ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.12.25【日記】

2016年を振り返って

2016年ももうすぐ終わりです。
簡単にですが、今年の自分のモルトライフを振り返ってみようと思います。

さっそくですが一番心に残ったボトルは・・・、と普段だと行きがちなところですがですが、なんといっても今年はスコットランドに行き、現地でテイスティングをして樽選定に携われたことが一番思い出深い出来事でした。

テイスティング記事をしばらくお休みにして、現地の臨場感を少しでも伝えようと旅行記的なものを初めて書きましたが、意外と反響もあり多くの方に楽しんでいただけたようで嬉しく思いました。
現地でないと得難い経験・見識を得ることができた貴重な1週間でした。
そして、良くも悪くも現実がよくわかりましたが、どちらかというと良い現実に目を向けられそうだなとも思ったのでした。そういう意味でも幸せな時間でした。


改めて、誘ってくださったウイスキーフープの方々、同行して助けてくれた方々に感謝いたします。
ありがとうございました。

今年の自分のモルトライフに関してもうひとつ大きなものを挙げるなら、嗜好がニューリリース重視に完全に移行したと確信したことです。
もともとオールド好きですし、私にも過去のリリースにばかり目がいっていた時期が長くありました。この後にもご紹介しますが、実際に伝説的に素晴らしいオールドボトルというのはあり、圧倒的な美味しさと存在感を持っています。現行品がボトリング後の変化を経てこれに及ぶかと言われると、疑問が残るところではあります。
しかしそんな私も、美味しさ、面白さ、今後へのワクワク感、知的好奇心への刺激、などなど総合的にみて、ニューリリースのほうに楽しさが移行しています。有楽町に行っても、どんなオールドが開いたかよりも、どんなニューリリースが開いたかのほうが自然と気になるようになりました。
間違いなくモルトの未来は明るくなってきていると感じています。

この辺の話はもう少し書きたいのですが、今後のことは年明けの記事に譲るとして、そろそろ今年心に残ったボトルの話にいきましょう。


今年も多くの素晴らしいボトル達との出会いがありましたが、新旧問わず圧倒されたものは以下の3本で、順位はつけられませんでした。



 
スプリングバンク SPRINGBANK 1967-1981 13yo OB for Italy #1967/3130 58.9%


 
グレンギリー GLENGARIOCH 1972 15yo Slim Cowell's personal selection II 60%


 
ラガヴーリン LAGAVULIN 25yo OB 200th ANNIVERSARY 51.7%


この3本をどうして選んだかは、各記事とも暑苦しく書いてしまったので読んでいただければわかると思います。
オールド2本は鳥肌が立ったり陶酔感に呆然としてしまうようなモルトで、素晴らしいポテンシャルのボトルを飲み頃で飲んだ満足感が尋常ではなかったです。
そしてバイセンテナリーイヤーだったラガヴーリンの25年は、どれも素晴らしかったバイセンボトルの真打ちとして登場しましたが、ご祝儀評価ではなく実力で圧倒されました。金額を考えず評価すればベストニューリリース部門でも優勝です。



続いて、個人的な想い入れナンバーワンボトルはこれです。



 
ラガヴーリン LAGAVULIN 18yo OB for FEIS ILE 2016 200TH ANNIVERSARY 49.5%


旅行記でもこの日は前編後編に渡って書きましたが、アイラフェスに行き、雨の中3時間40分並んで買い、そしてその日の夜に現地で開けたボトルです。
本当に美味しかったです。一生忘れないでしょう。



このほかに突き抜けたものとして挙げるならこの3本です。



 
アバフェルディ ABERFELDY 1991-2015 24yo OB for THE WHISKY SHOP #6394 53.5%


 
グレンファークラス GLENFARCLAS 1989-2016 26yo OB for Bar Main Malt & BAR CAMPBELTOUN LOCH #13009 52.3%

