ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

ストイックなドリンカーの日々 ~Drinker's Diary~

モルトウイスキーをこよなく愛する男の日々のテイスティングや考えたことを掲載します。

2016.11.02【日記】

ニューリリース:アベラワー 19年 オフィシャル メゾンドウイスキー60周年記念 #5938 53.6%

さすがメゾン、良いシェリーカスクを選びます。

 

アベラワー ABERLOUR 19yo OB for La Maison du Whisky 60th ANNIVERSARY #5938 53.6%
FIRST FILL SHERRY CASK



香りは甘やかで心地良いシェリー、アプリコットジャム、ミルクチョコレート、少しかりんとう、焦がし麦、良いオーク感、リッチ。
飲むと滑らかな口当たりから広がる、やや濃縮感も感じるテクスチャー、アプリコットジャムや加熱したリンゴ、チョコレート、しっかりめの甘味と引き締めるオーク感、ハーブやシナモンなどのスパイス、リッチで長い余韻。

【Good/Very Good】


フランスのメゾンドウイスキーが今年の60周年向けにたくさん詰めた記念ボトルのひとつ、アベラワー19年のオフィシャルシングルカスクです。

近年系ですが非常に良いシェリー感で、ジャムっぽさやミルクチョコレート、そしてかりんとうっぽい甘やかさを感じますが甘さ一本槍の平坦な感じではなく、リッチなオーク感や麦感も生き生きと主張してきました。

飲んでも香り同様のジャムっぽさを含む甘いジャムっぽさがありますが、オークやハーブやスパイスなどの要素も感じられ、引き締め感もある多彩な味わいを楽しめました。
そして全体的になんとなく気品があって高級感のある香味だと思いました。

今飲んでも上記の如く美味しいですが、きっと瓶内で寝かせても一体感や更なる深みが出て美味しくなるように思われます。


 
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2016.09.13【日記】

ニューリリース:アベラワー 16年 オフィシャル #4738 53.5%

ややミーティで温かみのあるシェリー感でした。

 

アベラワー ABERLOUR 16yo OB #4738 53.5%
FIRST FILL SHERRY CASK



香りは近年シェリー、ベリージャム、ブドウの皮、ビターチョコレート、ハーブ、淡く焦がし麦とアーシー、良いウッディネス。
飲むと滑らかな口当たりからパワフルに広がる、濃いジャムのコクのある甘味と引き締める渋味、ややミーティ、奥から麦やハーブ、深みのある長い余韻。

【Good/Very Good】


アベラワーのシングルカスク、ファーストフィルシェリーカスクで16年熟成されています。

比較的近年系のシェリー感が全体を覆っており、香りからはジャムやブドウの皮、ビターチョコやハーブといった要素がしっかり目に感じられます。麦感も残っていました。

飲んでも香り同様のニュアンスがあり、強めの甘味とそれを引き締める良い渋味がありました。ミーティなニュアンスもありますがサルファリーというほどではなく、味を深める方向に作用しているようでした。

近年シェリーですが深みもあってよい仕上がりだと思います。


 
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2016.01.09【日記】

近年リリース:アベラワー 1988-2014 26年 ジャックウィバース オールドトレインライン #05291

濃厚なコンテンツが楽しめるアベラワー,さすがJWWWという良リリースだと思います。

アベラワー ABERLOUR 1988-2014 26yo JACK WIEBERS WHISKY WORLD OLD TRAIN LINE #05291 ABERLOUR 1988-2014 26yo JACK WIEBERS WHISKY WORLD OLD TRAIN LINE #05291

アベラワー ABERLOUR 1988-2014 26yo JACK WIEBERS WHISKY WORLD "OLD TRAIN LINE" #05291 52.9%
one of 240 bottles, BOURBON CASK



香りはオレンジリキュール、加熱したりんご、バニラクリーム、こなれた麦感、紅茶。
飲むと芳醇に力強く広がる、ジワジワとスパイシー、淡く桃やパイナップル、コクのある甘味、心地よいオーク、少しオレンジオイル、リッチで長い余韻。

【Good/Very Good】


ジャックウィバースウイスキーワールドのオールドトレインラインから,アベラワー1988,26年熟成です。
2014年ボトリングですが,日本には最近入ってきたようです。

