ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.12.05【日記】

インチガワー 1974-2006 BBR #877 46%

クセもマスクされる熟成感でした。

 

インチガワー INCHGOWER 1974-2006 BBR #877 46%


香りは華やかで熟成感あり、ややエステリー、洋梨やツヤのあるオレンジ、こなれた麦感、干し草とオーク。
飲むと優しい口当たりから芳醇に広がる、皮付きのドライオレンジ、濃いめの甘味、コクあり、オークのほどよい渋味と淡いエグ味を伴う深みのある味わい。

【Good/Very Good】


BBRが2006年にボトリングしたインチガワー1974、およそ32年熟成の加水ボトルです。

非常に熟成感がある華やかでエステリーな香り立ちで、しっかりとフルーツが感じられました。
飲んでも度数から予想するより芳醇さや濃厚さ、ボディもあるボトルで、淡いエグ味もありましたが決して嫌味ではなく、むしろボディに寄与しているようにも感じられました。

インチガワーらしいクセが厚みにもなり、軽くなりがちな熟成感との良いバランスがとれたボトルで、それでいて加水のおかげもあってかちぐはぐなところはない、良い仕上がりの面白いモルトでした。


 
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2015.08.23【日記】

ベル シグニチャーブレンド リミテッドエディション

珍しいブレンデッドモルトでした。

ベル BELL''S SIGNATURE BLEND LIMITED EDITION BELL''S SIGNATURE BLEND LIMITED EDITION

ベル BELL'S SIGNATURE BLEND LIMITED EDITION 40%


香りは熟したオレンジやドライアプリコット、穏やかで素朴な麦感、少しミルクチョコレートや紅茶、飲むと滑らかな口当たり、ドライオレンジ、強くないがジャム系の甘味と引き締める渋味、じわりと麦感、少しエグ味もあるがリッチさも感じる余韻。

【Good】


ブレンデッドのベルがリミテッドエディションとしてリリースしたシグニチャーブレンド,どうやらベルのキーモルトであるブレアアソールとインチガワーをメインとしたヴァッテッドモルト(ブレンデッドモルト)のようです。
大手企業がリリースしたマイナー系2種類メインのブレンドというのもある意味興味深いです。

カラメル添加なのか色ほどのシェリー感はありませんが,香りからは熟したフルーツやまったりとしたミルクチョコレート,そして素朴な麦感が感じられました。

飲むと滑らかな口当たりが印象的で,ほどほどの甘味とそれを引き締める渋味のバランスは良かったです。麦感もあり,40%加水ですが決して薄さは感じません。
意外に濃い味で個性的なエグ味もあり,その辺が通常のブレンデッドではなくヴァッテッドモルトの個性と言えるかもしれません。

それなりに飲み応えもあるモルトウイスキーらしい香味で,1本1500円程度のようですから,値ごろ感はありますよね。

 

2014.08.24【日記】

自宅テイスティング:インチガワー 1974 35年 ウイスキーエージェンシー フラワーズ

エージェンシーらしさにビタミン剤っぽさが加わった面白い味わいです。

 

インチガワー INCHGOWER 1974-2009 35yo THE WHISKY AGENCY “Flowers” 57.3%
one of 195 bottles, EX-BOURBON HOGSHEAD



・香り:
強くエステリー,華やかな香り立ちで熟成感あり,パイナップル,洋ナシ,熟したオレンジ,少しバナナ,ワックス,バニラ,時間と共に蜂蜜が強まる,白い花のフローラル,ジンジャーエールのようなショウガ,軽やかなモルティ,奥からビタミン剤とミント,淡くビタミン剤。

・味わい:
滑らかな口当たりから広がる,じわりと刺激,香り同様に多彩なフルーティ,洋ナシやパイナップル,ショウガ,旨味もある麦感,コクのある蜂蜜の甘味が強いがしつこくない,ほど良い酸味,ビタミン剤っぽいケミカル感あり,フルーティと共に余韻まで残る。

・余韻:
多彩なフルーティとビタミン剤っぽさ,わりと長めの余韻。

・加水:
よりフルーティになり特に柑橘が強まる。蜂蜜の甘味はそのままで,ケミカル感は減少する。少量なら加水後の方が良いかもしれない。

・総評:
エージェンシーらしいエステリーで多彩なフルーツを感じる長熟モルト。
優しいコクのある蜂蜜の甘味とビタミン剤のようなケミカルフレーバーも印象的であった。

【Good/Very Good】


THE WHIKSY AGENCYが2009年にリリースしたFlowersというシリーズのうちの1本,インチガワー1974,35年熟成です。
リリース当時に有楽町で飲んで,ビタミン剤っぽさが非常に面白かったため,個性をを感じやすい1本として購入していたのでした。
その個性を久しぶりに味わってみたくなり,また,モルト仲間達はこれをどう思うのか気になったため,ブラインドでの出題も視野に入れて開栓してみました。

前回飲んだ時にはもっとケミカルな感じがプンプンしていたように思ったのですが,今回はどちらかというとエージェンシーらしいエステリーさと多彩なフルーティが全面に出ているように思いました。
当時はこういうエステリーなリリースがエージェンシーからたくさん出ており,同時に飲むことも多かったためにマスクされていたのかもしれません。
とはいえ,やはり香りの奥から,そして飲んでみると味わいにおいてもしっかりと独特のビタミン剤のようなケミカルフレーバーが感じられました。
ブラインドで出題した際に,信頼しているテイスターさんからも同様の指摘があり,やはりこのボトルの個性のひとつのようですね。


