ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

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モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2017.01.06【日記】

ニューリリース:ウルフバーン オフィシャル オーロラ 46%

優しい甘味で若さのわりに飲みやすいモルトでした。

 

ウルフバーン WOLFBURN OB AURORA 46%
SHERRY OAK



香りは若々しい、フレッシュオレンジとりんご飴、バニラ、甘やかなシロップ、若い麦感だがキツさはない。
飲むと軽く穏やかな口当たり、りんご飴とシロップの甘味、穏やかな麦の旨味、優しい甘みが残る軽やかな余韻。

【Good】


2016年リリースのウルフバーンのオフィシャルボトル、“オーロラ”です。

46%加水のかなり若いモルトで、実際に若さは強めに感じる部分もあるのですが、リンゴ飴のような優しい甘味と意外なほどキツさのない麦感で引っ掛かりなく飲めました。

加水の影響はもちろんあると思いますが、それだけでは納得できないほど柔らかく飲みやすいモルトで、逆に少し物足りない感じもあるくらいです。
まだ非常に若い蒸留所ですし、原酒も早めに仕上がるような仕様にしているんでしょうかね。

少なくともファーストリリースのオフィシャル3年よりは仕上がっているモルトだと思います。

長期熟成用の仕様もあるんでしょうか?
これからどんなボトルがでてくるのか、楽しみにしています。


 
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2016.05.14【日記】

ニューリリース:ウルフバーン 3年 オフィシャル 46%

ついに最初のウイスキーがリリースされました。

 

ウルフバーン WOLFBURN 3yo OB 46%


香りはフレッシュレモンとバニラ、若々しい麦感や藁や畳のような植物感、淡い梅っぽさ、アルコール感もあるが刺すような刺激はない。
飲むとスパイシーな口当たり、若々しい麦感、シロップのようなさらりとした甘味とフレッシュシトラスのような酸味、ピートはうっすら、ボディは軽め、若々しいが雑味はそれほどなくクリーンな余韻。

【Good】


ウルフバーンの熟成がついに3年になり、ウイスキーとして初めてリリースされました。
今までニューポットや3年に満たないものは何度か飲む機会があり、若いのに非常にクリーンな酒質を感じていたので熟成を経たものを飲むのを楽しみにしていました。

3年熟成とスコッチウイスキーとしては最短の熟成期間ということもあり、全体的にはかなり若々しいニュアンスがありますが、刺すような刺激はなく、期待通りクリーンな仕上がりです。

熟成の早そうなバーボン系の樽を主に使用したのか、フレッシュな柑橘やバニラっぽいニュアンスが強めに感じられました。
また裏ラベルに記載されたのオフィシャルのテイスティングコメントにはピートやスモークといった言葉があり、ウルフバーンではアイラモルトの空き樽で熟成させているという話も聞いていますが、今回のボトルには私はそれほどはっきりとしたピートの主張は感じませんでした。

クリーンで雑味の少ない若いモルトという感じで、46%と高めの加水で詰められていますが不思議と軽い感じがしました。飲みやすいです。
それと併せて麦の厚みもあまり感じなかったのが印象的でした。

このくらい若いと、むしろ雑味があって荒々しさや厚い麦感があったほうが熟成したものに期待が持てるようにも思えるのですが、現時点で美味しく飲むのならという基準で樽を選んで加水しているのかもしれません。

もっと長期熟成向けのものも仕込んで育てているのではないかと思われ、今後のリリースにも期待したいと思います。


 
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2015.12.02【日記】

「Whisky Festival in Tokyo」に行ってきました。


11月29日に開催された,ウイスキーフェスに参加してきました。

最近仕事が異常に忙しかったのに加え,前日上京してきた友人も交えて遅くまで飲んでいたため,到着してちょっと飲んだらすぐにヘロヘロ気味でした。(笑)

しかもカメラを忘れるという大失態。
仕方なくほとんど使っていない携帯のカメラを使って飲んだボトルの一部のみ撮影しました。

そんなにたくさん飲まないうちに眠くなってしまったため,かなりざっくりしたご紹介になってしまいます。
また,今回はブラインドテイスティングコンテストも無く,セミナーにも申し込みそびれたため,そちらに関してもほとんど情報なしです。
申し訳ありませんがご了承ください。


さて気を取り直してフェスの話ですが,入場直後にふと気づいたのがニュージーランドウイスキー,存在も知りませんでしたが,25年とカスクストレングスを試飲しました。



意外に正統派のウイスキーで,お隣のタスマニアウイスキーみたいな変わったものでは無かったです。


ディアジオさんのブースでは,販売価格以下の値段でリミテッドの高額ボトルがたくさん出されていました。さすが最大手!