ほど良い熟成感を伴った濃厚かつ多彩なフルーツ感が印象的で,特に香りにオレンジキュラソーっぽさがあって飲むと最後オレンジオイルっぽいというオレンジ感が印象的でした。
バニラクリームや紅茶,オークといったフルーツ以外の要素も香味を深めており,濃い味は長い余韻まで続きました。

原酒の味より樽熟成感が出たタイプとは思いますが,飲み疲れするような過熟感が出る手前でボトリングされた良リリースだと思います。


 
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2015.03.25【日記】

アベラワー 1963 23年 モンクリーフ

ボウモアのような系統のフルーツ感で,こんなアベラワーはこれ以外に知りません。

 

アベラワー ABERLOUR 1963 23yo Moncreiffe 46%


香りは華やかで強い、良いオールド感、グレープフルーツのわた、パッションフルーツ、淡い桃、白ワイン、干し草、奥に穏やかな麦感、飲むと柔らか、香りのイメージに近いパッションフルーツとグレープフルーツのわた、白ブドウ、やや上品な甘味だが淡いコクもある、長くないがフルーティで陶酔感もある余韻。

【Very Good】


モンクリーフのアベラワー1963,23年熟成です。このシリーズは46%加水ですね。

まずは香りの最初から驚くほどフルーティで,しかもその方向性がアベワラーに期待するものとは明らかに異なっており,グレープフルーツのわたやパッションフルーツ系のトロピカル感など,ダンカンテイラーあたりの度数の落ちた60年代ボウモアを彷彿とさせるようなニュアンスがしっかりと感じられました。
飲んでも香り同様に強く多彩なフルーティがあり,上品な甘味があり,ボディは無いものの淡いコクもあって陶酔感を感じてしまうようなアベラワーでした。

このボトルは数年ぶりに飲んで2回目でしたが,前回も同様のフルーティに驚いたのを覚えています。
この系統のフルーティを他のアベラワーに感じたことはなく,個人的な見解としては,加水で瓶詰めされたあとに,やや瓶内で枯れてきたことででてきたフルーティさなのではないかと思っています。
他にも枯れかけた度数の低いボトルに同様のフルーティさを感じることがありました。瓶内でボディと引き換えに得たような成分という印象ですね。

らしさは置いておいて,これはこれで突き抜けた素晴らしいボトルだと思いました。


 
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2015.03.21【日記】

アベラワー 12年 オフシャル トール瓶 80年代流通

とても心地良いオフィシャルオールドスタンダードでした。

 

アベラワー ABERLOUR 12yo OB 40%
80年代流通



香りは良いオールドシェリー、熟したオレンジ、カラメル、しっとりした麦、淡いレザーと土、飲むと滑らかな口当たりで少し粘性あり、薄めたマーマレードとプラムジャム、コクもある良い甘味と酸味、淡い渋味、バランスが良く心地良い余韻。

【Good/Very Good】


80年代流通のアベラワー12年,トール瓶のオフィシャルボトルです。

香りからは良いオールドシェリーとそれに付随するフルーツ感やカラメルっぽさが感じられ,瓶内でこなれた印象の麦感やちょっとしたレザーっぽさやアーシーさも好印象でした。

飲んでみると淡くジャムを感じる甘味や酸味,そしてシェリー系の渋味のバランスも良好で,飲み心地が良かったです。

家で開けたらすぐに飲んでしまいそうなタイプでした。


 
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2015.01.13【日記】

ニューリリース:アベラワー 2000 14年 ケイデンヘッド スモールバッチ

若々しくフレッシュですが,ちゃんと飲めるモルトでした。

 

アベラワー ABERLOUR 2000-2014 14yo CADENHEAD SMALL BATCH 46%
one of 672 bottles, Bourbon Hogsheads



香りはフレッシュシトラスと青りんご、キウイ、植物感、バニラ、強めの麦感、クッキー、カモミール、飲んでもフレッシュ、青りんご、カモミール、バニラ、やや上品な甘味、旨味を伴うやわらかな麦感、さっぱりした余韻。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッドから,ニューリリースのアベラワー2000,14年熟成。