※まだブログ未掲載です。


 
ラフロイグ LAPHROAIG 2001-2016 15yo EDITION SPIRITS "THE First Editions" #12382 58.4%


上の2本はどちらもオフィシャルが特定の相手に詰めたシングルカスクですが、それぞれバーボン系とシェリー系で突き抜けた個性と魅力を併せ持ったボトルです。いま最も期待できるのはこういうスペックのものだと思うのですが、そのことを実感する代表的な2本です。特に、近年リリースのシェリーはどうしても過去のボトルに比べると突き抜け切れないところがあり半分諦めてもいたのですが、このファークラスにはそれすらも吹き飛ばすようなスペシャル感がありました。
クリスマスラベルの2005年もそうでしたが、正直、我儘に自分たちのことだけを考えたら、一般売りせずフープ会員だけのために瓶内変化を経るころまでずっと在庫としてとっておいて欲しいと思ってしまうようなクオリティでした。

3本目のエディションスピリッツのラフロイグは、ここ数年オフィシャル優位でボトラーが苦戦する中で出てきたスペシャルなシェリーカスクのラフロイグで、第一印象から圧倒的でした。現時点でも素晴らしく今後もどんどん良くなりそうで、可能なら大量に買いたかったボトルでした。
オフィシャルでは出てこなそうなスペックですし、まさにボトラーの面目躍如という感じの突き抜けかたでした。



最後に、ニューリリースのコストパフォーマンス部門は、以前の記事で予告した通り迷わずこれでした。



 
エドラダワー EDRADOUR 2006-2016 9yo OB Un-Chillfiltered Collection for JAPAN #376 58.7%


個性はあるので多少の好き嫌いはあると思いますが、嫌味はほとんどなく、この値段ならそこまで好みじゃなくてもお付き合いしてみようかなと思えたドリンカーは多いのではないかと思います。
今回のボトルが買えなかった人も、きっと似たスペックのものがそれほど高くない値段で販売されている、もしくは今後も販売されると思いますので、ぜひ試してみてください。
エドラダワーには現行オフィシャルにおいてもいくつもわかりやすい個性があるので、まだあまり経験値のない人でもテイスティングが楽しいと思います。
コーヒーフレッシュと安価なミルクチョコレートのような独特の個性を感じてもらえると嬉しいです。


オフィシャルorボトラー、金額別などのカテゴリー分けをして選出しても良かったのですが、無理やり捻り出す感じにもなりそうであまり楽しそうでなかったので、こういう感じになりました。(笑)


来年はどんなモルトに出会えるでしょうか。

ここのところ毎年期待以上に楽しめているように思いますし、ますます楽しみです。

 

2016.12.16【日記】

ニューリリース:エドラダワー 2006-2016 9年 オフィシャル アンチルフィルタードコレクション #376 58.7%

圧巻のコストパフォーマンスです。

 

エドラダワー EDRADOUR 2006-2016 9yo OB Un-Chillfiltered Collection for JAPAN #376 58.7%


香りは暖かく甘やかな濃厚シェリー、プラムジャム、オレンジ、安価なミルクチョコレート、コーヒーフレッシュのオイリー&ミルキー、ウエハースの穀物感、ハーブ。
飲むと刺激と粘性が共にあるテクスチャー、噛み応えあり、プラムジャム、コーヒーフレッシュのような独特のミルキー、まったりと平坦だが強い甘味、強めの渋味、青臭いハーブ感もあるエグ味ありだが深みもあり美味。

【Good/Very Good】


エドラダワーからニューリリース、2006年蒸留のシェリーカスクです。
ウイスキーフープの買い付けでシグナトリーを訪れた際に見つけた樽で、フープ向けにボトリングすることはできなかったものの、正規代理店のボリニジャパンさんを通して日本向けのシングルカスクとして入れてもらうことができました。フープのテーマのひとつは他の地域に流れがちな良い樽を日本に入れることですし、これはこれで目的を達したと言えると思います。
通常このアンチルフィルタードコレクションは46%加水ですが、これはカスクストレングスでボトリングされています。