画像はブローラ35年の1枚だけですが(笑),クラガンモアの長熟2種やカリラ30年,モートラック25年などなど,前回IANさんで飲めなかったものも含めて味見できました。
特にブローラは初めてだったので期待して飲みましたが,近年ボトリングで閉鎖前数年間の蒸留のボトルに多い,クライヌリッシュにかなり近い個性に軟らかいピートが乗った暖かいタイプでした。
70年代前半蒸留のものには冷たいニュアンスを感じることが多く,後半から閉鎖までは温かいニュアンスを感じやすいのですが,今回のものはやはり後者でしたね。
もしかしたら蒸留時期だけでなく,熟成が長くなったことでピートが穏やかになって粘性が出たためにこうなっているのかもしれません。
いずれにせよ,とても美味しいボトルでした。


写真を撮り損ねましたが,今年フィンガルの谷嶋さんが中心になって立ち上げられた「酒育の会」のブースには吉村さんもいらっしゃり,その隣の山岡さんのブースには山岡夫妻がいらっしゃいました。
さすがにどちらも新旧含めて良いボトルが揃っており,良心的な価格で提供されていたのが印象的でした。


信濃屋さんのブースでは,サロンドシマジ向けのボトルが出されていました。今回一気に5種類リリースされるとのこと。

 

島地さんのセレクトはわりと個性的なリリースが多いイメージでしたが,今回飲ませていただいたファークラス,バルブレアは,どちらも正統派の香味でした。
前者はキツくないバランスタイプのシェリー,後者はファーストフィルの良いバーボン感のあるタイプでした。若いのに仕上がっていましたね。
あとはアランとキルホーマン,トマーティンのようです。全体的に少々相場よりお高いようにも感じましたが,中身に自信ありということでしょう。
また,コスパという意味ではここで提供されていたカルヴァドスが周囲でも非常に好評で,私も美味しいと思いました。


スコッチモルト販売さんのウルフバーンのブースには創業者の方がいらっしゃり,ニューポッドとクォーターカスクで24か月熟成したものをいただきました。

 

以前にスコ文研のテイスティング会でも試したことがありましたが,ウルフバーンのニューポッドは非常にクリーンで,改めて驚きました。
一般的なニューポッドに感じるニュアンスの多くは当然あるのですが,特筆すべきはオフフレーバーの少なさで,硫黄っぽさや根菜や豆のようなニュアンスがほとんどなかったのが印象的でした。
きっと,クォーターカスクやバレルなど熟成の早い樽ならば,かなり短熟でも飲める酒に仕上がるのではないかと思います。
きっと,ゆっくり熟成させるつもりの樽も並行して熟成させているはずですし,これからが非常に楽しみな蒸留所ですね。


ウィスク・イーさんのところは,相変わらずオフィシャルの良いものがたくさんありました。
既存ボトルでは久しぶりに飲んだグラッサの72シェリーはやっぱり良かったです。
ウィスクさんが正規で出すオフィシャルのニューリリースには,スプリングバンクやキルホーマン,そしてアランなどなど特に良いものがたくさんありますし,最近ニューリリースの光るソサエティも抱えてますから,もっとモルトの未来を明るく照らすような新しいものを中心に,大きなブースでたくさん出して欲しかったようにも思いました。


フェスの主催であるスコッチ文化研究所のブースではフェス向けのアイリッシュ(ブッシュミルズ)をいただきましたが,やはり想像通りのトロピカルでオイリーなウイスキーでした。この系統が好きな方にとっては外さない仕上がりだと思います。
スコ文研の代表である土屋さんとも久しぶりにお話できました。



その他にも多くのブースを回り,美味しいモルトをいただくことができました。
また,今回もモルトで知り合った多くの方々とお話しできましたし,初めてお会いする方にも声を掛けていただきました。
知り合いが意外なところで働いていたりする驚きもあり,非常に有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

マガジンライブ→バーショーの流れがモルトから離れていっているぶん,フェスの方には愛好家が多く集まりますね。今回も大盛況でした。

今回も上記のとおり興味深いモルトをいただく機会がたくさんあったのですが,昔のイベントと比べると,希少価値の高いものやここでしか飲めないものに出会う機会は明らかに減りました。有料のものも増えましたしね。
しかしそれでも自分がフェスに来るのは,モルトを飲めること以上に,この機会にしか会えない同志たちとお会いするためであるように思います。