オフィシャルのテイスティングコメントにはトフィーなど濃いニュアンスの要素がありますが,私としてはフレッシュなニュアンスを強く感じました。
シトラスやオアリンゴ,カモミールやキウイなどなどフレッシュさを感じ,それとは解離して若めの麦感を強く感じました。
飲んでみても香り同様にフレッシュなフルーツ感が強く,麦感には旨みがあり香りよりも溶け込んでいました。
ボディはそれほどありませんが,加水ということもありオフフレーバーや未熟感も引っかからず,フレッシュで美味しいバーボン系のモルトでした。

 
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2014.10.31【日記】

ニューリリース:アベラワー 1994 19年 スコッチモルト販売 ディスティラリーコレクション

スコモルさんらしい安定の良質モルトです。

 

アベラワー ABERLOUR 1994-2014 19yo Scotch Malt Sales Distillery Collection 56.8%


香りは華やか、青りんご、レモン、バニラ、鋭いアルコール、オーク、飲むとスパイシーな刺激、青りんごキャンディの甘味と良い酸味、麦の旨味もある、ヒリヒリ感もあるが長い余韻。

【Good/Very Good】


スコッチモルト販売さんのディスティラリーコレクションからニューリリースのアベラワー1994,19年熟成です。

華やかな香り立ちで,近年の良質バーボンカスクにみられる青リンゴや爽やかな柑橘,バニラ,そしてオークのニュアンスがしっかりと感じられました。
飲んでみると鋭くスパイシーな刺激もありましたが,香り同様の爽やかなフルーティに加えて麦の旨みが感じられました。恐らく,アルコール感や刺激は,これから時間がたつと抜けてきて,さらに一体感も出てくると思われます。
なお,この系統の樽感には生木っぽいエグ味を感じることも多いのですが,このボトルでは気になりませんでした。

スコモルさんは,流行りの味や派手さに引っ張られず,昔から安定して正統派の良いものを詰めてくれるイメージで,価格的にも妥当なものがほとんどのように思います。
これもそんなボトルのひとつとして印象に残りました。
良いニューリリースですね。


 
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2014.09.19【日記】

アベラワー 1980 25年 オフィシャル #12293

限定のアベラワー,意外なほど多彩なフルーティがあって良かったです。

 

アベラワー ABERLOUR 1980 25yo OB #12293 51.1%
one of 255 bottles



香りはオレンジリキュール、熟した洋梨、蜂蜜、煮詰めた紅茶、こなれた麦感もしっかり、リッチ、飲むと強くオレンジオイル、うっすらパイナップルなどのトロピカル感、ミント、オーク、甘味は強めでコクありリッチ、淡く麦の旨み、オレンジオイルの長い余韻。

【Good/Very Good】


オフィシャルのアベラワー1980,25年熟成のシングルカスクです。

香りはオレンジリキュールや洋ナシといった熟成感のあるフルーティがあり,紅茶や蜂蜜,そして麦感もしっかり感じられてリッチです。
飲んでみると香りのフルーツ感に加えてパイナップルなどのトロピカルフレーバーも感じられ,リッチなオークのニュアンスもありました。良い麦感もあり、オレンジオイルのようなフルーティさが長く続く余韻も良かったです。

フルーティがしっかりですが作為的な感じが無く,麦感ともあいまって,とてもナチュラルで良い熟成を経たモルトという感じがしました。


 
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2014.08.10【日記】

自宅テイスティング:アベラワー 1970 31年 オフィシャル メゾンドウイスキー向け

現時点での私のベストアベラワー。芯の強い美しい女性のイメージです。

  

アベラワー ABERLOUR 1970 31yo OB for La Maison du Whisky 56.1%


・香り:
香りは華やかで多彩,ややエステリーで熟成感あり,洋ナシ,オレンジ,柿,淡くキウイやパイナップル,白ワイン,少しワックス,きつくないが力強い麦,ふわりと膨らみのある強い蜂蜜,ハニートースト,バニラクリーム,心地良いオーク,淡くショウガ,複雑で厚みもあるのだが全体に透明感があり,どこかセクシーでなかなかの陶酔感。

・味わい:
優しい口当たりから芳醇に広がる,熟したオレンジや洋ナシなど香り同様多彩なフルーツ,バニラ,心地良くこなれた麦感とその旨みがしっかり,オークとそのタンニンが味を深める,コクのあるふんわりした蜂蜜の甘味がしっかり,柔らかな酸味,フルーティ&モルティそして甘味酸味タンニンが良いバランスで均整のとれた美人のイメージ,雑味もほど良くあるのだが全体的には不思議とクリアでとにかく美しい,レイヤーの重なりを幾重にも感じ,ほど良いボディの厚みもある。