肝心の中身ですが、濃厚でほとんど嫌味のないシェリー感がしっかりと全体を覆っており、濃厚なジャム系のフルーツ感や苦いハーブのようなニュアンスが強く感じられます。そして、エドラダワーらしい駄菓子のミルクチョコレートっぽさやコーヒーフレッシュのようなミルキーなニュアンスも強く主張してきます。もちろんパフュームは全く感じませんでした。

引き締める渋味がしっかりあるにもかかわらず、まったりとした甘味はやや平坦に感じました。これはエドラダワーらしいところではありますが、これから一体感が出るとさらに面白くなりそうです。

オフィシャルカスクストレングスの(恐らくファーストフィルの)シェリーカスクで6000円程度の価格でこの美味しさでしたから、きわめてコストパフォーマンスの高いボトルだと思います。

コスパの感覚は人それぞれだとは思いますが、相当大多数のドリンカーの感覚においてこのボトルのコスパは高いと思います。自分にとっても今年のニューリリースにおいてコスパ1位はこれになりそうです。

 
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2016.08.03【日記】

近年リリース:エドラダワー 2001-2015 14年 オフィシャル #2203 56.0%

やはりハウススタイルをしっかり感じる特徴的なモルトです。

 

エドラダワー EDRADOUR 2001-2015 14yo OB #2203 56.0%
one of 692 bottles, IBISCO SHERRY CASK



香りはまったりした濃いめのシェリー、プラムジャム、カラメルソース、コーヒーフレッシュとミルクチョコレート。
飲むと滑らかな口当たり、非常にミルキーで味わいも香り同様独特、やや平坦だがまったり甘やかなシェリー感、長めの余韻。

【Good/Very Good】


昨年ボトリングされた、オフィシャル(シグナトリー)のエドラダワー2001、14年熟成のシェリーカスクです。

まったりとした濃いめのシェリー感が全体を覆っていますが、独特のコーヒーフレッシュのようなクリーミーさやミルクチョコレートのようなニュアンスは香りからも味わいからもしっかりと感じられました。
もちろん近年らしくパフューミーな要素は全く感じられません。

度数は高いですがまったりとしたテクスチャーで、甘味の平坦さも含めて独特のハウススタイルを感じられるエドラダワーでした。
今一番ブラインドで当てやすい蒸留所かもしれませんね。


 
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2016.07.07【日記】

近年リリース:エドラダワー 2006-2015 8年 ネパール大地震救援活動支援ボトリング #246

脱パフュームでらしい味もしっかりでした。

 

エドラダワー EDRADOUR 2006-2015 8yo OB NEPAL 2015 EARTHQUAKE DISASTER RELIEF EFFORT BOTTLING #246 40%
one of 1033 bottles, Oloroso Sherry Butt



香りは独特のコーヒーフレッシュのようなクリーミーさ、ミルクチョコ、オレンジジュース、かなり甘やか。
飲むと滑らかな口当たり、香り同様にクリーミー、バニラ、藁っぽさ、甘みは香りから想像するより淡く平坦、ボディは軽め。

【Good/Very Good】


2015年のネパール大地震への救援活動支援のためにボトリングされたエドラダワー2006、8年熟成です。
バットのシングルカスクですが、40%加水で1000本以上のアウトターンがあります。
こういうボトルもリリースしていたとは、まったく知りませんでした。ラベルも可愛らしいですね。

以前にご紹介したスタンダード10年と同様に、パフュームが抜け、穏やかなシェリー感とらしいコーヒーフレッシュのような独特のクリーミーなニュアンスはしっかりと主張するエドラダワーでした。

好きだということを前提に誤解を恐れずに言えば、フルーツ感やミルクチョコレート感、そしてクリームのニュアンスも、すべて安価なものを連想させる独特の香味です。
果汁のようなフルーツ感、高級なビターチョコレートのようなチョコレート感、そして高級な生クリームのようなクリーミーさ、これらを感じるモルトというのも少なからずありますが、それと対照的な香味だと感じます。