こういったイベントには,これからもできるだけ参加していこうと思います。

イベント関係者の皆様,私にかまってくれた皆様,楽しい時間をありがとうございました。


 

2013.08.26【日記】

スコ文研テイスティング会「ウイスキー楽」 8/23 後編


8月23日にスコッチ文化研究所で行われたテイスティングイベント。

前回に続き、簡単なテイスティングコメントです。




⑤グレンドロナック 1996-2012 16年 オフィシャルシングルカスク 韓国限定 #199 59.2%

強く良いオロロソシェリー、上等な紹興酒、カラメル、みりん、黒糖、クローブ、チョコレート、トーストの様な麦感、飲むとコクのあるオロロソシェリー、粘性あり、甘味はやや平坦だが強くリッチ、良い渋味。

【G/VG】

グレンドロナックのオフィシャル、韓国限定のシングルカスク。
とても良いシェリー感で、複雑なアロマ・フレーバーと強い甘味のある味わいが印象的でした。90年代のオロロソシェリーカスクでも、ドロナックはマッカランやファークラスとは明らかに違う印象です。シェリーの樽感というより、濃いオロロソシェリーそのものの様な要素が濃厚で、このボトルにはそれが特に顕著に感じられたのでした。
韓国限定で日本に入ってきそうにないのが残念でした。


⑥グレンファークラス 105 20年 オフィシャル 60%

鋭いシェリー感、強い植物感、若さを感じるアルコール感、カラメル、ナッツ、バニラエッセンス、チョコレート、コーヒー、飲むとアルコール感が強くヒリヒリする、甘味は濃くややコクはある、ほど良い渋味、非常にスパイシーなフィニッシュ。

【G】

ファークラスの105、オフィシャル20年熟成。
値段は約30000円とかなり高額なボトルです。
熟成年数の割にはアルコールがかなり立っており若さも感じます。105向けに高い度数で樽詰めされ、熟成庫でも高いところで度数を落とさないように特別に管理されたものを使っているために熟成感が出なかったのではないかという話になっていました。
定番で105プルーフを出すのはなかなか大変だろうと思いますが、度数が落ちても良いからもう少し熟成感があるもののほうが一般的には好まれる気がします。


これら6種に加えて、番外編として、まだ未発売の日本向けボトルであるこいつをいただきました。




シーバスリーガル ミズナラスペシャルエディション 40%
(土屋さんからは掲載許可をいただいています)

華やかな香り立ち、オレンジ、熟したリンゴ、バニラ、紅茶、ちょっと新樽感のあるウッディネス強め、滑らかな口当たり、薄めた蜂蜜の甘さがありコクもある、余韻にも新樽っぽさを伴うウッディネスが感じられる。

【G/VG】

10月に発売になるという、日本向けのシーバスリーガル、ミズナラスペシャルエディション。12年以上の原酒をブレンドしてマリッジする際、一部にミズナラ樽を使ったということですが、使い方の詳細はまだ不明です。
これから発表されるのだと思います。

まず香りは華やかで、スペイサイド的なイメージの多彩なフルーツ感があります。ウッディネスは通常の12年と比べるとやや強めに感じ、ちょっと新樽っぽさがありました。口当たりは柔らかく非常に滑らかですが、少しねっとりした甘味があり、薄さは感じずシャバシャバしたブレンデッドではありません。
いわゆるミズナラらしい香木感はあまりはっきりしませんでしたが、ジャパニーズウイスキーっぽいウッディネスはあるように感じました。ウッディネスやフルーツにマスクされているのか、焼酎っぽいブレンデッド感はあまり感じず、かなり美味しかったです。


その他には、プルトニーに代わってメインランド最北端の蒸留所となった新蒸留所、ウルフバーン蒸留所のニュースピリッツと数か月の熟成を経たものの2種類を味見させていただきました。



かなりクリーンでフルーティなニュースピリッツで、無骨なハイランドモルトというより華やかなスペイサイド的な印象を持ちましたが、かなり期待が持てる正統派スコッチになるのではないかと思います。


今回も話題の尽きない楽しいテイスティング会でした。

土屋さんをはじめ参加者の皆様ありがとうございました。



 

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T.Matsuki

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