ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.11.13【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2011-2016 4年 オフィシャル 東京インターナショナルバーショー2016向け #162/2011 58.2%

シェリーとピートが若い中でコラボしています。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2011-2016 4yo OB for Tokyo International Bar Show 2016 #162/2011 58.2%
one of 636 bottles, Oloroso Sherry Butt



心地良い近年シェリー、若々しく強く生麦や生姜、ナッツ、スモーク優位の強いピート、潮風。
飲むとスパイシー、バニラとプラム、ミルクチョコレート、若々しい麦の旨味、コクのある甘味、淡い渋味、パワフルで強いピート。

【Good/Very Good】


今年の東京インターナショナルバーショー向けにボトリングされたキルホーマン2011、オロロソシェリーバットで4年の熟成です。

熟成年数相当の若さもありますが、そのわりにしっかりとシェリーが効いています。ファーストフィルのシェリーバットでしょうか。

若いシェリーのアイラモルトとして思いのほか仕上がっていたのが印象的で、今後にも期待できそうですね。


 
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2016.10.07【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2010-2015 5年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #693/2010 57.4%

味付け感のないシェリー感が印象的でした。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2010-2015 5yo OB for THE WHISKY HOOP #693/2010 57.4%
one of 267 bottles, PX Finish



香りはまったり甘やかなシェリー、しっかり麦感、淡くプラムジャム、ミルクチョコレート、バニラ、パワフルなピート。
飲むと度数より穏やかな口当たりから広がる、甘やかなシェリー感、プラムジャム、濃い甘味、旨味のある強い麦感、潮風、ピートしっかり。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープ向けにボトリングされたオフィシャルのキルホーマン2010、5年熟成です。
これはPXシェリーカスクでフィニッシュされており、8月にバーボンカスクのものとセットで頒布されました。

どれだけの期間フィニッシュに費やしたのかは不明ですが、結構しっかりと、それもフィニッシュにしては味付け感のないシェリー感が印象的でした。

香りにおいては若い麦感とピート、それに甘やかなシェリー感が喧嘩せず共存していました。

飲んでもPXカスクらしい甘やかなシェリー感と麦の旨味、潮風を感じるパワフルなピートが無理なく共存しており、バーボンカスクと同様にスペックのわりに仕上がっている印象を持ちました。


キルホーマンはこれからに期待できる蒸留所ですし、今回オフィシャルからのボトリングを2つもできたのは、今後につながるとても有意義なことだと思っています。


 
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2016.10.06【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2009-2015 5年 オフィシャル ウイスキーフープ向け #539/2009 58.3%

5年でしっかり仕上げてきましたね。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2009-2015 5yo OB for THE WHISKY HOOP #539/2009 58.3%
one of 267 bottles, Bouron Cask



香りはフレッシュシトラス、野沢菜のような植物感、若々しく強い麦、バニラ、パワフルなピート。
飲むとヒリヒリとスパイシー、フレッシュな柑橘、バニラ、若々しい麦感、シロップ系の良い甘味、潮風と強いピート。

【Good/Very Good】


ウイスキーフープ向けにボトリングされたオフィシャルのキルホーマン2009、5年熟成です。
これはバーボンカスクで、8月にシェリーフィニッシュのものとセットで頒布されました。

若いモルトらしくフレッシュで多彩さはありませんが、キツさや粗さは目立たず、柑橘系のフレッシュフルーツと麦感、強いピート、そしてバーボン系のバニラを中心とした樽感がありちゃんとこれはこれで仕上がっています。
5年で飲めるようになっているのはキルホーマンらしいですが、フープでしっかり選んだだけあって特に良く仕上がっている印象を持ちました。

ピートで若さをマスクしているという強引な感じがあまりしなかったのも好印象でした。


 
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2016.07.09【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2007-2016 8年 オフィシャル アイラフェスティバル2016向け #429/2007 56.6%

シェリーのキルホーマンの中でも特に完成度が高いです。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2007-2016 8yo OB for FEIS ILE 2016 #429/2007 56.6%
one of 634 bottles, Oloroso Butt