非常に個性的な香味で美味しいシングルモルトですね。

そういえば、このボトルもそうですが、このニュアンスがあるのはどれもシェリーカスクなんですよね。
以前飲んだバーボンカスクのものは、パフュームはないものの個性もないボトルでした。
シェリーカスクじゃないとでない味なのかもしれません。
そのうち機会があればバーボンカスクのものをしっかり飲んで検証してみようと思います。


 
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2015.07.06【日記】

ニューリリース:エドラダワー 15年 オフィシャル フェアリーフラッグ

やはりエドラダワーはらしい味を安定して出してくれそうです。

 EDRADOUR 15yo OB "THE FAIRY FLAG"

エドラダワー EDRADOUR 15yo OB "THE FAIRY FLAG" 46%


香りは良いシェリー、プラムジャム、ミルクチョコレート、ブドウの皮、ミント、強くコーヒーフレッシュのような独特のクリーミー、温かみがありリッチ、飲むと滑らかな口当たり、粘性あり、濃縮感のあるプラムやジャム系のこってりした甘味、ほどよいウッディネスと渋味、少しハーブ系の草のエグ味、とろりとクリーミーでミルキーだがピリッとスパイシー、甘く長めの余韻。

【Good/Very Good】


最近入ってきた,エドラダワーのフェアリーフラッグと銘打たれたオフィシャルボトル,15年熟成です。

シェリーカスクのニュアンスが全体を包み込んでいるようで,ジャム系のフルーツ感にブドウの皮,ミルクチョコレート,そしてエドラダワー特有のコーヒーフレッシュのようなクリーミーなニュアンスが強く感じられました。
飲むとトロリとした粘性を感じる柔らかな口当たりで,こってりとしているもののベタつくほどではない濃い甘味とブドウの皮のタンニンのようなほど良い渋味が良いバランスで,やはりらしいクリーミーさ,ミルキーさがしっかりと主張してきました。
トロリとしているのにややスパイシーさを強めに伴っていたのが面白く印象的でした。

エドラダワー10年のスタンダードが美味しいという話を以前に書きましたが,今回のものは15年熟成です。
10年より前の蒸留のものもこういう味になっていたようで,結構長い期間パフュームの抜けたものを作っていたようです。

これからも安定して良いものが出てきそうで,ますます楽しみになりました。

 
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2015.02.23【日記】

現行品:衝撃!エドラダワー10年 オフィシャル

ミルキーなエドラダワーが帰ってきました。はっきりとあの頃の味がします。

 

エドラダワー EDRADOUR 10yo OB 40%
現行ボトル



香りは熟したオレンジやプラム、強くコーヒーフレッシュのようなクリーム感、粉ミルク、キャラメリゼしたナッツ、ミルクチョコレート、穏やかな麦感、飲むと非常に滑らかでとろりとした口当たり、香り同様の熟したオレンジやプラム、特徴的なコーヒーフレッシュ、それをたっぷり入れたミルクコーヒー、ミルクチョコレート、キャラメリゼしたナッツ、粘性もありまったりとした甘味、淡い渋味、最後まで滑らかで甘くクリーミー。

【Good/Very Good,Interesting】


エドラダワー10年,現行のオフィシャルスタンダードボトルです。
シグナトリーが買収したのが2002年ですから,ほぼそれ以降の蒸留の樽のヴァッティングでしょう。

ほとんどの方がご存じのとおり,エドラダワーといえば蒸留所の規模が小さいこと,そして独特のパフューミーな個性を持つことでも知られていますが,この現行のスタンダードボトルにはパフューミーな香味は感じられません。
一般的にはネガティブな個性とされるパフュームが消えていることに関しては,以前メゾンドウイスキーのものを飲んだ時にも書きましたが,個性的な蒸留所だったのに正直それほど特徴のないタイプで残念に思ったことも否めませんでした。