私はケミカルという表現を以前からベンリアックなんかを中心によく使っていて,最初の頃は聞き慣れない表現でもあり恐る恐る書いていたのですが,最近は気のせいか結構いろんなところで聞くようになった気がします。
今回のボトルは,私がしばしば言及するベンリアックやトマーティンなどのトロピカルフルーツに付随するようなケミカル感(小児用シロップ薬のような)とは違う方向性ではありますが,こういうビタミン剤っぽいケミカル感を感じるボトルってたまにあります。
ケミカルはそれほどポジティブな意味では使わないのですが,かといって必ずしも嫌な個性というわけでもなく,このボトルのようにそれが面白くてボトルを購入することもあります。
ビタミン剤のようなケミカルフレーバーは長熟でエステリーなものに感じることが多く,蒸留所の個性というよりは,熟成の過程ででてくるものなのかもしれません。


 
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2014.01.16【日記】

インチガワー1965 38年 ダグラスレイン オールド&レア

がっつりシェリーの60年代インチガワーでした。

 

インチガワー INCHGOWER 1965-2003 38yo DOUGLAS LAING Old & Rare 50.4%
one of 432 bottles



香りは濃いシェリー、コーヒーやビターチョコレート、ドライフルーツ、シナモン、キャラメリゼしたナッツとオイル、少しもっさり感、飲むと意外に滑らかな口当たりから芳醇に広がる、濃厚なジャムの甘味、麦の旨味、良いウッディネスの渋味、厚いボディで長く心地良い余韻。

【Very Good】


ダグラスレインのオールド&レアからインチガワー1965、38年熟成。

コーヒーやビターチョコなども感じられるかなり濃厚なシェリーカスクで、シナモンやカラメル、ドライフルーツなども強く、濃厚なフルーツケーキのようなニュアンスでした。
味わいも香りの期待を裏切らないもので、かなり濃厚です。麦の旨みも奥の方から感じられたのも印象的でした。長熟シェリーらしいウッディネスや渋味もありますが、嫌味ではなく厚みを出し味を深めているような印象です。

迫力のあるボディと濃厚な味わいが長く続く余韻の最後まで感じられ、非常に飲み応えのあるインチガワーでした。


 
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2014.01.06【日記】

インチガワー1967-1988 ムーンインポート ザ・コスチューム

重厚なシェリーのインチガワーでした。

 

インチガワー INCHGOWER 1967-1988 MOON IMPORT “THE COSTUMES” #788 46%
one of 556 bottles, SHERRY BUTT



香りは強いシェリー、コーヒー、キャラメリゼしたナッツ、レーズンなどドライフルーツ、チョコレートがけのオレンジ、少しクセのあるオイル、やや硫黄がありミーティ、良いウッディネス、全体に重厚で重い香り、飲むとドライフルーツと黒糖の甘味、焦がした麦、ウッディネスの渋味、ミーティでリッチな長い余韻。

【Good/Very Good】


ムーンインポートのザ・コスチュームシリーズからインチガワー1967、およそ21年の熟成です。

ファーストフィルのシェリーバットと思われるかなり強いシェリー感が印象的で、そこを由来とするドライフルーツやコーヒー・チョコレートなどの要素が強く主張してきます。
やや油っぽさと少しサルファリーな要素もありますが、生臭い感じではなく厚みのあるミーティなモルトとも言えそうです。
かなり重厚で樽も強いですが、加水なのと熟成が長すぎないことが影響しているのか渋さはさほど感じられず、美味しくいただけました。


このボトルは、三越前のIANさんでいただきました。

 
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2013.04.01【日記】

ニューリリース:インチガワー1978 34年 スコシアロイヤル

スコシアロイヤル、次はインチガワーです。

 

インチガワー INCHGOWER 1978 34yo SCOTIA ROYALE 53.1%
one of 150 bottles



華やかな香り、蜂蜜や桃、リンゴ、アプリコット、ヴァニラ、かすかな植物感、コクのある蜂蜜の甘さ、ほどよくスパイシーでボディも保たれている。

【Good/Very Good】


最近リリースされたスコシアロイヤルからインチガワー1978。
今回4種類いただいたうちの2つめです。

ドイツ系ボトラーやダンカンテイラーあたりにしばしばみられる桃などのフルーツが前面に出た華やかな香りで、しっかりした熟成感が良かったです。
過熟感はなくまさに飲み頃な長熟モルトという感じですね。

そういえば、スコシアロイヤルってブレンデッドが昔ありましたけど、このボトラーとは関係あるんでしょうかね?
今回のリリースはどれも長熟でハイレベルでしたが、内容も最近のリリースの傾向から外れている印象で、どこから出てきた樽なんだろうという感じでした。
ラベルも凝ってるけど、個人的にはもうちょっと素朴な感じが好きです。


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2012.10.08【日記】

ちょっぴり珍味:インチガワー 1980-2012 32年 ウイスキーエージェンシー ”シーライフ”

洋食のイメージ?独特の味わいを楽しめます。

 

インチガワー INCHGOWER 1980-2012 32yo TWA SEA LIFE 52.0%
SHERRY BUTT
one of 456 bottles



オレンジ、プラム、もっさりしたシェリー、セロリの入ったブーケガルニ、コンソメスープ、ねっとりもっさり甘い、ミーティでややサルファリーありだが面白い味。

【Good】


エージェンシーの新しいシリーズ、”シーライフ”からインチガワー1980。
シェリー樽ですし、今までに出てきたエージェンシーのインチガワーとは全く方向性の違うボトルです。
80年代に多いもっさりしたシェリー感にやや若干サルファリーな要素を伴っていますが、ハーブやコンソメスープのような旨そうなニュアンスは面白く、ちょっぴり珍味を味わうような楽しみもあるボトルでした。


 

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