・余韻:
フルーティとモルティのバランスが良い余韻が長く残る。

・加水:
多めの加水でも崩れない。

・総評:
熟成感のある多彩なフルーティと心地良いモルティがともに感じられる。
蜂蜜のふんわりした甘味が心地良く,複雑で厚みがあるのに透明感があり,極めて美しく美味なウイスキー。

【Very Good/Excellent】


フランスのメゾンドウイスキー向けに詰められた,オフィシャルののアベラワー1970,31年熟成。カスクストレングスです。
以前有楽町で飲んで非常に美味しかったため,探して買ったボトルでした。
アベラワーの他の多くのオフィシャルボトルからイメージするより色は薄く,カラメル感も無くシェリー系ではないのですが,改めて飲んでも今まで飲んだ中でベストアベラワーです。

熟成感が丁度良く,嫌味も全くなく,まさに詰め頃に詰められたボトルだと感じます。
ふんわりとしていながらコクのある蜂蜜の甘味も印象的でしたが,何よりフルーティとモルティ,甘味酸味タンニン,これらのバランスがこの上なく素晴らしいです。熟成感のあるフルーティなどわかりやすい個性もありますが,本当に評価するべきは香り・味わいともに幾重にも重なるレイヤーとこのバランスと思われ,この辺はやや玄人向けとも思います。

飲むほどに美味。そして複雑ながらクリアで穢れの無い美しいモルトだと思われ,どこか艶っぽさもあり,芯の強さのある魅力的な女性のイメージです。

 
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2014.05.16【日記】

ニューリリース:アベラワー 12年 オフィシャル ノンチルフィルタード

意欲的なニューリリースです。

 

アベラワー ABERLOUR 12yo OB NON CHILL-FILTERED 48%


香りは熟したオレンジ、淡くプラム、バニラ、ナッツクリーム、強すぎない麦感、飲むとやわらかな口当たりから広がる、プラムやオレンジの甘味酸味、後半にややオークのエグ味もあるがリッチ。

【Good】


アベラワーのオフィシャルニューリリース,先日の15年セレクトカスクリザーブに続いては,この12年ノンチルフィルタードです。
ノンチルで48%でのボトリングという,ちょっとこだわりを感じるボトリングです。

バーボンカスク主体のヴァッティングかなと思われますが,フルーツ,麦,樽感がバランス良く主張します。
ノンチルで度数が高めということですが,若干ボディがあるようにも思われました。
15年と比べるとちょっぴり木材系のエグ味が気になったのは,恐らくノンチルの影響というよりは使った樽の影響と思われます。

オフィシャルのこういう取り組みは好印象ですが,本来はこのあたりはボトラーズの守備範囲でしたので,ますますその存在価値が失われようとしているようにも思います。

 
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2014.05.14【日記】

ニューリリース:アベラワー 15年 オフィシャル セレクトカスクリザーブ

最近のオフィシャルニューリリースは良いものが多いです。

 

アベラワー ABERLOUR 15yo OB SELECT CASK RESERVE 43%


香りはプラムとマーマレード、蜂蜜、淡くハーブ、ナッツ、バニラ、飲むとやわらかな口当たりからやさしく広がる、蜂蜜とオレンジの甘味と酸味、オークのほどよいタンニン、なかなかリッチ。

【Good/Very Good】


オフィシャルからのニューリリース,アベラワー15年,セレクトカスクリザーブです。

バーボン系の樽を中心としたヴァッティングでしょうか?
複雑とまでは言えませんが,わりと多彩な構成成分が自然に主張してきます。
口当たりも軟らかく,それでいてほど良い広がりもあり,甘味,酸味,渋味などの味わいのバランスも良好です。
わりとリッチな印象もあり,まさにオフィシャルのスタンダードクラスの良いものという感じです。

引っかかりもなく味わい深さもそれなりにあり,しかも値段も高くないようですから,家で普通に淡々と飲むなら文句のないボトルだと思います。



 
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2014.04.27【日記】

アベラワー 1989-1999 スコッチモルト販売 #11028

淡く良い瓶熟感がありました。

 