しかし,今回飲んで驚いたのは,まさに80年代の蒸留所ラベルに感じたようなミルキーなクリーミーさがしっかりと感じられたことです。
昔たまに出会ったパフュームの無い80年代のものがこんな感じで,今回これを飲んで,まっさきにそのボトルが頭に浮かびました。それくらい当時と同様の個性を感じたのです。

クリーミーなモルトといえば,最近ではドイツ系のボトラーから出てくるグレンタレットの1977や,ちょっと前のグレンロセスの良いものなんかに顕著に感じられましたが,それらは上品で洋菓子に使われる生クリームのようなクリーミーでした。
しかし,昔のものも今回のものもそうですが,エドラダワーのクリーミーさは,個人的には言葉は悪いですがやや安っぽさを感じるクリーミーで,コーヒーに入れる植物性のコーヒーフレッシュや粉ミルクのような独特の個性と感じます。
そして今回の現行10年は,現行品としては驚くほど嫌味が無いシェリー感も相まってコーヒーフレッシュがたっぷり入った甘いミルクコーヒーや,ミルクチョコレートのようなニュアンスとしても感じました。甘みはまったりと強く,べたつかないぎりぎりのところです。

他にはない独特の香味で,昔の10年は多少パフューミーでもこのクリーミーさを求めてたまに飲んでしまう味でした。しかし今はBARで飲むにも高くなりすぎました。
そんな中で出てきたこの現行10年,独特の個性を持ちながらパフュームもないですし安価ですし,素晴らしいCPを別にしたとしても昔のボトルに勝るとも劣らないものだと思います。
昔の個性を失い,美味しいながら特徴の薄くなった蒸留所が多い中,こういう昔の個性を取り戻したスタンダードボトル,嬉しくなってしまいました。
パフュームを消すだけでなく,魅力的な個性を取り戻したシグナトリーには心からの敬意を表したいと思います。

ただし,小規模でひとつのロットも大きくなさそうなエドラダワーです。
今回の現行最新ロット以外はこの味がしない可能性も否定できず,思わず3本買ってしまいました。
その後のモルト仲間からの情報によると少なくとも昨年1月ボトリングのロット(ボトルに記載)ではすでにこの系統の味だったとのこと。1発だけでは無かったと安心しました。
今後もこの味が安定してでてくることに期待します。


 
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2014.09.19【日記】

ニューリリース:エドラダワー 2003-2014 シグナトリー メゾンドウイスキー向け ARTIST#3 #61

有楽町でエドラダワーは初めて飲みました。

 

エドラダワー EDRADOUR 2003-2014 SIGNATORY VINTAGE for La Maison du Whisky ARTIST#3 #61 56.6%
one of 221 bottles, Bourbon Barrel



香りは華やか、オレンジ、青りんご、バニラ、蜂蜜、オーク、麦もしっかり、飲むと若々しい麦とその旨み、青りんご、蜂蜜の甘味、強めのオークとそのエグ味もあるが味を深めてもいる。

【Good】


シグナトリーがフランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたエドラダワー2003,およそ11年の熟成です。

最近のバーボンカスクらしい華やかな香り立ちで,オレンジや青リンゴ,バニラ,蜂蜜といったバーボンカスク熟成らしいニュアンスがしっかりと感じられます。
飲んでみると若さもありますが旨みのある麦感があり,蜂蜜の甘味も良かったです。ややオーキーでエグ味も感じますが,オフフレーバーというほどでは無かったです。

エドラダワーというと,ほぼ例外なくパフューミーという印象が長らくありましたが,最近のものはそうではないようです。このボトルにも全くパフュが無く驚きました。
逆に蒸留所の個性はほとんど感じませんでしたが,熟成の早い,恐らくはファーストフィルと思われるバーボンバレルからのボトリングだからか,約11年の熟成のわりには仕上がったボトルでした。

