコットのジャム、オレンジオイル、こなれた麦感、少しナッツ、複雑でリッチ。
飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、オレンジクリーム、コクのある甘味と味を引き締めるウッディな渋味、ナッツ、ややオイリーでボディもあり、リッチで長い余韻は心地良い。

【Very Good】


BBRが2006年にボトリングしたグレンカダム1973、およそ33年の熟成で加水タイプです。

長熟加水らしく非常に華やかで香り立ちが良く、複雑さもあり、特にエステリーさも感じる多彩なフルーツ感が魅力的でした。

飲むと意外なほどボディも残っており、芳醇な広がりがありました。らしいオレンジクリームのようなニュアンスが強く感じられたのが特に印象的で、コクのある甘味と味を深めて引き締めるウッディネスとのバランスも良かったです。

とても良い長熟加水のカダムで、飲み心地も良いためいくらでも飲めそうです。


 
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2016.04.19【日記】

グレンカダム 1978-2004 26yo オフィシャル ジャックウィバーズ向け

おおよそオフィシャルと思えないラベルですが、濃厚シェリーでパンチのある香味でした。

 

グレンカダム GLENCADAM 1978-2004 26yo OB for Jack Wiebers Whisky World 55%
one of 184 bottles



香りはバリシェリーで暖かい、ブドウの皮、バルサミコ酢、ビターチョコレート、ドライフルーツ、オレンジマーマレード、みりん、醤油、クローブ、ハーブ、少しミーティ、リッチ。
飲むと芳醇に力強く広がる、ねっとりしたプルーン、ドライフルーツ、コクのあるジャムの甘味とハーブとウッディネスのある強めの渋味、リッチで長い余韻。、

【Good/Very Good】


ドイツのジャックウィバーズ向けにボトリングされた、グレンカダムのオフィシャル1978、26年熟成のシングルカスクです。
ボトラーっぽい派手なラベルで、記載を見なければオフィシャルとは信じられないです。こんなボトリングをしてたんですね。

香りにおいても味わいにおいてもまったりと重いシェリー感が全体を支配しており、原酒の個性はほとんど感じられませんが上記の如く非常に多彩な香味です。

特に、香りにおけるバルサミコ酢っぽいニュアンスやみりんっぽさ、そして味わいにおけるねっとりまったりとしたジャムっぽい甘みと強めの渋みが印象的でした。

とにかくガツンと来るシェリー感で、ここまで強いとこなれるのにも時間がかかるのではないかと思いますが、ミーティな要素はもともとはサルファリーな系統の香味だったのかもしれません。

こういうドロドロとも思えるシェリー感のモルトも、たまに飲むと楽しいですし、家で1本開いていたら意外と飲みたくなることがあるような気がします。
恐らく最後に1杯だけ飲むという形になるとは思いますが。

 
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2015.05.25【日記】

グレンカダム 1989 18年 シグナトリー カスクストレングスコレクション #6017

らしさもありますが,シェリー感はそれほどなかったです。

 GLENCADAM 1989-2007 18yo SIGNATORY VINTAGE CASK STRENGTH COLLECTION #6017

グレンカダム GLENCADAM 1989-2007 18yo SIGNATORY VINTAGE CASK STRENGTH COLLECTION #6017 56.1%
one of 581 bottles, Sherry Butt



香りはオレンジ、バニラ、ほど良い麦感、淡いクリームと植物感、やや暖かい印象,飲むとオレンジ、バニラ、コクもある濃いめの甘味と優しい麦の旨味、少しクリーム、嫌味の無い余韻。

【Good/Very Good】


シグナトリーのカスクストレングスコレクションからグレンカダム1989,18年熟成。

シェリーバット熟成とありますが,あまりシェリー感は前面にでてきてはおらず,全体的に暖かくふくよかなフルーツ感を演出するのに一役買っているという感じでしょうか。
また,オレンジとクリームといった,カダムのハウススタイルと言われる要素が感じられましたのは好印象でした。