アベラワー ABERLOUR 1989-1999 SCOTCH MALT SALES #11028 56.8%


香りはシトラス、バニラ、若い草の植物感、強めだが少ししっとりした麦、飲むとじわじわと広がる刺激、シロップの甘味、シトラスの酸味と麦の旨み、舌にしみ込む感じもある。

【Good/Very Good】


スコッチモルト販売さんが1999にボトリングしたアベラワー1989,500mlのボトルです。

リフィルのバーボンカスクで短熟というようなニュアンスの柑橘や草,そして麦感が香り・味わいともに感じられますが,刺激はそこまで強くなく,全体にしっとりしたニュアンスや舌にしみ込むような質感は好印象でした。
想像ですが,ボトリングしたては結構若さ全開のピリピリ系モルトだったのが,瓶内での経年変化でこういう好ましい質感を得たのではないかと思いました。

 
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2014.01.09【日記】

ニューリリース:アベラワー1989 23年 ケイデンヘッド スモールバッチ

なかなか仕上がりの良いモルトでした。

 

アベラワー ABERLOUR 1989-2013 23yo CADENHEAD'S SMALL BATCH 54.9%
one of 522 bottles, Bourbon Hogsheads



香りはオレンジ、カルヴァドスっぽいリンゴ、若めの強い麦感、シナモン、バニラ、飲むと強めのアタック、オレンジとデニッシュのような穀物の甘味と旨味、厚みもあり、オレンジオイルと麦の余韻も長め。

【Good/Very Good】


ケイデンヘッド、スモールバッチシリーズからのアベラワー1989、23年熟成。
アベラワーというとシェリー系のイメージですが、これはバーボンホグスのヴァッティングです。

香りに良いバーボンカスクらしい柑橘感に加えてカルヴァドスっぽさを感じるリンゴ感があったのがとても好印象で、それとは別に麦感も強めに主張してきました。飲んでも柑橘系のフルーツ感と麦感がやや分離しているような印象ではありましたが、フルーティで麦の甘味や旨みもあり、ボディもしっかりしていました。
最後まで柑橘と麦のそれぞれがしっかりと主張し、余韻も長めでした。
飲み応えがあり嫌味はなく、なかなか完成度の高いボトルでした。

 
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2013.08.26【日記】

スコ文研テイスティング会「ウイスキー楽」 8/23 前編


8月23日にスコッチ文化研究所で行われたテイスティングイベントに参加してきました。
「スコ文研テイスティング」から「ウイスキー楽」というイベント名に代わっており、いつもの事務所ではなくセミナー用の部屋で行われましたが、内容はざっくばらんないつもの定例テイスティング会でした。(笑)

テイスティングボトルはこちら。


※画像は許可を得てスコ文研のHPからお借りしています。

①アベラワー 12年 スクエアボトル 40% 1.13ℓ
②ブルイックラディ 1972 ジム・マッキュワン氏サイン入り 49.3% 700mℓ
③ハイランドパーク カスクストレングス 蒸留所限定ハーフボトル 56% 350mℓ
④グレングラント 20年 蒸留所限定ボトル 55.7% 500mℓ
⑤グレンドロナック 1996-2012 16年 シングルカスク 韓国限定 59.2% 700mℓ
⑥グレンファークラス 105 20年 60% 700mℓ


 
以下に簡単なコメントなど。


①アベラワー 12年 スクエアボトル 40% 1.13ℓ

深みのあるオレンジとそのわた、良いオールド感、紅茶、軟らかい麦感、飲むとなかなか凝縮感のあるフルーツ感で、少しスミレの様なフローラル、上品な甘味、麦の旨みが濃厚で、それが余韻にも続く。

【G/VG】

80年代初頭にボトリングされたらしいパブ向けのアベラワー。
サイズもデカく、パブでさかさまに設置するためラベルは逆になっています。
蒸留所の片隅で木箱のまま眠っていたものがたまたま8本だけ発見され、それが蒸留所で売られていたそうです。
ボトリングからは30年ほどたっていますが、さすがに蒸留所から一度も外に出されず眠っていただけあってか、良いコンディションでした。
ヒネも少なく、私には良いオールド感と感じられました。またパフュームを指摘する声もあったのですが、自分のなかではパフュよりもフローラルに分類される要素でした。
麦の旨みもしっかり感じられる、オールドスタンダードらしい美味しいボトルでした。