 
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2013.11.19【日記】

第9回 Whisky Festival 2013 in 東京に参加しました! 後編


11月17日に東陽町で行われた第9回 Whisky Festival 2013 in 東京

前回の続きです。




ハイランドパーク1992-2013 21年 エイコーン Brut de Fut 66.8%

鼻に抜ける強めの刺激、ライ麦ウォッカ、バニラ、淡くシェリー、プラム、ナッツ、飲むと強いアルコールの刺激、シロップの甘味、スパイシーでキレがありドライ。

エイコーンさんのオリジナルボトル、ハイランドパーク1992。
度数が非常に高いこともあり、熟成期間よりもやや若さを感じるボトルでしたが、麦の旨みと飲み応えがあり、奥から良いシェリー系のフルーツ感も感じられました。キレも良く飲み飽きしないタイプですね。度数のために十分に真価を味わえてない気もするので、加水してもう一度飲みたいところです。





サマローリ's ピーティ 1993-2013 20yo 45%

ナッツと強いピート、ヨード、バニラ、オレンジ、飲むとやはりナッツと強いピート、熟したオレンジの甘味、奥にグレープフルーツとトロピカル感、加水ながらスパイシーな余韻

話題のサマローリからのニューボトリング、ピーティ1993。
非常に美味しいものが多い1993ヴィンテージのラフロイグ、ボウモア、アードベッグの樽をヴァッティングしたものとのことです。
全体としてはファーストフィルバーボン系のラフロイグや90年代前半のアードベッグを感じるピーティな要素が中心のボトルで、リフィル系の1993ラフや1993ボウモアに特徴的なトロピカル感を含む強いフルーティが中心のボトルではありませんでした。それらの要素は奥から淡く主張してくる感じです。もともと名前からしてピーティと謳っているボトルですから、その名の通りという感じでした。加水らしくバランスの良いピーティモルトで美味しくいただきました。



 

シングルシングルベアバーレイ1986 10年 ミシェルクーブレイ 45%

ブドウ果汁を感じるかなり良いシェリー感、すみれ、飲むと良いシェリーとパフューム、カラメルと果汁の甘味、良いシェリーの渋味、リッチで厚みもある、余韻はねっとりしたジャムの甘味とパフューム。

故ミシェルクーブレイさんがオークニー島産のベアバーレイという古い品種の麦芽を確保し、それをエドラダワーに持ち込んで蒸留したボトルです。こんなところで再開するとは思っていませんでしたし、かなり久しぶりに飲みました。
エドラダワーらしいパフューミーが感じられますが、後に残る感じではなく以前飲んだ時より気になりませんでした。それよりも、みずみずしい果汁を感じるようなとても素晴らしいシェリー感が印象的でした。
ベアバーレイをメインとしたウイスキーにするなら、もっとクセのない蒸留所で作ってプレーンな樽で熟成させれば良かったのにと以前にも思いましたが、麦芽の量の問題やクーブレイさんのシェリー樽へのこだわりがありますから仕方なかったのかもしれませんね。


本当は他にもいろいろ飲んだのですが、コメントを残せた一部だけのご紹介でした。ヘロヘロになる前の、主に前半に飲んだものです。(笑)


普段なかなか会えない方や、お話ししたかった方とも交流ができ、今回も楽しいイベントでした。
来年も楽しみにしています。


そう、来年と言えば、来年秋からの朝の連ドラは、竹鶴政孝とリタ夫妻のお話になるようですね!ウイスキー好きとしては嬉しいことですし、余市を中心に国産ウイスキーへの関心が高まる気がしますね。久しぶりに連ドラ予約して見ることになりそうです。

実は私、誕生日が竹鶴政孝と一緒なんです!ウイスキー関係者以外には言っても大した反応が無いので言わないのですが、ちょっと嬉しかったりします。(笑)


 

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T.Matsuki

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