複雑さはありませんが,フルーツ感のある濃いめの甘味と麦の旨みがあり,嫌味もなく飲み心地の良い味わいでした。


 
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2014.08.26【日記】

プチSBT from goblinさん


モルト仲間のgoblinさんから,久しぶりにブラインドサンプルが届きました。

ありがたく挑戦させていただきました。





(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
 

・プチSBT from goblinさん

香りは最初エグそうなオークが強かったが時間と共に軽減,代わりに時間と共にオレンジや洋ナシなどのフルーツが強まる,強めで魅力的な蜂蜜,フランジェリコを彷彿とさせるヘーゼルナッツ,鉛筆の削りカス,淡くダシ,シナモンのかかったアップルパイ,植物感もあり,デニッシュのようなモルティ,ナッツ,リッチ,奥に淡いピート。
飲むと滑らかで粘性があり芳醇に広がる,アプリコットジャムのコク深い甘味,ナッツ,やや生っぽいオーク,リッチ,少しエグ味,後半に淡いオイルやピート。

【Good/Very Good】

43~46%の低度数。そこまで支配的ではありませんでしたが,ニューウッドっぽい樽感や鉛筆の削りカスのようなニュアンスから,ジャパニーズ予想としました。
フルーツ感はスペイサイドのわりと長熟なボトルに感じるような系統でした。
あとはうっすらと感じたピートや強めのオークの評価をどうするかで迷いました。
ジャパニーズだとすると,1990年代の加水ボトルというところですが,それにしては複雑でリッチすぎるように思います。
難しい。。。


・予想
1、山崎
2、白州
3、余市


以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 

 

 



グレンカダム GLENCADAM 1966-1988 22yo CADENHEAD for MIZUHASHI 56%


ケイデンヘッドが水橋向けに詰めたグレンカダム1966でした。

伝説的なシリーズの1本にもかかわらず,度数から産地から蒸留年から,びっくりするくらい全然違いました。(笑)
ウッディネスの方向性からジャパニーズに絞った時点ですべてがずれてしまいましたね。
そして私は度数で大ハズシすることは少ないのですが,今回は低度数と思ったのに56%と大きく異なっていました。
瓶熟の影響なのかもしれませんが,非常に柔らかく穏やかに感じてしまいましたね。

「ジャパニーズだとすると1990年代の加水ボトルと思われるがそれにしては複雑でリッチすぎるように思った」と書いていますが,その違和感をもう少し掘り下げて考えるべきでした。
今さらではありますが,香りの複雑さとリッチさを考えると確かに60年代のボトルでも不思議は無いですね。
特に味わいで感じた,強めのウッディネスとそれに伴う生っぽさやエグ味といった私のちょっと苦手な要素が,オールド感や酒のポテンシャルをマスクしてしまったようにも思います。
苦手要素の奥から出てくるものもきちんととらえられるようになりたいです。


goblinさん,貴重なボトルを飲ませていただきありがとうございました。



 
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2014.02.22【日記】

プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:A


モルト仲間のnaoskprsさんと以前から定期的にやっているプチSBT、今回は4種類が届きました。


A~Dの4種類をテイスティングさせていただきました。


まずはAです。

 


(飲む前に写真を撮り忘れたので、ほぼ空瓶です・・・)


以下はブラインドでテイスティングした内容です。
 

・プチSBT 2014/1月 from naoskprs サンプル:A
 
香りは爽やか、リンゴ、パイナップル、バニラ、蜂蜜、良い植物感、ゆっくりと強まってくる麦、カスタード。
飲むと強めの口当たりでスパイシー、しっかりと麦の旨み、蜂蜜の甘味と少しオークの渋味。

【G/VG】

比較的近年の良いバーボンカスク由来と思われる成分が香り・味わいともに感じられた。麦の旨みもしっかりあり、心地良い甘味も好印象。


樽が強めで原酒の個性がそれほど感じられなかったので蒸留所予想は非常に難しいところですが、最近飲んだ中ではグレンギリーのバッチシリーズ、バーボン樽王道のモーレンジ(それだったらもうちょっと華やかな気もしますが)、グレンリベットのナデューラ、甘味の方向性からアバフェルディあたりが近い印象でした。
あとはプルトニーも考えましたがもっとオイリーになりそうなので除外しました。

・予想
1、グレンギリー
2、グレンモーレンジ
3、グレンリベット

90年代蒸留の20年程度の熟成。バーボンホグスヘッドのカスクストレングス。

 


以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
 
正解は・・・、
 

 

 

 

 

グレンカダム GLENCADAM 1990-2013 22yo Duncan Taylor Dimensions #6022 55.2%


ダンカンテイラーのディメンションズから昨年リリースされたグレンカダム1990、22年熟成でした。

樽からくるニュアンスが強めで蒸留所のヒントがあまりないと思っていましたが、テイスティングノートを見直すと、カスタードクリームのようなニュアンスはカダムのスタイルだったのかもしれません。
もっと柑橘が効いていればカダムも予想に入ったかもしれません。
蒸留年と熟成期間なんかはだいたい想像通りでホッとしました。全体の方向性に関しては捉えられた気がします。
最近のリリースで美味しいのは、やはりこういうバーボン系の樽が多いですね。