②ブルイックラディ 1972-2001 ジム・マッキュワン氏サイン入り 49.3%

熟成感のあるエステリーなフルーティ、プラム、オレンジ、リンゴ、少しヘザーハニー、心地良いモルティ、飲むと蜂蜜やオレンジマーマレードの甘味、良い酸味、麦の旨みあり、なかなかボディもある、後半から余韻に意外とピートの主張あり。

【VG】

ブルイックラディが再開して、日本で行われたイベント向けに詰められたオフィシャル1972です。以前にフィンガルさんで飲んだボトルでしたが、前回とほぼ同様のテイスティングコメントで、この辺のオフィシャルブルイックラディの中でもボディがあり、やはりとても美味しかったです。


③ハイランドパーク カスクストレングス 蒸留所限定ハーフボトル 56% 350mℓ

バニラと蜂蜜が強い、オレンジ、最近の良いシェリー感、少しオイルとスモーク、リッチ、コクのある蜂蜜の甘味があり、飲んでもリッチでスパイシー、ボディもあり、余韻はややスモーキー。

【G/VG】

蒸留所限定で売られているハイランドパークのノンヴィンテージ、ハーフボトル。
このスペックで約8000円とやや高額ですが、なかなか美味しくハウススタイルも感じられるハイランドパークでした。リフィルも含めたシェリー樽のヴァッティングと思われますが、最近の良い樽感が感じられたのも印象的でした。


④グレングラント 1992-2012 20年 蒸留所限定ボトル #17165 55.7% 500mℓ

香りは強くバニラエッセンス、爽やかなレモン、良い麦感、少しアルコール感、やわらかくピート、飲むと麦の甘味旨み、柔らかなピート、中盤からしっかりパフューム、80年代ボウモアに近い印象だがそれほど余韻には残らない。

【G】

蒸留所限定で売られている、ピーティなグレングラント20年。
アクシデントでアイラモルトの空き樽で熟成してしまったものとのこと。
ピーティなグラントと聞いて、てっきりブレンデッド用のピーティな原酒不足に対応して作り始めたものかと思っていましたが、違いましたね。
香りはややピーティですがそこまで特徴的ではないかなと思いました。しかし飲むと穏やかなピートに加えてかなり強いパフュームが感じられ、それも80年代ボウモアとそっくりなニュアンスのパフュでした。それを指摘すると、スコ文研の座談会でもボウモア樽ではないかという話になっていたと土屋さんがおっしゃってました。味的には間違いないのではないかと思います。
でも、樽だけでこんなにパフュームって付くもんなんですね・・・。
そして、ボトリングされて20年経ち、ボトリングの段階で初めてアクシデントに気づいたらしいのですが、そんなもんなんですね。
もっとまめにチェックとかしてるのかと思ってました。(笑)
いろんな意味で話題に事欠かないボトルでした。

 


続きはまた次回。

 

2013.08.09【日記】

アベラワー8年 オフィシャル スクエアボトル 50% 70~80年代初頭流通

独特の形状で収納・保管に向かないボトルですがカッコイイですよね。

 

アベラワー ABERLOUR 8yo OB square bottle 50%
70~80年代初頭流通



古いシェリー、少しホコリっぽさ、カラメル、焦がし麦、レザー、ナッツ、べっこうあめ、薄くミント、コクのある甘味、少し酸味、厚みがあり余韻も長め。

【Good/Very Good】


アベラワーのオフィシャルボトル、角瓶の8年で70年代から80年代初頭くらいまで流通していたボトルのようです。

オールド感はわりとしっかり出ていましたが自分にとっては嫌味ではなく、昔のシェリー感が楽しめました。同じボトルで43%のものもあるのですが、このボトルは50%とやや高めの度数のためか、わりと厚みを感じ飲み応えがありました。


 
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2013.07.27【日記】

アベラワー1970 21年 オフィシャル

飲んだ日の贅沢なスターターとしていただきました。

 

アベラワー ABERLOUR 1970-1991 21yo OB 43%
one of 8000 bottles



プラム、アプリコットジャム、オレンジ、バニラクリーム、樹液、しっかりと心地良いウッディネス、良い酸、クリーミーでフルーツケーキのような甘味にオークのタンニンが引き締める。

【Very Good】


加水オフィシャルのアベラワー1970、21年熟成。

熟成感のある多彩なフルーツ感と全体の中では強めに主張する良いウッディネス、時間とともに強まってくるクリーミーがありフルーツケーキのようなニュアンスがとても印象的でした。