香りは旨そうな強めの麦感と優しく主張するシェリー、プラム、優しいベリー、ヨードもスモークもある強いピート、薄く塩素っぽさがありややクール、淡く魚介ダシ、リッチ。
飲んでもシェリー感が優しく全体を包んでいる、ジャム系のフルーツとコクのある甘み、噛みしめるごとに出てくる麦の旨味あり、ダシの旨味もある、鋭さのある強いピート、リッチ、余韻は甘やかで長め。

【Good/Very Good】


今年のアイラフェス向けのキルホーマン。
2007年蒸留で8年熟成、シェリーバットのシングルカスクです。
キルホーマンはフェスボトルがシングルカスクなので、早起きして並んで買うのは大変だったと思います。

キルホーマンとしては長めとはいえ、バットで8年熟成なのでまだ強い麦感が残っていますが、刺々しさはほとんど抜けており旨味はたっぷりです。
シェリー感との違和感もなく、香りにも味わいにもそれなりに一体感があります。

ナチュラルなジャム系のコクのある甘味と麦の旨味、そしてアイラらしい魚介ダシっぽい旨味と強く若々しいピートもあり、美味しいです。

最近キルホーマンには美味しいものが増えてきていますが、特別な樽を選んだだけあって、これもだいぶ仕上がっていました。

明らかに平均レベルが上がっているキルホーマン、今後にも期待してしまいます。


 
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2015.11.21【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2010-2015 4年 オフィシャル ウイスキーエクスチェンジ向け #679/2010

らしさ+良いシェリー感という感じで良いです。

キルホーマン KILCHOMAN 2010-2015 4yo OB for THE WHISKY EXCHANGE #679/2010 KILCHOMAN 2010-2015 4yo OB for THE WHISKY EXCHANGE #679/2010

キルホーマン KILCHOMAN 2010-2015 4yo OB for THE WHISKY EXCHANGE #679/2010 58.3%
one of 262 bottles, PX Finish



香りはオレンジ、フレッシュプラム、金柑、若々しい麦感、ナッツ、鋭く強いピート。
飲むとパワフルでスパイシー、プラムや柑橘の強めの甘味、しっかりブリニー、若いが旨味もある麦感、しっかりとスモーキーなピート、スパイシーで長い余韻。

【Good/Very Good】


ウイスキーエクスチェンジ向けにボトリングされたニューリリースのキルホーマン2010,4年熟成のオフィシャルボトルでペドロヒメネスの樽でフィニッシュされています。

香り・味わいともに麦感こそ若い感じが強めですが嫌な未熟感は無く,PXフィニッシュで付いたと思われるフルーツ感が違和感なく全体を包んでいるようでした。
プラムや金柑などの柑橘を感じるフルーツ感とその甘味,そして潮を感じるようなブリニーさがあり,麦の旨味もあり,アイラらしいピートの主張も十分で,若くてもフィニッシュの効果で完成度が著明に高まったのではないかと思わせる仕上がりでした。
さすがエクスチェンジ,良い樽を選びますね。

最近,キルホーマンのカスクマネジメントにも光るものを感じることが多いですね。
操業から10年,生産も安定して良くも悪くも原酒の持つ個性をよく理解しているんだなと思います。

 
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2015.09.20【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2009-2015 5年 オフィシャル 「WHISKY LIVE TOKYO 2015」向け #431/2009

これはこれで結構完成度高いです。

キルホーマン KILCHOMAN 2009-2015 5yo OB for WHISKY LIVE TOKYO 2015 #431/2009 KILCHOMAN 2009-2015 5yo OB for WHISKY LIVE TOKYO 2015 #431/2009

キルホーマン KILCHOMAN 2009-2015 5yo OB for WHISKY LIVE TOKYO 2015 #431/2009 59.5%
SHERRY BUTT



香りは甘やかなシェリー、デーツ、強いスモーク、ヨード、チョコレート、焦がした麦、飲むとまったりした口当たり、しっかりとシェリー感、強いジャムの甘味、チョコレートがけのオレンジ、魚介ダシの旨味、しっかりスモークのあるピート、荒々しく長い余韻。

【Good/Very Good】


WHISKY LIVE TOKYO 2015の,ウイスキーライヴ・パーティ向けにボトリングされたというキルホーマン2009,5年熟成のシングルカスクです。

しっかりとシェリーが効いており,熟成は長くないですが結構ちゃんとシェリーカスクの香味がついています。
一体感があるとまでは言えませんが,強い麦感とピート感,そしてこのシェリー感が同居しており,美味しいシェリーのアイラモルトです。