 
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2013.11.10【日記】

ニューリリース:グレンカダム1978-2013 35年 ダグラスレイン オールドパティキュラー

らしさもある美味しい長熟カダムでした。

 

グレンカダム GLENCADAM 1978-2013 35yo DOUGLAS LAING OLD PARTICULAR #DL9952 51.5%
one of 132 bottles, REFILL HOGSHEAD



オレンジリキュール、強めの麦、紅茶、薄くクリーミーでナッティ、飲むと芳醇、熟したオレンジ、麦の旨味、少しバター系のオイリー、ややスパイシーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


新体制になったダグラスレインからの新シリーズ、オールドパティキュラーからグレンカダム1978、35年熟成。
今回のリリースでは最長熟です。

カダムらしいオレンジのニュアンスはしっかりと感じられ、熟成年数のわりに麦感を強く感じたのが印象的でした。
麦の旨みは濃く、ややクリーミーでオイリーなニュアンスもあり、余韻も長くなかなか美味しいモルトでした。

 
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2013.09.12【日記】

グレンカダム21年 オフィシャル 現行品

熟成感のある、かなり良い現行オフィシャルでした。

 

グレンカダム GLENCADAM 21yo OB 46%
現行品



華やかでエステリー、オレンジがしっかり、洋梨、バニラ、クリーム、加水らしい穏やかな口当たりですっきりしている、薄めたオレンジ果汁のような甘味と酸味がある。

【Good/Very Good】


オフィシャル現行品のグレンカダム21年、ちょっと高めの46度でボトリングされています。

オレンジやクリームと言ったハウススタイルのイメージなカダムですが、このボトルにもオレンジのニュアンスは華やかさを伴って結構しっかりと感じられます。強くはありませんが、クリームも探さなくても拾える程度には感じました。飲んでからは加水ということもありそこまで濃厚ではありませんが、甘味も酸味もあるオレンジ果汁のようなニュアンスが印象的でした。

46度にしてはやや軽い印象ではありましたが、熟成感をしっかりと感じられるオフィシャル現行ボトルでした。
この熟成感で6000円台は、CPも良いと思います。

 
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2013.06.02【日記】

ニューリリース:グレンカダム1973 39年 ウイスキーエージェンシー パーフェクトドラム

やはりエージェンシーの長熟はすごいですね。

 

グレンカダム GLENCADAM 1973-2013 39yo THE WHISKY AGENCY THE PERFECT DRAM 44.1%
one of 221 bottles, Ex-Bourbon Hogshead



エステリーでかなり強い熟成香、ジューシーなオレンジ、桃や洋梨、紅茶、バニラ、時間とともにクリームがどんどん強まる、柔らかい麦感、わりと陶酔感あり、コクのある甘味、かすかなタンニンが味を深める。

【Very Good】


エージェンシー・パーフェクトドラムからのニューリリース、グレンカダム1973、39年の長熟です。エージェンシーの長熟ものも久しぶりでした。

このボトラーらしい華やかで複雑なフルーツの熟成感があり、カダムらしいクリーミーさも時間経過で強まってきます。長熟ですがボディは保たれており、渋味も心地良い程度。非常に美味しかったです。

まさにエージェンシーらしい味が前面に出ていますが、久しぶりに飲むとやっぱり陶酔感があって素晴らしいですね。


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2012.09.06【日記】

SMWS+カダム:グレンカダム 1971-2001 29年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 82.14

足し算が成立しているイメージです。

 

グレンカダム GLENCADAM 1971-2001 29yo SMWS (82.14) 55.2%



オレンジと素朴な麦感、バター、ドライでスパイシー、ボディはミディアムで度数の割には軽めの印象

【Good/Very Good】


ソサエティのグレンカダム。
29年の熟成感はあまり感じず、それほど複雑ではありませんが、カダムらしいといわれるオレンジなど柑橘のニュアンスがかなりしっかり出ており、素朴な麦感も私には好印象でした。飲み飽きしない味わいです。
ボディはそれほどありませんが、作りこんでないハイプルーフのニュアンスはSMWSらしく、オレンジはカダムらしく、SMWS+カダムと言われて納得できる味わいと感じました。




 

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T.Matsuki

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