 
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2013.02.08【日記】

ボトリング当時のものを飲んでみたい:アベラワー 5年 オフィシャル 80年代流通

ボトリング当初はどんなモルトだったんでしょうか。

 

アベラワー ABERLOUR 5yo OB tall bottle 40%
80年代流通



香りは乾いた軽快なモルト、レモン、グレープフルーツのわた、少し植物感。
飲むとやわらかいがそれほど軽くなく、度数のわりには厚みのある麦感、シロップの甘味、ストレスフリーで心地よい飲み心地。

【Good】


80年代流通のアベラワーのオフィシャル5年。
シェリー感はそれほどはっきりと感じられず、軽快なモルティに加えてグレープフルーツのわたのような好ましい香りが印象的でした。
若いモルトに感じるような植物感もありましたが、熟成感も感じられます。5年表記ですが、もっと熟成の長い原酒も入っていそうです。

また、このグレープフルーツのわたのようなフルーティなニュアンスは、昔のドロナックなど高頻度で出てくる蒸留所がある一方で、先日のスコシアもそうでしたがたまに想像もしなかったオールドのオフィシャルボトルに感じることがあります。なんとなくですが、流通していたころには無かったものが瓶内での変化で出てきたもののような気がしています。
タイムスリップしてボトリング当初のものを飲んでみたいですね。

現実的に考えると、あと30年くらいして今の現行のボトルに感じられるようになっていれば納得できるかもしれません。

30年後・・・・たぶんまだ飲んでるでしょうからね。(笑)
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2013.01.21【日記】

厚いボディ:アベラワー 1990-2012 22年 ブラッカダー ウイスキートーク2012向け

蒸留所のイメージより、ロウカスクっぽい迫力が印象的なボトルでした。

 

アベラワー ABERLOUR 1990-2012 22yo BLACKADDER RAW CASK for Whiksy Talk 2012 FUKUKOKA 54.8%
Refill Sherry Hogshead



ナッツ、全粒粉のパンのような太い麦感、オイル、プラム、バニラ、シェリー感はあるが強くなく、オフフレーバーも無い、甘味は蜂蜜様で強く、わずかな渋味が深みを出している、余韻までしっかりモルティ。ボディが厚く旨みが濃い。

【Good/Very Good】


ブラッカダー・ロウカスクから福岡で行われたウイスキートーク向けのアベラワー1990。
ロウカスクらしい、フルボディでかなり旨みの濃い濃厚なモルトです。
非常に充実した麦感があり、オフフレーバーの無いシェリー感もほんのりと主張しフルーティさに複雑さを出しています。
蜂蜜やオイルの印象もあり口当たりからフィニッシュまで飲み応えがあります。

あまりにパワフルだったので加水も試してみましたが、加水後も崩れず香りは開き良かったです。
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2013.01.13【日記】

アベラワー 2001-2012 オフィシャル フランス向け

若いスペイサイドですがなかなかの仕上がりです。

 

アベラワー ABERLOUR 2001-2012 OB for France 43%
WHITE OAK



桃と洋梨、リンゴ、プラム、モーレンジのような華やかな発香とフルーツ感、ほど良い麦感、優しい甘味は薄い蜂蜜様、ライトボディ、意外と熟成感も感じる。

【Good/Very Good】


アベラワーのオフィシャルボトル、2001年蒸留の短熟です。
フランス向けのスモールバッチのようですが、日本にも並行で入ってきているようです。流通価格は3000円台。

ピートが支配的なものならともかく、そうでないボトルの2000年以降蒸留のものの中では、最も未熟感を感じなかったボトルでした。ある程度の熟成感すら感じる華やかなフルーティさは驚きで、加水らしい良い発香も好印象です。こういうものがあるとちょっとモルトの明るい未来も感じますね。
ホワイトオークと記載されていますが、モーレンジのデザイナーズカスクに近い方向性の良いバーボンバレルを感じます。アベラワーはどちらかというとシェリー樽の印象を持っている蒸留所ではありますが、やはり現状ではバーボン樽の方が早く美味しく仕上がるようですね。

加水ということもありボディは軽いですが、家で気軽に飲み進めるのには最適と言えるボトルのひとつだと思いました。
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