系統は違いますが最近キルホーマンのニューリリースで完成度の高いものが増えているという話をアイラフェスあたりから書いていましたが,今回のこのシェリーカスクも,普通に下駄なしで美味しいと思える仕上がりでした。

時間を置いたらもっと一体感が出て美味しくなりそうですね。



 
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2015.09.02【日記】

キルホーマン 2008-2013 5年 オフィシャル "100%アイラ シングルカスク" #402/2008

瓶内変化のためか,以前のイメージより美味しく仕上がっている印象でした。

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008 キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008 61%
Bourbon Cask



香りはシトラス、青りんご、若々しいが強い麦感と若葉のグラッシー、バニラ、シナモン、根菜、鋭く強いピート、飲んでも刺激的、フレッシュシトラス、淡い桃感、淡い蜂蜜の様な甘味と柑橘の酸味、しっかりとブリニー、強い麦の旨味、バニラ、潮風、スモークの効いた強く鋭いピート。

【Good/Very Good】


キルホーマンが2013年にボトリングした,"100%アイラ シングルカスク"です。
2008年蒸留の5年熟成で,バーボンのシングルカスクです。
このシリーズはすべての製造工程をアイラ島で行っており,原料の麦芽も20ppmのミディアムピーテッドを使用しています。

香りはフレッシュで,シトラスや青リンゴ,若葉などと共に,若さを感じる強い麦感や根菜が感じられます。また,ミディアムピーテッドにしては結構しっかりとピーティでした。

飲んでみるとハイプルーフらしい刺激があり,香り同様にフレッシュです。甘味は取ってつけたようなところが無く穏やかであり,それに比べてブリニーさはわりとしっかりでした。
若いモルトらしい麦の旨味もしっかりと感じられ,やはり20ppmにしてはずいぶんと強いピートが鋭く主張してきました。
ちょっと桃の天然水のようなニュアンスが飲んだ時に感じられ,これはボトリング直後にはなかった要素ではないかと思いました。

この時期のキルホーマンのニューリリースに唸らされた記憶は全くありませんが,今回改めて飲んでみて期待以上に美味しかったです。
最初は未熟感にマスクされていた部分が開栓後もしくは未開栓での瓶内変化後に徐々に出てきて,より美味しく飲めるようになってきているのだと思います。

今思うと,キルホーマンは数年前に飲んでまだ未熟だなと思ったものも,開栓後に時間が経ってからまたじっくり飲んでいたら,もっと早く評価できるボトルもあったのかもしれません。


 
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2015.08.12【日記】

自宅テイスティング:キルホーマン オフィシャル 100% ISLAY 5TH エディション

だいぶ熟成感が出てきました。

キルホーマン KILCHOMAN OB 100% ISLAY 2015 bottling 5TH EDITION (1) キルホーマン KILCHOMAN OB 100% ISLAY 2015 bottling 5TH EDITION (2)

キルホーマン KILCHOMAN OB 100% ISLAY 2015 bottling 5TH EDITION 50%


・香り:
フレッシュシトラス,青い梅,パン生地のようでもある若々しい麦感,若葉,ワックス,バニラとオーク,蜂蜜,漬け物や根菜,スモーク有意の強いピート感,潮風。

・味わい:
穏やかな口当たりから広がる,香りより未熟感は少ない,フレッシュシトラスやレモングラス,フレッシュな桃,少し噛み応えもある旨みの濃い麦感がしっかり,柑橘の酸味と強い塩気,味を深めるオーク,淡く魚介ダシと海藻,強いスモーク。

・余韻:
柑橘と強い麦,そしてピートが残るが不思議と長くは無い。

・加水:
香りにはセメダインっぽさが強まる,柑橘と地に足の着いたモルティは変わらずあり。

・総評:
香りにはやや未熟感があるもののフルーツ,モルト,ピート,そしてほど良い樽感がそれぞれきちんと感じられた。
飲むと加水もプラスに働いているようで未熟感はさらに薄くなり,やはりフルーツ,モルティ,ピートがある程度溶け合う形で主張してきた。
特に味わいにおいては,旨いアイラモルトとして普通に評価できる完成度であった。

【Good/Very Good】


キルホーマンが数年前からリリースしている100%アイラシリーズから最新の2015年ボトリングの5thエディションが家に届きました。
2009年と2010年ヴィンテージのバーボンカスクのヴァッティングとのことですので,熟成年数はおよそ5~6年ということでしょうか。
先日いただいた,今年のアイラフェス向けのキルホーマンがついに下駄なしで旨いと思えるレベルに到達したことを受け,そしてラフのフロアモルティング100%の旨さをしみじみと感じたこともあり,そのタイミングで出てきたこのキルホーマンについ期待が膨らみ複数本購入してしまいました。

飲んでみると買ってよかったと思える内容でした。
香りには根菜や漬け物,そして麦感においてもやや若々しく未熟感も伴うニュアンスがありましたが,それなりに熟成感もあり,これまでのものと比べると仕上がり始めているような印象を持ちました。

飲んでみると香りよりも未熟感は少なく深みもありました。柑橘や淡い桃のようなフルーツ感,しっかりと麦感,そしてアイラモルトらしいピート感がしっかりと感じられ,加水のためかまとまりもあってちぐはぐな印象もありませんでした。

期待に応えてくれる深みがありながら飲みやすさもある素直に美味しいと思えるアイラモルトで,開栓してからじっくり時間を掛けて飲むつもりが,結構なペースで減ってしまっています。(笑)

 
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2015.07.24【日記】

近年リリース:キルホーマン 2007-2013 5年 オフィシャル BEIJA FLOR向け #453/2007

最近評価急上昇のBEIJA FLORの詰めたキルホーマン,これも良いチョイスでした。

 KILCHOMAN 2007-2013 5yo OB #453/2007

キルホーマン KILCHOMAN 2007-2013 5yo OB #453/2007 58%
Sherry Cask



香りは良いシェリーと旨そうな麦感、そして強いピートがそれぞれしっかり主張、カラメル、黒糖、プルーン、魚介ダシ、強いスモーク、未熟感を伴う根菜や豆、飲むとねっとりした濃厚な口当たり、カラメル、オレンジマーマレードの濃い甘味、コクあり、魚介ダシと麦の旨味が濃厚、強いスモークのある強いピート感、フルボディではないがパワフルで長い余韻。

【Good/Very Good】


素晴しいアランやドロナックを詰めていて最近私の周りで評価が高まっているイタリアのBAIJA FLORがボトリングしたオフィシャルのキルホーマン2007,シェリーカスクで5年熟成です。

さすがに若いということもあり若干の未熟感はありますが,良いシェリー樽由来の要素と若々しく旨みの濃い麦感,そしてアイラのカスクストレングスらしい強いピート由来の要素が,香りにおいても味わいにおいてもそれぞれ強く主張してきます。

現時点でも結構美味しいシェリーの若いアイラモルトなのですが,まだそれぞれの要素が声高に主張してくる一方で一体感がありません。

瓶内変化には期待できそうで,三位一体に近づいたものをまた飲んでみたいです。



 
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2015.06.16【日記】

ニューリリース:キルホーマン オフィシャル 10周年記念ボトリング

基本は知っているキルホーマンの味でしたが,なかなか良かったです。

 KILCHOMAN  OB 10th Anniversary bottling

キルホーマン KILCHOMAN  OB 10th Anniversary bottling 58.2%
one of 3000 bottles



香りは強い麦感、若々しいピート、蜂蜜、バニラ、ナッツ、フレッシュシトラスや井草っぽい植物感、少しごま油や粘土、根菜、飲むとヒリヒリとスパイシー、蜂蜜と淡いオレンジのコクのある甘味、やや強めのオークとエグ味、旨味のある麦感、潮と強いピートのある余韻。

【Good】


キルホーマンが2005年に生産を開始し,今年で10周年を迎えたことを記念して詰められたボトルです。
2005年から2012年までの8年間の原酒がヴァッティングされているということです。
※3年以上熟成させないとスコッチウイスキーとは名乗れませんから,さすがに直近の樽は使えません。

若い原酒の影響か,やや若々しい植物感や未熟っぽい根菜のニュアンスもありますが,勢いのあるアイラのカスクストレングスらしい迫力や旨みのある麦感は好印象でした。
奥の方からはちょっとこなれたフルーツもでてきて,熟成した原酒の影響も見え隠れしました。

いよいよフェス向けの突き抜けたボトルもでてきましたし,増産に向かう業界の中で手作り感の強い蒸溜所でもありますから,10周年を迎えてこれからがますます楽しみですね。


 
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2015.06.14【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2008 7年 オフィシャル アイラフェス2015向け #245,449&450/2008

ついに下駄なしで評価できる一人前のキルホーマンが出てきました。

 KILCHOMAN 2008-2015 7yo OB FEIS ILE 2015 #245,449&450/2008

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2015 7yo OB FEIS ILE 2015 #245,449&450/2008 58.2%
one of 742 bottles, Fresh Bourbon Cask


香りはシトラスと青リンゴ、うっすらと桃、カスタードクリーム、フレッシュな若葉、若々しい麦感、昆布のような海藻っぽいミネラル感、スモーキーで強いピート、飲むとキツさはなくじわじわと刺激、シトラスやグレープフルーツ、青リンゴ、フレッシュフルーツの甘味と酸味、こなれてきた心地良い麦感、やや鋭いピートがしっかり、フルーツとピートが共に残る余韻。

【Good/Very Good, Interesting】


今年のアイラフェス向けにボトリングされた,キルホーマン2008,7年熟成の3樽のヴァッティングです。

香りの第一印象でちょっとびっくりしてしまいました。
今までよほど強いシェリーカスクなどでないとキルホーマンにはルーチンで感じてしまっていた未熟香がほぼ感じられず,良いバーボンカスクで熟成したと思われるフレッシュな柑橘や青リンゴ,クリーミーなニュアンスも感じられました。
さすがに麦感はまだ若々しいですが,未熟な青草っぽさではなく若葉のような爽やかなグラッシーさがあり,海を感じる昆布のニュアンスやアイラモルトらしい強いピートがありました。

飲んでも香り同様に多彩な爽やかなフルーツが主張し,その印象のまま心地良い甘味と酸味が感じられました。麦感も香りよりもこなれており,余韻にはピートだけでなくフルーツもしっかり残っていました。

とにかくあからさまな未熟感が感じられず,かといってとってつけたような樽香でマスクしている様子もないナチュラルな香味だったのが印象的で,自然に熟成させてこの味が出てくるようになったんだなと強く認識しました。しかも,最長なら2005年蒸留の10年程度の熟成のものが使えるはずが,これは2008年蒸留の7年熟成というところも興味深いですね。単に熟成期間の影響だけでは無く,作り全体の経験に基づいた工夫の成果という気がします。

今までは,「キルホーマンにしては~」とか「若い原酒しかないんだから仕方ない」というスタンスで飲んでいた部分があったのですが,ついにそういうことを考慮せずに普通に飲んで評価できるボトルが出てきたことを,非常に嬉しく思います。



今回のキルホーマンを飲んですぐに思い出したのが,アイラフェス2006向けに詰められたボウモア1999,6年熟成です。
※はからずも,このボウモアもフレッシュバーボンカスク3樽のヴァッティングですね!
以前記事にした通り,このボトルを飲んで90年代蒸留のものにらしいフルーティがあって美味しいボウモアが帰ってきたことを強く認識したのですが,その後は素晴しいCPのテンペストのバッチ1や1993などのリリースもありましたし,平均的に期待通りに美味しいボトルがたくさん出てきました。
ボウモアとキルホーマンでは生産量が違いますから,美味しいものがコンスタントに出てきたときにそれが普通に手に入るかどうかは心配なところではありますが,今回のキルホーマンも同様に,これから何年かするとこういうボトルが当たり前のように出てくるようになるのではないかと思いました。

 

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2014.11.22【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2009-2014 オフィシャル メゾンドウイスキー向け

約5年の熟成でだいぶ仕上がってきました。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2009-2014 OB for Maison du Whisky 59.2%


香りは青りんご、シトラス、バニラ、ヨードもスモークもある強いピート、根菜のアーシー、フレッシュな強い麦感、飲むと少し凝縮したようなテクスチャー、刺激あり、フレッシュシトラス、強い麦とその旨味、バニラ、オークのタンニン、強いピート、まだ若さもあるが強い味で良い。

【Good/Very Good】


フランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングされた,キルホーマンのオフィシャル2009-2014,約5年の熟成です。

香りはやや未熟な根菜っぽさが気になりましたが,良い樽で熟成したことを伺わせるシトラスや青リンゴやバニラのニュアンスと,アイラらしい強いピートがありました。
飲むと少しですが美味しいラフロイグのような凝縮感があり,強いピートもあり,若々しさも伴いますが麦の旨みもしっかりと感じられました。


 
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2014.07.11【日記】

ニューリリース:キルホーマン 2009-2014 4年 オフィシャル アイラフェス2014

やはり熟成年数より仕上がりの良い樽が出てきました。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2009-2014 4yo OB FEIS ISLE 2014 #328&329/2009 58.7%
one of 525 bottles, Fino Cask Finish



香りはグレープフルーツとナッツ、爽やかな白い花、植物感、バニラ、強いピートと強い麦感、飲むとほどほどの刺激、蜂蜜系の濃いめの甘味、若干の青草さとエグ味、強いピート、若さもあるがややオイリーで長めの余韻。

【Good/Very Good】


キルホーマン蒸留所が今年のアイラフェス向けに詰めたボトルは,2009年蒸留の4年熟成,フィノカスクで後熟したものでした。

香りからは柑橘系フルーツとフローラル,そして若く強い麦感とナッツのニュアンスを感じ,もちろんピートもしっかりと主張します。
飲んでみると蜂蜜系の濃い甘味があり,やや麦感と植物感に若さも感じるものの,強いピートとオイリーさに押し切られる形で締められ,美味しく飲めました。
フェス向けの限定ボトルだけあって,スペックの割に特に仕上がったものを出してきた感じがしますね。

アイラ産の麦芽を使い,フロアモルティングもしているキルホーマン,樽もよいものを使っているイメージもあり,何気に熟成が伸びるととんでもなく美味しいものがでてくるのではないかと実はかなり期待しています。

 
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2014.06.11【日記】

キルホーマン 2007 5年 オフィシャル #445/2007

シェリーとピートで若さはかなりマスクされました。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2007-2013 5yo OB #445/2007 57.3%
Sherry Cask



香りは強いカツオダシと醤油、シェリー、ドライフルーツ、生のピーテッドモルト、飲むと魚介ダシの旨味が濃厚、シェリー系のフルーティ、若い麦の旨味、湿ってもわっとした土っぽさ、ナッツや豆、力強い余韻。

【Good】


キルホーマンのオフィシャル,2007年蒸留,5年熟成です。

香りには強いシェリー感があり,ドライフルーツに加えて魚介ダシや醤油のようなニュアンスを強く感じます。また,アイラらしいピートも十分です。
飲んでみると香り同様にシェリーと魚介ダシがしっかり主張し,麦の旨みも濃厚です。
若さも感じますが,シェリーとピートでマスクされているのかあまりひっかかりません。
短熟ですが,総合的に見てなかなか良い仕上がりだと思いました。

 
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2013.07.07【日記】

キルホーマン2008 オフィシャル アイラフェス2013

今年のアイラフェス向けのキルホーマンです。

 

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB FEIS ILE 2013 RELEASE #246&247 60.1%
Fresh Bourbon Cask



グレープフルーツ、青リンゴ、バニラ、かなりピートの効いた生のモルト感、植物、かすかな紙、蜂蜜、豆や根菜、飲むとスパイシー、ジンのようなスピリット感、薄めの蜂蜜の甘味、若いニュアンスもあるがよく仕上がっている。

【Good】


今年のアイラフェス向けのキルホーマンオフィシャルボトル。5年熟成です。

相変わらず、熟成期間の割にはちゃんと飲める仕上がりです。
今ある中で純粋に良い樽を選んだという感じで、今回のアイラフェスのボトルの中では遊び心が少ない印象ではありましたが、ちょっと最近の若いボウモアのようなフルーツ感や植物感を含んでいたのが印象的でした。

 
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